JP2011060189A - 電源断対処システムおよび電源断対処方法 - Google Patents

電源断対処システムおよび電源断対処方法 Download PDF

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Abstract

【課題】監視対象装置を監視してその電源断あるいはその要因をネットワークに接続された監視手段に通知する際に、特別の予備電源を装置内に用意する必要のない電源断対処システムおよび電源断対処方法を得ること。
【解決手段】電源断検出手段11が監視対象装置内での電源断を検出すると、電源監視手段13は信号・電源兼用ケーブル15を用いて監視手段12にこれを通知する。これと共に監視手段側電源14が信号・電源兼用ケーブル15を通じて監視対象装置に供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視の対象とする装置の電源が断になったときに、適切な対処を可能にする電源断対処システムおよび電源断対処方法に関する。
たとえば遠隔地に重要な装置が配置されているとする。この装置の電源が何らかの原因によって断になった場合には、監視装置がこの通知を受けて迅速な復旧を行う必要がある。
図11は、本発明に関連する第1の関連技術としての電源断対処システムの一例を示したものである。この電源断対処システム100では、監視の対象となる監視対象装置101と監視を行う側の監視装置102の間が比較的離れている。そこで、監視対象装置101は監視装置102との間に存在する監視用ルータ装置103を経由して、監視装置102に電源断の通知を行う。
このような通知を可能にするために、監視対象装置101内には、この監視対象装置101内の各所に電源を供給する装置電源供給部111と、この装置101内の電源の断等の電源の異常を検出する電源監視部112と、監視用ポート113が設けられている。この監視用ポート113と、監視用ルータ装置103内に設けられた監視用ポート121の間には、監視用ケーブル122として、イーサネット(登録商標)ケーブルが接続されている。
この電源断対処システム100で監視用ルータ装置103は、監視対象装置101と監視装置102の間でデータを転送する機能を備えている。電源監視部112は、監視対象装置101の内部で装置電源供給部111が各部に供給する複数系統の電源の監視を行っている。ここで、複数系統の電源とは、たとえば−48ボルト、−5ボルトおよび−3.3ボルトといった幾つかの種類の電源をいう。電源監視部112は、装置電源供給部111からこれらの電源が正常に供給されているかをチェックする。そして、いずれかの電源の出力に障害が発生すると、電源監視部112はその障害の内容を特定する。そして、たとえば−48ボルトの電源に障害が発生したような場合には、その障害内容を表わしたパケット信号を作成して、監視用ルータ装置103を介して監視装置102に送出する。ここで障害内容とは、たとえば、光入力断とかリンクダウンの通知警告を基にして、最終的に監視対象装置101の該当する電源が断になるような障害をいう。
この電源断対処システム100では、監視対象装置101がその内部で使用する電源の供給を装置電源供給部111のみに頼っている。このため、装置電源供給部111が何らかの障害で電源を出力できない事態になると、電源監視部112が動作しなくなる。この結果として、電源監視部112から監視装置102へ装置電源供給部111の電源が断となったことの通知を行うことができなくなる。また、装置電源供給部111の一部の電源の供給が断になった場合でも、その断となった電源で電源監視部112が動作していたような場合には、同様に電源断の要因を電源監視部112から監視装置102へ通知することができなくなる。
そこで、監視対象装置101内に予備電源を用意することが本発明の第2の関連技術として提案されている(たとえば特許文献1参照)。この第2の関連技術で、電源電圧変換回路は、ユニット内電源断信号を受信すると、予備電源を入力して電圧を変換して、監視動作を再開するようにしている。
特開2004−213552号公報(第0048段落、第0049段落、図1)
しかしながら、第2の関連技術では、監視対象装置が通常使用する通常電源以外に予備電源を用意する必要がある。予備電源を用意することは装置のコスト増に繋がるだけでなく、普段使用しない電源であるために、必要時に正常に動作するための保守管理が必要となる。たとえば、電池を予備電源に使用する場合には、電源断が発生したときに十分な容量の電源として使用できることを常にチェックしておくことが必要となる。
そこで本発明の目的は、監視対象装置を監視してその電源断あるいはその要因をネットワークに接続された監視手段に通知する際に、特別の予備電源を装置内に用意する必要のない電源断対処システムおよび電源断対処方法を提供することにある。
本発明では、(イ)電源の監視の対象となる監視対象装置内で使用される電源について断を検出する電源断検出手段と、(ロ)前記した監視対象装置内の電源を前記した電源断検出手段の検出結果を受信することで監視する監視手段と、(ハ)前記した電源断検出手段が電源断を検出したときこれを前記した監視手段に通知するための電源断信号を出力する電源監視手段と、(ニ)前記した監視手段側に配置された監視手段側電源と、(ホ)前記した電源監視手段と前記した監視手段の間を結び、前記した電源断信号を前記した監視手段に送出すると共に前記した監視手段側電源を前記した監視対象装置に供給する信号・電源兼用ケーブルとを電源断対処システムが具備する。
また、本発明では、(イ)電源の監視の対象となる監視対象装置内で使用される電源について断を検出する電源断検出手段と、(ロ)前記した監視対象装置内の電源を前記した電源断検出手段の検出結果を受信することで監視する監視手段と、(ハ)前記した電源断検出手段が電源断を検出したときこれを前記した監視手段に通知するための電源断信号を出力する電源監視手段と、(ニ)前記した監視手段側に配置された監視手段側電源と、(ホ)前記した電源監視手段と前記した監視手段の間を結び、前記した電源断信号を前記した監視手段に送出すると共に前記した電源断検出手段が電源の断を検出したとき前記した監視手段側電源を前記した監視対象装置の断となった電源に代わって供給する信号・電源兼用ケーブルとを電源断対処システムが具備する。
更に本発明では、(イ)電源の監視の対象となる監視対象装置内に配置され、所定のデータ処理を行うデータ処理部と、(ロ)このデータ処理部に供給される電源について断を検出する電源断検出手段と、(ハ)前記した監視対象装置内の電源を前記した電源断検出手段の検出結果を受信することで監視する監視手段と、(ニ)前記した電源断検出手段が電源断を検出したときこれを前記した監視手段に通知するための電源断信号を出力する電源監視手段と、(ホ)前記した監視手段側に配置された監視手段側電源と、(へ)前記したデータ処理部と前記した監視手段の間を結び、前記した電源断信号を前記した監視手段に送出すると共に前記した電源断検出手段が前記したデータ処理部に供給される電源の断を検出したとき前記した監視手段側電源を前記したデータ処理部の断となった電源に代わって供給する信号・電源兼用ケーブルとを電源断対処システムが具備する。
更にまた、本発明では、(イ)電源の監視の対象となる監視対象装置内での電源断の発生を検出する電源断検出ステップと、(ロ)この電源断検出ステップで電源断が検出されたときこの検出結果をIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3af規格に基づいた信号・電源兼用ケーブルにおける信号伝送用のラインを使用して所定の電源監視手段に送出する電源断通知ステップと、(ハ)この電源断通知ステップで電源断を通知する時点に前記した信号・電源兼用ケーブルを介して他の電源から前記した監視対象装置に対する断となった電源に代わって給電を開始する給電開始ステップとを電源断対処方法が具備する。
また、本発明では、(イ)電源の監視の対象となる監視対象装置内における所定のデータ処理を行うデータ処理部の電源断の発生を検出する電源断検出ステップと、(ロ)この電源断検出ステップで電源断が検出されたとき、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3af規格に基づいた信号・電源兼用ケーブルを用いて他の電源から前記したデータ処理部の断となった電源に代わって給電を開始する給電開始ステップとを電源断対処方法が具備する。
以上説明したように本発明によれば、監視対象装置と監視手段を結ぶネットワーク自体から給電を行うようにした。このため監視対象装置側では電源断を監視する際に必要とする予備電源を装置内に用意する必要がなく、装置の小型化やコストダウンを図ることができる。また、監視対象装置自体の電力消費が比較的少ない場合には、常時、監視対象装置を動作させる電源自体もネットワークから給電することが可能になる。
本発明の電源断対処システムのクレーム対応図である。 本発明の他の電源断対処システムのクレーム対応図である。 本発明の更に他の電源断対処システムのクレーム対応図である。 本発明の電源断対処方法のクレーム対応図である。 本発明の他の電源断対処方法のクレーム対応図である。 本発明の第1の実施の形態による電源断対処システムの概要を表わしたシステム構成図である。 第1の実施の形態の第1の変形例における監視対象装置のブロック図である。 第1の実施の形態の第2の変形例における監視対象装置のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における監視対象装置の概要を表わしたブロック図である。 第2の実施の形態における信号機能部への電源供給経路の切り替え原理を示した原理図である。 本発明に関連する関連技術としての電源断対処システムの一例を示したシステム構成図である。
図1は、本発明の電源断対処システムのクレーム対応図を示したものである。本発明の電源断対処システム10は、電源断検出手段11と、監視手段12と、電源監視手段13と、監視手段側電源14と、信号・電源兼用ケーブル15を備えている。ここで、電源断検出手段11は、電源の監視の対象となる監視対象装置内で使用される電源について断を検出する。監視手段12は、監視対象装置内の電源を電源断検出手段11の検出結果を受信することで監視する。電源監視手段13は、電源断検出手段11が電源断を検出したときこれを監視手段12に通知するための電源断信号を出力する。監視手段側電源14は、監視手段12側に配置されている。信号・電源兼用ケーブル15は、電源監視手段13と監視手段12の間を結び、前記した電源断信号を監視手段12に送出すると共に監視手段側電源14を前記した監視対象装置に供給する。
図2は、本発明の他の電源断対処システムのクレーム対応図を示したものである。本発明の電源断対処システム20は、電源断検出手段21と、監視手段22と、電源監視手段23と、監視手段側電源24と、信号・電源兼用ケーブル25を備えている。ここで、電源断検出手段21は、電源の監視の対象となる監視対象装置内で使用される電源について断を検出する。監視手段22は、監視対象装置内の電源を電源断検出手段21の検出結果を受信することで監視する。電源監視手段23は、電源断検出手段21が電源断を検出したときこれを監視手段22に通知するための電源断信号を出力する。監視手段側電源24は、監視手段22側に配置されている。信号・電源兼用ケーブル25は、電源監視手段23と監視手段22の間を結び、前記した電源断信号を監視手段22に送出すると共に電源断検出手段21が電源の断を検出したとき監視手段側電源24を前記した監視対象装置の断となった電源に代わって供給する。
図3は、本発明の更に他の電源断対処システムのクレーム対応図を示したものである。本発明の電源断対処システム30は、データ処理部31と、電源断検出手段32と、監視手段33と、電源監視手段34と、監視手段側電源35と、信号・電源兼用ケーブル36を備えている。ここで、データ処理部31は、電源の監視の対象となる監視対象装置内に配置され、所定のデータ処理を行う。電源断検出手段32は、このデータ処理部31に供給される電源について断を検出する。監視手段33は、監視対象装置内の電源を電源断検出手段32の検出結果を受信することで監視する。電源監視手段34は、電源断検出手段32が電源断を検出したときこれを監視手段33に通知するための電源断信号を出力する。監視手段側電源35は、監視手段33側に配置されている。信号・電源兼用ケーブル36は、データ処理部31と監視手段33の間を結び、電源断信号を監視手段33に送出すると共に電源断検出手段32がデータ処理部31に供給される電源の断を検出したとき監視手段側電源35をデータ処理部31の断となった電源に代わって供給する。
図4は、本発明の電源断対処方法のクレーム対応図を示したものである。本発明の電源断対処方法40は、電源断検出ステップ41と、電源断通知ステップ42と、給電開始ステップ43を備えている。ここで、電源断検出ステップ41では、電源の監視の対象となる監視対象装置内での電源断の発生を検出する。電源断通知ステップ42では、この電源断検出ステップ41で電源断が検出されたときこの検出結果をIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3af規格に基づいた信号・電源兼用ケーブルにおける信号伝送用のラインを使用して所定の電源監視手段に送出する。給電開始ステップ43では、この電源断通知ステップ42で電源断を通知する時点に前記した信号・電源兼用ケーブルを介して他の電源から前記した監視対象装置に対する断となった電源に代わって給電を開始する。
図5は、本発明の他の電源断対処方法のクレーム対応図を示したものである。本発明の電源断対処方法50は、電源断検出ステップ51と、給電開始ステップ52を備えている。ここで、電源断検出ステップ51では、電源の監視の対象となる監視対象装置内における所定のデータ処理を行うデータ処理部の電源断の発生を検出する。給電開始ステップ52では、電源断検出ステップ51で電源断が検出されたとき、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3af規格に基づいた信号・電源兼用ケーブルを用いて他の電源から前記したデータ処理部の断となった電源に代わって給電を開始する。
<発明の第1の実施の形態>
次に本発明の第1の実施の形態を説明する。
図6は、本発明の第1の実施の形態による電源断対処システムの概要を表わしたものである。この第1の実施の形態による電源断対処システム200は、監視の対象となる監視対象装置201と監視装置202が距離的に離れて配置されており、その間にルータ装置203が配置されている。
ルータ装置203は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3af-2003規格に基づいたもので、LAN(Local Area Network)ケーブル211の一端を通じて通信データと電力の双方を供給するようになっている。ルータ装置203側には、通信データと電力の供給用に監視用ポート212が備えられている。監視用ポート212は、イーサネット(登録商標)ポートである。
監視の対象となる監視対象装置201は、LANケーブル211の他端と接続する監視用ポート221を備えている。監視用ポート221も、イーサネット(登録商標)ポートである。また、監視対象装置201内には、監視用ポート221に接続されたLANケーブル211から給電する装置電源供給部222と、電源の断についての監視を行う電源監視部223も配置されている。
装置電源供給部222は、LANケーブル211の図示しない特定の1対の銅線から所定の電圧の電源の供給を受ける。この特定の1対の銅線は、専用の電力給電用の銅線であってもよいし、通信データを伝送するために用意された銅線が給電用に兼用されるものであってもよい。装置電源供給部222は、供給された電源を基にして、電圧の異なる複数系統の電源を作成する。これら複数系統の電源は、監視対象装置201の内部に配置された図示しない回路における該当する電圧で動作する部分にそれぞれ給電される。
電源監視部223は、これら複数系統の電源がそれぞれ対応する回路に給電されているかをチェックする。そして、たとえば装置電源供給部222が第1〜第3の電源を各部に給電し、このうちの第2の電源の給電に断が発生したとする。この場合、電源監視部223は、定期的に送出する監視フレームに、第2の電源の給電に断が発生したことを示すデータを格納する。そして、この監視フレームの宛先を監視装置202として、監視用ポート221からLANケーブル211に送出する。
ルータ装置203は、監視用ポート212から監視フレームを受信する。そして、ルータ装置203内に配置された図示しないルーティングテーブルを参照して、監視装置202の存在する経路にこの監視フレームを継続的に送出する。このようにして、監視装置202は監視対象装置201内における電源の監視を行う。
このような構成の電源断対処システム200では、装置電源供給部222がLANケーブル211から給電された電源を使用して給電する。このため、図11に示した装置電源供給部111と異なり、電池や非常電源設備等により監視対象装置201の内部で給電用の電力を特別に発生させる必要がない。
以上説明したように、本実施の形態の電源断対処システム200は、従来、監視対象装置側で用意した電源を用いず、ルータ装置203からの給電でまかなうことができる。また、監視フレームにより監視対象装置201の監視結果が監視装置202に迅速に伝達されるので、要因の特定から復旧までの時間を短くすることができる。
なお、電源監視部223は、ルータ装置203から電源を供給される状況であるため、できるだけ電力消費を押さえる観点から電源断の監視を行うことにした。監視対象装置201全体の消費電力との関係でルータ装置203からの給電に余裕がある場合、電源監視部223は、電圧の低下等の電源断以外の電源の障害まで監視を行ってもよい。また、電源監視部223は、監視対象装置201内の各部の監視を行う「装置監視部」として機能するものであってもよい。次に説明する各種の変形例でも、この点は同様である。
<第1の実施の形態の第1の変形例>
図7は、第1の実施の形態の第1の変形例における監視対象装置の構成を表わしたものである。この図7で図6と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。図6と共に説明する。
第1の変形例の監視対象装置201Aでは、装置内部あるいは外部に配置された通常電源301が装置電源供給部222Aに電源を供給する。装置電源供給部222Aは、通常電源301から供給された電源を基にして、監視対象装置201Aの各部で必要とする電源を作成し、給電する。
監視用電源302は、図6に示したLANケーブル211から送られてくるルータ装置203側の電力を監視用ポート221経由で取得する。監視用電源302は、この電源を用いて電源監視部223Aを作動させて、装置電源供給部222Aの電源供給に断が発生するかを監視する。電源監視部223Aは、電源断を検出するとこれを表わした監視フレームを作成する。監視フレームは、電源監視部223Aから監視用ポート221を経てルータ装置203経由で監視装置202に送られる。監視装置202は監視フレームが送られてくるたびに、監視結果に対する対応を指示する応答フレームを送出するようにしてもよい。
この第1の変形例の監視対象装置201Aでは、通常電源301が断になっても、監視用電源302がこれに影響されることなくルータ装置203から給電される。したがって、電源監視部223Aは、装置電源供給部222Aによる各種の電源断を監視し、監視装置202にその結果を通知することができる。
<第1の実施の形態の第2の変形例>
図8は、第1の実施の形態の第2の変形例における監視対象装置の構成を表わしたものである。この図8で図7と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。図6と共に説明する。
第2の変形例の監視対象装置201Bでは、装置内部あるいは外部に配置された通常電源301の出力側がスイッチ回路401の第1の切替接点402に接続されている。また、図7で示した監視用電源302の出力側がスイッチ回路401の第2の切替接点403に接続されている。コモン接点404に一端を接続された可動接片405の他端側は、電源監視部223Bが装置電源供給部222Aによる電源供給に障害(断)の発生したことを検出信号411として出力しない限り、第1の切替接点402に接続されている。検出信号411が出力されると、スイッチ回路401はこれを入力して可動接片405の前記した他端側の接続先を第2の切替接点403に切り替える。
スイッチ回路401のコモン接点404は、装置電源供給部222Aおよび電源監視部223Bに共通接続されている。したがって、第2の変形例の監視対象装置201Bでは、通常電源301の給電時に装置電源供給部222Aを経た各部のいずれかで電源断が発生しない限り、装置電源供給部222Aおよび電源監視部223Bは通常電源301の給電を受ける。
監視対象装置201Bの内部のいずれかで電源断が発生すると、電源監視部223Bはこれを検出して、図示しないラッチ回路が検出信号411を継続的に出力する。この検出信号411によってスイッチ回路401がその可動接片405を第2の切替接点403に切り替える。これ以後は、ルータ装置203から給電された監視用電源302が装置電源供給部222Aおよび電源監視部223Bに電源を供給する。電源監視部223Bは、監視フレームを監視用ポート221ルータ装置203経由で監視装置202に送出する。
この第2の変形例の監視対象装置201Bでは、障害が復旧した後に、前記したラッチ回路のラッチを解除する。これにより、通常電源301が再び装置電源供給部222Aおよび電源監視部223Bに供給されることになる。
この第2の変形例では、先の実施の形態と同様に、ルータ装置203が十分な容量の電源を供給することができれば、通常電源301に異常が発生しても、監視対象装置201B内の各部に監視用電源302から給電が可能である。したがって、通常電源301を原因とする電力断による障害を回避することができる。
<発明の第2の実施の形態>
図9は、本発明の第2の実施の形態における監視対象装置の構成を表わしたものである。この図9で図6と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
第2の実施の形態の監視対象装置501は、信号処理を行う信号盤511と、この信号盤511に主として電源を供給する装置電源供給部512と、信号盤511の監視を行う監視盤513を備えている。信号盤511は、データが導通するための機能のみを持ち、監視機能を備えない信号機能部521と、装置電源供給部512の供給した電源の電圧を幾種類かに変換する電源変換部522と、電源の監視を行う電源監視部523を備えている。監視盤513は、その内部に監視盤電源531を備えている。ただし、この監視盤電源531は監視対象装置501内の他の箇所から給電してもよいし、図6に示したように監視対象装置201と接続される監視用ルータ装置203のような外部装置から給電してもよい。
信号盤511と監視盤513の間には、装置内監視用ケーブル541が接続されている。この装置内監視用ケーブル541は、図6に示したLANケーブル211と同様に、通信データと電力の双方を伝達できるようになっている。したがって、装置内監視用ケーブル541は、IEEE802.3af-2003規格のイーサネット(登録商標)ケーブルで構成することができる。装置電源供給部512と電源変換部522の間には、装置電源供給ケーブル542が接続されている。装置電源供給ケーブル542は、電源を供給する専用のケーブルであってよい。
このような構成の監視対象装置501では、電源変換部522が装置電源供給ケーブル542によって装置電源供給部512の供給した電源を基にして、信号盤511が必要とする幾種類かの電源を電圧の変換によって作成する。これらの電源は、信号機能部521や電源監視部523を含む信号盤511の各部に供給される。電源監視部523は、装置電源供給部512から信号盤511に供給される電源の監視および電源変換部522の監視を行う。
図10は、第2の実施の形態における信号機能部への電源供給経路の切り替え原理を説明するためのものである。図9と共に説明する。
図9には示していないが、信号盤511には経路切替スイッチ回路551が配置されている。この経路切替スイッチ回路551は、信号機能部521に供給する電源を電源監視部523の監視結果に応じて切り替えるようになっている。すなわち、信号機能部521の電源入力端子は経路切替スイッチ回路551のコモン接点561に接続されており、第1の切替接点562が装置内監視用ケーブル541(図9)を経由して、監視盤513内の監視盤電源531の電源出力端子に接続されている。また、第2の切替接点563は、電源変換部522における信号機能部521用の電源出力端子に接続されている。
電源監視部523は、信号盤511内で電源の異常を検出すると、異常検出信号571を経路切替スイッチ回路551に供給する。この異常検出信号571が経路切替スイッチ回路551に供給されていない正常な状態で、経路切替スイッチ回路551はその可動接片564を第2の切替接点563に接続している。この状態では、電源変換部522によって変換された装置電源供給部512からの電源が信号機能部521に給電されることになる。
一方、電源監視部523が電源の異常を検出して異常検出信号571を経路切替スイッチ回路551に供給すると、可動接片564が第1の切替接点562側に切り替わる。すると、この時点から監視盤電源531の電源が、装置電源供給部512からの電源に代わって信号機能部521に供給される。したがって、信号機能部521は装置電源供給部512あるいは電源変換部522で電源断といった電源の障害が発生しても、監視盤電源531を用いて信号処理を継続することができる。
この第2の実施の形態では、電源監視部523が信号盤511内での電源の断を検出しても、この時点から監視盤電源531の電源が信号機能部521に供給される。このため、電源監視部523は、経路切替スイッチ回路551が第1の切替接点562を選択する状態となったとき、給電に断が発生したことを示す監視フレームを監視盤513に送出する必要がない。第1の切替接点562に切り替えた後に電源の断が発生したときに、監視フレームを監視盤513に送出すればよい。
このように本発明の第2の実施の形態によれば、装置電源供給部512あるいは電源変換部522で電源断といった電源の障害が発生しても、信号機能部521に別系統で電源が供給される。したがって、信号機能部521の信号処理の信頼性を高めることができる。また、電源断が発生しても別系統で電源が供給されるので、この段階では監視盤513に電源断の通知を行う必要が無い。ただし、電源断があったこと、およびその要因を所定の時点で監視盤513に通知することで、装置電源供給部512あるいは電源変換部522における障害を復旧させることができる。
なお、第1の実施の形態およびその変形例では、監視用ルータ装置103を使用して電源の供給を行うようにしたが、これに限るものではない。すなわち、第2の実施の形態でも示したように自装置内あるいは他の装置から供給された電源を、通信データの伝送用のケーブルを用いて何らかの仲介装置を介して必要な箇所に伝送することで、電源の二重化を図るようにしてもよい。
また、実施の形態および変形例では、給電の切り替えに可動接片を用いたスイッチ回路を使用したが、半導体を使用して同様の回路を構成してもよいことは当然である。
10、20、30、200 電源断対処システム
11、21、32 電源断検出手段
12、22、33 監視手段
13、23、34 電源監視手段
14、24、35 監視手段側電源
15、25、36 信号・電源兼用ケーブル
31 データ処理部
40、50 電源断対処方法
41、51 電源断検出ステップ
42 電源断通知ステップ
43、52 給電開始ステップ
201、201A、201B、501 監視対象装置
202 監視装置
203 ルータ装置
211 LANケーブル
212、221 監視用ポート
222、222A、512 装置電源供給部
223、223A、223B 電源監視部
301 通常電源
302 監視用電源
401 スイッチ回路
511 信号盤
513 監視盤
521 信号機能部
522 電源変換部
523 電源監視部
531 監視盤電源
541 装置内監視用ケーブル
551 経路切替スイッチ回路

Claims (7)

  1. 電源の監視の対象となる監視対象装置内で使用される電源について断を検出する電源断検出手段と、
    前記監視対象装置内の電源を前記電源断検出手段の検出結果を受信することで監視する監視手段と、
    前記電源断検出手段が電源断を検出したときこれを前記監視手段に通知するための電源断信号を出力する電源監視手段と、
    前記監視手段側に配置された監視手段側電源と、
    前記電源監視手段と前記監視手段の間を結び、前記電源断信号を前記監視手段に送出すると共に前記監視手段側電源を前記監視対象装置に供給する信号・電源兼用ケーブル
    とを具備することを特徴とする電源断対処システム。
  2. 電源の監視の対象となる監視対象装置内で使用される電源について断を検出する電源断検出手段と、
    前記監視対象装置内の電源を前記電源断検出手段の検出結果を受信することで監視する監視手段と、
    前記電源断検出手段が電源断を検出したときこれを前記監視手段に通知するための電源断信号を出力する電源監視手段と、
    前記監視手段側に配置された監視手段側電源と、
    前記電源監視手段と前記監視手段の間を結び、前記電源断信号を前記監視手段に送出すると共に前記電源断検出手段が電源の断を検出したとき前記監視手段側電源を前記監視対象装置の断となった電源に代わって供給する信号・電源兼用ケーブル
    とを具備することを特徴とする電源断対処システム。
  3. 電源の監視の対象となる監視対象装置内に配置され、所定のデータ処理を行うデータ処理部と、
    このデータ処理部に供給される電源について断を検出する電源断検出手段と、
    前記監視対象装置内の電源を前記電源断検出手段の検出結果を受信することで監視する監視手段と、
    前記電源断検出手段が電源断を検出したときこれを前記監視手段に通知するための電源断信号を出力する電源監視手段と、
    前記監視手段側に配置された監視手段側電源と、
    前記データ処理部と前記監視手段の間を結び、前記電源断信号を前記監視手段に送出すると共に前記電源断検出手段が前記データ処理部に供給される電源の断を検出したとき前記監視手段側電源を前記データ処理部の断となった電源に代わって供給する信号・電源兼用ケーブル
    とを具備することを特徴とする電源断対処システム。
  4. 前記監視手段と前記監視対象装置は、仲介装置によって接続されており、この仲介装置は前記監視手段側電源を内蔵しており、前記仲介装置と前記監視対象装置の間にはIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3af規格に基づいた前記信号・電源兼用ケーブルが配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電源断対処システム。
  5. 前記仲介装置は、ルータ装置であることを特徴とする請求項4記載の電源断対処システム。
  6. 電源の監視の対象となる監視対象装置内での電源断の発生を検出する電源断検出ステップと、
    この電源断検出ステップで電源断が検出されたときこの検出結果をIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3af規格に基づいた信号・電源兼用ケーブルにおける信号伝送用のラインを使用して所定の電源監視手段に送出する電源断通知ステップと、
    この電源断通知ステップで電源断を通知する時点に前記信号・電源兼用ケーブルを介して他の電源から前記監視対象装置に対する断となった電源に代わって給電を開始する給電開始ステップ
    とを具備することを特徴とする電源断対処方法。
  7. 電源の監視の対象となる監視対象装置内における所定のデータ処理を行うデータ処理部の電源断の発生を検出する電源断検出ステップと、
    この電源断検出ステップで電源断が検出されたとき、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3af規格に基づいた信号・電源兼用ケーブルを用いて他の電源から前記データ処理部の断となった電源に代わって給電を開始する給電開始ステップ
    とを具備することを特徴とする電源断対処方法。
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