JP2014227047A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動パワーステアリング装置において、弾性ばねの重力方向への位置ずれを抑制することにある。
【解決手段】ステアリングの回動に伴い軸方向ZAにラック軸21が僅かに移動すると、ラック軸21に対してボールねじナット45及び軸受50が一体となって金属ばね62の弾性力に抗しつつ移動する。このように、ボールねじナット45及び軸受50を移動可能に構成することで、以後のボールねじナット45のラック軸21に対する回転が容易となる。また、プレート61の保持部61aが重力方向に対向する方向から金属ばね62を支持する。このため、金属ばね62が重力方向に位置ずれすることが防止される。よって、電動パワーステアリング装置としての動作、ひいてはステアリングの操作性が安定する。
【選択図】図3

Description

この発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
従来、車両の操舵機構にモータの動力を付与することにより運転者のステアリング操作を補助する電動パワーステアリング装置(以下、「EPS」という。)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、EPSでは、操舵機構としてラックアンドピニオン機構が採用されている。当該機構は、ステアリングの操作に伴うピニオンの回転を当該ピニオンに噛み合うラック軸の軸方向への移動に変換する。
例えば、図5に示すように、EPSは、ハウジング130と、ラック軸121と、ボールねじナット145と、ボール144と、軸受150と、弾性ばね162と、プレート163とを備える。
ラック軸121の外周にはねじ部が形成され、そのねじ部にはボールねじナット145が複数のボール144を介して螺合されている。軸受150は、ハウジング130の内周面とボールねじナット145の外周面との間に設置されている。ラック軸121の軸方向ZAにおける、軸受150とハウジング130との隙間には、それぞれ円環状の弾性ばね162及びプレート163が設置されている。
弾性ばね162は、例えば金属製のウェーブワッシャ又は皿ばね等である。プレート163は、弾性ばね162がハウジング130に接触するのを防止するべく、ハウジング130と弾性ばね162との間に設けられている。
弾性ばね162は自身の弾性力をプレート163と軸受150(正確にはその外輪150aの側面)とに作用させる。軸受150は両弾性ばね162からの付勢力によって、ラック軸121の軸方向ZAに沿って、弾性的に変位可能に保持されている。
上記構成において、ステアリングが回動操作されると、ピニオンを介してラック軸121に軸方向ZAの力が加わる。これにより、ラック軸121が軸方向ZAに僅かに移動する。この移動は、ボールねじナット145の回転に伴うものではない。このラック軸121の移動に伴って、軸受150は、弾性ばね162からの付勢力に抗しつつ、ボールねじナット145と一体で軸方向ZAに移動する。この状態で、モータ(図示略)を通じて、ボールねじナット145に回転力が加えられることで、ボールねじナット145の回転が円滑に開始される。このため、円滑にラック軸121が軸方向ZAに移動を開始する。
国際公開2011/147824号公報
EPSには、路面からの振動がタイヤを通じて加えられることがある。この場合、上記構成では、その振動に伴い弾性ばね162が主として重力方向に落下していくおそれがある。これにより、図5の2点鎖線で示すように、プレート163に対して弾性ばね162の位置がずれて、弾性ばね162の端部がハウジング130に干渉し、ハウジング130が磨耗するおそれがある。また、この弾性ばね162の位置ずれによって、軸受150を適切に弾性保持できなくなるおそれもある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、弾性ばねの重力方向への位置ずれを抑制した電動パワーステアリング装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決する電動パワーステアリング装置は、ステアリングの回動に伴い軸方向に移動する転舵軸と、前記転舵軸を前記軸方向に移動可能に内包するハウジングと、前記転舵軸に複数のボールを介して螺合されるとともに、駆動源を通じて回転駆動されると前記転舵軸を軸方向に移動させるボールねじナットと、外周面が前記ハウジングの内周面に接し、かつ内周面が前記ボールねじナットの外周面に接する位置に設けられることで前記ボールねじナットを保持しつつ、その保持した前記ボールねじナットを前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受と、前記軸受に対する前記転舵軸の軸方向の両側に位置するものであって、前記ハウジングと一体的に形成される係止部と、前記各係止部と前記軸受との間に設けられ、前記軸受を前記軸方向に弾性的に変位可能に保持する弾性部材と、前記各弾性部材と前記各係止部との間に設置されるプレートと、前記プレートの一部として形成されるとともに、重力方向に対向する方向から前記弾性部材を支持する保持部と、を備えている。
この構成によれば、ステアリングの回動に伴い軸方向に転舵軸が僅かに移動すると、転舵軸に対してボールねじナット及び軸受が一体となって弾性部材の弾性力に抗しつつ移動する。このように、ボールねじナット及び軸受を移動させることで、以後のボールねじナットの転舵軸に対する回転が容易となる。
また、上記構成によれば、プレートの保持部が重力方向に対向する方向から弾性部材を支持する。このため、例えば、車両の走行に伴い電動パワーステアリング装置に振動が加わった場合でも、弾性部材が重力方向に位置ずれすることが防止される。
上記電動パワーステアリング装置について、前記弾性部材は円環状に形成され、前記保持部は、前記弾性部材の内周側に、前記弾性部材の周方向全域に亘って形成されることが好ましい。
この構成によれば、保持部は、弾性部材の内周側に弾性部材の周方向全域に亘って形成される。このため、組み付け後のプレートと弾性部材との周方向における位置関係に関わらず、保持部の一部がプレートを重力方向に対向する方向から保持する。したがって、プレートに弾性部材をはめ込んだものを、軸受と各係止部との間に組み付ける際の組み付けの自由度が向上する。
上記電動パワーステアリング装置について、前記軸受は複列アンギュラ玉軸受であって、前記弾性部材は、前記軸受の外輪部の側面全周と前記プレート全周とを互いに離間する方向に押圧する皿ばねであることが好ましい。
複列アンギュラ玉軸受は、単列ベアリング等に比べて、外輪部を薄肉で形成することが可能である。これは、一般的に複列アンギュラ玉軸受では、外輪部と内輪部との間のボールの数が多くなるため、ボールを通じて外輪部に加わる荷重を分散させることができるからである。上記構成によれば、弾性部材として皿ばねを採用することで、皿ばねが軸受の外輪部の側面を全周に亘って押圧することができる。よって、外輪部が薄い複列アンギュラ玉軸受であっても、それを安定的に弾性保持することができる。
本発明によれば、電動パワーステアリング装置において、弾性ばねの重力方向への位置ずれを抑制することができる。
本発明の一実施形態における電動パワーステアリング装置の構成図。 本発明の一実施形態における電動パワーステアリング装置の部分断面図。 図2の拡大図。 本発明の一実施形態におけるプレート及び金属ばねの分解斜視図。 背景技術における電動パワーステアリング装置の断面図。
以下、電動パワーステアリング装置の一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置10は、ラック軸21と、ハウジング30と、ピニオンギア13Aと、を備えている。
ラック軸21は円柱状に形成される。ここで、図1中の左右方向がラック軸21の軸方向ZAとして規定され、軸方向ZAに直交する方向がラック軸21の径方向ZBとして規定されている。
ハウジング30は、アルミニウムで形成されるとともに、ラック軸21の軸方向ZAに貫通した貫通孔30aを有する。ラック軸21は、軸方向ZAに移動可能に、ハウジング30の貫通孔30aに挿通されている。ラック軸21の図中の中央右寄り外周には、一定範囲に亘ってラックギア21Bが形成されている。
ピニオンギア13Aはラック軸21におけるラックギア21Bと噛合した状態に設置される。ステアリング2の回動操作に応じて、コラムシャフト11、インターミディエイトシャフト12、及びピニオンシャフト13を通じて、ピニオンギア13Aが回転する。ピニオンギア13Aが回転することでラック軸21の軸方向への移動が可能となる。
ラック軸21の左右端面には、それぞれボールジョイント22が連結され、さらにその各ボールジョイント22にはタイロッド23が連結されている。さらに、各タイロッド23の先端には、ナックル4が連結されている。ラック軸21が軸方向ZAに移動することで、タイロッド23及びナックル4を通じて転舵輪3に力が伝達されて、その転舵輪3の転舵角を変化させることができる。
ハウジング30は、第1ハウジング部31と、第2ハウジング部32とを備える。両ハウジング部31,32は軸方向ZAに接離可能に構成されている。
第1ハウジング部31は、ラック軸21の外形に応じた筒状の本体部31aと、本体部31aより大径筒状の左端部31bとからなる。すなわち、第1ハウジング部31は、本体部31a及び左端部31bが連結されて段差付き円筒状に形成される。第1ハウジング部31には、図中の左側から第2ハウジング部32が嵌め込まれる。第2ハウジング部32の右端部32aは、上記第1ハウジング部31の左端部31bと同一径の円筒状に形成されている。また、第2ハウジング部32の左部32bは、上記第1ハウジング部31の本体部31aと同一径の円筒状に形成されている。第2ハウジング部32は、その右端部32aを通じて、第1ハウジング部31の左端部31bにはめ込まれている。
第1ハウジング部31の本体部31aの下側には、駆動源としてモータ41が設置されている。そのモータ41の出力軸41aは、図中の左側に向かって延出するとともに第2ハウジング部32における右端部32a内に挿通されている。
図2に示すように、第2ハウジング部32の右端部32aと、第1ハウジング部31の左端部31bとが形成する内部空間には、駆動プーリ46、従動プーリ47、タイミングベルト33、ボールねじ機構43が収納される。駆動プーリ46は、モータ41の出力軸41aに固定されている。このため、駆動プーリ46は出力軸41aと一体回転する。
ラック軸21の外周には、左端から一定範囲に亘ってねじ部21Aが形成されている。このねじ部21Aの外周には、ボールねじ機構43が設けられている。
詳しくは、ボールねじ機構43は、ボールねじナット45、多数のボール44を有している。ボールねじナット45は、ねじ部21Aに沿って配列される多数のボール44を介してラック軸21に螺合されている。ボールねじナット45は、ハウジング30における第1ハウジング部31と第2ハウジング部32との間に位置している。
ボールねじナット45における第1ハウジング部31側の外周には、従動プーリ47が螺合されている。これにより、ボールねじナット45及び従動プーリ47は一体回転可能となる。
この従動プーリ47と駆動プーリ46との間にはタイミングベルト33が掛け渡されている。したがって、モータ41の回転は、駆動プーリ46から、タイミングベルト33を介して従動プーリ47、ひいてはボールねじナット45に伝達される。
また、ボールねじナット45の外周面と、第2ハウジング部32の内周面との間には、軸受50が設けられている。この軸受50は、複列アンギュラ玉軸受である。複列アンギュラ玉軸受は、単列ベアリング等に比べて、軸方向ZAに長く、かつ径方向ZBに薄い形状である。
図3に示すように、軸受50は、外輪部51と、内輪部52と、玉53とを備える。内輪部52は略円環状に形成されている。内輪部52内にはボールねじナット45が嵌合されている。
外輪部51も略円環状に形成されている。外輪部51の外周面は第2ハウジング部32の内周面に接している。外輪部51と内輪部52との間に複数の玉53が軸受50の周方向に沿って転動可能に配置されている。本例の軸受50では、軸受50の周方向に沿って配列される複数の玉53が、軸方向ZAに沿って2列設けられる。このように、軸方向ZAに沿って2列の玉が設けられるため、軸受50は軸方向ZAに長い形状となる。内輪部52はボールねじナット45と一体で回転する。このとき、内輪部52は外輪部51との間で玉53を回転させる。
ボールねじナット45における従動プーリ47と反対側の外周縁部には、径方向ZBに突出したフランジ45aが形成されている。軸受50(正確には内輪部52)は、ボールねじナット45の外周面であって、フランジ45aと従動プーリ47との間に位置する。
図2に示すように、第1ハウジング部31における外輪部51側の先端に係止部31cが位置する。また、第2ハウジング部32における外輪部51と軸方向ZAに離間した部位には係止部32cが位置する。軸方向ZAにおける外輪部51と各係止部31c,32cとの隙間には、それぞれプレート61と、金属ばね62とが配置されている。
図4に示すように、金属ばね62は金属製で円環状の皿ばねである。また、プレート61は鉄製かつ断面L字で円環状に形成されている。すなわち、プレート61は、短手辺としての保持部61aと、長手辺としての防磨耗部61bとから構成される。保持部61aの外径は、金属ばね62の内径に合わせて設定されている。よって、金属ばね62はプレート61(保持部61a)にはめ込まれる。この状態で、保持部61aは、金属ばね62の内側に全周に亘って位置する。
図3に示すように、プレート61はその内部に金属ばね62を保持した状態で、ボールねじナット45の外周側であって、かつ外輪部51と各係止部31c,32cとの間にそれぞれ設けられる。すなわち、金属ばね62の内部側(ラック軸21の回転中心側)にプレート61の保持部61aが位置して、金属ばね62の各係止部31c,32c側にプレート61の防磨耗部61bが位置している。
また、金属ばね62におけるボールねじナット45側(図中下側)は防磨耗部61bと接触することで防磨耗部61bを押圧し、金属ばね62におけるボールねじナット45と反対側(図中上側)は、外輪部51の側周面と接触することで軸受50を押圧する。軸受50は、両金属ばね62からの弾性力によってその位置に保持されている。
つぎに、電動パワーステアリング装置10の作用について説明する。
図1に示すように、ステアリング2の操作によってピニオンギア13A及びラックギア21B等を通じてラック軸21に軸方向ZAへの力が加わる。これにより、ラック軸21がステアリング2の操作方向に応じた方向に僅かに移動する。このラック軸21の移動は、ボールねじナット45の回転に伴うものではない。これにより、軸受50が一方の金属ばね62を圧縮しつつボールねじナット45と一体で移動する。このように軸受50及びボールねじナット45を僅かに移動させることで、その後のモータ(駆動源)41の駆動に伴うボールねじナット45の回転、ひいてはラック軸21の軸方向への移動がスムーズとなる。
また、転舵輪3を通じて電動パワーステアリング装置10に振動が加わった場合でも、プレート61の保持部61aによって金属ばね62の重力方向への変位が規制されている。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)プレート61の保持部61aが重力方向に対向する方向から金属ばね62を支持する。このため、金属ばね62が重力方向に位置ずれすることが防止される。よって、より確実に軸受50を両金属ばね62の弾性力を通じて支持することができる。このため、電動パワーステアリング装置10としての動作、ひいてはステアリング2の操作性が安定する。
また、金属ばね62がアルミニウム製のハウジング30に接触して、ハウジング30が磨耗することが抑制される。また、この磨耗に伴う異音も抑制できる。
(2)図4に示すように、保持部61aは、金属ばね62の内周側に金属ばね62の周方向ZC全域に亘って形成される。このため、組み付け後のプレート61と金属ばね62との周方向ZCにおける位置関係に関わらず、保持部61aの一部がプレート61を重力方向に対向する方向から保持する。したがって、プレート61に金属ばね62をはめ込んだものを、軸受50と各係止部31c,32cとの間に組み付ける際の周方向ZCの組み付け自由度が向上する。
(3)軸受50として採用される複列アンギュラ玉軸受は、単列ベアリング等に比べて、外輪部51を薄肉とすることが可能である。これは、外輪部51と内輪部52との間の玉53の数が多くなることで、玉53を通じて外輪部51に加わる荷重を分散させることができるからである。上記構成によれば、金属ばね62として皿ばねを採用することで、皿ばねが軸受50の外輪部51の側面を全周に亘って押圧することができる。よって、外輪部51が薄い複列アンギュラ玉軸受であっても、軸受50を安定的に弾性保持することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態においては、プレート61の保持部61aは、防磨耗部61bの全周に亘って形成されていたが、防磨耗部61bに対して保持部61aが一部のみ形成されてもよい。この場合には、少なくとも、プレート61における、金属ばね62の重力方向に対向する方向に保持部61aを形成する。また、一定角度間隔で、複数の保持部を形成してもよい。これら構成では、少ない材料でプレート61を形成することができる。これらによっても、上記(1)の効果を奏することができる。
・上記実施形態においては、プレート61の断面形状はL字状であったが、その形状は適宜変更可能である。例えば、保持部61aを、金属ばね62の内周側ではなく外周側に設けてもよい。この場合であっても、図2等の下端側の金属ばね62の重力方向に保持部が位置する結果、金属ばね62の落下が防止される。また、金属ばね62の内周側と外周側との両方に保持部61aが形成されてもよい。
・上記実施形態においては、軸受50は複列アンギュラ玉軸受であったが、これに限らず、その他種類の軸受であってもよい。
・上記実施形態においては、ハウジング30は、第1ハウジング部31及び第2ハウジング部32から構成されていたが、ハウジング30が一体形成されていてもよい。
・上記実施形態においては、金属ばね62は皿ばねであったが、ウェーブワッシャであってもよい。また、ゴム等の樹脂製の弾性部材であってもよい。この場合であっても、保持部61aによって、弾性部材の位置ずれが抑制される。
・上記実施形態においては、ハウジング30は、アルミニウムで形成されていたが、鉄で形成されてもよい。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想を記載する。
(イ)前記弾性部材は、ウェーブワッシャであることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
(ロ)前記ハウジングはアルミニウム製であって、前記プレートは鉄製であって、前記弾性部材は金属製であることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
2…ステアリング、3…転舵輪、4…ナックル、10…電動パワーステアリング装置、21…ラック軸(転舵軸)、21A…ねじ部、21B…ラックギア、22…ボールジョイント、23…タイロッド、30…ハウジング、31…第1ハウジング部、31c…係止部、32…第2ハウジング部、32c…係止部、33…タイミングベルト、41…電気モータ(駆動源)、43…ボールねじ機構、45…ボールねじナット、50…軸受、61…プレート、61a…保持部、61b…防磨耗部、62…金属ばね(弾性部材)。

Claims (3)

  1. ステアリングの回動に伴い軸方向に移動する転舵軸と、
    前記転舵軸を前記軸方向に移動可能に内包するハウジングと、
    前記転舵軸に複数のボールを介して螺合されるとともに、駆動源を通じて回転駆動されると前記転舵軸を軸方向に移動させるボールねじナットと、
    外周面が前記ハウジングの内周面に接し、かつ内周面が前記ボールねじナットの外周面に接する位置に設けられることで前記ボールねじナットを保持しつつ、その保持した前記ボールねじナットを前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受と、
    前記軸受に対する前記転舵軸の軸方向の両側に位置するものであって、前記ハウジングと一体的に形成される係止部と、
    前記各係止部と前記軸受との間に設けられ、前記軸受を前記軸方向に弾性的に変位可能に保持する弾性部材と、
    前記各弾性部材と前記各係止部との間に設置されるプレートと、
    前記プレートの一部として形成されるとともに、重力方向に対向する方向から前記弾性部材を支持する保持部と、を備えた
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記弾性部材は円環状に形成され、
    前記保持部は、前記弾性部材の内周側に、前記弾性部材の周方向全域に亘って形成される
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記軸受は複列アンギュラ玉軸受であって、
    前記弾性部材は、前記軸受の外輪部の側面全周と前記プレート全周とを互いに離間する方向に押圧する皿ばねである
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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