JP2013175986A - 光通信ネットワークおよび伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム全体の低コスト化を実現する光通信ネットワークを得ること。
【解決手段】本発明は、複数の伝送装置を備えて構成された光通信ネットワークであって、伝送装置101は、電気スイッチ121と、光スイッチ141と、電気スイッチ121から入力された電気信号を光信号に変換するとともに光スイッチ141から入力された光信号を電気信号に変換する複数のインタフェース部131〜133とを備え、一部のインタフェース部を現用としてデータ伝送に使用し、残りを予備とし、現用のインタフェース部が故障した場合、電気スイッチ121の設定を変更し、故障したインタフェース部が接続されているポートに出力している電気信号を予備のインタフェース部が接続されているポートに出力するように切り替えるとともに、光スイッチ141の設定を変更し、予備のインタフェース部と対向伝送装置との間に波長パスを設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、波長レベルの伝送路(波長パス)と、波長パスに多重化された電気パス(例:MPLSのパス)とを収容し、波長パスの交換機能および電気パスの交換機能を備える通信装置により構成される光通信ネットワークに関する。
例えば、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC6163には、波長パスを扱うネットワークに関する技術、すなわち、波長のスイッチネットワークの制御に関する技術が記載されている。また、IETFのRFC5921には、電気パスを扱うネットワークに関する技術、具体的には、MPLSによるパケットスイッチネットワークの構成や機能が記載されている。
光通信ネットワークなどの伝送システムでは、障害発生時にユーザトラヒックを保護するために、パスを冗長化して障害復旧する。下位レイヤ(波長パス)の障害復旧では、上位レイヤ(電気パス)の障害が復旧できないことから、サービス(クライアントに提供する回線=電気パス)単位で切替の有無や切替方式の選別を可能とするため、上位レイヤ(電気パス)でパスを冗長化し、障害復旧を実施する方式がある。また、2重の高信頼化を目的として、上位レイヤと下位レイヤのパスをともに冗長化する方式がある。
従来の障害復旧方法に関する発明が下記特許文献1で開示されている。特許文献1に記載された発明では、光スイッチとTDMスイッチ(電気スイッチ)により構成するネットワークにおいて、管理システムが、光伝送路の障害時は光スイッチを切り替え、TDM回線障害時はTDMスイッチを切り替えることで障害回復するようにしている。この発明を適用したネットワークにおける障害検出・回復手順は以下のようになる。
ネットワークにおいては予め現用電気パス毎に予備の電気パスを設定して、現用パスの障害を監視する。障害を検出すると、障害原因を判断し、伝送路障害でなければ、電気スイッチの設定内容の変更により、予備の電気パスに転送を切り替える。このとき、対向する電気パスの終端装置についても同様に、電気スイッチの設定変更により予備の電気パスに転送を切り替える。また伝送路障害の場合には、予め選択しておいた予備の波長パスの経路上の光スイッチの設定変更により、予備の波長パスに転送を切り替える。
特許第2928046号公報
しかしながら、上位レイヤである電気パスの障害を、上位レイヤ(電気パス)で冗長化する場合は、現用の帯域と同量の予備帯域を常に確保する必要が生じるため、予備設備の分だけ余分に、設備コストおよび消費電力を消費するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、少ない予備設備での障害復旧を可能とし、システム全体の低コスト化を実現する光通信ネットワークおよび伝送装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の伝送装置を備えて構成された光通信ネットワークであって、前記伝送装置は、入力された電気信号を出力側の複数のポートの中の1つへ出力する電気スイッチと、入力された光信号を出力側の複数のポートの中の1つへ出力する光スイッチと、前記電気スイッチから入力された電気信号を光信号に変換するとともに前記光スイッチから入力された光信号を電気信号に変換する複数の信号変換手段と、を備え、前記複数の信号変換手段の中の一部の信号変換手段を現用としてデータ伝送に使用し、残りを予備とし、現用の信号変換手段が故障した場合、前記電気スイッチの設定を変更し、故障した信号変換手段が接続されているポートに出力している電気信号を予備の信号変換手段が接続されているポートに出力するように切り替えるとともに、前記光スイッチの設定を変更し、当該予備の信号変換手段と、前記故障によりデータ送受信が不能となった対向伝送装置との間に波長パスを設定することを特徴とする。
本発明によれば、少ない予備設備での障害復旧が可能で、かつシステム全体の低コスト化を実現可能な光通信ネットワークを実現できるという効果を奏する。
図1は、伝送装置の構成例を示す図である。 図2は、光通信ネットワークの構成例を示す図である。 図3は、光通信ネットワークにおいて障害が発生した場合の復旧手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、光通信ネットワークの構成と、波長パスおよび電気パスの設定例を示す図である。 図5−1は、障害が発生する前の光通信ネットワークのパス設定状態と各伝送装置の設定状態を示す図である。 図5−2は、光スイッチの設定テーブルの一例を示す図である。 図5−3は、電気スイッチの設定テーブルの一例を示す図である。 図5−4は、クライアントIF部の設定テーブルの一例を示す図である。 図5−5は、クライアントIF部の設定テーブルの一例を示す図である。 図6は、監視制御部が監視を行うポイントを示す図である。 図7−1は、インタフェース部が故障と判断した後の電気パスおよび波長パスの転送状態を示す図である。 図7−2は、光スイッチの設定状態を示す図である。 図7−3は、電気スイッチの設定状態を示す図である。
以下に、本発明にかかる光通信ネットワークの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかる光通信ネットワークを構成する伝送装置の構成例を示す図である。図示したように、本実施の形態の伝送装置101は、複数のクライアントIF(インタフェース)部111,112と、電気スイッチ(SW)121と、複数のインタフェース部(LINE IF)131,132,133と、光スイッチ(OXC)141と、複数の光増幅部(AMP)151,152,153と、監視制御部161と、を備えている。
図2は、光通信ネットワークの構成例を示す図である。図2に示した光通信ネットワークは、図1に示した構成の複数の伝送装置101A,101B,101Cと、複数のクライアント装置102,103,104,105とを含んで構成されている。
各伝送装置101(伝送装置101A,101B,101C)は、装置間でパケット転送のための電気パスを設定し、クライアント装置102,103,104,105の間の回線を提供する。また、伝送装置間で光のままパケットを転送するための波長パスを設定し、電気パスを収容する。伝送装置101Aと101Bは光ファイバ171で、伝送装置101Bと101Cは光ファイバ172でそれぞれ接続されている。
伝送装置101において、クライアントIF部111,112は、クライアント装置を接続するためのインタフェースであり、クライアント装置から送信されたデータを受信した場合、ネットワーク内で送受信するパケットに変換して電気スイッチ121へ出力する。また、電気スイッチ121から出力されたパケットを受け取った場合、クライアント装置との間で送受信する形式のデータに変換してクライアント装置へ送信する。なお、クライアントIF部の数は図1に示したものに限定されない。
電気スイッチ121は、パケットスイッチであり、パケットが入力されると、予め保持している振り分けテーブル、および受信したパケットのヘッダに含まれるラベル情報を参照し、事前に登録されたインタフェース(インタフェース部,クライアントIF部)に出力する(振り分ける)。また、図示を省略しているが、電気スイッチを2重化し、クライアントIF部111,112またはインタフェース部131,132,133からのパケットを2重化された電気スイッチの双方に入力させ、現用の電気スイッチのみがパケットを転送(出力)する。
インタフェース部131,132,133は、1つまたは複数のクライアントIF部または別のインタフェース部から電気スイッチ121を介してパケットを受け取った場合、受け取ったパケットを多重して、予め設定された特定波長の光信号に変換して、光スイッチ141に送信する。また、光スイッチ141から光信号を受け取った場合、受け取った光信号からパケットを取り出して電気スイッチ121へ出力する。なお、インタフェース部131,132,133のうち、一部のインタフェース部、例えばインタフェース部133は、予備用のインタフェース部として、残りの現用のインタフェース部(インタフェース部131,132等)が故障した際に、代替として使用する。インタフェース部の数は図1に示したものに限定されない。
光スイッチ141は、予め設定された情報に基づき、インタフェース部131,132,133から入力された特定波長の光、または装置外(光ファイバ171等)からAMP151,152,153のいずれかを介して受信した光(波長多重化された光)の中から、特定の波長を取り出し、別の方路(光ファイバ)またはインタフェース部131,132,133に転送する。
AMP(光増幅部)151,152,153は、受信または送信する光を増幅する。
監視制御部161は、電気スイッチ121および光スイッチ141の制御を行うとともに、伝送装置101内の各部の光受信状態、パケット受信有無、故障状態などの状態監視を行う。
図3は、本実施の形態の光通信ネットワークにおいて障害が発生した場合の復旧手順の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態の光通信ネットワークを構成している伝送装置101において、監視制御部161は、予め、現用の電気パス毎に、障害時に切替先となる予備パスを登録しておく(ステップS1)。また、予備用のインタフェース部の波長を設定する(ステップS2)。ステップS1およびS2が終了すると、運用中の現用パスを対象とした障害監視動作を開始する(ステップS3)。その後、障害を検出した場合には障害原因を判断する(ステップS4,S5)。検出した障害がインタフェース部の障害の場合(ステップS6:Yes)、ラベルの変更または電気スイッチ121の設定変更(詳細について後述する)を行って予備の電気パスに転送先を切り替える(ステップS7)。対向する伝送装置においても、転送先の切り替えを実施する(ステップS8)。また、現用の波長パスの経路上の各伝送装置の光スイッチを設定変更することによって、予備の波長パスを設定する(ステップS9)。ステップS8およびS9を実施するために、監視制御部161は、インタフェース部の障害を検出すると、電気スイッチの設定変更を要求する制御情報を他の伝送装置へ送信する。なお、現用の波長パス上に既に別の予備の波長パスが設定されていた場合には、空きの経路を選択することで、予備パスの設定を行う。この手段としては、IETFのRFC3495によって定義されるGMPLSの技術を用いることが可能である。また、予備用のインタフェース部は、本実施の形態においては伝送装置に対してただ1つのみ記載しているが、2つ以上設けるようにしてもよい。その場合、複数箇所のインタフェース部障害に対応することが可能となる。障害復旧に要する時間を極力短縮するために、ステップS7〜S9の処理を並行して実施するようにしても構わない。
また、上記のステップS4で検出した障害がインタフェース部の障害ではない場合(ステップS6:No)、伝送路障害か否かを確認し、伝送路障害の場合(ステップS10:Yes)、伝送路切替を実行する。また、予備の波長パスの経路上の各伝送装置において光スイッチの設定を変更する(ステップS13)。一方、伝送路障害ではない場合(ステップS10:No)、電気スイッチ121の設定を変更して予備の電気パスに転送先を切り替える(ステップS11)。対向する伝送装置においても、転送先の切り替えを実施する(ステップS12)。
以下、本実施の形態にかかる光通信ネットワークの動作を説明する。
まず、ネットワークの構成とパス設定について説明する。図4は、本実施の形態の伝送装置を含んで構成された光通信ネットワークの構成と、波長パスおよび電気パスの設定例を示す図である。光通信ネットワークは、図1に示した構成の伝送装置101D〜101Gを備えて構成されており、伝送装置101Dにはクライアント装置106が、伝送装置101Fにはクライアント装置107が、伝送装置101Gにはクライアント装置108が接続されている。また、現用の波長パスとして、伝送装置101Dと101Fの間には伝送装置101Eを介して波長パス211が設定され、伝送装置101Fと101Gの間には波長パス212が設定されている。さらに、クライアント装置106と108の間のデータ転送のために、電気パス221が設定されている。なお、予備の波長パスが伝送装置101Dと101Eの間、および伝送装置101Eと101Gの間にそれぞれ設定されている。
図4に示した構成の光通信ネットワークにおいて、通常状態(障害が発生していない状態)では、クライアント装置106からクライアント装置108宛てに送信されたデータは、電気パス221上の伝送装置101Dでパケットに変換されてから転送され、伝送装置101Gにおいて元のデータ(パケットに変換される前のデータ)に変換されてからクライアント装置108に渡される。このとき、電気パス221のパケットは伝送装置101D内の電気スイッチ121を介して波長パス211に転送され、その後、伝送装置101Fの電気スイッチ121を介して波長パス212に転送され、伝送装置101G内の電気スイッチ121を介してクライアント装置108に転送される。
次に、図5−1〜図5−5を用いて、障害が発生する前の通常状態の動作を説明する。
図5−1は、障害が発生する前の光通信ネットワークのパス設定状態と各伝送装置の設定状態を示す図である。
図5−1に示した伝送装置101Aは、クライアント装置102および103の回線をクライアントIF部111および112により収容し、電気パス401、402および403を介して、伝送装置101Cが収容しているクライアント装置にユーザデータを転送する。これらの電気パスは、いずれも電気スイッチ121によってインタフェース部132に転送される。インタフェース部132は、波長パス411を終端し、これらの電気パスを多重化して転送する。同様に、伝送装置101Aと101Bの間には波長パス412が設定され、伝送装置101Bと101Cの間には波長パス413が設定されている。なお、伝送装置101Aと101Bは光ファイバ171により物理的に接続され、伝送装置101Bと101Cは光ファイバ172により物理的に接続され、伝送装置101Aと101Cは光ファイバ173により物理的に接続されている。図示した例では、各伝送装置101において、インタフェース部131および132を現用、インタフェース部133を予備に設定している。
予備として用いるインタフェース部133には、障害発生時の切替時の動作に備えて、他の現用のインタフェース部が使用する波長とは異なる専用の波長を予め設定しておく。これにより、切替時の波長設定変更時間の短縮と、切替動作時の現用の波長パスとの波長の衝突を回避することが可能となる。ただし、光スイッチ141に関しては、予備のインタフェース部133が送受する光の転送は行わない設定としておく。
図5−2は光スイッチ141の設定テーブルの一例を示す図、図5−3は電気スイッチ121の設定テーブルの一例を示す図、図5−4はクライアントIF部111の設定テーブルの一例を示す図、図5−5はクライアントIF部112の設定テーブルの一例を示す図である。
また、伝送装置101Aでは、伝送装置内の各部位間で、光入力のモニタを実施するとともに、ITU−T標準のY.1731にて定義されているContinuity Check Messages(CCM)と同様の仕組みを用いて監視用パケットを送受し、これらの監視結果を監視制御部161が読み出すことで、故障区間を特定する。監視制御部161は、監視結果に基づきインタフェース部の故障か、その他の障害かを判断する。また、どのインタフェース部が故障したかを判断する。
図6は、図5−1に示した伝送装置101Aおよび101Cにおいて監視制御部161が監視を行うポイントを示す図である。監視制御部161は、図示したポイント381〜388にて、CCMの挿入/受信検出、光入力の検出を行う。なお、伝送装置101Aと101Cの間に設定されているパスを収容していないインタフェース部131については図示を省略している。
障害検出方法の一例を示す。インタフェース部131,132→光スイッチ141の向きに関して、伝送装置101Aにおいては、光スイッチ141の入力部384に光パワーモニタを設け、監視制御部161は、光パワーモニタによるモニタ結果を監視して光入力断を検出することにより、インタフェース部132の障害の有無を判断する。また、伝送装置101Cでは、インタフェース部132において、検出ポイント385にて光入力がされていることを検出しているにも関わらず、受信検出ポイント388にて、伝送装置101Aから送信されたはずのCCMパケットを受信できない場合、伝送装置101Aまたは自装置(伝送装置101C)のインタフェース部132で障害が発生したと判断する。受信検出ポイント388にてCCMを受信しないこと(インタフェース部132での障害が発生したこと)を検出すると、伝送装置101Cの監視制御部161は、検出した事象を伝送装置101Aの監視制御部161に通知する。この通知を受けた伝送装置101Aの監視制御部161は、自装置のインタフェース部132または対向する伝送装置101Cのインタフェース部132で障害が発生したと判断する。
現用のインタフェース部132での故障発生を検出した伝送装置101Aの監視制御部161は、故障したインタフェース部132を経由する電気パス(図5−1に示した電気パス401,402,403に相当)およびインタフェース部132が終端する波長パス(図5−1に示した波長パス411に相当)の復旧を、予備としていたインタフェース部133を使って試みる。
伝送装置101Aの監視制御部161は、各クライアントIF部および各インタフェース部に対し、故障したインタフェース部132に転送される電気パスのラベルの変更を指示する。この指示を受けたクライアントIF部111は、図5−4に示した設定テーブルを参照し、故障したインタフェース部132が出力先インタフェースとなっている電気パス401および402のラベル#1,#2を、それぞれラベル#101,#102に変更する。同様に、クライアントIF部112は、図5−5に示した設定テーブルを参照し、故障したインタフェース部132が出力先インタフェースとなっている電気パス403のラベル#3を、ラベル#103に変更する。このようにラベルを変更することにより、図5−3に示した設定テーブルに基づいて転送を行う電気スイッチ121は、電気パス401、402、403のパケットを、インタフェース部131、133、133にそれぞれするようになる。
監視制御部161は、上記動作と平行して、予備としていたインタフェース部133の波長パスに関する光スイッチ141の設定変更も実施する。すなわち、インタフェース部133から入力された光を対向する伝送装置101Cへ送信するとともに、伝送装置101Cから送信されてきた光をインタフェース部133へ転送するように設定を変更する。光スイッチ141の設定変更動作を図7−1〜図7−3を使用して説明する。
図7−1は、インタフェース部132が故障と判断した後の電気パスおよび波長パスの転送状態を示す図である。図7−2は、図7−1に示した転送状態に対応する光スイッチ141の設定状態(設定テーブル)を示す図、図7−3は、図7−1に示した転送状態に対応する電気スイッチ121の設定状態を示す図である。
障害となった波長パス411の両端の伝送装置101Aおよび101Cは、光スイッチ141の設定をそれぞれ変更し、それまで予備としていたインタフェース部133同士の間で波長パス414を設定する。伝送装置101Aおよび101Cにおける波長パス4141の設定制御は、双方の伝送装置における監視制御部161同士が通信することによって連携した動作を行う。例えば、光スイッチ141の設定を図7−2に示したように変更し、インタフェース部133から入力された光を波長#99で光ファイバ173へ送信するように設定する。
なお、波長パスの設定を変更する伝送装置101Aおよび101Cの電気スイッチ121および光スイッチ141の制御は、GMPLSのシグナリングを用いることで実現できる。
以上の動作により、図7−1に示すように、電気パス401のパケットは、伝送装置101Bを介して、予め設定された波長パス412,413上に転送され、電気パス402および403のパケットは、伝送装置101Aと101Cのインタフェース部133同士の間に新たに設定された波長パス414上に転送されるようになり、伝送装置101Aに接続されたクライアント装置と伝送装置101Cに接続されたクライアント装置の間のデータ転送が復旧する。図7−1では、電気パス401のパケットを、未使用帯域(空き帯域)が存在している現用の波長パスへ転送するようにしている。障害が発生していない現用の波長パスに空き帯域が存在している場合、障害が発生した電気パスのパケットを空き帯域が存在する現用の波長パスに転送する設定とすることにより、帯域の効率的な利用が実現できる。空き帯域が十分ではない場合には、電気パス401のパケットも波長パス414へ転送するように設定する。
なお、本実施の形態では、簡単化のため、伝送装置101Aと101Cの間に単一の波長パス411が設定され、電気パスが収容されている構成の場合について説明したが、伝送装置1Aと1Cの間に複数の波長パスが設定されている場合も同様に動作する。すなわち、伝送装置101Aと101Cの関係が図4に示した伝送装置101Dと101Gの関係のような場合にも同様の手順で電気スイッチ121および光スイッチ141の設定を変更する。この場合、両端の伝送装置の間で中継を行う伝送装置(図4に示した例では伝送装置101E,101Fが該当する)においても、必要に応じて光スイッチ141の設定を変更し、予備としていた波長パスを使用するように変更する。
また、伝送装置101Aの動作を示したが、CCMを受信できないことによりインタフェース部132の故障を検出した伝送装置101Cも同様の動作を実行してパスの設定を変更する。また、伝送装置101Aが伝送装置101CからのCCMを受信できない場合の設定変更手順も上記と同様である。
このように、本実施の形態の光通信ネットワークにおいて、伝送装置は、電気パスの設定・変更を行う電気スイッチと、波長パスの設定・変更を行う光スイッチと、電気スイッチと光スイッチの間で電気信号と光信号を相互に変換するインタフェース部とを備え、インタフェース部は予備を含む複数存在し、自装置の現用のインタフェース部または対向装置の現用のインタフェース部が故障した場合、波長パスおよび電気パスの設定を変更することにより通信を回復させる。すなわち、障害が発生した電気パスの両端の伝送装置双方において、故障したインタフェース部に収容されていた電気パスを予備のインタフェース部に収容するよう電気スイッチの設定を変更するとともに、予備としていたインタフェース部間に波長パスを設定して障害から復旧させることとした。これにより、少ない予備設備での障害復旧が可能で、かつシステム全体の低コスト化を実現可能な光通信ネットワークを実現できる。
例えば、上述した動作例では電気パス402,403(図5−1参照)に関して、事前に設定済みの波長パス上に、予備パスの帯域を確保することなく、予備のインタフェース部133のみを用いて、障害復旧が可能となるため、必要とするインタフェース部の削減が可能となる。また、電気パス401のように、予備のインタフェース部133を用いた復旧を行わずに、事前に設定済みの波長パス上に、予備パスの帯域を確保した切替も可能となるため(図7−1参照)、復旧までの所要時間や信頼性の要求に応じた切替を提供することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる光通信ネットワークは、低コスト化と高信頼性を両立可能な光通信システムとして有用である。
101,101A〜101G 伝送装置
102〜108 クライアント装置
111,112 クライアントIF部
121 電気スイッチ(SW)
131,132,133 インタフェース部(LINE IF)
141 光スイッチ(OXC)
151,152,153 光増幅部(AMP)
161 監視制御部
211,212,171,172,411,412,413,414 波長パス
221,401,402,403 電気パス
171,172,173 光ファイバ

Claims (6)

  1. 複数の伝送装置を備えて構成された光通信ネットワークであって、
    前記伝送装置は、
    入力された電気信号を出力側の複数のポートの中の1つへ出力する電気スイッチと、
    入力された光信号を出力側の複数のポートの中の1つへ出力する光スイッチと、
    前記電気スイッチから入力された電気信号を光信号に変換するとともに前記光スイッチから入力された光信号を電気信号に変換する複数の信号変換手段と、
    を備え、
    前記複数の信号変換手段の中の一部の信号変換手段を現用としてデータ伝送に使用し、残りを予備とし、
    現用の信号変換手段が故障した場合、前記電気スイッチの設定を変更し、故障した信号変換手段が接続されているポートに出力している電気信号を予備の信号変換手段が接続されているポートに出力するように切り替えるとともに、前記光スイッチの設定を変更し、当該予備の信号変換手段と、前記故障によりデータ送受信が不能となった対向伝送装置との間に波長パスを設定することを特徴とする光通信ネットワーク。
  2. 現用の信号変換手段が故障した場合、故障内容を前記対向伝送装置へ通知し、当該対向伝送装置が備えている電気スイッチおよび光スイッチの設定を変更させることを特徴とする請求項1に記載の光通信ネットワーク。
  3. 前記予備の信号変換手段に対して前記現用の信号変換手段とは異なる波長を予め割り当てておくことを特徴とする請求項1または2に記載の光通信ネットワーク。
  4. 前記電気スイッチは、転送先を示すラベルが付加されたパケットをラベルの値に応じて出力ポートに振り分けるスイッチであり、
    故障した信号変換手段が接続されているポートを出力先として示すラベルが付加されたパケットを受信した場合、受信したパケットに付加されているラベルを予備の信号変換手段が接続されているポートを出力先として示すラベルに書き換えてから前記電気スイッチへ出力するラベル変更手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1、2または3に記載の光通信ネットワーク。
  5. 前記ラベル変更手段は、故障していない現用の信号変換手段に割り当てられている波長パスに空き帯域が存在する場合、故障した信号変換手段が接続されているポートを出力先として示すラベルを、故障していない現用の信号変換手段が接続されているポートを出力先として示すラベルに書き換えることを特徴とする請求項4に記載の光通信ネットワーク。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の光通信ネットワークを構成する伝送装置。
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