JP2014223898A - 建設機械のフロアマット - Google Patents
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Abstract
【課題】運転室に配置されるリモコン弁などの機器まわりの空間に浸入した泥水を確実に排出し得る建設機械のフロアマットを提供すること。
【解決手段】運転室に配置されるリモコン弁34(機器)が収められる切欠き孔11aを有するマット本体11と、マット本体11の裏面に立設されるリブ壁(12、13、14、15)とを有する建設機械のフロアマット1である。前記リブ壁は、切欠き孔11aの周囲全てを囲う空間Sの外周壁を形成する第1リブ壁12と、空間Sから外方へ延在する排水通路Pの両側壁を形成する第2リブ壁13と、を備えている。第1リブ壁12の切欠き孔11a側の面Fには突起が設けられていない。
【選択図】図4
【解決手段】運転室に配置されるリモコン弁34(機器)が収められる切欠き孔11aを有するマット本体11と、マット本体11の裏面に立設されるリブ壁(12、13、14、15)とを有する建設機械のフロアマット1である。前記リブ壁は、切欠き孔11aの周囲全てを囲う空間Sの外周壁を形成する第1リブ壁12と、空間Sから外方へ延在する排水通路Pの両側壁を形成する第2リブ壁13と、を備えている。第1リブ壁12の切欠き孔11a側の面Fには突起が設けられていない。
【選択図】図4
Description
本発明は、油圧ショベルなどの建設機械の運転室のフロアプレートの上に敷設されるフロアマットに関する。
建設機械の運転室のフロアプレートの上に敷設されるフロアマットに関する技術は、例えば特許文献1〜3に記載されているものがある。
特許文献1に記載の建設機械の床マットは、マット本体の裏面に突設される格子状のリブ壁を有する床マットにおいて、リブ壁の床面側の面に、当該リブ壁の左右両縁部の一方から左右中央部にかけて、左右方向に直線的に当該リブ壁を横切るリブ溝を形成している。この構成により、床マットが折り曲げやすくなるので、その敷設時や撤去時の作業性が向上する、と特許文献1に記載されている。
特許文献2に記載の作業機械のフロアマットでは、表皮部材の床面側に格子状に立設されたリブ壁に、所定の形状に沿って刻み付けられた刻み目を設けている。この構成により、刻み目に沿って、リブ壁を容易に切り取るまたは折り曲げることができるので、表皮部材の裏面に自在に通路(配線・配管ルート)を形成することができる、と特許文献2に記載されている。
特許文献3に記載の作業機械のフロアマットでは、表皮部材の床面側に格子状に立設されるリブ壁を、柱状リブと、当該柱状リブに対し着脱自在に支持される面状リブとで構成している。この構成により、簡易な構成で、車種や仕様変更に対する柔軟な対応が可能なフロアマットを実現できる、と特許文献3に記載されている。
ここで、建設機械の運転室に敷設される従来のフロアマットには、次のような改善すべき点があった。運転室のフロアプレート上には、例えば走行操作などのパイロット信号を発信するリモコン弁が配置される。そのため、フロアマットのマット本体には、当該リモコン弁用の切欠き孔が設けられる(例えば、特許文献1の図2,3に記載の貫通孔51)。この切欠き孔にリモコン弁が収められるのである。
上記した切欠き孔の周囲は格子状のリブ壁で囲まれているため、リモコン弁が収められた切欠き孔に関し、洗車時や降雨時にリモコン弁まわりの空間(隙間)に泥水が入ると、泥水の逃げる場所がなくて、リモコン弁の上面近くまで泥水が溜まってしまうことがある。リモコン弁内に泥水などの水が浸入すると、その内部部品は錆びる(リモコン弁内への水の浸入は、その内部部品が錆びる原因となる)。
泥水の排水対策として、リモコン弁が収められる切欠き孔からその外方へ向かってマット本体にスリットを設けることで泥水を排水し得そうであるが、実際には、そのスリットが土砂によって詰まってしまうことがあり、泥水の排水対策としては不十分である。なお、特許文献1には、切欠き孔からその外方へ向かってマット本体に設けられたスリットが記載されている(特許文献1の図2,3に記載のスリット61)。このスリット61の目的(スリット61を設けた理由)は、運転室内に設置する操作装置12の取付・取外しを容易にすることである(特許文献1の段落0041)。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転室に配置されるリモコン弁などの機器まわりの空間に浸入した泥水を確実に排出し得る建設機械のフロアマットを提供することである。
本発明は、運転室に配置される機器が収められる切欠き孔を有するマット本体と、当該マット本体の裏面に立設されるリブ壁とを有する建設機械のフロアマットである。前記リブ壁は、前記切欠き孔の周囲全てを囲う空間の外周壁を形成する第1リブ壁と、前記空間から外方へ延在する排水通路の両側壁を形成する第2リブ壁と、を備えている。前記第1リブ壁の切欠き孔側の面に突起が設けられていない。
本発明によると、両側壁がリブ壁で形成された排水通路から泥水を排水することができる。また、切欠き孔の周囲に形成された空間は、切欠き孔側の面に突起が設けられていないリブ壁で外周壁が形成されているため、泥水の滞留を防止することができる。これより、切欠き孔の周囲に形成された空間に浸入してきた泥水は、両側壁がリブ壁で形成された排水通路から排出されやすい。また、特許文献1に記載されたようなマット本体に設けたスリットは、その上方に向かって開口しているため、洗車時や降雨時に土砂などによって詰まりやすいが、本発明における上記排水通路は、マット本体の裏面側に形成されるため土砂が直接当たることがないので土砂などによって詰まりにくい。
以上説明したように、本発明のフロアマットによると、運転室に配置されるリモコン弁などの機器まわりの空間に浸入した泥水を確実に排出し得る。
以上説明したように、本発明のフロアマットによると、運転室に配置されるリモコン弁などの機器まわりの空間に浸入した泥水を確実に排出し得る。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。本発明は、各種の建設機械のうち例えば油圧ショベルの運転室に配置されるフロアマットに適用される。
図1は、油圧ショベルの上部旋回体100の一例を示す平面図である。油圧ショベルの運転室には、オペレータが着座する運転席3、オペレータが操作する走行レバー31、ペダル32,33などが配置される。本実施形態におけるペダル32はスイング操作用のペダルであり、ペダル33はオプションのアタッチメントを操作するためのペダルである。また、本実施形態における運転室は、周囲が窓や壁で囲まれた部屋ではなく、周囲が開放されている運転室であり、その上方にはルーフが配置される。なお、周囲が窓や壁で囲まれた運転室もある。
走行レバー31の下にはリモコン弁34が配置されている。リモコン弁34は、走行操作のパイロット信号(油圧信号)を発信するリモコン弁である。図示を省略しているがペダル33の下にもリモコン弁が配置されている。また、もう一方のペダル32の下には、スイング操作用のスプールを動かすためのワイヤが配置されている。
運転室の床面を構成するフロアプレート4(図2参照)の上には、ゴム製(樹脂製)のフロアマット1,2が隣り合わせられて敷設されている。フロアマット1,2のうちのフロアマット1が、本発明の一実施形態に係るフロアマットである。
(フロアマットの構成)
図2〜図4に示したように、フロアマット1は、リモコン弁34が収められる切欠き孔11aを有するマット本体11(図2に符号を付して示している)と、マット本体11の裏面に立設されたリブ壁(12、13、14、15)とで構成される。マット本体11とリブ壁12〜15とは、通常、一体成形される。
図2〜図4に示したように、フロアマット1は、リモコン弁34が収められる切欠き孔11aを有するマット本体11(図2に符号を付して示している)と、マット本体11の裏面に立設されたリブ壁(12、13、14、15)とで構成される。マット本体11とリブ壁12〜15とは、通常、一体成形される。
図3、図4に示したように、マット本体11の裏面に立設されたリブ壁は、リモコン弁34が収められる切欠き孔11aの周囲全てをぐるりと囲う空間Sの外周壁を形成する第1リブ壁12と、空間Sから外方へ延在する排水通路Pの両側壁を形成する第2リブ壁13と、を有している。
別の言い方をすると、リモコン弁34が収められる切欠き孔11aの縁から所定の間隔をあけて、当該切欠き孔11aの周囲全てをぐるりと囲うように第1リブ壁12を設けることで、リモコン弁34が収められる切欠き孔11aの周囲全てをぐるりと囲う空間Sが形成される。また、空間Sの外周壁を形成する第1リブ壁12からその外方へ延在するように、相互に所定の間隔をあけて一対の第2リブ壁13を設けることで排水通路Pが形成される。
ここで、空間Sの外周壁を形成する第1リブ壁12の切欠き孔11a側の面Fには突起が設けられておらず、当該面Fは凹凸のない滑らかな面とされている。なお、「突起」とは、例えば、格子状のリブ壁の一部のことである。特許文献1を参照されたい。特許文献1の図3に記載されているように、貫通孔(51)の周囲には格子状のリブ壁が存在する。このリブ壁の一部は、貫通孔(51)側に突き出ている。この突き出ている部分が、「突起」である。
本実施形態において、第2リブ壁13で形成される排水通路Pは、空間Sの外縁の全ての角部にそれぞれ設けられている。P1〜P4の符号を付して図4に記載している。なお、空間Sの外縁の形状は、平面視においてその角部がまるい長方形(矩形)とされている。空間Sの外縁の形状は五角形、六角形、といった多角形であってもよい。さらには円形、楕円形といった形状であってもよい。なお、本願において多角形状と表記する場合、角部がとがった多角形だけでなく、角部がまるめられた(角部がとがっていない)多角形を含む意味で「多角形状」と表記している。矩形状、四角形状などと表記する場合も同様である。
リモコン弁34が収められる切欠き孔11aの形状も、その角部がまるめられた矩形状である。すなわち、第1リブ壁12で外周壁が形成される空間Sの外縁の形状は、切欠き孔11aの形状と合わせられている。換言すれば、切欠き孔11aの形状と空間Sの外縁の形状とはほぼ相似する関係にある。また、切欠き孔11aの中心と空間Sの中心とは合わせられている。
ここで、空間Sの外縁の全ての角部に排水通路Pを設ける必要は必ずしもない。すなわち、空間Sの外縁の全ての角部のうちのすくなくとも1つに排水通路Pが設けられていればよい。さらには、空間Sの外縁のうちの角部を除く位置に排水通路Pが設けられていてもよい。
排水通路P1〜P4のうちの排水通路P1,P2は、フロアマット1(マット本体11)の外縁部まで設けられている。排水通路P1,P2を流れる泥水は、例えば図5(a)に例示したように、フロアマット1とフロアマット2との間の隙間から排出される。
排水通路P1〜P4のうちの排水通路P3,P4は、マット本体11の裏面に立設された格子状のリブ壁15で囲まれた空間に連通している。排水通路P3,P4を流れる泥水は、例えば図5(b)に例示したように、格子状のリブ壁15で囲まれた空間を流れた後、フロアマット1とフロアプレート4との間の隙間から排出される。
図2に示したように、リモコン弁34は、フロアプレート4の上面から一部が突出する形態で、マット本体11の切欠き孔11aに収められる。
マット本体11の裏面には格子状のリブ壁15が立設されている。このリブ壁15自体は従来と同じものであるが、当該リブ壁15と、排水通路Pの両側壁を形成する第2リブ壁13とは一体成形されることで接続された形態とされている。同様に、切欠き孔11aの周囲全てをぐるりと囲う空間Sの外周壁を形成する第1リブ壁12と、格子状のリブ壁15も一体成形されることで接続された形態とされている。
また、本実施形態においては、排水通路P1と排水通路P3とは、切欠き孔11aを挟む位置で相互に直線状に設けられている。排水通路P2と排水通路P4も同様である。なお、「直線状」という文言は、例えば排水通路P2と排水通路P4とが1本の仮想の直線(図4に一点鎖線で示す)上にその方向および位置ともにぴったりと位置する場合だけでなく、本実施形態のように、排水通路P2と排水通路P4とが1本の仮想の直線に対して少しずれて位置する場合を含める意味で用いている。
ここで、図1に示したペダル33の下に配置されるリモコン弁(不図示)が収められる切欠き孔11bがマット本体11に形成されており、この切欠き孔11bの周囲全てをぐるりと囲うように空間S2がリブ壁で形成されている。本実施形態においては、当該空間S2と切欠き孔11aまわりの空間Sとが、両側壁が第3リブ壁14で形成された連通通路Qで連通させられている。また、第3リブ壁14と格子状のリブ壁15とは例えば一体成形されることで接続された形態とされている。なお、連通通路Qはなくてもよい。空間S2から外方へ延在する排水通路を設けてもよいからである。
(泥水の排水経路)
図5を参照しつつ泥水の排水経路について説明する。図5(a)は、フロアマット1とフロアマット2とが隣り合う部分からの排水の一例について説明する図であり、図5(b)は、フロアマット1の端部が、フロアプレート4の端に位置する場合の排水の一例について説明する図である。
図5を参照しつつ泥水の排水経路について説明する。図5(a)は、フロアマット1とフロアマット2とが隣り合う部分からの排水の一例について説明する図であり、図5(b)は、フロアマット1の端部が、フロアプレート4の端に位置する場合の排水の一例について説明する図である。
図5(a)に示したように、フロアマット1,2をフロアプレート4の上に敷設したとき、フロアマット1とフロアマット2との間には少しの隙間が生じる。排水通路P1,P2を流れてきた泥水は、例えばこの隙間から排出される。
図5(b)に示したように、フロアマット1をフロアプレート4の上に敷設したとき、フロアマット1とフロアプレート4との間には少しの隙間が生じる。排水通路P3,P4を流れてきた泥水は、例えばこの隙間から排出される。
図6は、フロアプレート4に排水孔4aが設けられた場合の図である。本実施形態では、前記した第2リブ壁13は、フロアプレート4の排水孔4aの上に排水通路P(P1〜P4)の一部が位置するようにマット本体11の裏面に形成される。排水通路P(P1〜P4)を流れる泥水は、この排水孔4aから排出される。
(作用効果)
本実施形態のフロアマット1によると、リモコン弁34まわりの空間に浸入した泥水を両側壁がリブ壁(第2リブ壁13)で形成された排水通路Pから自然流下により排出することができる。また、切欠き孔11aの周囲に形成された空間Sは、切欠き孔11a側の面Fに突起が設けられていないリブ壁(第2リブ壁13)で外周壁が形成されているため、空間S内での泥水の滞留を防止することができる。これより、切欠き孔11aの周囲に形成された空間Sに浸入してきた泥水は、両側壁がリブ壁(第2リブ壁13)で形成された排水通路Pから排出されやすい。また、特許文献1に記載されたようなマット本体に設けたスリットは、その上方に向かって開口しているため、洗車時や降雨時に土砂などによって詰まりやすいが、本実施形態における上記排水通路Pは、マット本体11の裏面側に形成されるため土砂が直接当たることがないので土砂などによって詰まりにくい。
このように、本実施形態のフロアマット1によると、運転室に配置されるリモコン弁34などの機器まわりの空間に浸入した泥水を確実に排出し得る。
本実施形態のフロアマット1によると、リモコン弁34まわりの空間に浸入した泥水を両側壁がリブ壁(第2リブ壁13)で形成された排水通路Pから自然流下により排出することができる。また、切欠き孔11aの周囲に形成された空間Sは、切欠き孔11a側の面Fに突起が設けられていないリブ壁(第2リブ壁13)で外周壁が形成されているため、空間S内での泥水の滞留を防止することができる。これより、切欠き孔11aの周囲に形成された空間Sに浸入してきた泥水は、両側壁がリブ壁(第2リブ壁13)で形成された排水通路Pから排出されやすい。また、特許文献1に記載されたようなマット本体に設けたスリットは、その上方に向かって開口しているため、洗車時や降雨時に土砂などによって詰まりやすいが、本実施形態における上記排水通路Pは、マット本体11の裏面側に形成されるため土砂が直接当たることがないので土砂などによって詰まりにくい。
このように、本実施形態のフロアマット1によると、運転室に配置されるリモコン弁34などの機器まわりの空間に浸入した泥水を確実に排出し得る。
本実施形態では、空間Sの外縁の形状が矩形状とされ、排水通路Pは空間Sの外縁の角部に設けられている。この構成によると、空間Sの角部に泥水が溜まることを有効に防止することができ、例えば坂やドーザ(アタッチメントの一つ)を利用して上部旋回体100を水平方向に対して傾けることによる泥水の排出性を向上させることができる。なお、ドーザを利用して上部旋回体100を水平方向に対して傾けるとは、上部旋回体100の前部に取り付けられたドーザを下げて地面に押し付け、その反力で上部旋回体100の前部を持ち上げることで上部旋回体100を水平方向に対して傾けることである。
さらには、本実施形態では、空間Sの外縁の全ての角部に排水通路Pが設けられている。この構成によると、上部旋回体100がどの方向に傾いたとしても泥水を排出することができる。すなわち、泥水の排出性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、切欠き孔11aまわりの空間Sと、切欠き孔11bまわりの空間S2とを連通通路Qで連通させている。この構成によると、図1に示したペダル33の下に配置されるリモコン弁(不図示)まわりの空間に浸入した泥水を、リモコン弁34用に設けた排水通路Pから排出することができる。すなわち、切欠き孔11bの周囲を囲う空間S2の外縁に排水通路を設けなくてもリモコン弁34用に設けた排水通路Pから泥水を排出することができる。空間S2の周囲を格子状のリブ壁15で囲むことができるので、フロアマット1の切欠き孔11bまわりの剛性確保を優先する場合には有利である。
ここで、排水通路Pを形成する第2リブ壁13と格子状のリブ壁15とは接続された形態とされている。また、連通通路Qを形成する第3リブ壁14に関しても同様、第3リブ壁14と格子状のリブ壁15とは接続された形態とされている。さらには、空間Sの外周壁を形成する第1リブ壁12と格子状のリブ壁15とも接続された形態とされている。
この構成によると、排水通路P、連通通路Q、空間S周辺部の剛性をそれぞれ向上させることができる。これにより、洗車する作業員やオペレータが踏んで排水通路P、連通通路Q、空間Sが潰れてしまって閉塞してしまうなどといった泥水の排水性の低下を防止することができる。
この構成によると、排水通路P、連通通路Q、空間S周辺部の剛性をそれぞれ向上させることができる。これにより、洗車する作業員やオペレータが踏んで排水通路P、連通通路Q、空間Sが潰れてしまって閉塞してしまうなどといった泥水の排水性の低下を防止することができる。
また、本実施形態では、切欠き孔11aを挟んで対向配置された排水通路P1,P3(P2,P4)が相互に直線状に設けられている。この構成によると、直線状に設けられた排水通路P1,P3または排水通路P2,P4を基準にしてフロアマット1を折り曲げ易いので、その敷設時や撤去時の作業性が向上する。
また、図6に示した実施形態では、フロアプレート4に設けられた排水孔4aの上に排水通路Pの一部が位置するように第2リブ壁13が形成されている。この構成によると、フロアマット1とフロアマット2との間の隙間(図5(a))の大きさ、フロアマット1とフロアプレート4との間の隙間(図5(b))の大きさに関係なく、フロアプレート4に設けられた排水孔4aから泥水を排出することができので、泥水の排出性がより向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。
1、2:フロアマット
3:運転席
11:マット本体
11a:切欠き孔
12:第1リブ壁
13:第2リブ壁
14:第3リブ壁
15:格子状のリブ壁
34:リモコン弁(機器)
100:上部旋回体
F:切欠き孔側の面
P:排水通路
Q:連通通路
S:空間
3:運転席
11:マット本体
11a:切欠き孔
12:第1リブ壁
13:第2リブ壁
14:第3リブ壁
15:格子状のリブ壁
34:リモコン弁(機器)
100:上部旋回体
F:切欠き孔側の面
P:排水通路
Q:連通通路
S:空間
Claims (7)
- 運転室に配置される機器が収められる切欠き孔を有するマット本体と、当該マット本体の裏面に立設されるリブ壁とを有する建設機械のフロアマットにおいて、
前記リブ壁は、
前記切欠き孔の周囲全てを囲う空間の外周壁を形成する第1リブ壁と、
前記空間から外方へ延在する排水通路の両側壁を形成する第2リブ壁と、
を備え、
前記第1リブ壁の切欠き孔側の面に突起が設けられていないことを特徴とする、建設機械のフロアマット。 - 請求項1に記載の建設機械のフロアマットにおいて、
平面視において前記空間の外縁の形状は多角形状であって、
前記排水通路が、前記空間の外縁の角部に設けられていることを特徴とする、建設機械のフロアマット。 - 請求項2に記載の建設機械のフロアマットにおいて、
前記排水通路が、前記空間の外縁の全ての角部にそれぞれ設けられていることを特徴とする、建設機械のフロアマット。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の建設機械のフロアマットにおいて、
前記リブ壁は、
複数の前記空間同士を連通させる連通通路の両側壁を形成する第3リブ壁をさらに備えていることを特徴とする、建設機械のフロアマット。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の建設機械のフロアマットにおいて、
前記マット本体の裏面に立設された格子状のリブ壁と前記第2リブ壁とが接続された形態とされていることを特徴とする、建設機械のフロアマット。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の建設機械のフロアマットにおいて、
2つの前記排水通路が、前記切欠き孔を挟む位置に、相互に直線状に設けられていることを特徴とする、建設機械のフロアマット。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の建設機械のフロアマットにおいて、
運転室のフロアプレートに設けられた排水孔の上に前記排水通路の一部が位置するように前記第2リブ壁が形成されていることを特徴とする、建設機械のフロアマット。
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2013
- 2013-05-17 JP JP2013105170A patent/JP2014223898A/ja active Pending
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