JP2014222373A - 通信中継装置およびその電力供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源系に障害が発生した場合における可用性が高く、かつ、通常状態よりも少ない電力でもって復旧する。【解決手段】 通信中継装置1は、制御部3と、中継部4と、主電源部5と、副電源部6と有している。制御部3は、通信中継装置1全体の動作を制御する。中継部4は、データ通信に関わる処理を実行する。主電源部5は、電力源から供給される電力に基づいた電力を制御部3および中継部4に供給する。副電源部6は、データを通信する信号線8と接続し、当該信号線8を利用して供給される電力に基づいた電力を、主電源部5とは別系統でもって制御部3に供給する。主電源部5から制御部3への電力供給が停止した場合においても、制御部3は、副電源部6から電力が継続的に供給され、動作できる。このため、主電源部5に障害が発生した場合に、障害の原因に関わる情報を外部に提供可能となる。【選択図】 図1

Description

本発明は、データを中継する通信中継装置の技術に関する。
図7は、通信中継装置であるルータ装置の構成例を簡略化して表すブロック図である。このルータ装置50は、通信ポート51と、制御部52と、通信部53と、主電源部54とを備えている。通信ポート51は、例えばイーサネット(登録商標)ケーブルを接続可能な構成を備えている。
制御部52は、この例ではコンソール56に接続され、また、通信ポート51を介して外部の端末(例えばパーソナルコンピュータ(パソコン)など)57に接続される。この制御部52は、例えばCPU(Central Processing Unit)を有している。当該制御部52は、接続しているコンソール56や外部の端末57から入力された情報に基づいた制御動作を実行する機能を備えている。また、制御部52は、コンソール56や外部の端末57に向けて情報を出力する機能を備えている。
通信部53は、データ通信に関わる機能を備えている。例えば、通信部53は、中継対象のデータ(フレーム、パケット)を受信した場合に、当該受信データを次の宛先に送付する処理を実行する機能を備えている。
主電源部54は、電力源に接続されることにより当該電力源から供給される電力を、制御部52および通信部53に適した例えば定電圧を持つ電力に変換し、当該変換後の電力を制御部52および通信部53に供給する機能を備えている。
ところで、主電源部54に障害が発生すると、ルータ装置50全体に電力が供給されなくなり、当該ルータ装置50が機能しなくなる。
特許文献1には、そのような主電源に障害が発生することを考慮した構成が示されている。すなわち、図8は、特許文献1に示されている監視カメラシステムの構成を簡略化して表すブロック図である。この監視カメラシステム60は、監視カメラ61と、電源供給ユニット62と、PoE(Power over Ethernet (登録商標))給電部63と、表示装置64とを有している。この監視カメラシステム60では、通常の状態では、監視カメラ61は、電源供給ユニット62から供給される電力でもって駆動する。これに対し、電源供給ユニット62から監視カメラ60への電力供給が例えば障害発生により停止した場合には、監視カメラ61は、PoE給電部63から供給される電力でもって駆動する。PoEとは、イーサネット(登録商標)ケーブルを利用して電力を供給する技術である。
この監視カメラシステム60では、電源供給ユニット62による監視カメラ61への電力供給が停止しても、電源供給ユニット62に代えて、PoE給電部63から電力が監視カメラ61に供給されるので、監視カメラ61が停止してしまうことを防止できる。
特開2011−182332号公報
特許文献1に示されている監視カメラシステム60では、監視カメラ61による監視を継続させることが重要である。このことから、電源供給ユニット62を含む電源系に障害が発生した場合には、障害が発生した後も障害が発生する前の通常状態と同じ状態でシステム60が駆動することが望ましい。このため、PoE給電部63から監視カメラ61に供給する電力量は、電源供給ユニット62から監視カメラ61に供給される電力量と同じ電力量である。換言すれば、電源系に障害が発生した場合には、障害が発生する前(通常状態)と同じ電力量でもって復旧する。
本発明の主な目的は、電源系に障害が発生した場合における可用性(障害が発生した場合における復旧し易さ)が高く、かつ、通常状態よりも少ない電力量でもって復旧できる技術を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の通信中継装置は、
装置全体の動作を制御する制御部と、
データ通信に関わる処理を実行する中継部と、
前記制御部および前記中継部に電力を供給する主電源部と、
データを通信する信号線を利用して供給される電力を利用して生成した電力を、前記主電源部とは別系統でもって前記制御部に供給する副電源部と
を有する。
本発明における通信中継装置の電力供給方法は、
装置全体の動作を制御する制御部と、データ通信に関わる処理を実行する中継部とに電力を供給する主電源部に加えて、データを通信する信号線を利用して供給される電力を利用して生成した電力を、前記主電源部とは別系統でもって前記制御部に供給する副電源部を設け、
前記主電源部から前記制御部および前記中継部への電力供給が停止した場合において、前記副電源部が前記制御部への電力供給を継続することにより、前記制御部は動作可能である。
本発明によれば、電源系に障害が発生した場合における可用性が高く、かつ、通常状態よりも少ない電力量でもって復旧できる。
本発明に係る第1実施形態の通信中継装置の構成を表すブロック図である。 本発明に係る第2実施形態の通信中継装置であるルータ装置の構成を表すブロック図である。 本発明に係る第3実施形態において制御部が実行する動作例を表すフローチャートである。 本発明に係る第5実施形態の通信中継装置であるルータ装置の構成を表すブロック図である。 第5実施形態における制御部の動作例を表すフローチャートである。 本発明に係る第6実施形態の通信中継装置であるルータ装置を説明するブロック図である。 ルータ装置の一構成例を表すブロック図である。 特許文献1に示されている監視カメラシステムの構成を表すブロック図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る第1実施形態の通信中継装置の構成を簡略化して表すブロック図である。この通信中継装置1は、例えばパケットの形態で通信されているデータを中継する装置であり、制御部3と、中継部4と、主電源部5と、副電源部6と有している。制御部3は、通信中継装置1全体の動作を制御する機能を備えている。中継部4は、データ通信に関わる処理を実行する機能を備えている。
主電源部5は、制御部3および中継部4と接続している。当該主電源部5は、例えば商用の電力源に接続することにより、当該電力源から供給される電力を利用して生成(変換)した電力を制御部3および中継部4に供給する回路構成を備えている。副電源部6は、制御部3と接続している。また、この副電源部6は、データを通信する信号線8と例えば通信ポートを介して接続している。副電源部6は、信号線8を利用して供給される電力を利用して生成(変換)した電力を、主電源部5とは別系統でもって制御部3に供給する回路構成を備えている。
この第1実施形態では、制御部3は、互いに別系統の主電源部5および副電源部6から電力が供給される。このため、障害発生によって主電源部5から制御部3への電力供給が停止した場合においても、制御部3は、副電源部6から電力が継続的に供給される。これにより、制御部3は、主電源部5からの電力供給が停止している状況においても動作することが可能となる。このことから、障害が発生した場合に、装置1の操作者が、例えば通信中継装置1に接続しているコンソールを利用して、障害復旧作業に必要な情報(障害の原因に関連する情報)を制御部3から取得することが可能となる。このため、この第1実施形態の通信中継装置1は、障害発生により装置全体が停止してしまう場合に比べて、障害発生から装置1の操作者により復旧するまでの時間を短縮できる。すなわち、この第1実施形態の通信中継装置1は、可用性を向上できる。
また、上記のように、通信中継装置1は、障害が発生した場合には、副電源部6から制御部3に、復旧に必要な電力量(例えば、復旧に必要な情報を提供できる程度の動作が可能な電力量)が供給されれば復旧可能である。つまり、この第1実施形態の通信中継装置1は、通常状態よりも少ない電力でもって復旧できる。
(第2実施形態)
以下に、本発明に係る第2実施形態を説明する。
図2は、第2実施形態の通信中継装置の構成を簡略化して表すブロック図である。この第2実施形態の通信中継装置はルータ装置である。当該ルータ装置10は、制御部12と、中継部13と、記憶部14と、検知部15と、副電源部16と、主電源部17と、通信ポート18とを有している。
記憶部14は、コンピュータプログラム(プログラム)やデータを記憶することができる記憶媒体を有している。当該記憶部14は、例えば、ルータ装置10の動作を制御する制御手順が表されているプログラムが格納されている。また、記憶部14は、データ通信に必要なアドレス情報等の各種データが格納されている。
制御部12はCPU(Central Processing Unit)を有している。このCPUは、例えばマザーボードに組み込まれている。制御部12は、記憶部14に格納されているプログラムを読み出し当該プログラムに従って動作することにより、ルータ装置10の動作を制御する機能を実現する。制御部12は、コンソール20に接続されており、装置を制御する際に、コンソール20から加えられる情報(指令情報を含む)を参照する。また、制御部12は、情報をコンソール20に出力する。
中継部13は、例えばマザーボードとは異なるバックプレーンに構成されている。この中継部13は、データ通信に関わる処理(例えば、パケットの中継に関わる処理)を実行する機能を備えている。
主電源部17は、制御部12および中継部13と接続している。この主電源部17は、例えば商用の電力源に接続することによって、当該電力源から供給される電力を利用して生成した電力(例えば、商用の電力を予め定められた定電圧の電力に変換した後の電圧)を制御部12および中継部13に供給する回路構成を備えている。
検知部15は、主電源部17から制御部12に向けて電力が供給(出力)されているか否かを検知する構成を備えている。
通信ポート18は、この第2実施形態では、信号線であるイーサネット(登録商標)ケーブル25によってスイッチングハブ装置21に接続される。このスイッチングハブ装置21は給電部22を備えている。当該給電部22は、PoE(Power over Ethernet (登録商標))技術を利用して、信号線25に電力を供給する(乗せる)構成を備えている。これにより、スイッチングハブ装置21から通信ポート18には、信号線25を通してデータだけでなく電力も供給される。
通信ポート18は、信号線25を通して供給されたデータおよび電力を分離する構成を備えており、この第2実施形態では、当該通信ポート18は、電力を副電源部16に向けて出力し、また、データを制御部12に向けて出力する。
副電源部16は、通信ポート18から供給された電力を、制御部12に適切な電力に変換し、当該変換後の電力を制御部12に供給する回路構成を備えている。
この第2実施形態では、主電源部17および副電源部16の両方が正常に電力を出力している場合には、制御部12は、主電源部17と副電源部16の両方から電力を受ける。これに対し、異常により主電源部17から電力が出力されない場合(以下、このような場合を主電源系の障害発生中と記す)には、制御部12は、副電源部16からのみ電力を受ける。
つまり、この第2実施形態では、主電源系の障害発生中においても、制御部12は、副電源部16から電力が継続して供給される。この場合には、制御部12に供給される電力量は、主電源部17から電力が供給されない分、低減する。このため、制御部12は、検知部15からの検知結果に基づき主電源部17から電力が供給されていないことを検知すると、省電力モードでもって動作する。省電力モードとは、この第2実施形態では、制御部12の動作を、障害に対処する動作に限定して動作するモードである。例えば、制御部12は、コンソール20からの指令に応じて、主電源部17の状況に関わる情報をコンソール20に提供する。
この第2実施形態では、第1実施形態と同様に、制御部12は、互いに別系統の主電源部17および副電源部16から電力が供給されるため、主電源系の障害発生中においても、制御部12は、副電源部16から電力が継続的に供給される。これにより、制御部12は、主電源部17からの電力供給が停止している状況においても動作することが可能となる。このことにより、主電源系の障害発生中にも、装置の操作者は、コンソール20を利用して、主電源部17の状況を取得することができるため、ルータ装置10の障害復旧作業の効率化を図ることができ、ルータ装置10の可用性を向上できる。
また、主電源系の障害発生中には、中継部13は電力が供給されず動作しないので電力を消費せず、また、制御部12は、消費電力を抑えた省電力モードでもって動作する。このことから、ルータ装置10は、電源系に障害が発生した場合に、通常状態よりも少ない電力でもって復旧できる。
(第3実施形態)
以下に、本発明に係る第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態の説明において、第2実施形態と同一名称部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第3実施形態では、制御部12は、第2実施形態で述べた機能に加えて、主電源部17をオンする機能と主電源部17をオフする機能とをさらに備えている。すなわち、制御部12は、端末23からスイッチングハブ装置21と信号線25と通信ポート18を介して、主電源部17をオフする指令信号を受けた場合には、その指令信号に応じて主電源部17をオフする機能を備えている。また、制御部12は、端末23からスイッチングハブ装置21と信号線25と通信ポート18を介して、主電源部17をオンする指令信号を受けた場合には、その指令信号に応じて主電源部17をオンする機能を備えている。
この第3実施形態のルータ装置10は、上記制御部12以外の構成については、第2実施形態と同様な構成を備えている。
次に、制御部12における主電源部17の上記のようなオンオフ制御動作例を図3を利用して説明する。つまり、図3は、制御部12における主電源部17のオンオフ制御に関わる動作例を表すフローチャートである。
例えば、制御部12は、検知部15からの情報に基づいて主電源部17から電力が出力されているか(オンであるか)否かを判断する(ステップS101)。これにより、制御部12は、主電源部17がオンしていると判断した場合には、主電源部17および副電源部16から電力が供給される正常状態であると判断し、通常モードでもって動作する(ステップS102)。この通常モード中に、制御部12は、端末23から主電源部17をオフする指令信号を受けたか否かを判断(監視)する(ステップS103)。この判断(監視)動作によって、オフする指令信号を受けていないと判断した場合には、制御部12は、通常モードでもって動作しつつ、上記判断(監視)動作を繰り返す。これに対し、制御部12は、主電源部17をオフする指令信号を受けたと判断した場合には、主電源部17に向けて、電力出力を停止(オフ)することを指令する(ステップS104)。
これにより、主電源部17がオフすることから、制御部12は、副電源部16からの電力のみを受けることになり、供給される電力量が低減する。このため、制御部12は、省電力モードでもって動作する(ステップS105)。この省電力モード中には、制御部12は、端末23から主電源部17をオンする指令信号を受けたか否かを判断(監視)する(ステップS106)。この判断(監視)動作によって、主電源部17をオンする指令信号を受けていないと判断した場合には、制御部12は、省電力モードでもって動作しつつ、上記判断(監視)動作を繰り返す。これに対し、制御部12は、主電源部17をオンする指令信号を受けたと判断した場合には、主電源部17に向けて、電力出力を開始(オン)することを指令する(ステップS107)。これにより、主電源部17がオンすることにより、制御部12は、主電源部17および副電源部16からの電力が供給される通常状態となることから、通常モードでもって動作する。そして、ステップS102以降の動作を繰り返す。
この第3実施形態のルータ装置10は、第2実施形態の構成と同様な構成を備えているので、第2実施形態のルータ装置10と同様な効果を得ることができる。その上、第3実施形態では、ルータ装置10にスイッチングハブ装置21を介して接続する端末(例えばパソコン)23からの指令によって、主電源部17をオンする、あるいは、オフすることを可能にする構成を備えている。換言すれば、この第3実施形態のルータ装置10は、中継部13の停止と駆動を制御できる構成を備えている。このため、データ通信を中継することが少ないと想定される時間帯において、ルータ装置10の操作者(ユーザ)が端末23を利用して主電源部17をオフすることができる。このように主電源部17をオフすることによって、ルータ装置10での消費電力量を削減できる。
(第4実施形態)
以下に、本発明に係る第4実施形態を説明する。なお、この第4実施形態の説明において、第2と第3の実施形態と同一名称部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第4実施形態では、第2あるいは第3の実施形態の構成に加えて、次のような構成を備えている。すなわち、この第4実施形態では、記憶部14には、主電源部17をオフするタイミングの情報が格納されている。制御部12は、その情報に基づいて、主電源部17をオフするか否かを判断し、主電源部17をオフする条件が満たされた場合には、主電源部17に向けて、オフすることを指令する機能を備えている。
具体的には、例えば、主電源部17をオフするタイミングの情報として、記憶部14に時刻情報(ルータ装置10が利用されなくなると想定される深夜1時以降というような時刻情報)tが記憶されているとする。この場合には、制御部12は、ルータ装置10に内蔵される時計機構、あるいは、外部から時刻情報を取り込み、時刻が上記オフする設定時刻tであると判断した場合には、主電源部17にオフすることを指令する。
また、例えば、主電源部17をオフするタイミング情報として、記憶部14に、中継対象のデータを受信していない連続時間(例えば30分間)Tが格納されているとする。この場合には、制御部12は、ルータ装置10に内蔵されている計時手段によって、中継対象のデータを受信していない連続時間を計測し、当該計測時間が記憶部14の上記設定の連続時間Tに達した場合には、主電源部17にオフすることを指令する。
さらに、制御部12は、上記のように主電源部17がオフしている場合に、予め定められたオン条件(例えば、中継対象のデータを受信した場合や、設定されたオン時刻になった場合)を満たした場合には、主電源部17をオンすることを指令する機能を備えている。
この第4実施形態のルータ装置10は、第2あるいは第3の実施形態の構成を備えているので、第2あるいは第3の実施形態と同様な効果を得ることができる。さらに、この第4実施形態のルータ装置10は、制御部12によって、予め設定されたタイミングでもって主電源部17をオフできるので、省電力化をより進めることができる。
(第5実施形態)
以下に、本発明に係る第5実施形態を説明する。なお、この第5実施形態の説明において、第2〜第4の実施形態と同一の名称部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
図4は、第5実施形態の通信中継装置であるルータ装置の構成を簡略化して表すブロック図である。この第5実施形態のルータ装置10は、第2〜第4の実施形態の何れか一つの構成に加えて、制御部12に接続する蓄電部30を備えている。この蓄電部30は、主電源部17に接続しており、主電源部17から出力される電力によって充電される。この蓄電部30に充電される電力量は、制御部12の後述する動作に基づいて設定される。
この第5実施形態では、制御部12は、検知部15からの情報に基づき主電源部17から電力が正常に出力されていることを検知し、かつ、予め定められたオフ条件を満たした場合に、副電源部16からの電力供給を停止する機能をさらに備えている。具体的には、この第5実施形態では、制御部12は、通信ポート18を通してスイッチングハブ装置21の給電部22に向けて、給電停止信号を出力する。給電部22は、その給電停止信号を受けると、信号線25に電力を供給することを停止する。これにより、信号線25を通して電力が副電源部16に供給されなくなるので、副電源部16は電力を出力しない。
ところで、このように副電源部16から制御部12への電力供給が停止している場合に、障害発生等により主電源部17から制御部12への電力供給も停止してしまうと、ルータ装置10の全体が停止してしまう。このような事態を想定して、この第5実施形態では、次のような構成を備えている。
すなわち、蓄電部30は、主電源部17から制御部12への電力供給が停止した場合に、制御部12へ電力を供給する回路構成を備えている。また、制御部12は、給電部22に向けて給電停止信号を出力したことにより副電源部16からの電力供給が停止していることを検知する機能を備えている。さらに、制御部12は、副電源部16からの電力供給停止中に、検知部15からの情報に基づき主電源部17からの電力供給が停止したことを検知した場合(蓄電部30から電力供給中)に、給電部22に向けて給電開始信号を出力する機能を備えている。給電部22は、その給電開始信号を受けると、信号線25への電力供給を開始する。これにより、副電源部16は制御部12への電力供給を再開する。これにより、第5実施形態のルータ装置10も、第2〜第4の実施形態と同様に、主電源系の障害発生中に制御部12を動作させることができ、復旧作業を効率良く行うことができる。
蓄電部30は、少なくとも、蓄電部30が制御部12への電力を供給し始めてから、制御部12が給電部22へ給電開始信号を出力するまで蓄電部30から制御部12へ供給できる充電量を備えている。
この第5実施形態のルータ装置10は、副電源部16からの電力供給を適宜なタイミングでもってオフできる構成を備えているので、消費電力を抑制できる。
次に、制御部12が副電源部16からの電力出力をオン、オフする制御動作の一例を図5を利用して説明する。つまり、図5は、この第5実施形態における制御部12の一動作例を表すフローチャートである。
例えば、制御部12は、検知部15からの情報に基づいて、主電源部17から電力が出力されているか(主電源部17がオンしているか)否かを判断する(ステップS201)。そして、制御部12は、主電源部17がオンしていると判断し、かつ、予め定められた副電源部16のオフ条件を満たしていると判断した場合には、給電部22に向けて給電停止信号を出力する(ステップS202)。これにより、副電源部16から制御部12への電力供給が停止する。そして、制御部12は、副電源部16からの電力供給の停止中には、検知部15からの情報に基づいて、主電源部17がオフしたか否かを判断(監視)する(ステップS203)。この判断動作により、制御部12は、主電源部17はオフしていないと判断した場合には、主電源部17がオフしたか否かを継続して監視する。
主電源部17がオフすると、制御部12は、蓄電部30から電力を受け始める(ステップS204)。また、制御部12は、検知部15からの情報に基づいて主電源部17がオフしたことを検知すると、給電部22に向けて給電開始信号を出力する(信号線25に電力を供給することを指令する(ステップS205))。これにより、信号線25から電力が副電源部16に供給し始めることから、副電源部16から制御部12への電力供給が再開し、副電源部16からの電力によって制御部12が動作する(ステップS206)。その後、制御部12は、ステップS201以降の動作を繰り返す。
(第6実施形態)
以下に、本発明に係る第6実施形態を説明する。なお、この第6実施形態の説明において、第2〜第5の実施形態と同一名称部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第6実施形態のルータ装置10は、第2〜第5の実施形態のうちの何れか一つの構成に加えて、図6に示されるような監視部31が備えられている。なお、図6では、この第6実施形態における主要な部分が示されており、中継部13や記憶部14等の他の構成部分の図示が省略されている。
監視部31は、制御部12に接続し、当該制御部12から取得する情報に基づいて装置の状況を監視する機能を備えている。また、監視部31は、コンソール20と通信可能となっている。さらに、監視部31は、副電源部16から供給される電力によって動作する。このため、主電源部17から電力が出力されない場合でも、監視部31は、副電源部16からの電力によって動作する。なお、監視部31は、制御部12と同様に通常時には主電源部17と副電源部16からの電力供給により動作する構成であってもよいし、通常時であっても主電源部17からの電力供給は無く、副電源部16からの電力供給でもって動作する構成であってもよい。
上記のような構成により、主電源系の障害発生中においても、監視部31は、コンソール20からの要求に応じて装置状況を返信することができる。さらに、監視部31は、制御部12に障害が発生した場合にも、装置の状況をコンソール20からの要求に応じて返信することができる。つまり、この第6実施形態のルータ装置10は、可用性をより一層向上できる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は第1〜第6の実施形態に限定されずに、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第2〜第6の実施形態では、ルータ装置10は、スイッチングハブ装置21とは別々の装置である。これに対し、本発明に係る通信中継装置(ルータ装置)は、信号線に電力を供給する給電部を備えたスイッチングハブ装置が一体化している装置であってもよい。
1 通信中継装置
3,12 制御部
4,13 中継部
5,17 主電源部
6,16 副電源部
8,25 信号線
10 ルータ装置
15 検知部
22 給電部
30 蓄電部
31 監視部

Claims (8)

  1. 装置全体の動作を制御する制御部と、
    データ通信に関わる処理を実行する中継部と、
    前記制御部および前記中継部に電力を供給する主電源部と、
    データを通信する信号線を利用して供給される電力を利用して生成した電力を、前記主電源部とは別系統でもって前記制御部に供給する副電源部と
    を有する通信中継装置。
  2. 前記主電源部から前記制御部および前記中継部への電力供給が停止したことを検知する検知部をさらに有し、
    前記制御部は、前記検知部により前記主電源部からの電力供給が停止したことを検知した場合には、前記副電源部から供給される電力量に応じて機能を抑制する請求項1に記載の通信中継装置。
  3. 前記制御部は、前記信号線を通して、前記主電源部をオンする、あるいは、オフする指令信号を受信した場合には、その指令信号に応じて前記主電源部をオンする、あるいは、オフする機能をさらに備えている請求項1又は請求項2に記載の通信中継装置。
  4. 前記制御部は、予め定められたタイミングで前記主電源部から前記制御部および前記中継部への電力供給を停止することを前記主電源部に指令する機能をさらに備えている請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の通信中継装置。
  5. 前記制御部は、前記主電源部から前記制御部および前記中継部に電力が供給されている場合に、前記信号線を利用し、当該信号線に電力を供給している給電部に向けて電力供給を停止することを指令する機能をさらに備えている請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の通信中継装置。
  6. 前記制御部に接続している蓄電部をさらに有し、
    前記制御部は、前記給電部による前記信号線への電力供給が停止していることにより前記副電源部からの電力供給が停止している場合に、前記主電源部から前記制御部への電力供給も停止した場合には、前記蓄電部から供給される電力を利用して、前記信号線に電力を供給することを前記給電部に要求する機能をさらに備えている請求項5記載の通信中継装置。
  7. 前記副電源部から供給される電力によって装置の状況を監視する監視部をさらに有し、
    当該監視部は、装置の状況を知らせることを要求された場合に、当該制御部に代わって、装置状況を表す情報を要求先に提供できる請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載の通信中継装置。
  8. 装置全体の動作を制御する制御部と、データ通信に関わる処理を実行する中継部とに電力を供給する主電源部に加えて、データを通信する信号線を利用して供給される電力を利用して生成した電力を、前記主電源部とは別系統でもって前記制御部に供給する副電源部を設け、
    前記主電源部から前記制御部および前記中継部への電力供給が停止した場合において、前記副電源部が前記制御部への電力供給を継続することにより、前記制御部は動作可能である通信中継装置の電力供給方法。
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