JP6182977B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
例えば、EPSでは、操舵機構としてラックアンドピニオン機構が採用されている。当該機構は、ステアリングの操作に伴うピニオンの回転を当該ピニオンに噛み合うラック軸の軸方向への移動に変換する。
ラック軸121の外周にはねじ部121Aが形成され、そのねじ部121Aにはボールねじナット145が複数のボール144を介して螺合されている。軸受150は、ハウジング130の内周面とボールねじナット145の外周面との間に設置されている。軸受150はハウジング130によって軸方向ZAの両側から挟まれている。軸受150として例えば複列アンギュラ玉軸受が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
上記課題を解決する電動パワーステアリング装置は、ステアリングの回動に伴い軸方向に移動する転舵軸と、前記転舵軸を前記軸方向に移動可能に内包するハウジングと、前記転舵軸に複数のボールを介して螺合されるとともに、モータを通じて回転駆動されると前記転舵軸を軸方向に移動させるボールねじナットと、外周面が前記ハウジングの内周面に接する円環状の外輪部、前記外輪部の内側に位置するとともに前記ボールねじナットを内部で保持する円環状の内輪部、並びに前記外輪部及び内輪部間で転動するとともに、前記軸方向に沿って複数列配置される玉を有し、前記ボールねじナットを前記ハウジングに対して回転可能に支持する単一の複列アンギュラ玉軸受と、前記複列アンギュラ玉軸受に対する前記転舵軸の軸方向の両側に位置するものであって、前記ハウジングと一体的に形成される係止部と、前記各係止部と前記外輪部との間に設けられ、前記複列アンギュラ玉軸受を前記軸方向に弾性的に変位可能に保持する弾性部材と、を備え、前記モータの回転は、当該モータの出力軸と一体回転可能な駆動プーリと、前記ボールねじナットと一体回転可能な従動プーリと、前記駆動プーリと前記従動プーリとの間に掛け渡されるベルトとを通じて前記ボールねじナットに伝達されるように構成されており、前記複列アンギュラ玉軸受は、前記ボールねじナットの外周のうち、前記ベルトが配置される部位と異なる部位に対して配置され、前記弾性部材は、金属製の皿ばねであり、径方向の外側の部位である外縁部が前記複列アンギュラ玉軸受の外輪部の側周面から当該複列アンギュラ玉軸受を押圧するように当該外輪部の側周面に接するように構成され、前記ボールねじナットのボールの転動領域は、前記軸方向において前記ベルト及び前記複列アンギュラ玉軸受と重なるように配置されている。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置10は、ラック軸21と、ハウジング30と、ピニオンギア13Aと、を備えている。
第1ハウジング部31は、ラック軸21の外形に応じた筒状の本体部31aと、本体部31aより大径筒状の左端部31bとからなる。すなわち、第1ハウジング部31は、本体部31a及び左端部31bが連結されて段差付き円筒状に形成される。第1ハウジング部31には、図中の左側から第2ハウジング部32が嵌め込まれる。第2ハウジング部32の右端部32aは、上記第1ハウジング部31の左端部31bと同一径の円筒状に形成されている。また、第2ハウジング部32の左部32bは、上記第1ハウジング部31の本体部31aと同一径の円筒状に形成されている。第2ハウジング部32は、その右端部32aを通じて、第1ハウジング部31の左端部31bにはめ込まれている。
詳しくは、ボールねじ機構43は、ボールねじナット45、多数のボール44を有している。ボールねじナット45は、ねじ部21Aに沿って配列される多数のボール44を介してラック軸21に螺合されている。ボールねじナット45は、ハウジング30における第1ハウジング部31と第2ハウジング部32との間に位置している。
図1に示すように、ステアリング2の操作によってピニオンギア13A及びラックギア21B等を通じてラック軸21に軸方向ZAへの力が加わる。これにより、図4に示すように、ラック軸21が左方向に僅かに移動する。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
・上記実施形態においては、ハウジング30は、第1ハウジング部31及び第2ハウジング部32から構成されていたが、ハウジング30が一体形成されていてもよい。
・上記実施形態においては、軌道底肉厚Tは、玉径Bdの25%〜30%に設定されていたが、この範囲外であってもよい。
Claims (2)
- ステアリングの回動に伴い軸方向に移動する転舵軸と、
前記転舵軸を前記軸方向に移動可能に内包するハウジングと、
前記転舵軸に複数のボールを介して螺合されるとともに、モータを通じて回転駆動されると前記転舵軸を軸方向に移動させるボールねじナットと、
外周面が前記ハウジングの内周面に接する円環状の外輪部、前記外輪部の内側に位置するとともに前記ボールねじナットを内部で保持する円環状の内輪部、並びに前記外輪部及び内輪部間で転動するとともに、前記軸方向に沿って複数列配置される玉を有し、前記ボールねじナットを前記ハウジングに対して回転可能に支持する単一の複列アンギュラ玉軸受と、
前記複列アンギュラ玉軸受に対する前記転舵軸の軸方向の両側に位置するものであって、前記ハウジングと一体的に形成される係止部と、
前記各係止部と前記外輪部との間に設けられ、前記複列アンギュラ玉軸受を前記軸方向に弾性的に変位可能に保持する弾性部材と、を備え、
前記モータの回転は、当該モータの出力軸と一体回転可能な駆動プーリと、前記ボールねじナットと一体回転可能な従動プーリと、前記駆動プーリと前記従動プーリとの間に掛け渡されるベルトとを通じて前記ボールねじナットに伝達されるように構成されており、
前記複列アンギュラ玉軸受は、前記ボールねじナットの外周のうち、前記ベルトが配置される部位と異なる部位に対して配置され、
前記弾性部材は、金属製の皿ばねであり、径方向の外側の部位である外縁部が前記複列アンギュラ玉軸受の外輪部の側周面から当該複列アンギュラ玉軸受を押圧するように当該外輪部の側周面に接するように構成され、
前記ボールねじナットのボールの転動領域は、前記軸方向において前記ベルト及び前記複列アンギュラ玉軸受と重なるように配置された
ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記外輪部における内周面には前記玉を転動可能に保持する玉保持穴が形成され、前記外輪部における前記玉保持穴の頂点から前記外輪部の外面までの軌道底肉厚を、前記玉径の25%〜30%に設定する
ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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