JP2007051917A - 気密性異常判断装置およびガス供給装置 - Google Patents

気密性異常判断装置およびガス供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007051917A
JP2007051917A JP2005236905A JP2005236905A JP2007051917A JP 2007051917 A JP2007051917 A JP 2007051917A JP 2005236905 A JP2005236905 A JP 2005236905A JP 2005236905 A JP2005236905 A JP 2005236905A JP 2007051917 A JP2007051917 A JP 2007051917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
differential pressure
abnormality
passage
gas passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005236905A
Other languages
English (en)
Inventor
Goji Katano
剛司 片野
Tatsuaki Yokoyama
竜昭 横山
Keigo Suematsu
啓吾 末松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005236905A priority Critical patent/JP2007051917A/ja
Publication of JP2007051917A publication Critical patent/JP2007051917A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

【課題】 ガス供給部の気密性の異常を精度良く判断することができる技術を提供する。
【解決手段】 気密性異常判断装置は、ガスが流れるガス通路と、ガス通路の上流側を封鎖するための第1の封鎖手段と、ガス通路の下流側を封鎖するための第2の封鎖手段と、を備えるガス供給部の気密性の異常を判断する。気密性異常判断装置は、第1の封鎖手段と第2の封鎖手段との間のガス通路から流入したガスを蓄える空間部と、ガス通路と空間部との間に設けられ、ガス通路と空間部とを遮断するための遮断手段と、ガス通路と空間部との差圧を検出する差圧センサと、第1の封鎖手段と第2の封鎖手段とによりガス通路の第1の封鎖手段と第2の封鎖手段との間を封鎖し、かつ、遮断手段により空間部とガス通路とを遮断した第1の状態となった際の差圧センサの第1の検出値に基づいて、ガス供給部の気密性の異常を判断する判断部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、気密性の異常を判断する技術に関する。
燃料電池システムは、燃料電池スタックと、燃料電池スタックに燃料ガスを供給する燃料ガス供給系と、燃料電池スタックに酸化ガスを供給する酸化ガス供給系と、を備えている。燃料ガス供給系は、例えば、燃料ガスを高圧で蓄えるタンクと、該タンクと燃料電池スタックとを接続する燃料ガス通路と、を備えている。従来では、タンク付近に、高圧用の圧力センサ(すなわち耐圧の高い圧力センサ)を設け、高圧用の圧力センサの検出値を利用して、燃料ガスの漏れの有無が判断されている。
特開2003−308866号公報 特開2003−308868号公報 特開2000−274311号公報 特開平7−27662号公報 特開平10−300624号公報
しかしながら、高圧用の圧力センサは、通常、測定精度が低い。このため、従来では、燃料ガス供給系における燃料ガスの漏れの有無を精度良く判断することが困難であるという問題があった。
なお、上記の問題は、燃料電池システムの燃料ガス供給系に限らず、種々のシステムのガス供給部に共通する。
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、ガス供給部の気密性の異常を精度良く判断することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の装置は、ガスが流れるガス通路と、前記ガス通路の上流側を封鎖するための第1の封鎖手段と、前記ガス通路の下流側を封鎖するための第2の封鎖手段と、を備えるガス供給部の気密性の異常を判断するための気密性異常判断装置であって、
前記第1の封鎖手段と前記第2の封鎖手段との間の前記ガス通路から流入したガスを蓄える空間部と、
前記ガス通路と前記空間部との間に設けられ、前記ガス通路と前記空間部とを遮断するための遮断手段と、
前記ガス通路と前記空間部との差圧を検出する差圧センサと、
前記第1の封鎖手段と前記第2の封鎖手段とにより前記ガス通路の前記第1の封鎖手段と前記第2の封鎖手段との間を封鎖し、かつ、前記遮断手段により前記空間部と前記ガス通路とを遮断した第1の状態となった際の前記差圧センサの第1の検出値に基づいて、前記ガス供給部の気密性の異常を判断する判断部と、
を備えることを特徴とする。
この装置では、ガス通路から流入するガスが蓄えられる空間部が設けられており、ガス通路と空間部との差圧が差圧センサによって検出される。差圧センサの測定精度は、通常、充分に高い。このため、第1の状態における差圧センサの検出値を用いれば、ガス供給部の気密性の異常を精度良く判断することができる。
上記の装置において、
前記判断部は、
気密性の異常の判断を実行しない場合には、前記遮断手段を制御して、前記ガス通路から前記空間部へのガスの流入を許容することが好ましい。
こうすれば、気密性の異常の判断を実行しない場合には、ガス通路と空間部との差圧はほぼ0(ゼロ)となるため、差圧センサの破損を抑制することができる。
上記の装置において、さらに、
前記ガス通路と前記空間部とに接続され、オリフィスが設けられた接続通路を備えることが好ましい。
こうすれば、ガス供給部がガスの供給を開始する際に、空間部にガスが流入し難いため、ガス通路の下流側に迅速にガスを供給することができる。
上記の装置において、
前記オリフィスは、前記遮断手段の上流側に設けられていることが好ましい。
こうすれば、オリフィスが遮断手段の下流側に設けられている場合と比較して、オリフィスよりも上流側の容積を小さくすることができるため、ガス供給部がガスの供給を開始する際に、ガス通路の下流側により迅速にガスを供給することができる。
上記の装置において、さらに、
前記ガス通路と前記空間部との差圧が所定値以上とならないように前記差圧を低減させるための差圧低減部を備えることが好ましい。
こうすれば、差圧センサの破損を防止することができる。
上記の装置において、さらに、
前記ガス通路内の圧力を検出するための圧力センサを備え、
前記判断部は、
気密性の異常を判断する場合には、さらに、前記差圧センサの第1の検出値と前記第1の状態における前記圧力センサの検出値とに基づいて、気密性の異常が発生している部位を特定するようにしてもよい。
このように、気密性の異常が発生している部位を特定すれば、修理等の対策を迅速に施すことができる。
上記の装置において、
前記判断部は、
前記差圧センサの第1の検出値が、前記ガス通路内の圧力が前記空間部内の圧力よりも高いことを示し、かつ、前記圧力センサの検出値の時間経過に伴う変化が、前記差圧センサの第1の検出値の時間経過に伴う変化と同じ傾向を示す場合には、前記第1の封鎖手段によって前記ガス通路の上流側が完全に封鎖されていないと判断するようにしてもよい。
また、上記の装置において、
前記判断部は、
前記差圧センサの第1の検出値が、前記ガス通路内の圧力が前記空間部内の圧力よりも高いことを示し、かつ、前記圧力センサの検出値の時間経過に伴う変化が、前記差圧センサの第1の検出値の時間経過に伴う変化と異なる傾向を示す場合には、前記空間部から外部へガスが流出していると判断するようにしてもよい。
このようにすれば、ガス通路内の圧力が空間部内の圧力よりも高い場合に、気密性の異常が発生している部位を特定することができる。
あるいは、上記の装置において、
前記判断部は、
前記差圧センサの第1の検出値が、前記ガス通路内の圧力が前記空間部内の圧力よりも高いことを示す場合に、さらに、前記第1の封鎖手段を制御して、前記ガス通路の上流側が開状態に設定された第2の状態を実現し、前記第2の状態における前記差圧センサの第2の検出値に基づいて、気密性の異常が発生している部位を特定するようにしてもよい。
このように、気密性の異常が発生している部位を特定すれば、修理等の対策を迅速に施すことができる。さらに、この装置では、差圧センサの第2の検出値が用いられるため、気密性の異常が発生している部位を正確に特定することができる。
上記の装置において、
前記判断部は、
前記差圧センサの第2の検出値が時間経過に伴って変化しない場合には、前記第1の封鎖手段によって前記ガス通路の上流側が完全に封鎖されていないと判断するようにしてもよい。
また、上記の装置において、
前記判断部は、
前記差圧センサの第2の検出値が時間経過に伴って変化する場合には、前記空間部から外部へガスが流出していると判断するようにしてもよい。
このようにすれば、ガス通路内の圧力が空間部内の圧力よりも高い場合に、気密性の異常が発生している部位を正確に特定することができる。
上記の装置において、
前記判断部は、さらに、
気密性の異常が発生していることをユーザに通知するための通知部を備えることが好ましい。
こうすれば、ユーザは迅速に対策を施すことができる。
本発明の第2の装置は、
前記ガス供給部と、
上記のいずれかに記載の気密性異常判断装置と、
を備えることを特徴とする。
この装置においても、第1の装置と同様に、第1の状態における差圧センサの検出値を用いることにより、ガス供給部の気密性の異常を精度良く判断することができる。
上記の装置において、
前記ガス通路には、高圧ガスタンクから放出されるガスが流れることが好ましい。
この場合には、本発明の効果は顕著となる。
本発明は、方法の態様でも実現可能である。例えば、本発明の方法は、ガス供給装置の気密性の異常を判断する判断方法であって、
ガス供給装置は、
ガスが流れるガス通路と、
前記ガス通路の上流側を封鎖するための第1の封鎖手段と、
前記ガス通路の下流側を封鎖するための第2の封鎖手段と、
前記第1の封鎖手段と前記第2の封鎖手段との間の前記ガス通路から流入したガスを蓄える空間部と、
前記ガス通路と前記空間部との間に設けられ、前記ガス通路と前記空間部とを遮断するための遮断手段と、
前記ガス通路と前記空間部との差圧を検出する差圧センサと、
を備えており、
前記方法は、
(a)前記第1の封鎖手段と前記第2の封鎖手段と前記遮断手段とを制御して、前記ガス通路が封鎖され、かつ、前記空間部が封鎖された第1の状態を実現する工程と、
(b)前記第1の状態における前記差圧センサの第1の検出値に基づいて、前記判断を実行する工程と、
を備えることを特徴とする。
なお、この発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、気密性異常判断装置、ガス供給部と該気密性異常判断装置とを備えるガス供給装置、該ガス供給装置を備える燃料電池システム、該燃料電池システムを搭載した移動体などの装置、およびこれらの装置における判断方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の種々の態様で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A−1.燃料電池システムの全体構成:
A−2.比較例のガス漏れの判断:
A−3.第1実施例のガス漏れの判断:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.第4実施例:
E.第5実施例:
F.第6実施例:
A.第1実施例:
A−1.燃料電池システムの全体構成:
図1は、第1実施例における燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。なお、この燃料電池システムは、車両に搭載されている。図示するように、燃料電池システムは、燃料電池スタック100と、燃料ガス供給系200と、酸化ガス供給系300と、を備えている。
燃料電池スタック100は、燃料ガス供給系200から供給された燃料ガス(水素ガス)と、酸化ガス供給系300から供給された酸化ガス(空気)と、を使用して、発電する。
燃料ガス供給系200は、燃料ガス(水素ガス)を比較的高い圧力で貯蔵するタンク210を備えており、燃料ガスは、燃料ガス通路121を介して燃料電池スタック100に供給される。タンク210には、第1の遮断弁212が設けられており、第1の遮断弁212が開状態に設定されると、燃料ガス通路121内に燃料ガスが送出される。燃料ガス通路121には、第1の減圧弁214と第2の遮断弁216と第2の減圧弁218とがこの順に設けられている。2つの減圧弁214,218のそれぞれは、ダイアフラムを備え、その下流側の圧力に応じて開度が機械的に調整される弁である。第1の減圧弁214は、その下流側の燃料ガス通路121内の圧力が比較的高い所定の目標圧力に等しくなるように、減圧する。また、第2の減圧弁218は、その下流側の燃料ガス通路121内の圧力が比較的低い所定の目標圧力に等しくなるように、減圧する。第2の遮断弁216が開状態に設定されると、燃料電池スタック100内に燃料ガスが供給される。
なお、以下では、燃料ガス通路121のうち、第1の遮断弁212と第1の減圧弁214との間の部分を、第1の部分通路121aと呼び、第1の減圧弁214と第2の遮断弁216との間の部分を第2の部分通路121bと呼ぶ。
本実施例では、燃料ガス供給系200は、さらに、燃料ガス供給系の気密性の異常、より具体的には、燃料ガスの漏れの有無を検出するための構成を備えている。第1の部分通路121aの上流側には、導入通路123と第1の検出用通路(すなわち検出用空間)124とがこの順序で接続されており、第1の部分通路121aの下流側には、第2の検出用通路(すなわち検出用空間)125が接続されている。導入通路123と第1の検出用通路124との間には、第3の遮断弁234が設けられており、第3の遮断弁234が開状態に設定されると、第1の部分通路121a内の燃料ガスが、導入通路123を介して、第1の検出用通路124に流入する。第3の遮断弁234は、燃料ガスの漏れの有無を判断する際に、閉状態に設定される。第1の検出用通路124と第2の検出用通路125との間には、2つの検出用通路124,125の差圧、換言すれば、第1の検出用通路124と第1の部分通路121aとの差圧を検出するための差圧センサ236が設けられている。なお、本実施例では、差圧センサ236は、ダイアフラムを含む感圧部を備え、ダイアフラムの歪み量に対応する差圧を検出する。また、導入通路123には、オリフィス(絞り)232が設けられており、オリフィス232は、第3の遮断弁234よりも上流側に設けられている。
酸化ガス供給系300は、酸化ガス(空気)を送出するブロワ310を備えており、酸化ガスは、酸化ガス通路131を介して燃料電池スタック100に供給される。
燃料電池スタック100から排出された使用済みの燃料オフガスは、燃料オフガス通路129を通る。燃料オフガス通路129には、第4の遮断弁260が設けられている。第4の遮断弁260は、間欠的に開状態に設定され、これにより、燃料オフガスがスタック100から排出される。また、燃料電池スタック100から排出された使用済みの酸化オフガスは、酸化オフガス通路139を通る。燃料オフガス通路129と酸化オフガス通路139とは、下流側で合流しており、燃料オフガスと酸化オフガスとは合流通路141内で混合されて大気へ放出される。
燃料電池システムは、さらに、システム全体の動作を制御する制御回路600と、ユーザへの通知を行う通知部610と、を備えている。特に、本実施例の制御回路600は、燃料ガスの漏れの有無を判断する際に、3つの遮断弁212,216,234を制御すると共に、差圧センサ236から検出値を取得する。そして、制御回路600は、該検出値に基づいて、燃料ガス供給系200における燃料ガスの漏れの有無を判断する。ガス漏れが発生していると判断される場合には、制御回路600は、通知部610を制御して、ユーザへガス漏れが発生していることを通知する。なお、通知部610は、スピーカを用いて音声による通知を行ってもよいし、これに代えて、あるいは、これと共に、ランプを用いて表示による通知を行ってもよい。
なお、本実施例における第1の遮断弁212が本発明における第1の封鎖手段に相当し、第2の遮断弁216および第1の減圧弁214が第2の封鎖手段に相当し、第1の部分通路121aがガス通路に相当する。また、本実施例における第1の検出用通路124が本発明における空間部(貯蔵部)に相当し、第3の遮断弁234が遮断手段に相当し、導入通路123が接続通路に相当する。さらに、本実施例における制御回路600と通知部610とが本発明における判断部に相当する。
A−2.比較例のガス漏れの判断:
本実施例におけるガス漏れの判断の説明に先行して、以下では、比較例におけるガス漏れの判断について説明する。
図2は、比較例における燃料ガス供給系200Zを示す説明図である。図2は、図1とほぼ同様であるが、燃料ガス通路121には、他の通路は接続されていない。また、2つの圧力センサ222,224が追加されている。第1の圧力センサ222は、第1の部分通路121a内の圧力を検出し、第2の圧力センサ224は、第2の部分通路121b内の圧力を検出する。
比較例では、ガス漏れの有無を判断する際には、まず、第1の遮断弁212が閉状態に設定される。次に、第1の圧力センサ222によって検出される圧力P1が、第2の圧力センサ224によって検出される圧力P2と等しくなるまで、換言すれば、第1の減圧弁214の目標圧力と等しくなるまで、燃料ガスが消費される。なお、燃料ガスの消費は、例えば、燃料電池スタックに二次電池(図示せず)を充電させることによって行われる。そして、2つの圧力P1,P2が等しくなると、第2の遮断弁216が閉状態に設定される。2つの遮断弁212,216が閉状態に設定されることにより、2つの遮断弁212,216の間の空間が封鎖される。なお、このとき、2つの圧力P1,P2は、第1の減圧弁214の目標圧力とほぼ等しいため、第1の減圧弁214は、開状態に設定されている。その後、第2の圧力センサ224によって検出される圧力P2に基づいて、ガス漏れの有無が判断される。具体的には、圧力P2が時間経過に伴って変化する場合には、第1の遮断弁212や第1の部分通路121aにガス漏れが発生していると判断される。
比較例において、第2の圧力センサ224によって検出される圧力P2がガス漏れの有無の判断に利用されるのは、第2の圧力センサ224は第1の圧力センサ222よりも測定精度が高いためである。すなわち、第1の圧力センサ222としては、通常、高圧用の圧力センサが利用され、第2の圧力センサ224としては、通常、低圧用の圧力センサが利用される。高圧用の圧力センサは、通常、測定レンジが広く、測定精度が低い。一方、低圧用の圧力センサは、通常、測定レンジが狭く、測定精度が高い。このため、比較例では、第1の圧力センサ222の検出値P1に基づいてガス漏れの有無が判断される場合よりも、ガス漏れの有無を正確に判断することができる。
しかしながら、比較例では、ガス漏れの有無の判断に時間が掛かってしまう。すなわち、比較例では、第2の圧力センサ224によって検出される圧力P2を利用してガス漏れの有無を判断するために、燃料ガスを消費することによって、第1の部分通路121a内の圧力P1(例えば70MPa)を第1の減圧弁214の目標圧力(例えば400kPa)まで大幅に低下させる必要がある。しかしながら、比較例において、燃料ガスを消費するのには時間が掛かり、この結果、ガス漏れの有無の判断に時間が掛かってしまう。
そこで、本実施例では、図1の構成を採用することによって、ガス漏れの有無を正確に、かつ、迅速に判断することができるように工夫している。
A−3.第1実施例のガス漏れの判断:
図3は、第1実施例におけるガス漏れの有無を判断する手順を示すフローチャートである。なお、図3の処理は、本実施例では、燃料電池システムの運転停止時(発電停止時)に、より具体的には、ユーザがイグニションスイッチをオン状態からオフ状態に切り替えたときに実行される。なお、図3の処理が開始される直前には、第1ないし第3の遮断弁212,216,234は開状態に設定されている。
ステップS102では、制御回路600は、第1の遮断弁212を制御して、閉状態に設定する。
ステップS104では、制御回路600は、第1の部分通路121a内の燃料ガスを消費(低減)させる。具体的には、制御回路600は、燃料電池スタック100が図示しない二次電池と接続されるように制御する。このとき、燃料電池スタック100は燃料ガスを消費して発電し、二次電池が充電される。なお、これに代えて、燃料ガスは、外部に放出されることによって消費されてもよい。ただし、二次電池が充電される場合には、燃料ガスを有効に利用することができるという利点がある。
なお、比較例(図2)では、燃料ガスの消費は、第1の圧力P1が第1の減圧弁214の目標圧力(例えば400kPa)と等しくなるまで行われている。しかしながら、本実施例では、燃料ガスの消費は、第1の部分通路121a内の圧力(P1)がタンク210内の圧力(例えば70MPa)よりもやや低い圧力(例えば65MPa)に達するまで行われればよい。このため、本実施例では、燃料ガスの消費に掛かる時間をかなり削減することができる。
ステップS106では、制御回路600は、第2の遮断弁216を制御して、閉状態に設定する。第2の遮断弁216が閉状態に設定されると、第1の減圧弁214は、第2の部分通路121b内の圧力が目標圧力で維持されるように、閉状態に設定される。
ステップS108では、制御回路600は、第3の遮断弁234を制御して、閉状態に設定する。
図4は、ステップS108における燃料ガス供給系200の状態を示す説明図である。ステップS102〜S108で3つの遮断弁212,216,234が閉状態に設定されると共に第1の減圧弁214が閉状態に設定されると、図示するように、3つの弁212,214,234と差圧センサ236とで挟まれた第1の空間Saは、封鎖される。また、第3の遮断弁234と差圧センサ236とで挟まれた第2の空間Sbは、第1の空間Saから分離された状態で、封鎖される。なお、第1の空間Saは、第1の部分通路121aと導入通路123と第2の検出用通路125とで構成されており、第2の空間Sbは、第1の検出用通路124で構成されている。ステップS108において第3の遮断弁234が閉状態に設定された直後には、第1の空間Sa内の圧力Paは、第2の空間Sb内の圧力Pbと同じであり、2つの空間Sa,Sbの差圧はほぼ0(ゼロ)である。なお、圧力Paは、圧力センサ222(図2参照)が仮に設けられている場合には、該圧力センサ222によって検出される圧力P1と同じである。
上記のように、本実施例では、第3の遮断弁234は、ガス漏れの判断が行われる場合にのみ閉状態に設定され、ガス漏れの判断が行われない場合には常に開状態に設定される。したがって、ガス漏れの判断が行われない場合には、2つの空間Sa,Sbの差圧はほぼ0(ゼロ)であるため、差圧センサ236の感圧部には高い差圧が印加されず、差圧センサの破損が抑制される。
ステップS110(図3)では、制御回路600は、差圧センサ236に差圧ΔPを検出させ、検出された差圧ΔPを取得する。
図5は、ガス漏れが発生している場合の差圧センサ236の検出結果を示す説明図である。なお、図中、横軸は時間tを示し、縦軸は圧力Pを示す。図示するように、ガス漏れが発生している場合には、差圧ΔPは、時間経過に伴ってほぼ線形に変化する。なお、本実施例では、図4に示す第1の空間Sa内の圧力Paが第2の空間Sb内の圧力Pbよりも高い場合に、差圧ΔPは正の値を示し、逆の場合に、差圧ΔPは負の値を示す。図5では、差圧ΔPは、時間経過に伴って次第に増大しており、第1の空間Sa内の圧力Paが第2の空間Sb内の圧力Pbよりも高いことを示している。
差圧ΔPが正の値を示す場合(すなわち差圧ΔPが次第に増大する場合)には、第1の遮断弁212の故障に起因して、燃料ガスがタンク210から燃料ガス通路121内へ漏れているか、あるいは、第2の空間Sbを構成する通路の破損等に起因して、燃料ガスが第2の空間Sbから外部へ漏れていると考えられる。なお、第1の遮断弁212の故障は、第1の遮断弁212が完全な閉状態に設定されないことを意味する。一方、差圧ΔPが負の値を示す場合(すなわち差圧ΔPが次第に減少する場合)には、第1の空間Saを構成する通路の破損等に起因して、燃料ガスが第1の空間Saから外部へ漏れていると考えられる。
ステップS110(図3)において差圧ΔPが取得されると、ステップS112において、制御回路600は、第3の遮断弁234を制御して、開状態に設定する。このように、差圧ΔPが取得された後に直ちに第3の遮断弁234を開状態に設定すれば、差圧センサ236が破損するのを抑制することができる。すなわち、ガス漏れが発生している場合に仮に第3の遮断弁234が比較的長い期間閉状態に保たれると、差圧センサ236の感圧部に高い差圧が比較的長い期間印加され、この結果、差圧センサ236が破損してしまう恐れがある。そこで、本実施例では、差圧ΔPが取得されると直ちに第3の遮断弁234が開状態に設定される。
ステップS114(図3)では、制御回路600は、ステップS110で取得された差圧ΔPに基づいて、ガス漏れの有無を判断する。具体的には、制御回路600は、差圧ΔPの絶対値が所定の閾値以上である場合に、ガス漏れが発生していると判断し、差圧ΔPの絶対値が所定の閾値未満である場合には、ガス漏れが発生していないと判断する。なお、本実施例では、ガス漏れの有無の判断は、ステップS108で第3の遮断弁234が閉状態に設定されてから所定期間経過後の差圧ΔPを用いて判断される。
ステップS114においてガス漏れが発生していないと判断されると、図3の処理は完了する。一方、ステップS114においてガス漏れが発生していると判断されると、ステップS116を経て、図3の処理が完了する。
ステップS116では、制御回路600は、通知部610を制御して、ユーザにガス漏れが発生していることを通知する。これにより、ユーザは、例えば、車両を修理工場へ運ぶ等の種々の対策を迅速に施すことができる。
以上説明したように、本実施例では、第1の部分通路121aから流入する燃料ガスが蓄えられる検出用通路124が設けられており、第1の部分通路121aと検出用通路124との差圧が差圧センサ236によって検出されている。差圧センサの測定精度は、図2の高圧用の圧力センサ222の測定精度よりも充分に高いと共に、図2の低圧用の圧力センサ224の測定精度よりも高い。このため、差圧センサの検出値を用いることによって、ガス漏れの有無を精度良く判断することができる。さらに、本実施例では、燃料ガスの消費に掛かる時間がかなり短縮されているため、ガス漏れの有無を迅速に判断することができる。
なお、本実施例では、ステップS104において、燃料ガスが消費されているが、ステップS104の処理は省略可能である。ただし、ステップS104の処理を実行すれば、第1の遮断弁212の故障に起因して、燃料ガスがタンク210から燃料ガス通路121内へ漏れている場合にも、ガス漏れの発生を検出することができる。仮にステップS104の処理が実行されない場合には、ステップS106で第2の遮断弁216が閉状態に設定されたとき、第1の空間Sa内の圧力Paはタンク210の圧力とほぼ等しくなっている。このため、第1の遮断弁212が故障しているにも拘わらず、第1の空間Sa内の圧力は増大しない。この説明から分かるように、本実施例では、ステップS104の処理を実行することによって、第1の空間Sa内の圧力Paがタンク210内の圧力よりも小さく設定され、第1の空間Sa内の圧力Paが増大し得る状態となる。この結果、第1の遮断弁212が故障している場合にガス漏れの発生を検出することができる。
また、前述したように、本実施例では、導入通路123には、オリフィス232が設けられているが、オリフィス232は省略可能である。ただし、オリフィス232が設けられていれば、燃料電池システムの次回の運転開始時に、燃料電池スタック100を加圧するための時間(加圧時間)を短縮することができるという利点がある。すなわち、運転開始時には、燃料ガスは、燃料電池スタック100へ迅速に供給されることが好ましい。仮にオリフィス232が設けられていない場合には、運転開始時に、タンク210から流出した燃料ガスは、第2の空間Sb内に比較的流入し易く、燃料電池スタック100に迅速に供給されない。一方、オリフィス232が設けられている場合には、運転開始時に、タンク210から流出した燃料ガスは、第2の空間Sb内に比較的流入し難く、燃料電池スタック100へ迅速に供給される。
特に、本実施例では、オリフィス232は、第3の遮断弁234よりも上流側に設けられている。このため、オリフィスが第3の遮断弁234よりも下流側に設けられている場合と比較して、オリフィス232よりも上流側の空間の容積を小さくすることができ、この結果、燃料電池スタック100の加圧時間をより短縮することができる。
また、図1に示すように、オリフィス232は、オリフィス内の燃料ガスの流通方向が燃料ガス通路121内の燃料ガスの主な流通方向に対してほぼ垂直となるように、設けられている。このため、運転開始時に燃料ガスの流速が大きい場合には、オリフィス232内での動圧の発生が抑制され、燃料ガスが第2の空間Sb内に流入するのが抑制される。この結果、燃料電池スタック100の加圧時間をより短縮することができる。
なお、加圧時間の短縮効果は、運転停止期間が長く、2つの空間Sa,Sb内の燃料ガスが外部に殆ど放出されてしまった場合、すなわち、2つの空間Sa,Sbがほぼ大気圧に等しい場合に特に顕著となる。
ところで、本実施例では、運転停止期間中には、第1,第2,第4の遮断弁212,216,260は閉状態に設定され、第3の遮断弁234は開状態に設定される。このため、本実施例では、第1,第2,第4の遮断弁212,216,260として、ノーマルクローズの電磁弁が利用されており、第3の遮断弁234として、ノーマルオープンの電磁弁が利用されている。ノーマルクローズの電磁弁は、通電されていない場合に、閉状態に設定される電磁弁であり、ノーマルオープンの電磁弁は、通電されていない場合に、開状態に設定される電磁弁である。
第3の遮断弁234としてノーマルオープンの電磁弁を利用すれば、運転停止期間中に、第3の遮断弁234に電力を供給する必要がない。このため、第3の遮断弁234としてノーマルクローズの電磁弁が利用される場合と比較して、運転停止期間中における消費電力を小さくすることができるという利点がある。
また、第3の遮断弁234としてノーマルクローズの電磁弁を利用する場合には、運転停止期間中に二次電池に蓄えられた電力が不足すると、第3の遮断弁234が誤って閉状態に設定され、この結果、差圧センサ236が破損してしまう恐れがある。しかしながら、第3の遮断弁234としてノーマルオープンの電磁弁を利用すれば、運転停止期間中に二次電池に蓄えられた電力が不足しても、第3の遮断弁234は常に開状態に設定されるため、差圧センサ236の破損を防止することができる。
さらに、ノーマルオープンの電磁弁は、通常、ノーマルクローズの電磁弁よりも小型であるため、第3の遮断弁234としてノーマルオープンの電磁弁を利用すれば、燃料電池システムをより小型化することができるという利点がある。
なお、第3の遮断弁234としてノーマルクローズの電磁弁を利用する場合には、通常運転期間中において、差圧ΔPの絶対値が所定の上限値以上となる毎に、第3の遮断弁234を間欠的に開状態に設定すればよい。
B.第2実施例:
第1実施例では、差圧ΔPが負の値を示す場合には、燃料ガスが第1の空間Saから外部へ漏れていると判断可能であり、ガス漏れが発生している部位を特定可能である。しかしながら、差圧ΔPが正の値を示す場合には、燃料ガスがタンク210から燃料ガス通路121内へ漏れているのか、燃料ガスが第2の空間Sbから外部へ漏れているのか、を判断することができず、ガス漏れが発生している部位を特定することができない。そこで、本実施例では、差圧ΔPが正の値を示す場合にも、ガス漏れが発生している部位を特定することができるように工夫している。
図6は、第2実施例における燃料ガス供給系200Bを示す説明図である。図6の燃料ガス供給系200Bは、図1の燃料ガス供給系200とほぼ同じであるが、圧力センサ222(図2参照)が追加されている。圧力センサ222は、比較例で説明したように、第1の部分通路121a内の圧力を検出する。
図7は、第2実施例におけるガス漏れの有無を判断する手順を示すフローチャートである。なお、図7のステップS202〜S208は、図3のステップS102〜S108と同じである。
ステップS210では、制御回路600は、差圧センサ236によって検出された差圧ΔPと、圧力センサ222によって検出された圧力P1と、を取得する。
図8は、ガス漏れが発生している場合の差圧センサ236の検出結果と圧力センサ222の検出結果とを示す説明図である。図8では、図5と同様に、差圧ΔPは、正の値を示し、時間経過に伴って次第に増大している。
図8(A),(B)に示すように、圧力P1は、ガス漏れが発生している部位に応じて異なる傾向を示す。具体的には、第1の遮断弁212の故障に起因して、燃料ガスがタンク210から燃料ガス通路121内へ漏れている場合には、図8(A)に示すように、圧力P1は、差圧ΔPと同じ傾向を示し、時間経過に伴って次第に増大する。なお、圧力P1は、時間経過に伴って、タンク210内の圧力Ptに近づく。一方、第2の空間Sbを構成する通路の破損等に起因して、燃料ガスが第2の空間Sbから外部へ漏れている場合には、図8(B)に示すように、圧力P1は、差圧ΔPと異なる傾向を示し、ほぼ一定の値で維持される。なお、図8(A),(B)において、圧力P1の初期値がタンク210内の圧力Ptよりも低いのは、ステップS204で燃料ガスが消費されているためである。
ステップS212(図7)では、制御回路600は、ステップS112(図3)と同様に、第3の遮断弁234を開状態に設定する。
ステップS214では、制御回路600は、ステップS114(図3)と同様に、ステップS210で取得された差圧ΔPに基づいて、ガス漏れの有無を判断する。
ステップS214においてガス漏れが発生していないと判断されると、図7の処理は完了する。一方、差圧ΔPが正の値を示し、ステップS214においてガス漏れが発生していると判断される場合には、ステップS216〜S218を経て、図7の処理が完了する。また、差圧ΔPが負の値を示し、ステップS214においてガス漏れが発生していると判断される場合には、ステップS215を経て、図7の処理が完了する。
ステップS216では、制御回路600は、ステップS210で取得された差圧ΔPおよび圧力P1に基づいて、ガス漏れが発生している部位を特定する。具体的には、制御回路600は、差圧ΔPの時間経過に伴う変化と、圧力P1の時間経過に伴う変化と、が同じ傾向を示す場合(図8(A)参照)には、第1の遮断弁212の故障に起因して、燃料ガスがタンク210から燃料ガス通路121内へ漏れていると判断する。また、制御回路600は、差圧ΔPの時間経過に伴う変化と、圧力P1の時間経過に伴う変化と、が異なる傾向を示す場合(図8(B)参照)には、第2の空間Sbを構成する通路の破損等に起因して、燃料ガスが第2の空間Sbから外部へ漏れていると判断する。
ステップS218,S215では、ステップS116(図3)と同様に、制御回路600は、通知部610を制御して、ユーザにガス漏れが発生していることを通知する。特に、本実施例では、差圧ΔPが負の値を示す場合のみでなく、正の値を示す場合にも、ガス漏れが発生している部位が特定される。このため、本実施例のステップS218,S215では、制御回路600は、通知部610を制御して、さらに、ユーザにガス漏れが発生している部位を通知する。
なお、本実施例では、ガス漏れが発生している部位がユーザに通知されるが、通知されないようにしてもよい。この場合にも、ガス漏れが発生している部位は特定されているため、修理工場の作業者は、ガス漏れが発生している部位の修理等を迅速に行うことができる。
以上説明したように、本実施例では、第1実施例と同様に、差圧ΔPに基づいて、ガス漏れの有無を精度良く判断することができる。また、本実施例では、差圧ΔPが正の値を示す場合に、換言すれば、差圧センサ236の差圧ΔPが第1の空間Sa内の圧力Paが第2の空間Sb内の圧力Pbよりも高いことを示す場合に、差圧ΔPと圧力P1とに基づいて、ガス漏れが発生している部位を特定することができる。
C.第3実施例:
第2実施例では、差圧ΔPが正の値を示す場合には、差圧ΔPと圧力P1とに基づいて、ガス漏れが発生している部位が特定されている。しかしながら、比較例で説明したように、高圧用の圧力センサ222の測定精度は低いため、ガス漏れが発生している部位が正確に特定されない恐れがある。そこで、本実施例では、差圧ΔPが正の値を示す場合には、測定精度の高い差圧センサ236によって検出される差圧に基づいて、ガス漏れが発生している部位を正確に特定している。なお、本実施例では、第1実施例と同じ燃料ガス供給系200が採用される。
図9は、第3実施例におけるガス漏れの有無を判断する手順を示すフローチャートである。図9のステップS302〜S312は、図3のステップS102〜S112と同じである。また、図9のステップS314,S315,S326は、それぞれ図7のステップS214,215,S218と同じである。以下では、ステップS316〜S324の処理について説明する。なお、ステップS316の処理は、差圧ΔPが正の値を示し、ステップS314においてガス漏れが発生していると判断される場合に実行される。
ステップS316では、制御回路600は、第1の遮断弁212を制御して、開状態に設定する。
ステップS318では、制御回路600は、ステップS308と同様に、第3の遮断弁234を制御して、再度、閉状態に設定する。
ステップS320では、制御回路600は、ステップS310と同様に、再度、差圧センサ236の検出値ΔP’を取得する。
図10は、ステップS320で検出される差圧センサ236の検出結果を示す説明図である。ステップS316で第1の遮断弁212が開状態に設定されると、図10(A),(B)に示すように、第1の空間Sa内の圧力Pa(図4参照)は、タンク210内の圧力Ptと等しい値となる。
図10(A),(B)に示すように、差圧ΔP’は、ガス漏れが発生している部位に応じて異なる傾向を示す。具体的には、第1の遮断弁212の故障に起因して、燃料ガスがタンク210から燃料ガス通路121内へ漏れている場合には、図10(A)に示すように、差圧ΔP’は、変化せず、ほぼ一定の値(ゼロ)で維持される。一方、第2の空間Sbを構成する通路の破損等に起因して、燃料ガスが第2の空間Sbから外部へ漏れている場合には、図10(B)に示すように、差圧ΔP’は、時間経過に伴って次第に増大する。
なお、図10(A),(B)において、差圧ΔP’の初期値がほぼゼロであるのは、ステップS318の処理が実行される前に、第3の遮断弁234が開状態に設定されているためである(ステップS312参照)。
ステップS320(図9)において差圧ΔP’が取得されると、ステップS322において、制御回路600は、ステップS302と同様に第1の遮断弁212を再度閉状態に設定すると共に、ステップS312と同様に第3の遮断弁234を再度開状態に設定する。
ステップS324では、制御回路600は、ステップS320で取得された差圧ΔP’に基づいて、ガス漏れが発生している部位を特定する。具体的には、制御回路600は、差圧ΔP’がほぼ一定の値で維持される場合(図10(A)参照)には、第1の遮断弁212の故障に起因して、燃料ガスがタンク210から燃料ガス通路121内へ漏れていると判断する。また、制御回路600は、差圧ΔP’が時間経過に伴って増大する場合(図10(B)参照)には、第2の空間Sbを構成する通路の破損等に起因して、燃料ガスが第2の空間Sbから外部へ漏れていると判断する。
以上説明したように、本実施例では、第1実施例と同様に、1回目に検出された差圧ΔP(ステップS310)に基づいて、ガス漏れの有無を精度良く判断することができる。また、本実施例では、差圧ΔPが正の値を示す場合には、換言すれば、差圧センサ236の差圧ΔPが第1の空間Sa内の圧力Paが第2の空間Sb内の圧力Pbよりも高いことを示す場合には、2回目に検出された差圧ΔP’(ステップS320)に基づいて、ガス漏れが発生している部位を正確に特定することができる。
なお、本実施例では、ステップS312で第3の遮断弁234が開状態に設定されているため、差圧ΔP’が取得される前のステップS318で、第3の遮断弁234が再度閉状態に設定されている。しかしながら、これに代えて、ステップS312の処理とステップS318の処理とを省略するようにしてもよい。こうすれば、第3の遮断弁234を再度開状態に設定せずに済む。なお、ステップS312,S318の処理が省略される場合には、図10(A),(B)に示す差圧ΔP’の初期値は、ゼロより大きな正の値を示す。これは、ステップS310で、差圧ΔPの値は、ゼロより大きな正の値に至っているためである。また、ステップS312,S318の処理が省略される場合には、ガス漏れが発生していないと判断(ステップS314)された後に、第3の遮断弁234が閉状態に設定されればよい。同様に、ステップS312,S318の処理が省略される場合には、差圧ΔPが負の値を示し、ガス漏れが発生していると判断(ステップS314)された後に、第3の遮断弁234が閉状態に設定されればよい。
D.第4実施例:
図11は、第4実施例における燃料ガス供給系200Dを示す説明図である。図11に示すように、第1の部分通路121aと導入通路123とは接続部分C1で直交するように接続されており、第1の部分通路121aの接続部分C1付近には、絞りRが設けられている。具体的には、直線状に延びる第1の部分通路121aの接続部分C1付近における通路径は、その上流側および下流側の通路径よりも小さく設定されている。
本実施例の構成を採用すれば、運転開始時に燃料ガスが大きな流速で燃料電池スタック100に供給される場合に、導入通路123が減圧されるため、導入通路123内に燃料ガスが流入し難くなり、この結果、燃料電池スタック100の加圧時間を短縮することができる。
E.第5実施例:
図12は、第5実施例における燃料ガス供給系200Eを示す説明図である。図12では、2つのリリーフ弁241,242が第3の遮断弁234と並列に設けられている。第1のリリーフ弁241は、第1の空間Sa内の圧力Pa(図4参照)が第2の空間Sb内の圧力Pbよりも所定の上限値以上大きくなった場合に、閉状態から開状態に変更される。逆に、第2のリリーフ弁242は、第2の空間Sb内の圧力Pbが第1の空間Sa内の圧力Paよりも所定の上限値以上大きくなった場合に、閉状態から開状態に変更される。
なお、本実施例における一対のリリーフ弁241,242が本発明における差圧低減部に相当する。
本実施例の構成を採用すれば、2つの空間Sa,S2の差圧が所定値以上となるのを抑制することができ、この結果、差圧センサ236の破損を防止することができる。
なお、本実施例では、一対のリリーフ弁241,242を設けることによって、制御回路600が関与することなく差圧センサ236が保護されている。しかしながら、これに代えて、制御回路600が、差圧センサ236の検出値ΔPが所定の上限値以上となった場合に、第3の遮断弁234を制御して開状態に設定するようにしてもよい。
一般には、差圧が所定値以上とならないように差圧を低減させるための差圧低減部が設けられていればよい。
F.第6実施例:
第1ないし第5実施例では、タンク210が1本だけ設けられている場合について説明したが、タンクは複数本設けられていてもよい。
図13は、第6実施例における燃料ガス供給系200Fを示す説明図である。図13の燃料ガス供給系200Fは、図1の燃料ガス供給系200とほぼ同じであるが、第2のタンク210fが追加されている。また、第2のタンク210fには、遮断弁212fが設けられており、遮断弁212fには、第2の燃料ガス通路122が接続されている。第2の燃料ガス通路122は、接続部分C2において、第1の燃料ガス通路121と接続されている。接続部分C2は、第1の燃料ガス通路121と導入通路123との接続部分C1よりも下流側である。
このように接続部分C2を接続部分C1よりも下流側に設定すれば、第2のタンク210fから排出された燃料ガスはオリフィス232に向かって流れ難く、この結果、運転開始時における燃料電池スタック100の加圧時間を短縮することができる。
図14は、第6実施例の変形例における燃料ガス供給系200F’を示す説明図である。図14では、図13とほぼ同じであるが、第2の燃料ガス通路122’は、接続部分C3において、第1の燃料ガス通路121と接続されている。接続部分C3は、第1の燃料ガス通路121と導入通路123との接続部分C1よりも上流側である。
また、図14では、第4実施例(図11)と同様に、接続部分C1には、絞りが設けられている。
図14の構成を採用すれば、2つのタンク210,210fのいずれを利用する場合にも、接続部分C1に設けられた絞りを利用することができる。
特に、オリフィス232と遮断弁234と差圧センサ236と導入通路123と第1の検出用通路124と第2の検出用通路125とを一体化してガス漏れ検出ユニットを構成する場合には、図14に示すように、接続部分C3を接続部分C1よりも上流側に設けることが好ましい。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施例では、ステップS114,S214,S314において、第3の遮断弁234が閉状態に設定されてから所定期間経過後の差圧ΔPを用いて、ガス漏れの有無が判断されている。しかしながら、これに代えて、第3の遮断弁234が閉状態に設定された後の単位時間あたりの差圧ΔPの変化量を用いて、ガス漏れの有無が判断されるようにしてもよい。
(2)上記実施例では、燃料ガス通路121には、第2の遮断弁216が設けられているが、第2の遮断弁216は省略可能である。この場合には、ステップS106,206,306において、燃料オフガス通路129に設けられた第4の遮断弁260が閉状態に設定されればよい。なお、この場合には、第4の遮断弁260が閉状態に設定されると、各減圧弁214,218は、その下流側の圧力が目標圧力で維持されるように、閉状態に設定される。ただし、第4の遮断弁260が閉状態に設定される場合には、燃料ガスは、燃料電池スタック内部の電解質膜を介して、酸化ガス側に漏れ出してしまう。このため、各減圧弁214,218は、開状態に設定され得る。しかしながら、電解質膜を介して漏れ出す燃料ガスの量は、実験等によって見積もることができる。このため、電解質膜を介して漏れ出す燃料ガスの量を考慮して差圧センサ236や圧力センサ222の検出値を補正すれば、上記実施例と同様に、ガス漏れの有無の判断や、ガス漏れの発生している部位の特定を行うことができる。
(3)上記実施例では、第2の遮断弁216は、第1の減圧弁214の下流側に設けられているが、これに代えて、あるいは、これと共に、他の遮断弁が、燃料ガス通路121と第2の検出用通路125との接続部分よりも下流側、かつ、第1の減圧弁214よりも上流側の位置に設けられていてもよい。なお、この場合には、該他の遮断弁が第2の封鎖手段として機能する。
(4)上記実施例では、本発明の気密性異常判断装置を燃料電池システムの燃料ガス供給系に適用した場合について説明したが、本発明の気密性異常判断装置は他のシステムのガス供給系にも適用可能である。
第1実施例における燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。 比較例における燃料ガス供給系200Zを示す説明図である。 第1実施例におけるガス漏れの有無を判断する手順を示すフローチャートである。 ステップS108における燃料ガス供給系200の状態を示す説明図である。 ガス漏れが発生している場合の差圧センサ236の検出結果を示す説明図である。 第2実施例における燃料ガス供給系200Bを示す説明図である。 第2実施例におけるガス漏れの有無を判断する手順を示すフローチャートである。 ガス漏れが発生している場合の差圧センサ236の検出結果と圧力センサ222の検出結果とを示す説明図である。 第3実施例におけるガス漏れの有無を判断する手順を示すフローチャートである。 ステップS320で検出される差圧センサ236の検出結果を示す説明図である。 第4実施例における燃料ガス供給系200Dを示す説明図である。 第5実施例における燃料ガス供給系200Eを示す説明図である。 第6実施例における燃料ガス供給系200Fを示す説明図である。 第6実施例の変形例における燃料ガス供給系200F’を示す説明図である。
符号の説明
100…燃料電池スタック
121…燃料ガス通路
121a…第1の部分通路
121b…第2の部分通路
122…燃料ガス通路
123…導入通路
124…検出用通路
125…検出用通路
129…燃料オフガス通路
131…酸化ガス通路
139…酸化オフガス通路
141…合流通路
200,B,D,E,F,Z…燃料ガス供給系
210,210f…タンク
212,f…遮断弁
214…減圧弁
216…遮断弁
218…減圧弁
222…圧力センサ
224…圧力センサ
232…オリフィス
234…遮断弁
236…差圧センサ
241,242…リリーフ弁
260…遮断弁
300…酸化ガス供給系
310…ブロワ
600…制御回路
610…通知部

Claims (14)

  1. ガスが流れるガス通路と、前記ガス通路の上流側を封鎖するための第1の封鎖手段と、前記ガス通路の下流側を封鎖するための第2の封鎖手段と、を備えるガス供給部の気密性の異常を判断するための気密性異常判断装置であって、
    前記第1の封鎖手段と前記第2の封鎖手段との間の前記ガス通路から流入したガスを蓄える空間部と、
    前記ガス通路と前記空間部との間に設けられ、前記ガス通路と前記空間部とを遮断するための遮断手段と、
    前記ガス通路と前記空間部との差圧を検出する差圧センサと、
    前記第1の封鎖手段と前記第2の封鎖手段とにより前記ガス通路の前記第1の封鎖手段と前記第2の封鎖手段との間を封鎖し、かつ、前記遮断手段により前記空間部と前記ガス通路とを遮断した第1の状態となった際の前記差圧センサの第1の検出値に基づいて、前記ガス供給部の気密性の異常を判断する判断部と、
    を備えることを特徴とする気密性異常判断装置。
  2. 請求項1記載の気密性異常判断装置であって、
    前記判断部は、
    気密性の異常の判断を実行しない場合には、前記遮断手段を制御して、前記ガス通路から前記空間部へのガスの流入を許容する、気密性異常判断装置。
  3. 請求項1または2記載の気密性異常判断装置であって、さらに、
    前記ガス通路と前記空間部とに接続され、オリフィスが設けられた接続通路を備える、気密性異常判断装置。
  4. 請求項3記載の気密性異常判断装置であって、
    前記オリフィスは、前記遮断手段の上流側に設けられている、気密性異常判断装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の気密性異常判断装置であって、さらに、
    前記ガス通路と前記空間部との差圧が所定値以上とならないように前記差圧を低減させるための差圧低減部を備える、気密性異常判断装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の気密性異常判断装置であって、さらに、
    前記ガス通路内の圧力を検出するための圧力センサを備え、
    前記判断部は、
    気密性の異常を判断する場合には、さらに、前記差圧センサの第1の検出値と前記第1の状態における前記圧力センサの検出値とに基づいて、気密性の異常が発生している部位を特定する、気密性異常判断装置。
  7. 請求項6記載の気密性異常判断装置であって、
    前記判断部は、
    前記差圧センサの第1の検出値が、前記ガス通路内の圧力が前記空間部内の圧力よりも高いことを示し、かつ、前記圧力センサの検出値の時間経過に伴う変化が、前記差圧センサの第1の検出値の時間経過に伴う変化と同じ傾向を示す場合には、前記第1の封鎖手段によって前記ガス通路の上流側が完全に封鎖されていないと判断する、気密性異常判断装置。
  8. 請求項6または7記載の気密性異常判断装置であって、
    前記判断部は、
    前記差圧センサの第1の検出値が、前記ガス通路内の圧力が前記空間部内の圧力よりも高いことを示し、かつ、前記圧力センサの検出値の時間経過に伴う変化が、前記差圧センサの第1の検出値の時間経過に伴う変化と異なる傾向を示す場合には、前記空間部から外部へガスが流出していると判断する、気密性異常判断装置。
  9. 請求項1ないし5のいずれかに記載の気密性異常判断装置であって、
    前記判断部は、
    前記差圧センサの第1の検出値が、前記ガス通路内の圧力が前記空間部内の圧力よりも高いことを示す場合に、さらに、前記第1の封鎖手段を制御して、前記ガス通路の上流側が開状態に設定された第2の状態を実現し、前記第2の状態における前記差圧センサの第2の検出値に基づいて、気密性の異常が発生している部位を特定する、気密性異常判断装置。
  10. 請求項9記載の気密性異常判断装置であって、
    前記判断部は、
    前記差圧センサの第2の検出値が時間経過に伴って変化しない場合には、前記第1の封鎖手段によって前記ガス通路の上流側が完全に封鎖されていないと判断する、気密性異常判断装置。
  11. 請求項9または10記載の気密性異常判断装置であって、
    前記判断部は、
    前記差圧センサの第2の検出値が時間経過に伴って変化する場合には、前記空間部から外部へガスが流出していると判断する、気密性異常判断装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の気密性異常判断装置であって、
    前記判断部は、さらに、
    気密性の異常が発生していることをユーザに通知するための通知部を備える、気密性異常判断装置。
  13. ガス供給装置であって、
    前記ガス供給部と、
    請求項1ないし12のいずれかに記載の気密性異常判断装置と、
    を備えることを特徴とするガス供給装置。
  14. 請求項13記載のガス供給装置であって、
    前記ガス通路には、高圧ガスタンクから放出されるガスが流れる、ガス供給装置。
JP2005236905A 2005-08-17 2005-08-17 気密性異常判断装置およびガス供給装置 Pending JP2007051917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005236905A JP2007051917A (ja) 2005-08-17 2005-08-17 気密性異常判断装置およびガス供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005236905A JP2007051917A (ja) 2005-08-17 2005-08-17 気密性異常判断装置およびガス供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007051917A true JP2007051917A (ja) 2007-03-01

Family

ID=37916462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005236905A Pending JP2007051917A (ja) 2005-08-17 2005-08-17 気密性異常判断装置およびガス供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007051917A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010125732A1 (ja) * 2009-04-28 2010-11-04 株式会社Eneosセルテック 燃料電池用改質装置
JP2012185109A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Panasonic Corp 燃料電池システム用ガス漏れ検知システム
JP2013254624A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Suzuki Motor Corp 車両用燃料電池システム
JP2018113154A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP2018129255A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP2021060203A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 大陽日酸株式会社 水素ステーションの気密試験方法
CN114323631A (zh) * 2020-09-25 2022-04-12 丰田自动车株式会社 阀异常判定装置及阀异常判定方法
JP2022077045A (ja) * 2020-11-11 2022-05-23 トヨタ自動車株式会社 燃料電池のガスリーク検査装置、およびその方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010125732A1 (ja) * 2009-04-28 2010-11-04 株式会社Eneosセルテック 燃料電池用改質装置
JP2010257916A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Eneos Celltech Co Ltd 燃料電池用改質装置
JP2012185109A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Panasonic Corp 燃料電池システム用ガス漏れ検知システム
JP2013254624A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Suzuki Motor Corp 車両用燃料電池システム
JP2018113154A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP2018129255A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP2021060203A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 大陽日酸株式会社 水素ステーションの気密試験方法
JP7477953B2 (ja) 2019-10-03 2024-05-02 大陽日酸株式会社 水素ステーションの気密試験方法
CN114323631A (zh) * 2020-09-25 2022-04-12 丰田自动车株式会社 阀异常判定装置及阀异常判定方法
JP2022077045A (ja) * 2020-11-11 2022-05-23 トヨタ自動車株式会社 燃料電池のガスリーク検査装置、およびその方法
JP7338610B2 (ja) 2020-11-11 2023-09-05 トヨタ自動車株式会社 燃料電池のガスリーク検査装置、およびその方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007051917A (ja) 気密性異常判断装置およびガス供給装置
JP4434525B2 (ja) 燃料電池の異常検出方法
JP4028544B2 (ja) 燃料電池システム及び該システムにおける燃料ガス経路の故障検知方法
JP2014228105A (ja) 高圧ガス容器および高圧ガス容器シール部のガス漏れ判定方法
JP5470234B2 (ja) 燃料電池のクロスリーク判定方法と燃料電池システム
WO2005088756A1 (ja) ガス漏れ検出装置およびその方法
JP5099285B2 (ja) 燃料供給装置
JP2003308866A (ja) 燃料電池システムのガス漏れ検知方法及び装置
JP2008223784A (ja) 燃料供給装置及び車両
JP4849332B2 (ja) 燃料供給装置
JP2019157866A (ja) 高圧タンク装置及びその漏洩判定方法
US9458004B2 (en) Fueling nozzle for gaseous fuels with integrated means for gas detection
JP2007051682A (ja) ガス供給装置
JP2013177910A (ja) 高圧ガス供給システム
JP2005257340A (ja) 高圧タンクシステムのガス漏れ検出装置
JP2005347185A (ja) 燃料電池システム及びその異常判定方法
JP5192705B2 (ja) 水素ガス供給システムおよび水素ガス供給方法
JP2012054148A (ja) 燃料電池の膜破損検知方法
JP2008256552A (ja) ガス漏れ検出方法及びガス流通システム
JP2007329105A (ja) 燃料電池システムの異常検出装置、および同システムの異常検出方法
WO2006038098A2 (en) Gas supply system and gas supply method
WO2007020957A1 (ja) 燃料ガス供給装置およびその制御方法
JP2007005266A (ja) 燃料電池システムとそのガス漏れ検出方法
JPH07225167A (ja) 差圧検出器、差圧検出器の異常判定方法及びその検出器を用いた燃料蒸散ガス排出防止装置
JP2005249708A (ja) 高圧タンクシステムのガス漏れ検出装置