JP2012126312A - 車両用防水構造 - Google Patents

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Tsuyoshi Higashi
剛史 東
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Abstract

【課題】フロントガラスの特に側部を伝った水のエンジンルーム内への進入および拡散を防止可能な車両用防水構造を提供することを目的とする。
【解決手段】車両用防水構造100は、フロントガラス106から流れ落ちた水を案内する。車両用防水構造100は、エンジンルーム104内のカウルサイドパネル114、フロントガラスの下方で両側のカウルサイドパネルにわたって設置され、フロントガラスからの水を受けるカウルフロントパネル112、カウルサイドパネルの上面115かつカウルフロントパネルの側方に設置される防水部材102を備える。カウルサイドパネルはカウルフロントパネルからエンジンルーム外へ排水する排水孔130を有していて、防水部材は少なくともカウルサイドパネルの上面の幅以上に車内側および車外側へ延びてフロントガラスからの水を受ける壁部128を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、フロントガラスを伝わる雨水等のエンジンルーム内への拡散を防ぐ車両用防水構造に関するものである。
金属部材が多く用いられている車両にとって、錆は大敵である。錆は雨水等が金属部材に付着することで発生する。エンジンルーム内には多数の金属部材が密に配置されていて、そこには防錆処理の施されていない箇所が少なからず存在している。このようなエンジンルーム内への雨水の進入および拡散を防ぐべく、従来から様々な技術が開発されている。
例えば特許文献1には、カウルパネル上に溜まった雨水等をフェンダパネル付近から排水するカウルパネル排水構造が開示されている。カウルパネルはフロントガラスの下縁に沿って設置されていて、そこにはフロントガラスを伝った水が溜まりやすい。特許文献1のカウルパネル排水構造ではカウルパネルの最も低い部位に水抜き孔を設け、この水抜き孔からフェンダパネル付近へと水を導いて排水を行っている。
特開2006−256357号公報
しかし、フロントガラスを伝って流れ落ちる水量には、フロントガラスの部位によって偏りがある。特にフロントガラスのうち側部は、ワイパに拭取られた水や、フロントピラーの縁を伝った水が集まるため、流れ落ちる水が多い。通常、フロントガラスの側部下方にはエンジンルームの側壁部が位置している。この側壁部に水が流れ落ちた場合、水は側壁部を伝ってエンジンルームに進入し拡散するおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑み、フロントガラスの特に側部を伝った水のエンジンルーム内への進入および拡散を防止可能な車両用防水構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用防水構造の代表的な構成は、車両のフロントガラスから流れ落ちた水を案内する車両用防水構造において、エンジンルームの車幅方向両側の側壁部と、フロントガラスの下縁の下方に位置し、両側の側壁部にわたって設置され、フロントガラスから流れ落ちた水を受けるカウル部と、側壁部の上面であってカウル部の側方に設置される防水部材とを備え、側壁部はカウル部上からエンジンルーム外へ排水可能な排水孔を有していて、防水部材は、少なくとも側壁部の上面の幅以上に車内側および車外側へ延び、フロントガラスから流れ落ちた水を受ける壁部を有していることを特徴とする。
上記構成によれば、フロントガラスの側部からエンジンルームの側壁部へ伝う水の流れを遮ることができる。この遮られた水はカウル部上からエンジンルーム外へ排水されるか、または壁部からエンジンルーム外へと直接排水される。これらによって、雨水等のエンジンルーム内への進入および拡散が防止できる。
上記の側壁部はカウルサイドパネルであってもよい。一般に、カウルサイドパネルはエンジンルームの側壁部の上部を構成する部材であって、フロントガラスの側部下方に設置されている。このカウルサイドパネルの上面であれば、上記防水部材の機能を効率よく利用することができる。
上記の壁部は車幅方向に対して傾斜した方向に延びていてもよい。例えば、壁部を車外側かつ車両前方へ向けて傾斜させることで、壁部からエンジンルーム外へと直接排水可能な経路が形成できる。これによれば、水のエンジンルーム内への進入および拡散が効率よく防止できる。
上記構成によれば、フロントガラスの特に側部を伝った水のエンジンルーム内への進入および拡散を防止可能な車両用防水構造を提供することが可能となる。
本発明の実施形態にかかる車両用防水構造が適用された車両を示す図である。 図1の防水部材の拡大図である。 図1の防水部材を上方から見た図である。 防水部材の変形例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかる車両用防水構造100が適用された車両101を示す図である。図1は、車両101のエンジンルーム104の右側部付近(車両101を正面から見て左側)を、アウタパネル103の一部を切り取って示している。
フロントガラス106の下縁108の下方には、カウル部としてカウルフロントパネル112が設けられている。カウルフロントパネル112は、エンジンルーム104の車両両側の側壁部(右側のカウルサイドパネル114のみ図示)にわたって、また後方のダッシュパネル110にもわたって設置される。カウルフロントパネル112は、主に車両剛性を高める働きを有している。
カウルサイドパネル114はフロントピラー120の根本付近に設置されている。フロントガラス106の側部E1には、ワイパ118に拭取られた水やフロントピラー120との境目を伝った水が集まりやすい。そして、その水はカウルサイドパネル114に流れ落ちやすい。そこで本実施形態では、カウルサイドパネル114の上面115に防水部材102を設置し、これによりフロントガラス106を伝った水のエンジンルーム内への進入および拡散を防いでいる。
図2は、図1の防水部材102の拡大図である。図2に示す防水部材102は金属製の部材であって、カウルサイドパネル114の上面115に溶接されている。また防水部材102は、ボルト122a、122bによってカウルサイドパネル114に固定され、ボルト122cによってカウルサイドメンバ124に固定されている。このカウルサイドメンバ124は、カウルサイドパネル114の車外側に取り付けられる部材である。防水部材102には2つの孔126a、126bが設けられているが、これらは他の部材を連結させるために利用される。
防水部材102の後端には壁部128が立ち上がっている。壁部128はフロントガラス106から流れ落ちる水を受け、この水の流れを遮る働きを有している。
図3は、図1の防水部材102を上方から見た図である。図3はアウタパネル103を透過させて示している。図3に示す壁部128は、上面115の幅以上に車内側および車外側へ延びている。詳細には、壁部128の車内側の一端129aは、下方のカウルフロントパネル112に重なる位置にまで延びている。また、壁部128の車外側の他端129bは、下方のカウルサイドメンバ124に重なる位置にまで延びている。この壁部128によって、フロントガラス106の側部E1から流れ落ちてきた水は、車内側のカウルフロントパネル112へ流れ落ち、またエンジンルーム外(カウルサイドメンバ124付近)へ直接流れ落ちる。
本実施形態では、カウルフロントパネル112は、フロントガラス106から流れ落ちた水を受けることが可能となっている。詳細には、図1に示すように、まずカウルフロントパネル112は後方のダッシュパネル110および側方のカウルサイドパネル114に向かって傾斜している。そして、本実施形態ではカウルフロントパネル112の角付近のカウルサイドパネル114に排水孔130を設けていて、図3の壁部128からカウルフロントパネル112へと流れ落ちた水を、排水孔130からエンジンルーム外へと排水可能になっている。この排水孔130を通った水は、アウタパネル103との間から前輪付近へと流れ出る。一方、図3に示す壁部128からカウルサイドメンバ124へと流れ落ちた水は、カウルサイドメンバ124の上面を車外側へ流れ、アウタパネル103との間から下方の前輪付近へと流れ出る。
上記構成によれば、水がカウルサイドパネル114の上面115を伝ってエンジンルーム内に進入および拡散することを防止できる。したがって、エンジンルーム内に設置される様々な装置の錆の発生を予防できる。また上記構成では、防水部材102をカウルサイドパネル114の上面115に設置することで、防水部材102の有する機能をより効率よく利用可能となっている。
(変形例)
図4は、防水部材の変形例を示す図である。図4は図3に対応した図示を行っている。図4に示す防水部材200は、壁部202が車外側かつ車両前方へ向けて傾斜して形成されている点で、図3の防水部材102と異なっている。この壁部202によれば、矢印で示すように、エンジンルーム外へと直接排水可能な経路が形成できる。このように、壁部を車両幅方向に対して傾斜した方向へ延ばすことで、水の経路を任意に設定できる。これによれば、水のエンジンルーム内への進入および拡散を効率よく防止できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、フロントガラスを伝わる雨水等のエンジンルーム内への拡散を防ぐ車両用防水構造として利用することができる。
E1 …側部、100 …車両用防水構造、101 …車両、102、200 …防水部材、103 …アウタパネル、104 …エンジンルーム、106 …フロントガラス、108 …下縁、110 …ダッシュパネル、112 …カウルフロントパネル、114 …カウルサイドパネル、115 …上面、118 …ワイパ、120 …フロントピラー、122a …ボルト、122c …ボルト、124 …カウルサイドメンバ、126a …孔、128、202 …壁部、129a …一端、129b …他端、130 …排水孔

Claims (3)

  1. 車両のフロントガラスから流れ落ちた水を案内する車両用防水構造において、
    エンジンルームの車幅方向両側の側壁部と、
    前記フロントガラスの下縁の下方に位置し、前記両側の側壁部にわたって設置され、前記フロントガラスから流れ落ちた水を受けるカウル部と、
    前記側壁部の上面であって前記カウル部の側方に設置される防水部材とを備え、
    前記側壁部は前記カウル部上から前記エンジンルーム外へ排水可能な排水孔を有していて、
    前記防水部材は、少なくとも前記側壁部の上面の幅以上に車内側および車外側へ延び、前記フロントガラスから流れ落ちた水を受ける壁部を有していることを特徴とする車両用防水構造。
  2. 前記側壁部はカウルサイドパネルであることを特徴とする請求項1に記載の車両用防水構造。
  3. 前記壁部は車幅方向に対して傾斜した方向に延びていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用防水構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014136540A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Toyota Auto Body Co Ltd カウルトップサイドの連結構造
WO2023021650A1 (ja) * 2021-08-19 2023-02-23 トヨタ車体株式会社 車両のフロントガラス周辺構造

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