JP2006197613A - Mplsマルチキャストの高速再経路設定装置及び方法 - Google Patents

Mplsマルチキャストの高速再経路設定装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 MPLS(Multi Protocol Label Switching)マルチキャストに適用される高速再経路設定装置及び方法を提供する。
【解決手段】 本発明によるMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置は、上流ノードまたは下流ノードとのメッセージ送受信を行うメッセージ転送部と、上流ノードからMPLSマルチキャストの高速再経路設定のための経路設定を要請するメッセージが受信されると、NHDB(Next Hop DataBase)の構築のための経路設定要請メッセージを前記メッセージ転送部を介して下流ノードに転送し、前記下流ノードから受信される応答メッセージに含まれた情報を用いてNHDBを作成するメッセージ処理部と、前記構築されたNHDBを格納するための格納部と、を備える。
【選択図】 図15

Description

本発明は、MPLS(Multicast Protocol Label Switching)ネットワークにおいて発生する障害を迅速に復旧するための技術に関し、特に、MPLSマルチキャストパケットの転送時に発生する障害に迅速に対処するための、MPLSマルチキャストパケットの高速再経路設定装置及び方法に関する。
一般に、MPLSネットワークは、LSP(Label Switching Path)と呼ばれる経路を介して、短い長さのラベルを有するパケットを転送することによって、パケットの転送を単純化し、且つトラフィックエンジニアリングによるトラフィック流れ制御を可能にする。
LSPは、該当LSPの境界LSR(Label Switching Router)(これは、MES(MPLS Edge Switch)、或いはLER(Label Edge Router )とも呼ばれている。以下、LSRを「ルータ」という。)で設定され、ネットワークにおいて発生する障害(failure)に対する復旧は、境界ルータで障害が発生したLSPを代替する新しいLSPを設定し、障害が発生したLSPを介して転送されるべきパケットを、新しく設定されたLSPを介して転送する方法により行われる。しかしながら、この方法では、新しいLSPを設定するためのメッセージ遅延が発生するので、パケット損失が大きくなり、その速度が速くない。これは、特に早い時間内にトラフィックをバックアップLSPにリダイレクト(redirect)しなければならない、VoIP(Voice over IP)などのリアルタイムサービスにおいて問題となる。このような問題点を解決するための方法として導入されたものが、高速再経路設定(fast reroute)である。すなわち、高速再経路設定は、特にリアルタイムサービスの要求事項を満足させることに着目して提案された。しかしながら、高速再経路設定は、勿論、リアルタイムサービスを提供するネットワークだけでなく、全てのネットワークに適用可能である。
高速再経路設定は、障害が発生する前に、予めバックアップLSPを設定しておき、ネットワークに障害が発生した場合に、障害が発生した地点から最も近い地点でパケットをリダイレクトさせることによって、ネットワーク障害に迅速に対処できるようにする技術である。この際に、障害が発生した地点から近い地点、すなわちパケットをリダイレクトさせる地点は、一般的には、障害が発生したリンクのすぐ前のノードとなる。
しかしながら、現在の高速再経路設定は、ポイント−ツ−ポイント(point−to−point)LSPを使用するMPLSユニキャストのためのMPLSにのみ適用可能であり、MPLSマルチキャストのための高速再経路設定は開発されていない。したがって、ポイント−ツ−マルチポイント(point−to−multipoint)LSPを使用するMPLSマルチキャストのための新しい高速再経路設定装置及び方法が要求される。
本発明の目的は、MPLS(Multi Protocol Label Switching)マルチキャストに適用される高速再経路設定装置及び方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の一態様によるMPLS(Multi Protocol Label Switching)マルチキャストの高速再経路設定装置は、上流ノード(upstream node)または下流ノード(downstream node)との間でメッセージ送受信を行うメッセージ転送部と、上流ノードからの設定要請メッセージを通してその設定を要請された経路がMPLSマルチキャストの高速再経路設定を行う経路であれば、NHDB(Next Hop DataBase)を構築するための経路設定要請メッセージを前記メッセージ転送部を介して下流ノードに転送し、前記下流ノードから受信される応答メッセージに含まれた情報を用いてNHDBを構築するメッセージ処理部と、前記構築されたNHDBを格納するための格納部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の態様によるMPLSマルチキャスト高速再経路設定のプロトコルは、MPLSマルチキャスト高速再経路設定のための経路設定時に使用されるNHDBを構築するための情報を含むネクストホップオブジェクトと、NHDBを構築するための情報を含むネクスト−ネクストホップオブジェクトと、該当マルチキャストツリーに位置する他のノードにユニキャストバックアップ経路の設定を要請するユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトと、を備えることを特徴とする。
また、本発明のさらに他の態様によるMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置は、MPLSマルチキャストの高速再経路設定のための代替経路が設定されているMPLSネットワークのMPLSマルチキャスト高速再経路設定装置であって、上流ノード及び下流ノードとの間でメッセージ送受信を行うメッセージ転送部と、下流ノードとの間に障害が発生したか否かを判断する障害感知部と、前記障害が発生したノードの代替ノードを検索する経路計算部と、上流ノードから受信したマルチキャストパケットが前記障害が発生した経路及び代替経路を介して全て転送されなければならないパケットであるのか否かを判断し、前記マルチキャストパケットが前記2つの経路の両方を介して転送されなければならないパケットであれば、前記マルチキャストパケットを次のブランチノードまでマルチキャストパケットの形態で転送し、前記次のブランチノードから前記パケットの目的地ノードまでのユニキャストバックアップ経路を設定するようにするパケット処理部と、を備える。
また、本発明のさらに他の態様によるMPLSマルチキャストの高速再経路設定方法は、ネットワーク上での高速再経路設定のために使用されるNHDBを構築するための情報を下流ノードから受信する第1過程と、前記受信された情報を用いてNHDBを構築する第2過程と、前記構築されたNHDBを用いてMPLSマルチキャストの高速再経路設定のための経路を設定する第3過程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のさらに他の態様によるMPLSマルチキャストの高速再経路設定方法は、使用したMPLSマルチキャストの高速再経路設定のためのバックアップ経路がNHDBを用いて設定されたネットワークのMPLSマルチキャスト高速再経路設定方法であって、保護経路での障害発生を感知する第1過程と、前記障害が発生した保護経路に対するバックアップ経路を検索する第2過程と、上流ノードから受信したマルチキャストパケットの既存の転送経路のうち前記バックアップ経路が含まれるか否かを判断する第3過程と、前記既存の転送経路のうち前記バックアップ経路が含まれるマルチキャストパケットを前記バックアップ経路上の次のブランチノードまでマルチキャストパケットの形態で転送し、前記ブランチノードに前記ブランチノードから前記バックアップ経路の終端ノードまでのユニキャストバックアップ経路設定を要請する第4過程と、を備えることを特徴とする。
本発明を適用することによって、MPLSマルチキャストにおいて高速再経路設定による迅速なネットワーク障害対処が可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明の要旨を不明確にする公知の機能や構成についての詳細な説明は省略する。
以下に説明する本発明の実施形態では、MPLS(Multi Protocol Label Switching)ユニキャストに適用される高速再経路設定を拡張させて、MPLSマルチキャストに適用されるようにする。このような本発明の理解を助けるために、まず、MPLSユニキャストに適用される高速再経路設定について説明する。
高速再経路設定は、高速再経路設定を要請するための、拡張されたRSVP−TE(Resource Reservation Protocol−Traffic Engineering)プロトコルを使用してLSP設定及びバックアップLSPを設定し、ネットワークに障害が発生する場合に、当該設定されたバックアップLSPにパケットをリダイレクトさせることによって行われることができる。
MPLS高速再経路設定は、障害が発生し得るリンクまたはノードを保護するために、元来のLSP(original LSP)が分岐されることができる地点でバックアップLSPを設定する。ここで、元来のLSPを「保護(protected)LSP」と称し、迂回経路として使用されるために設定されるLSPを「バックアップ(backup)LSP」と称する。MPLS高速再経路設定は、MPLSラベルスタックを使用し、バックアップLSPは、保護LSPと交差(cross)されて設定されることができる。ここで、交差(cross)とは、二つの経路が互いに等しくない経路であることを意味する。
図1は、高速再経路設定装置のブロック構成図である。図1の高速再経路設定装置は、各ルータ内に存在することができる。すなわち、図1を参照すると、各ルータは、リンクを介して接続されたルータとの間でメッセージ送受信を行うためのメッセージ転送部(メッセージ転送手段)と、受信されたメッセージを解析し処理するメッセージ処理部(メッセージ処理手段)とを備えることができる。また、ルータは、トラフィックの転送のための経路情報などを格納するためのメモリ等からなる格納部(格納手段)をさらに備えることができる。さらに、ルータは、トラフィックの転送のための経路を計算し設定する経路計算部(経路計算手段)をさらに備えることができる。さらにまた、ルータは、パケットの転送形態、すなわち該当のパケットがユニキャストのパケットであるか、またはマルチキャストパケットであるか、などを決定するためのパケット処理部(パケット処理手段)を備えることができる。このようなルータの構成要素は、本発明に好ましい形態に変形されて使用されることができる。すなわち、例えば各ルータは、本発明を実現するためのソフトウェアプログラムがインストールされ、かかるプログラムを実行することによって、自機の処理プロセッサ(CPUなど)やメモリ、送信/受信回路等のハードウェア資源を、上記各手段として機能させることが可能である。
図2は、高速再経路設定が適用されることができるネットワークの構成図である。
図2に示されるように、高速再経路設定は、少なくとも1つのノードを含むネットワークに適用されることができる。ここで、ノードは、スイッチ、ルータなどの多様なネットワーク構成要素である。以下は、ノードの一例として、ルータを例にとって本発明についての説明を行う。すなわち、図2のR1乃至R9は、ルータであると仮定する。
図2に示されるようなネットワークにおいて、任意のルータを基準(基準ルータ)とする場合に、この基準ルータにパケットを送信するルータを「上流ルータ(upstream router)」と称し、基準ルータからパケットを転送されるルータを「下流ルータ(downstream router)」と称する。この基準ルータは、上流ルータから受信したメッセージに対する応答メッセージを上流ルータに転送することができ、自機が下流ルータに転送したメッセージに対する応答メッセージを下流ルータから受信することができる。
図2で、R2−R3−R4を接続するLSPを保護LSPであると仮定し、R2−R6−R7−R4を接続するLSPをバックアップLSPであると仮定する。R2−R6−R7−R4を接続するLSPは、R2−R3−R4を接続するLSPに障害が発生した場合の迂回用のLSP(迂回LSPすなわちバックアップLSP)として使用されることができる。R2は、R2−R3間に障害が発生した場合には、R3を介して転送されるべきパケットを、バックアップLSPを介して転送するために、R6に転送する。この際に、R2は、保護LSPにおいてR4によって割り当てられたインバウンド(inbound)ラベルを割り当て、バックアップLSPのためのラベルをプッシュ(push)する。例えば、penultimate−hop poppingが使用される場合には、R4は、保護LSPに該当するインバウンドラベルを、R7から受信する。図2では、R2は、PLR(Point to Local Repair)として機能し、R4は、MP(Merge Point)として機能する。図2において、R1,R2またはR8から、R4,R5またはR9までの全てのLSPは、1つのバックアップLSPを共有し、これによって、拡張性(scalability)を提供することが可能となる。
他方で、このような経路の設定は、拡張されたRSVP−TEを使用することにより行うことができる。以下は、高速再経路設定を要請するためのRSVP−TE信号プロトコルの拡張について説明する。
境界ルータは、バックアップLSPの設定を要請するために、拡張されたオブジェクトを使用する。
fast_rerouteオブジェクトは、バックアップLSPを設定するための情報を提供するために使用されるオブジェクトである。このfast_rerouteオブジェクトは、pathメッセージを転送するときに必ず挿入されなければならず、かつ、下流LSPにおいて変更されてはならない。pathメッセージは、前記ネットワーク上におけるLSPの設定を要請する経路設定メッセージである。
図3は、高速再経路設定のためのバックアップLSPの設定のために使用されるfast_rerouteオブジェクトのフォーマットである。
図3を参照して、本発明に直接関連するフラグについて説明する。セットアップ優先順位(setup priority)フィールド200は、バックアップLSPの優先順位を示す値を含む。この値は、他のLSPとバックアップLSPの優先順位とを比較して、バックアップLSPが先占されることができるか否かを決定するための値である。ホールディング優先順位(holding priority)フィールド202は、バックアップLSPのホールディング優先順位を示す値を含む。この値は、他のLSPとバックアップLSPの優先順位とを比較して、バックアップLSPが先占されることができるか否かを決定するための値である。ホップリミット(hop limit)フィールド204は、バックアップLSPを設定するために許容可能な最大ホップの個数を示す値を含む。フラグ(flags)フィールド206は、要請するバックアップLSPの種類を示す値を含む。例えば、フラグフィールド206の値が“0x01”に設定されている場合には、1:1バックアップLSPを要請することを示すものであって、“0x02”に設定されている場合には、N:1バックアップLSPを要請することを示すものと設定されることができる。帯域幅(bandwidth)フィールド208は、バックアップLSPの帯域幅要請値を含む。インクルード−エニー(include−any)フィールド210は、バックアップLSPを設定するために経るべきリンクの情報を有する32ビットベクトル値を含む。エクスクルード−エニー(exclude−any)フィールド212は、バックアップLSPを設定するために経てはならないリンクの情報を有する32ビットベクトル値を含む。インクルード−オール(include−all)フィールド214は、バックアップLSPを設定するために必ず経るべきリンクの情報を有する32ビットベクトル値を含む。
また、session_attributeオブジェクト及びrecord route object IPv4/IPv6サブ−オブジェクトは、高速再経路設定のために、既存のRSVP−TEのために定義されたフラグに各々2つのフラグを追加する。
session_attributeオブジェクトは、バックアップLSPの帯域幅の保証を要請する帯域幅保護要請(bandwidth protection desired)フラグと、PLRに保護LSPの次のルータを保護することを要請する注意保護要請(note protection desired)フラグと、をさらに含む。帯域幅保護要請フラグは、“0x08”値に設定され、注意保護要請フラグは、“0x10”値に設定されるが、PLRに保護LSPの次のルータを保護することを要請するように設定されることができる。
Record Route Object IPv4/IPv6サブ−オブジェクトは、バックアップLSPの帯域幅が保証されるように設定されたときに、PLSが設定するフラグである帯域幅保護(bandwidth protection)フラグと、次のルータの障害を保護するためにバックアップLSPが設定されたときに、PLRが設定するフラグである注意保護(note protection)フラグと、をさらに含む。一例として、帯域幅保護フラグは、“0x04”の値に設定されることができ、注意保護フラグは、“0x08”の値に設定されることができる。
以下は、前述したような拡張されたRSVP−TE信号プロトコルによるLSP設定及びバックアップLSP設定の方法について説明する。
図4は、高速再経路設定を行うために保護LSP(Label Switched Path)及びバックアップLSPを設定するシグナリング過程を示す図である。
高速再経路設定のためのLSPを設定する場合に、境界ルータは、PATHメッセージ内にFAST_REROUTEオブジェクト(FR OBJ)を含ませ、SESSION_ATTRIBUTEオブジェクト内の“Local protection desired”フラグを設定する。また、FAST_REROUTEオブジェクトは、PATH_REFRESHメッセージにも含まれなければならない。境界ルータは、SESSION_ATTRIBUTEオブジェクト内の“label recording desired”フラグをもセッティングする。バックアップLSPについて必要な情報(bandwidth、hop limitsなど)は、境界ルータにより設定される。
PLRは、設定要請が受信されると、バックアップLSPを設定する。このときに、MP(Merge Point)は、予め定義されたり、RSVP−TEのRRO(Rate & Route Operator)によって確認されることができる。PLRは、PLRの次のリンクを保護しようとする場合には、RROを参照してすぐ次の下流ルータにバックアップLSP設定を要請し、PLRの次のルータを保護しようとする場合には、RROを参照して2番目のRROに位置するルータにバックアップLSPを設定する。PLRは、保護LSPに従ってパケットがMPにインバウンドラベルとして割り当てられた値を知る(learn)必要がある。PLRは、MPがGlobal Label Spaceを使用しているのならば、保護LSPのRROを利用してバックアップLSPによって明示的な信号無しに”インバウンドラベル(inbound label)に割当された値 ”であることがわかる。バックアップLSPを設定する際に、PLRは、PLRに属し且つ保護LSPに使用されない任意のアドレスを、SENDER_TEMPLATEのIPv4トンネル送信者アドレス(tunnel sender address)として使用する。バックアップLSPの目的地アドレス(destination address)は、MPのアドレスとなる。
図5は、MPLS高速再経路設定のためのラベルの分配を示す図である。
図5では、保護LSPのためのラベルは、37、12、14、及びポップ(Pop)として定義され、バックアップLSPのためのラベルは、17、22、及びポップとして定義される。その後、このネットワークで行われるパケットの転送は、前記ラベルを用いて行われる。一方、図5では、ラベルがR4→R3→R2またはR4→R7→R6→R2に転送されるので、R4がPLRとなる。なお、ポップ(Pop)とは、特定ラベルの信号を示すものではなく、ラベルが変更されたことを意味する。すなわち、特定ラベル番号が付いていない(ラベルが”Implicint NULL””である)パケットが入力され、このパケットがPOPを介してラベルを付けることになる。
次に、ネットワークにおいて障害が発生する場合、バックアップLSPにパケットをリダイレクト(転送)する過程について説明する。
図6は、図3及び図4のように設定された、MPLS高速再経路が適用可能なネットワークにおけるパケット転送を示す図である。
図6は、特にR2とR3との間のリンクに障害が発生した場合に、R2がバックアップLSPを介してパケットを転送する過程を示す。R2は、バックアップLSPを介して、R3ではなく、R4にパケットを転送する。障害が発生しなければ、R2は、R1から受信したパケットのラベルをラベル12に変更してR3に転送し、R3がこのパケットのラベルを14に変更してR4に転送する。一方、障害が発生した場合には、R2は、R1から受信するパケットのラベルをラベル14に変更し、バックアップLSPに該当するラベルであるラベル17を加えた後に、R6に転送する。R7は、R6から受信したパケットに対してラベル22をポップ(pop)した後に、R4に転送する。すなわち、バックアップLSPを介して転送される間に、パケットは、MPのラベルである14を含むようになる。なお、図6におけるマルチキャストS,Gにつき、符号Sは送信元(Source)を表し、また、符号Gはグループ(group)を表す。
一方、このようなMPLSユニキャストに適用される高速再経路設定をMPLSマルチキャストに適用する場合を想定して説明する。
先ず、図面を参照して、一般的なMPLSマルチキャストについて説明する。
図7は、MPLSマルチキャストのためのシグナリング過程を示す図であり、図8は、MPLSマルチキャストパケットの転送を示す図である。
MPLSマルチキャストでは、1台又はそれ以上の台数の下流ルータがマルチキャストグループ(tree)に加入したブランチルータでは、PATHメッセージが複写(Replication)され、かつ、該当ルータに転送されなければならないし、RESVメッセージは、ブランチルータで合流(Merge)され、上流ルータに転送されなければならない。
MPLSマルチキャストパケットが受信されると、該受信したルータは、マルチキャストラベル転送テーブルを参照して次のルータにラベルオペレーション(label operation)を行った後に、パケットを転送する。ブランチルータでは、MPLSマルチキャストパケットが受信されると、該パケットが、複写(replication)され、かつMPLSマルチキャストLSPが設定された全てのルータに転送されなければならない。図7は、経路設定過程でのメッセージフローを示す図である。R2は、R1から経路設定を要請するPATHメッセージを受信し、これに対する応答として、その後に使用されるラベル情報(図では「13」)が含まれたRESVメッセージをR1に送信する。また、R2は、ラベル13を有するパケットをR1から受信すると、該パケットのラベルを13から34に変更し、変更後のパケットをR3に転送し、かつ、パケットのラベルを13から10に変更し、変更後のパケットをR6に転送する。
このようなMPLSマルチキャストについての高速再経路設定の方法としては、MPLSユニキャストの高速再経路設定を適用する方法を先ず考慮することができる。しかしながら、このようなMPLSマルチキャストに前述したMPLSユニキャストの高速再経路設定を適用すると、一部の区間で同じパケットが2回以上転送される場合が生じる。以下、このような問題点について、図9を参照して説明する。
図9は、MPLSユニキャストの高速再経路設定を使用したMPLSマルチキャストの高速再経路設定を示す図である。
図9では、R2は、R2−R3間のリンク障害やR3のルータ障害に対処するために、R4までの(すなわちR2→R6→R7→R4の)バックアップLSPと、R11までの(すなわちR2→R10→R11の)バックアップLSPを設定し、障害発生時には、MPLSマルチキャストパケットをユニキャストLSPに転送する。ところが、この場合、R2→R6の区間では、MPLSパケットが2回転送されてしまう。また、ユニキャスト高速再経路設定を支援するためには、RROを支援しなければならないが、MPLSマルチキャストでは、ブランチルータでRROがどのように支援されなければならないか、が決定されないし、種々のサブツリーからRROを受信するので、多くのRROが転送されることが生じ得る。そのため、RESVメッセージのサイズが大きくなることが生じ得るので、信号プロトコルに問題が生ずる。
したがって、MPLSマルチキャストの効率的な高速再経路設定のためには、R2→R3では、MPLSマルチキャストパケットが転送され、ユニキャストLSPは、PLRであるR2ではなく、R6で設定されなければならない。
以下は、R2→R6の区間では、パケットをマルチキャストパケット形態で転送し、R6以後の区間では、ユニキャストLSPを介してパケットを転送する、MPLSマルチキャストの高速再経路設定について説明する。
以下に説明するMPLSマルチキャストの高速再経路設定は、ネクストホップデータベース(Next Hop DataBase;NHDB、以下、NHDBと称する。)を使用して行われる。NHDBの構築に必要な情報は、MPLSマルチキャストの高速再経路設定のための、拡張されたRSVP−TEプロトコルを使用して収集されることができる。
以下、本発明に従ったMPLSマルチキャストの高速再経路設定は、拡張されたシグナリングプロトコルと、拡張されたシグナリングプロトコルを使用したNHDBの構築と、NHDBを使用したバックアップLSPの設定と、によって実行(実現)される。以下は、これらについて説明した後に、MPLSマルチキャストの高速再転送が適用されるネットワークにおけるMPLSマルチキャストパケット転送の詳細について説明する。
まず、MPLSマルチキャストの高速再経路設定のためのシグナリングプロトコルの拡張について説明する。一方、以下の本発明についての説明では、一例として、シグナリングプロトコルとしてRSVP−TEプロトコルが使用される実施形態について述べることを予め明らかにする。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の実施形態で用いられたプロトコルと同じ機能を行うように設定された他のプロトコルを使用して行われることもできる。
RSVP−TEプロトコルのうち、特に本発明のために使用されるオブジェクトは、ネクスト(Next)オブジェクトと、ネクスト−ネクストホップ(Next−Next Hop)オブジェクトと、ユニキャストバックアップLSP要請(Unicast backup LSP Request)オブジェクトである。これらのうち、ネクストホップオブジェクト及びネクスト−ネクストホップオブジェクトは、NHDBの構築のために使用され、ユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトは、マルチキャストツリーに位置する他のルータにユニキャストLSP設定を要請する際に使用される。勿論、本発明の実施のためには、RSVP−TEプロトコル以外の他のオブジェクトも使用されるが、既存のものと同じオブジェクトについては、その説明を省略する。
まず、ネクストホップオブジェクトについて説明する。
図10は、本発明に従ったシグナリングプロトコル中のネクストホップオブジェクトのフォーマットである。
図10に示されたネクストホップオブジェクトは、隣接する下流ルータからインタフェースアドレス情報を獲得するために使用される。ネクストホップオブジェクトは、次のルータのIPv4アドレス情報900と、該IPv4アドレスのプレフィックス長さ情報902と、を含む。
次に、ネクスト−ネクストホップオブジェクトについて説明する。
図11は、本発明に従ったシグナリングプロトコル中のネクスト−ネクストホップオブジェクトのフォーマットである。
図11に示されたネクスト−ネクストホップオブジェクトは、上流ルータにポイント−ツ−マルチポイントLSPを構築するのに参加した下流ルータの情報を通知するために使用されるオブジェクトである。ネクスト−ネクストホップオブジェクトは、次の次のルータのIPv4アドレス情報1000と、前記IPv4アドレスのプレフィックス長さ情報1002とを含む。また、ネクスト−ネクストホップオブジェクトは、次の次のノードがホストであるのか否かを表示する情報E1004をさらに含む。例えば、E1004が“1”の値を有する場合には、次の次のノードがホストであることを示すものと設定されることができる。もちろん、この値は、本発明の理解を助けるために例示されたものであって、本発明は、このような具体的な数値に限定されない。仮に、次の次のノードがホストである場合には、ネクスト−ネクストホップオブジェクトの他のフィールドは、設定されない。ここで、「他のフィールド」とは、(次の次のノードがホストである場合には、その後のノードが存在しないため、)「その後のノードを指示するためのフィールド」を意味する。また、ネクスト−ネクストホップオブジェクトは、該当マルチキャストグループに対して次の次のノードで割り当てたラベル情報(Label)1006をさらに含む。一方、図10のネクストホップオブジェクト及び図11のネクスト−ネクストホップオブジェクトは、C−Typeだけが異なり、残りは、同じフォーマットを有する。
次に、ユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトについて説明する。
図12は、本発明に従ったシグナリングプロトコル中のユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトのフォーマットである。
前述したように、ユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトは、マルチキャストツリーに位置する他のルータにユニキャストLSP設定を要請するときに使用されるオブジェクトである。ここで、マルチキャストツリーは、1つのマルチキャストパケットがマルチキャストグループに含まれたホストに転送されるために使用される経路を意味する。
図12に示されたように、ユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトは、ユニキャストトンネル終端(終端点)のIPv4アドレス情報(Tunnel End point address)1100と、当該IPv4アドレスのプレフィックス長さ情報(prefix length)1102と、マルチキャストソースアドレス(multicast source address)が設定されているか否かを示すフラグS1104と、バックアップLSPにパケットを転送するように要請するフラグF1106と、終端点(end point)で該当グループアドレス(group address)に割り当てられたラベル情報(Label)1108と、トンネルに転送しようとするマルチキャストソースアドレス(multicast source address)情報1110と、トンネルに転送しようとするマルチキャストグループ情報(multicast group address)情報1112とを含む。ここで、トンネルは、LSPのために設定されたトンネルである。
一方、前述したオブジェクトの説明で、各オブジェクトは、IPv4アドレス情報を含んでいるが、これは、本発明がIPv4ネットワーク上で実行されるものと仮定したからであり、本発明がIPv4ネットワーク上ではなく、他のアドレス体系を有するネットワークにおいて実行される場合には、該当ネットワークのアドレス体系によるネットワークアドレス情報を使用することになる。
次に、前述したネクストホップオブジェクト及びネクスト−ネクストホップオブジェクトを含む、本発明に従ったシグナリングプロトコルを使用したNHDBの構築について説明する。
図13は、NHDBの構成図である。
NHDBは、図13に示すように、連結(接続)される次のルータのIPv4アドレス情報及びラベル情報についてのデータと、次の次のルータのIPv4アドレス情報及びラベル情報についてのデータと、が関連付けられたツリー形態の構造であることが分かる。もちろん、これは、単にNHDBの理解を助けるために例示した形態にすぎないものであり、NHDBの格納形態(すなわちデータの格納構造)は、各々のシステムの特性に応じて好ましく選択されることができる。
図13は、R2が有するNHDBである。前述した図2乃至図9(特に図7乃至図9)のネットワーク構成図を参照して、図13のNHDBについて説明する。図7乃至図9に示されているように、R2に連結(接続)される次のルータは、R3及びR6であり、R11及びR4がR2の次の次のルータとしてR3を介してR2に接続される。NHDBは、これらの各ルータのIPv4アドレス情報及びラベル情報についてのデータを含む。もちろん、R10も同様にR2の次のルータとして扱う(すなわちNHDBに登録する)ことができるが、ここでは、図13に示すように、R3及びR6だけがR2の次のルータとしてNHDBに登録された実施形態を例として、本発明についての説明を行う。
NHDBの構築において、R2は、下流ルータから受信したRSVP RESVメッセージ内のラベル(label)オブジェクト及びネクストホップオブジェクトを使用して、R3またはR6のIPv4アドレス及びラベルを獲得することができる。また、R2は、ネクスト−ネクストホップオブジェクトを使用して、R11またはR4のIPv4アドレス及びラベルを獲得することができる。
次に、図13のNHDBを使用したバックアップLSPの設定について説明する。
バックアップLSPを設定するための、NHDBから得られたIPv4アドレスまで行くルーティング情報の獲得は、ユニキャストルーティング情報を基盤にしたCSPF(Constraint−based Shortest Path First)を使用して行われることができる。もちろん、ルーティング情報の獲得は、多様なルーティングプロトコルを用いて行われることができるが、ルーティングプロトコルについて別途の説明は省略する。
図9で、保護LSPをR2−R3−R4であると仮定した上で、NHDBを使用した、保護LSPに対するバックアップLSPの設定について説明する。なお、ここでは、図9における全てのリンクのメトリック(Metric)値は、同一であると仮定する。まず、R2からR4までの、R2→R3を経ない最短ルートを計算すると、R2→R10→R11→R4及びR2→R6→R7→R4の2つのルートが計算される。NHDBを参照すると、これらの計算された2つのルートのうち、NHDBに最も類似したルートがR2→R6→R7→R4であることから、R4までのユニキャスト情報は、R6を経るルートを用いて転送される。したがって、R2は、R6を介してバックアップLSP設定を要請する。R2は、R6にバックアップLSP設定を要請するときに、ユニキャストバックアップLSP要請オブジェクト(図12参照)を含むメッセージを転送する。
一方、R2からR11までのルートを考慮する場合には、R2→R3を経ないR2からR11までの最短ルートはR2→R10→R11であるが、図13に示すように、NHDBにはこれに該当するルートが存在しないので、R11にパケットを転送するためには、既存のユニキャストLSPを設定する方式を使用する。
このような過程は、各ルータ毎に行われる。R6は、ユニキャストバックアップLSP設定を要請されたときに、自機のNHDBを参照してユニキャストバックアップLSPを設定するER(Explicit Route)を選択する。このとき、ERのうち、NHDBに最も類似したルートにPATHメッセージを転送する。
以下は、本発明に従ったMPLSマルチキャストLSP設定及びMPLSマルチキャストの高速再経路設定のためのバックアップLSPの設定過程を、添付図面を参照して説明する。
図14は、MPLSマルチキャストのLSP設定のためのネクストホップオブジェクト及びネクスト−ネクストホップオブジェクトの使用を示す図である。
ネクストホップオブジェクト及びネクスト−ネクストホップオブジェクトは、RESVメッセージに含まれ、下流ルータから上流ルータに転送されることができる。
境界ルータであるR1は、LSPを設定するときに、高速再経路設定のためのバックアップLSPの設定を要請するLSPについては、その設定を要請するPATHメッセージにFAST_REROUTEオブジェクト(図3参照)を含み、上述したSESSION_ATTRIBUTEオブジェクト内の該当フラグを設定する。FAST_REROUTEオブジェクト内のフィールドとSESSION_ATTRIBUTEオブジェクト内のフラグ設定は、ユニキャストLSPと同様の方法で行われることができる。
PLRであるR2は、R1からFAST_REROUTEオブジェクトを含むPATHメッセージを受信すると、そのPATHメッセージにより要請されたLSPが、バックアップLSPの設定に必要なLSPであることを認識する。換言すると、R2は、該当LSPについてのセッション情報をルータ内に生成するときに、バックアップLSP設定が必要である旨を示すデータを格納する。そして、R2は、マルチキャストルーティングテーブルを参照して、その該当PATHメッセージを、変更することなくそのまま保護LSPに転送する。
R2から前記PATHメッセージを受信した、下流ルータであるR3は、R2にRESVメッセージを転送するときに、ネクストホップオブジェクト(図10参照)及びネクスト−ネクストホップオブジェクト(図11参照)を生成し、これらを上流ルータであるR2に転送する。ネクストホップオブジェクトは、該当ルータのIPv4アドレスを使用して生成され、ネクスト−ネクストホップオブジェクトは、該当ルータの下流ルータから受信したネクストホップオブジェクトとラベルマッピングメッセージを使用して生成される。下流ルータが複数個である場合には、下流ルータの個数だけネクストネクストホップオブジェクトが生成される。すなわち、図14で、R3は、R11の情報を含むネクスト−ネクストホップオブジェクト及びR4の情報を含むネクスト−ネクストホップオブジェクトの2つのネクスト−ネクストホップオブジェクトを生成し、R2に転送する。これらのネクスト−ネクストホップオブジェクトは、R3がR11及びR4から受信したネクストホップオブジェクトとラベル情報を用いて生成される。R3は、R11及びR4から受信したネクストホップオブジェクトは、ネクスト−ネクストホップオブジェクトとしてR2に転送するが、R11及びR4から受信したネクスト−ネクストホップオブジェクトは、自機のNHDBの構築のために使用するだけで、R2には転送しない。
R3からネクストホップオブジェクト及びネクスト−ネクストホップオブジェクトを受信したR2は、これを用いて自機のNHDBを構築する。このように下流ルータから受信したネクストホップオブジェクト及びネクスト−ネクストホップオブジェクトを使用したNHDBの構築は、R2でなく、他のルータでも同様に行われることができる。
R2は、ネクストホップオブジェクトとネクスト−ネクストホップオブジェクトが含まれたRESVメッセージをR3から受信すると、該当するLSPのセッション情報を参照して、該当LSPが高速再経路設定が要求されたLSPであるか否かを確認する。
ネットワークにおいて発生し得る障害の例としては、リンク障害とルータの障害を挙げることができるが、該当LSPがリンク障害に対処するためのバックアップLSPの設定が要請されたLSPであれば、該当LSPについてのバックアップLSPは、ネクストホップオブジェクトのIPv4アドレスに設定され、該当LSPがルータ障害に対するバックアップLSP設定が要請されたLSPであれば、該当LSPについてのバックアップLSPは、ネクスト−ネクストホップオブジェクトのIPv4アドレスに設定される。
R2は、前述したように選択されたIPv4アドレスで、ユニキャストルーティングを基盤とするCSPFアルゴリズムを用いて、ER(Explict Route)を計算する。この際、保護LSP区間は、含まれてはならない。
R2は、NHDBを参照して、選択されたERのうちNHDBに含まれるERを選択する。例えば、R2からR4までのERには、R2→R10→R11→R4、及びR2→R6→R7→R4のうち、NHDBと一致する区間を有するR2→R6→R7→R4が選択される。
R2は、選択されたERに応じてR6にPATHメッセージを転送する。R2からR6に転送されるPATHメッセージは、R2からR3に転送された、保護LSPのPATHメッセージと同じ情報を含み、ユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトを含む。R2は、R6からRESVメッセージを受信すると、バックアップLSPの設定のためのPATHメッセージをR6に転送し、その後、R1からPATH REFRESHメッセージが受信されたときに、そのPATHメッセージにユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトを含めて、R6に転送する。
ユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトが含まれたPATHメッセージを受信したルータは、PLRで行った方式により終端点までのERを計算し、R6のNHDBを参照してLSPの方向を決定する。これについて添付の図面を参照して説明する。
図15は、MPLSマルチキャストのバックアップLSP設定を示す図である。
図15で、R6は、R2から受信したPATHメッセージにユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトが含まれている場合には、オブジェクト内に存在するEnd Point Addressに対してCSPFを適用して、ERを計算する。R6は、計算されたERに関してNHDBを参照して、PATHメッセージの方向を決定する。図15では、R4に行くためのNHDBがないので、R6は、ユニキャストルーティングテーブルを参照してPATHメッセージを転送したり、或いは、計算されたERをPATHメッセージのExplicit Routeオブジェクトに含ませることができる。
図15で、R6は、ユニキャストLSPバックアップ要請オブジェクト内のラベル、マルチキャストソースアドレス、マルチキャストグループアドレスを用いて、該当マルチキャスト(S、G)がユニキャストバックアップLSPに転送されなければならないことを認識することができ、変える(交換される)べきラベル情報をも認識することができる。ここで、“S”は、ソース(source)を示し、“G”は、グループ(group)を示す。
図15では、R2からR11まで行くERがR2→R10→R11であり、該当ERにNHDBに含まれる区間がないので、R2→R10→R11までの経路設定は、既存のユニキャストLSP設定方式によって行われる。
R2は、ネットワーク障害発生を感知すると、パケットをバックアップLSPに転送するために、障害が発生したことをR6に通知する。障害の感知は、ルータ間でのハローメッセージの交換などにより行われることができる。ユニキャストラベル要請(unicast label request)オブジェクトを使用し、この際、“F”フラグを設定しなければならない。また、障害発生の感知は、ハローメッセージの交換により行われる場合には、図1のメッセージ処理部で行うことができる。この場合に、メッセージ処理部は、「障害感知部」の用語で称することもある。
R6は、“F”フラグが設定されたUnicast Label Requestオブジェクトを受信すると、バックアップLSPが設定されているのか否かを確認し、バックアップLSPが設定されている場合には、パケットを該当バックアップLSPに転送する。一方、バックアップLSPが設定されていない場合には、R6は、ユニキャストバックアップLSP設定を試みる。
R6は、設定されたバックアップLSPにMPLSマルチキャストパケットを転送するが、これについては添付の図16を参照して説明する。
図16は、図15で設定されたバックアップLSPを介した、高速再経路設定が適用されるMPLSマルチキャストパケットの転送を示す図である。
図16で、R2は、R6に既存のマルチキャストパケットを転送し、R6は、ラベルを、R4が該当マルチキャストグループに割り当てたラベルにスワップ(Swap)し、ユニキャストバックアップLSPのためのラベルをプッシュ(Push)して転送する。すなわち、R6は、受信された、ラベル10を有するパケットのラベルを27に変えた後に、該ラベルをR7に転送する。R4は、受信されたパケットを既存のラベルテーブルを参照してR9に転送することができる。R11は、既存のR10方向にマルチキャストツリーがないので、既存のユニキャスト高速再経路設定のパケット転送方式を用いて転送する。
前述したように、本発明は、拡張されたシグナリングプロトコルを使用して各々のルータ毎に自機を基準にしてツリー形態の構造を有するNHDBを構築し、構築されたNHDBを参照してMPLSマルチキャスト高速再経路設定のためのLSPを決定する。本発明は、障害が発生してバックアップ経路を介してのパケットの転送が行われる場合、保護LSP及びバックアップLSPが既存のマルチキャストパケットの転送経路に重複して含まれる場合には、重複する経路については、マルチキャスト形態にパケットを転送することによって、重複メッセージ転送を防止し、且つ効率的なMPLSマルチキャスト再経路設定を可能にする。
本発明による高速再経路設定装置のブロック構成図である。 高速再経路設定が適用されることができるネットワークの構成図である。 高速再経路設定のためのバックアップLSPの設定のために使用されるfast_rerouteオブジェクトのフォーマットである。 高速再経路設定を行うために保護LSP(Label Switched Path)及びバックアップLSPを設定するシグナリング過程を示す図である。 MPLS高速再経路設定のためのラベルの分配を示す図である。 図3及び図4のように設定された、MPLS高速再経路が適用可能なネットワークにおけるパケット転送を示す図である。 MPLSマルチキャストのためのシグナリング過程を示す図である。 MPLSマルチキャストパケットの転送を示す図である。 MPLSユニキャストの高速再経路設定を用いたMPLSマルチキャストの高速再経路設定を示す図である。 本発明によるシグナリングプロトコル中のネクストホップオブジェクトのフォーマットである。 本発明によるシグナリングプロトコル中のネクスト−ネクストホップオブジェクトのフォーマットである。 本発明によるシグナリングプロトコル中のユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトのフォーマットである。 NHDB(Next Hop DataBase)の構成図である。 MPLSマルチキャストのLSP設定のためのネクストホップオブジェクト及びネクスト−ネクストホップオブジェクトの使用を示す図である。 MPLSマルチキャストのバックアップLSP設定を示す図である。 図15で設定されたバックアップLSPを介した、高速再経路設定が適用されるMPLSマルチキャストパケットの転送を示す図である。
符号の説明
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9 ルータ
R10、R11 ルータ

Claims (24)

  1. MPLS(Multi Protocol Label Switching)マルチキャストの高速再経路設定装置であって、
    上流ノード(upstream node)または下流ノード(downstream node)との間でメッセージ送受信を行うメッセージ転送部と、
    上流ノードからの設定要請メッセージを通してその設定を要請された経路がMPLSマルチキャストの高速再経路設定を行う経路であれば、NHDB(Next Hop DataBase)を構築するための経路設定要請メッセージを前記メッセージ転送部を介して下流ノードに転送し、前記下流ノードから受信される応答メッセージに含まれた情報を用いてNHDBを構築するメッセージ処理部と、
    前記構築されたNHDBを格納するための格納部と、
    を備えることを特徴とするMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  2. 前記メッセージ処理部は、設定が要請された該当経路のセッション情報を用いて、該当経路が高速再経路設定が要求された経路であるか否かの確認を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  3. 前記メッセージ処理部は、次の下流ノードと次の次の下流ノードのネットワークアドレス情報及びラベル情報を含めて前記NHDBを構築する
    ことを特徴とする請求項1に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  4. 前記メッセージ処理部は、IPv4アドレス情報を前記ネットワークアドレス情報として使用する
    ことを特徴とする請求項3に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  5. 前記メッセージ処理部は、前記NHDBの構築のために使用される情報を、前記下流ノードから受信されるRSVP−TE(Resource Reservation Protocol−Traffic Engineering)プロトコルのネクストホップオブジェクト及びネクスト−ネクストホップオブジェクトを介して受信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  6. 前記メッセージ処理部は、前記ネクストホップオブジェクトを介して次の下流ノードのネットワークアドレス情報及びラベル情報を受信する
    ことを特徴とする請求項5に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  7. 前記メッセージ処理部は、前記ネクスト−ネクストホップオブジェクトを介して次の次の下流ノードのネットワークアドレス情報及びラベル情報を受信する
    ことを特徴とする請求項5に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  8. 前記構築されたNHDBを参照して経路を計算し決定する経路計算部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  9. 前記経路計算部は、前記NHDBからバックアップ経路の目的地ネットワークアドレス情報を獲得し、前記ネットワークアドレスまでのルーティング情報をCSPF(Constraint−based Shortest Path First)を用いて獲得する
    ことを特徴とする請求項8に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  10. MPLSマルチキャスト高速再経路設定のためのプロトコルであって、
    MPLSマルチキャスト高速再経路設定のための経路設定時に使用されるNHDBを構築するための情報を含むネクストホップオブジェクトと、
    NHDBを構築するための情報を含むネクスト−ネクストホップオブジェクトと、
    該当マルチキャストツリーに位置する他のノードにユニキャストバックアップ経路の設定を要請するユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトと、
    を備えることを特徴とするMPLSマルチキャスト高速再経路設定のプロトコル。
  11. 前記ネクストホップオブジェクトは、次の下流ノードのネットワークアドレス情報及びラベル情報を含む
    ことを特徴とする請求項10に記載のMPLSマルチキャスト高速再経路設定のプロトコル。
  12. 前記ネクスト−ネクストホップオブジェクトは、次の次の下流ノードのネットワークアドレス情報及びラベル情報を含む
    ことを特徴とする請求項10に記載のMPLSマルチキャスト高速再経路設定のプロトコル。
  13. 前記ユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトは、ユニキャストバックアップ経路の設定のために使用されるトンネルの終端点ネットワークアドレス情報、終端点で該当マルチキャストグループアドレスに割り当てられたラベル情報、前記トンネルに転送しようとするマルチキャストソースアドレス情報及び前記トンネルに転送しようとするマルチキャストグループアドレス情報を含む
    ことを特徴とする請求項10に記載のMPLSマルチキャスト高速再経路設定のプロトコル。
  14. MPLSマルチキャストの高速再経路設定のための代替経路が設定されているMPLSネットワークのMPLSマルチキャスト高速再経路設定装置であって、
    上流ノード及び下流ノードとの間でメッセージ送受信を行うメッセージ転送部と、
    下流ノードとの間に障害が発生したか否かを判断する障害感知部と、
    前記障害が発生したノードの代替ノードを検索する経路計算部と、
    上流ノードから受信したマルチキャストパケットが前記障害が発生した経路及び代替経路を介して全て転送されなければならないパケットであるのか否かを判断し、前記マルチキャストパケットが前記2つの経路の両方を介して転送されなければならないパケットであれば、前記マルチキャストパケットを次のブランチノードまでマルチキャストパケットの形態で転送し、前記次のブランチノードから前記パケットの目的地ノードまでのユニキャストバックアップ経路を設定するようにするパケット処理部と、
    を備えることを特徴とするMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  15. 前記経路計算部は、ユニキャストバックアップLSP要請オブジェクトを含むメッセージを前記メッセージ転送部を介して前記ブランチノードに転送することによって、前記ブランチノードから前記パケットの目的地ノードまでのユニキャストバックアップ経路を設定するようにする
    ことを特徴とする請求項14に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  16. 前記障害感知部は、隣接ノードとの間でのハローメッセージ(Hello Message)の交換により前記障害発生の有無を判断する
    ことを特徴とする請求項14に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  17. 前記障害感知部は、前記隣接ノードから所定の基準時間以上メッセージが受信されなければ、該当ノードとの間に障害が発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項16に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  18. 前記障害は、前記下流ノードとの間を接続するリンクに発生した障害であるか、又は、前記下流ノードに発生した障害である
    ことを特徴とする請求項14に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定装置。
  19. MPLSマルチキャストの高速再経路設定方法であって、
    ネットワーク上での高速再経路設定のために使用されるNHDBを構築するための情報を下流ノードから受信する第1過程と、
    前記受信された情報を用いてNHDBを構築する第2過程と、
    前記構築されたNHDBを用いてMPLSマルチキャストの高速再経路設定のための経路を設定する第3過程と、
    を備えることを特徴とするMPLSマルチキャストの高速再経路設定方法。
  20. 前記NHDBを構築するための情報は、前記下流ノードから受信されるネクストホップオブジェクト及びネクスト−ネクストホップオブジェクトを介して受信される
    ことを特徴とする請求項19に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定方法。
  21. 前記NHDBは、次の下流ノード及び次の次の下流ノードのネットワークアドレス情報及びラベル情報を含む
    ことを特徴とする請求項19に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定方法。
  22. 前記第3過程の経路設定は、CSPF(Constraint−based Shortest Path First)を用いて行われる
    ことを特徴とする請求項19に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定方法。
  23. 使用したMPLSマルチキャストの高速再経路設定のためのバックアップ経路がNHDBを用いて設定されたネットワークのMPLSマルチキャスト高速再経路設定方法であって、
    保護経路での障害発生を感知する第1過程と、
    前記障害が発生した保護経路に対するバックアップ経路を検索する第2過程と、
    上流ノードから受信したマルチキャストパケットの既存の転送経路のうち前記バックアップ経路が含まれるか否かを判断する第3過程と、
    前記既存の転送経路のうち前記バックアップ経路が含まれるマルチキャストパケットを前記バックアップ経路上の次のブランチノードまでマルチキャストパケットの形態で転送し、前記ブランチノードに前記ブランチノードから前記バックアップ経路の終端ノードまでのユニキャストバックアップ経路設定を要請する第4過程と、
    を備えることを特徴とするMPLSマルチキャストの高速再経路設定方法。
  24. 前記設定されるユニキャストバックアップ経路は、ユニキャストバックアップLSP要請オブジェクト及びCSPF(Constraint−based Shortest Path First)を用いて選択された経路である
    ことを特徴とする請求項23に記載のMPLSマルチキャストの高速再経路設定方法。
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