JP2005020093A - 波長多重光通信装置 - Google Patents

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Akira Takahashi
章 高橋
Yasutaka Kurauchi
康敬 倉内
Seiji Ozaki
成治 小崎
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Abstract

【課題】故障時に予備系波長に空きがある場合は、通常の信号の伝送のために使用される予備系波長を用いるエクストラトラヒックを空きの予備系波長を用いて継続して伝送可能にすること。
【解決手段】光パス終端回路送信部SE1では、故障が発生した場合には、該当する現用系電気信号11〜1M’を予備系波長の光信号への変換経路に切り替えることを行って多重化する場合に、スイッチ3は、故障発生により切替対象となるエクストラトラヒック21〜2M’を空きの予備系波長の光信号への変換経路に切り替えて与える。また、光パス終端回路受信部RE1では、スイッチ33は、波長分離器17,17にて分離された光信号に含まれる波長が変更されたエクストラトラヒックを変更前の出力端261〜26M’に切り替えて送出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、波長多重伝送路を構成する複数の光ファイバを介してリング状に接続される複数のノードにそれぞれ配置され、故障が発生した場合は現用・予備の切り替えにより通信を継続するための冗長構成を備え、予備系を使用して特定情報(以降「エクストラトラヒック」という)の伝送が可能な波長多重光通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特許文献1では、波長多重伝送路を構成する複数の光ファイバを介してリング状に接続される複数のノードにそれぞれ配置される波長多重光通信装置が開示されている。この波長多重光通信装置は、図5に示すように構成され、各ノード間を接続する前記複数の光ファイバの半数ずつを相反する方向性を持つ光伝送路として使用し、故障が発生した場合には現用系から予備系に切り替えて通信の継続を可能とし、正常時では予備系を使用した本来ノード間で伝送すべき通常の情報とは異なるエクストラトラヒックの伝送が行えるにようになっている。以下、図5を参照して、従来の波長多重光通信装置について説明する。
【0003】
図5に示す波長多重光通信装置は、光パス終端回路送信部SEと、光パス終端回路受信部REと、両者の間に設けられる光分岐挿入回路139,140とを備えている。
【0004】
光パス終端回路送信部SEは、M波の固定波長光を発生する共有化光源108と、共有化光源108からのM波固定波長光をM’波固定波長光に切り替えて出力する光スイッチ107と、光スイッチ107の各出力光をそれぞれ2分岐する光分岐器1061〜106M’と、電気信号入力1011〜101M’から入力される本来ノード間で伝送すべき通常の信号をそれぞれ2分岐する分岐器1041〜104M’と、電気信号入力1021〜102M’から入力されるエクストラトラヒックと分岐器104M’/2+1〜104M’の一方の出力とが入力され、いずれか一方を出力するスイッチ1051〜105M’/2とを備えている。
【0005】
さらに光パス終端回路送信部SEは、電気信号入力102M’/2+1〜102M’から入力されるエクストラトラヒックと分岐器1041〜104M’/2の一方の出力とが入力され、いずれか一方を出力するスイッチ105M’/2+1〜105M’と、分岐器1041〜104M’/2の他方の出力およびスイッチ1051〜105M’/2の出力と光分岐器1061〜106M’の一方の出力とが入力される変調器1101〜110M’と、変調器1101〜110M’の出力を多重化する波長多重器111と、分岐器104M’/2+1〜104M’の他方の出力およびスイッチ105M’/2+1〜105M’の出力と光分岐器1061〜106M’の他方の出力とが入力される変調器110M”+1〜110M’と、変調器110M”+1〜110M’の出力を多重化する波長多重器112とを備えている。
【0006】
波長多重器111の出力端は、光ファイバ113を介して光分岐挿入回路139の一方の入力端に接続され、波長多重器112の出力端は、光ファイバ114を介して光分岐挿入回路140の一方の入力端に接続されている。
【0007】
光分岐挿入回路139の他方の入力端は、光ファイバ137を介して隣接するノードの一方に接続されている。また、光分岐挿入回路139の一方の出力端は、光ファイバ140を介して隣接するノードの他方に接続され、他方の出力端は、光ファイバ115を介して光パス終端回路受信部REに接続されている。
【0008】
光分岐挿入回路140の他方の入力端は、光ファイバ138を介して隣接するノードの一方に接続されている。また、光分岐挿入回路140の一方の出力端は、光ファイバ141を介して隣接するノードの他方に接続され、他方の出力端は、光ファイバ116を介して光パス終端回路受信部REに接続されている。
【0009】
光パス終端回路受信部REは、光ファイバ115から波長多重光信号が入力される波長分離器117と、光ファイバ116から波長多重光信号が入力される波長分離器118と、波長分離器117にて分離された各光信号が入力する光スイッチ119と、波長分離器118にて分離された各光信号が入力する光スイッチ120と、光スイッチ119の出力を受ける光信号終端回路1211〜121M’と、光スイッチ120の出力を受ける光信号終端回路121M’+1〜1212M’と、1入力2出力のスイッチ1221〜122M’と、2入力1出力のスイッチ1231〜123M’とを備えている。
【0010】
光信号終端回路1211〜121M’の出力を2分した一方の出力はスイッチ1231〜123M’/2の一方の入力となり、他方の出力はスイッチ1221〜122M’/2の入力となっている。また、光信号終端回路121M’+1〜1212M’の出力を2分した一方の出力はスイッチ122M’/2+1〜122M’の入力となり、他方の出力はスイッチ123M’/2+1〜123M’の一方の入力となっている。
【0011】
スイッチ1221〜122M’/2は、光信号終端回路1211〜121M’の出力を2分した他方の出力を、スイッチ123M’/2+1〜123M’の他方の入力端と電気信号出力1261〜126M’/2とのいずれかに切り替えて出力する。スイッチ122M’/2+1〜1222M’は、光信号終端回路121M’+1〜1212M’の出力を2分した一方の出力を、スイッチ1231〜123M’/2の一方の入力端と電気信号出力126M’/2+1〜126M’とのいずれかに切り替えて出力する。
【0012】
スイッチ1231〜123M’/2は、光信号終端回路1211〜121M’の出力を2分した一方の出力とスイッチ122M’/2+1〜122M’の出力とを受けて、いずれかを電気信号出力1251〜125M’/2に送出する。スイッチ123M’/2+1〜123M’は、光信号終端回路1211〜121M’の出力を2分した他方の出力とスイッチ1221〜122M’/2の出力とを受けて、いずれかを電気信号出力125M’/2+1〜125M’に送出する。
【0013】
次に、動作について説明する。図5において、光パス終端回路送信部SEでは、スイッチ107にて共有化光源108で発生したM個の固定波長光信号の中から現用系用と予備系用とからなるM’個の特定波長光信号が選択される。選択されたM’個の光信号は、光分岐器1061〜106M’を介して変調器1101〜1102M’の一方の入力端に入力される。
【0014】
ノード間を伝送する通常の信号は、電気信号入力1011〜101M’から分岐器1041〜104M’に入力され、それぞれ2分岐される。一方の分岐信号は、変調器1101〜1102M’のうちの現用系の変調器に入力し、現用系の波長に重畳される。他方の分岐信号は、スイッチ1051〜105M’に与えられる。スイッチ1051〜105M’は、分岐器41〜4M’の他方の分岐信号と電気信号入力1021〜102M’から入力するエクストラトラヒックとのいずれか一方を選択し変調器110M”+1〜110M’のうちの予備系の変調器に与える。
【0015】
具体的には、スイッチ1051〜105M’は、正常時には、電気信号入力1021〜102M’から入力するエクストラトラヒックを選択し、故障により現用波長による伝送ができない場合には、通常の信号(分岐器1041〜104M’の他方の分岐信号)を選択する。スイッチ1051〜105M’にて選択された信号は、変調器110M”+1〜110M’のうちの予備系の変調器に入力し、予備系の波長に重畳される。
【0016】
波長多重器111は、変調器1101〜110M’にて現用系と予備系の波長に重畳された光信号を多重化し、光ファイバ113を介して光分岐挿入回路139に出力する。また、波長多重器112は、変調器110M”+1〜110M’にて現用系と予備系の波長に重畳された光信号を多重化し、光ファイバ114を介して光分岐挿入回路140に出力する。
【0017】
光分岐挿入回路139は、光ファイバ137を介して隣接するノードの一方から送られてくる光信号に波長多重器111からの光信号を挿入し、光ファイバ141を介して隣接するノードの他方に伝達する。同様に、光分岐挿入回路140は、光ファイバ138を介して隣接するノードの一方から送られてくる光信号に波長多重器112からの光信号を挿入し、光ファイバ142を介して隣接するノードの他方に伝達する。
【0018】
また、光分岐挿入回路139は、光ファイバ137を介して隣接するノードの一方から送られてくる複数波長の光信号の中から当該ノード用の波長を持つ光信号を分岐し、光ファイバ115を介して光パス終端回路受信部REに伝達する。同様に、光分岐挿入回路140は、光ファイバ138を介して隣接するノードの一方から送られてくる複数波長の光信号の中から当該ノード用の波長を持つ光信号を分岐し、光ファイバ116を介して光パス終端回路受信部REに伝達する。
【0019】
光パス終端回路受信部REでは、波長分離器117にて、光分岐挿入回路139から送られてくる複数波長の光信号が個々の波長の光信号に分離される。分離された個々の波長の光信号は、光信号終端回路1211〜121M’にて電気信号に変換される。同様に、波長分離器118にて、光分岐挿入回路140から送られてくる複数波長の光信号が個々の波長の光信号に分離される。分離された個々の波長の光信号は、光信号終端回路121M‘+1〜1212M’にて電気信号に変換される。
【0020】
スイッチ1231〜123M’では、現用系の波長を終端した信号と予備系の波長を終端した信号とを受けて、正常時は現用系の波長を終端した信号を選択し、故障時は予備系の波長を終端した信号を選択し、それを電気信号出力1251〜125M’に出力する。
【0021】
スイッチ1221〜122M’では、予備系の波長にて伝送されてきた信号を、正常時はエクストラトラヒックとして電気信号出力1261〜126M’に出力し、故障時は通常の信号としてスイッチ1231〜123M’を介して電気信号出力1251〜125M’に出力する。
【0022】
【特許文献1】
特開2002−261698号公報(0108〜0110、図10)
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の波長多重光通信装置では、故障が発生した場合は、エクストラトラヒックの伝送を取り止めて予備系の波長を通常の信号の伝送に用いるように構成されているので、例えば通常の信号に対して少ない数のエクストラトラヒックを伝送する場合に、予備系の波長に空きがあっても故障が発生した場合はエクストラトラヒックの伝送ができなくなる、また、仮に空き波長が使用できるとしてもその経路の正常性が確認できないという問題がある。
【0024】
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、故障時に予備系波長に空きがある場合は、通常の信号の伝送のために使用される予備系波長を用いるエクストラトラヒックを空きの予備系波長を用いて継続して伝送可能にするとともに、空きの予備系波長の正常性が確認できる波長多重光通信装置を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかる波長多重光通信装置は、リング状に接続される複数の光ファイバの半数ずつを相反する方向性を持つ光伝送路として使用するリングネットワークの各ノードに配置され、本来的に扱う通常の情報と特別の情報であるエクストラトラヒックとについての波長多重光信号を生成する際に、故障が発生した場合には現用系から予備系への切り替えを行い、正常時では予備系を使用してエクストラトラヒックの波長多重を行う送信回路と、隣接するノード間で伝送される波長多重光信号に前記送信回路が生成した波長多重光信号を挿入し、また分岐して自ノードに取り込む分岐挿入回路と、前記分岐された波長多重光信号を各波長の光信号に分離して終端する受信回路とを備える波長多重光通信装置において、前記送信回路は、固定波長光源が固定的に発生する複数の互いに異なる波長の光を現用系と予備系とに予め区別し、前記通常の情報を示す電気信号を現用系波長の光信号に変換し、前記エクストラトラヒックを示す電気信号を予備系波長の光信号に変換し、故障が発生した場合には、該当する現用系電気信号を予備系波長の光信号への変換経路に切り替えることを行って多重化する場合に、故障発生により切替対象となるエクストラトラヒックを空きの予備系波長の光信号への変換経路に切り替えて与える送信切替手段を備え、前記受信回路は、前記分離された光信号に含まれる波長が変更されたエクストラトラヒックを変更前の出力端に切り替えて送出する受信切替手段を備えたことを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、送信回路では、故障発生により現用系での伝送ができなくなった通常の信号を予備系に切り替えると、当該予備系をしていた切替対象のエクストラトラヒックを空きの予備系波長の光信号への変換経路に切り替えて与えるので、エクストラトラヒックを予備系波長を用いて継続して伝送することができる。また、受信回路では、波長が変更されたエクストラトラヒックを変更前の出力端に切り替えて送出することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる波長多重光通信装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0028】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1である波長多重光通信装置の構成を示すブロック図である。図1に示す波長多重光通信装置は、リング状に接続される複数の光ファイバの半数ずつを相反する方向性を持つ光伝送路として使用するリングネットワークの各ノードに配置されるノード装置であって、本来的に扱う通常の情報と特別の情報であるエクストラトラヒックとについての波長多重光信号を生成する光パス終端回路送信部SE1と、隣接するノード間で伝送される波長多重光信号に光パス終端回路送信部SE1が生成した波長多重光信号を挿入し、また分岐して自ノードに取り込む光分岐挿入回路39,40と、前記分岐された波長多重光信号を各波長の光信号に分離して終端する光パス終端回路受信部RE1とを備えている。
【0029】
光パス終端回路送信部SE1は、M波の固定波長光を発生する共有化光源8と、共有化光源8が発生するM波固定波長光をM’波固定波長光に切り替えて出力する光スイッチ7と、光スイッチ7の各出力光をそれぞれ2分岐する光分岐器61〜6M’と、電気信号入力11〜1M’から入力される本来ノード間で伝送すべき通常の信号をそれぞれ2分岐する2分岐器41〜4M’と、電気信号入力21〜2M’から入力されるエクストラトラヒックを切り替えて出力するスイッチ3と、スイッチ3の出力と2分岐器41〜4M’の一方の出力とが入力され、いずれか一方を出力するスイッチ51〜5M’とを備えている。
【0030】
さらに光パス終端回路送信部SE1は、2分岐器41〜4M’/2の他方の出力およびスイッチ51〜5M’/2の出力と光分岐器61〜6M’の一方の出力とが入力される変調器101〜10M’と、変調器101〜10M’の出力を多重化する波長多重器11と、2分岐器4M’/2+1〜4M’の他方の出力およびスイッチ5M’/2+1〜5M’の出力と光分岐器61〜6M’の他方の出力とが入力される変調器10M”+1〜10M’と、変調器10M”+1〜10M’の出力を多重化する波長多重器12とを備えている。
【0031】
波長多重器11の出力端は、光ファイバ13を介して光分岐挿入回路39の一方の入力端に接続され、波長多重器12の出力端は、光ファイバ14を介して光分岐挿入回路40の一方の入力端に接続されている。
【0032】
光分岐挿入回路39の他方の入力端は、光ファイバ37を介して隣接するノードの一方に接続されている。また、光分岐挿入回路39の一方の出力端は、光ファイバ40を介して隣接するノードの他方に接続され、他方の出力端は、光ファイバ15を介して光パス終端回路受信部RE1に接続されている。
【0033】
光分岐挿入回路40の他方の入力端は、光ファイバ38を介して隣接するノードの一方に接続されている。また、光分岐挿入回路40の一方の出力端は、光ファイバ41を介して隣接するノードの他方に接続され、他方の出力端は、光ファイバ16を介して光パス終端回路受信部RE1に接続されている。
【0034】
光パス終端回路受信部RE1は、光ファイバ15から波長多重光信号が入力される波長分離器17と、光ファイバ16から波長多重光信号が入力される波長分離器18と、波長分離器17にて分離された各光信号が入力する光スイッチ19と、波長分離器18にて分離された各光信号が入力する光スイッチ20と、光スイッチ19の出力を受ける光信号終端回路211〜21M’と、光スイッチ20の出力を受ける光信号終端回路21M’+1〜212M’と、1入力2出力のスイッチ221〜22M’と、2入力1出力のスイッチ231〜23M’と、スイッチ33とを備えている。
【0035】
光信号終端回路211〜21M’の出力を2分した一方の出力はスイッチ231〜23M’/2の一方の入力となり、他方の出力はスイッチ221〜22M’/2の入力となっている。また、光信号終端回路21M’+1〜212M’の出力を2分した一方の出力はスイッチ22M’/2+1〜22M’の入力となり、他方の出力はスイッチ23M’/2+1〜23M’の一方の入力となっている。
【0036】
スイッチ221〜22M’/2は、光信号終端回路211〜21M’の出力を2分した他方の出力をスイッチ23M’/2+1〜23M’の他方の入力端とスイッチ33とのいずれかに切り替えて出力する。スイッチ22M’/2+1〜222M’は、光信号終端回路21M’+1〜212M’の出力を2分した一方の出力をスイッチ231〜23M’/2の一方の入力端とスイッチ33とのいずれかに切り替えて出力する。
【0037】
スイッチ231〜23M’/2は、光信号終端回路211〜21M’の出力を2分した一方の出力とスイッチ22M’/2+1〜22M’の出力とを受けて、いずれかを電気信号出力251〜25M’/2に送出する。スイッチ23M’/2+1〜23M’は、光信号終端回路211〜21M’の出力を2分した他方の出力とスイッチ221〜22M’/2の出力とを受けて、いずれかを電気信号出力25M’/2+1〜25M’に送出する。そして、スイッチ33は、スイッチ221〜22M’/2の出力を切り替えて電気信号出力1261〜126M’/2に送出する。
【0038】
次に、図1を参照して、以上のように構成される実施の形態1による波長多重光通信装置の動作について説明する。図1において、光パス終端回路送信部SE1では、スイッチ7にて共有化光源8で発生したM個の固定波長光信号の中から現用系用と予備系用とからなるM’個の特定波長光信号が選択される。選択されたM’個の光信号は、光分岐器61〜6M’を介して変調器101〜102M’の一方の入力端に入力される。
【0039】
ノード間を伝送する通常の信号は、電気信号入力11〜1M’から2分岐器41〜4M’に入力され、それぞれ2分岐される。一方の分岐信号は、変調器101〜102M’のうちの現用系の変調器に入力し、現用系の波長に重畳される。他方の分岐信号は、スイッチ51〜5M’に与えられる。また、電気信号入力21〜2M’から入力するエクストラトラヒックは、スイッチ3を介してスイッチ51〜5M’に与えられる。スイッチ51〜5M’は、分岐器41〜4M’の他方の分岐信号とスイッチ3から入力するエクストラトラヒックとのいずれか一方を選択し、それを変調器10M”+1〜10M’のうちの予備系の変調器に与え、予備系の波長に重畳させる。
【0040】
具体的には、スイッチ51〜5M’は、正常時には、スイッチ3から入力するエクストラトラヒックを選択し、それを変調器10M”+1〜10M’のうちの予備系の変調器に与える。そして、故障により現用波長による伝送ができない場合には、スイッチ51〜5M’のうち、2分岐器41〜4M’の他方の分岐信号の中の該当する信号が入力されるスイッチでは、エクストラトラヒックから通常の信号に切り替えを行い、それを変調器10M”+1〜10M’のうちの予備系の変調器に与える。これによって、故障した通常信号のサービスが中断されることなく継続される。
【0041】
ここで、スイッチ3では、エクストラトラヒックの数が通常の信号よりも少なく、予備系波長に空きがある場合において、上記の故障時切替が行われるときは、当該切替対象のエクストラトラヒックを空きの予備系波長についての変調器への経路に接続を変更するようになっている。すなわち、当該切替対象のエクストラトラヒックは、正常時と同様に予備系波長に重畳される。これによって、エクストラトラヒックについてもサービスが中断されることなく継続される。
【0042】
波長多重器11は、変調器101〜10M’にて現用系波長と予備系波長に重畳された光信号を多重化し、光ファイバ13を介して光分岐挿入回路39に出力する。また、波長多重器12は、変調器10M”+1〜10M’にて現用系波長と予備系波長に重畳された光信号を多重化し、光ファイバ14を介して光分岐挿入回路40に出力する。
【0043】
光分岐挿入回路39は、光ファイバ37を介して隣接するノードの一方から送られてくる波長多重光信号に波長多重器11からの波長多重光信号を挿入し、光ファイバ41を介して隣接するノードの他方に伝達する。同様に、光分岐挿入回路40は、光ファイバ38を介して隣接するノードの一方から送られてくる波長多重光信号に波長多重器12からの波長多重光信号を挿入し、光ファイバ42を介して隣接するノードの他方に伝達する。
【0044】
また、光分岐挿入回路39は、光ファイバ37を介して隣接するノードの一方から送られてくる波長多重光信号の中から当該ノード用の波長を持つ波長多重光信号を分岐し、光ファイバ15を介して光パス終端回路受信部RE1に伝達する。同様に、光分岐挿入回路40は、光ファイバ38を介して隣接するノードの一方から送られてくる波長多重光信号の中から当該ノード用の波長を持つ波長多重光信号を分岐し、光ファイバ16を介して光パス終端回路受信部RE1に伝達する。
【0045】
光パス終端回路受信部RE1では、波長分離器17にて、光分岐挿入回路39から送られてくる波長多重光信号が個々の波長の光信号に分離される。分離された個々の波長の光信号は、光信号終端回路211〜21M’にて電気信号に変換される。同様に、波長分離器18にて、光分岐挿入回路40から送られてくる波長多重光信号が個々の波長の光信号に分離される。分離された個々の波長の光信号は、光信号終端回路21M‘+1〜212M’にて電気信号に変換される。
【0046】
スイッチ231〜23M’では、現用系の波長を終端した信号と予備系の波長を終端した信号とを受けて、正常時は現用系の波長を終端した信号を選択し、故障時は予備系の波長を終端した信号を選択し、それを電気信号出力251〜25M’に出力する。
【0047】
スイッチ221〜22M’では、予備系の波長にて伝送されてきた信号を、正常時ではエクストラトラヒックとしてスイッチ33を介して電気信号出力261〜26M’に出力し、故障時では該当する信号を通常の信号としてスイッチ231〜23M’を介して電気信号出力251〜25M’に出力する。
【0048】
ここで、スイッチ33では、正常時にスイッチ221〜22M’から入力されるエクストラトラヒックのうち、故障発生によって波長が変更されたエクストラトラヒックを電気信号出力261〜26M’の対応するものに切り替えて送出するようになっている。
【0049】
このように、実施の形態1によれば、固定波長光源が固定的に発生する複数の互いに異なる波長の光を現用系と予備系とに予め区別し、通常の信号を示す電気信号を現用系波長の光信号に変換し、エクストラトラヒックを示す電気信号を予備系波長の光信号に変換し、故障が発生した場合には、該当する現用系電気信号を予備系波長の光信号への変換経路に切り替えることを行って多重化する場合に、切替対象のエクストラトラヒックを別の予備系変調器に切り替えて接続できるようにし、重畳する予備系波長を変更するようにしたので、予備系波長に空きがある場合は、通常信号の伝送のために予備系波長を明け渡しても空きの予備系波長を用いてエクストラトラヒックの伝送を継続することができる。
【0050】
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2である波長多重光通信装置における光パス終端回路送信部の構成を示すブロック図である。実施の形態1では、通常信号やエクストラトラヒックを波長に重畳する方式として、共有化光源と光スイッチおよび変調器を使用する構成について示したが、この実施の形態2では、可変波長光源を使用する構成例が示されている。
【0051】
すなわち、実施の形態2による波長多重光通信装置は、図2に示すように、図1に示した光パス終端回路送信部SE1に代えて、光パス終端回路送信部SE2が設けられている。その他は、図1に示した構成と同様である。
【0052】
光パス終端回路送信部SE2は、図1に示した光パス終端回路送信部SE1において、共有化光源8と光スイッチ7と光分岐器61〜6M’と2分岐器41〜4M’とスイッチ3とスイッチ51〜5M’と変調器101〜10M’とに代えて、可変波長光源431〜432M’と、光スイッチ46と、光分岐器441〜44M’と、2入力1出力のスイッチ451〜45M’とが設けられている。
【0053】
可変波長光源431〜432M’は、M波の波長が発生可能な光源であって、電気信号入力11〜1M’からの通常の信号と電気信号入力21〜2M’からのエクストラトラヒックとが1対1対応で入力されている。可変波長光源431〜432M’のうち、電気信号入力11〜1M’からの通常の信号が入力される光源の出力は、光分岐器441〜44M’に入力され、電気信号入力21〜2M’からエクストラトラヒックが入力される光源の出力は、光スイッチ46に入力されている。
【0054】
光分岐器441〜44M’/2の一方の分岐信号は波長多重器11に入力され、他方の分岐信号はスイッチ45M’/2+1〜45M’の一方の入力端に入力されている。光分岐器44M’/2+1〜44M’の一方の分岐信号は波長多重器12に入力され、他方の分岐信号はスイッチ451〜45M’/2の一方の入力端に入力されている。
【0055】
スイッチ451〜45M’の他方の入力端には、光スイッチ46の出力が入力され、スイッチ451〜45M’/2の出力は、波長多重器11に入力され、スイッチ45M’/2+1〜45M’の出力は、波長多重器12に入力されている。
【0056】
次に、図2を参照して、以上のように構成される実施の形態2による波長多重光通信装置における光パス終端回路送信部SE2の動作について説明する。図2において、電気信号入力11〜1M’および電気信号入力21〜2M’から入力された通常信号およびエクストラトラヒックは、それぞれ可変波長光源431〜432M’にて適切な波長の光信号に変換される。
【0057】
正常状態では、スイッチ451〜45M’は、光スイッチ46の出力を選択している。したがって、通常信号は、光分岐器441〜44M’から波長多重器11,12に入力され、現用系の波長を用いて伝送される。エクストラトラヒックは、スイッチ451〜45M’から波長多重器11,12に入力され、予備系の波長を用いて伝送される。
【0058】
故障時では、スイッチ451〜45M’のうち、光分岐器441〜44M’の他方の分岐信号の中の該当する信号が入力されるスイッチでは、エクストラトラヒックから通常の信号に切り替えを行い、それを波長多重器11,12に出力する。これによって、故障した通常信号は、予備系の波長を用いて伝送されるので、サービスが中断されることなく継続される。
【0059】
ここで、エクストラトラヒックの数が通常の信号よりも少なく、予備系波長に空きがある場合において、上記の故障時切替が行われるときは、可変波長光源431〜432M’のうち当該切替対象のエクストラトラヒックが入力された光源では、空きの予備系波長光を発生し、切替対象のエクストラトラヒックを当該空きの予備系波長持つ光信号に変換できるようになっている。
【0060】
そして、光スイッチ46では、上記の故障時切替が行われるときは、当該切替対象のエクストラトラヒックをスイッチ451〜45M’のうち切り替えが行われないスイッチに切り替えて出力するようになっている。すなわち、当該切替対象のエクストラトラヒックは、正常時と同様に予備系波長に重畳される。これによって、エクストラトラヒックについてもサービスが中断されることなく継続される。
【0061】
このように、実施の形態2によれば、電気信号の光信号への変換を可変波長光源を用いて行い、故障時には、切替対象のエクストラトラヒックの波長を別の波長に変更できるようにし、その波長変更した光信号を予備系に送出できるようにしたので、予備系波長に空きがある場合は、通常信号の伝送のために予備系波長を明け渡しても空きの予備系波長を用いてエクストラトラヒックの伝送を継続することができる。
【0062】
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3である波長多重光通信装置の構成を示すブロック図である。なお、図3では、図1に示した構成と同一ないしは同等である構成要素には、同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
【0063】
上記の実施の形態1,2では、波長多重変換処理を含む波長多重区間については冗長構成を取り、故障時はエクストラトラヒック用のリソースを使用することで通常信号のサービスを継続する構成について示したが、この実施の形態3では非波長多重区間について冗長化し信頼性を向上する構成例が示されている。
【0064】
すなわち、実施の形態3による波長多重光通信装置は、図3に示すように、図1に示した光パス終端回路送信部SE1に代えて、光パス終端回路送信部SE3が設けられ、光パス終端回路受信部RE1に代えて、光パス終端回路受信部RE2が設けられている。
【0065】
光パス終端回路送信部SE3では、図1に示した光パス終端回路送信部SE1において、非波長多重区間を構成する2分岐器41〜4M’に代えて、2分岐器281a〜28M’aと、2分岐器281b〜28M’bと、2入力1出力のスイッチ291a〜29M’aと、2入力1出力のスイッチ291b〜29M’bとが設けられている。また、電気信号入力11〜1M’に代えて、電気信号入力271a〜27M’aと電気信号入力271b〜27M’bとが設けられている。
【0066】
電気信号入力271a〜27M’aからの通常信号は、2分岐器281a〜28M’aに入力され、2分岐される。電気信号入力271b〜27M’bからの通常信号は、2分岐器281b〜28M’bに入力され、2分岐され、交差する形でスイッチ291a〜29M’a,291b〜29M’bに入力される。
【0067】
すなわち、2分岐器281a〜28M’aの一方の分岐信号が対応するスイッチ291a〜29M’aの一方の入力端に入力されるが、他方の分岐信号は対応しないスイッチ291b〜29M’bの一方の入力端に入力される。同様に、2分岐器281b〜28M’bの一方の分岐信号が対応するスイッチ291b〜29M’bの他方の入力端に入力されるが、他方の分岐信号は対応しないスイッチ291a〜29M’aの他方の入力端に入力される。
【0068】
スイッチ291a〜29M’aのうち、スイッチ291a,29(M’/2)a,29M’aの出力は現用系の変調器に直接入力されている。また、スイッチ291b〜29M’bでは、スイッチ29(M’/2+1)bの出力が現用系の変調器に直接入力されている。その他のスイッチの出力は、スイッチ3の出力とともに、スイッチ51〜5M’に入力されている。
【0069】
また、光パス終端回路受信部RE2では、図1に示した光パス終端回路受信部RE1において、スイッチ221〜22M’とスイッチ231〜23M’とに代えて、2分岐器301〜30M’と、3分岐器311〜31M’と、2入力1出力のスイッチ321a〜32M’aと、2入力1出力のスイッチ321b〜32M’bとが設けられている。また、電気信号出力251〜25M’に代えて、電気信号出力341a〜34M’aと電気信号出力341b〜34M’bとが設けられている。
【0070】
光信号終端回路211〜21M’の出力を2分した一方の出力は2分岐器301〜30M’/2の入力となり、他方の出力は3分岐器311〜31M’/2の入力となっている。また、光信号終端回路21M’+1〜212M’の出力を2分した一方の出力は3分岐器31M’/2+1〜31M’の入力となり、他方の出力は2分岐器30M’/2+1〜30M’の入力となっている。
【0071】
2分岐器301〜30M’の一方の分岐信号は、スイッチ321a〜32M’aの一方の入力となり、他方の分岐信号は、スイッチ321b〜32M’bの一方の入力となっている。3分岐器311〜31M’での3分岐信号のうちの1つは、スイッチ33に入力される。
【0072】
3分岐器311〜31M’での3分岐信号のうちの残りの2つは、3分岐器311〜31M’/2ではスイッチ32(M’/2+1)a〜32M’aおよびスイッチ32(M’/2+1)b〜32M’bの他方の入力に与えられ、3分岐器31(M’/2+1)〜31M’ではスイッチ321a〜32(M’/2)aおよびスイッチ321b〜32(M’/2)bの他方の入力に与えられている。
【0073】
スイッチ321a〜32M’aは、電気信号出力341a〜34M’aに信号を出力し、スイッチ321b〜32M’bは、電気信号出力341b〜34M’bに信号を出力するようになっている。
【0074】
次に、図3を参照して、以上のように構成される実施の形態3による波長多重光通信装置の動作について説明する。図3において、光パス終端回路送信部SE3の電気信号入力は、電気信号入力271a〜27M’aと電気信号入力271b〜27M’bとに冗長化されている。また、非波長多重区間も2分岐器281a〜28M’a、281b〜28M’bと、スイッチ291a〜29M’a、291b〜29M’bとによって冗長化されている。
【0075】
2分岐器281a〜28M’a、281b〜28M’bの分岐信号の1つをスイッチ291a〜29M’a、291b〜29M’bに交差する形で入力させているので、一方の経路が故障してももう一方の経路により通常信号を定められた波長に重畳して伝送することが可能である。
【0076】
光パス終端回路受信部RE2では、現用の波長によって伝送された信号を2分岐器301〜30M’およびスイッチ321a〜32M’a、321b〜32M’bを介して冗長化された電気信号出力341a〜34M’a、341b〜34M’bに出力する。
【0077】
非波長多重区間に故障が発生して通常の信号の伝送ができなくなった場合、当該信号について2分岐器281a〜28M’a、281b〜28M’bにて分岐した信号を交差接続したスイッチ291a〜29M’a、291b〜29M’bから出力し、予備系波長に重畳することができるので、実施の形態1と同様にサービスを継続することができる。
【0078】
通常の信号と比較してエクストラトラヒックの数が少なく、予備系波長に空きがある状態では、故障が発生して通常の信号を予備系波長に重畳しても、実施の形態1にて説明したように、それまで該当する予備系波長に重畳して伝送していたエクストラトラヒックをスイッチ3により空きの予備系波長に接続変更することができるので、エクストラトラヒックについてもサービスを継続することが可能となる。
【0079】
このように、実施の形態3によれば、通常の信号を示す電気信号を光信号への変換経路に導入する非波長多重区間を冗長化したので、非波長多重区間の故障についても予備の経路を使用して通常信号の伝送を継続することができる。
【0080】
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4である波長多重光通信装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態4では、空きの予備系波長に試験信号を流し、エクストラトラヒックで使用していない空きの予備系波長についてリソースの正常性が確認できるようにした構成例が示されている。なお、図4では、図1に示した構成と同一ないしは同等である構成要素には、同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態4に関わる部分を中心に説明する。
【0081】
すなわち、実施の形態4による波長多重光通信装置は、図4に示すように、図1に示した光パス終端回路送信部SE1に代えて、光パス終端回路送信部SE4が設けられ、光パス終端回路受信部RE1に代えて、光パス終端回路受信部RE3が設けられている。
【0082】
光パス終端回路送信部SE4では、図1に示した光パス終端回路送信部SE1において、スイッチ3に、空きの予備系波長に正常性を確認するための信号発生器35が接続されている。また、光パス終端回路受信部RE3では、スイッチ33に、誤り検出器36が接続されている。
【0083】
次に、図4を参照して、以上のように構成される実施の形態4による波長多重光通信装置の動作について説明する。図4において、光パス終端回路送信部SE4では、信号発生器35により正常性を確認する試験信号をスイッチ3に入力する。スイッチ3では、空きの予備系波長に対応する経路に信号発生器35からの試験信号を出力し、空きの予備系波長に重畳させる。
【0084】
光パス終端回路受信部RE3では、空きの予備系波長を用いて伝送されてきた試験信号をスイッチ33を介して誤り検出器36に出力し、空きの予備系波長に関する正常性を確認する。
【0085】
このように、実施の形態4によれば、空きの予備系波長の正常性を確認する信号発生器と誤り検出器を設けたので、エクストラトラヒックで使用していない空きの予備系波長についても常時正常性を確認することができる。なお、実施の形態4では、実施の形態1への適用例を示したが、実施の形態3にも同様に適用できることは言うまでもない。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、送信回路では、故障発生により現用系での伝送ができなくなった通常の信号を予備系に切り替えると、当該予備系をしていた切替対象のエクストラトラヒックを空きの予備系波長の光信号への変換経路に切り替えて与えるので、エクストラトラヒックを予備系波長を用いて継続して伝送することができる。また、受信回路では、波長が変更されたエクストラトラヒックを変更前の出力端に切り替えて送出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である波長多重光通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態2である波長多重光通信装置における光パス終端回路送信部の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態3である波長多重光通信装置の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態4である波長多重光通信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】従来の波長多重光通信装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
SE1,SE2,SE3,SE4 光パス終端回路送信部、RE1,RE2,RE3 光パス終端回路受信部、11〜1M’,21〜2M’,271a〜27M’a,271b〜27M’b 電気信号入力、3,33 スイッチ、41〜4M’,281a〜28M’a,281b〜28M’b,301〜30M’ 2分岐器、51〜5M’,31〜3M’,451〜45M’,291a〜29M’a,291b〜29M’b,321a〜32M’a,321b〜32M’b 2入力1出力のスイッチ、61〜6M’ 光分岐器、7 光スイッチ、8 共有化光源、101〜102M’ 変調器、11,12 波長多重器、13,14,15,16,37,38 光ファイバ、17,18 波長分離器、19,20 光スイッチ、211〜212M’ 光信号終端回路、221〜22M’ 1入力2出力のスイッチ、251〜25M’,261〜26M’,341a〜34M’a,341b〜34M’b 電気信号出力、311〜31M’ 3分岐器、35信号発生器、36 誤り検出器、39,40 光分岐挿入回路、431〜432M’ 可変波長光源、441〜44M’ 光分岐器、46 光スイッチ。

Claims (4)

  1. リング状に接続される複数の光ファイバの半数ずつを相反する方向性を持つ光伝送路として使用するリングネットワークの各ノードに配置され、本来的に扱う通常の情報と特別の情報であるエクストラトラヒックとについての波長多重光信号を生成する際に、故障が発生した場合には現用系から予備系への切り替えを行い、正常時では予備系を使用してエクストラトラヒックの波長多重を行う送信回路と、隣接するノード間で伝送される波長多重光信号に前記送信回路が生成した波長多重光信号を挿入し、また分岐して自ノードに取り込む分岐挿入回路と、前記分岐された波長多重光信号を各波長の光信号に分離して終端する受信回路とを備える波長多重光通信装置において、
    前記送信回路は、
    固定波長光源が固定的に発生する複数の互いに異なる波長の光を現用系と予備系とに予め区別し、前記通常の情報を示す電気信号を現用系波長の光信号に変換し、前記エクストラトラヒックを示す電気信号を予備系波長の光信号に変換し、故障が発生した場合には、該当する現用系電気信号を予備系波長の光信号への変換経路に切り替えることを行って多重化する場合に、
    故障発生により切替対象となるエクストラトラヒックを空きの予備系波長の光信号への変換経路に切り替えて与える送信切替手段、
    を備え、
    前記受信回路は、前記分離された光信号に含まれる波長が変更されたエクストラトラヒックを変更前の出力端に切り替えて送出する受信切替手段、
    を備えたことを特徴とする波長多重光通信装置。
  2. 前記送信回路は、
    前記通常の情報を示す電気信号および前記エクストラトラヒックを示す電気信号に対して1対1に対応して設けられる互いに異なる波長の光を切替可能に発生する可変波長光源であって、前記通常の情報を示す電気信号を現用系波長の光信号に変換し、前記エクストラトラヒックを示す電気信号を予備系波長の光信号に変換し、故障が発生した場合には、該当する通常の情報を示す電気信号を別の波長の光信号に変換し、切替対象となるエクストラトラヒックを示す電気信号を別の波長の光信号に変換する可変波長光源と、
    前記可変波長光源が変換した各光信号を多重化する手段と、
    故障が発生した場合に多重化経路を現用系から予備系に切り替える手段と、
    故障が発生した場合に前記波長が変更されたエクストラトラヒックの光信号を空きの予備系多重化経路に接続変更する手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の波長多重光通信装置。
  3. 前記送信回路は、前記通常の情報を示す電気信号を光信号への変換経路に導入する経路が冗長化されていることを特徴とする請求項1に記載の波長多重光通信装置。
  4. 前記送信切替手段に試験信号を与える信号発生器と、前記受信切替回路が出力する信号を受けて誤りを検出する誤り検出器と、を備えたことを特徴とする請求項1または3に記載の波長多重光通信装置。
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JP5398907B2 (ja) * 2010-04-23 2014-01-29 三菱電機株式会社 光通信システム

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