JP2014226068A - 粉粒体の散布機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブロードキャスタ等の粉粒体散布装置で圃場を移動しながら該圃場に粉粒体を散布する際に、該粉粒体散布装置の粉粒体貯留容量を超える大きい圃場でも、連続的に粉粒体の散布作業を行うことができる粉粒体の散布機を提供する。
【解決手段】牽引車両2に牽引されて圃場を移動するトレーラ3と、このトレーラ3の後部に装着されて圃場に粉粒体を散布する粉粒体散布装置4と、前記トレーラ3上に搭載されて前記粉粒体散布装置4に粉粒体を補給する粉粒体補給装置5とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、牽引車両に牽引されて圃場を移動しながら該圃場に、肥料、種子、土壌改良剤等の粉粒体を散布する粉粒体の散布機に関するものである。
圃場に肥料等の粉粒体を散布する粉粒体散布装置としてブロードキャスタが知られている。
従来では、このブロードキャスタをトラクタの後部に三点リンク機構を介して装着し、圃場を移動しながらブロードキャスタによって圃場に肥料を散布している(特許文献1参照)。
特開2010−11823号公報
従来にあっては、肥料の散布量が1000L〜1500Lといった肥料散布量の多い大きい圃場では、圃場に対するブロードキャスタのホッパの容量が少ない場合があり、該大きい圃場では、ブロードキャスタのホッパ内の肥料がなくなると、肥料の貯留供給装置にもどって肥料を補給した後、再度圃場にもどって肥料の散布作業をしている。このため、従来では、大きい圃場での肥料の散布作業が非常に効率の悪い作業となっていた。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、粉粒体散布装置の粉粒体貯留容量を超える大きい圃場でも、連続的に粉粒体の散布作業を行うことができる粉粒体の散布機を提供することを課題とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
請求項1に係る発明では、牽引車両に牽引されて圃場を移動するトレーラと、
このトレーラの後部に装着されて圃場に粉粒体を散布する粉粒体散布装置と、
前記トレーラ上に搭載されて前記粉粒体散布装置に粉粒体を補給する粉粒体補給装置とを有することを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記トレーラは、粉粒体補給装置を載置支持する搭載台と、この搭載台の前部に下方突出状に設けられた支持部と、この支持部の下部から前方突出状に設けられていて前端側が牽引車両のドローバーに枢支連結される牽引連結部材と、前記支持部の後方で且つ搭載台の左右両側の下方に配置されていて搭載台を走行可能に支持する車輪とを有することを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記トレーラに前後方向に沿って配設されていて、前端側が牽引車両のPTO軸に連動連結され、後端側が粉粒体散布装置のPIC軸に連動連結される中継伝動軸を設けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記トレーラの後部に、
粉粒体散布装置の前面側の左右方向中央上部に設けられた上連結部に連結リンクを介して連結される上装着部と、
粉粒体散布装置の前面側の左右両側下部に設けられた左右方向の軸心を有する下連結ピンを受持する左右一対の下装着部とを設けたことを特徴とする。
請求項5に係る発明では、前記粉粒体補給装置は、粉粒体を貯留するホッパと、このホッパ内の粉粒体を該ホッパの上方側へ搬送して粉粒体散布装置に向けて排出するリフタと、このリフタから排出された粉粒体を粉粒体散布装置のホッパへと案内するガイドシュートとを有し、
ガイドシュートは、粉粒体散布装置のホッパに向けて下方に行くに従って後方に移行する傾斜となるように且つ傾斜角度を変更できるように、サポート手段によって支持されていることを特徴とする。
本発明の粉粒体の散布機によれば、トレーラを牽引車両で牽引して、圃場を移動しながら粉粒体散布装置によって粉粒体を散布する散布作業中において、粉粒体散布装置に貯留した粉粒体が少なくなると、トレーラ上に搭載された粉粒体補給装置から粉粒体散布装置に粉粒体を補給することができる。これによって、粉粒体散布装置の粉粒体貯留容量を超える大きい圃場でも、休むことなく、連続的に散布作業を行うことができる。
トラクタに連結された状態を示した粉粒体の散布機の全体側面図である。 トラクタに連結された状態を示した粉粒体の散布機の全体平面図である。 粉粒体の散布機の側面一部断面図である。 粉粒体の散布機の平面図である。 粉粒体の散布機の前部の側面図である。 粉粒体の散布機の前部の平面図である。 粉粒体の散布機の後部の側面図である。 粉粒体の散布機の後部の平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2において、符号1は、牽引車両としてのトラクタ2に牽引されて、圃場を移動しながら該圃場に肥料(粉粒体)を散布する施肥機(粉粒体の散布機)である。
この施肥機1は、トラクタ2に連結されて牽引されるトレーラ3と、圃場に肥料を散布する肥料散布装置4(粉粒体散布装置)と、この肥料散布装置4に肥料を補給する肥料補給装置5(粉粒体補給装置)とを有する。
トレーラ3は、肥料補給装置5を搭載する搭載台6と、この搭載台6の後部に設けられていて肥料散布装置4が装着される装着装置7と、前記搭載台6の前部下面側に下方突出状に設けられた支持部8と、この支持部8から前方突出状に設けられていて前端側がトラクタ2に設けられたドローバー9に枢支連結される牽引連結部材10と、この牽引連結部材10の前部側に設けられたスタンド11と、前記支持部8の後方で且つ搭載台6の左右両側の下方に配置されていて搭載台6の後部を走行可能に支持する車輪12(タイヤ)とを有する。
搭載台6は、図3に示すように、長尺の角筒部材等からなるフレーム部材13aを前後左右に枠組みしてなるメインフレーム13上に床板14を張ってなる。この搭載台6の後部は二股状に形成されている。
この搭載台6上には、図3及び図4に示すように、該搭載台6の前部から後部にかけて前後方向に配置された中継伝動軸15が設けられている。この中継伝動軸15は、搭載台6の左右方向中央から左右一側(本実施形態では左側)に偏倚して配置され、前端側及び後端側が搭載台6に取付固定された軸受け16F,16Rに前後軸回りに回転自在に支持されている。
この中継伝動軸15の前端側はトラクタ2のPTO軸2A(動力出力軸)に図示省略のジョイント軸を介して連動連結され、中継伝動軸15の後端側は肥料散布装置4のPIC軸4A(動力入力軸)に図示省略のジョイント軸を介して連動連結されている。これによって、肥料散布装置4がトラクタ2のエンジンからの動力によって駆動可能とされていると共に、トラクタ2に設けたPTO操作レバーによって肥料散布装置4を駆動及び駆動停止操作可能としている。なお、前記ジョイント軸は主軸の前部及び後部に自在継手を設けてなる。
前記装着装置7は、上装着部18と、連結リンク19と、下装着部20とを有する。
上装着部18は、搭載台6の左右方向中央部において搭載台6から上方に離間して配置され、搭載台6に立設されたサポートフレーム21の上部に設けられている。
図7及び図8に示すように、この上装着部18には、連結リンク19の前端側がピンを介して左右軸回りに回転自在に枢支連結されている。この連結リンク19は、ターンバックル構造によって長さ調整自在に構成されている。
下装着部20は、搭載台6の背面側に左右一対配置されている。左右各下装着部20は、受け部材22と、この受け部材22の前端に固定された取付部材23と、ロックピン24とを有する。
受け部材22は、板材からなり、板面が左右方向を向くように配置され、上部に上方に開放状で且つ下面が円弧状の嵌合凹部26が形成されている。
取付部材23は、板材からなり、板面が前後方向を向くように配置され、受け部材22の前端下部に固定されている。この取付部材23は搭載台6側に固定の取付ステー27にボルト固定されている。この取付ステー27は、板材からなり、板面が前後方向を向くように配置され、搭載台6上の後端側に左右方向に配置されて固定された支持部材28の後面に溶接固定されている。
ロックピン24は、受け部材22の嵌合凹部26の上方に設けられ、嵌合凹部26に嵌合する後述の下連結ピン29が嵌合凹部26から離脱しないように抜止めをするものである。このロックピン24は、受け部材22の上端に設けられた支持筒30に前後移動可能に支持されている。支持筒30は嵌合凹部26の前後に設けられ、ロックピン24は前後の支持筒30にわたって挿通した状態で抜止めピンによって支持筒30から抜止めされる。
なお、本実施形態の下装着部20にあっては、前記取付部材23と受け部材22とにわたって補強用のリブ板31が溶接固定されている。
前記支持部8は角筒部材を組み合わせて形成され、前下部に連結部39が設けられている。
図5及び図6に示すように、牽引連結部材10は、前後方向に沿って配置された牽引バー32と、この牽引バー32の前部に設けられた牽引ヒッチ33とを有する。
牽引バー32の前部には取付ブラケット34が設けられ、この取付ブラケット34に牽引ヒッチ33 が取り付けられている。牽引ヒッチ33は、該牽引ヒッチ33に固定のプレート部材35と取付ブラケット34とを貫通する前後のピン36によって取付固定され、取付ブラケット34に形成されたピン孔37は上下に複数段形成されていて、牽引ヒッチ33が上下位置調整可能に取り付けられる。
牽引バー32の後部には上下一対のブラケットプレート38が設けられ、このブラケットプレート38は前記支持部8に設けられた連結部39に連結ピン40によって上下軸回りに回転自在に枢支連結されている。
牽引ヒッチ33は、トラクタ2の車体後部に設けられたドローバー9に、上下方向に配置されるピンを介して枢支連結される。
前記スタンド11は、牽引バー32の前部の右側に配置されている。このスタンド11は上下方向に配置された支持筒41と、この支持筒41に上下動可能に内嵌支持されていて支持筒41の下端から上下方向に出退可能な脚部材42と、この脚部材42の下端に設けられた接地部材43と、支持筒41の上部に設けられた操作ハンドル44とを有する。
支持筒41は、その上下方向中途部が、牽引バー32の右側面に固定された前後の取付ブラケット45間に配置されて上下方向の軸心回りの回り止めがなされていると共に、支持筒41に固定された前後一対の取付プレート46と前後の取付ブラケット45とにわたって貫通した取付ピン47によって取付固定されている。
脚部材42は、操作ハンドル44を上下軸回りに回転操作することによって支持筒41に対して上下方向に可動する。そして、施肥機1をトラクタ2から切り離す際には、脚部材42を下動させて接地部材43を接地させることで搭載台6を水平にした状態に施肥機1を保持することができる。
このスタンド11は、搭載台6を水平にした状態で、接地部材43を車輪12の接地部分よりも下方に下げることができる。これによって、施肥機1をトラクタ2から切り離した際に、スタンド11の接地部材43を接地させる部分が、車輪12が接地した部分よりも低い場合に、搭載台6を水平にした状態に施肥機1を保持することができる。
車輪12は、図1に示すように、搭載台6の左右両側にそれぞれ前後2輪づつ設けられ、この前後の車輪12は側面視三角形状の揺動フレーム48の下部に取り付けられている。前側の車輪12は揺動フレーム48の下部前部に左右軸回り回転自在に支持され、後側の車輪12は揺動フレーム48の下部後部に左右軸回り回転自在に支持されている。左右の各揺動フレーム48は、その前後方向中央上部が搭載台6の後部下面側に設けられた車輪フレーム49に揺動支軸50によって左右軸回りに回転自在に取付支持されている。車輪フレーム49が揺動支軸50回りに揺動することにより、車輪12が地面の凹凸に追従する。
前記トレーラ3にあっては、トラクタ2のドローバー9に枢支連結される牽引連結部材10を、搭載台6の前部に下方突出状に設けた支持部8の下部に連結し、車輪12を支持部8の後方で且つ搭載台6の左右両側の下方に配置したので、車輪12を、搭載台6、肥料補給装置5及び肥料散布装置4を支持することができる充分な径のタイヤで形成することができる。
また、前記トレーラ3には、油圧シリンダからなる操向シリンダ51が牽引バー32と搭載台6側とにわたって設けられている。この操向シリンダ51は、牽引バー32の右側に前方に行くに従って左右方向内方(左右方向中央側)に移行する傾斜状に配置され、前端側が牽引バー32に設けられたシリンダブラケット52に枢支連結され、後端側が搭載台6に固定の支持ステー53に設けられたシリンダブラケット53aに枢支連結されている。この操向シリンダ51はトラクタ2に備えられた操作レバーで操作され、トラクタ2を旋回させる際にトラクタ2の後輪にトレーラ3の車輪12を追従させるべく操作される。
肥料散布装置4として、本実施形態では、羽根車(スピンナ,インペラ)を回転させることで肥料を散布する羽根車形のブロードキャスタを例示している。
なお、肥料散布装置4としては、筒(スパウト)を左右に揺動させて肥料の散布を行う筒揺動形のブロードキャスタやその他の形式の肥料散布装置であってもよい。
図3に示すように、肥料散布装置4は、装着フレーム54と、この装着フレーム54に取り付けられたホッパ55と、このホッパ55の下方に配置された散布部56と、この散布部56の下方に配置されていて伝動機構が内蔵されたギヤケース57とを有する。
ホッパ55は、上端開口状で、下部が下方の肥料出口58に向けて先窄まり状に形成され、本実施形態では、該ホッパ55の肥料出口58は、図2に示すように、左右一対形成され、各肥料出口58の下方にそれぞれ散布部56及びギヤケース57が設けられている。
図3に示すように、散布部56は、円板59の上面側に複数の散布羽根60を設けてなるスピンナーで構成され、円板59を上下軸回りに回転させることにより、ホッパ55の肥料出口58から落下排出する肥料を散布羽根60に沿って遠心力で飛ばすことにより散布する。
PIC軸4Aに動力伝達された回転動力は、各ギヤケース57に入力されると共に該ギヤケース57内の伝動機構を介して前記円板59を回転駆動する駆動軸61に動力伝達される。
図7及び図8に示すように、装着フレーム54の前部上部(肥料散布装置4の前面側上部)には肥料散布装置4の左右方向中央に位置する上連結部62が設けられている。この上連結部62には前記連結リンク19の後端側がピンを介して左右軸回りに回転自在に枢支連結されている。
また、装着フレーム54の前部下部の左右両側(肥料散布装置4の前面側の左右両側下部)には、ブラケットプレート63が設けられ、左右各ブラケットプレート63に左右方向の軸心を有する下連結ピン29が固定されている。下連結ピン29は、左右各ブラケットプレート63に対して左右一対設けられ、一方の下連結ピン29が受け部材22の嵌合凹部26に上方から嵌合している。
肥料散布装置4は、連結リンク19の長さを調整することにより下連結ピン29回りに揺動し、これによって、姿勢変更調整可能とされている。
肥料補給装置5は、図3に示すように、肥料(粉粒体)を貯留するホッパ64と、このホッパ64を支持するホッパフレーム65と、ホッパ64内の肥料をホッパ64の上方に移送して肥料散布装置4へと排出するリフタ66と、このリフタ66から排出された肥料を肥料散布装置4へと案内するガイドシュート67とを有する。
ホッパ64は、上端開口状で、下部が前後左右の中央下方に向けて先窄まり状に形成されている。ホッパ64内部の下部前側寄りにはリフタ66の下部を受持する受け杆68が左右方向に設けられ、ホッパ64内部の上部にはリフタ66の上部側を取付支持する取付フレーム69が設けられている。
ホッパフレーム65は、搭載台6上に取付固定されている。
リフタ66は、ケーシング71と、このケーシング71内に設けられたバケットコンベヤ装置72(肥料移送装置)と、このバケットコンベヤ装置72を駆動する駆動装置73と、ケーシング71の上部に取り付けられた肥料排出部74と、この肥料排出部74とガイドシュート67とを接続する接続管75(可撓管)とを有する。
ケーシング71は、バケットコンベヤ装置72を収容するケーシング本体76と、このケーシング本体76の上部後方側の排出シュート部77とを有する。
ケーシング本体76は下端開口状の縦長筒状に形成され、下部がホッパ64内に挿入され上部がホッパ64から上方に突出している。ケーシング本体76は、該ケーシング本体76の下部に設けた被受け部78を前記受け杆68に上方から嵌合することで支持され、ケーシング本体76の上部は前記取付フレーム69に取り付けられている。また、ケーシング本体76は後傾状となるように、前記受け杆68と取付フレーム69とで支持されている。
排出シュート部77には、後斜め下方に向けて開口する開口部77aが形成され、この開口部77aに連通するように肥料排出部74が排出シュート部77にフランジ接合されている。肥料排出部74は、後斜め下方に向けて開口する出口部74aを有する。
なお、肥料排出部74はケーシング71に一体形成されていてもよい。
バケットコンベヤ装置72は、ケーシング本体76の上下に配置されていてケーシング本体76の側壁に左右軸回りに回転自在に支持された一対のプーリ79,80と、この上下プーリ79,80にわたって巻掛けられたエンドレスの移送ベルト81と、この移送ベルト81に該ベルトの周方向に所定間隔をおいて設けられた多数のバケット82とを有する。
このバケットコンベヤ装置72にあっては、移送ベルト81の前側が上昇側となるように移送ベルト81を循環回走させることにより、バケット82がホッパ64の下端側で肥料を掬い、ケーシング本体76の上端側で肥料がバケット82から排出シュート部77へと放擲される。排出シュート部77へと放擲された肥料は排出シュート部77の底部及び肥料排出部74の底部を下方に向けて滑り落ち、肥料排出部74の出口部74aから排出される。
駆動装置73は、電動モータによって構成され、ケーシング71の肥料排出部74の外部側面に取付固定されている。この駆動装置73の電源はトラクタ2のバッテリである。
この駆動装置73の回転動力は、ベルト伝動又はチェーン伝動等によってバケットコンベヤ装置72の上部プーリ79に伝達されて該上部プーリ79が回転駆動され、これによって移送ベルト81が循環回走される。
接続管75は蛇腹ホースによって構成され、可撓性を有し、屈曲自在である。この接続管75の上端側は肥料排出部74の出口部74aに接続され、下端側がガイドシュート67に接続されている。
ガイドシュート67は、非可撓性の直管によって構成され、肥料散布装置4のホッパ64に向けて後斜め下方に傾斜状となるようにサポート手段83によって支持されている。
サポート手段83は、ホッパフレーム65からガイドシュート67にわたって設けられており、ホッパフレーム65とガイドシュート67との間に後斜め上方に向けて傾斜状に配置されたサポート部材84と、ガイドシュート67に取り付けられたステー86と、サポート部材84をステー86に連結する連結片85とを有する。
サポート部材84は、筒状の外杆84と、この外杆84に長手方向移動可能に挿入されて外杆84から出退自在とされた内杆85とを有する。外杆84はホッパフレーム65に溶接等によって固定されている。内杆85は外杆84に対してボルトによって長さ方向移動不能に固定されており、該ボルトを緩めることにより、内杆85が外杆84に対して長さ方向に移動自在とされ、これによって、サポート部材84が長さ方向に伸縮自在(長さ調整自在)とされている。
連結片85は内杆85の先端側に設けられ、ガイドシュート67に取り付けられたステー86に連結されている。
前記サポート手段83にあっては、サポート部材84を長さ調整すること等により、接続管75が撓んでガイドシュート67の下部が前後に揺動し(首振りし)、ガイドシュート67の傾斜角度が変更可能とされている。これによって、ガイドシュート67の肥料排出方向が変更でき、大きさ等の異なる他の肥料散布装置4をトレーラ3に装着しても、肥料をホッパ64の前後中央側の適正位置に供給する(排出させる)ことができる。
前記構成の施肥機1にあっては、トレーラ3をトラクタ2で牽引して、圃場を移動しながら肥料散布装置4によって圃場に肥料を散布する。そして、肥料散布装置4のホッパ55に貯留した肥料が少なくなると、トレーラ3の搭載台6上に搭載した肥料補給装置5のホッパ64から肥料散布装置4に肥料を補給する。これによって、肥料散布装置4の容量を超える大きい圃場でも、休むことなく、連続的に肥料の散布作業を行うことができる。
なお、本実施形態では、粉粒体の散布機として、圃場に肥料を散布する施肥機1を例示したが、これに限定されることなく、粉粒体の散布機として、圃場に種子又は土壌改良剤あるいはその他の粉粒体を散布するものであってもよい。
2 牽引車両(トラクタ)
2A PTO軸
3 トレーラ
4 粉粒体散布装置(肥料散布装置)
4A PIC軸
5 粉粒体補給装置(肥料補給装置)
6 搭載台
8 支持部
9 ドローバー
10 牽引連結部材
12 車輪
15 中継伝動軸
18 上装着部
19 連結リンク
20 下装着部
29 下連結ピン
55 ホッパ
62 上連結部
64 ホッパ
65 ホッパフレーム
66 リフタ
67 ガイドシュート
83 サポート部材

Claims (5)

  1. 牽引車両に牽引されて圃場を移動するトレーラと、
    このトレーラの後部に装着されて圃場に粉粒体を散布する粉粒体散布装置と、
    前記トレーラ上に搭載されて前記粉粒体散布装置に粉粒体を補給する粉粒体補給装置とを有することを特徴とする粉粒体の散布機。
  2. 前記トレーラは、粉粒体補給装置を載置支持する搭載台と、この搭載台の前部に下方突出状に設けられた支持部と、この支持部の下部から前方突出状に設けられていて前端側が牽引車両のドローバーに枢支連結される牽引連結部材と、前記支持部の後方で且つ搭載台の左右両側の下方に配置されていて搭載台を走行可能に支持する車輪とを有することを特徴とする請求項1に記載の粉粒体の散布機。
  3. 前記トレーラに前後方向に沿って配設されていて、前端側が牽引車両のPTO軸に連動連結され、後端側が粉粒体散布装置のPIC軸に連動連結される中継伝動軸を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の粉粒体の散布機。
  4. 前記トレーラの後部に、
    粉粒体散布装置の前面側の左右方向中央上部に設けられた上連結部に連結リンクを介して連結される上装着部と、
    粉粒体散布装置の前面側の左右両側下部に設けられた下連結ピンを受持する左右一対の下装着部とを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉粒体の散布機。
  5. 前記粉粒体補給装置は、粉粒体を貯留するホッパと、このホッパ内の粉粒体を該ホッパの上方側へ搬送して粉粒体散布装置に向けて排出するリフタと、このリフタから排出された粉粒体を粉粒体散布装置のホッパへと案内するガイドシュートとを有し、
    ガイドシュートは、粉粒体散布装置のホッパに向けて下方に行くに従って後方に移行する傾斜となるように且つ傾斜角度を変更できるように、サポート手段によって支持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉粒体の散布機。
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