JP2014228105A - 高圧ガス容器および高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法 - Google Patents

高圧ガス容器および高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014228105A
JP2014228105A JP2013110115A JP2013110115A JP2014228105A JP 2014228105 A JP2014228105 A JP 2014228105A JP 2013110115 A JP2013110115 A JP 2013110115A JP 2013110115 A JP2013110115 A JP 2013110115A JP 2014228105 A JP2014228105 A JP 2014228105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
gas
pressure
container
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013110115A
Other languages
English (en)
Inventor
航一 加藤
Koichi Kato
航一 加藤
高久 晃一
Koichi Takaku
晃一 高久
護人 朝野
Morito Asano
護人 朝野
浩靖 尾崎
Hiroyasu Ozaki
浩靖 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013110115A priority Critical patent/JP2014228105A/ja
Publication of JP2014228105A publication Critical patent/JP2014228105A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】螺合部への異物侵入を防ぐとともに螺合部の過度な圧力上昇を防ぐことが可能な高圧ガス容器および高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法を提供する。【解決手段】螺合部Qを挟んで、容器本体11の内部側に配置される第一シール部21と、大気側に配置される第二シール部22と、を備え、第二シール部22は、互いに向き合う口金部12Aの端面12eと栓体部13Aの端面13eとに挟まれるOリング24と、端面12eに形成されて内部側から大気側に向けて所定深さを有するシール溝12cと、を備え、Oリング24が螺合部Qからの圧力によって大気側に向けて弾性変形することで螺合部Q内のガスを放出するように構成にした。【選択図】図2

Description

本発明は、高圧ガスを貯蔵可能な高圧ガス容器および高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法に関する。
高圧ガスを貯蔵可能な高圧ガス容器において、容器の口金部にバルブボディを螺合し、螺合部を挟んで容器の内側(高圧ガス側)と大気側にそれぞれシール部材を設けることが行われている。このようなシール部材は、螺合部に異物が侵入することを防ぐためのものであるが、容器内の高圧ガスがシール部材を透過して螺合部に入ってきた場合には、螺合部の圧力が上昇することがある。螺合部の圧力が上昇し過ぎると、シール部材の座面の浮きや螺合部のねじの緩みが発生するおそれがある。
そこで、螺合部の圧力上昇を防止するため、特許文献1では、容器の口金部に螺合されるバルブボディに、外部空間と連通するリーク通路を形成することによって、螺合部に入った高圧ガスをリークする技術が提案されている。
特開2008−2654号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、リーク通路が外部空間に開放したままであるため、リーク通路から螺合部へ異物が侵入するおそれがある。
本発明の課題は、螺合部への異物侵入を防ぐとともに螺合部の過度な圧力上昇を防ぐことが可能な高圧ガス容器、および高圧ガス容器の第一シール部のガス漏れを判定する高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法である。
本発明の高圧ガス容器は、開口した口金部を有する容器本体と、前記口金部に螺合される栓体部と、前記口金部と前記栓体部とが螺合する螺合部を含んで前記容器本体の内部から大気に連通する通路をシールする2つのシール部材と、を備え、前記2つのシール部材は、前記螺合部を挟んで、前記容器本体の内部側に配置される第一シール部と、前記大気側に配置される第二シール部と、を備え、前記第二シール部は、互いに向き合う前記口金部の端面と前記栓体部の端面とに挟まれる環状のシール体と、いずれかの前記端面にて前記内部から前記大気側に向けて形成され、所定深さを有するシール溝と、を備え、前記シール体が前記螺合部の圧力によって弾性変形することで前記螺合部のガスを前記大気側に向けて放出するように構成したことを特徴とする。
これによれば、第一シール部をガスが透過して螺合部の圧力が上昇したときには、第二シール部のシール体が大気側に伸長して弾性変形するにより、シール体と端面との界面におけるシール効果が低下することで、螺合部内のガスが大気側に排出される。そして、螺合部のガスが排出され、螺合部の圧力が低下することで、シール体が弾性復帰し、シール体と端面との界面におけるシール効果が回復する。このようにして、螺合部の圧力が上昇した場合には、螺合部の圧力を大気側(外部)に開放できるので、シール体が当接する端面(座面)が浮いたり、また螺合部のねじの緩みを防止することができる。
また、前記シール体は、Oリングであって、前記所定深さは、前記Oリングの線径の二分の一以上であることを特徴とする。
これによれば、Oリングがシール溝から内部側に乗り上がるのを防止することができる。
また、前記シール溝に向き合う他方の前記端面の前記Oリングが接する面は、前記容器本体の内部から前記大気側に向けて前記シール溝から離れる方向にテーパ状に形成されていることを特徴とする。
これによれば、螺合部における圧力上昇時には、Oリングの弾性変形により大気側に変位することで、Oリングと端面とのシール効果が低下する。このとき、シール溝に対向する端面が大気側に向けてシール溝から離れる方向にテーパ状に形成されていることで、Oリングが変位する際にはOリングと端面との摩擦抵抗が減少し、Oリングの変位が容易になり、シール体と端面との界面でのシール効果を低下させることが容易になる。
また、前記シール溝に向き合う他方の前記端面の前記Oリングが接する面は、前記Oリングに向けて凸状且つR状に形成されていることを特徴とする。
これによれば、螺合部における圧力上昇時には、Oリングの弾性変形による大気側への変位を容易にでき、シール体と端面との界面でのシール効果を低下させることが容易になる。
また、前記Oリングは、前記第二シール部に圧力検査用治具を挿入することで前記第二シール部のシール状態を一時的に解除可能となるように構成されていることを特徴とする。
ここで、第一シール部においてガス漏れが発生している場合には、第二シール部のシール効果により、螺合部の圧力がある程度以上にならないとガス漏れを確認できない。そこで、圧力検査用治具をシール体(Oリング)と端面との間から挿入して、第二シール部のシール状態を一時的に解除(キャンセル)することで、第一シール部の圧力検査を迅速に行うことが可能になる。
本発明の高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法は、容器本体の内部から大気に連通する通路の口金部と栓体部とが螺合する螺合部を挟んで、前記容器本体の内部側に第一シール部が配置され、大気側に環状のシール体が弾性変形することで前記螺合部内のガスを前記大気側に放出するように構成した第二シール部が配置された高圧ガス容器における前記第一シール部のガス漏れ判定方法であって、前記高圧ガス容器を圧力検査用収容器に収容した状態において、この圧力検査用収容器の外部から前記栓体部に設けられた圧力検査用ガス導入路を介して前記容器本体の内部に圧力検査用ガスを導入する工程と、前記圧力検査用ガスの導入から所定時間経過後の前記第二シール部から放出されるガス流量と、正常時におけるガス流量とを比較して前記第一シール部のガス漏れの有無を判定する工程と、を含むことを特徴とする。
これによれば、高圧ガス容器の第一シール部におけるガス漏れを容易かつ低コストで判定することができる。
また、前記圧力検査用ガス導入路から前記容器本体の内部に前記圧力検査用ガスを導入する前に、前記第二シール部に対し圧力検査用治具を挿入してシール状態を解除することを特徴とする。
これによれば、第二シール部のシール状態を一時的に解除(キャンセル)することで、第一シール部の圧力検査を迅速に行うことが可能になる。
本発明によれば、螺合部への異物侵入を防ぐとともに螺合部の過度な圧力上昇を防ぐことが可能な高圧ガス容器および高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法を提供できる。
本実施形態に係る高圧ガス容器が適用される燃料電池車を模式的に示す側面図である。 第1実施形態に係る高圧ガス容器の一部を模式的に示す断面図である。 図2の要部拡大図を示し、(a)はOリング変位前の状態、(b)はOリング変位後の状態である。 第2実施形態に係る高圧ガス容器の要部を模式的に示す断面図であり、(a)Oリング変位前の状態、(b)はOリング変位後の状態である。 第3実施形態に係る高圧ガス容器の要部を模式的に示す断面図であり、(a)Oリング変位前の状態、(b)はOリング変位後の状態である。 本実施形態に係る高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法が適用される装置を模式的に示す断面図である。 ガス漏れ判定方法を示すフローチャートである。 正常時およびガス漏れ時における時間と検知量との関係を示すグラフである。 本実施形態に係る高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法が適用される別の装置を模式的に示す断面図である。 正常時およびガス漏れ時における時間と検知量との関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る実施形態について、高圧ガス容器を燃料電池車において水素ガスを貯蔵する燃料タンクに適用した自動車用高圧ガス供給システムの場合を例に挙げて説明する。なお、高圧ガス容器は、燃料電池車100だけでなく、船舶、航空機等の移動体の他、さらには定置式の設備にも適用可能である。
図1は、本実施形態に係る高圧ガス容器が適用される燃料電池車を模式的に示す側面図である。
図1に示すように、本発明の高圧ガス容器10が適用される燃料電池車100(車両、移動体)は、例えば、燃料電池スタック110(燃料電池)と、高圧ガス容器10(水素タンク)と、減圧弁121と、コンプレッサ131と、希釈器132と、を備えている。なお、燃料電池車100の具体的種類には、例えば、四輪車、三輪車、二輪車、一輪車、列車等がある。
燃料電池スタック110は、固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)であり、MEA(Membrane Electrode Assembly、膜電極接合体)をセパレータ(図示しない)で挟持してなる単セルが複数積層されて構成されている。MEAは、電解質膜(固体高分子膜)と、これを挟持するカソード及びアノードとを備えている。各セパレータには、溝や貫通孔からなるアノード流路111(燃料ガス流路)及びカソード流路112(酸化剤ガス流路)が形成されている。
高圧ガス容器10は、アノード流路111に供給される水素(燃料ガス、流体)が非常に高い圧力(例えば、70MPa)で充填されるタンクである。そして、高圧ガス容器10は、配管121a、減圧弁121(レギュレータ)、配管121bを介して、アノード流路111の入口に接続されており、高圧ガス容器10の水素が、配管121a等を通って、アノード流路111に供給されるようになっている。
すなわち、配管121aと配管121bとで水素供給流路(燃料ガス供給流路)が構成されており、この水素供給流路に減圧弁121が設けられている。また、水素供給流路には、図示しないECU(Electronic Control Unit、電子制御装置)によって開閉制御される常閉型の遮断弁も設けられている。なお、減圧弁121及び遮断弁は、例えば、下流に向かって、一次遮断弁、一次減圧弁、二次遮断弁、二次減圧弁のように複数で設けられる。
減圧弁121は、例えば、本願出願人による特開2004−185831号公報に記載されるように、配管121cから入力されるパイロット圧に基づいて、アノード流路111における水素の圧力と、カソード流路112における空気の圧力とがバランスするように、水素の圧力を下げる一次減圧弁である。なお、配管121cの上流端は、カソード流路112に向かう空気が通流する配管131aに接続されている。
アノード流路111の出口は、配管121dを介して、希釈器132に接続されている。そして、アノード流路111から排出されたアノードオフガスは、配管121dを通って、希釈器132に排出されるようになっている。
コンプレッサ131は、配管131aを介して、カソード流路112の入口に接続されており、ECUからの指令に従って作動すると、酸素を含む空気を取り込んで圧縮し、これをカソード流路112に圧送するようになっている。なお、コンプレッサ131は、燃料電池スタック110や高圧バッテリ(図示しない)を電源としている。
カソード流路112の出口は、配管132aを介して、希釈器132に接続されている。そして、カソード流路112から排出されたカソードオフガスは、配管132aを通って希釈器132に排出されるようになっている。なお、配管132aには、ECUによって開度が制御される常開型の背圧弁(図示しない)が設けられている。すなわち、ECUは、アクセル開度に基づいて、発電要求量、目標空気圧力、目標水素圧力を算出し、目標空気圧力となるように、背圧弁の開度及びコンプレッサ131の回転速度を制御するようになっている。
希釈器132は、配管121dからのアノードオフガス中の水素を、配管132aからのカソードオフガスで希釈し、水素濃度を低減させるものであり、その内部に希釈空間を有している。そして、希釈後のガスは、配管132bを通って車外に排出されるようになっている。
(第1実施形態)
図2は、第1実施形態に係る高圧ガス容器の一部を模式的に示す断面図である。
図2に示すように、高圧ガス容器10Aは、前記した水素タンクの一例であって、容器本体11と、口金部12Aと、栓体部13Aと、第一シール部21と、第二シール部22と、を含んで構成されている。なお、図2では、高圧ガス容器10Aにおける水素ガスの充填口及び放出口の図示、容器本体11の全体の図示を省略している。これは第2実施形態以降の高圧ガス容器10B,10Cにおいても同様である。
容器本体11は、高圧ガス(例えば、水素ガス)を貯蔵可能な略筒状の中空容器であり、軸方向の一端に開口部11aを備えている。この開口部11aには、その接合箇所が気密となるようにして口金部12Aが設けられている。例えば、容器本体11は、アルミニウム合金製のライナと、このライナの外表面に設けられてライナを補強するCFRP層(Carbon Fiber Reinforced Plastic層、炭素繊維強化プラスチック層)と、を備え、ライナの内部が、高圧ガスが充填されるタンク室となっている。
口金部12Aは、開口部11aに取り付けられる略筒状部材であり、内周面に雌ネジ部12aが形成されている。
栓体部13Aは、口金部12Aに螺合される栓部材であり、口金部12A内に収容される軸部13aを有している。軸部13aは、その外周面に形成されて雌ネジ部12aに螺合される雄ネジ部13bと、軸部13aの先端側に設けられて口金部12Aから露出する頭部13cと、を備えている。
口金部12Aに栓体部13Aが螺合することにより、容器本体11の内部空間と外部空間(大気)とが連通する通路Rが形成される。この通路Rは、雌ネジ部12aと雄ネジ部13bとで構成される螺合部Qと、螺合部Qを挟んで内部空間側(高圧ガス側)において対向する口金部12Aの内周面12dと栓体部13Aの外周面13dとで構成される環状路と、螺合部Qを挟んで外部空間側(大気側)において対向する口金部12A側の端面12eと栓体部13A側の端面13eとで構成される環状路とで構成されている。
第一シール部21は、容器本体11の内部空間側(高圧ガス側)に設けられ、内周面12dに形成される環状溝部12bと、環状溝部12bに配置される弾性変形可能なOリング23とで構成されている。Oリング23は、高圧ガス側すなわち螺合部Qよりも容器本体11の内部空間側において、口金部12Aの内周面12dと栓体部13Aの外周面13dとの間をシールし、容器本体11内の水素ガスが螺合部Qに入ることを防いでいる。
第二シール部22は、第一シール部21のある容器本体11の内部空間から螺合部Qを挟んだ外部空間側(大気側)に設けられ、端面12eに形成される環状のシール溝12cと、このシール溝12cに配置される弾性変形可能なOリング24(シール体)とで構成されている。
シール溝12cは、このシール溝12cよりも大気側に、Oリング24が移動可能(変位可能)となるように、Oリング24の線径(太さ)よりも広く形成されている。なお、Oリング24が移動可能な空間であれば、図2に示すように、シール溝12cが開口Mまで切り欠かれた形状である必要はなく、断面視凹形状のシール溝12cであってもよい。
Oリング24は、ゴムなどの弾性変形可能な材料で形成され、大気側すなわち螺合部Qよりも外部空間側において、口金部12Aの端面12eと栓体部13Aの端面13eとの間をシールし、大気中の異物(例えば、水分等の腐食性物質)が螺合部Qに入ることを防いでいる。
また、Oリング24は、第一シール部21を透過する透過ガスによって螺合部Qの圧力が上昇したときに、透過ガスの圧力によって、Oリング24が径方向外側に伸長し、弾性変形することで、第二シール部22のシール効果を低下できる弾性材料によって構成されている。なお、透過ガスとは、Oリング24の材料の透過係数などに依存するものであり、Oリング24の内部を透過するガスを意味している。つまり、第一シール部21の正常時には、透過ガスのみによって、螺合部Qの圧力が上昇することになる。
また、図2に示すように、高圧ガス容器10Aでは、口金部12Aに形成されたシール溝12cの最内径をφAとし、Oリング24の内径をφB(不図示)としたときに、φB<φAとなるように設定されている。このように設定されることにより、その弾性力を用いてOリング24を口金部12Aに装着維持し易くしている。
図3は、図2の要部拡大図を示し、(a)はOリング変位前の状態、(b)はOリング変位後の状態である。なお、図3(b)では、説明を分かり易くするため、Oリング24の弾性変形の状態を誇張して図示している(図4(b)、図5(b)についても同様)。
図3(a)に示すように、高圧ガス容器10Aでは、Oリング24の線径(直径)をDとし、シール溝12cの深さをCとしたときに、C>(D/2)に設定することが好ましい。これにより、栓体部13Aを口金部12Aにねじ込む際、Oリング24が、シール溝12cの肩部(内部側)に乗り上がるのを防止して、Oリング24が段差部(肩部)12fの角部で損傷するのを防止することができる。
また、図3(a)に示すように、高圧ガス容器10Aでは、シール溝12cに対向する端面13eの中心から段差部13fまでの直径をφCとしたときに、φC<φAとなるように構成されている。これにより、栓体部13Aを口金部12Aにねじ込む際、Oリング24が、段差部13fの角部に当たって損傷し、シール不良となるのを防止することができる。なお、第1実施形態では、シール溝12cに対向する端面13eに段差部13fを形成した場合を例に挙げて説明したが、端面13eに段差部13fを設けずに、端面13eが大気側の開口M(図2参照)に向けて平坦に形成される構成であってもよい。
ところで、高圧ガスタンク10Aを水素タンクに適用した場合、水素の分子量が非常に小さく、水素ガスが非常に高い圧力で充填されることから、容器本体11内の水素ガスが、第一シール部21のOリング23を螺合部Q側に透過して、螺合部Qの空間(隙間)の圧力が上昇することがある。螺合部Qの空間圧力が上昇することにより、Oリング24が接している座面(端面13e)の浮きが発生したり、螺合部Qのねじの緩みが発生する。
そこで、第1実施形態では、前記した構成の高圧ガス容器10Aを採用することにより、図3(b)において、矢印(1)で示すように、透過ガスにより螺合部Q(図2参照)の圧力が上昇すると、Oリング24を径方向外側に付勢する力が作用する。そして、矢印(2)で示すように、Oリング24が径方向外側に移動(摺動、変位)すること、つまり輪切り断面視において、Oリング24が径方向に伸長することで、矢印(3)で示すように、Oリング24が弾性変形(断面形状が変形)してOリング24と端面13eとの界面がわずかに開放し、第二シール部22のシール効果が低下することにより、螺合部Qの透過ガスが大気側(開口M側)に排出されることになる。そして、透過ガスが排出されて螺合部Qの圧力が低下すると、Oリング24の弾性復帰力により、矢印(4)で示す方向にOリング24が移動(変位、摺動)し、図3(a)に示す位置(初期位置)に復帰し、第二シール部22のシール状態が回復する。
以上説明したように、第1実施形態に係る高圧ガス容器10Aは、螺合部Qを挟んで、容器本体11の内部側に第一シール部21、大気側にOリング24とシール溝12cとで構成される第二シール部22をそれぞれ配置して、螺合部Qからの圧力によってOリング24が大気側に向けて弾性変形することで第二シール部22のシール効果を低下させ、螺合部Q内のガスを放出するように構成にしたものである。このような構成によれば、第二シール部22によって、簡単かつ低コストで螺合部Qへの異物侵入を防ぐとともに、螺合部Qの圧力が過度に上昇するのを防止できるので、座面の浮きや螺合部Qのねじの緩みを防止することができる。
また、第1実施形態では、シール溝12cの深さを、Oリング24の線径(直径)Dの二分の一以上にすることで、口金部12Aに栓体部13Aを螺合する際に、Oリング24がシール溝12cの肩部(段差部12f)に乗り上がるのを防止することができ、肩部(段差部12f)の角部でOリング24が損傷するのを防止できる。
なお、第1実施形態では、口金部12Aの端面12eにシール溝12cを形成した場合を例に挙げて説明したが、栓体部13Aの端面13eにシール溝を形成する構成であってもよい。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る高圧ガス容器の要部を模式的に示す断面図であり、(a)Oリング変位前の状態、(b)はOリング変位後の状態である。第2実施形態に係る高圧ガス容器10Bは、第1実施形態に係る高圧ガス容器10Aの栓体部13Aに代えて栓体部13Bを備えている。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する(第3実施形態についても同様)。
図4(a)に示すように、栓体部13Bは、口金部12Aのシール溝12cに対向する端面13eに、螺合部Q側から大気側(開口M側)に向けて、シール溝12cから離れる方向に延びるテーパ面13gを有している。なお、テーパ面13gの傾斜角度θは、大気側からの異物侵入を防止することができ、かつ、螺合部Qの圧力上昇時に、Oリング24とテーパ面13gとのシール効果を低下させることができる角度であればよい。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、図4(b)の矢印(1)〜(4)に示すように、透過ガスによる螺合部Qの圧力上昇時に、Oリング24が径方向外側に伸長して弾性変形することで、Oリング24とテーパ面13gとの界面におけるシール効果が低下することにより、螺合部Q内の透過ガスが大気側に排出され、透過ガスの排出後、Oリング24が弾性復帰することで、Oリング24とテーパ面13gとのシール効果が回復する。
第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、螺合部Qの圧力上昇によってOリング24が弾性変形することでOリング24とテーパ面13gとの変位時の抵抗が減少するので、Oリング24の大気側(開口M側)への変位を容易にでき、Oリング24とテーパ面13g(端面13e)との界面でのシール効果を低下させることが容易になる。その結果、螺合部Q内の透過ガスを大気側に確実に排出することができる。
なお、第2実施形態では、口金部12Aの端面にシール溝12cを形成し、栓体部13Bの端面13eにテーパ面13gを形成した場合を例に挙げて説明したが、栓体部13Bの端面13eにシール溝を形成し、口金部12Aの端面12eにテーパ面を形成する構成であってもよい。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態に係る高圧ガス容器の要部を模式的に示す断面図であり、(a)Oリング変位前の状態、(b)はOリング変位後の状態である。第3実施形態に係る高圧ガス容器10Cは、第1実施形態に係る高圧ガス容器10Aの栓体部13Aに代えて栓体部13Cを備えている。
図5(a)に示すように、栓体部13Cは、口金部12Aのシール溝12cに対向する端面13eに、螺合部Q側から大気側(開口M側)に向けて、Oリング24に向けて凸形状で、かつ、R状に形成された曲面13hを有している。なお、曲面13hは、螺合部Q側から大気側(開口M側)に向けて、シール溝12cから離れる方向に形成されていればよい。
第3実施形態においても、第1実施形態および第2実施形態と同様に、図5(b)の矢印(1)〜(4)に示すように、透過ガスによる螺合部Qの圧力上昇時に、Oリング24が径方向外側に伸長して弾性変形することで、Oリング24と曲面13hとの界面におけるシール効果が低下し、螺合部Q内の透過ガスが大気側に排出され、透過ガスの排出後、Oリング24が弾性復帰することで、Oリング24と曲面13hとのシール効果が回復する。
第3実施形態によれば、第2実施形態と同様に、Oリング24が弾性変形することでOリング24と曲面13hとの変位時の抵抗が減少するので、Oリング24の大気側(開口M側)への変位を容易にでき、Oリング24と曲面13h(端面13e)との界面でのシール効果を低下させることが容易になる。その結果、螺合部Q内の透過ガスを大気側に確実に排出することができる。
なお、第3実施形態では、口金部12Aの端面にシール溝12cを形成し、栓体部13Cの端面13eに曲面13hを形成した場合を例に挙げて説明したが、栓体部13Cの端面13eにシール溝を形成し、口金部12Aの端面12eに曲面を形成する構成であってもよい。
ところで、燃料電池システムに搭載される燃料系のデバイスでは、製品品質を確保するため、燃料電池システムの組立段階において圧検(圧力検査)によるリークテストを行なうことは必須の検査事項になっている。また、このようなリークテスト時の印加圧は、対象デバイスの常用圧(最大使用圧力)以上で実施する必要がある。
次に、本実施形態の高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法(リークテスト)として、高圧ガス容器10Aの第一シール部21におけるガス漏れ判定方法について、図6ないし図8を参照して説明する。図6は本実施形態に係る高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法が適用される装置を模式的に示す断面図、図7はガス漏れ判定方法を示すフローチャート、図8は正常時およびガス漏れ時における時間と検知量との関係を示すグラフである。なお、図6では、説明の便宜上、発明の要部を誇張して記載している。
図6に示すように、高圧ガス容器10Aが収容器30に収容され、高圧ガス容器10Aの栓体部13Aには、容器本体11の内外を連通させるガス導入路13S(圧力検査用ガス導入路)が形成されている。このガス導入路13Sは、例えば、燃料電池車100として使用される際の水素ガスを充填する流路を利用することができるが、圧力検査専用の流路を栓体部13Aに形成してもよい。
また、収容器30には、シール材41を介して導入管40が挿通されるとともに、導入管40の先端がガス導入路13Sの入口ポート42に接続されている。これにより、収容器30の外部から導入された水素ガス(圧力検査用ガス)が、高圧ガス容器10A(容器本体11)の内部に導入される。なお、収容器30は、圧力検査用ガスに対して不透過性を有する材料(金属など)で構成されている。
また、収容器30には、高圧ガス容器10A(容器本体11)の外部と収容器30の外部とを連通させる検出管50が接続され、この検出管50に高圧ガス容器10Aから放出された水素ガスの流量(体積流量)を検出する流量計51が設けられている。この流量計51によって計測された計測値(検知量)は、制御装置60に伝達される。また、制御装置60には、タイマ52が計測した計測値(時間)が伝達される。
図7に示すように、制御装置60は、ステップS11において、容器本体11内が空の状態において、圧力検査用ガス(例えば、水素ガス)を高圧ガス容器10A内に導入し、タイマ52をオンにする。これにより、水素ガスが導入管40および栓体部13Aのガス導入路13Sを通って容器本体11内に導入され、容器本体11内の圧力が上昇する。
容器本体11内の圧力が規定値(Oリング23を透過可能な圧力)を超えると、水素ガスが第一シール部21を通過し、螺合部Qの圧力が上昇する。そして、螺合部Qの圧力が座面の浮きや螺合部Qのねじの緩みを発生させない圧力の範囲内において、第二シール部22のOリング24が径方向外側に移動(変位)して第二シール部22のシール効果が低下することで、第二シール部22から水素ガスが大気側に放出される。
ステップS12において、制御装置60は、第二シール部22から放出され、検出管50を通る水素ガスのガス流量(単位時間あたりの体積、検知量)を流量計51によって計測する。このタイミングでの計測で、流量計51の誤作動を事前に確認することが可能である。
ステップS13において、制御装置60は、所定時間T1(例えば、30分)が経過したか否かを判定する。なお、所定時間T1は、例えば、螺合部Qの圧力が所定値まで上昇しないと第二シール部22から水素ガスを放出しないため、その遅れ時間を考慮して設定されるものである。ステップS13において、制御装置60は、所定時間T1が経過していないと判定した場合には(No)、ステップS12に戻り、検出管50から放出される水素ガスの流量の検出を継続し、また所定時間T1が経過したと判定した場合には(Yes)、ステップS14に進む。
ステップS14において、制御装置60は、ガス流量(検知量)が所定量Q1を超えているか否かを判定する。なお、所定量Q1とは、第一シール部21の正常時における放出量の最大値よりも高い値に設定される。正常時における放出量とは、第一シール部21においてガス漏れが発生していない場合の第二シール部22から放出される量、すなわち第一シール部21のOリング23を透過した透過ガスのみである場合の第二シール部22から放出される量である。なお、第一シール部21の透過ガス量は、Oリング23の透過係数と、ガスの種類、温度、圧力などによって適宜変更される。
ステップS14において、制御装置60は、放出量が所定量Q1を超えていると判定した場合には(Yes)、ステップS15に進み、第一シール部21においてガス漏れが発生していると判定し、また放出量が所定量Q1以下であると判定した場合には(No)、ステップS16に進み、第一シール部21は正常であると判定する。なお、ガス漏れが発生する場合とは、例えば、Oリング23のひび割れおよびクラック発生の場合である。
図8に示すように、第一シール部21においてガス漏れが発生している場合には(破線参照)、第一シール部21が正常である場合(実線参照)よりも、検知量の上昇率が大きくなる。なお、ガス漏れ発生時および正常時において検知量が階段状に上昇するのは、内圧(螺合部Qの圧力)が所定値まで上昇することで第二シール部22から水素ガスが放出され、放出後にOリング24が弾性復帰することによって第二シール部22からの水素ガスの放出が停止するようにして、水素ガスの放出と放出停止が繰り返されるからである。なお、図8に示す正常時の検知量ΔQは、圧力検査を行う際の試験温度などにより変動する(図10のΔQも同様)。
このようにして、高圧ガス容器10Aにおける第一シール部21のガス漏れ判定を実行することで、第一シール部21におけるガス漏れを容易かつ低コストで判定することができる。なお、図7のフローチャートでは、所定時間T1経過後のガス流量を検出して、第一シール部21のガス漏れを判定したが、これに限定されるものではなく、所定時間T1経過前に、検知量が所定量Q1を超えたか否かを判定して、ガス漏れの有無を判定してもよい。これにより、ガス漏れの判定の迅速に行うことができる。
図9は本実施形態に係る高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法が適用される別の装置を模式的に示す断面図、図10は正常時およびガス漏れ時における時間と検知量との関係を示すグラフである。なお、図9の別の装置では、図6に示す装置の構成と異なる部分についてのみ説明する。また、図9では、高圧ガス容器10Bを例に挙げて説明するが、高圧ガス容器10A,10Cなど他の構成の高圧ガス容器に適用してもよい。
図9に示すように、収容器30には、圧力検査用の治具55を収容器30内に挿入するためのベローズ状のシール部材54が設けられている。治具55は、第二シール部22のシール状態を局所的または全体的に解除(キャンセル)するものであり、例えば、Oリング24とテーパ面13gとの間に差し込んで、Oリング24を径方向外側に強制的に移動(変位)させることができる形状のものである。なお、治具55は、Oリング24やテーパ面13g(端面13e)やシール溝12c(端面12e)に傷を付けない程度に軟質な材料で構成されていることが好ましい。
高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定を実行する場合には、図7に示す処理を実行する前に、治具55をシール部材54から挿入し、治具55によって第二シール部22のシール状態を解除(キャンセル)する。
図10に示すように、第一シール部21においてガス漏れが発生している場合には(破線参照)、第一シール部21が正常である場合(実線参照)よりも、検知量の上昇率が大きくなる。なお、図9に示すガス漏れ判定方法では、第二シール部22のシール状態が治具55によって解除されているので、第一シール部21を通過した水素ガスは、螺合部Qの圧力を高めることなく第二シール部22から放出される。よって、第一シール部21においてガス漏れが発生している場合および正常時のいずれにおいても、時間の経過とともに検知量がリニアに変化する。
このようにして、高圧ガス容器10Bにおける第一シール部21のガス漏れ判定を実行することで、第一シール部21におけるガス漏れを容易に判定することができる。なお、別の装置によるガス漏れ判定においては、図7のフローチャートを適用してガス漏れ判定を実行できるが、所定時間T1経過前に、検知量が所定量Q1を超えたか否かを判定して、ガス漏れの有無を判定してもよい。これにより、ガス漏れの判定の迅速に行うことができる。
また、流量計51の替わりに、ガス濃度測定器を用いてもよい。さらに、図6および図9では、収容器30が高圧ガス容器10A全体を覆うものとしたが、容器本体11が大きい場合には、収容器30が口金部12Aおよび栓体部13Aを合わせて覆うものとすることが望ましい。さらに、シール体の例として、Oリング24を示したが、これに限定されるものではなく、断面(輪切り断面)が非円形の弾性ガスケットをシール体として用いることも可能である。
10A,10B,10C 高圧ガス容器
11 容器本体
12A 口金部
12a 雌ネジ部(螺合部)
12c シール溝
12e 端面
13A,13B,13C 栓体部
13b 雄ネジ部(螺合部)
13d 連通路
13e 端面
13g テーパ面
13h 曲面
13S ガス導入路(圧力検査用ガス導入路)
21 第一シール部
22 第二シール部
24 Oリング(環状のシール体)
30 収容器(圧力検査用収容器)
55 治具(圧力検査用治具)
Q 螺合部
R 通路

Claims (7)

  1. 開口した口金部を有する容器本体と、
    前記口金部に螺合される栓体部と、
    前記口金部と前記栓体部とが螺合する螺合部を含んで前記容器本体の内部から大気に連通する通路をシールする2つのシール部材と、を備え、
    前記2つのシール部材は、前記螺合部を挟んで、前記容器本体の内部側に配置される第一シール部と、前記大気側に配置される第二シール部と、を備え、
    前記第二シール部は、互いに向き合う前記口金部の端面と前記栓体部の端面とに挟まれる環状のシール体と、いずれかの前記端面にて前記内部から前記大気側に向けて形成され、所定深さを有するシール溝と、を備え、前記シール体が前記螺合部の圧力によって弾性変形することで前記螺合部のガスを前記大気側に向けて放出するように構成したことを特徴とする高圧ガス容器。
  2. 前記シール体は、Oリングであって、
    前記所定深さは、前記Oリングの線径の二分の一以上であることを特徴とする請求項1に記載の高圧ガス容器。
  3. 前記シール溝に向き合う他方の前記端面の前記Oリングが接する面は、前記容器本体の内部から前記大気側に向けて前記シール溝から離れる方向にテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の高圧ガス容器。
  4. 前記シール溝に向き合う他方の前記端面の前記Oリングが接する面は、前記Oリングに向けて凸状且つR状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の高圧ガス容器。
  5. 前記Oリングは、前記第二シール部に圧力検査用治具を挿入することで前記第二シール部のシール状態を一時的に解除可能となるように構成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の高圧ガス容器。
  6. 容器本体の内部から大気に連通する通路の口金部と栓体部とが螺合する螺合部を挟んで、前記容器本体の内部側に第一シール部が配置され、大気側に環状のシール体が弾性変形することで前記螺合部内のガスを前記大気側に放出するように構成した第二シール部が配置された高圧ガス容器における前記第一シール部のガス漏れ判定方法であって、
    前記高圧ガス容器を圧力検査用収容器に収容した状態において、この圧力検査用収容器の外部から前記栓体部に設けられた圧力検査用ガス導入路を介して前記容器本体の内部に圧力検査用ガスを導入する工程と、
    前記圧力検査用ガスの導入から所定時間経過後の前記第二シール部から放出されるガス流量と、正常時におけるガス流量とを比較して前記第一シール部のガス漏れの有無を判定する工程と、
    を含むことを特徴とする高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法。
  7. 前記圧力検査用ガス導入路から前記容器本体の内部に前記圧力検査用ガスを導入する前に、前記第二シール部に対し圧力検査用治具を挿入してシール状態を解除することを特徴とする請求項6に記載の高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法。
JP2013110115A 2013-05-24 2013-05-24 高圧ガス容器および高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法 Pending JP2014228105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110115A JP2014228105A (ja) 2013-05-24 2013-05-24 高圧ガス容器および高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110115A JP2014228105A (ja) 2013-05-24 2013-05-24 高圧ガス容器および高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014228105A true JP2014228105A (ja) 2014-12-08

Family

ID=52128141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013110115A Pending JP2014228105A (ja) 2013-05-24 2013-05-24 高圧ガス容器および高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014228105A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105203263A (zh) * 2015-09-10 2015-12-30 安徽巨一自动化装备有限公司 一种用于检测电机壳体油路气密性的封堵工装
CN106090527A (zh) * 2016-08-15 2016-11-09 江苏迪威高压科技股份有限公司 一种不锈钢防水密封塞头
WO2017067048A1 (zh) * 2015-10-19 2017-04-27 沈阳拓荆科技有限公司 一种多通道喷淋装置检漏工装及检测方法
JP2019157865A (ja) * 2018-03-07 2019-09-19 本田技研工業株式会社 高圧タンク装置
JP2019157164A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 本田技研工業株式会社 水電解装置
CN111379856A (zh) * 2018-12-27 2020-07-07 达璞股份有限公司 密封栓塞组件
JP2020159935A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 本田技研工業株式会社 ガス漏れ検査方法及びガス漏れ検査装置
JP2020159936A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 本田技研工業株式会社 ガス漏れ検査方法及びガス漏れ検査装置
US11009187B2 (en) 2016-11-16 2021-05-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha High-pressure gas tank and movable body
WO2021199536A1 (ja) * 2020-04-01 2021-10-07 横浜ゴム株式会社 液化ガスの残量管理システムおよび液化ガスの充填容器
CN114323464A (zh) * 2022-03-08 2022-04-12 浙江工业大学 一种用于ⅳ型储氢气瓶的boss结构密封实验装置、系统及测试方法
JP2022156281A (ja) * 2021-03-31 2022-10-14 本田技研工業株式会社 密封容器
WO2023022343A1 (ko) * 2021-08-18 2023-02-23 엔브이에이치코리아(주) 연료전지 막가습기
WO2023074312A1 (ja) * 2021-11-01 2023-05-04 Nok株式会社 ゴム製品、シール材用の試験治具及び試験装置並びに漏れ検知部材

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105203263A (zh) * 2015-09-10 2015-12-30 安徽巨一自动化装备有限公司 一种用于检测电机壳体油路气密性的封堵工装
WO2017067048A1 (zh) * 2015-10-19 2017-04-27 沈阳拓荆科技有限公司 一种多通道喷淋装置检漏工装及检测方法
CN106090527A (zh) * 2016-08-15 2016-11-09 江苏迪威高压科技股份有限公司 一种不锈钢防水密封塞头
US11009187B2 (en) 2016-11-16 2021-05-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha High-pressure gas tank and movable body
JP2019157865A (ja) * 2018-03-07 2019-09-19 本田技研工業株式会社 高圧タンク装置
JP2019157164A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 本田技研工業株式会社 水電解装置
JP7044593B2 (ja) 2018-03-08 2022-03-30 本田技研工業株式会社 水電解装置
CN111379856A (zh) * 2018-12-27 2020-07-07 达璞股份有限公司 密封栓塞组件
JP7050027B2 (ja) 2019-03-27 2022-04-07 本田技研工業株式会社 ガス漏れ検査方法及びガス漏れ検査装置
JP2020159936A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 本田技研工業株式会社 ガス漏れ検査方法及びガス漏れ検査装置
JP2020159935A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 本田技研工業株式会社 ガス漏れ検査方法及びガス漏れ検査装置
JP7202948B2 (ja) 2019-03-27 2023-01-12 本田技研工業株式会社 ガス漏れ検査方法及びガス漏れ検査装置
WO2021199536A1 (ja) * 2020-04-01 2021-10-07 横浜ゴム株式会社 液化ガスの残量管理システムおよび液化ガスの充填容器
JP2021163290A (ja) * 2020-04-01 2021-10-11 横浜ゴム株式会社 液化ガスの残量管理システム
JP2022156281A (ja) * 2021-03-31 2022-10-14 本田技研工業株式会社 密封容器
WO2023022343A1 (ko) * 2021-08-18 2023-02-23 엔브이에이치코리아(주) 연료전지 막가습기
WO2023074312A1 (ja) * 2021-11-01 2023-05-04 Nok株式会社 ゴム製品、シール材用の試験治具及び試験装置並びに漏れ検知部材
CN114323464A (zh) * 2022-03-08 2022-04-12 浙江工业大学 一种用于ⅳ型储氢气瓶的boss结构密封实验装置、系统及测试方法
CN114323464B (zh) * 2022-03-08 2022-05-27 浙江工业大学 一种用于ⅳ型储氢气瓶的boss结构密封实验装置、系统及测试方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014228105A (ja) 高圧ガス容器および高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法
US7127937B1 (en) Method for leak detection in gas feeding systems with redundant valves
JP4662313B2 (ja) ガス漏れ検出装置およびその方法
US8997771B2 (en) Integrated pressure control actuator assembly of hydrogen supply system
CN102623727B (zh) 压缩氢加注控制阀
US8621913B2 (en) Use of hydrogen sensor to detect hydrogen storage system pressure regulator failure
JP5534192B2 (ja) ガスタンクシステム及び車両
CN110178255B (zh) 用于确定燃料电池堆的密封性的方法
JP6647331B2 (ja) 高圧タンク装置及びその漏洩判定方法
JP2017040502A (ja) 燃料供給装置の燃料ガス漏れ検出装置
JP4849332B2 (ja) 燃料供給装置
JP2018096537A (ja) インタンクレギュレーターの圧力測定システム
JP2007051917A (ja) 気密性異常判断装置およびガス供給装置
JP2005257340A (ja) 高圧タンクシステムのガス漏れ検出装置
JP4007538B2 (ja) ガス燃料供給装置
JP2008256552A (ja) ガス漏れ検出方法及びガス流通システム
US20120247585A1 (en) Pressure reducing valve having shutoff mechanism
WO2007063709A1 (ja) 燃料電池システム、燃料電池のバルブシステム、及び燃料ガス供給装置
JP2005291434A (ja) 高圧タンク、タンクシステムの制御方法、及びタンクシステム
JP6004925B2 (ja) 燃料利用システム
JP5804045B2 (ja) 固体高分子型燃料電池システム
US9911994B2 (en) Piezoelectric injector for fuel cell
JP4211001B2 (ja) 高圧タンクシステムのガス漏れ検出装置
JP5248337B2 (ja) 燃料電池発電システムおよびその検査方法
JP2014037865A (ja) 高圧ガス容器