JP2014224421A - シールドトンネルの補強構造及び補強方法 - Google Patents

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【課題】トンネル断面における内空面積の減少を抑制可能なシールドトンネルの補強構造及び補強方法を提供する。【解決手段】シールドトンネルの補強構造は、シールドトンネルの断面視で一定長さの弦による切片を充填するようにシールドトンネルの軸方向に延設され、シールドトンネルの内面の一部を略平面にする1つ以上の平面座面部1と、複数の固定部材2により平面座面部1のうち少なくとも1つに当接して固定される1つ以上の平板補強部材6と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、シールドトンネルの経年劣化や外周からの荷重の変化に対してシールドトンネルの覆工を補強する構造及び方法に関する。
従来、セグメントで組み立てた既設のシールドトンネルにおいて、近接工事等の影響でその躯体に大きな外力を受けることが想定される場合、シールドトンネルの断面変形を抑制するための補強が行われている。補強方法としては、図7に示すように一次覆工7及び二次覆工8を備える既設シールドトンネルの内側に三次覆工9としてコンクリートを打設して補強する方法(三次覆工補強)や、非特許文献1に記載されるようにH型鋼等の鋼材を断面方向に巻き立てて補強する方法(鋼材補強)、非特許文献2に記載されるようにシールドトンネルの曲率に合わせて曲げ加工を施した鋼板を一枚ずつボルトでアーチ状に組み立てて補強する方法(鋼板補強)等が採用されている。
"IT時代の大動脈「通信とう道」を守る"、[online]、NTTインフラネット株式会社、外5社、[平成25年1月21日検索]、インターネット<URL:http://www.civilnet.or.jp/secretaries/general/gijutsu/2005/s1/files/frame.htm> "薄肉鋼板によるトンネル補強工法"、[online]、熊谷組、[平成25年1月21日検索]、インターネット<URL:http://www.kumagaigumi.co.jp/tech/tech_s/doboku/d_rw_2.html>
従来、通信用とう道等、比較的小断面のシールドトンネル補強においては、断面空間の殆どを補強工事のために使用することになり、実質的に通信ケーブル等を保守するための空間が確保できなかった。例えば、上述の三次覆工補強において型枠支保工を組む際、あるいは鋼材補強では補強期間を通して、シールドトンネル断面空間の殆どを補強工事のために使用していた。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、シールドトンネル断面における内空面積の減少を抑制しつつ、トンネルの変形を抑制可能なシールドトンネルの補強構造及び補強方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るシールドトンネルの補強構造は、
シールドトンネルの断面視で一定長さの弦による切片を充填するように前記シールドトンネルの軸方向に延設され、前記シールドトンネルの内面の一部を略平面にする1つ以上の平面座面部と、
複数の固定部材により前記平面座面部のうち少なくとも1つに当接して固定される1つ以上の平板補強部材と、を備える。
また、本発明に係るシールドトンネルの補強方法は、
シールドトンネルの断面視で一定長さの弦による切片を充填するように前記シールドトンネルの軸方向に延設され、前記シールドトンネルの内面の一部を略平面にする1つ以上の平面座面部に対し、複数の固定部材により前記平面座面部のうち少なくとも1つに、1つ以上の平板補強部材を当接して固定する。
本発明によるシールドトンネルの補強構造及び補強方法によれば、シールドトンネル断面における内空面積の減少を抑制しつつ、シールドトンネルの変形を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係るシールドトンネルの補強構造を示す図である。 外力によりシールドトンネル断面に発生する引張応力の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る平板補強部材の正面図及び要部断面図である。 本発明の実施の形態2に係る固定部材及び平板補強部材の構造を示す図である。 図4の構造に係る詳細の説明図である。 本発明の実施の形態2に係るシールドトンネルの補強方法を示すフローチャート図である。 従来の三次覆工補強の構造を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るシールドトンネルの補強構造を示す図である。本実施形態による補強構造は、一次覆工7(鋼製)及び二次覆工8(コンクリート)を含む既設シールドトンネルの内空側に平面座面部1と、固定部材2と、平板補強部材6とを備える。なお以下の説明において、シールドトンネル断面は略円形であるものとして説明するが、これに限られるものではない。
平面座面部1は、シールドトンネルの断面視で一定長さの弦による切片を充填するようにシールドトンネルの内空側にコンクリートを打設したものであり、シールドトンネル軸方向に延設される。また平面座面部1は、外力によるシールドトンネル変形によってシールドトンネル内周断面の引張応力が発生する箇所のうち少なくとも1つに設けられる。引張応力が発生する箇所においては、引張応力によって覆工にひび割れ等が発生するおそれがあるため、後述する平板補強部材6に引張応力を受けもたせてひび割れ等の発生を抑制する。
ここで図2を参照して、シールドトンネル内周断面の引張応力が発生する箇所について説明する。図2は、載荷・除荷等の外力の変化によりシールドトンネル内周断面に発生する引張応力の説明図である。図2aに示すように、載荷点71に加わる外力が増加する場合(載荷される場合)、引張応力が発生する箇所とは、シールドトンネル断面視においてシールドトンネル外周上の載荷点71とシールドトンネル中心点とを通過する直線がシールドトンネル内周と交わる点81aである。一方図2bに示すように、載荷点71に加わる外力が減少する場合(除荷される場合)、引張応力が発生する箇所とは、シールドトンネル断面視においてシールドトンネル外周上の載荷点71とシールドトンネル中心点とを通過する直線とシールドトンネル中心点上で直交する直線がシールドトンネル内周と交わる点81bである。図2では、シールドトンネル頂点に載荷点71を記載しているが、シールドトンネル外周上の任意の位置に載荷点71を想定してもよい。また図2の矢印は、発生する引張応力の方向を示す。
図1では、図2aに示すように外力が増加する場合であってシールドトンネル頂上に載荷点71を想定した様子(又は外力が減少する場合であってシールドトンネルの左右いずれかに載荷点71を想定した様子)を示しており、引張応力が発生する箇所であるトンネル内空側の上下に平面座面部1が対向して設けられている。なお、例えばトンネル内において電灯を設置する目的でトンネル内空側の上方を平面にするようにコンクリートが予め打設されている場合等には、既存のコンクリートを平面座面部1として利用することも可能である。
図1の説明に戻る。固定部材2は、アンカーボルト3と、座金4と、ナット5とを備える。固定部材2は、ナット5の締結力により平面座面部1と平板補強部材6とを当接させて固定する。アンカーボルト3は、平面座面部1の略平面上であってシールドトンネルが外力を受けた際にそれぞれ逆方向に変位する箇所に、すなわち平板補強部材6に引張応力を伝達可能な箇所に、それぞれ少なくとも1つずつ打設される。例えば図1では、平面座面部1の左右端付近にアンカーボルト3がそれぞれ4つずつ打設されている。平面座面部1の左右中央に打設されているアンカーボルト3は、平板補強部材6を平面座面部1に固定する際の仮留め等に用いられる。好適にはアンカーボルト3は、トンネルの微小な変形による抜け等を防止するため、一次覆工7の中立軸より径方向外側の圧縮領域まで埋め込まれる。
平板補強部材6は、固定部材2によって平面座面部1の略平面に当接して固定される平板形状の鋼材である。また平板補強部材6は略長方形であって、長辺の中央及び両端付近にアンカーボルト3が挿入される複数のアンカーボルト挿入孔61を有する。トンネル頂上に載荷される場合、トンネル内周断面において平面座面部1の幅中央に左右方向の引張応力が発生する。このとき平板補強部材6は、長辺の両端付近に位置するアンカーボルト3を介して、発生した引張応力を受けもつことによりトンネル全体の変形を抑制する。なお平板補強部材6は、平面座面部1が複数ある場合、少なくとも1つの平面座面部1について設けられる。
このように、実施の形態1によれば、トンネル内周断面で引張応力が発生する1つ以上の箇所にのみ平面座面部1を打設することにより、トンネル断面における内空面積の減少を抑制しつつ、シールドトンネルの変形を抑制することができる。また、引張応力を受けもつ平板補強部材6は、平面座面部1と平面を介して当接して固定されるため、鋼板に高精度の曲げ加工を要する従来の鋼板補強構造と比較して覆工と補強鋼板とを容易かつ確実に一体化することができる。更に、トンネル内空側の一部を補強すればよいためトンネルを供用しながら補強を行うことが可能であり、従来の補強構造に比べて費用の低減及び工事期間の短縮を図ることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係るシールドトンネルの補強構造について説明する。一般に、アンカーボルト3が挿入される平板補強部材6のアンカーボルト挿入孔61の孔径及び座金4の孔径は、アンカーボルト3の径よりも大きくなる。このため、アンカーボルト3と平板補強部材6との引張応力の方向における密着性が保たれず、シールドトンネルの微小な変形を抑制できないことが考えられる。
本実施形態は、アンカーボルト3と平板補強部材6との引張応力の方向における密着性を向上することによってシールドトンネルの変形抑制効果を向上するものである。実施の形態1と比較して座金4及び平板補強部材6は、テーパ形状41,62をそれぞれ有する。
図3は、本実施形態に係る平板補強部材6の正面図(図3a)及び要部断面図(図3b)である。平板補強部材6は、アンカーボルト3が挿入される複数のアンカーボルト挿入孔61に座金4を呼び込むテーパ形状62を有する。
図4及び図5を参照して、本実施形態に係る補強構造について説明する。図4は、本実施形態に係る固定部材2(アンカーボルト3、座金4、ナット5)及び平板補強部材6の構造を示す図である。座金4は、平板補強部材6のテーパ形状62と対応するテーパ形状41を有している。ナット5の締結力により、座金4を介してアンカーボルト3と平板補強部材6とが引張応力の方向において密着して固定される。
図5は、図4の構造に係る詳細の説明図であり、アンカーボルト挿入孔61の径を大きく示している。図5は、アンカーボルト3に座金4を取り付けた後、ナット5による締結前の状態を示す。また図5は、平面座面部1の略平面上であって平板補強部材6に引張応力を伝達可能な位置に打設されている2つのアンカーボルト3を示す。図中の矢印は、引張応力の方向を示す。シールドトンネルの微小な変形を抑制するためには、アンカーボルト3が座金4を介して平板補強部材6と引張応力の方向(図5において左右外側方向)に密着していることが望ましい。
実際にアンカーボルト3を打設した場合、平板補強部材6のアンカーボルト挿入孔61に対してアンカーボルト3が偏心していることが想定される。具体的には、平板補強部材6に対するアンカーボルト挿入孔61の穴あけ加工時の位置ずれ、又はアンカーボルト3を打設する際の位置ずれ等により、アンカーボルト挿入孔61に対してアンカーボルト3が偏心する。図5a及び図5bを参照して、アンカーボルト3の偏心状況と座金4との関係について説明する。
図5aは、2つのアンカーボルト3が平板補強部材6のアンカーボルト挿入孔61に対してそれぞれ引張応力の方向に予め偏心している様子を示す。このとき座金4aは、引張応力の方向においてアンカーボルト3及び平板補強部材6と接している。一方座金4aは、引張応力の方向と逆方向においてアンカーボルト3又は平板補強部材6のいずれとも接していない。
ここでナット5を取り付けて締結すると、座金4aは引張応力の方向においてアンカーボルト3及び平板補強部材6に押し付けられる。従って、アンカーボルト3は、座金4aを介して平板補強部材6と引張応力の方向に密着する。
図5bは、2つのアンカーボルト3が平板補強部材6のアンカーボルト挿入孔61に対してそれぞれ引張応力の方向と逆方向に予め偏心している様子を示す。ここで座金4bは、アンカーボルト3の偏心量に対応して孔の位置を移動したものである。
座金4bを用いることにより、2つのアンカーボルト3が引張応力の方向と逆方向に偏心している場合においても、上述の図5aの場合と同様の効果を得られる。すなわち、ナット5を取り付けて締結すると、座金4bは引張応力の方向においてアンカーボルト3及び平板補強部材6に押し付けられる。従って、アンカーボルト3は、座金4bを介して平板補強部材6と引張応力の方向に密着する。
このように、テーパ形状41を備える座金4を用いることによって、アンカーボルト挿入孔61に対してアンカーボルト3が偏心している場合であっても、アンカーボルト3を平板補強部材6と引張応力の方向に密着することができる。
図6は、本実施形態に係るシールドトンネルの補強方法を示すフローチャート図である。はじめに一次覆工7及び二次覆工8を含む既設シールドトンネルの内空側であってシールドトンネル内周断面で引張応力が発生する箇所に平面座面部1(コンクリート)を打設する(ステップS100)。引張応力が発生する箇所は、周辺の地盤や工事状況等に基づいてシールドトンネルに加わる外力を推測して決定する。例えば、地下に埋没されるシールドトンネル直上の地上において地盤補強工事が行われる場合、シールドトンネル頂上の載荷点において外力が増加することが推測されるため、図2aに示すようにシールドトンネル内空側の上下に平面座面部1を対向して打設することが考えられる。なお、トンネル内空側の一部を平面にするようにコンクリートが予め打設されている場合等には、既存のコンクリートを平面座面部1として利用することも可能である。
続いてドリルを用いて平面座面部1にアンカーボルト打設孔を削孔する(ステップS101)。削孔時の振動によりコンクリートにひび割れが発生する可能性があるため、好適には小径コアボーリング削孔とする。また平面座面部1と垂直な孔を切削するための治具を用いて削孔を行ってもよい。また平面座面部1に削孔したアンカーボルト打設孔と平板補強部材6のアンカーボルト挿入孔61との位置ずれを調査し、アンカーボルト3の挿入が困難な場合、アンカーボルト挿入孔61を切削研磨して調整をしてもよい。
続いて平板補強部材6のアンカーボルト挿入孔61を貫通してアンカーボルト3の打設を行う(ステップS102)。一般的にはオールインアンカーを用いるが、打撃による振動によりコンクリートにひび割れが発生する可能性があるため、好適にはケミカルアンカーを用いてもよい。
続いて平板補強部材6のアンカーボルト挿入孔61に対するアンカーボルト3の偏心状況を調査する(ステップS103)。アンカーボルト位置が偏心している場合、座金4のテーパ形状41と平板補強部材6のテーパ形状62との間の接触面積が小さく引張応力の伝達が不十分となり、あるいは引張応力の方向にテーパ形状41,62が密着しない等、シールドトンネルの変形抑止効果を十分に発揮できないことが考えられる。好適には、偏心しているアンカーボルト3についてその偏心量に対応した座金4bを製作してもよい。具体的には、偏心量に応じて座金4の孔の位置を移動した座金4bを製作してもよい。
続いて平板補強部材6の仮固定を行い、平面座面部1と平板補強部材6との密着性を向上させるために石膏キャッピングを行う(ステップS104)。この際、アンカーボルト3と平板補強部材6との隙間や平板補強部材6の周囲から石膏が漏れ出す場合には、事前に止水用粘土等を用いてシール作業を行ってもよい。
続いて各アンカーボルト3に座金4を取り付ける(ステップS105)。好適には、ステップS103の調査に基づいて製作した各アンカーボルト3の偏心量に対応した座金4bを取り付ける。また座面が傾いている場合には、更にテーパ座金を用いて補正を行ってもよい。
続いてナット5により平板補強部材6を締結する(ステップS106)。好適には、ナット5は、トルク管理を行って締め付けてもよく、また緩み防止のためにダブルナットとしてもよい。
このように、実施の形態2によれば、ナット5により平板補強部材6を締結して固定する際、テーパ形状41を有する座金4を介してアンカーボルト3と平板補強部材6との引張応力の方向における密着性が向上する。このため、シールドトンネルに生じる微小な変形でも平板補強部材6に引張応力を受けもたせることができ、シールドトンネル変形の抑制効果を向上することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、シールドトンネル及び補強構造に係る各構成要素の材質は、本明細書中の記載に限られるものではなく、当業者が適宜に選択し得る設計的事項である。
また平板補強部材6は、例えばシールドトンネル軸方向に長辺を有する略長方形等の他の形状であってもよい。
1 平面座面部
2 固定部材
3 アンカーボルト
4 座金
5 ナット
6 平板補強部材
7 一次覆工
8 二次覆工
9 三次覆工
41 テーパ形状
61 アンカーボルト挿入孔
62 テーパ形状
71 載荷点
81 引張応力が発生する箇所

Claims (8)

  1. シールドトンネルの補強構造であって、
    シールドトンネルの断面視で一定長さの弦による切片を充填するように前記シールドトンネルの軸方向に延設され、前記シールドトンネルの内面の一部を略平面にする1つ以上の平面座面部と、
    複数の固定部材により前記平面座面部のうち少なくとも1つに当接して固定される1つ以上の平板補強部材と、
    を備える補強構造。
  2. 前記平面座面部は、前記シールドトンネル内周断面の引張応力が発生する箇所のうち少なくとも1つに設けられる、請求項1に記載の補強構造。
  3. 前記固定部材は、アンカーボルトと、ナットと、座金とを備え、
    前記平板補強部材は、前記アンカーボルトが挿入される複数のアンカーボルト挿入孔に前記座金を呼び込むテーパ形状を有し、
    前記座金は、外周下部において前記平板補強部材の前記テーパ形状に対応するテーパ形状を有し、
    前記平板補強部材と複数の前記アンカーボルトとが、前記座金を介して密着して固定される、請求項1又は2に記載の補強構造。
  4. 前記座金には、前記平板補強部材の前記アンカーボルト挿入孔に対する前記アンカーボルト位置の偏心量に応じて、孔の位置を偏心させた座金が含まれる、請求項3に記載の補強構造。
  5. シールドトンネルの補強方法であって、
    シールドトンネルの断面視で一定長さの弦による切片を充填するように前記シールドトンネルの軸方向に延設され、前記シールドトンネルの内面の一部を略平面にする1つ以上の平面座面部に対し、複数の固定部材により前記平面座面部のうち少なくとも1つに、1つ以上の平板補強部材を当接して固定する、シールドトンネルの補強方法。
  6. 前記平面座面部は、前記シールドトンネル内周断面の引張応力が発生する箇所のうちすくなくとも1つに設けられる、請求項5に記載の補強方法。
  7. 前記固定部材は、アンカーボルトと、ナットと、座金とを備え、
    前記平板補強部材は、前記アンカーボルトが挿入される複数のアンカーボルト挿入孔に前記座金を呼び込むテーパ形状を有し、
    前記座金は、外周下部において前記平板補強部材の前記テーパ形状に対応するテーパ形状を有し、
    前記平板補強部材と複数の前記アンカーボルトとが、前記座金を介して密着して固定される、請求項5又は6に記載の補強方法。
  8. 前記座金には、前記平板補強部材の前記アンカーボルト挿入孔に対する前記アンカーボルト位置の偏心量に応じて、孔の位置を偏心させた座金が含まれる、請求項7に記載の補強方法。
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