JP2014227797A - 取付具、及びそれを用いた外装材の取付構造 - Google Patents

取付具、及びそれを用いた外装材の取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】構造材への墨出しや穿孔等の作業が不要であり、外装材を構造材に容易に且つ確実に取り付けることができる取付具、及びそれを用いた外装材の取付構造を提供する。
【解決手段】本発明は、内側フランジ22から内側延設片221が、外側フランジ23から外側延設片231がそれぞれ開口部20に臨む形鋼である構造材2に取り付けて外装材3を敷設する取付具であって、組付状態において構造材2の内側延設片221、外側延設片231のそれぞれに係合する内方係合溝15、外方係合溝16と、開口部20の上方に立設されて固定ボルト4を貫通させる内方立面部12、外方立面部13と、該両立面部12,13を連結する連結部11とを備えてなり、構造材2の内側延設片221、外側延設片231に、内方係合溝15、外方係合溝16を係合させて当該取付具1を取り付け、取り付けた取付具1の両立面部12,13、及び外装材3に固定ボルト4を貫通させて締め付け固定できることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、構造材への墨出しや穿孔等の作業が不要であり、外装材を構造材に容易に且つ確実に取り付けることができる取付具、及びそれを用いた外装材の取付構造に関する。
従来、壁板材を構造材に取り付ける際には、壁板材を固着具等を用いて構造材に直接取り付ける態様と、取付部材を構造材に取り付けて壁板材を間接的に取り付ける態様が知られており、例えば特許文献1〜3等が提案されている。
特許文献1には、構造材(リップ溝型材)10に壁板材Aを沿わせ、ドリルビス等の固着具11を打ち込んで固定する構造が記載されている。
特許文献2には、壁下地(C型鋼材)Dの舌片D1に、取付具Bに設けたフック溝26を係合してスクリュービス等の固定具Cを打ち込んで固定し、取付具Bに設けた係合溝25に建築用パネルAを取り付ける構造が記載されている。
特許文献3には、構造材(コ字形鋼)4のフランジ状部4aに、取付金具Bに設けた切欠溝5C1を係合させた状態で先端に当接部材7aが一体的に固定されたボルト7を締め付けて押し付け状に固定し、取付金具Bに設けた背面板5bや押圧部6にて建築用板Aを取り付ける構造が記載されている。
特許第3725386号公報 特許第3009297号公報 特許第3392662号公報
しかしながら、前記特許文献1の固定具をリップ溝型材10に打ち込む作業や前記特許文献2のC型鋼材Dの舌片D1にスクリュービス等の固定具Cを打ち込む作業は、厚肉で高強度の鋼材に穴を開ける作業であるから、作業が難しく、位置ズレ等の施工不良が生じ易いものであった。即ちドリルビス等での穿孔作業は、先端のズレが生じるとネジが効かずにネジの強度が得られなく恐れがある。一方、固定箇所(ビス止め箇所)を予め穿孔する場合、穿孔場所を決める墨出し作業も必要になり、穿孔箇所にズレがあると、取付具や外装材が所定とおりに固定できずに施工不良につながる恐れがある。
また、前記特許文献1,3は、外装材が構造材表面に敷設されているが、建築物の断熱性や防火性を得るための機能性下地層を設ける場合に対応できない。これに対し、前記特許文献2では、サンドイッチパネルを用いるため、所定の機能は有しているが、厚さの変更に対応できないのは同様である。
さらに、前記特許文献3は、ボルト7を締め付けることにより、その先端に取り付けた当接部材7aをコ字形鋼4に押し付けて固定する構造であるため、十分な取付強度が得られないという問題もあった。
そこで、本発明は、構造材への墨出しや穿孔等の作業が不要であり、外装材を構造材に容易に且つ確実に取り付けることができる取付具、及びそれを用いた外装材の取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、内側フランジから内側延設片が、外側フランジから外側延設片がそれぞれ開口部に臨む形鋼である構造材に取り付けて外装材を敷設するための取付具であって、組付状態において構造材の内側延設片、外側延設片のそれぞれに係合する内方係合溝、外方係合溝と、開口部の上方に立設されて固定ボルトを貫通させる内方立面部、外方立面部と、該両立面部を連結する連結部とを備えてなり、構造材の内側延設片、外側延設片に、内方係合溝、外方係合溝を係合させて当該取付具を取り付け、取り付けた取付具の両立面部、及び外装材に固定ボルトを貫通させて締め付け固定できることを特徴とする取付具に関するものである。
また、本発明は、内側フランジから内側延設片が、外側フランジから外側延設片がそれぞれ開口部に臨む形鋼である構造材に、前記取付具を取り付けて外装材を敷設する外装材の取付構造であって、外装材の裏面を構造材の外側フランジに沿うように配設すると共に、構造材の内側延設片、外側延設片に、内方係合溝、外方係合溝を係合させて取付具を取り付け、取り付けた取付具の両立面部、及び外装材に固定ボルトを貫通させて締め付け固定してなることを特徴とする外装材の取付構造に関するものである。
なお、本発明に用いる「構造材」は、開口部を挟んで対向するフランジの先端にそれぞれ開口部側へ向かう折曲片が形成された構成であって、説明を簡易化するために、一方のフランジ及び折曲片を「内側フランジ」及び「内側延設片」、他方のフランジ及び折曲片を「外側フランジ」及び「外側延設片」と表記した。それに応じ、「取付具」における部位についても、「係合溝」や「立面部」を、「内方係合溝」、「外方係合溝」、「内方立面部」、「外方立面部」と区別して表記している。
加えて構造材の開口部を基準とし、後述する図1(a)や図2(b)〜(e)のように開口部を上にして配置した場合に、その右方向を内側(内方)とし、その左方向を外側(外方)とする。
但し、これらの表記は、前述のように説明の簡易化を目的としたものであって、実際の配設状態における位置関係を限定するものではない。
また、本発明は、前記外装材の取付構造において、取付具の連結部は、構造材側へ延在する側面部を備えていることを特徴とする外装材の取付構造をも提案する。
また、本発明は、前記外装材の取付構造において、外装材は、一方の側縁に凹部と接続部とを設け、他方の側縁に接続受部を設け、接続部と接続受部は凹部の内部空間にて接続可能であり、隣接する外装材の接続部と接続受部を接続すると共に凹部表面を塞ぐることを特徴とする外装材の取付構造をも提案する。
本発明の取付具は、構造材の内側延設片、外側延設片に内方係合溝及び外方係合溝を係合させて取り付け、両立面部及び外装材に固定ボルトを貫通させて締め付け固定することにより、外装材と取付具、及び構造材を一体的に固定することができる。そのため、構造材への溶接作業もボルトを挿通させるための穿孔作業も不要であり、外装材を構造材に容易に且つ確実に取り付けることができる。さらに、この取付具の構造材への取付作業において、工具の使用を最小限とし、叩き込み等の作業も必要ないため、「音」の発生が極めて少なく、近隣への配慮がなされた工法を実施できる。
また、本発明の外装材の取付構造は、内側フランジから内側延設片が、外側フランジから外側延設片がそれぞれ開口部に臨む形鋼である構造材(母屋)に取付具を介在させて外装材を敷設する構造であって、外装材の裏面を構造材の外側フランジに沿うように配設すると共に、構造材の開口部に取付具の内方係合溝及び外方係合溝を係合させて取り付け、この取付具の両立面部、外装材に固定ボルトを貫通させて締め付け固定することにより、外装材と取付具、及び構造材が一体的に固定される。そのため、構造材への溶接作業もボルトを挿通させるための穿孔作業も不要であり、外装材を構造材に容易に且つ確実に取り付けることができる。さらに、使用する固定ボルトの長さを変えるだけで、外装材の下地層無しから下地層ありまで容易に対応できる。
また、取付具の連結部は、左右側縁に構造材側へ延在する側面部を備えている場合には、略コ字状の枠体を形成するため、強度が高いものになる。
さらに、外装材は、一方の側縁に凹部と接続部とを設け、他方の側縁に接続受部を設け、接続部と接続受部は凹部の内部空間にて接続可能であり、隣接する外装材の接続部と接続受部を接続すると共に凹部表面を塞ぐ場合には、この凹部は雨水を流す作用も果たし、さらに外装材の裏面側への雨水の浸入を防止することができる。
(a)本発明の一実施例(第1実施例)である外装材を取付具を介して構造材(リップ溝形鋼)に取り付けた状態を示す斜視図、(b)その断面図、(c)凹部内における外装材の組付状態を拡大して示す断面図である。 (a)第1実施例に用いた取付具の斜視図、(b)この取付具を構造材に取り付けた状態を示す側断面図、(c)〜(e)構造材に対する取付具の取付手順を示す側断面図である。 (a)本発明の他の一実施例(第2実施例)における取付具を示す斜視図、(b)この取付具を構造材に取り付けた状態を示す側断面図である。 (a)本発明の他の一実施例(第3実施例)における取付具を構造材に取り付けた状態を示す側断面図、及び縦断面図、(b)外装材をこの取付具を介して構造材に取り付けた状態を示す断面図、及び縦断面図である。 (a)第3実施例に用いた取付具の組立前の展開図、組み立てた状態の正断面図、(b)用いた外装材を示す平面図である。 (a)〜(j)本発明に用いられる外装材本体のバリエーションと、この外装材の接続構造を示す側断面図である。 (a)本発明に用いられる外装材本体の一例を示す側断面図、(b)それにより構成される外装材を示す側断面図、(c)本発明に用いられる外装材本体の他の一例を示す側断面図、(d)それにより構成される外装材を示す側断面図である。
本発明の取付具は、内側フランジから内側延設片が、外側フランジから外側延設片がそれぞれ開口部に臨む形鋼である構造材に取り付けて外装材を敷設するための部材であって、組付状態において構造材の内側延設片、外側延設片のそれぞれに係合する内方係合溝、外方係合溝と、開口部の上方に立設されて固定ボルトを貫通させる内方立面部、外方立面部と、該両立面部を連結する連結部とを備えてなる構成である。
そして、構造材の内側延設片、外側延設片に、内方係合溝、外方係合溝を係合させて当該取付具を取り付け、取り付けた取付具の両立面部、及び外装材に固定ボルトを貫通させて締め付け固定できる。
また、前記取付具を用いた外装材の取付構造は、内側フランジから内側延設片が、外側フランジから外側延設片がそれぞれ開口部に臨む形鋼である構造材に、前記取付具を取り付けて外装材を敷設する外装材の取付構造であって、外装材の裏面を構造材の外側フランジに沿うように配設すると共に、構造材の内側延設片、外側延設片に、内方係合溝、外方係合溝を係合させて取付具を取り付け、取り付けた取付具の両立面部、及び外装材に固定ボルトを貫通させて締め付け固定してなる。
以下、本発明に用いる(A)構造材、(B)取付具、(C)外装材、(D)固定ボルトのそれぞれについて説明する。
(A)構造材
本発明に用いる構造材は、前述のように内側フランジから内側延設片が、外側フランジから外側延設片がそれぞれ開口部に臨む部位を備える形鋼であり、後述する図示実施例に用いたリップ溝形鋼でも、リップH形鋼でもよい。このうち、リップ溝形鋼は、主に母屋、梁等に用いられている軽量形鋼であり、C型鋼又はシーチャンネルとも呼称され、横片状のウエブ部の内外にそれぞれフランジが直交状に形成され、内方に位置する内側フランジの先端には外向き片(内側延設片)が形成され、外方に位置する外側フランジの先端には内向き片(外側延設片)が形成されている。なお、前述のように、これらの部位の内外は、説明の簡易化を目的としたものであって、実際の配設状態における内外関係を限定するものではない。
(B)取付具
本発明に用いる取付具は、前述のように組付状態において構造材の開口部から構造材の内側延設片、外側延設片のそれぞれに係合する内方係合溝、外方係合溝と、開口部の上方に配設されて固定ボルトを貫通させる内方立面部、外方立面部と、該両立面部を連結する連結部とを備える。
この取付具の連結部は、前述のように両立面部を連結するものであり、特にその形状構成を限定するものではなく、例えば後述する第2実施例のように板状でもよいし、後述する第1実施例や第3実施例のように組付状態において取付具の連結部の左右側縁から構造材側(内方側)へ延在する側面部を形成してもよい。即ち断面コ字状に形成してもよい。
この取付具の内方係合溝、外方係合溝は、構造材の内側延設片及び外側延設片に嵌合状に係合して安定に取り付けられるものであればよい。これらの係合溝は、係合溝の上方部分によって構造材の開口部内への脱落を防ぎ、下方部分によって開口部外への外れを防ぐものであり、上方部分は配設状態(ボルト締着前)で内側延設片上に載乗している。
前記構造材に対し、この取付具を取り付けるには、後述する図示実施例に示すように、まず、何れか一方の端部のみが構造材の開口部内に位置するように傾斜状に臨ませ、その一方の端部に形成した係合溝を係合させ、次に係合溝を次第に深く係合させつつ、他方の端部を開口部に押し込むように取り付けるようにしてもよい。
この態様において、何れか一方の係合溝を他方より深く形成しておくことが望ましく、例えば内方係合溝を外方係合溝よりも深く形成した場合には、まず内方係合溝が構造材の内側延設片に係合するように傾斜状に臨ませ、外方端部を開口部に押し込むようにすると、容易に施工することができる。また、この場合、固定ボルトの締め込みにより、外方係合溝が外側延設片に押し付けられるように配置することが望ましい。
なお、係合溝の取付態様は、前記態様に限定するものではなく、以下のように取り付けるようにしてもよい。
即ち構造材に対して取付具を傾倒状に臨ませ、内外の端部を構造材の開口部内に位置させ、次に例えば外方係合溝のうち、左側又は右側を構造材の外側延設片にあてがい、回転の支点とする。そして、取付具を回転(回動)させ、構造材の内側延設片に取付具の左右の内方係止溝を係合させると共に、外側延設片に左右の外方係止溝を係合させて取り付けるようにしてもよい。
また、これらの内方係合溝、外方係合溝は、内外同様でも内外で異なる態様でもよく、その形成態様についても特に限定するものではない。例えばこれらの係合溝は、立面部、側面部に形成されるものでも、組み合わせで形成されるものでもよい。
この取付具が金属板材等の材料にて構成されるケースについて説明すると、例えば後述する第1実施例の内方係合溝のように、側面部の構造材側の端部を突出させて係合溝の外方部分を形成し、立面部の下端を折曲した折曲片が内方部分を形成する態様(=第1の態様)でもよい。
また、後述する第1実施例の外方係合溝のように、組付状態において取付具の側面部の端縁に切り込みを入れて係合溝を形成する態様(=第2の態様)でもよい。この第2の態様は、係合溝が側面部に対して直交状に形成され、強度が高いものなる。
さらに、後述する第2実施例の両係合溝のように、組付状態において取付具の立面部の下端を高さを変えて折曲した二つの折曲片間が係合溝を形成する態様(=第3の態様)でもよい。この第3の態様は、容易に加工でき、使用する材料が少なくてよい。
また、この取付具の内方立面部及び外方立面部は、前述のように開口部の上方に配設されて固定ボルトを貫通させる(通孔を有する)ものであり、特にその形状構成を限定するものではなく、後述する図示実施例のように矩形状に限定されるものではない。
(C)外装材
本発明に用いる外装材は、金属板材等からなり、固定ボルトを貫通させる通孔を有するものであればよく、その裏面側に断熱性能、防火性能等を有する下地層を一体的に備える構成でもよい。特に後述する図示実施例に示すように、面板部の左右の側縁のうち、一方の側縁に凹部と接続部とを設け、他方の側縁に接続受部を設け、接続部と接続受部は凹部の内部空間にて接続可能であり、隣接する外装材の接続部と接続受部を接続すると共に凹部表面を塞ぐことができるものが望ましい。前記面板部は、略平坦状であっても、表面側或いは裏面側等に凹凸を形成した波状であってもよい。
なお、前記凹部は、固定ボルトの頭部又は固定ボルトの端部に取り付けるナットを収容可能であって、前記通孔は、内側からこの凹部に至るものであれば、特にその形状構成は限定するものではない。
前記外装材の凹部は、外装材本体に設けられるものであって、外装材の表面側に設けられていても、裏面側に設けられていてもよい。その大きさについても、固定ボルトの頭部、又は固定ボルトの端部に取り付けるナットを収容できるものであれば特に限定されるものではなく、その形状についても、後述する図示実施例のように略角溝状に限定されるものではない。
外装材の表面側に凹部を設ける態様では、雨水の浸入を防止するために凹部を覆うことが望ましい。また、その場合、一方の側縁に凹部を設けるが、接続可能な接続部、接続受部を設け、凹部内にて接続可能であることが望ましい。なお、この場合、接続部及び接続受部の形状構成は特に限定するものではなく、重合又は係合するものであってもよい。
外装材の裏面側、即ち下地層側に凹部を設ける場合には、実質的に凹部内に固定ボルトの締め付けに要する工具等を挿入できないため、固定ボルトの頭部又は固定ボルトの端部に取り付けるナットの共周りを防止するように固定することが望ましい。
また、前述のように前記外装材は、裏面側に断熱性能、防火性能等を有する下地層を一体的に備える構成でもよいが、この態様に用いる下地層は、各種の合成樹脂発泡体、石膏ボード、或いはALC等の無機材料でもよく、外装材本体の一面(片面)に予め一体化された構成でもよいし、或いは別体で準備されるものでもよい。また、複数の性能を有するもの、異なる性能のボード等を併用(積層)したもの、あるいは複数の性能を有する積層板であってもよいでもよい。
更に、この態様の外装材に設けられる通孔は、下地層及び外装材本体を貫通するものであり、外装材本体では凹部に位置するものである。
なお、この下地層は、敷設状態で前記外装材本体と一体化さればよく、例えば接着剤等を用いて外装材本体と予め或いは施工時に接着されていてもよいし、係合等により物理的に離反しないように固定されていてもよいし、特にこれらに限定するものではなく、配設以前には別体であって施工時に単に重ね合わせて積層状態とするものでもよい。
(D)固定ボルト
本発明に用いる固定ボルトは、取付具の両立面部、外装材を貫通して締め付け固定するものであって、一方端に頭部が形成され、他方側に雄螺子部が形成される一般的なボルトを用い、ナットを締め付ける、或いは固定したナットに対してボルトを締め付けるようにしてもよいし、両端に頭部が形成されずに雄螺子部のみで形成されるスタッドボルトを用い、両端にナットを締め付けるようにしてもよい。また、この固定ボルトは、外装材の厚みに応じて長さを変更すればよく、外装材に下地層をが無い場合、下地層がある場合やその厚みに応じて変更すればよい。
そして、本発明の外装材の取付構造は、内側フランジから内側延設片が、外側フランジから外側延設片がそれぞれ開口部に臨む形鋼である構造材の開口部に前記構成の取付具の内方係合溝及び外方係合溝を係合させて取り付け、この取付具の両立面部、外装材、及び下地層に固定ボルトを貫通させて締め付け固定することにより、外装材と取付具、及び構造材が一体的に固定されるものとなる。
そのため、本発明では、構造材への溶接作業もボルトを挿通させるための穿孔作業も不要であり、構造材に簡易かつ確実に取付具及び外装材を取り付けることができる。
しかも、本発明に使用する取付具は、構造材への取付作業において、工具の使用を最小限とし、叩き込み等の作業も必要ないため、「音」の発生が極めて少なく、近隣への配慮がなされた工法を実施できる。
また、前述のように外装材が、一方の側縁に凹部と接続部とを設け、他方の側縁に接続受部を設け、接続部と接続受部は凹部の内部空間にて接続可能であり、隣接する外装材の接続部と接続受部を接続すると共に凹部表面を塞ぐようにすると、接続部が固定ボルトで固定されるので、それと接続する接続受部も一体的に固定される。この場合、表面側から締め付け作業を行うことも可能である。さらに、この凹部は雨水を流す作用も果たし、外装材の裏面側への雨水の浸入を防止することができる。
本発明の取付具1は、図1及び図2に示す第1実施例のように内側フランジ22から内側延設片221が、外側フランジ23から外側延設片231がそれぞれ開口部20に臨む形鋼である構造材2に取り付けて外装材3を敷設するための部材であって、組付状態において構造材2の内側延設片221、外側延設片231のそれぞれに係合する内方係合溝15、外方係合溝16と、開口部20の上方に立設されて固定ボルト4を貫通させる内方立面部12、外方立面部13と、該両立面部12,13を連結する連結部11とを備えてなり、構造材2の内側延設片221、外側延設片231に、内方係合溝15、外方係合溝16を係合させて当該取付具1を取り付け、取り付けた取付具1の両立面部12,13、及び外装材3に固定ボルト4を貫通させて締め付け固定できる構成である。
前記取付具1を用いた本発明の外装材の取付構造は、外装材3の裏面を構造材2の外側フランジ23に沿うように配設すると共に、構造材2の内側延設片221、外側延設片231に、内方係合溝15、外方係合溝16を係合させて取付具1を取り付け、取り付けた取付具1の両立面部12,13、及び外装材3に固定ボルト4を貫通させて締め付け固定してなる構成である。
なお、前述のように構造材の説明の簡略化を目的として、部位表記の内外方向を設定したが、図1(a)では外装材3が手前側に配設され、構造材2の開口部20が上向きに配設されているので、この図1(a)及び図2(a)では、図面の手前側が屋外側で、外側(外方)に相当し、奥側が屋内側で、内側(内方)に相当する。
因みに図1(b)では、図面の上側が内側(内方)に相当し、下側が外側(外方)に相当する。また、図2(b)〜(e)では、図面の右側が内側(内方)に相当し、左側が外側(外方)に相当する。
図示実施例の取付具1は金属板材等の材料にて構成され、略矩形状の連結部11の左右側縁から構造材2側へ延在する側面部14,14が形成され、連結部11の内外方向にはそれぞれ略正方形状の内方立面部
12、外方立面部13が形成されている。これらの連結部11と側面部14,14は、略コ字状を形成する枠体であり、両立面部12,13の略中央には、固定ボルト4が貫通する通孔121,131を有する。
内方係合溝15は、側面部14の構造材2側の端部を突出(突出片141)させて係合溝15の外方部分を形成し、立面部12の下端を折曲した折曲片121が内方部分を形成する前記第1の態様である。即ちこの第1実施例の内方係合溝15は、折曲片122と突出片141との間に形成される。
外方係合溝16は、側面部14の端縁に(図では手前側から)切り込みを形成して係合溝16を形成する前記第2の態様である。
前記構造材2は、前述のように内側フランジ22から内側延設片221が、外側フランジ23から外側延設片231がそれぞれ開口部20に臨む形鋼であるが、この図示実施例では、リップ溝形鋼を用いた。また、図示実施例の構造材2は、開口部20が上向きに配置され、ウエブ部21が下面に、内側フランジ22が奥側に、外側フランジ23が手前側に配設されている。
前記外装材3は、この第1実施例では金属板材等からなる外装材本体3Aと断熱性を有する下地層3bとの積層体であって、固定ボルト4の頭部41又は固定ボルト4の端部に取り付けるナット4bを収容可能な凹部31を備えると共に内側から前記凹部31に至る通孔32,37を備えるものである。
図示実施例の外装材3の凹部31は、外装材本体3Aの表面側に設けられ、断面が略角溝状に成形されている。この外装材本体3Aは、図1(c)に拡大して示すように略平坦状の面板部33の一方の側縁に面板部33を外方へ延在させて折り返した接続部34及び凹部31を形成し、他方の側縁に面板部33を凹部31側へ段状に折り曲げ、更に外方へ延在させて先端を折り返した形状の接続受部35を形成した構成である。これらの接続部34、接続受部35は凹部31内にて重合状に接続可能であって、凹部31の表面を塞ぐものである。
前記下地層3bは、前記外装材本体3Aの内側に予め一体化された構成であって、前記外装材本体3Aの凹部31の内側に相当する部位36の厚みが薄く、外装材3全体として略均一な厚みを形成している。また、この下地層3bの薄肉な部位36には、前記外装材本体3Aに形成した通孔32と連通する通孔37が形成されている。
前記固定ボルト4は、取付具1の両立面部12,13、外装材3、及び下地層3bを貫通して締め付け固定するものであって、図示実施例では六角ボルトを用い、その頭部41が外装材3側に位置するように配設し、その雄螺子部分42にナット4bを取り付けて締め付け固定することができる。
以下に、本発明の外装材3の取付構造に用いる取付具1の構造材2への取付手順を図2(c)〜(e)に基づいて説明する。なお、これらの図には、固定ボルト4を挿着していないが、挿着した状態で行ってもよい。
まず、図2(c)に示すように構造材2の内側フランジ22に対し、取付具1の内方立面部12側を近付け、この内方係合溝15を構造材2の内側延設片221の先端にあてがうように配設する。
次に、図2(d)に示すように、取付具1の内方係合溝15を構造材2の内側延設片221に対して深く係合されるように内方から押し込む。
そして、図2(e)に示すように、取付具1の内方係合溝15と構造材2の内側延設片221と十分に深く係合すると、外方立面部13が構造材1の外側フランジ23に近づくので、これを押し込むように内方から押圧し、図2(b)の状態を得ることができる。なお、この図2(b)の状態は、ナット4bを取り付けて締め付け固定した状態の取付具1を示している。
このように構造材2へ取付具1を取り付けた後、外装材3の裏面を構造材2の外側フランジ23に沿うように配設してもよいし、先に外装材3の裏面を構造材2の外側フランジ23に沿うように配設した後、前述のように構造材2へ取付具1を取り付けてもよく、何れにしても図1(a)に示す状態を得る。
そして、外装材3の凹部31から貫通させた固定ボルト4の雄螺子部分42を、前記取付具1の外方立面部13側から挿通させ、順に外方立面部13に設けた通孔131、内方立面部12に設けた通孔121まで貫通させ、端部にナット4bを取り付けて締め付ければよい。
これにより、外装材3は、取付具1を介して構造材2の外側フランジ23に接するように一体的に固定される。
また、取付具1は、図2(b)に示すように外方係合溝16が構造材2の外側延設片231に深く係合する状態で一体的に取り付けられる。
しかも、この取付具1は、構造材2への取付作業において、工具の使用を最小限とし、叩き込み等の作業も必要ないため、「音」の発生が極めて少なく、近隣への配慮がなされた工法を実施できる。
また、この第1実施例では、外装材3の凹部31の内部空間にて接続部34及び接続受部35を接続すると共に凹部31の表面を塞ぐようにしたので、接続部34が固定ボルト4で固定され、それと接続する接続受部35も一体的に固定される。さらに、この凹部41は雨水を流す作用も果たし、外装材3(外装材本体3A)の裏面側への雨水の浸入を防止することができる。なお、この場合、表面側から締め付け作業を行うことも可能である。
図3に示す第2実施例では、取付具1'が金属板材等の材料にて構成され、略矩形状の連結部11'の内外方向にそれぞれ略正方形状の内方立面部12'、外方立面部13'が形成されている点では前記第1実施例における取付具1と同様であるが、左右側縁には側面部14が設けられておらず、内方係合溝15'及び外方係合溝16'の形成態様が前記第1実施例とは相違する。
内方係合溝15'は、内方立面部12'の下端から二箇所に切り込みを入れてこれをそれぞれ外側へ(方向としては内方へ)折曲し、両端を高い折曲片124,124とし、中央を低い折曲片125を折曲とし、これらの折曲片124,125間を内方係合溝15'とする前記第3の態様である。
同様に外方係合溝16'も、外方立面部13'の下端を高さを変えて折曲した二つの折曲片134,135間を外方係合溝15'とする第3の態様である。
図4及び図5に示す第3実施例では、取付具1"が金属板材等の材料にて構成され、略矩形状の連結部11"の左右側縁にはそれぞれ側面部14",14"が設けられ、その内外方向にはそれぞれ略正方形状の内方立面部12"、外方立面部13"が形成される概略構成では前記第1実施例における取付具1と同様であるが、内方係合溝15"及び外方係合溝16"の形成態様が前記第1実施例とは相違する。
内方係合溝15"は、図5(a)に示すように側面部14",14"の下方部分の内側端に切り込み142を入れて内方係合溝15を形成する前記第2の態様である。
同様に外方係止溝16"も、側面部14",14"の下方部分の外側端に切り込み143を入れて外方係合溝16"を形成する前記第2の態様である。
この第3実施例に用いた固定ボルト4"は、両端に頭部が形成されずに雄螺子部のみで形成されるスタッドボルトであり、その両端に六角ナット4b,4cを締め付けて固定する。
また、この第3実施例に用いた外装材5は、図5(b)に示すように下地層5cを構成する一枚の断熱材の表面に、2種の外装板5A,5Bを交互に配して合計4枚を添設した構成であり、前記固定ボルト4'の端部に取り付けられるナット4cを収容する凹部51は外装板5Aの裏面側に形成されているので、1つの外装材5に二つの凹部51が設けられる構成である。
前記外装板5A,5Bは、表面側にT字状の突出部53が所定間隔で条設された面板であって、外装材5Aの裏面側の端縁に内側の側方が開放する横溝状の凹部51が形成されている。この凹部51を形成する内側部分には、固定ボルト4"を挿通させる通孔54が形成されている。
また、外装板5Aの左右の端縁には、接続部52a及び接続受部52bが形成され、外装板5Bの左右の端縁には、接続部52c及び接続受部52dが形成され、敷設状態において隣接する接続部52aと接続受部52dが係合し、接続部52cと接続受部52bが係合し、これらは直列状に5A−5B−5A−5Bと接続される。
前記下地層5cは、外装板4枚分の横幅を有し、ほぼ全幅に亘る厚肉部分55の両端に裏面側を削除した形状の薄肉部分56と、表面側を削除した形状の薄肉部分57が形成され、この下地層5cを横方向に接続する場合に、これら薄肉部分56,57を段状に組み合わせることができる。この下地層5cにも、固定ボルト4"を挿通させる通孔58が形成されているが、前述のようにこの外装材5には二つの凹部51が形成されているので、この通孔58もそれに応じて2本形成されている。
このような構成を有する第3実施例においても、前記第1実施例と同様の手順にて外装材5を構造材2に容易に且つ確実に取り付けることができる。
図6は、本発明に用いられる外装材のバリエーションと、その接続構造を示すものであって、各例における外装材本体(以下、本体と略す)6A〜6Eは、それぞれ裏面側に配した下地層6fと積層して外装材となる構成とし、本体6A〜6Eの凹部61a〜61eには、固定ボルト4の頭部41が収容されるものとした。
図6(a)に示す本体6Aは、面板部63aの一方(図面右側)端に矩形溝状の凹部61a及び前記第1実施例における接続部34と同様に凹部61a上に延在する折返し横片である接続部64aを有し、他方端にV字状に成形された接続受部65aを有する構成である。
この本体6Aは、幅方向に隣接する本体6Aと図6(b)に示すように接続することができ、前記第1実施例と同様に本体6Aの裏面側への雨水の浸入を防止でき、しかも接続受部65aのV字状の形状特性も相俟ってより高い雨水の浸入防止作用を得る。
図6(c)に示す本体6Bは、面板部63bの一方(図面右側)端に矩形溝状の凹部61b及び前記第1実施例における接続部34と同様に凹部61b上に延在する折返し横片である接続部64bを有し、他方端に外方へ段状に折り曲げ、更に外方へ延在させて先端を折り返した形状の接続受部65bを有する構成であって、図6(d)に示すように前記第1実施例とほぼ同様である。
図6(e)に示す本体6Cは、面板部63cの一方(図面右側)端に矩形溝状の凹部61c及び前記第1実施例における接続部34と同様に凹部61c上に延在する折返し横片を更に内側へ折曲した接続部64cを有し、他方端にV字状に成形された接続受部65cを有する構成である。この実施例における接続部64cは、前記図6(a)の実施例における接続部64aの先端を内側へ折曲したものであり、この内側への折曲部分は、図6(f)に示すように接続受部65cに係合するように配置される。
そのため、図6(f)に示すように接続することができ、V字状の接続受部65cへ雨水が円滑に案内され、前記図6(a)の本体6Aとほぼ同様に高い雨水の浸入防止作用を得ることができる。
図6(g)に示す本体6Dは、面板部63dの一方(図面右側)端に矩形溝状の凹部61d及び前記第1実施例における接続部34と同様に凹部61d方向に延在する折返し横片の裏面側に凹部61d側が開放する横溝を有する接続部64dを有し、他方端に外方へ段状に折り曲げ、更に外方へ延在させて先端を折り返した形状の接続受部65dを有する構成である。
そのため、図6(h)に示すように接続することができ、接続部64dに設けた横溝に接続受部65dを挿入して重合状に係合させることができるため、安定に且つ強固に接続することができる。
図6(i)に示す本体6Eは、面板部63eの一方(図面右側)端に矩形溝状の凹部61e及び前記図6(g)の本体6Dの接続部64dとほぼ同様の接続部64eを有し、他方端に前記図6(g)の本体6Dの接続受部65dとほぼ同様の接続受部65eを有する構成である。
そのため、図6(j)に示すように接続することができ、前記図6(g)の本体6Dとほぼ同様であるから、説明を省略する。
図7(a)に示す本体6Gは、面板部63gの幅が狭い以外は、前記図6(a)の本体6Aとほぼ同様の構成であり、図7に示す外装材3Gでは、一枚の断熱材(層)6Jに対し、この本体6Gを二枚並列状に取り付けてなる。
前記下地層6Jは、左端及び略中央に表面側が切り欠かれた薄肉部分66,67が形成されたボード状であり、該薄肉部分66,67の表面側に前記本体6Gの凹部61gがそれぞれ位置するように積層して一体化される。
図7(c)に示す本体6Hは、面板部63hの幅が狭く、接続受部65hの端縁に折返しが形成されず、凹部61hの外側縦片から外方へ延在する延在片が存在しない以外は、前記図6(i)の本体6Eとほぼ同様の構成であり、図7に示す外装材3Hでは、一枚の断熱材(層)6Kに対し、この本体6Hを二枚並列状に取り付けてなる。
前記下地層6Kは、右端及び略中央に表面側が切り欠かれた薄肉部分68,69が形成されたボード状であり、該薄肉部分68,69の表面側に前記本体6Hの凹部61hがそれぞれ位置するように積層して一体化される。
1 取付具
11 連結部
12 内方立面部
121 通孔
13 外方立面部
131 通孔
14 側面部
15 内方係合溝
16 外方係合溝
2 構造材(リップ溝形鋼)
20 開口部
21 ウエブ部
22 内側フランジ
221 内側延設片
23 外側フランジ
231 外側延設片
3 外装材
3A 外装材本体
3b 下地層
31 凹部
32 通孔
33 面板部
34 接続部
35 接続受部
36 通孔
4 固定ボルト
4b ナット
41 頭部
42 雄螺子部分
5 外装材
5A,5B 外装板
5c 下地層
51 凹部

Claims (4)

  1. 内側フランジから内側延設片が、外側フランジから外側延設片がそれぞれ開口部に臨む形鋼である構造材に取り付けて外装材を敷設するための取付具であって、
    組付状態において構造材の内側延設片、外側延設片のそれぞれに係合する内方係合溝、外方係合溝と、開口部の上方に立設されて固定ボルトを貫通させる内方立面部、外方立面部と、該両立面部を連結する連結部とを備えてなり、
    構造材の内側延設片、外側延設片に、内方係合溝、外方係合溝を係合させて当該取付具を取り付け、取り付けた取付具の両立面部、及び外装材に固定ボルトを貫通させて締め付け固定できることを特徴とする取付具。
  2. 内側フランジから内側延設片が、外側フランジから外側延設片がそれぞれ開口部に臨む形鋼である構造材に、請求項1に記載の取付具を取り付けて外装材を敷設する外装材の取付構造であって、
    外装材の裏面を構造材の外側フランジに沿うように配設すると共に、構造材の内側延設片、外側延設片に、内方係合溝、外方係合溝を係合させて取付具を取り付け、取り付けた取付具の両立面部、及び外装材に固定ボルトを貫通させて締め付け固定してなることを特徴とする外装材の取付構造。
  3. 取付具の連結部は、構造材側へ延在する側面部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の外装材の取付構造。
  4. 外装材は、一方の側縁に凹部と接続部とを設け、他方の側縁に接続受部を設け、接続部と接続受部は凹部の内部空間にて接続可能であり、隣接する外装材の接続部と接続受部を接続すると共に凹部表面を塞ぐことを特徴とする請求項2又は3に記載の外装材の取付構造。
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