JPH07225167A - 差圧検出器、差圧検出器の異常判定方法及びその検出器を用いた燃料蒸散ガス排出防止装置 - Google Patents

差圧検出器、差圧検出器の異常判定方法及びその検出器を用いた燃料蒸散ガス排出防止装置

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JPH07225167A
JPH07225167A JP6016606A JP1660694A JPH07225167A JP H07225167 A JPH07225167 A JP H07225167A JP 6016606 A JP6016606 A JP 6016606A JP 1660694 A JP1660694 A JP 1660694A JP H07225167 A JPH07225167 A JP H07225167A
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pressure
differential
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detector
differential pressure
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Akira Koshimizu
亮 輿水
Susumu Nagano
進 長野
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 当該差圧検出器内に異常があることを判定す
ることができる差圧検出器を得ることを目的とする。 【構成】 基準圧導入口11aと基準圧室12との間の
基準流体の入出を緩和し、その基準流体入出量が基準圧
室12と被測定圧導入口11bとの間の漏洩量よりも少
なくする多孔質膜17aを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等のエンジン
における密閉容器及び配管系の気密性を検査する差圧検
出器、差圧検出器の異常判定方法及びその検出器を用い
た燃料蒸散ガス排出防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の燃料蒸散ガス排出防止装置
の構成図であり、図において、1は燃料タンク、2は燃
料タンク1内の燃料から発生した蒸発燃料を吸着される
キャニスタ、3は燃料タンク1とキャニスタ2とを接続
する連通管、4はキャニスタ2とエンジンへの吸気管6
とを接続するパージ管、5はそのパージ管4の途中に設
けられた吸気開閉弁、7はキャニスタ2を大気解放する
ための大気開閉弁、8は燃料タンク1内の圧力を検出す
るために、片方に燃料タンク1内の圧力を導入しもう片
方を大気開放にした差圧検出器、9は燃料タンク1を密
閉するためのキャップである。
【0003】次に動作について説明する。燃料タンク1
内には燃料及び空気が入っている。この空気部分はキャ
ニスタ2及びキャップ9に設けられたチェックバルブ
(図示せず)にて大気と連通し、燃料タンク1内の圧力
が低下した場合大気を導入し、圧力が上昇した場合は大
気に放出し、燃料タンク1内の圧力調整を行い、燃料タ
ンク1の過大圧に対する保護を行っている。
【0004】しかし、燃料タンク1の圧力が上昇し大気
に放出する場合、燃料は通常揮発成分を含むため、この
燃料タンク1内の空気にも蒸散ガスが含まれており、直
接大気中に放出すると大気汚染の原因になる。そこで、
通常は吸気開閉弁5を開きその蒸散ガスを含む空気を連
通管3,キャニスタ2,吸気開閉弁5,吸気管6を通し
てエンジンに導き蒸散ガスを燃焼させるようになってい
る。
【0005】ところが、キャップ9が完全に閉止されて
いなかったり、燃料蒸散ガス排出防止装置の系のどこか
が損傷し、気密性が失われた場合には、多量の蒸散ガス
が大気に漏れることになる。そこで、この装置の気密性
を確認するために、運転中の適当な期間に一度、エンジ
ンが高出力運転状態で、吸気開閉弁5が開いている時に
大気開閉弁7を閉じ、吸気管6の負圧を利用して燃料タ
ンク1及びキャニスタ2を含む燃料蒸散ガス排出防止装
置内を負圧とし、次に吸気開閉弁5を閉じることによ
り、燃料蒸散ガス排出防止装置内を閉じた系にしてお
き、差圧検出器8の出力信号をモニタする。一般に差圧
検出器8は、圧力変化に比例した信号を出力するため、
この時急激な圧力変化が認められた場合には、これに合
わせて差圧検出器8の出力が大きく変動し、漏れを検知
し燃料蒸散ガス排出防止装置の故障と判断している。図
5(a)は燃料蒸散ガス排出防止装置に漏れが無く正常
な場合の差圧検出器8の出力信号を示す。図のように、
負圧が一定になっている。又、図5(b)は燃料蒸散ガ
ス排出防止装置に漏れがあり異常な場合の差圧検出器8
の出力信号を示す。図のように、時間と共に負圧が変化
し大気圧に収束している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の燃料蒸散ガス排
出防止装置は以上のように構成されているので、大気と
の差圧により検出する差圧検出器8を用いた場合、大気
を導入する基準圧導入側と燃料タンク1の器内圧を導入
する被測定圧導入側との気密が不充分となり、基準圧導
入側から被測定圧導入側に大気が漏れ出した場合、燃料
蒸散ガス排出防止装置に漏れがなく、全く正常な場合で
あっても、差圧検出器8の出力信号は図5(c)に示し
たように、時間と共に負圧が変化し最終的には大気圧に
収束してしまい、図5(b)に示したように燃料蒸散ガ
ス排出防止装置に異常があるのか、差圧検出器8に異常
があるのか判別できないなどの問題点があった。
【0007】請求項1及び請求項2の発明は上記のよう
な問題点を解消するためになされたもので、当該差圧検
出器内に異常があることを判定することができる差圧検
出器及び差圧検出器の異常判定方法を得ることを目的と
する。
【0008】請求項3の発明は、当該燃料蒸散ガス排出
防止装置に異常があるのか、差圧検出器に異常があるの
か判定することができる燃料蒸散ガス排出防止装置を得
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る差
圧検出器は、基準圧導入口と基準圧室との間の基準流体
の入出を緩和し、その基準流体入出量が基準圧室と被測
定圧導入口との間の漏洩量よりも少なくする圧力緩衝部
材を備えたものである。
【0010】請求項2の発明に係る差圧検出器の異常判
定方法は、請求項1記載の差圧検出器にて、第1の圧力
とその第1の圧力と異なる被測定圧を導入した時の第2
の圧力とを検出し、第1の圧力と第2の圧力とが同等で
あれば上記差圧検出器を異常と判定するものである。
【0011】請求項2の発明に係る燃料蒸散ガス排出防
止装置は、大気圧を基準圧とし容器及び配管を系とする
内圧を被測定圧とした請求項1記載の差圧検出器を備え
たものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明における差圧検出器は、基準圧
導入口に基準圧が導入され、又、被測定圧導入口にその
基準圧とに予め差圧があると認められる被測定圧が導入
される。当該差圧検出器は、(被測定圧)>(基準圧)
のような正圧や、(被測定圧)<(基準圧)のような負
圧が導入されても、基準圧室と被測定圧導入口との間に
漏洩が無い場合、それら正圧や負圧の大きさに応じた値
を出力する。又、導入された圧力が正圧であり基準圧室
と被測定圧導入口との間に漏洩がある場合、一瞬にして
被測定圧導入口から基準圧室に被測定流体が流れ込む
が、基準圧導入口と基準圧室との間にはその漏洩量より
も少なくする圧力緩衝部材が設けられているので、基準
圧室から基準圧導入口へは基準流体がほとんど流れず、
故に、基準圧室内の圧力が被測定圧と同一になり、当該
差圧検出器は差圧が生じていない場合と同等の一定出力
値を出力する。更に、導入された圧力が負圧であり基準
圧室と被測定圧導入口との間に漏洩がある場合、一瞬に
して基準圧室から被測定圧導入口に基準流体が流れ込む
が、圧力緩衝部材により、基準圧導入口から基準圧室へ
は基準流体がほとんど流れず、故に、基準圧室内の圧力
が被測定圧と同一になり、当該差圧検出器は差圧が生じ
ていない場合と同等の一定出力値を出力する。従って、
当該差圧検出器の出力が差圧が生じていない場合と同等
の一定出力値であれば異常、正圧や負圧の大きさに応じ
ていれば正常と判定できる。
【0013】請求項2の発明における差圧検出器の異常
判定方法は、第1の圧力と第2の圧力が同等である時、
基準圧室と被測定圧導入口との間に漏洩があり、第1,
第2の圧力の両方とも差圧が生じていない場合と同等の
一定出力値を出力していると考え、上記差圧検出器を異
常と判定する。
【0014】請求項3の発明における燃料蒸散ガス排出
防止装置は、まず吸気開閉弁及び大気開閉弁を共に開
き、吸気開閉弁を閉じた後に大気開閉弁を閉じることに
より、容器及び配管を系とする内圧をほぼ大気圧とし
て、この時点の差圧検出器の出力を読む。次に吸気開閉
弁を開き、その後の差圧検出器の出力を読む。これら差
圧検出器の2つの出力値が異なれば差圧検出器は正常、
同一ならば異常と判定できる。上記差圧検出器が正常な
らば、次の段階で当該燃料蒸散ガス排出防止装置の漏れ
等の故障を試験する。
【0015】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、10は差圧検出器であり、この差
圧検出器20は大気圧を基準圧とし、燃料タンク1,キ
ャニスタ2及び連通管3を系とする内圧を被測定圧とし
たものである。尚、その他の構成については、図4に示
した従来技術と同等の構成なので説明を省略する。
【0016】又、図2は上記差圧検出器10の構成を詳
細に示す構成図であり、図において、11はプラスチッ
クハウジング、11aはプラスチックハウジング11の
外部から基準圧としての大気圧を導入する基準圧導入
口、11bは同様にプラスチックハウジング11の外部
から被測定圧を導入する被測定圧導入口、12は基準圧
導入口11aから導入された大気圧を保有する基準圧
室、13はその基準圧室12内の圧力と被測定圧導入口
11bから導入された被測定圧との差圧を検出する差圧
検出素子であり、歪ゲージ13a,その歪ゲージ13a
の温度特性を向上させるために設けられた台座13b及
び外装部13cから構成されている。尚、この差圧検出
素子13は厚膜回路基板15と共にサーキットボード1
4上に組みつけられている。
【0017】16は基準圧導入口11aより導入した基
準圧と被測定圧導入口11bより導入した被測定圧との
間で漏れがないように封止するOリングであり、このO
リング16は経年変化等の理由により封止が弱まれば、
基準圧と被測定圧との間で漏洩が生じる。尚、基準圧と
被測定圧との間で漏れがないようにする封止手段であれ
ばOリング以外でもよい。17は基準圧導入口11aの
内部に多孔質膜(圧力緩衝部材)17aが熱溶着された
プラスチックプレートであり、この多孔質膜17aは基
準圧導入口11aと基準圧室12との間の大気の入出を
緩和し、その大気入出量が基準圧室12と被測定圧導入
口11bとの間の漏洩量よりも少なくするように構成さ
れている。この多孔質膜17aが有している孔は水は通
さないが気体は通過できる程度の微小な孔であり、基準
圧力媒体を導入するには充分であるが、圧力媒体が基準
圧導入口11aを経て急速に出入することはない。18
はサーキットボード14からの差圧検出信号を外部に出
力する為のコネクタである。
【0018】次に動作について説明する。基準圧導入口
11aに大気圧が導入され、又、被測定圧導入口11b
に被測定圧が導入される。基準圧導入口11aに導入さ
れた大気圧は多孔質膜17aを通過し基準圧室12に保
有される。差圧検出素子13はその基準圧室12に保有
された大気圧と被測定圧導入口11bに導入された被測
定圧との差圧を検出し、サーキットボード14,コネク
タ18を通して外部のコンピュータユニット(図示せ
ず)に送られ、表示及び制御に用いられる。
【0019】上記構成において、Oリング16が熱変形
や挿入不良等により基準圧と被測定圧との間での封止が
不良であり、導入された圧力が(被測定圧)>(基準
圧)のような正圧である場合、一瞬にして被測定圧導入
口11bから基準圧室12に被測定流体が流れ込む。こ
こで従来例のように、多孔質膜17aが設けられていな
い場合、基準圧室12に流れ込んだ被測定流体は更に基
準圧導入口11aを通り外界に放出される。基準圧室1
2の容積(1cm3 〜60cm3 )に比較して、大気が
存在する外界の容積は無限大に大きいので、基準圧室1
2の圧力は僅かに高くなるだけでほとんど変化しない。
従って、従来例の差圧検出器の出力は、実際の差圧より
も僅かに小さい値を示す。それに対して、この実施例で
は多孔質膜17aを設けたことにより、基準圧室12に
流れ込んだ被測定流体はその多孔質膜17aに流れを遮
られ外界にほとんど放出されないので、一瞬にして基準
圧室12内の圧力が被測定圧導入口11bの被測定圧と
同一になる。従って、この実施例の差圧検出器の出力
は、基準圧と被測定圧との間での封止が不良であり、導
入された圧力が(被測定圧)>(基準圧)のような正圧
である場合、図5(d)に示すような差圧が生じていな
い場合と同等の一定値を出力する。
【0020】又、基準圧と被測定圧との間での封止が不
良であり、導入された圧力が(被測定圧)<(基準圧)
のような負圧である場合、一瞬にして基準圧室12から
被測定圧導入口11bに大気が流れ込む。ここで従来例
のように、多孔質膜17aが設けられていない場合、基
準圧室12に大気を無限に供給できるので、基準圧室1
2の圧力は僅かに低くなるだけでほとんど変化しない。
従って、従来例の差圧検出器の出力は、実際の差圧のよ
りも僅かに小さい値を示す。それに対して、この実施例
では多孔質膜17aを設けたことにより、大気がその多
孔質膜17aに流れを遮られ外界から基準圧室12にほ
とんど供給されないので、一瞬にして基準圧室12内の
圧力が被測定圧導入口11bの被測定圧と同一になる。
従って、この実施例の差圧検出器の出力は、基準圧と被
測定圧との間での封止が不良であり、導入された圧力が
(被測定圧)<(基準圧)のような負圧である場合、図
5(d)に示すような差圧が生じていない場合と同等の
一定値を出力する。
【0021】このように、この実施例の差圧検出器10
は、導入された圧力が正圧及び負圧に関わらず、ほぼ正
圧や負圧の大きさに応じて出力されていれば正常と判定
でき、差圧が生じていない場合と同等の一定出力値であ
れば基準圧と被測定圧との間での封止不良等の異常と判
定できる(請求項1)。
【0022】次に、図3のフローチャートに基づき差圧
検出器10を用いた燃料蒸散ガス排出防止装置の動作に
ついて説明する。まず吸気開閉弁5を閉(ステップST
301)、続いて大気開閉弁7を閉(ステップST30
2)にする。これらの動作により、燃料タンク1,キャ
ニスタ2及び連通管3の系は密閉され、その系の内圧は
ほぼ大気圧に近くなる。この状態で差圧検出器10の出
力(第1の圧力)Vp1を読み取る(ステップST30
3,第1の段階)。この差圧検出器10は、大気圧を基
準圧とし上記系の内圧を被測定圧としているので、この
状態では出力は差圧が生じていない一定の値を出力す
る。
【0023】次に、予め決められた所定時間、吸気開閉
弁5を開(ステップST304)にする。その後、差圧
検出器10の出力(第2の圧力)Vp2を読み取る(ス
テップST305,第2の段階)。この状態では、上記
系内の蒸散ガスを含む空気が吸気開閉弁5,吸気管6を
通してエンジンに導かれるので、系の内圧は低下してい
る。更に、ステップST303において読み取った差圧
検出器10の出力Vp1と、ステップST305におい
て読み取った差圧検出器10の出力Vp2とを比較する
(ステップST306,第3の段階)。出力Vp1=出
力Vp2である場合、系の内圧が低下したにも関わらず
差圧検出器10の出力に変化がないので、差圧検出器1
0の異常であると判定し燃料蒸散ガス排出防止装置の故
障検出を禁止する(ステップST307、第3の段
階)。又、出力Vp1=出力Vp2でない場合、系の内
圧の低下に応じて差圧検出器10の出力が変化したと考
え、差圧検出器10は正常であると判定し燃料蒸散ガス
排出防止装置の故障検出を行う(ステップST30
8)。
【0024】尚、上記ステップST304において吸気
開閉弁5を開き系の内圧を低下させる際に、系内に漏れ
があり内圧があまり低下せず、差圧検出器10が正常で
あるにも関わらず、出力Vp1=出力Vp2になってし
まうことが懸念されるが、実際に、差圧検出器10の出
力の影響は、系内に漏れよりも差圧検出器10自身の漏
れに大きく依存しており、系内によほど大きな穴がない
かぎり系内の圧力が大気圧になることはなく、差圧検出
器10の故障を誤検出することはない。このように、多
孔質膜17aが設けられた差圧検出器10を燃料蒸散ガ
ス排出防止装置に用いれば、燃料蒸散ガス排出防止装置
の故障検出の前に差圧検出器10の故障検出を行うこと
ができ、信頼性の高い燃料蒸散ガス排出防止装置の故障
検出を行うことができる(請求項2,3)。上記実施例
において、圧力緩衝部材として多孔質膜17aを用いた
が、これに限らず、例えば板に多数の小孔を形成したも
のでもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、差圧検出器において基準圧導入口と基準圧室との間
の基準流体の入出を緩和し、その基準流体入出量が基準
圧室と被測定圧導入口との間の漏洩量よりも少なくする
圧力緩衝部材を備えるように構成したので、当該差圧検
出器の出力が差圧が生じていない場合と同等の一定値で
あれば、基準圧室と被測定圧導入口との間に漏洩等の異
常があり、正圧や負圧の大きさに応じていれば正常であ
ると判定できる効果がある。
【0026】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
差圧検出器にて第1の圧力と、その第1の圧力と異なる
被測定圧を導入した時の第2の圧力とを検出し、第1の
圧力と第2の圧力とが同等であれば、上記差圧検出器を
異常と判定するように構成したので、上記差圧検出器の
使用前に容易にその差圧検出器の故障判定を行うことが
できる効果がある。
【0027】請求項3の発明によれば、燃料蒸散ガス排
出防止装置において大気圧を基準圧とし容器及び配管を
系とする内圧を被測定圧とした請求項1記載の差圧検出
器を備えるように構成したので、燃料蒸散ガス排出防止
装置の故障検出の前に差圧検出器の故障検出を行うこと
ができ、信頼性の高い燃料蒸散ガス排出防止装置の故障
検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による燃料蒸散ガス排出防
止装置を示す構成図である。
【図2】差圧検出器の詳細を示す構成図である。
【図3】この発明の一実施例による燃料蒸散ガス排出防
止装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】従来の燃料蒸散ガス排出防止装置を示す構成図
である。
【図5】差圧検出器が正常及び異常である場合の出力を
示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 キャニスタ 3 連通管 5 吸気開閉弁 6 吸気管 7 大気開閉弁 10 差圧検出器 11a 基準圧導入口 11b 被測定圧導入口 12 基準圧室 13 差圧検出素子 17a 多孔質膜(圧力緩衝部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準圧導入口から導入された基準圧を保
    有する基準圧室と、予めその基準圧とに差圧がありうる
    と認められた被測定圧を導入する被測定圧導入口と、上
    記基準圧室の圧力と上記被測定圧との差圧を検出する差
    圧検出素子と、上記基準圧導入口と基準圧室との間の基
    準流体の入出を緩和し、その基準流体入出量が基準圧室
    と上記被測定圧導入口との間の漏洩量よりも少なくする
    圧力緩衝部材とを備えた差圧検出器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の差圧検出器の基準圧導入
    口に基準圧を導入すると共に被測定圧導入口に被測定圧
    を導入し第1の圧力を検出する第1の段階と、上記被測
    定圧導入口に上記第1の段階とは異なる圧力の被測定圧
    を導入し第2の圧力を検出する第2の段階と、上記第1
    の段階で検出された第1の圧力と上記第2の段階で検出
    された第2の圧力とを比較して同等であれば上記差圧検
    出器が異常であると判定する第3の段階とを備えた差圧
    検出器の異常判定方法。
  3. 【請求項3】 燃料タンクと連通管で接続されたキャニ
    スタと、そのキャニスタと吸気開閉弁を介して接続され
    た機関の吸気管と、上記キャニスタに接続された大気開
    閉弁と、大気圧を基準圧とし上記容器及び配管を系とす
    る内圧を被測定圧とした請求項1記載の差圧検出器とを
    備えた燃料蒸散ガス排出防止装置。
JP6016606A 1994-02-10 1994-02-10 差圧検出器、差圧検出器の異常判定方法及びその検出器を用いた燃料蒸散ガス排出防止装置 Pending JPH07225167A (ja)

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JP6016606A JPH07225167A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 差圧検出器、差圧検出器の異常判定方法及びその検出器を用いた燃料蒸散ガス排出防止装置
US08/273,950 US5419182A (en) 1994-02-10 1994-07-12 Pressure difference detector, a method for judging an abnormality of the detector, and a fuel vapor emission preventing employing the detector

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JP6016606A JPH07225167A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 差圧検出器、差圧検出器の異常判定方法及びその検出器を用いた燃料蒸散ガス排出防止装置

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JP6016606A Pending JPH07225167A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 差圧検出器、差圧検出器の異常判定方法及びその検出器を用いた燃料蒸散ガス排出防止装置

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