JP2014222718A - 成形回路部品 - Google Patents

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敏訓 鈴木
田中 聡
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裕輝 川合
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Abstract

【課題】電子部品の実装配置を制約させることなく低廉に回路基板を製造できる成形回路部品の提供。
【解決手段】成形回路部品1は基板2の表面に溝3が形成され、この溝3における対向した内面に電極4A,4Bが配置される。溝3は1つ以上の曲り角部を有するように形成するとよい。電極4A,4B間の空間部には空気よりも誘電率の高い誘電材料6が充填されるとよい。
【選択図】図1

Description

本発明は回路基板として適用される成形回路部品に関する。
回路基板として適用される従来の成形回路部品としては例えば特許文献1〜4に開示されたMID(Molded Interconnection Device)やプリント基板が知られている。
成形回路部品に抵抗やコンデンサ若しくはIC等の半導体素子に例示される電子部品を実装する場合、実装時間を要し、実装費用,電子部品費用等の製造コスト増加の要因となる。また、従来の成形回路部品においては、同回路部品に実装される他の電子部品との物理的な干渉を避ける必要があり、電子部品の実装位置、フットプリント面積、高さ等の実装配置に制約がある。
特開2001−68692号公報 特開2004−296985号公報 特開2005−209672号公報 特開2010−182856号公報
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、その課題は、電子部品の実装配置を制約させることなく低廉に回路基板を製造できる成形回路部品の提供にある。
そこで、本発明の成形回路部品は、基板の表面に溝が形成され、この溝における対向した内面に電極が配置されることを特徴とする。
本発明によれば、基板の内部にコンデンサを構成させることができ、基板上に実装される他の電子部品との物理的な干渉が発生しない。また、前記溝の対向した内面に電極を配置させれば、コンデンサを構成できるので、基板上にコンデンサが具備される従来の回路基板と比べて、部品点数が少なくなる。
前記溝の態様としては、1つ以上の曲り角部を有する溝の形態を採り、この溝の対向した内面に電極を配置するとよい。本態様によれば、溝の内面の表面積が拡大するので、基板内部に形成されるコンデンサの電気容量が増大する。
前記電極間の空間部には、空気よりも誘電率の高い誘電材料を充填するとよい。本態様によれば、前記基板内部に形成されるコンデンサの電気容量がさらに増大する。
したがって、以上の本発明によれば、電子部品の実装配置を制約させることなく低廉に回路基板を製造できる。
本発明の実施形態における成形回路部品の斜視図。 本発明の他の実施形態における成形回路部品の斜視図。 前記他の実施形態における成形回路部品の溝廻りのE−E断面図。
以下、図面を参照しながら発明の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1に示された本実施形態の成形回路部品1は、射出成形や切削等の周知の成形法による絶縁性合成樹脂材料の成形により板状に形成された基板2からなり、この基板2の表面には溝3が形成されている。そして、この溝3における対向した内面に一対の電極4A,4Bを配置させたことにより、成形回路部品1は基板2の内部にコンデンサを備えた態様となっている。
電極4A,4bは、スパッタ法、メッキ法、蒸着法等に例示される周知の電極形成法により前記内面に設けられる。電極4A,4Bの構成材料としては、例えば、Au、Ag、Cu、Al、Fe、Ni、Co、Cr等が挙げられる。
基板2の表面には電極4A,4Bの各々と導通する導線路5A,5Bが形成されている。導線路5A,5Bは例えば電導性樹脂等を用いたスクリーン印刷により前記表面に形成される。前記電導性樹脂としては例えばシリコーン樹脂接着剤に電極4A,4Bと同材料の金属粉末が配合されたものが挙げられる。
前記コンデンサの電気容量Cは下記の式(1)において図1に記載の電極4A,4Bの間隔d,幅W,溝3の深さD,電極4A,4B間の比誘電率εを予め設定することにより任意に規定できる。
C=ε0・ε・(S/d) …(1)
但し、ε0:真空誘電率、S:電極面積(幅W×深さD)
また、溝3の空間(すなわち、電極4A,4B間の空間)には空気よりも誘電率の高い誘電材料6が適宜に充填される。
誘電材料6としては、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、メラミン樹脂、フッ素ゴム樹脂等に例示される周知の熱硬化性樹脂が挙げられる。さらに、誘電率の調整のために前記樹脂には誘電材料の無機フィラーとして適用されている周知の金属酸化物や窒化物の無機誘電材料が適宜配合される。
コンデンサを内蔵した成形回路部品2の製造方法の一例について説明する。
先ず、所望の電気容量Cから各パラメータ(間隔d、幅W、深さD、比誘電率ε)を規定することにより電極4A,4Bのサイズが決定される。次いで、前記決定されたサイズに対応した溝3が例えば切削により基板2に形成される。次いで、前記決定された間隔dで対向する溝3の内面に電極4A,4Bが各々金属メッキ法により形成される。次いで、電極4Aと導通する導線路5Aが基板2の表面にスクリーン印刷される。また、電極4Bと導通する導線路5Bが基板2の表面にスクリーン印刷される。そして、電極4A,4B間の空間に誘電材料6としてエポキシ樹脂が充填される。以上の工程によりコンデンサを内蔵させた成形回路部品2が製造される。
以下に具体的な成形回路部品2の実施例について説明する。
深さD0.6mm、幅W1.0mmの溝3の対向した内面にAuから成る電極4A,4bを間隔d0.2mmで形成した場合、27×10-15Fの電気容量Cを確保できる。尚、同様の構造を複数個繋げて対向する電極の表面積を大きくすることで電気容量の大容量化を図れる。
また、上記の実施例において比誘電率4のエポキシ樹脂を電極4A,4B間の空間に充填させた場合、0.1×10-12Fの電気容量を確保できる。
以上の実施形態1の成形回路部品1によれば、電子部品の実装配置を制約させることなく低廉に回路基板を製造できる。
すなわち、成形回路部品1は、基板2の内部にコンデンサを構成できるので、基板2上に実装される他の電子部品との物理的な干渉が解消される。
例えば、光送受信回路の受信部においては、PD(フォトダイオード)の近傍にフィルタ回路の要素としてコンデンサを設けることが多い。従来(例えば特許文献2,4)の回路基板においては、当該基板上に凸形状の電極が対向配置されることでコンデンサが設けられているので、PDとの物理干渉が発生していた。
これに対して、本実施形態の成形回路部品1は、上記のように基板2の内部にコンデンサが構成される態様となっているので、コンデンサ実装部分が基板2表面から突設された状態とはならない。したがって、コンデンサとPDや他の電子部品との物理的干渉が生じないので、基板2上にて当該PD,電子部品の高さや実装位置を任意に設定できる。
また、成形回路部品1は、溝3の対向した内面のそれぞれに電極4A,4Bを形成させれば、基板2内部にコンデンサを実質的に備えることができるので、基板2の部品実施面上にコンデンサを具備させる従来の回路基板と比べても、部品点数を削減できる。
さらに、基板2の部品実装面上にコンデンサを別途実装させる工程を省略できるので、コンデンサを有する回路基板とこの回路基板を備えた機器及び装置を安価に製造できる。
特に、従来(例えば引用文献1〜4)の成形回路部品においては本体基板の実装面上にコンデンサを配置させる必要があった。これに対して、本実施形態の成形回路部品1によれば、上述のように、成形回路部品2の製造段階で基板2内部にコンデンサを組み込むことができるので、成形回路部品2への電子部品の実装時間及び実装コストを削減できる。
そして、電極4A,4Bの空間部に空気よりも誘電率の高い誘電材料6が充填されることにより、基板2内部に形成されるコンデンサの電気容量がさらに増大する。また、この誘電材料の充填による電気容量の増大化によりコンデンサの小型化も実現する。
[実施形態2]
図2に示された実施形態2の成形回路部品10は、1つ以上の曲り角部31を有する溝3が基板2に形成されている。図に例示された溝3は、8つの直角の曲り角部31を有する凸の字型の溝の態様を成している。そして、この溝3の対向した面の各々に電極4A,4Bが前述の周知の電極形成法によって配置される。
成形回路部品10において、溝3に囲まれた基板2の表面部分Cには、図3に例示されたように電極4BとPDを電気的に接続させる導体部7bがプリント印刷される。一方、この溝3の両端付近における基板2の表面部分Dには同図に例示されたように電極4AとIC(集積回路)を電気的に接続させる導体部7aがプリント印刷される。導体部7a,7bの構成材料には実施形態1の導線路5A,5Bと同仕様の材料を適用すればよい。また、PDとICは電極4A,4Bと同仕様の材料からなるワイヤーボンデング8により電気的に接続される。
以上の実施形態2の成形回路部品10によれば、実施形態1の成形回路部品1と同様に、電子部品の実装配置を制約させることなく低廉に回路基板を製造できる。
特に、成形回路部品10は、1つ以上の曲り角部31を有する溝3が形成されているので、直線状の溝3が形成された成形回路部品1と比べて、溝3において対向する内面の表面積が拡大し、基板2の内部に組み込まれるコンデンサの電気容量が増大する。
また、成形回路部品10においては、PDのフィルタ回路の構成要素の1つとして機能するコンデンサが基板2の内部に具備された態様となっているので、PD及びICとの物理的干渉が解消され、基板2上にてPD及びICの高さを任意に調整できる。
さらに、実施形態1の成形回路部品1と同様に、基板2の部品実装面上にコンデンサを別途実装させる工程を省略できるので、部品点数を低減できることに加えて、回路基板とこの回路基板を備えた機器及び装置を安価に製造できる。
また、成形回路部品10においても、基板2の溝3の空間に空気よりも誘電率の高い前記例示した樹脂からなる誘電材料6を充填させると、実施形態1と同様に、基板2内に組み込まれるコンデンサの電気容量をさらに増大させることができる。また、前記組み込まれるコンデンサの小型化も実現する。
本発明は上述の実施の形態に限られたものではなく、発明の技術的範囲で適宜変更することが可能である。例えば、図2に開示された溝3は凸の字型の溝の態様を成しているが、この態様以外の1つ以上の曲り角部を有する溝の態様を採ってもよい。
1,10…成形回路部品
2…基板
3…溝、31…曲り角部
4A,4B…電極
6…誘電材料

Claims (3)

  1. 基板の表面に溝が形成され、この溝における対向した内面に電極が配置されること
    を特徴とする成形回路部品。
  2. 前記溝は1つ以上の曲り角部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の成形回路部品。
  3. 前記電極間の空間部には、空気よりも誘電率の高い誘電材料が充填されること
    を特徴とする請求項1または2に記載の成形回路部品。
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