JP2014223954A - エレベータ停止位置検出装置 - Google Patents

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憲治 猪又
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晶英 白附
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佳正 渡邊
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Abstract

【課題】エレベータの乗りカゴの停止位置を安全に高精度で検出できるエレベータ停止位置検出装置を提供する。【解決手段】エレベータ停止位置検出装置は、建物の壁側に設置された着床基準板6と、エレベータのカゴ1に設置された位置検出部5とを備える。着床基準板6は、被検コイル11を含む被検共振回路を備える。位置検出部5は、カゴ1の移動方向に沿って並設され、被検コイル11と電磁的に結合する検出コイル13,14と、検出コイル13,14の出力に基づいてカゴ1の変位方向および変位量を出力する検波回路18,19、差動回路20、加算回路21、可変利得増幅回路22などを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータの乗りカゴの停止位置、例えば、各階での着床位置などを検出するための装置に関する。
エレベータは、乗客が搭乗するカゴを上下に移動させるとともに、カゴを各階フロアに正確に停止させる必要がある。これを実現するために、エレベータ停止位置センサが使用される。下記特許文献1に記載されたエレベータの位置検出装置は、金属性の三角形状板を各階フロアの壁に設置し、カゴに取り付けた磁気結合センサや渦電流センサで三角形状板を検出する。カゴ床面とフロアの高さが一致するところで三角形状板のくぼみの最深部が渦電流センサの正面に来るように三角形状板を壁に設置する。これにより渦電流が最も小さくなった状態でカゴ床面とフロアの高さが一致していると判定している。
特開2009−263108号公報 特開2005−300494号公報 特開平10−194615号公報 米国特許第7441631号明細書
特許文献1では、壁側に取り付けた金属板など、飛び出た構造物を使って停止位置を検出している。そして、渦電流を検出するため金属板とセンサの間隔を近づける必要がある。そのため取り付け精度が悪いと、エレベータのカゴが金属板に接触する事故が発生する可能性がある。
また、壁側に取り付けた金属板の有無や形状を渦電流式で検知するため、周囲に金属があると磁気の状態が変化し、読み出した値に偏差が発生し正確に停止位置を検出できない。そのため、金属板の周囲に金属構造物を置けないなど、一定の制約を受ける。
また、カゴの床面とフロアが一致するゼロ点の検出は可能であるが、ゼロ点からの上下方向のズレ量や、上下どちらにずれているかを示すズレ方向を検出していないため、床面が正確に一致するようにエレベータを制御することが困難である。
本発明の目的は、エレベータの乗りカゴの停止位置を安全に高精度で検出できるエレベータ停止位置検出装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、建物の壁側に設置された基準部材と、
エレベータの移動体に設置された位置検出部とを備えたエレベータ停止位置検出装置であって、
基準部材は被検コイルを含む被検共振回路を備え、
位置検出部は、被検コイルと電磁的に結合し、移動体の移動方向に沿って並設された第1検出コイルおよび第2検出コイルと、
第1検出コイルの出力および第2検出コイルの出力に基づいて移動体の変位方向および変位量を出力する演算回路と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、基準部材の被検コイルと位置検出部の第1および第2検出コイルとの間の電磁結合を利用することによって、両者を過度に接近させる必要はなく、接触等の恐れが無い。また、従来の渦電流式とは原理的に相違するため、周囲に金属があっても誤動作しない。さらに、第1検出コイルの出力および第2検出コイルの出力を利用することによって、ゼロ点からの変位量及び変位方向を計測することが可能になる。
典型的なエレベータの着床状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る構成を示すブロック図である。 着床基準板と位置検出部の相対位置と電圧信号との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る構成を示すブロック図である。 エレベータのカゴが垂直に移動した場合に検出される電圧信号および差分信号を示すグラフである。 本発明の実施の形態3に係る構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る構成を示すブロック図である。 情報送信装置の一例を示す回路図である。
実施の形態1.
図1は、典型的なエレベータの着床状態を示す断面図である。エレベータのカゴ1は、ロープの一端によって吊り下げられ、ロープの他端には釣り合い錘が固定される。ロープは、モータによって回転駆動されるシーブに掛け渡されている。モータには、一般に、回転位置を検出するためのエンコーダが設けられ、エレベータ制御装置(不図示)によってロープの移動方向および移動量が管理されている。しかしながら、ロープの伸縮や滑り等に起因して、エンコーダの検出位置とカゴ1の停止位置が相違することがあるため、カゴ1の停止位置を検出する装置が別途設けられる。
図1に示すように、エレベータ停止位置検出装置として、建物の壁側には各階ごとに着床基準板6が設置され、一方、エレベータのカゴ1には取り付け板4を介して位置検出部5が設置される。各階の着床基準板6は、乗り場の床面2とカゴ床面3が水平面で一致した状態(着床ゼロ点)で、位置検出部5と正対するように位置決めされる。なお、図1では、各階の乗降開口部の下方に着床基準板6を設置した例を示したが、乗降開口部の上方または側方に着床基準板6を設置してもよく、着床基準板の設置位置に応じて位置検出部5の設置位置が変更できる。ケーブル7は、カゴ1とエレベータ制御装置との間で電力供給を行う電源ケーブルおよび信号伝達を行う信号ケーブル等を束ねたものである。
図2は、本発明の実施の形態1に係る構成を示すブロック図である。着床基準板6は、被検コイル11およびコンデンサ12を含む被検共振回路を備え、例えば、プリント基板上の回路パターンまたは平面状に巻回したエナメル線で構成したコイルの両端に、コンデンサを実装することで実現できる。被検コイル11およびコンデンサ12は、防塵や防水のために、電気絶縁性のプレートの内部に埋め込むことが好ましい。この被検共振回路の共振周波数Fは、被検コイル11の自己インダクタンスLとコンデンサの静電容量Cを用いて、F=2π/(L・C)1/2 で表される。
位置検出部5は、カゴ1の移動方向に沿って並設された2つの検出コイル13,14を備える。検出コイル13,14は、同じ自己インダクタンスを有し、直列接続されており、その両端には、同じ静電容量を有するコンデンサ15,16を介して発振器17が接続されている。こうして検出コイル13,14の直列回路とコンデンサ15,16の直列回路からなる検出共振回路が構成され、その共振周波数は、被検共振回路の共振周波数Fと一致するように設定される。発振器17は、共振周波数Fを含む正弦波信号を検出共振回路に供給する。
図2に示すように、検出コイル13,14の基準面が着床基準板6の基準面から下方にΔrだけ変位した場合、被検コイル11と検出コイル13との磁気結合量M1は、被検コイル11と検出コイル14との磁気結合量M2より大きくなる。
検出コイル13,14は、中間タップをそれぞれ備えており、検出コイル13,14の接続点を基準電圧として、検出コイル13の中間タップからは信号S1が出力され、検出コイル14の中間タップからは信号S2が出力される。検波回路18は、信号S1を検波、平滑化して直流の電圧信号V1に変換する。検波回路19は、信号S2を検波、平滑化して直流の電圧信号V2に変換する。
差動回路20は、検波回路18の電圧信号V1と検波回路19の電圧信号V2との差分信号ΔV(=V1−V2)を出力する。加算回路21は、検波回路18の電圧信号V1と検波回路19の電圧信号V2との加算信号ΣV(=V1+V2)を出力する。可変利得増幅回路22は、加算信号ΣVの大きさに応じて増幅率が変化するように構成され、差分信号ΔVを加算信号ΣVで正規化した信号ΔDを出力する。この信号ΔDは、検出ゼロ点からの変位量及び変位方向を表すことになる。
ここで、エレベータのカゴ1がフロア間を移動して、位置検出部5の検出エリア内に着床基準板6が存在しない場合、V1=V2=0となって、差動回路20の差分信号ΔVも0Vとなり、着床ゼロ点の場合と区別できない。一方、加算回路21の加算信号ΣVは、カゴ1がフロア間を移動しているときはΣV=0であるが、着床ゼロ点の場合にはΣV>0Vとなる。従って、加算信号ΣVを利用することによって、カゴ1の検出エリア外の場合と着床ゼロ点の場合を正確に区別することができる。
判定回路23は、ウインドウコンパレータ等で構成され、正規化信号ΔDを、基準電圧回路24が出力する2つの基準電圧VR1,VR2と比較する。基準電圧VR1は着床許容範囲の上限に対応し、基準電圧VR2は着床許容範囲の下限に対応している。判定回路23は、正規化信号ΔDが着床許容範囲内であれば、ドアの開閉許可信号ENをハイレベルで出力し、着床許容範囲外であれば開閉許可信号ENをローレベルにする。
開閉許可信号ENは判定端子70を経由し、信号ΔDは端子71を経由し、加算信号ΣVは端子73を経由して、エレベータ制御装置へそれぞれ送信される。
図3は、着床基準板6と位置検出部5の相対位置と電圧信号V1,V2との関係を示すグラフである。横軸は電圧信号V1を示し、縦軸は電圧信号V2を示す。グラフ中の線分25は、V1=V2の着床ゼロ点である状態、即ち、被検コイル11の中央の垂線上に、検出コイル13の中央と検出コイル14の中央とを結ぶ直線の中点(図2では、明確化のために検出コイル13,14の接続点として表示)が来たときに、電圧信号V1,V2が線分25上に乗ることを示している。電圧信号V1,V2の大きさが変化するのは、着床基準板6と位置検出部5との間隔が変動することに起因している。
線分25と直交する線分は、着床基準板6と位置検出部5との間隔変動に応じて電圧信号V1,V2が変化することを表す。特に、線分26は、基準間隔(0cm)より0.5cmだけ間隔が大きい状態で、位置検出部5が上下方向に移動したときの電圧信号V1,V2の変化を示す。線分27は、位置検出部5が着床基準板6より下方向に1cmだけ変位した状態で、着床基準板6と位置検出部5との間隔が変化したときの電圧信号V1,V2の変化を示す。従って、線分26と線分27が交差する点28は、(V1,V2)=(約4.8V,約4.9V)の座標で表され、位置検出部5が着床基準板6より下方向に1cmに変位し、両者の間隔は基準間隔より0.5cmだけ大きいことを示す。
このように、測定した電圧信号V1,V2を図3のグラフで換算することによって、着床基準板6と位置検出部5の水平方向および垂直方向に関する相対位置を決定することができる。
回路の動作としては、電圧信号V1,V2の差分信号ΔVから上下変位量が求められる。この場合、差分信号ΔVは4.9−4.8=0.1V、加算信号ΣVは4.9+4.8=9.7Vである。ここで、上下変位量が0cm、着床基準板6と位置検出部5との間隔が基準間隔である場合の加算信号ΣVは、4.8+4.8=9.6Vである。よって、9.7Vは9.6Vよりも約1.01倍大きな値であり、差分信号ΔVをこの比率1.01で割った値である0.0989Vを求め、これに補正係数として一定値の10.104を乗じると、1Vとなり、上下変位1cm当り1Vの割合で変化する正規化電圧が得られることになる。
着床基準板6と位置検出部5との間隔が変動すると、上下変位量が同じでも、差分信号ΔVは変動する。そこで、差分信号ΔVを加算信号ΣVで正規化することによって、着床基準板6と位置検出部5との間隔変動による誤差を補償することができる。また、正規化信号ΔDに基づいてカゴ1の上下変位量を精度よく決定できるため、エレベータ制御装置がカゴ1の停止位置をΔD=0となるように制御することによって、乗り場の床面2とカゴ床面3とを正確に一致させることできる。
ここでは、四則演算を用いてカゴ1の上下変位量を算出する手法について説明したが、代替としてメモリマッピング手法を採用してもよい。即ち、差動回路20、加算回路21および可変利得増幅回路22の代わりに、メモリおよびA/D変換器を内蔵したコンピュータを使用し、図3に示したような、電圧信号V1,V2と、着床基準板6と位置検出部5との間隔変動量および上下変位量との関係を予めマップとしてメモリに保存しておき、実際に測定した電圧信号V1,V2を入力すると、それらの値に対応した間隔変動量および上下変位量が出力されるようになる。四則演算を用いた手法は、装置構成の簡略化、低価格化が図られ、一方、メモリマッピング手法は非線形演算が容易であり、高精度化が図られる。
本実施形態では、着床基準板6の被検共振回路および位置検出部5の検出共振回路を用いて共振周波数Fの信号授受を行っているため、周囲に金属板が存在していても影響されにくいという利点がある。但し、着床基準板6に金属が密着すると、渦電流の影響で結合量が変化するため、着床基準板6に金属が接近する場合は、着床基準板6と金属との間に磁性シートを入れることが好ましい。この場合、全ての階の着床基準板6について同じように磁性シートを貼り付けることが好ましい。
以上のように本実施形態によれば、着床基準板6と位置検出部5の相対位置を精度よく測定できるため、カゴ1の停止位置を制御することによって、乗り場の床面2とカゴ床面3とを正確に一致させることができる。また、着床基準板6と位置検出部5との間隔を精度よく測定できるため、故障診断などの応用が可能になる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る構成を示すブロック図である。本実施形態は、位置検出部5については実施の形態1と同様であるが、着床基準板6の被検コイル11がツイスト形状を有する点で相違する。
被検コイル11は、上述のように、プリント基板上の回路パターンまたは平面状に巻回したエナメル線で構成でき、本実施形態では、コイル巻線が途中で2回交差している。なおツイスト回数は、1回でもよく、3回以上でも構わない。
被検コイル11およびコンデンサ12は被検共振回路を構成し、その共振周波数Fは、被検コイル11の自己インダクタンスLとコンデンサの静電容量Cを用いて、F=2π/(L・C)1/2 で表される。
2回ツイスト形状の場合、3つのリング状の領域が形成される。中央リングの中点は、実施の形態1と同じように、乗り場の床面2とカゴ床面3とが一致する着床ゼロ点のときに、位置検出部5の正面に位置するように配置する。上リングと下リングの中点は、ドアゾーンの位置に来るようにする。ドアゾーンの長さは、着床板を用いた従来のエレベータでは通常30cmの長さであるため、今回も上リングと下リングの中点の間隔は30cmに設定している。
図5は、エレベータのカゴ1が垂直に移動した場合に検出される電圧信号V1,V2および差分信号ΔVを示すグラフである。波形61は、位置検出部5の上下方向の位置に対する検出コイル13の電圧信号V1の変化を示す。波形62は、位置検出部5の上下方向の位置に対する検出コイル14の電圧信号V2の変化を示す。波形61,62を見ると、電圧信号V1,V2は、上リングの中点、中央リングの中点および下リングの中点で一致することが判る。
波形63は、電圧信号V1と電圧信号V2との差分信号ΔVの変化を示すもので、位置検出部5の基準面が上リングの中点より上方にある場合は正、上リングの中点でゼロ、上リングの中点から中央リングの中点までは負、中央リングの中点でゼロ、中央リングの中点から下リングの中点までは正、下リングの中点でゼロ、下リングの中点より下方にある場合は負になる。
エレベータ制御装置は、端子71からの正規化信号ΔDを監視している。カゴが着床位置に向かって下降または上昇し、信号ΔDが正負どちらかに一定値以上上昇すると、検出コイル13または検出コイル14が被検コイル11の上リングまたは下リングに接近していることが事前に認識でき、続いて信号ΔDが0Vとなった時点でドアゾーンに進入したことを判別できる。これによりエレベータ制御装置は、モータの減速動作やブレーキ動作に円滑に移行することができ、続いて信号ΔDが0Vになるようにカゴの停止位置を制御することによって、カゴ床面を乗り場の床面に正確に一致させることができる。
このように被検コイル11に1回以上のツイスト形状を付与することによって、ゼロ点検出の回数を増やすことが可能になり、これによりエレベータの段階的制御が容易になり、その結果、カゴの着床誤差を低減できる。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係る構成を示すブロック図である。本実施形態は、実施の形態1と同様な構成を有するが、着床基準板6が異なる共振周波数F1,F2を有する複数の被検共振回路を備え、位置検出部5が、それぞれ対応した共振周波数F1,F2を有する複数の検出共振回路を備える点で相違する。
着床基準板6は、被検コイル11およびコンデンサ12を含む第1被検共振回路と、被検コイル36およびコンデンサ37を含む第2被検共振回路とを備える。被検コイル11,36は、例えば、プリント基板上の回路パターンまたは平面状に巻回したエナメル線で構成でき、両者間には電気絶縁層が介在している。第1被検共振回路の共振周波数F1は第2被検共振回路の共振周波数F2と相違している。
また、被検コイル11は、着床検出を行うため、実施の形態1と同様な形状を有するが、被検コイル36は、ドアゾーン検出を行うため、被検コイル11と比べて上下方向に長く、水平方向に短い形状を有する。被検コイル11の中心と被検コイル36の中心は一致することが好ましい。
位置検出部5は、カゴ1の移動方向に沿って並設された2つの検出コイル13,14を備える。検出コイル13,14は、直列接続されており、その両端にはコンデンサ15,16を介して発振器17が設けられ、さらにコンデンサ32,33を介して発振器31が追加されている。スイッチ34の切り替え動作により、検出コイル13,14の直列回路とコンデンサ15,16の直列回路からなる第1検出共振回路、または、検出コイル13,14の直列回路とコンデンサ15,16,32,33の直列回路からなる第2検出共振回路が選択可能なように構成される。
第1検出共振回路の共振周波数は、第1被検共振回路の共振周波数F1と一致するように設定され、発振器17は、共振周波数F1を含む正弦波信号を第1検出共振回路に供給する。第2検出共振回路の共振周波数は、第2被検共振回路の共振周波数F2と一致するように設定され、発振器31は、共振周波数F2を含む正弦波信号を第2検出共振回路に供給する。例えば、共振周波数F2は共振周波数F1より低い周波数に設定される(F1>F2)。
スイッチ34は、エレベータ制御装置から端子72を経由して送信される切替信号Qに応じて動作する。切替信号Qは、基準電圧回路24にも供給されており、検出コイル13,14の共振周波数F1,F2の切り替えに応じて、基準電圧VR1,VR2も切り替えられる。基準電圧VR1,VR2は、共振周波数F1の選択時は着床許容範囲の上限および下限に対応しているが、共振周波数F2の選択時はドアゾーンの上限および下限に対応している。
次に動作を説明する。カゴがフロア間を移動して、位置検出部5の検出エリア内に着床基準板6が存在しない場合、最初に被検コイル36を検出するために、検出コイル13,14の共振周波数をF2に設定する。カゴが着床位置に向かって下降または上昇し、ドアゾーンに進入すると、最初に被検コイル36を含む第2被検共振回路と検出コイル13,14が磁気結合し、共振周波数F2に関する電圧信号V1,V2、差分信号ΔV、加算信号ΣVおよび正規化信号ΔDが発生する。
判定回路23は、信号ΔDが基準電圧VR1,VR2の範囲内にあれば、ドアゾーン内信号という意味で信号ENをハイレベルで出力し、基準電圧VR1,VR2の範囲外であれば信号ENをローレベルにする。エレベータ制御装置は、共振周波数F2の選択時に信号ENがハイレベルである場合、カゴがドアゾーン内に進入したと判断して、モータの減速動作やブレーキ動作に移行するとともに、切替信号Qの切り替えによって検出コイル13,14の共振周波数をF1に設定する。このとき被検コイル11を含む第1被検共振回路と検出コイル13,14が磁気結合し、共振周波数F1に関する電圧信号V1,V2、差分信号ΔV、加算信号ΣVおよび正規化信号ΔDが発生する。
続いてカゴがさらに移動して、検出コイル13,14の基準面が着床基準板6の基準面に接近すると、正規化信号ΔDもゼロに接近する。このときエレベータ制御装置は、カゴの停止位置をΔD=0となるように制御することによって、乗り場の床面2とカゴ床面3とを正確に一致させることできる。
このように上下方向の長さが異なる複数の被検コイル11,36を用いることによって、ドアゾーンの進入検知が可能になり、その結果、カゴの着床誤差を低減できる。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4に係る構成を示すブロック図である。本実施形態は、実施の形態1と同様な構成を有するが、着床基準板6が情報送信装置41を備える点で相違する。
図8は、情報送信装置41の一例を示す回路図である。情報送信装置41は、被検コイル11が受けた電力によって動作可能なように、例えば、変調回路部43、電源回路部46、処理装置50、メモリ51を有する。
位置検出部5が着床基準板6に接近すると、検出コイル13,14と被検コイル11との磁気結合量が増加し、被検コイル11およびコンデンサ12を含む被検共振回路は交流電源として機能する。電源回路部46では、ダイオード47が被検共振回路からの交流電圧を整流し、コンデンサ49が平滑化して直流電圧を供給する。ツェナーダイオード48は、平滑化された直流電圧をクリッピングし、一定以上に電圧が上がらないようにする。
処理装置50は、低電力マイクロプロセッサなどで構成され、メモリ51に予め記憶されたプログラムに従って動作する。メモリ51は、不揮発性メモリ等を有し、プログラムやデータを記憶する。本実施形態では、着床基準板6が設置された階の番号などの情報が保存される。
変調回路部43は、コンデンサ44とトランジスタ45の直列回路で構成され、トランジスタ45の導通時にコンデンサ12に対してコンデンサ44を並列接続することによって、被検共振回路の共振周波数を切り替える機能を有する。
次に動作を説明する。カゴが移動して、位置検出部5が着床基準板6に接近すると、処理装置50はプログラム動作を開始し、メモリ51から階番号など情報を読み出して、シリアル形式の2値データとしてトランジスタ45に出力する。トランジスタ45は、2値データに従ってONかOFFの状態になる。トランジスタ45がON状態となると、コンデンサ44とコンデンサ12の並列接続による合成容量値に対応した共振周波数に変化する。トランジスタ45がOFF状態のときは、コンデンサ44は回路から切り離され、被検共振回路は元の共振周波数に戻る。
こうした共振周波数の切り替え動作により、検出コイル13,14と被検コイル11との磁気結合量が変化し、検出コイル13,14の端子間電圧が変化する。すると、加算回路21の加算信号ΣVが2値データとして変化するため、端子73を経由してエレベータ制御装置へ階番号など情報を伝送することができる。
こうした信号伝送動作は、着床検出動作の前後またはドアゾーン検出動作の前後で実施することが好ましい。また、可変利得増幅回路22の動作が不安定になるのを防ぐために、データは常に0と1を変化させるマンチャスター符号を採用して、低周波成分が少なくなるようにし、可変利得増幅回路22の利得変動は時定数を大きくし、つまり、データレートを高周波成分にし、データレートでは利得が変化しないようにすることが好ましい。
このように着床基準板6に、被検コイル11が受けた電力によって動作する情報送信装置41を設けることによって、階番号などの情報を位置検出部5へ伝送することが可能になる。
1 カゴ、 2,3 床面、 4 取り付け板、 5 位置検出部、
6 着床基準板、 7 ケーブル、 11,36 被検コイル、
13,14 検出コイル、 17,31 発振器、 18,19 検波回路、
20 差動回路、 21 加算回路、 22 可変利得増幅回路、 23 判定回路、
24 基準電圧回路、 34 スイッチ、 41 情報送信装置、
43 変調回路部、 46 電源回路部、 50 処理装置、 51 メモリ。

Claims (7)

  1. 建物の壁側に設置された基準部材と、
    エレベータの移動体に設置された位置検出部とを備えたエレベータ停止位置検出装置であって、
    基準部材は被検コイルを含む被検共振回路を備え、
    位置検出部は、被検コイルと電磁的に結合し、移動体の移動方向に沿って並設された第1検出コイルおよび第2検出コイルと、
    第1検出コイルの出力および第2検出コイルの出力に基づいて移動体の変位方向および変位量を出力する演算回路と、を備えることを特徴とするエレベータ停止位置検出装置。
  2. 位置検出部は、第1検出コイルの出力と第2検出コイルの出力との差分を出力する差動回路と、
    第1検出コイルの出力と第2検出コイルの出力の合計を出力する加算回路とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータ停止位置検出装置。
  3. 位置検出部は、計算した変位量が所定の範囲内であった場合、エレベータのドアの開閉許可信号を出力する判定回路をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータ停止位置検出装置。
  4. 位置検出部は、第1検出コイルと第2検出コイルからなる直列回路を含み、被検共振回路の共振周波数Fと同じ共振周波数を有する検出共振回路と、
    共振周波数Fを含む正弦波信号を検出共振回路に供給する発振器とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータ停止位置検出装置。
  5. 基準部材のコイルは、コイル巻線が交差したツイスト形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエレベータ停止位置検出装置。
  6. 基準部材は、第1被検コイルを含む第1被検共振回路と、第2被検コイルを含む第2被検共振回路とを備え、第1被検共振回路の共振周波数F1は第2被検共振回路の共振周波数F2と相違しており、第1被検コイルおよび第2被検コイルは、移動体の移動方向に沿った長さが相違しており、
    位置検出部は、第1検出コイルと第2検出コイルからなる直列回路を含み、第1被検共振回路の共振周波数F1と同じ共振周波数を有する第1検出共振回路と、
    第1検出コイルと第2検出コイルからなる直列回路を含み、第2被検共振回路の共振周波数F2と同じ共振周波数を有する第2検出共振回路と、を備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータ停止位置検出装置。
  7. 基準部材は、被検コイルが受けた電力によって動作する情報送信装置を備え、
    該情報送信装置は、予め記憶したプログラムに従って動作する演算処理部を含み、演算処理部の出力に基づいて被検共振回路の共振周波数を変化させることによって、情報を位置検出部へ送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエレベータ停止位置検出装置。
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