JP5398907B2 - 光通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、波長の異なる複数の信号光を多重化して伝送する光通信システムに関する。
海底ケーブルを用いるような長距離の波長多重光通信システムは、波長多重数の増加に伴って、光送信器および光受信器の数が増大し、これらの機器(光送信器,光受信器)の故障確率が増大するため、システムの信頼性が低下するという問題がある。
このような問題を解決するための手法として、下記非特許文献1には、予備の光送信器および光受信器を備えることによりシステムの信頼性を改善した冗長化構成のシステムが記載されている。
非特許文献1に記載されたシステムにおいて、送信側は、多重伝送する各信号光にそれぞれ対応する複数の光送信器(現用系の光送信器)、および予備系の光送信器と、現用系および予備系の各光送信器から出力された信号光を多重化して海底ケーブルへ出力する多重化部と、を含み、受信側は、海底ケーブル経由で受信した信号光(多重化された状態の信号光)を分波する分離部と、分波後の各信号光に対応する複数の光受信器(現用系の光受信器)、および予備系の光受信器と、を含んだ構成となっている。また、予備系の光送信器には、現用系の各光送信器へ入力される信号が分岐されて入力され、予備系の光送信器は、入力された信号の中の1つを選択して光信号に変換し、多重化部へ出力できるように構成されている。予備系の光受信器は、予備系の光送信器から送信された信号光を分離部経由で受け取り、電気信号に変換した後、現用系の光受信器に接続された伝送路の中のいずれか一つへ出力できるように構成されている。
このような構成を採用したことにより、非特許文献1に記載された従来のシステムでは、信頼性の改善を実現している。たとえば、現用系の光送信器の中のいずれか一つが故障した場合、予備系の光送信器および光受信器が、故障した光送信器、およびこの光送信器とペアの光受信器に代わって、情報を伝送する。すなわち、予備系の光送信器は、故障した光送信器への入力信号と同じ信号を選択して信号光に変換し、送信する。そして、予備系の光受信器は、予備系の光送信器から送信された信号光を受け取って電気信号に変換し、故障した光送信器からの信号光を受信する現用系の光受信器に接続された伝送路へ出力する。このように、非特許文献1で開示された構成を採用したシステムでは、現用系の一部で故障が発生しても正常な通信を維持できる。
"10GBPS REDUNDANT LINE TERMINATING UNIT FOR SUBMARINE CABLE SYSTEMS",SubOptic2001(2001 International Convention on Subsea Networks) Paper number P4.2.1
しかしながら、システムの大規模化に伴い、光送信器、光受信器以外の装置構成が複雑化し、光増幅、分散補償などの部品点数が増大すると、非特許文献1で開示された構成を採用して光送信器と光受信器を冗長化してもシステム全体の信頼性の改善効果が低く、十分な信頼性が得られない、という問題があった。
たとえば、システムが大規模化すると、上記多重化部や分離部に相当する合波器や分波器と比較して故障率が高い能動部品である光増幅器の数が増大し、多重化された状態の光を増幅するための光増幅器の数も増大する。そして、多重化された状態の光を増幅する光増幅器が故障した場合には、通信を継続することが一切できす、システムの故障となってしまう。このように、非特許文献1で開示された構成では、多重化された状態の信号光を取り扱う部品の故障時には全く対処できない。すなわち、多重化された状態の信号光を取り扱う箇所における信頼性については改善されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、従来よりも信頼性の高い光通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、光ファイバ伝送路経由で信号光を送受信する送信処理手段および受信処理手段からなる光伝送系を複数備えた光通信システムであって、前記送信処理手段は、複数の電気信号を入力とし、各入力信号を光信号に変換してそれぞれ異なる波長の信号光を生成する光送信部と、前記複数の電気信号の中の一部の信号を光信号に変換して前記光送信部で生成される信号光とは異なる波長の信号光を生成し、他の送信処理手段へ出力する予備光送信部と、前記光送信部で生成された各信号光、および他の送信処理手段の予備光送信部で生成された信号光を多重化し、接続されている光ファイバ伝送路へ出力する波長多重部と、を備え、前記受信処理手段は、前記送信処理手段から光ファイバ伝送路へ出力された信号光を受け取り、多重化された状態の信号光を波長ごとの信号光に分波する波長分離部と、前記波長分離部で分波された信号光のうち、光送信部で生成された波長の信号光を電気信号に変換する光受信部と、前記波長分離部で分波された信号光のうち、予備光送信部で生成された波長の信号光を電気信号に変換する予備光受信部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる光通信システムは、多重化された状態の信号光を取り扱う部品が故障した場合においても予備系を利用した通信が継続できるので、従来よりも高い障害耐性が実現され、信頼性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1の光通信システムの構成例を示す図である。 図2は、光通信システムを構成している一部の機器が故障した場合の動作を説明するための図である。 図3は、実施の形態2の光通信システムの構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる光通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる光通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示した光通信システムは、送信側の光通信装置である送信局、および受信側の光通信装置である受信局からなり、送信局と受信局は複数の伝送路(光ファイバ伝送路5a,5b)で接続されている。本実施の形態では、光ファイバ伝送路5aおよび5bが1つに束ねられた海底ケーブルである場合を想定するが、これらは独立した2本の光ファイバであり、光ファイバ伝送路を介して信号光を送受信する各光伝送系は、独立した波長多重光伝送システムである。光ファイバ伝送路5aおよび5bには、必要に応じて、所定の距離間隔で光中継器が設けられ、光中継器では受信した信号光を増幅して中継する。
送信局は、同一構成の複数の送信処理部を備える。受信局も同様に、同一構成の複数の受信処理部を備える。ここでは、第1の光伝送系に含まれる第1の送信処理部および第1の受信処理部についてのみ説明を行い、第2の光伝送系に含まれる第2の送信処理部および第2の受信処理部については説明を省略する。なお、第1の光伝送系に含まれる各構成要素の符号には‘a’を付加し、第2の光伝送系に含まれる各構成要素の符号には‘b’を付加している。
まず、第1の送信処理部について説明する。図示したように、第1の送信処理部は、複数のカプラ1a、光送信部2a、波長多重部3aおよび予備光送信部4aを備える。
カプラ1aは、入力端#1から入力された信号(電気信号)を光送信部2aおよび予備光送信部4aに分配する。
光送信部2aは、接続されているカプラ1aから受け取った電気信号を光信号に変換する複数の光送信器21aにより構成されている。各光送信器21aは、それぞれ異なる波長の光(信号光)を生成する。
波長多重部3aは、信号光を増幅する複数の光増幅器31aと、光増幅器31aで増幅された信号光の分散補償を行う複数の分散補償ファイバ32aと、増幅および分散補償された後の各信号光を多重化する波長多重器33aと、波長多重器33aで1本の光ファイバに多重された光を対象として増幅および分散補償を行う光増幅器34aおよび分散補償ファイバ35aと、多重化や増幅、分散補償などが実施され、その結果得られた信号光を光ファイバ伝送路5aへ出力する出力部36aと、により構成されている。なお、波長多重器33aの前段に、上記の光増幅器31aや分散補償ファイバ32aの他、波長間のクロストークを低減するフィルタや、波長間のレベル偏差を補正するフィルタ、偏波状態の偏りを解消する偏波スクランブラなどを必要に応じて配置しても良い。
予備光送信部4aは、各カプラ1aから出力された信号を受け取り、その中の1つの信号を選択して出力する切り換え器41a、および切り換え器41aで選択された信号を光信号に変換する光送信器42aにより構成されている。光送信器42aは、光送信部2aを構成している各光送信器21aとは異なる波長の信号光を生成して出力する。
また、図示したように、予備光送信部4aから出力された信号光は、第2の送信処理部の波長多重部3bへ入力され、増幅処理や分散補償処理、光送信部2bから出力された各信号光との多重化処理等が行われた後、第2の受信処理部へ出力される。
つづいて、第1の受信処理部について説明する。図示したように、第1の受信処理部は、波長分離部6a、光受信部7a、予備光受信部8aおよびカプラ9aを備える。
波長分離部6aは、多重化された状態の信号光を光ファイバ伝送路5aから受け取る入力部61aと、多重化された状態の信号光を対象として増幅および分散補償を行う光増幅器62aおよび分散補償ファイバ63aと、多重化された状態の信号光を波長毎の光に分波する波長分離器64aと、分波後の各信号光を対象として分散補償および増幅を行う複数の分散補償ファイバ65aおよび光増幅器66aと、により構成されている。なお、波長分離器64aの後段に、上記の分散補償ファイバ65aや光増幅器66aの他、波長間のクロストークを低減するフィルタや、波長間のレベル偏差を補正するフィルタ、偏波状態の偏りを解消する偏波スクランブラなどを必要に応じて配置しても良い。
光受信部7aは、分波後の信号光の中の特定の波長の信号光を電気信号に変換して出力する複数の光受信器71aにより構成されている。各光受信器71aは、第1の送信処理部の光送信部2aを構成する光送信器21aの中のいずれか一つと対応付けられており、対応付けられている光送信器21aで生成された信号光を受け取り、電気信号に変換する。
予備光受信部8aは、分波後の信号光のうち、予備光送信部4aで生成された信号光を受信して電気信号に変換する光受信器81aと、光受信器81aから出力された電気信号を、光受信器71aに接続された伝送路の中のいずれか一つへ出力する切り換え器82aと、により構成されている。
また、予備光受信部8aには、図示したように、予備光送信部4aから出力され、第2の送信処理部の波長多重部3bおよび第2の受信処理部の波長分離部6bで所定の処理(波長多重部3aおよび波長分離部6bが実施する処理と同様の処理)が実施された後の信号光も入力される。
カプラ9aは、光受信部7aから受け取った信号または予備光受信部8aから受け取った信号を選択して出力する。
以上のように、本実施の形態の光通信システムは、独立した2つの光伝送系(第1および第2の光伝送系)を含み、また、各光伝送系は予備の光送信部および光受信部を備えている。そして、予備の光送信部(予備光送信部4a,4b)から出力された信号光については、他の光伝送系の波長多重部および波長分離部経由で、対向する予備の光受信部(予備光受信部8a,8b)へ伝送するように構成している。これにより、従来よりも高い障害耐性が実現できる。
この理由について、図2を参照しながら説明する。図2は、実施の形態1の光通信システムを構成している一部の機器が故障した場合の動作を説明するための図である。
(光送信部2aの光送信器21aが故障した場合)
図2に示したように、本実施の形態の光通信システムにおいて、光送信器21aの中の1つが故障したことを検出した場合、予備光送信部4aの切り換え器41aは、故障が検出された光送信器21aに接続されているカプラ1aから分配された信号を選択して光送信器42aに出力する。この結果、光送信器42aで選択された信号は光送信器42aで光信号に変換され、第2の光伝送系を構成している波長多重部3b、光ファイバ伝送路5bおよび波長分離部6bを経由して予備光受信部8aに到達する。そして、予備光受信部8aの光受信器81aで電気信号に変換される。また、切り換え器82aは、入力信号の出力先を、上記の故障が検出された光送信器21aと対応付けられている光受信器71aに接続されているカプラ9aに切り換える。切り換え器82aからの信号が入力されるカプラ9aは、切り換え器82aからの入力信号を選択して伝送路へ出力する。
このように、本実施の形態の光通信システムでは、故障した光送信器21aに代えて、予備系(予備光送信部4aから予備光受信部8aへ至る伝送経路)を用い、通信を継続することが可能である。なお、光受信器71aが故障した場合も同様に、予備光送信部4aの切り換え器41aおよび予備光受信部8aの切り換え器82aを、故障箇所に応じて切り換えることにより、通信を継続することが可能である。
(波長多重部3aの光増幅器34aが故障した場合)
この場合、多重化後の信号光を取り扱う部品が故障しているので、光送信部2aから出力された信号光はすべて、光ファイバ伝送路5a経由で伝送することができない(図2参照)。しかしながら、予備光送信部4aを利用することにより、カプラ1aで分配された信号の中の1つについては、受信側へ伝送することが可能である。予備系(予備光送信部4a,予備光受信部8a)を複数備えた構成を採用している場合には、複数の信号(予備系の数と同数の信号)を受信側へ伝送することが可能である。これに対して、従来の光通信システム(上記の非特許文献1で開示された構成を採用した光通信システム)では、多重化後の信号光を取り扱う部品が故障した場合、予備系の光送信器が送信した信号光も受信側には伝送されない。波長分離部6aにおいて、多重化された状態の信号光を取り扱う部品(光増幅器62aなど)が故障した場合も同様に、少なくとも1つの信号(予備系の数と同数の信号)については、正常に伝送することが可能である。なお、どの信号を伝送するかについては、たとえば、伝送している信号の優先度(重要度)が異なっていれば、優先度の高い信号を選択して伝送する。また、優先度が同一の場合、各信号に含まれる情報量が異なっているのであれば、より情報量の多い信号を選択して伝送するなどしてもよい。
このように、本実施の形態の光通信システムでは、多重化された状態の信号光を取り扱う部品が故障した場合においても、一部の信号については、予備系を用いて正常に伝送することが可能である。
以上のように、本実施の形態の光通信システムでは、上記非特許文献1に記載の構成を採用した従来のシステムと同様に、多重化される前の波長ごとの信号光を取り扱う部品(たとえば、図2の光送信器21a)が故障しても通信を継続することができる。さらに、多重化された状態の信号光を取り扱う部品(たとえば、図2の光増幅器34a)が故障した場合にも、予備系を利用した通信を継続できる。したがって、従来よりも高い障害耐性が実現され、信頼性の高い光通信システムが実現できる。
なお、本実施の形態では、簡単化のために、各光伝送系が1組の予備光送信器と予備光受信器を備える場合について説明したが、複数組備えるようにしてもよい。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2の光通信システムについて説明する。実施の形態1では、独立した光伝送系を複数備える場合について説明したが、本実施の形態では、単一の光伝送系で高い障害耐性を実現する光通信システムについて説明する。
図3は、実施の形態2の光通信システムの構成例を示す図である。図示したように、本実施の形態の送信局は、送信処理部として、複数のカプラ1、光送信部2、波長多重部3cおよび予備光送信部4を備える。波長多重部3c以外の部分は、実施の形態1の送信局が備えていた送信処理部(第1および第2の送信処理部)と同様である。ただし、予備光送信部4は、生成した信号光を波長多重部3cに対して出力する。また、本実施の形態の受信局は、受信処理部として、波長分離部6c、光受信部7、予備光受信部8およびカプラ9を備える。波長分離部6c以外の部分は、実施の形態1の受信局が備えていた受信処理部(第1および第2の受信処理部)と同様である。ただし、予備光受信部8は、波長分離部6cから出力された信号光を取り扱う。なお、光受信器81および切り換え器82は、実施の形態1で示した光受信器(光受信器81a,81b)および切り換え器(切り換え器82a,82b)と同じものである。
本実施の形態では、実施の形態1の光通信システムに含まれていた光伝送系とは異なる部分、具体的には、波長多重部3cおよび波長分離部6cの動作を中心に説明を行う。
図3に示したように、波長多重部3cは、複数の光増幅器31および34と、複数の分散補償ファイバ32および35と、波長多重器33cと、出力部36とを備える。
光増幅器31は、光送信部1の光送信器21または予備光送信器4の光送信器42とそれぞれ接続され、入力された信号光を増幅する。分散補償ファイバ32は、光送信器21から出力され、光増幅器31で増幅された信号光を対象として、分散補償を行う。波長多重器33cは、増幅および分散補償された後の各信号光を多重化する。すなわち、光送信部2の各光送信器21で生成された信号光を多重化する。光増幅器34は、波長多重器33cで多重化された後の信号光(多重化された状態の信号光)を増幅する。分散補償ファイバ35は、多重化された状態の信号光を対象として、分散補償を行う。出力部36は、波長多重器33cから出力された信号光(多重化された状態の信号光)および予備信号送信部4から出力された信号光を光ファイバ伝送路5へ出力する。
一方、波長分離部6cは、入力部61と、複数の光増幅器62および66と、複数の分散補償ファイバ63および65と、波長分離器64cとを備える。
入力部61は、送信局側から送信された信号光を光ファイバ伝送路5から受け取る。光増幅器62は、入力部61が受け取った信号光のうち、多重化された状態の信号光を増幅する。分散補償ファイバ63は、多重化された状態の信号光を対象として、分散補償を行う。波長分離器64cは、多重化された状態の信号光を波長毎の光に分波する。分散補償ファイバ65は、波長分離器64cで分波された後の各信号光を対象として、分散補償を行う。光増幅器66は、波長分離器64cで分波された後の各信号光、または予備光送信部4から多重化されずに送信されてきた信号光を増幅する。
また、予備光送信部4から光ファイバ伝送路5を経て予備光受信部8に至る径路は、他の波長の現用光送信器(光送信部2の各光送信器21)から現用光受信器(光受信部7の各光受信器71)に至る径路と比較して、光増幅器や分散補償ファイバが少なく、故障率が低い予備系を構成している。故障率が低い予備系を備えることで、他の波長の現用系で故障が発生した場合でも、故障した経路に代わって、予備系を用いて通信を継続することができる。さらに、実施の形態1と同様に、多重化された後の信号光を取り扱う部品が故障した場合においても、予備系を利用した通信を継続できる。
ここで、予備光送信部4から予備光受信部8までの経路を、光増幅器と分散補償ファイバが少ない高信頼な経路とするために、予備光送信部4の出力波長は光ファイバ伝送路5のゼロ分散波長に最も近い波長が選択されることが望ましい。ゼロ分散波長とは、波長分散がゼロとなる波長である。ゼロ分散波長に近い波長であれば、分散補償が不要となるために、分散補償ファイバと、分散補償ファイバの損失を補償する光増幅器を省略できる。この結果、送信局側では、故障率の高い部品の点数が削減され、故障率の低い予備系が実現できる。また、ゼロ分散波長からある程度離れている場合でも、光ファイバ伝送路5の波長分散がゼロに近く、予備光受信器が分散補償することなく信号を受信可能な範囲内であれば、受信局側でも同様に分散補償ファイバと光増幅器を省略できる。これにより、故障率の低い予備系が実現できる。
このように、本実施の形態の光通信システムは、伝送経路上の部品の点数、特に、故障率の高い部品点数が少なくなるように、予備系を構成することとした。具体的には、予備系の光送信部が、光伝送路(光ファイバ伝送路5)のゼロ分散波長に最も近い波長の信号光を生成して送信するようにして、予備系における分散補償を不要としている。これにより、分散補償のための部品(分散補償ファイバ)およびこの部品における損失を補償する光増幅器の点数が削減された、故障率の低い予備系が実現できる。この結果、システム全体の信頼性を向上できる。
なお、本実施の形態では、予備系が1つの場合を例に挙げて説明したが、必要に応じて予備系を複数備えるようにしてもよい。
また、各実施の形態においては、分散補償の手段を分散補償ファイバで実現する場合の例について説明したが、他の分散補償手段で分散補償を行うようにしてもよい。例えばファイバグレーティングや、エタロンを用いた可変分散補償器を分散補償ファイバの代わりに用いた場合においても同様の効果が得られることは明らかであり、本発明の範囲内である。
以上のように、本発明にかかる光通信システムは、信号光を波長多重伝送する光通信システムとして有用であり、特に、システムの一部を冗長化して信頼度の高い通信を実現する光通信システムに適している。
1,1a,1b カプラ
2,2a,2b 光送信部
21,21a,21b 光送信器
3a,3b,3c 波長多重部
31,31a,31b,34,34a,34b 光増幅器
32,32a,32b,35,35a,35b 分散補償ファイバ
33a,33b,33c 波長多重器
36,36a,36b 出力部
4,4a,4b 予備光送信部
41,41a,41b 切り換え器
42,42a,42b 光送信器
5,5a,5b 光ファイバ伝送路
6a,6b,6c 波長分離部
61,61a,61b 入力部
62,62a,62b,66,66a,66b 光増幅器
63,63a,63b,65,65a,65b 分散補償ファイバ
64a,64b,64c 波長分離器
7,7a,7b 光受信部
71,71a,71b 光受信器
8,8a,8b 予備光受信部
81,81a,81b 光受信器
82,82a,82b 切り換え器
9,9a,9b カプラ

Claims (3)

  1. 光ファイバ伝送路経由で信号光を送受信する送信処理手段および受信処理手段からなる光伝送系を複数備えた光通信システムであって、
    前記送信処理手段は、
    複数の電気信号を入力とし、各入力信号を光信号に変換してそれぞれ異なる波長の信号光を生成する光送信部と、
    前記複数の電気信号の中の一部の信号を光信号に変換して前記光送信部で生成される信号光とは異なる波長の信号光を生成し、他の送信処理手段へ出力する予備光送信部と、
    前記光送信部で生成された各信号光、および他の送信処理手段の予備光送信部で生成された信号光を多重化し、接続されている光ファイバ伝送路へ出力する波長多重部と、
    を備え、
    前記受信処理手段は、
    前記送信処理手段から光ファイバ伝送路へ出力された信号光を受け取り、多重化された状態の信号光を波長ごとの信号光に分波する波長分離部と、
    前記波長分離部で分波された信号光のうち、光送信部で生成された波長の信号光を電気信号に変換する光受信部と、
    前記波長分離部で分波された信号光のうち、予備光送信部で生成された波長の信号光を電気信号に変換する予備光受信部と、
    を備える
    ことを特徴とする光通信システム。
  2. 光送信部から光受信部までの伝送経路を構成する部品のうち、多重化される前の信号光を取り扱う部品および分波された後の信号光を取り扱う部品が故障した場合、
    故障した部品と同じ光伝送系の予備光送信部は、
    故障した部品が取り扱っていた波長の信号光に対応する電気信号を選択して光信号に変換し、
    故障した部品と同じ光伝送系の予備光受信部は、
    変換処理を実施して得られた電気信号を、前記光受信部に接続された電気信号の伝送路のうち、故障した部品が取り扱っていた波長の信号光に対応する伝送路へ出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  3. 光送信部から光受信部までの伝送経路を構成する部品のうち、多重化された状態の信号光を取り扱う部品が故障した場合、
    故障した部品と同じ光伝送系の予備光受信部は、
    変換処理を実施して得られた電気信号を、前記光受信部に接続された電気信号の伝送路のうち、前記予備光送信部で選択された信号に対応する信号光を変換して得られた電気信号の出力先伝送路へ出力する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光通信システム。
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