JP5221269B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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本発明は電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置として、特許文献1に記載の如く、手動操舵力を付与されて直線動するラック軸を有し、ラック軸に設けたねじ溝にボールを介して螺合されるナットをハウジングに軸受装置により支持し、ナットに回転力を付与して手動操舵力をアシストするアシストモータを有するものがある。
特許文献1に記載の軸受装置は、複列アンギュラ玉軸受からなり、その内輪をナットの外周に固定し、その外輪をハウジングの内周に摺動可能に装填し、その外輪の両端部のそれぞれとハウジングとの間に弾性体を挟圧している。
ナットの外周に設けた軸受装置がハウジングに対して弾性体の圧縮変形を伴って軸方向に変位できる。これにより、(i)ボールとラック軸のねじ溝又はナットとが路面凹凸の小入力により、軸方向にがたつく衝撃を弾性体の変形により吸収して打音防止し、又は、(ii)ボールとラック軸のねじ溝とナットの加工精度不良に起因するナット回転時のトルク変動を、弾性体により吸収する。
特開2002-145080
特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置には以下の問題点がある。
(1)複列アンギュラ玉軸受の外輪の両端部に設けた弾性体は、複列をなす2つの玉に予圧をかけるものにならず、軸受自体のがたをなくすことに寄与しない。軸受自体のがたをなくすために、軸受の各部の加工精度を高くする必要があってコスト高になる。
(2)ナットを支持する軸受装置が複列アンギュラ玉軸受であり、単一の外輪をハウジングの内周に摺動可能に装填するものであり、ハウジングに接する外輪の軸方向接触長は複列分の長い長さになる。従って、ナットの外周に設けた軸受は、外輪の摺動抵抗が大きい分、軸方向に変位し難く、前述(i)の打音防止効果、(ii)のトルク変動防止効果を十分に得ることができない。
本発明の課題は、電動パワーステアリング装置において、高精度の軸受を用いることなく、ボールとラック軸のねじ溝又はナットの打音防止とトルク変動防止を図ることにある。
請求項1の発明は、手動操舵力を付与されて直線動するラック軸を有し、ラック軸に設けたねじ溝にボールを介して螺合されるナットをハウジングに軸受装置により支持し、ナットに回転力を付与して手動操舵力をアシストするアシストモータを有する電動パワーステアリング装置において、前記軸受装置がナットの軸方向に並ぶ第1と第2の2つの玉軸受からなり、各玉軸受はそれらの外輪及び/又は内輪を玉に対してナットの軸方向に移動可能にし、第1の玉軸受と第2の玉軸受の各内輪をナットの外周に摺動可能に装填し、それらの内輪の間に弾性体を挟圧すること、又は、第1の玉軸受と第2の玉軸受の各外輪をハウジングの内周に摺動可能に装填し、それらの外輪の間に弾性体を挟圧することとし、前記第1の玉軸受と第2の玉軸受の各外輪の間に環状スペーサを介装し、このスペーサの内周の軸方向中央部に狭幅の環状ストッパ部を設け、第1の玉軸受と第2の玉軸受の各内輪の間に介装される弾性体が、それらの内輪により常に挟圧される厚肉部と、スペーサの環状ストッパ部に添設されて厚肉部の圧縮変形量が一定値を越えたときにそれらの内輪と環状ストッパ部により挟圧される薄肉部とを有し、又は、第1の玉軸受と第2の玉軸受の各内輪の間に環状スペーサを介装し、このスペーサの外周の軸方向中央部に狭幅の環状ストッパ部を設け、第1の玉軸受と第2の玉軸受の各外輪の間に介装される弾性体が、それらの外輪により常に挟圧される厚肉部と、スペーサの環状ストッパ部に添設されて厚肉部の圧縮変形量が一定値を越えたときにそれらの外輪と環状ストッパ部により挟圧される薄肉部とを有するようにしたものである。
(請求項1)
(a)ナットを支持する軸受装置が2つの玉軸受からなり、各軸受がそれらの外輪及び/又は内輪を玉に対しナットの軸方向に移動できる。従って、2つの玉軸受の内輪の間又は外輪の間に挟圧される弾性体は、各軸受の玉に予圧をかけるものになり、軸受自体のがたをなくすことに寄与する。軸受の各部の加工精度を高くすることなく、軸受自体のがたをなくすことができ、コスト低減できる。
(b)ナットを支持する軸受装置が2つの玉軸受からなり、各軸受がそれらの外輪及び/又は内輪を玉に対しナットの軸方向に移動できる。従って、ラック軸に軸方向の一方に向かう衝撃荷重が入力し、ナットが両方向に変位するとき、2つの軸受のうちの一方の軸受の外輪及び/又は内輪だけが、ハウジングの内周及び/又はナットの外周に摺動するものになる。ラック軸に軸方向の他方に向う衝撃荷重が入力するときには、2つの軸受のうちの他方の軸受の内輪だけが、ナットの外周に摺動するものになる。このとき、各軸受のハウジングに接する外輪の軸方向接触長、ナットに接する内輪の軸方向接触長は、2つの軸受分の半分の短い長さになる。従って、各軸受は、それらの外輪及び/又は内輪の摺動抵抗が小さくなる分、軸方向に変位容易になって弾性体を変形容易にし、(i)ボールとラック軸のねじ溝又はナットとが路面凹凸の小入力により、軸方向にがたつく衝撃を弾性体の変形によりスムースに吸収して十分に打音防止し、又は、(ii)ボールとラック軸のねじ溝とナットの加工精度不良に起因するナット回転時のトルク変動を、弾性体によりスムースに吸収する。
(c)2つの玉軸受の内輪の間又は外輪の間に挟圧される弾性体が、それらの内輪又は外輪により常に挟圧される厚肉部と、厚肉部の圧縮変形量が一定値を越えたときに挟圧される薄肉部とを有する。従って、車両の高速走行に対応してラック軸の軸方向に入力する荷重(図3の荷重F(推力))が小中荷重域にあるときには、弾性体の厚肉部が圧縮(図3の変形量L)され、その厚肉部が発現する小ばね定数(荷重F/変形量L)によりその小中荷重に起因する衝撃を柔軟に吸収する。他方、車両の低速走行や極低速走行(据え切り運転)に対応してラック軸の軸方向に入力する荷重が大荷重域にあるときには、弾性体の薄肉部が圧縮され、その薄肉部が発現する大ばね定数によりその大荷重に起因する衝撃に確実に抗する。そして、最大衝撃力は、弾性体の薄肉部を介するスペーサのストッパ部に突き当たって確実に支持される。
図1は電動パワーステアリング装置の要部を示す断面図、図2は2つの玉軸受の間に挟圧した弾性体による衝撃吸収動作を示す模式図、図3は弾性体のばね定数を示す模式図である。
図1は、車両等に搭載される電動パワーステアリング装置10の要部であり、11はハウジング、12はラック軸、20はボールナット装置、30は軸受装置、40は電動アシストモータを示す。
ハウジング11の内部を貫通するように設けられるラック軸12は、不図示のステアリング軸に取付けられているピニオンが噛み合いされ、操舵者がステアリング軸に加える手動操舵力をハウジング11内を左右に直線動する。
ボールナット装置20は、ハウジング11内で、ラック軸12に設けたねじ溝12Aにボール21を介して螺着されるナット22を、ハウジング11に軸受装置30により支持する。
アシストモータ40は、ハウジング11内のラック軸12まわりに固定的に設けられ、ボールナット装置20のナット22に回転力を付与する。アシストモータ40は、ステータ41をハウジング11の内周に固定され、ロータ42をラック軸12の外側に同軸配置される。ロータ42の一端外周部には、ナット22の一端内周部がスプライン結合される。
電動パワーステアリング装置10にあっては、操舵者がステアリング軸に加えた手動操舵力の操舵方向と操舵トルクに応じてアシストモータ40が駆動制御されてナット42が回転すると、ナット42とスプライン結合されているボールナット装置20のナット22が回転し、ナット22の回転がラック軸12を軸方向に直線動させる。これにより、ラック軸12にタイロッドを介して連結されている車輪が転舵される。アシストモータ40が操舵者の手動操舵力をアシストするものになる。
以下、軸受装置30について詳述する。軸受装置30は、ボールナット装置20のナット22の軸方向に並ぶ第1と第2の2つの玉軸受31、32からなり、各軸受31、32はそれらの外輪31A、32A及び/又は内輪31B、32Bを、玉31C、32Cに対しナット22の軸方向に移動可能にする。本実施例の軸受31、32は、内輪31B、32Bの肩のない側の内径を、内輪31B、32Bの溝底から円筒面にしており、それらの内輪31B、32Bの肩のある側を互いに隣接させる正面合わせとし、結果としてそれらの内輪31B、32Bを玉31C、32Cに対しナット22の軸方向に移動可能にするものである。
軸受装置30は、第1の玉軸受31と第2の玉軸受32の各外輪31A、32Aをハウジング11の内周に固定的に装填し、それらの外輪31A、32Aの間に環状スペーサ33を介装している。また、第1の玉軸受31と第2の玉軸受32の各内輪31B、32Bをナット22の外周の少なくとも軸方向に摺動可能に装填し、それらの内輪31B、32Bの間に弾性体34を挟圧している。即ち、第1の玉軸受31と第2の玉軸受32は、ハウジング11の内周に外輪31A、スペーサ33、外輪32Aを装填し、ハウジング11の内周に設けた支持部11Aと、ハウジング11の内周に螺着した止め具35によりそれらの外輪31A、スペーサ33、外輪32Aを保持される。また、第1の玉軸受31と第2の玉軸受32は、ナット22の外周に内輪31B、弾性体34、内輪32Bを装填し、ナット22の外周に設けたフランジ部22Aと、ナット22の外周に螺着した止め具36によりそれらの内輪31B、弾性体34、内輪32Bを保持される。
軸受装置30は、第1の玉軸受31の外輪31Aと第2の玉軸受32Aの間にスペーサ33の広幅部33Aを介装し、広幅部33Aの内周の軸方向中央部に狭幅の環状ストッパ部33Bを設けてある。そして、第1の玉軸受31の内輪31Bと第2の玉軸受32の内輪32Bの間に介装される弾性体34が、それらの内輪31B、32Bにより常に挟圧される厚肉部34Aと、スペーサ33のストッパ部33Bに添設されて厚肉部34Aの圧縮変形量が一定値を越えたときに、それらの内輪31B、32Bとストッパ部33Bにより挟圧される薄肉部34Bを有する。本実施例では、スペーサ33のストッパ部33Bまわりに、弾性体34が焼付等により接着一体化されるものとすることができる。
従って、電動パワーステアリング装置10において、2つの玉軸受31、32の間に挟圧した弾性体34による衝撃吸収動作は以下の如くになる。
(1)車両の高速走行時等に、ラック軸12が軸方向の一方に小〜中荷重を受けると、ナット22及び第1の玉受31の内輪31Bがラック軸12とともに図2(A)〜図2(B)の如く微小移動する。このとき、第2の玉軸受32の内輪32Bは、その玉32C、外輪32Aを介してハウジング11側の止め具35に支持されていて移動せず、ナット22の外周に対して摺動する。結果として、弾性体34の厚肉部34Aの第1の玉軸受31寄り側部分が弾性的に圧縮変形し、その小〜中荷重に起因する衝撃を柔軟に吸収する。
(2)車両の低速走行や極低速走行(据え切り運転)時等に、ラック軸12が軸方向の一方に大荷重を受けると、ナット22及び第1の玉軸受31の内輪31Bがラック軸12とともに図2(C)の如くに大移動する。このとき、第2の玉軸受32の内輪32Bは、その玉32C、外輪32Aを介してハウジング11の側の止め具35に支持されていて移動せず、ナット22の外周に対して摺動する。結果として、弾性体34の厚肉部34Aの第1の玉軸受31寄り側部分が弾性的に最大限圧縮変形した後、弾性体34の第1の玉軸受31寄り側の薄肉部34Bがスペーサ33のストッパ部33Bとの間で挟圧され、その大荷重に起因する衝撃に確実に抗する。そして、ラック軸12が受ける最大荷重に起因する最大衝撃力は、弾性体34の薄肉部34Bを介するスペーサ33のストッパ部33Bに突き当たって確実に支持される。
弾性体34の上述(1)、(2)の衝撃吸収動作に対応するばね特性、換言すればその圧縮変形量Lと、この変形量Lにより発現するばね荷重Fの比であるばね定数F/Lは、図3に示す如くになる。
本発明によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)ナット22を支持する軸受装置30が2つの玉軸受31、32からなり、各軸受31、32がそれらの内輪31B、32Bを玉31C、32Cに対しナット22の軸方向に移動できる。従って、2つの玉軸受31、32の内輪31B、32Bの間に挟圧される弾性体34は、各軸受31、32の玉31C、32Cに予圧をかけるものになり、軸受31、32自体のがたをなくすことに寄与する。軸受31、32の各部の加工精度を高くすることなく、軸受31、32自体のがたをなくすことができ、コスト低減できる。
(b)ナット22を支持する軸受装置30が2つの玉軸受31、32からなり、各軸受31、32がそれらの内輪31B、32Bを玉31C、32Cに対しナット22の軸方向に移動できる。従って、ラック軸12に軸方向の一方に向かう衝撃荷重が入力し、ナット22が両方向に変位するとき、2つの軸受31、32のうちの一方の軸受32の内輪32Bだけが、ナット22の外周に摺動するものになる。ラック軸12に軸方向の他方に向う衝撃荷重が入力するときには、2つの軸受31、32のうちの他方の軸受31の内輪31Bだけが、ナット22の外周に摺動するものになる。このとき、各軸受31、32のナット22に接する内輪31B、32Bの軸方向接触長は、2つの軸受31、32分の半分の短い長さになる。従って、各軸受31、32は、それらの内輪31B、32Bの摺動抵抗が小さくなる分、軸方向に変位容易になって弾性体34を変形容易にし、(i)ボール21とラック軸12のねじ溝12A又はナット22とが路面凹凸の小入力により、軸方向にがたつく衝撃を弾性体34の変形によりスムースに吸収して十分に打音防止し、又は、(ii)ボール21とラック軸12のねじ溝12Aとナット22の加工精度不良に起因するナット22回転時のトルク変動を、弾性体34によりスムースに吸収する。
(c)2つの玉軸受31、32の内輪31B、32Bの間に挟圧される弾性体34が、それらの内輪31B、32Bにより常に挟圧される厚肉部34Aと、厚肉部34Aの圧縮変形量が一定値を越えたときに挟圧される薄肉部34Bとを有する。従って、車両の高速走行に対応してラック軸12の軸方向に入力する荷重(図3の荷重F(推力))が小中荷重域にあるときには、弾性体34の厚肉部34Aが圧縮(図3の変形量L)され、その厚肉部34Aが発現する小ばね定数(荷重F/変形量L)によりその小中荷重に起因する衝撃を柔軟に吸収する。他方、車両の低速走行や極低速走行(据え切り運転)に対応してラック軸12の軸方向に入力する荷重が大荷重域にあるときには、弾性体34の薄肉部34Bが圧縮され、その薄肉部34Bが発現する大ばね定数によりその大荷重に起因する衝撃に確実に抗する。そして、最大衝撃力は、弾性体34の薄肉部34Bを介するスペーサ33のストッパ部33Bに突き当たって確実に支持される。
尚、上記実施例では、第1の玉軸受31と第2の玉軸受32の各内輪31B、32Bの間に弾性体34を挟圧するものとしたが、本発明では、第1の玉軸受31と第2の玉軸受32の各外輪31A、32Aの間に弾性体34を挟圧しても良い。第1の玉軸受31と第2の玉軸受32の各外輪31A、32Aの間に弾性体を挟圧し、かつ各内輪31B、32Bの間に弾性体を挟圧しても良い。
また、上記実施例では、第1の玉軸受31と第2の玉軸受32をマグネトベアリングとするものとしたが、本発明では、第1の玉軸受31と第2の玉軸受32を単列アンギュラ玉軸受とするものでも良い。このとき、2つの単列アンギュラ玉軸受の正面合わせの各内輪の間に弾性体を挟圧し、2つの単列アンギュラ玉軸受の背面合わせの各外輪の間に弾性体を挟圧するものとする。
また、本発明では、第1の玉軸受31及び第2の玉軸受32としてマグネトベアリング又は単列アンギュラ玉軸受を採用するものに限らず、それらの外輪及び/又は内輪が玉に対しナットの軸方向に移動可能にするものを広く採用できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は電動パワーステアリング装置の要部を示す断面図である。 図2は2つの玉軸受の間に挟圧した弾性体による衝撃吸収動作を示す模式図である。 図3は弾性体のばね定数を示す模式図である。
符号の説明
10 電動パワーステアリング装置
11 ハウジング
12 ラック軸
12A ねじ溝
20 ボールナット装置
21 ボール
22 ナット
30 軸受装置
31 第1の玉軸受
31A、32A 外輪
31B、32B 内輪
31C、32C 玉
32 第2の玉軸受
33 環状スペーサ
33A 広幅部
33B 環状ストッパ部
34 弾性体
34A 厚肉部
34B 薄肉部
40 電動アシストモータ

Claims (1)

  1. 手動操舵力を付与されて直線動するラック軸を有し、ラック軸に設けたねじ溝にボールを介して螺合されるナットをハウジングに軸受装置により支持し、ナットに回転力を付与して手動操舵力をアシストするアシストモータを有する電動パワーステアリング装置において、
    前記軸受装置がナットの軸方向に並ぶ第1と第2の2つの玉軸受からなり、各玉軸受はそれらの外輪及び/又は内輪を玉に対してナットの軸方向に移動可能にし、
    第1の玉軸受と第2の玉軸受の各内輪をナットの外周に摺動可能に装填し、それらの内輪の間に弾性体を挟圧すること、又は、
    第1の玉軸受と第2の玉軸受の各外輪をハウジングの内周に摺動可能に装填し、それらの外輪の間に弾性体を挟圧することとし、
    前記第1の玉軸受と第2の玉軸受の各外輪の間に環状スペーサを介装し、このスペーサの内周の軸方向中央部に狭幅の環状ストッパ部を設け、第1の玉軸受と第2の玉軸受の各内輪の間に介装される弾性体が、それらの内輪により常に挟圧される厚肉部と、スペーサの環状ストッパ部に添設されて厚肉部の圧縮変形量が一定値を越えたときにそれらの内輪と環状ストッパ部により挟圧される薄肉部とを有し、又は、
    第1の玉軸受と第2の玉軸受の各内輪の間に環状スペーサを介装し、このスペーサの外周の軸方向中央部に狭幅の環状ストッパ部を設け、第1の玉軸受と第2の玉軸受の各外輪の間に介装される弾性体が、それらの外輪により常に挟圧される厚肉部と、スペーサの環状ストッパ部に添設されて厚肉部の圧縮変形量が一定値を越えたときにそれらの外輪と環状ストッパ部により挟圧される薄肉部とを有することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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