JP2014227759A - 歩行型除雪機 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作盤の真後ろに位置したループ状の操作ハンドルが採用された歩行型除雪機であっても、押しボタン式オーガスイッチを見易くすると共に、操作性を向上させること。【解決手段】オーガスイッチ配置面64は、操作盤61の後端部で一般操作面65より下方へ窪ませた位置にある。一般操作面65に降り積もった雪を払う際、オーガスイッチ配置面64が窪んでいるので、オーガスイッチ配置面64に雪を払う手が入らない。結果、オーガスイッチ71に触れて押すことはない。オーガスイッチ配置面64は、他の操作部材73後方に位置し、一般操作面65よりも後下がりに傾斜している。オーガスイッチ配置面64は一般操作面65よりも急角度で後下がりに傾斜するので、降雪時に、オーガスイッチ配置面64に降った雪が流れ落ちる。【選択図】図3

Description

本発明は、機体にエンジンの動力を用いた作業部を有し、この作業部の駆動を電気式スイッチでオン・オフ操作する歩行型除雪機に関する。
歩行型除雪機には、排雪板で雪を押し出すタイプのものと、オーガにより雪を掻き出すタイプのものがある。従来、オーガを用いた歩行型除雪機は、エンジンの動力をオーガに伝達するためにベルトテンションクラッチを用いるものが多い。この場合、テンションローラーが取り付けられたアームを、ケーブルで接続された手元のレバーによって倒すことで作動させ、クラッチをオンにする。このようなレバーは、操作荷重が大きく且つストロークも大きいため、操作性を高めるには改良の余地がある。この対策として、操作性を向上させた歩行型除雪機が提案されている(例えば、特許文献1(図3)参照。)。
この特許文献1に示される歩行型除雪機は、オーガ用クラッチのオン・オフの操作性を向上するために、オーガ用クラッチを電磁クラッチによって構成し、手元のレバーを押しボタン式スイッチに置き換えたものである。
歩行型除雪機の操作盤は、方向速度レバーやシュータ操作レバー等の除雪用の操作部材が配置され且つ上方を向いた一般操作面と、オーガ用クラッチの押しボタン式スイッチが配置され且つ一般操作面の操作者側端部から下方に折れ曲がったオーガスイッチ配置面とを備える。
特許文献1の歩行型除雪機は、機体から後方へ左右の操作ハンドルが延びている。作業者は、左右の操作ハンドルを掴んでいる両手の一方を、オーガスイッチ配置面にのばして、押しボタン式スイッチを押すことにより、オーガ用クラッチをオン・オフ操作する。手元近くにオーガスイッチがあるので、操作性が良い。
しかし、大型の歩行型除雪機では、操作性の観点から、機体の向きを操作するためのハンドルが左右に分離せずに、左右を繋ぐループ状の操作ハンドルが採用されているものがある。このようなループ状の操作ハンドルを、特許文献1に採用した場合には、操作盤の真後ろにループ状の操作ハンドルが位置するため邪魔になり、オーガスイッチが見づらい上、手を後方からオーガスイッチに移動させ難いので操作しづらい。
特開2007−32209公報
本発明は、操作盤の真後ろに位置したループ状の操作ハンドルが採用された歩行型除雪機において、押しボタン式オーガスイッチを見易くすると共に、操作性を向上させることを課題とする。
請求項1に係る発明は、走行装置と、オーガと、該オーガをオン・オフ操作する押しボタン式のオーガスイッチと、該オーガスイッチ及び除雪用の他の操作部材を有した操作盤と、該操作盤の真後ろに位置したループ状の操作ハンドルとを機体に備え、作業者が前記操作ハンドルを操縦しつつ前記操作盤の後から連れ歩く歩行型除雪機において、前記操作盤は、上面に、前記オーガスイッチを配置するオーガスイッチ配置面と、前記他の操作部材を配置する一般操作面とを有し、前記オーガスイッチ配置面は、前記操作盤の後端部で前記一般操作面より下方へ窪んだ位置に、前記一般操作面よりも後下がりに傾斜して位置し、前記オーガスイッチ配置面の前上端部には、前記一般操作面より上方へ突出した突出部が形成され、この突出部は、前記オーガスイッチ配置面の車幅方向全域にわたって延びていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、突出部の直前には、該突出部に沿った上開放の溝部が位置しており、該溝部は、一般操作面よりも低く、少なくとも突出部の車幅方向全域にわたって形成され、溝部の長手方向一端は、操作盤の車幅方向の端から側方へ開放されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、操作盤は、上面に押しボタン式のオーガスイッチを配置するオーガスイッチ配置面と、除雪用の他の操作部材を配置する一般操作面とを有する。オーガスイッチ配置面は、操作盤の後端部で一般操作面より下方へ窪んだ位置に、一般操作面よりも後下がりに傾斜して位置するので、オーガスイッチが見やすい。操作盤の真後ろに位置したループ状の操作ハンドルを機体に備えてあっても、手をのばす方向では操作ハンドルが邪魔にならないので、手を近づけやすく、押しボタン式のオーガスイッチの操作性を向上できる。また、オーガスイッチ配置面は傾斜しているので、雪が滑り落ちやすく、常に押しボタン式のオーガスイッチを見やすい状態に保つことができる。
オーガスイッチ配置面の前上端部は、一般操作面より上方へ突出してオーガスイッチ配置面の車幅方向全域にわたって延びる突出部が形成されている。突出部により、一般操作面から滑り落ちてくる雪をせき止め、オーガスイッチ配置面への雪の流入を抑制することができる。また、操作盤に雪が積もった状態でも、オーガスイッチの位置を手探りで探すことが容易である。
請求項2に係る発明では、突出部の直前には、該突出部に沿った上開放の溝部が位置している。該溝部は、一般操作面よりも低く、少なくとも突出部の車幅方向全域にわたって形成される。一般操作面側から流れ落ちてくる水は、溝部に流れ込む。また、溝部の長手方向一端は、操作盤の車幅方向の端から側方へ開放されているので、溝部に流れ込んだ水を操作盤の側方から排出することができる。
本発明に係る歩行型除雪機の側面図である。 図1に示された歩行型除雪機の操作盤を説明する斜視図である。 図2に示された操作盤の要部を説明する斜視図である。 図3の4矢視図である。 比較例の操作盤を説明する斜視図である。 図4の別態様を説明する図である。 図4のさらなる別態様を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
なお、説明中、左右とは作業者を基準として左右、前後とは機体の進行方向を基準として前後を指す。
また、図中Frは前、Rrは後、Lは作業者から見て左、Rは作業者から見て右、Upは上、Dwは下を示している。
図1に示すように、歩行型除雪機10は、機体11の下部に備えたクローラフレーム12にクローラ13(以下、走行装置13という。)を備え、クローラフレーム12の後部にピボット軸14を介して機体フレーム21を上下スイング可能に連結し、この機体フレーム21の前部に除雪部30を取付け、機体フレーム21にエンジン22(動力源22)を載せたクローラ式車両である。
エンジン22は、機体11の略中心に位置し、エンジン22の下部には、オーガ高さ調節用油圧シリンダ23が取付けられている。
除雪部30は、エンジン22を駆動源としたオーガ31、ブロア32、オーガハウジング33及びシュータ34を基本要素とする。エンジン22の駆動力を、電磁クラッチ35及び駆動軸36を介して伝達することにより、オーガ31を回転させて路上の雪を掻き集め、この雪をオーガ31からブロア32に送り込み、ブロア32の遠心力でシュータ34を通じて雪を投射することができる。
このようにして、エンジン22の動力を負荷としてのオーガ31やブロア32へ伝える除雪用の動力伝達系統41に、オーガスイッチ71によりオン・オフする電磁クラッチ35が設けられる。
一方、歩行型除雪機10は、エンジン22の動力を走行用の動力伝達系統42を介して伝達し、走行装置13を駆動させて路上を走行する。
機体11の後部には、除雪用の動力伝達系統41及び走行装置13等を操作するための操作部60が設けられている。
図1及び図2に示されるように、操作部60は、操作盤61と、この操作盤61の真後ろに位置したループ状の操作ハンドル62とを有する。ループ状の操作ハンドル62は、機体11の後端から後方へ延びた平面視略コ字状に形成されている。操作盤61は、オーガ31をオン・オフ操作する押しボタン式のオーガスイッチ71と、このオーガスイッチ71以外の複数の操作レバー、つまみ及びスイッチ等の他の操作部材とを有する。
操作盤61は、上面63に、オーガスイッチ71を配置するオーガスイッチ配置面64と、このオーガスイッチ71を除き、除雪用の他の操作部材を配置する一般操作面65とを有する。操作盤61の前部には、エンジンスイッチ75等が配置された上部操作面66が形成されている。
上部操作面66は、作業者から最も離れた位置にあり、作業中に使用頻度の少ないエンジンスイッチ75及び表示部76等が配置される。上部操作面66は、比較的急な角度で傾斜しているので、作業者が前方を向いた時に遠目で見易く、表示部76を配置するのに好適である。エンジンスイッチ75を回してオンにすることで、エンジン22を始動させることができる。
一般操作面65に配置される他の操作部材には、例えば除雪用のシュータ方向調節レバー73及びオーガハウジング調節レバー74と、走行用の変速操作レバー77及び旋回操作レバー78,79とを含む。一般操作面65は、水平に対して若干前上がりに傾斜しているが、上部操作面66より傾斜角が小さい。
シュータ方向調節レバー73は、シュータ34の方向を調節し、雪を投射する方向を変更する操作部材である。オーガハウジング調節レバー74は、オーガハウジング33の上下の高さ等を変更する操作部材である。変速操作レバー77は、機体11の走行状態又は作業状態を選択すると共に、前進の速度又は後退の速度を調整する操作部材である。
旋回操作レバー78,79は、走行装置13の左右のクローラベルトの回転方向を制御する操作部材である。すなわち、2本の旋回操作レバー78,79が前方に倒れている場合には、機体11は直進する。この状態から、左側の旋回操作レバー78を後方に倒すと、機体11は左に旋回し、右側の旋回操作レバー79を後方に倒すと、機体11は右に旋回する。すなわち、旋回操作レバー78,79が前方に倒れている場合には、走行装置13はクラッチを介して繋がれている。
一方、旋回操作レバー78,79を後方に倒した場合には、倒した旋回操作レバー78,79に対応したクラッチが切られ、動力が伝達されなくなる。他方の旋回操作レバー78,79に対応したクラッチは接続された状態を維持し、機体11を旋回させる。
オーガスイッチ配置面64には、エンジン22の駆動力をオーガ31に伝達する電磁クラッチ35のオン・オフを切り替える押しボタン式のオーガスイッチ71が配置される。オーガスイッチ配置面64には、オーガスイッチ71のみが配置されているので、オーガスイッチ71を目立たせることができる。なお、実施例では、オーガスイッチ配置面64にオーガスイッチ71のみ配置したが、これに限定されず、オーガスイッチ配置面64にオーガスイッチ71以外のスイッチを配置し、そのスイッチを目立たせても差し支えない。
オーガスイッチ配置面64は、一般操作面65よりも傾斜角が大きくなるような角度で後下がりに傾斜している。オーガスイッチ配置面64の傾斜角を、一般操作面65の傾斜角とは異なる角度にすることで、オーガスイッチ配置面64を差別化することができる。そして、オーガスイッチ71のみ、オーガスイッチ配置面64に配置するので、スイッチの判別が容易であり、オーガスイッチ71の差別化を図ることができる。
また、オーガスイッチ配置面64は、作業者がオーガスイッチ71を目視した時に目線と対向するように傾斜しているので、シュータ方向調節レバー73等と比較して小さなボタンであっても、見つけやすい。このため、オーガ31を頻繁にオン・オフ操作する場合であっても、操作性がよい。
さらに、オーガスイッチ配置面64は、上面63の中で作業者から最も近い位置にある上に、ループ状の操作ハンドル62の近傍に位置するので、手が届きやすく、より操作性を向上させることができる。
また、操作部60は、操作盤61の真後ろに且つループ状の操作ハンドル62の前上方に、走行装置13のクラッチをオン・オフするループ状のクラッチレバー81を有する。ループ状のクラッチレバー81は、機体11に揺動自在に設けられており、作業者がクラッチレバー81を後下方に倒し、クラッチレバー81と共に操作ハンドル62を握った時に走行装置13のクラッチをオンにする、いわゆるデッドマンスイッチである。
また、機体11の後部には、操作ハンドル62の下方に且つ操作ハンドル62よりも後方に飛び出るようにループ状の停止レバー82が揺動自在に設けられている。停止レバー82は、作業者が接触して押された時に、歩行型除雪機10を停止させるものである。ループ状のクラッチレバー81及び停止レバー82は、ループ状の操作ハンドル62に概ね沿った平面視略コ字状の部材である。
以上に述べた歩行型除雪機10の作用を次に述べる。図3及び図4に示されるように、オーガスイッチ配置面64は、操作盤61の後端部で一般操作面65より下方へ窪ませた位置にある。一般操作面65に降り積もった雪を払う際、オーガスイッチ配置面64が窪んでいるので、オーガスイッチ配置面64に雪を払う手が入らない。このため、押しボタン式のオーガスイッチ71に手が接触することはなく、オーガスイッチ71が押されることはない。
オーガスイッチ配置面64は、シュータ方向調節レバー73の後方に且つオーガハウジング調節レバー74の右側方に位置し、一般操作面65よりも後下がりに傾斜している。オーガスイッチ配置面64は急角度で後下がりに傾斜するので、降雪時に、オーガスイッチ配置面64に降った雪が流れ落ちる。
押しボタン式のスイッチは、他の操作レバーと比較して上面63からの高さが低いため雪に埋もれやすいが、本発明では、オーガスイッチ71を配置するオーガスイッチ配置面64の雪は流れ落ち、オーガスイッチ配置面64に雪が積もらない。結果、降雪時に、オーガスイッチ71周辺の雪を頻繁に払う必要がなく、作業性が向上する。
オーガスイッチ配置面64には、中央部にオーガスイッチ71が配置され、オーガスイッチ71の右側方にコ字状且つ縦長の保護部材91が配置される。保護部材91は、操作盤61の幅方向から見て、略コ字状に形成されている。なお、保護部材91の形状は、操作盤61の幅方向から見て、U字状に形成されていても差し支えない。
保護部材91により、オーガスイッチ71を外側からの接触に対して保護することができる。保護部材91は丸棒状の部材であるので、板状の部材に比較して剛性が高く、保護するための部品として好適である。
保護部材91は、棒状の部材を曲げただけのものであり加工が容易であるので、部品の加工コストの低減を図ることができる。また、保護部材91は、棒状の部材をコ字状に曲げたので、その間から雪が流れ落ちやすく、オーガスイッチ配置面64に雪が残らないようにできる。保護部材91の周辺に若干の雪が積もった場合でも、コ字状に曲げた棒状の部材の間から、指67で容易に雪を除去することができる。
また、オーガスイッチ配置面64は、機体11の幅方向の右側端部に配置されている。このため、オーガスイッチ配置面64の右側端は開放されており、右側端側からも雪を払い落とすことができる。
オーガスイッチ配置面64の左端部92から立ち壁93が形成され、立ち壁93の上端部94は一般操作面65に接続されている。立ち壁93は、三角形に形成されている。このため、オーガスイッチ配置面64と一般操作面65との間には隙間がなく、操作盤61の内側に雪が侵入することを防止できる。
オーガスイッチ配置面64は、オーガスイッチ71の左側に指67が入る広さの指入れスペース95を有する。この指入れスペース95があることにより、オーガスイッチ71と立ち壁93との間に溜まった雪を、指67で取り除くことができる。
また、操作盤61は、一般操作面65の後端から下方に折れ曲がる後端面68を有する。オーガスイッチ配置面64は、前上端部64aが一般操作面65の中腹に溶接され、後下端部64bが後端面68の中腹に溶接されている。
オーガスイッチ配置面64及び一般操作面65は、後下がりに傾斜すると共に、下端が開放されているので、下端側から雪を容易に落とすことができる。特に、オーガスイッチ配置面64は、一般操作面65よりも起立方向に傾斜しているので、雪が下端から流れ落ちやすい。
オーガスイッチ配置面64の前上端部64aには、操作盤61(一般操作面65)よりも上方へ突出させて、オーガスイッチ配置面64の車幅方向全域にわたって延びる突出部64cが形成されている。
この突出部64cは、堰の役割を果たし、オーガスイッチ配置面64の上方から一般操作面を伝って流れてくる雪や水をせき止め、オーガスイッチ配置面64に流れ落ちないようにすることができる。また、オーガスイッチ配置面64を一般操作面65よりも起立方向に傾斜させ、突出部64cを設けることで、操作盤61に雪が積もった状態でも、オーガスイッチ71の位置を手探りで容易に探すことができる。
突出部64cは、板状の部材から形成されるオーガスイッチ配置面64の前上端部64aを折り曲げただけであるので、容易に加工することでき、部品の加工コストを低減させることができる。
次に比較例に示す操作盤との違いを説明する。図5(a)は比較例に示す操作盤100であり、操作盤100は、一般操作面101と、一般操作面101の一部を窪ませて傾斜させたスイッチ配置面102と有する。スイッチ配置面102には、オーガスイッチ103のみが配置されている。オーガスイッチ103の左側方には立ち壁104が設けられ、オーガスイッチ103の右側方には、機体106の側壁105が延びている。
比較例の操作盤100では、オーガスイッチ103の差別化は可能であるが、スイッチ配置面102に雪が留まると、オーガスイッチ103の右側方が塞がれており、右側方から雪を除去できない。また、一般操作面101とスイッチ配置面102との間に突出部がなく、一般操作面101からの雪や水がスイッチ配置面102に侵入することを防止できない。
図5(b)はさらなる比較例に示す操作盤110であり、操作盤110は、一般操作面111と、一般操作面111の一部を窪ませて傾斜させたスイッチ配置面112とを有する。スイッチ配置面112には、オーガスイッチ113のみが配置されている。オーガスイッチ113の左側方には立ち壁114が設けられ、オーガスイッチ113の右側方は開放されている。
さらなる比較例に示す操作盤110では、スイッチの右側方から雪を払うことが可能であるが、オーガスイッチ113と立ち壁114との隙間が狭く指が入らない。このため、オーガスイッチ113と立ち壁114との間に溜まった雪を簡単には除去できず、好ましくない。また、一般操作面101とスイッチ配置面102との間に突出部がなく、一般操作面101からの雪や水がスイッチ配置面112に侵入することを防止できない。
この点、本発明では、図3及び図4に示されるように、オーガスイッチ71と立ち壁93との間には、指67が入るスペースがあるので、オーガスイッチ71と立ち壁93との間にある雪の指67による除去ができる。オーガスイッチ71の右側方は開放されているので、オーガスイッチ配置面64の右側端部からの雪の除去ができる。オーガスイッチ配置面64の前上端部64aには、突出部64cが形成されているので、一般操作面65からオーガスイッチ配置面64への雪や水の侵入の防止が可能である。オーガスイッチ配置面64には、オーガスイッチ71のみが配置されているので、オーガスイッチ71の差別化ができる。
次に図4の別態様について説明する。なお、図4に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。図6に示されるように、オーガスイッチ配置面64の前上端部64aには、突出部64cが形成される。突出部64cの車体前方側近接部に、突出部64aに沿った側方開放溝部64dが設けられている。
一般操作面65に沿って前上端部64aの上方から流れてくる水を、側方開放溝部64dに落とし、車幅方向側方の開放部から機体11の側方へ容易に流し落とすことができる。結果、オーガスイッチ配置面64に水が流れてくることを防止できる。
次に図4のさらなる別態様について説明する。なお、図4に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。図7に示されるように、オーガスイッチ配置面64の前上端部64aには、突出部64cが形成される。突出部64cは、板材が折りたたまれた状態の庇部64eを有する。庇部64eを形成することで、オーガスイッチ配置面64を一定に保ったまま、一般操作面65からの突出量を高くすることができる。
一般操作面65に沿って前上端部64aの上方から流れてくる水が、突出部64cを乗り越え難くすることができる。結果、オーガスイッチ配置面64に水が流れてくることを防止できる。また、庇部64eは、板材を折り曲げただけであるので、突出量の調整が容易である。
以上に述べた歩行型除雪機10をまとめて以下に記載する。
図2〜図4に示されるように操作盤61は、上面63に押しボタン式のオーガスイッチ71を配置するオーガスイッチ配置面64と、他の操作部材を配置する一般操作面65とを有する。オーガスイッチ配置面64は、操作盤61の後端部で一般操作面65より下方へ窪んだ位置に、一般操作面65よりも後下がりに傾斜して位置するので、押しボタン式のオーガスイッチ71が見やすい。
操作盤61の真後ろに位置したループ状の操作ハンドル62を機体11に備えてあっても、手をのばす方向では操作ハンドル62が邪魔にならないので、手を近づけやすく、オーガスイッチ71の操作性を向上できる。
また、オーガスイッチ配置面64は傾斜しているので、雪が滑り落ちて払いやすく、常にオーガスイッチ71を見やすい状態に保つことができる。
オーガスイッチ配置面64の前上端部64aは、操作盤61より上方へ突出してオーガスイッチ配置面64の車幅方向全域にわたって延びる突出部64cが形成されている。突出部64cにより、一般操作面65側から滑り落ちてくる雪をせき止め、オーガスイッチ配置面64への雪の流入を抑制することができる。
図6に示されるように、突出部64cの直前には、該突出部64cに沿った上開放の側方開放溝部64dが位置している。該側方開放溝部64dは、一般操作面65よりも低く、少なくとも突出部64cの車幅方向全域にわたって形成される。一般操作面65側から流れ落ちてくる水は、側方開放溝部64dに流れ込む。また、側方開放溝部64dの長手方向一端は、操作盤61の車幅方向の端から側方へ開放されているので、側方開放溝部64dに流れ込んだ水を操作盤61の側方から排出することができる。
尚、本発明のオーガスイッチ配置面は、実施の形態では機体の車幅方向右側端部に配置したが、機体の車幅方向左側端部に配置しても差し支えない。また、本発明の歩行型除雪機は、操作盤がオーガスイッチ配置面、一般操作面及び上部操作面から構成されるものに適用したが、これに限定されず、上部操作面がない操作盤を有する歩行型除雪機に適用しても差し支えない。
本発明のオーガスイッチ配置面は、歩行型除雪機に好適である。
10…歩行型除雪機、11…機体、13…走行装置(クローラ)、31…オーガ、61…操作盤、62…ループ状の操作ハンドル、63…操作盤の上面、64…オーガスイッチ配置面、64a…前上端部、64c…突出部、64d…側方開放溝部、65…一般操作面、71…押しボタン式オーガスイッチ、91…保護部材、93…立ち壁、95…指入れスペース。

Claims (2)

  1. 走行装置と、オーガと、該オーガをオン・オフ操作する押しボタン式のオーガスイッチと、該オーガスイッチ及び除雪用の他の操作部材を有した操作盤と、該操作盤の真後ろに位置したループ状の操作ハンドルとを機体に備え、作業者が前記操作ハンドルを操縦しつつ前記操作盤の後から連れ歩く歩行型除雪機において、
    前記操作盤は、上面に、前記オーガスイッチを配置するオーガスイッチ配置面と、前記他の操作部材を配置する一般操作面とを有し、
    前記オーガスイッチ配置面は、前記操作盤の後端部で前記一般操作面より下方へ窪んだ位置に、前記一般操作面よりも後下がりに傾斜して位置し、
    前記オーガスイッチ配置面の前上端部には、前記一般操作面より上方へ突出した突出部が形成され、この突出部は、前記オーガスイッチ配置面の車幅方向全域にわたって延びていることを特徴とする歩行型除雪機。
  2. 前記突出部の直前には、該突出部に沿った上開放の溝部が位置しており、
    該溝部は、前記一般操作面よりも低く、少なくとも前記突出部の車幅方向全域にわたって形成され、
    前記溝部の長手方向一端は、前記操作盤の車幅方向の端から側方へ開放されていることを特徴とする請求項1記載の歩行型除雪機。
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