JP2016068824A - カウルトップカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】短時間で上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとを確実に組付けることができ、しかも組付け状態が製品内部において完結して外観からの意匠性を高めたカウルトップカバーを提供する。
【解決手段】上部カウルトップカバー1の前端部に形成した凹部の第1側壁に、係止爪3を形成し、底部に第1差込みリブ8、第2側壁に第2差込みリブ10をそれぞれ形成する。そして、下部カウルトップカバー1の上端部に形成した支持壁42には、係止爪3を係合させる被係止部4を形成し、支持壁42の裏面に形成した第1当てリブ5には、第1差込みリブ8を嵌入させるスリット9を形成し、下部カウルトップカバー2の上端部側に形成した補強フランジ6には、第2差込みリブ10を係合させる差込み孔11を形成する。これらをそれぞれ係合させることにより、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2とを一体的に組付けることができる。
【選択図】図6
【解決手段】上部カウルトップカバー1の前端部に形成した凹部の第1側壁に、係止爪3を形成し、底部に第1差込みリブ8、第2側壁に第2差込みリブ10をそれぞれ形成する。そして、下部カウルトップカバー1の上端部に形成した支持壁42には、係止爪3を係合させる被係止部4を形成し、支持壁42の裏面に形成した第1当てリブ5には、第1差込みリブ8を嵌入させるスリット9を形成し、下部カウルトップカバー2の上端部側に形成した補強フランジ6には、第2差込みリブ10を係合させる差込み孔11を形成する。これらをそれぞれ係合させることにより、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2とを一体的に組付けることができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、歩行者保護性能に優れた、自動車における衝撃吸収構造を備えたカウルトップカバーに関する。
尚、本発明で用いている前後方向、上下方向、車幅方向に関して、前後方向は、車両が直進する前進方向を基準として、車両の前進方向を前方向としている。上下方向は、車両に対して天地の方向を上下方向としており、車幅方向は、車両を正面から見たときの左右方向を車幅方向としている。また、前方側又は上方側を向いた面を表面としている。
尚、本発明で用いている前後方向、上下方向、車幅方向に関して、前後方向は、車両が直進する前進方向を基準として、車両の前進方向を前方向としている。上下方向は、車両に対して天地の方向を上下方向としており、車幅方向は、車両を正面から見たときの左右方向を車幅方向としている。また、前方側又は上方側を向いた面を表面としている。
従来からカウルトップカバーの構成としては、一体化した構成が多用されている。最近では、エンジンルームを小さく構成する要望があり、特に、軽自動車の場合においては、エンジンルームを小さく構成することが求められている。エンジンルームを小さく構成するためには、エンジンがカウルトップカバー側に配置されるようになる。
このとき、カウルトップカバーを一体化させた構成だと、カウルトップカバーの真下にエンジンが配置される構成になる。そして、車両走行時に障害物などが衝突した拍子に、ボンネット上に衝突物などが乗り上げると、衝突物からの衝撃によってボンネットは下方に撓むことになる。
ボンネットの下方に剛性の高いエンジン等の車両搭載部品が配置されていると、衝突物はボンネットを撓ませながら車両搭載部品に強く衝突して、底付き状態になる。これを防止するため、衝突物からの衝撃力を緩和できる衝撃吸収構造を、カウルトップパネルやカウルトップカバーに構成しておくことが求められている。
そのための構成として、カウルトップカバーを二分割した構成が採用されている。二分割した分割式のカウルトップカバーの構成としては、車両の車体前部構造(特許文献1参照)、樹脂パネルの取付構造(特許文献2参照)、カウルトップガーニッシュ(特許文献3参照)などが、提案されている。
特許文献1に記載された発明では、図23の断面形状で示すように、軟質材で構成されたサイドモール55を撓ませることにより、サイドモール55に形成した係止具53を上面板51に形成した係止孔56に挿入することができ、サイドモール55を上面板51に固定することができる。また、サイドモール55は、上面板51から取外すことが想定されているため、係止具53と係止孔56との間での係合力が弱い構成になっている。そのため、サイドモール55は、上面板51から外れ易い構成になっている。
特許文献2に記載された発明では、図24(a)の断面形状、図24(b)の要部断面図で示すように、カウルトップ部61に形成した複数の矩形状開口64に対して、それぞれ係着部材65を嵌着させてカウルトップカバー60とカウルトップ部61とを固定した構成のため、カウルトップ部61とカウルトップカバー60との間での組付け作業に手間が掛ることになる。また、矩形状開口64を通って雨水等が内部に浸水してしまうことが懸念される。
特許文献3に記載された発明では、図25の断面形状で示すように、上部ガーニッシュ71と下部ガーニッシュ72とをスクリュー74とボス73とからなる締結構造で結合した構成のため、コスト高になると共に、製品の表側から、締結しているスクリュー74の頭部が露呈することになり、製品として意匠性に不具合を生じている。
本発明は、上述した問題を解決するものであり、ネジやビスなどの固定手段や溶着等の二次加工を必要とせず、短時間で上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとを確実に組付けることが可能で、しかも組付け状態が製品内部において完結しており、外観からの意匠性を高めたカウルトップカバーの提供を目的としている。
本発明の課題は、請求項1〜3に記載したカウルトップカバーにより達成することができる。
即ち、本発明に係るカウルトップカバーでは、フロントガラスの下端部からボンネットの後端部までの間を覆い、車幅方向に亘って延設され、上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとから構成されたカウルトップカバーであって、
前記上部カウルトップカバーの前端部に、車幅方向に沿って延設され、車両前方側の第1側壁と後方側の第2側壁とによって上方側を開放した断面形状が略U字状の凹部が形成され、前記上部カウルトップカバーの後端部に前記フロントガラスの下端面に圧接するリップ部又は前記下端部に係合するガラス係合部が形成され、
前記下部カウルトップカバーは、車両前後方向における断面形状が、車両前方側を開放した略コ字状に形成され、前記下部カウルトップカバーの上端部には、上方に向かって延設した支持壁が設けられ、前記下部カウルトップの上端部における前記支持壁側の部位には、補強フランジが上方側に向かって立設され、前記下部カウルトップカバーの下端部は、車幅方向に沿って延設されたカウルトップパネルに支持固定され、
前記支持壁と、前記補強フランジと、前記支持壁と前記補強フランジとを連結する前記下部カウルトップカバーの部位と、によって形成される領域内に支持部が設けられ、前記第1側壁と前記支持壁との間及び/又は前記第2側壁と前記補強フランジとの間に、前記上部カウルトップカバーと前記下部カウルトップカバーとの間での相対的な移動を規制する移動規制部が構成され、
前記第1側壁の裏面、底部の裏面及び前記第2側壁の裏面のうち少なくとも2つの面が、前記支持壁、前記支持部及び前記補強フランジのうち少なくとも2つの部材によって挟持支持され、前記ボンネットの後端部に当接するシール部材の基端部によって、前記支持壁の上端部と前記第1側壁の上端部とが一体的に挟持されていることを最も主要な特徴としている。
即ち、本発明に係るカウルトップカバーでは、フロントガラスの下端部からボンネットの後端部までの間を覆い、車幅方向に亘って延設され、上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとから構成されたカウルトップカバーであって、
前記上部カウルトップカバーの前端部に、車幅方向に沿って延設され、車両前方側の第1側壁と後方側の第2側壁とによって上方側を開放した断面形状が略U字状の凹部が形成され、前記上部カウルトップカバーの後端部に前記フロントガラスの下端面に圧接するリップ部又は前記下端部に係合するガラス係合部が形成され、
前記下部カウルトップカバーは、車両前後方向における断面形状が、車両前方側を開放した略コ字状に形成され、前記下部カウルトップカバーの上端部には、上方に向かって延設した支持壁が設けられ、前記下部カウルトップの上端部における前記支持壁側の部位には、補強フランジが上方側に向かって立設され、前記下部カウルトップカバーの下端部は、車幅方向に沿って延設されたカウルトップパネルに支持固定され、
前記支持壁と、前記補強フランジと、前記支持壁と前記補強フランジとを連結する前記下部カウルトップカバーの部位と、によって形成される領域内に支持部が設けられ、前記第1側壁と前記支持壁との間及び/又は前記第2側壁と前記補強フランジとの間に、前記上部カウルトップカバーと前記下部カウルトップカバーとの間での相対的な移動を規制する移動規制部が構成され、
前記第1側壁の裏面、底部の裏面及び前記第2側壁の裏面のうち少なくとも2つの面が、前記支持壁、前記支持部及び前記補強フランジのうち少なくとも2つの部材によって挟持支持され、前記ボンネットの後端部に当接するシール部材の基端部によって、前記支持壁の上端部と前記第1側壁の上端部とが一体的に挟持されていることを最も主要な特徴としている。
また、本発明に係るカウルトップカバーでは、前記凹部の裏面には、下方向に向かって突設され、車幅方向に沿った第1差込みリブが少なくとも1条設けられ、前記第2側壁の裏面には、下方に向かった第2差込みリブが、車幅方向における少なくとも1か所に設けられ、
前記支持部が、前記支持壁と前記補強フランジとに跨って、車両後方側に向かった第1当てリブとして構成され、前記第1当てリブには、前記第1差込みリブを嵌入するスリットが形成され、前記補強フランジの上端部には、前記第2差込みリブの係止爪を挿入する差込み孔、又は前記第2差込みリブの係止爪を係合させる係合部が形成されていることを主要な特徴としている。
前記支持部が、前記支持壁と前記補強フランジとに跨って、車両後方側に向かった第1当てリブとして構成され、前記第1当てリブには、前記第1差込みリブを嵌入するスリットが形成され、前記補強フランジの上端部には、前記第2差込みリブの係止爪を挿入する差込み孔、又は前記第2差込みリブの係止爪を係合させる係合部が形成されていることを主要な特徴としている。
更に、本発明に係るカウルトップカバーでは、前記補強フランジが車幅方向に沿って複数形成され、前記各補強フランジの裏面には、補強用の第2当てリブが設けられていることを主要な特徴としている。
本発明では、上述した構成を備えることによって、ネジやビスなどの固定手段や溶着等の二次加工を必要とせずに、上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとを上下方向から組付けて一体的に連結することができる。そして、ネジやビス等の固定手段を保管しておくための設備費や、溶着等の二次加工を行うための設備を必要とせず、製造費用の削減を図ることができる。
また、上部カウルトップカバーの前端部に形成した凹部を、下部カウルトップカバーに形成した支持壁、支持部及び補強フランジのうち少なくとも2部材によって挟持支持するとともに、移動規制部で上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとの間での相対的な移動を規制しているので、上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとの組付け作業を容易化することができる。
しかも、シール部材を用いて、上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとの上端部同士を挟持して一体化させておくことができる。また、下部カウルトップカバーは、略コ字状に形成されているので、上方からの衝撃荷重が上部カウルトップカバーに作用した際には、略コ字状の下部カウルトップカバーがこの衝撃荷重を吸収する方向に容易に変形し易くなる。
また、本発明では、支持部の構成として、支持壁と前記補強フランジとに跨って、車両後方側に向かった第1当てリブとして構成しておくことができる。そして、第1差込みリブと第1当てリブに形成したスリットとによる差込み構造、及び第2差込みリブと補強リブの補強フランジの上端部に形成した差込み穴または係合部を設けた構造により、上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとを簡単に、短時間で組付けることができる。
このように構成しておくことにより、第1当てリブによって、支持壁と補強フランジとの間を補強することができる。そして、凹部の底部における裏面側からの支持を強固にでき、上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとの組付け状態を強固に維持できる。しかも、これらの組付け構造により、組付け後における上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとの間での相対的な回動や、ガタ付きを防止できる。
また、上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとの相対的な移動を規制する移動規制部は、上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとの間に構成されているので、外部から視認されることがなく、組立てられたカウルトップカバーの意匠性を向上させることができる。また、移動規制部は、上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとの間に構成されているので、雨水等が侵入するような締着用の孔を上部カウルトップカバーに形成しておく必要がない。そのため、雨水等が締着用の孔を通って勝手に上部カウルトップカバーから内部に侵入することがない。
本発明では、補強フランジを車幅方向にそって複数形成しておくことができ、各補強フランジを更に補強するための第2当てリブを設けておくことができる。補強フランジを複数設けておくことにより、上部カウルトップカバーを車幅方向に沿って強固に支持しておくことができる。
本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本発明に係るカウルトップカバーとしては、以下で説明する形状、構成以外にも本発明の課題を解決することができる形状、構成であれば、それらの形状、構成を採用することができる。このため、本発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
図1に車両の斜視図を示しているように、フロントガラス31の前端部とボンネット32との間には、車幅方向に沿った長さ寸法を有するカウルトップカバー30が配されている。図2に示したように、カウルトップカバー30は、車幅方向に延設された長尺の構成になっており、図示せぬエンジン等の車両搭載部品を配置したフロントコンパートメントの上部を覆うことができる。フロントガラス31の前端部側には、雨、雪等で覆われたフロントガラス31の視界を良好に保つための図示せぬワイパーが設けられており、ワイパーを駆動するモータは、カウルトップカバー30によって覆われた空間内に収納されている。
(カウルトップカバーの構成)
図3〜図6を用いて、カウルトップカバー30の構成について説明する。カウルトップカバー30は、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2とを組付けることによって、一体的に構成されている。上部カウルトップカバー1の前端部には、車幅方向に沿って構成された断面形状が略U字状の凹部40(図6参照)が形成されている。
図3〜図6を用いて、カウルトップカバー30の構成について説明する。カウルトップカバー30は、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2とを組付けることによって、一体的に構成されている。上部カウルトップカバー1の前端部には、車幅方向に沿って構成された断面形状が略U字状の凹部40(図6参照)が形成されている。
凹部40は、車両前方側の第1側壁40aと車両後方側の第2側壁40b、それに第1側壁40aと第2側壁40bの下端部間を接続した底部40cとを備えた構成になっており、上方側が開口した構成になっている。底部40cの車両後方側の裏面には、下方に向かって延設された第1差込みリブ8が、車幅方向に沿って延設されている。
また、底部40cと第1差込みリブ8には、凹部40に溜まった雨水等を排出するための水抜き穴17が形成されている。第1差込みリブ8に形成された水抜き穴17は、下方向に開口した逆凹状に形成されている。図4に示すように、第1側壁40aの表面、即ち、車両前方側の面には、後述する下部カウルトップカバー2との間で車幅方向への相対的な移動を規制する挟持リブ15が一対形成されている。更に、第1側壁40aの表面には、係止爪3が形成されている。
図3に示すように、第2側壁40bの裏面、即ち、車両後方側の面には、下方向に向かった第2差込みリブ10が形成されている。第2差込みリブ10の下端部には、係止爪10aが形成されている。第2差込みリブ10は、車幅方向に沿って複数形成しておくことができる。
下部カウルトップカバー2は、車両の前方側を開放した断面形状が略コ字状に形成されている。下部カウルトップカバー2の上端部2aには、上方に延設された支持壁42が形成されている。上端部2aにおける支持壁42側の部位には、上方に立設された補強フランジ6が形成されている。
補強フランジ6の上端面6aには、上部カウルトップカバー1に形成した第2差込みリブ10の係止爪10aを係止する差込み孔11が形成されている。差込み孔11は、車幅方向に沿った長孔として形成されており、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間での、車両前後方向での相対的な移動を規制している。また、補強フランジ6は、必要に応じて車幅方向に複数形成しておくことができる。
下部カウルトップカバー2の下端部2bには、図示せぬカウルトップパネルに支持固定しておくことができる。支持壁42と、補強フランジ6と、支持壁42と補強フランジ6とを連結する下部カウルトップカバー2の部位とによって形成された領域には、支持部が設けられている。
この支持部としては、支持壁42と補強フランジ6との間を連結する第1当てリブ5として形成しておくことができる。第1当てリブ5には、第1差込みリブ8を嵌入するスリット9が形成されている。支持部の構成としては、第1当てリブ5の構成に限定されるものではなく、支持壁42と補強フランジ6とを連結する下部カウルトップカバー2の部位上に立設させた構成にしておくこともできる。
また、図3、図4及び図10に示すように、支持壁42の裏面には、上部カウルトップカバー1の第1側壁40aに形成した一対の挟持リブ15間に挟持される差込みリブ14が車両後方側に向かって突設されている。更に、支持壁42の裏面には、第1側壁40aの表面に形成した係止爪3が係合する被係止部4が形成されている。係止爪3が被係止部4に係合することにより、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間での上下方向への相対的な移動を規制することができる。そして、係止爪3と被係止部4、第1差込みリブ10とスリット9、第2差込みリブ10と差込み孔11とによって、上下方向、前後方向及び回転方向に対する相対的な移動を規制する移動規制部を構成している。
移動規制部は、上述した構成以外にも上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間での車幅方向への相対的な移動を規制する構成を備えている。即ち、図10に示した構成例では、支持壁42に形成した差込みリブ14と、第1側壁40aに形成した一対の挟持リブ15とによって、車幅方向への移動を規制する移動規制部を構成している。
尚、図10で示した構成は、例示であって、支持壁42に一対の挟持リブ15を形成し、第1側壁40aに差込みリブ14を形成した構成にすることも、移動規制部を第2側壁40bと補強フランジ6との間に構成しておくこともできる。また、車幅方向への相対的な移動を規制する移動規制部、上下方向への相対的な移動を規制する移動規制部、及び前後方向への相対的な移動を規制する移動規制部のそれぞれの配設個数としては、適宜数配設することができ、車幅方向に沿った適宜箇所に配設しておくことができる。
図6に示すように、上部カウルトップカバー1を下部カウルトップカバー2に組付けた状態で、支持壁42の上端部と第1側壁40aの上端部との間を、シール部材36の基端部36aによって挟持させておくことができる。これにより、シール部材36の支持固定を支持壁42と第1側壁40aとによって行うことができると共に、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2とが前後方向に相対的に移動するのを規制しておくことができる。
(カウルトップカバーの組付け方法)
次に、図7〜図9を用いて、下部カウルトップカバー2に上部カウルトップカバー1を嵌め込んでカウルトップカバー30を組付ける組付け方法について説明する。組立が完成したカウルトップカバー30は、図6に示す断面形状になる。
次に、図7〜図9を用いて、下部カウルトップカバー2に上部カウルトップカバー1を嵌め込んでカウルトップカバー30を組付ける組付け方法について説明する。組立が完成したカウルトップカバー30は、図6に示す断面形状になる。
図7に示すように、上部カウルトップカバー1を矢印で示すように、上方から下部カウルトップカバー2に向かって下降させて、係止爪3と被係止部4とを係合させ、第1差込みリブ8を第1当てリブ5に形成したスリット9に嵌入させ、補強フランジ6の上端面6aに形成した差込み孔11に第2差込みリブ10の係止爪10aを挿入させる。同時に、図7においては図示していないが、上部カウルトップカバー1を下部カウルトップカバー2に組付ける工程において、支持壁42に形成した差込みリブ14を第1側壁40aに形成した一対の挟持リブ15間に挿入する。
これにより、図6で示すように、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2とは、強固にしかも一体的に組付けられることができる。そして、組付け後は、図6に示すように、シール部材36の基端部36aによって支持壁42と第1側壁40aとを重ね合わせた状態に挟持することができる。
尚、上記説明では、上方から上部カウルトップカバー1を下部カウルトップカバー2に被せるように組付ける組付け方法について説明を行ったが、下部カウルトップカバー2を下方向から上方に向かって移動させて、上部カウルトップカバー1に組付けることもできる。また、スリット9の開口部に第1差込みリブ8を案内するガイド面を形成しておくこともできる。
図8に示すように、上部カウルトップカバー1の下降位置が、車両の前方側に位置していた場合であっても、上部カウルトップカバー1を下降させたとき、係止爪3が被係止部4の傾斜面12上を摺動しながら下方向に移動することで、第1差込みリブ8とスリット9との嵌入位置を合わせることができ、第1差込みリブ10の係止爪10aと補強フランジ6の上端面6aに形成した差込み孔11との位置合わせを行うことができる。
図9に示すように、上部カウルトップカバー1の下降位置が、車両の後方側に位置していた場合であっても、上部カウルトップカバー1を下降させたとき、第1差込みリブ8が第1当てリブ5の傾斜面13上を摺動しながら下方向に移動することで、第1差込みリブ8とスリット9との嵌入位の位置合わせ、第1差込みリブ10の係止爪10aと補強フランジ6の上端面6aに形成した差込み孔11との位置合わせを行うことができる。
このように、上部カウルトップカバー1を下部カウルトップカバー2に組付ける際に、組付け位置が、車両の前後方向に多少ずれていても、被係止部4の傾斜面12やスリット9の開口部におけるガイド面及び第1当てリブ5の傾斜面13を案内面として、位置ずれを補正することができる。これにより、確実に、上部カウルトップカバー1と下部カウルトプカバー2とを、ワンタッチで簡単に一体的に組付けることができる。
しかも、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2とを一体的に係合させて、相対的な移動を規制している移動規制部は、外部から視認されない場所に配設されているので、組立てられたカウルトップカバー30の意匠性を大幅に向上させることができる。
(凹部に溜まった雨水等の排水)
図11を用いて、凹部40の水溜まり部16に溜まった雨水等を下部カウルトップカバー2側に排水する構成について説明する。図4に示すように、凹部40の底部40cと第1差込みリブ8の部位には、水抜き穴17が形成されている。また、水抜き穴17が形成された部位には補強フランジ6が配設されないように、複数の補強フランジ6の配設位置が調整されている。そして、隣接する補強フランジ6の間は、雨水等を流す切欠き18として構成されている。
図11を用いて、凹部40の水溜まり部16に溜まった雨水等を下部カウルトップカバー2側に排水する構成について説明する。図4に示すように、凹部40の底部40cと第1差込みリブ8の部位には、水抜き穴17が形成されている。また、水抜き穴17が形成された部位には補強フランジ6が配設されないように、複数の補強フランジ6の配設位置が調整されている。そして、隣接する補強フランジ6の間は、雨水等を流す切欠き18として構成されている。
このように構成しておくことにより、ハッチングを施した太幅の矢印で示すように、凹部40内の雨水等は、水抜き穴17から切欠き18を通って下部カウルトップカバー2側に排水することができる。下部カウルトップカバー2に排出された排水は、車両の床面に形成されている開口部から路面上に排水することができる。
水抜き穴17及び切欠き18は、車幅方向に沿って適宜数形成しておくことができる。
水抜き穴17及び切欠き18は、車幅方向に沿って適宜数形成しておくことができる。
(カウルトップカバーに係る他の実施例の構成)
図12〜図16を用いて、カウルトップカバー30に係る他の実施例、即ち、実施例2〜実施例6の各構成について説明する。実施例2〜実施例6と実施例1とでは、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間での相対的な移動を規制する移動規制部の構成において異なっており、他の構成は同様の構成になっている。
図12〜図16を用いて、カウルトップカバー30に係る他の実施例、即ち、実施例2〜実施例6の各構成について説明する。実施例2〜実施例6と実施例1とでは、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間での相対的な移動を規制する移動規制部の構成において異なっており、他の構成は同様の構成になっている。
ただし、移動規制部の構成のうちで、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間での車幅方向への相対的な移動を規制している差込みリブ14と一対の挟持リブ15とを用いた構成は、実施例2〜実施例6においても同様の構成を備えている。
そのため、実施例1における構成と同様の構成に関しては、同一の部材符号を用いることで、重複した説明は省略する。また、図12〜図16に示す各断面形状は、図1、図2におけるA―A断面図となっている。そして、実施例2に係るカウルトップカバー30の断面構成は、図12に示す断面形状になっており、実施例3〜実施例6に係るカウルトップカバー30の断面構成は、それぞれ図13〜図16に示す断面形状になっている。
実施例1では、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間での、前後方向及び上下方向への相対的な移動を規制する移動規制部(以下の実施例2〜実施例6においては、単に移動規制部とする。)の構成として、第2差込みリブ10の係止爪10aが補強フランジ6の上端面6aに形成した差込み孔11に係合される構成になっていたが、実施例2では、係止爪10aを補強フランジ6の上端面6aの端縁に係合させる構成になっている。
実施例2のように構成しておくことにより、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2とを組付ける際に、差込み孔11に係止爪10aを挿入する場合よりも上端面6aの端縁に係止爪10aを係合させる場合の方が、より簡単に組付けることができる。しかも、車両前後方向の位置ずれに関しても、簡単な組付け構造なので、位置ずれに対する対応も容易に行える。
移動規制部の構成として、実施例1では、第1側壁40aに形成した係止爪3と支持壁42に形成した被係止部4とからなる構成と、凹部40の底部40cに形成した第1差込みリブ8と第1当てリブ5に形成したスリット9とからなる構成と、第2側壁40bに形成した第2差込みリブ10と補強フランジ6に形成した差込み孔11とからなる構成とを備えていた。
実施例3では、図13に示すように、実施例1で用いていたこれらの移動規制部の構成を備える代わりに、第2側壁40bの裏面に係止爪26を立設し、係止爪26が係合する係合孔27を補強フランジ6の前面に形成した構成になっている。また、上部カウルトップカバー1の前端部に形成した凹部40を、下部カウルトップカバー2の支持壁42、第1当てリブ5及び補強フランジ6の前面によって、挟持して支持した構成になっている。
このように構成しておくことにより、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との組付け作業を簡易化させることができる。しかも、車両前後方向の位置ずれに関しても、簡単な組付け構造なので、位置ずれに対する対応も容易に行える。
図14に示すように、実施例4では、移動規制部の構成として、第1側壁40aと支持壁42との間には、係止爪3と被係止部4とが構成されており、また、第2側壁40bと補強フランジ6との間には、実施例3と同様に、第2側壁40bの裏面に立設した係止爪26と補強フランジ6の前面に形成した係合孔27とを設けた構成になっている。また、凹部40は、支持壁42と補強フランジ6との間に挟持されている構成になっている。
このように構成しておくことにより、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との組付け作業を簡易化させることができる。しかも、車両前後方向の位置ずれに関しても、簡単な組付け構造なので、位置ずれに対する対応も容易に行える。
上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間で相対的な回転が生じなければ、図15に示すように、実施例4で用いていた第2側壁40bの裏面に立設した係止爪26と補強フランジ6の前面に形成した係合孔27とを設ける構成を省略することができる。
そして、上部カウルトップカバー1に形成した凹部40は、第1当てリブ5によって第1側壁40aと第2側壁40bとが挟持状態に支持され、凹部40の底部40cが第1当てリブ5によって下方から支持された構成になっている。
このように構成しておくことにより、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との組付け作業を簡易化させることができる。しかも、車両前後方向の位置ずれに関しても、簡単な組付け構造なので、位置ずれに対する対応も容易に行える。
実施例6における構成を、図16を用いて説明する。実施例6でも、実施例5の場合と同様に、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間で相対的な回転が生じなければ、第1側壁40aを支持壁42に当接させた構成にしておくこともできる。実施例6における他の構成は、実施例5における構成と同様の構成になっている。
このように構成しておくことにより、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との組付け作業をより簡易化させることができる。しかも、車両前後方向の位置ずれに関しても、簡単な組付け構造なので、位置ずれに対する対応も容易に行える。
(車幅方向への相対的な移動を規制する他の移動規制部の構成)
図17、図18を用いて、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間での車幅方向への相対的な移動を規制する移動規制部に関して他の構成、即ち、実施例7、実施例8の構成を説明する。車幅方向への相対的な移動を規制する移動規制部の構成以外の他の構成は、実施例1〜実施例6における構成と同様の構成になっている。
図17、図18を用いて、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間での車幅方向への相対的な移動を規制する移動規制部に関して他の構成、即ち、実施例7、実施例8の構成を説明する。車幅方向への相対的な移動を規制する移動規制部の構成以外の他の構成は、実施例1〜実施例6における構成と同様の構成になっている。
そのため、実施例1〜実施例6における構成と同様の構成に関しては、同一の部材符号を用いることで、重複した説明は省略する。また、図17、図18において、(a)で示す図は、車幅方向への相対的な移動を規制する移動規制部の水平方向の要部断面図であり、(b)で示す図は、移動規制部の要部縦断面図である。
図17を用いて、実施例7に係る車幅方向への相対的な移動を規制する移動規制部(以下の実施例7、実施例8においては、車幅方向の移動規制部とする。)の構成について説明する。実施例7では、上部カウルトップカバー1に下部カウルトップカバー2側に突出する差込みリブ20を形成し、下部カウルトップカバー2には、差込みリブ20を車幅方向の両側から挟持する一対の当てリブ21が構成されている。
上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2とを組付ける際に、一対の当てリブ21は、上方から差込みリブ20の両側部を狭持しながら下降する。上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との組付け作業が終了したときには、一対の当てリブ21と差込みリブ20とによる車幅方向の移動規制部によって、上部カウルトップカバー1と下部カウルトップカバー2との間での車幅方向への相対的な移動を規制することができる。
一対の当てリブ21と差込みリブ20とを用いて、車幅方向の移動規制部を配設する個数としては、1個だけ配設しておく構成に限定されるものではなく、車幅方向に沿った適宜の複数箇所に配設しておくことができる。また、差込みリブ20を下部カウルトップカバー2側に形成し、一対の当てリブ21を上部カウルトップカバー1側に形成しておくこともできる。
このように差込みリブ20と一対の当てリブ21とを用いた構成にすることで、車幅方向の移動規制部の構成を縮小させた構成にすることができる。
このように差込みリブ20と一対の当てリブ21とを用いた構成にすることで、車幅方向の移動規制部の構成を縮小させた構成にすることができる。
図18を用いて、実施例8に係る車幅方向の移動規制部の構成について説明する。実施例8では、上部カウルトップカバー1には、下部カウルトップカバー2との組付け時に下部カウルトップカバー2側の面に十字リブ22が形成され、下部カウルトップカバー2には、十字リブ22を内部に挿入して収納することができるボス形状部23が形成されている。
このように十字リブ22とボス形状部23とを用いた構成にすることで、車幅方向の移動規制部の構成を縮小させた構成にすることができるとともに、この車幅方向の移動規制部における強度を所望の強度に構成しておくことができる。
十字リブ22とボス形状部23とを用いて、車幅方向の移動規制部の配設個数としては、1個だけ配設しておく構成に限定されるものではなく、車幅方向に沿った適宜の配設箇所に配設しておくことができる。また、十字リブ22を下部カウルトップカバー2側に形成し、ボス形状部23を上部カウルトップカバー1側に形成しておくこともできる。
(凹部に溜まった雨水等の排水に関する他の構成)
図19〜図22を用いて、凹部40に溜まった雨水等を排水する他の構成に関して、即ち、実施例9〜実施例12の構成について説明する。実施例1では図11を用いて、雨水等を排水する構成を説明したが、実施例9〜実施例12に関する説明では、実施例1で説明した構成とは異なる構成を中心として説明する。
図19〜図22を用いて、凹部40に溜まった雨水等を排水する他の構成に関して、即ち、実施例9〜実施例12の構成について説明する。実施例1では図11を用いて、雨水等を排水する構成を説明したが、実施例9〜実施例12に関する説明では、実施例1で説明した構成とは異なる構成を中心として説明する。
実施例9〜実施例12におけるカウルトップカバー30の構成としては、雨水等の排水構成以外は、実施例1〜実施例6における構成と同様の構成になっている。ただ、雨水等の基本的な排水構成、即ち、凹部40及び第1差込みリブ8に水抜き穴17を形成した構成、隣接する補強フランジ間に切欠き18を形成した構成は、実施例1の図11で説明した構成と同様の構成になっている。そのため、実施例1〜実施例6における構成と同様の構成に関しては、同一の部材符号を用いることで、重複した説明は省略する。
実施例9の構成を、図19に示している。図19に示すように、上部カウルトップカバー1の凹部40には、複数箇所に水抜き穴17が形成されている。水抜き穴17を車幅方向に沿った複数箇所に形成しておくことにより、電装類や外気吸入口を回避した所望の場所に雨水等を排水させることができる。
即ち、図19では、矢印で示すように、凹部40の二か所から雨水等が水抜き穴17を通り、隣接する補強フランジ6間の切欠き18を通って、下部カウルトップカバー2上に流れ込むことができる。下部カウルトップカバー2上に流れ込んだ排水は、車両下方の開放空間から路面上に排水される。
実施例10の構成は、図20に示している。実施例10では、実施例9と同様に、上部カウルトップカバー1の凹部40には、複数箇所に水抜き穴17が形成されている。そして、下部カウルトップカバー2に形成した切欠き18の幅が、凹部40の二か所に形成した水抜き穴17の位置を包含する形状に構成されている。
このように構成することにより、凹部40の二か所に形成した水抜き穴17から同時に雨水等が排水されても、排水の川幅を広くした状態で下部カウルトップカバー2上を流すことができる。
実施例11の構成は、図21に示している。実施例11では、隣接する補強フランジ6間に切欠き18を形成した上にさらに、補強フランジ6に切欠き24を形成している。下部カウルトップカバー2上を流れる排水の排水口、即ち、切欠き18、24を複数形成しておくことで、さらなる排水性の向上を図ることができる。
実施例12の構成は、図22に示している。実施例12では、切欠き18からの排水の流れる方向を規制するため、補強フランジ6にガイドリブ25を形成している。ガイドリブ25としては、補強フランジ6に設けた第2当てリブ7(例えば、図6参照)を利用することもできる。
実施例1、実施例9〜実施例12で説明したように、凹部40に溜まった雨水等は、凹部40及び第1差込みリブ8に形成した水抜き穴17から排水させることができ、水抜き穴17から排水された雨水等は、下部カウルトップカバー2に形成した排水流路を通って、所望の場所から路上に排水することができる。
これにより、電装品等に雨水等を触れさせることなく、雨水等を排水することができる。
これにより、電装品等に雨水等を触れさせることなく、雨水等を排水することができる。
本発明は、カウルトップカバーに対して適用することができる。
1…上部カウルトップカバー、2…下部カウルトップカバー、3…係止爪、4…被係止部、5…第1当てリブ、6…補強フランジ、7…第2当てリブ、8…第1差込みリブ、9…スリット、10…第2差込みリブ、11…差込み孔、14…差込みリブ、15…挟持リブ、17…水抜き穴、18…切欠き、20…差込みリブ、21…当てリブ、22…十字リブ、23…ボス形状部、30…カウルトップカバー、40…凹部、42…支持壁、50…カウルルーバー、55…サイドモール、60…カウルトップカバー、61…カウルトップ部、63…グロメット、70…カウルトップガーニッシュ、71…上部ガーニッシュ、72…下部ガーニッシュ。
Claims (3)
- フロントガラスの下端部からボンネットの後端部までの間を覆い、車幅方向に亘って延設され、上部カウルトップカバーと下部カウルトップカバーとから構成されたカウルトップカバーであって、
前記上部カウルトップカバーの前端部に、車幅方向に沿って延設され、車両前方側の第1側壁と後方側の第2側壁とによって上方側を開放した断面形状が略U字状の凹部が形成され、前記上部カウルトップカバーの後端部に前記フロントガラスの下端面に圧接するリップ部又は前記下端部に係合するガラス係合部が形成され、
前記下部カウルトップカバーは、車両前後方向における断面形状が、車両前方側を開放した略コ字状に形成され、
前記下部カウルトップカバーの上端部には、上方に向かって延設した支持壁が設けられ、
前記下部カウルトップの上端部における前記支持壁側の部位には、補強フランジが上方側に向かって立設され、
前記下部カウルトップカバーの下端部は、車幅方向に沿って延設されたカウルトップパネルに支持固定され、
前記支持壁と、前記補強フランジと、前記支持壁と前記補強フランジとを連結する前記下部カウルトップカバーの部位と、によって形成される領域内に支持部が設けられ、
前記第1側壁と前記支持壁との間及び/又は前記第2側壁と前記補強フランジとの間に、前記上部カウルトップカバーと前記下部カウルトップカバーとの間での相対的な移動を規制する移動規制部が構成され、
前記第1側壁の裏面、底部の裏面及び前記第2側壁の裏面のうち少なくとも2つの面が、前記支持壁、前記支持部及び前記補強フランジのうち少なくとも2つの部材によって挟持支持され、
前記ボンネットの後端部に当接するシール部材の基端部によって、前記支持壁の上端部と前記第1側壁の上端部とが一体的に挟持されていることを特徴とするカウルトップカバー。 - 前記凹部の裏面には、下方向に向かって突設され、車幅方向に沿った第1差込みリブが少なくとも1条設けられ、前記第2側壁の裏面には、下方に向かった第2差込みリブが、車幅方向における少なくとも1か所に設けられ、
前記支持部が、前記支持壁と前記補強フランジとに跨って、車両後方側に向かった第1当てリブとして構成され、
前記第1当てリブには、前記第1差込みリブを嵌入するスリットが形成され、
前記補強フランジの上端部には、前記第2差込みリブの係止爪を挿入する差込み穴、又は前記第2差込みリブの係止爪を係合させる係合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカウルトップカバー。 - 前記補強フランジが車幅方向に沿って複数形成され、前記各補強フランジの裏面には、補強用の第2当てリブが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカウルトップカバー。
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CN114906225A (zh) * | 2021-02-10 | 2022-08-16 | 日本富拉司特株式会社 | 前围罩装置 |
-
2014
- 2014-09-30 JP JP2014201276A patent/JP2016068824A/ja active Pending
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