JP2009194648A - 情報転送方法及び情報転送システム及びノード装置 - Google Patents

情報転送方法及び情報転送システム及びノード装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 受信端末が接続された出口ノードを冗長化した場合のマルチキャストLSPの設定を自動化する。
【解決手段】 本発明は、入口ノード及び出口ノードをBGPスピーカとし、入口ノードにおいて、BGPスピーカ間にピアをフルメッシュで設定することによりBGPによる情報交換を行い、取得した経路情報のうち、同一の宛先ネットワークに対してネクストホップが1つまたは複数ある場合に、該ネクストホップが出口ノードとなるLSPまたは、各ネクストホップがリーフとなるマルチキャストLSPを設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報転送方法及び情報転送システム及びノード装置に係り、特に、高信頼な通信サービスを提供する出口ノード冗長化のためのマルチキャストLSPを設定するための情報転送方法及び情報転送システム及びノード装置に関する。
情報を転送するネットワークにおいて、情報を伝達するネットワークの経路上のノードあるいはノードを接続する回線が障害となった場合には、情報を伝達する新たな経路を設定し、情報の流通を確保することが重要である。
情報を伝達するための新たな経路を設定するための方法としては、障害箇所を迂回するための経路を経路設定プロトコルにより再設定を行う方法と、MPLS(Multi Protocol Label Switching)を利用して想定される障害箇所を迂回するための迂回LSPを設定し、障害が発生した場合に迂回LSPにより情報転送を行う方法がある(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、上記の経路設定プロトコルにより経路の再設定を行う方法は、障害情報の伝達及び経路再計算処理が必要となるため、疎通回復までに時間がかかる。
MPLSを用いた迂回方法は短時間での疎通回復が可能であるが、LSPの出口となる出口ノードの障害時、LSPの入口となる入口ノードの障害時においては、経路設定プロトコルによる経路切り替えに依存することになり、短時間での疎通回復が困難であった。
そこで、出口ノードの冗長化のために、入口ノードから複数の出口ノードにマルチキャストLSPを設定し、優先となる出口ノードから情報を送信するためのネットワーク冗長制御方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図14は、本発明を適用するネットワーク構成図である。
本来情報転送のためのネットワークは双方向通信であるが、簡易化して通信が片方向の場合の例を記述する。送信端末1は、送信端末接続ノード2を介して障害迂回ネットワーク3に接続される。障害迂回ネットワーク3内の送信端末接続ノード2と接続されるノードを入口ノード31とする。同様に、受信端末5は、受信端末接続ノード4を介して障害迂回ネットワーク3に接続される。障害迂回ネットワーク3内の受信端末接続ノード4と接続されるノードを出口ノード33とする。障害迂回ネットワーク3は、入口ノード31、中継ノード32、出口ノード33で構成される。入口ノード31の数、出口ノード33の数、中継ノード32の数、入口ノード31及び出口ノード33のノード間接続方法は任意である。
障害迂回ネットワーク3内にマルチキャストLSPを設定し、情報を該マルチキャストLSP上で転送することにより、複数の出口ノード33に情報が到達するので、出口ノード33を図15に示すように冗長化することが可能である。マルチキャストLSPを設定した時に、LSPの分岐点となる中継ノードを「分岐ノード」と呼ぶことにする。マルチキャストLSP上の転送方法には、2種類あり、第1の転送方法としては、出口ノード33A及び出口ノード33Bの両方に情報を転送する。第2の転送方法としては、分岐ノードに出口ノード33A乃至出口ノード33Bに対する優先順位を設定し、分岐ノードは優先度の高い出口ノードのみに情報を転送する。マルチキャストLSPのリーフ(マルチキャストツリーの葉)である出口ノード33A乃至出口ノード33Bが情報を受信する。出口ノード33A乃至出口ノード33Bのうちから優先度が高く設定された出口ノードが障害迂回ネットワーク3外の受信端末接続ノード4に情報を送信する。
優先度の高い出口ノードに障害が発生した場合は、上記の第1の転送方法においては、優先度の低い出口ノードが障害検知のためのヘルスチェックメッセージ送受信などの方法により優先度の高い出口ノードの発生した障害を検知して受信端末接続ノード4に情報を送信する。上記の第2の転送方法においては、優先度の高い出口ノードに障害が発生した場合は、分岐ノードが障害検知のためのヘルスチェックメッセージ送受信などの方法により優先度の高い出口ノードに障害が発生したことを検知して優先度の低い出口ノードに情報を転送して、優先度の低い出口ノードが受信端末接続ノード4に情報を送信する。分岐ノードを含む中継ノード32及び回線が障害の場合は、MPLSが持つ障害検出機能と障害迂回機能により迂回経路で疎通が可能となる。
Ping Pan, "Fast Reroute Extensions to RSVP-TE for LSP Tunnels".RFC4090, May 2005 特開2007−074313号公報
しかしながら、上記の特許文献1の優先となる出口ノードから情報を送信する方法は、障害迂回ネットワーク内にマルチキャストLSPを自動で設定できないという課題がある。上記従来の技術には、障害迂回ネットワーク外から受信した情報をマルチキャストLSPにマッピングする方法、及び障害迂回ネットワーク外から受信した情報をマルチキャストLSPでカプセル化/デカプセル化する方法についての記述はない。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、障害迂回ネットワーク内の情報を伝達する経路区間において、区間の出口ノードの障害においても短時間で疎通回復を可能にする出口ノード冗長のためのマルチキャストLSPを自動的に設定することを可能とし、障害迂回ネットワーク外から受信した情報をマルチキャストLSPにマッピングでき、また、障害迂回ネットワーク外から受信した情報をマルチキャストLSP上で転送するためにマルチキャストMPLSヘッダでのカプセル化とデカプセル化が可能な情報転送システム及び装置及び情報転送方法及びノード装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)は、障害迂回ネットワークの出口ノードの冗長化のために入口ノードから複数の出口ノードにマルチキャストLSPを設定して、該障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を転送するためのネットワークシステムにおける、情報転送方法であって、
入口ノード及び出口ノードをBGPスピーカとし、
入口ノードにおいて、BGPスピーカ間にピアをフルメッシュで設定することによりBGPによる経路情報交換を行い、取得した情報のうち、同一の宛先ネットワークに対してネクストホップが1つまたは複数ある場合に、各ネクストホップがリーフとなるマルチキャストLSPを設定する。
また、本発明(請求項2)は、入口ノードが取得した情報の1つの宛先ネットワークに対して複数の出口ノードが含まれる場合には、1つのマルチキャストLSPで複数の出口ノードに転送するためにネクストホップLSPテーブルを参照し、複数の出口ノードをリーフとするマルチキャストLSPを設定する。
また、本発明(請求項3)は、入口ノードにおいて、
宛先のネットワークとマルチキャストLSPを識別するための識別子(LSPid)とを関連付けて格納したFECテーブルを有し、
当該入口ノードに接続される送信端末接続ノードから受信した情報の宛先に基づいてFECテーブルを参照し、該情報の宛先に対応するLSPidのマルチキャストLSP上に障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を転送する。
また、本発明(請求項4)は、入口ノードにおいて、
マルチキャストLSPを設定する信号のメッセージ中の識別フラグを用いる、または、該マルチキャストLSPのシムヘッダの識別フラグを用いることにより、設定されたマルチキャストLSPが出口ノードの冗長化のためであることを通知する。
また、本発明(請求項5)は、入口ノードにおいて、
マルチキャストLSPのシムヘッダの識別フラグを用いる際に、障害迂回ネットワークの外から受信した情報を該マルチキャストLSPのシムヘッダでカプセル化して該障害迂回ネットワーク内に転送し、
出口ノードにおいて、
自ノードがリーフである場合には、障害迂回ネットワークから受信したユニキャスト転送用のマルチキャストLSPのシムヘッダをデカプセル化して、該障害迂回ネットワーク外に転送する。
また、本発明(請求項6)は、入口ノードにおいて、
VPNアドレスの情報を受信した場合に、該VPNアドレスが同一のユーザネットワークに対してネクストホップが複数ある場合には、各ネクストホップがリーフとなるマルチキャストLSPを設定する。
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項7)は、障害迂回ネットワークの出口ノードの冗長化のために入口ノード310から複数の出口ノード330にマルチキャストLSPを設定して、該障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を転送するための情報転送システムであって、
入口ノード310及び出口ノード330をBGPスピーカとし、
入口ノード310または出口ノード330として機能するノード装置は、
入口ノードとして機能する時、1つのマルチキャストLSPで複数の出口ノード330に転送するための、ネクストホップとマルチキャストLSPを識別するためのLSP識別子(LSPid)とを関連付けたネクストホップLSPテーブル522と、
入口ノードとして機能する時、宛先のネットワークとマルチキャストLSPを識別するための識別子(LSPid)とを関連付けて格納したFECテーブル523と、
入口ノードとして機能する時、BGPによる経路情報交換を行うことにより取得した情報のうち、同一の宛先ネットワークに対してネクストホップが複数ある場合に、ネクストホップLSPテーブル522を参照して、各ネクストホップがリーフとなるマルチキャストLSPを設定するマルチキャストLSP設定手段501と、
入口ノードとして機能する時、障害迂回ネットワークの外部から受信した情報の宛先に基づいてFECテーブル523を参照して、該情報の宛先に対応するLSPidのマルチキャストLSP上に該情報を転送し、自ノードがリーフである場合には、障害迂回ネットワークから受信した情報を該障害迂回ネットワーク外に転送する情報転送手段502と、を有し、
情報転送手段502は、マルチキャストLSP設定手段501で設定されたマルチキャストLSPが出口ノードの冗長化のためであることを通知する際に、
マルチキャストLSPを設定する信号のメッセージ中の識別フラグを用いて通知する手段、
または、
マルチキャストLSPのシムヘッダの識別フラグを用いて通知する手段を含む。
また、本発明(請求項8)は、入口ノードとして機能する場合の情報転送手段502において、
障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を該マルチキャストLSPのシムヘッダでカプセル化して該障害迂回ネットワーク内に転送する手段を含み、
出口ノードとして機能する場合の情報転送手段502において、
自ノードがリーフである場合には、障害迂回ネットワークから受信したユニキャスト転送用のマルチキャストLSPのシムヘッダをデカプセル化して、該障害迂回ネットワーク外に転送する手段を含む。
本発明(請求項9)は、障害迂回ネットワークの出口ノードの冗長化のために入口ノードから複数の出口ノードにマルチキャストLSPを設定して、該障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を転送するためのネットワークシステムにおける、該入口ノードまたは該出口ノードとして機能するノード装置であって、
BGPスピーカであり、
1つのマルチキャストLSPで複数の出口ノードに転送するための、ネクストホップとマルチキャストLSPを識別するためのLSP識別子(LSPid)とを関連付けたネクストホップLSPテーブルと、
宛先のネットワークとマルチキャストLSPを識別するための識別子(LSPid)とを関連付けて格納したFECテーブルと、
入口ノードとして機能する場合に、BGPによる経路情報交換を行うことにより取得した情報のうち、同一の宛先ネットワークに対してネクストホップが1つまたは複数ある場合に、ネクストホップLSPテーブルを参照して、各ネクストホップがリーフとなるマルチキャストLSPを設定するマルチキャストLSP設定手段と、
入口ノードとして機能する場合に、障害迂回ネットワークの外部から受信した情報の宛先に基づいてFECテーブルを参照して、該情報の宛先に対応するLSPidのマルチキャストLSP上に該情報を転送する情報転送手段と、を有し、
情報転送手段は、マルチキャストLSP設定手段で設定されたマルチキャストLSPが出口ノードの冗長化のためであることを通知する際に、
マルチキャストLSPを設定する信号のメッセージ中の識別フラグを用いて通知する手段、
または、
マルチキャストLSPのシムヘッダの識別フラグを用いて通知する手段を含む。
また、本発明(請求項10)は、入口ノードとして機能する場合に、情報転送手段において、
障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を該マルチキャストLSPのシムヘッダでカプセル化して該障害迂回ネットワーク内に転送する手段を含み、
出口ノードとして機能する場合に、情報転送手段において、
自ノードがリーフである場合には、障害迂回ネットワークから受信したユニキャスト転送用のマルチキャストLSPのシムヘッダをデカプセル化して、該障害迂回ネットワーク外に転送する手段を含む。
本発明は、障害迂回ネットワークの出口ノードの冗長化のために入口ノードから複数の出口ノードにマルチキャストLSPを設定して情報を転送するためのネットワークシステムにおいて、障害迂回ネットワーク内に自動でマルチキャストLSPを設定することが可能となる。これは、ネットワーク管理者のマルチキャストLSPの設計作業及び設定作業を削減する効果につながる。
また、本発明は、特定の宛先に対して特定のマルチキャストLSPを使用するために、障害迂回ネットワーク外から受信した情報の宛先とそれを転送するマルチキャストLSPをマッピングするFECテーブルを自動で生成、設定することができるという効果がある。
また、本発明は、宛先のネットワークは異なるが、ネクストホップとなる出口ノードの組み合わせが同一の情報を同一のマルチキャストLSPにマッピングすることで、マルチキャストLSP数を低減させることができるという効果がある。
また、本発明は、入口ノードがマルチキャストMPLSのシムヘッダでカプセル化して出口ノードがデカプセル化することで、1対1のユニキャスト通信をマルチキャストLSP上で転送することが可能となる。
また、本発明は、VPNアドレスの経路情報を利用して、障害迂回ネットワークの出口ノードの冗長化のために入口ノードから複数の出口ノードにマルチキャストLSPを自動で設定することが可能となる。
また、本発明は、送信端末接続ノード、受信端末接続ノードが、従来の経路制御プロトコル、端末との間の通信プロトコルを変更することなく、障害迂回ネットワーク内の出口ノード障害時の通信断時間の短縮が可能となる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
本発明を適用するシステムは前述の図14に示した通りである。
図2は、本発明の一実施の形態における分割されたASの場合のシステム構成を示す。
同図は、障害迂回ネットワーク300と、送信端末110、送信端末接続ノード120、送信端末ネットワーク(NWt)130を含む送信側100、受信端末接続ノード210、受信端末220、受信端末ネットワーク230(NWr)を含む受信側200で、異なるAS(Autonomous System)となる場合の例を示す。なお、本発明を適用するネットワークとしては、障害迂回ネットワーク300、送信側100、受信側200は同一ASであってもよい。図2に示す障害迂回ネットワーク300には、2つの入口ノード310A,310B、2つの中継ノード320A,320B、2つの出口ノード330A,330Bがある。
また、入口ノード310A,310Bは、送信端末接続ノード120に接続され、出口ノード330A,330Bは受信端末接続ノード210に接続されている。
上記のシステムにおけるノード構成について説明する。
図3は、本発明の一実施の形態における入口ノードと出口ノードの構成を示す。
同図に示すノードは、以下に説明する障害迂回ネットワーク内の入口ノード、出口ノードとなるノード装置を示している。なお、同図に示すノード装置は、入口ノードとして機能する場合と、出口ノードとして機能する場合では、使用する要素が異なるが、同図では同一構成として示している。
各ノードは、BGP(Border Gateway Protocol)機能部510、MPLS機能部520、IGP機能部530、経路決定部540、パケット転送部550、回線対応部560から構成される。
BGP機能部510は、BGP経路テーブル511とMPLS−IF(インタフェース)部512を有する。BGP機能部510は、BGP処理によりBGP経路テーブル511を作成し、MPLS−IF部512が当該BGP経路テーブル511の情報をMPLS機能部520に通知する。
MPLS機能部520は、BGP−IF521、ネクストホップ(Next hop)LSPテーブル522、FECテーブル523を有する。なお、従来のFECテーブルは、ユニキャストパケットをP2P−LSPにマッピングするものであったが、本発明のFECテーブル523は、ユニキャストパケットをP2MP−LSPにマッピングするものである。BGP−IF521は、BGP機能部510から取得したBGP経路テーブルの情報を受信し、Nexthop LSPテーブル522を作成する。また、MPLS機能部520は、作成されたNexthop LSPテーブル522の情報と受信したBGP経路テーブル511の情報からP2MP(Point to Multi Point)−MPLSのFECテーブル523を作成する。また、MPLS機能部520は、Nexthop LSPテーブル522に基づいてP2MP−LSPを設定し、P2MP−MPLSのFECテーブル523の情報を経路決定部540に通知する。
IGP機能部530は、IGP経路テーブル531を有し、当該IGP経路テーブル531の情報を経路決定部540に通知する。
経路決定部540は、フォワーディングテーブル決定処理部541を有する。フォワーディングテーブル決定処理部541では、BGP経路テーブル511の情報やIGP経路テーブル531の情報等の従来の経路テーブルとP2MP−MPLSのFECテーブル523の情報の中からある特定された決定論理により、1つの経路を決定する。以下では、P2MP−MPLSのFECテーブルの情報が選択されたものとして説明する。また、経路決定部540のフォワーディングテーブル処理決定部541では、フォワーディングテーブル553を作成・更新するためのP2MP−MPLSのFECテーブルの情報をパケット転送部550に通知する。
パケット転送部550は、フォワーディングテーブル設定処理部551、カプセル/デカプセル処理部552、フォワーディングテーブル553、IP転送処理部554、MPLS転送処理部555を有する。フォワーディングテーブル設定処理部551では、MPLS機能部520から通知されたFECテーブル523の情報を取得し、フォワーディングテーブルを作成・更新する。また、パケット転送部550では、回線対応部560を介して入力されたパケットがIPパケットの場合には、IP転送処理部554において宛先を判別する。また、フォワーディングテーブル553を検索して出力先{Nexthop(ネクストホップ)と転送方法(IPかMPLSか等)}を決定する。出力先がP2MP−LSPである場合は、カプセル/デカプセル処理部552において、P2MP−LSPのカプセル化処理を行い、回線対応部560を介して回線に出力する(入口ノード)。一方、入力されたパケットがP2MP−MPLSパケットの場合は、MPLS転送処理部555において、自ノードがリーフでない場合はP2MP−MPLSパケットのまま下流ノードに転送する。自ノードがリーフの場合は、カプセル/デカプセル処理部552において、障害迂回ネットワークから受信したユニキャスト転送用のLSPの情報をデカプセル化して宛先に従って障害迂回ネットワーク外に転送する(出口ノード)。
図4は、本発明の一実施の形態における中継ノードの構成を示す。同図に示す中継ノードの構成は従来のノード構成と同様である。同図において図3と同一構成部分には同一符号を付している。
[第1の実施の形態]
本実施の形態では、出口ノード冗長化のためのマルチキャストLSPの設定例及び、転送情報をマルチキャストLSPにマッピングするFECテーブル523の設定例について説明する。
複数のASが接続されたネットワークでは、BGPにより、経路情報の交換が行われる。AS間の経路交換は、External BGP(eBGP)、AS間経路交換のためのAS内の経路情報通知にはInternal BGP(iBGP)が使われる。AS内経路は、IGPにより経路交換が行われる。
図2に示す入口ノード310A、入口ノード310B、出口ノード330A、出口ノード330Bは、BGPスピーカである。各BGPスピーカ間はフルメッシュでピアが設定されている。
図5は、本発明の一実施の形態における経路通知動作の例を示す。
受信端末接続ノード210は、経路制御プロトコル(図2では、eBGPであり、同一ASの場合はIGPである)を利用して受信端末接続ノード210自身に接続されるネットワークNWr(受信端末220はネットワークNWr内に存在する端末)に隣接する(図2ではeBGPピアとなる)出口ノード330A、及び出口ノード330Bに通知する(図5の動作a)。出口ノード330Aは、経路制御プロトコル(図2ではiBGP)を利用して障害迂回ネットワークAS300内の隣接(iBGPピア)である入口ノード310A、入口ノード310B、出口ノード330BにネットワークNWrを通知する(図5の動作b)。
同様に、出口ノード330Bは、ネットワークNWrを入口ノード310A、入口ノード310B、出口ノード330Aに通知する。
上記の動作a,bにより、入口ノード310A及び入口ノード310Bが取得する経路情報は図6のようになる。図6(a)は、入口ノード310Aが取得した経路情報を示し、図6(b)は、入口ノード310Bが取得した経路情報を示している。図6において、入口ノード310Aに着目すると、入口ノード310Aが取得する経路情報では同一の宛先NWrに対してネクストホップが出口ノード330Aと出口ノード330Bである(経路制御プロトコルによる経路情報受信により障害迂回ネットワークから受信端末ネットワークへの出口が出口ノード330Aと出口ノード330Bである)ので、入口ノード310Aは、出口ノード330A及び出口ノード330BをリーフとするマルチキャストLSP(図7の例では、LSPid=1(LSPidはノード毎にユニークな識別子である。理解容易のためエンド・エンドで同値としている))を設定する。出口ノードが1つの場合でもリーフを1つとするマルチキャストLSPを設定する。但し、出口ノードが1つの場合は、ユニキャストLSPでもよい。マルチキャストLSPの設定方法としては、マルチキャストツリーのソース側から設定可能なRFC4875(Extensions to Resource Reservation Protocol)-Traffic Engineering (RSVP-TE) for Point-to-Multipoint TE Label Switched Path(LSP3))を使用することができる。
また、入口ノード310Aは、マルチキャストLSPを設定する際に、図7に示すように、宛先のネットワークとLSPidをFECテーブル523に関連付けて保持する。このFECテーブル523を参照することにより、入口ノード310Aは、パケット転送部550において、送信端末接続ノード120から受信した情報のうち、宛先がNWrのパケットをLSPid=1のマルチキャストLSP上に転送することが可能になる。
入口ノード310に着目した時、宛先のネットワークが異なるが、ネクストホップの組み合わせが同一になる場合がある。図8に示す例では、入口ノード310が取得した経路情報(図8(a))において、宛先がNWr1及びNWr2ともネクストホップが出口ノード330A及び出口ノード330Bである。このような場合は、設定されるマルチキャストLSP数を低減するために、入口ノード310は、宛先毎にマルチキャストLSPを設定するのではなく、転送する情報のネクストホップの組み合わせが同一である時は同一のLSPidのマルチキャストLSPを使用するようにネクストホップ−LSPテーブル522を生成し(図8(b))、宛先のネットワークとLSPidをマッピングするFECテーブル523を生成する(図8(c))。
入口ノードを冗長化する場合は、入口ノード310Bも同様に出口ノード330Aと出口ノード330BをリーフとするマルチキャストLSPを設定する。
上記のように、同一出口ノードの組み合わせに対して、1つのマルチキャストLSPで転送するためのネクストホップ−LSPテーブル522と、転送する情報のネクストホップの組み合わせが同一である時に、同一のLSPidのマルチキャストLSPを使用するように宛先のネットワークとLSPidをマッピングするためのFECテーブル523を具備することで、マルチキャストLSPの数を低減させることが可能となる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、上記の第1の実施の形態に加えて出口ノード冗長化LSPの識別情報通知処理について説明する。
図9は、本発明の一実施の形態における入口ノードまたは出口ノードでの出口ノード冗長化用LSPの識別情報の通知方法を説明するための図である。
入口ノード310のパケット転送部550のカプセル/デカプセル処理部552では、宛先付の情報に対してマルチキャストLSPのシムヘッダでカプセル化し、出口ノード330のパケット転送部550のカプセル/デカプセル処理部552ではデカプセル化した後、前述の第1の実施の形態に示した方法により、情報の宛先を検索して該方向に転送する。このカプセル化動作、デカプセル化動作のためには、入口ノード310乃至出口ノード330は、該マルチキャストLSPが宛先付の情報を転送する出口ノード冗長化用のマルチキャストLSPであることを識別することが必要である。本発明のネットワークシステムでは、マルチキャストLSPを設定する際の信号メッセージ中の識別フラグで通知する方法(図9(a))か、もしくは、マルチキャストLSPのシムヘッダ中の識別フラグで通知する方法(図9(b))により、入口ノード310から出口ノード330へ当該識別を通知する。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、上記の第2の実施の形態において、パケット転送部550で宛先が特定された情報をマルチキャストLSP上にマッピングすることによるデータ転送の例を図10を用いて説明する。
図10は、本発明の第3の実施の形態におけるデータ転送の例を示す。
送信端末110は、受信端末220(受信端末220の属するネットワークはNWrとする)を宛先とした情報を送信する。送信端末接続ノード120が当該情報を受信すると、経路制御プロトコルにより取得した経路テーブル(フォワーディングテーブル553)を検索してNWr向けのネクストホップが接続される回線に向けて当該情報を送信する。ここで、当該経路制御プロトコルにより取得した経路のネクストホップが「入口ノード310A」とすると、入口ノード310Aは当該情報を受信し、経路制御プロトコルにより取得した経路テーブル(フォワーディングテーブル553)を検索する。検索の結果、宛先のネットワークがNWrとなる経路はFECテーブル523に設定されており、図8(c)に示すように対応するLSPが存在し、LSPid=1であることがわかる。入口ノード310Aは、LSPid=1でデータを送信するため、当該情報をマルチキャストLSPのシムヘッダでカプセル化して送信する(図10:転送処理(a))。
カプセル化/デカプセル化処理部552でカプセル化されたデータは、出口ノード330Aまたは出口ノード330Bに送信される。受信端末接続ノード210に当該情報を転送する出口ノード330A又は、出口ノード330Bは、マルチキャストLSPのシムヘッダをカプセル化/デカプセル化処理部552でデカプセル化して、経路制御プロトコルにより取得したNWrの経路のネクストホップとなる受信端末接続ノード210に当該情報を転送する(図10:転送処理(b))。受信端末接続ノード210は、当該情報を受信端末220に送信する。
上記のように、入口ノード310において、マルチキャストMPLSのシムヘッダでカプセル化し、出口ノード330がデカプセル化することにより、1対1のユニキャスト通信をマルチキャストLSP上で転送することが可能となる。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、VPN(Virtual Private Network)で利用する場合の出口ノード冗長化のためのマルチキャストLSPの設定及び、転送情報をマルチキャストLSPにマッピングするFECテーブルの設定について説明する。
図11は、本発明の第4の実施の形態におけるVPNのネットワーク構成を示す。
VPNは、BGP/MPLS VPN(RFC2547bis)を利用することができる。VPNでは、複数のユーザが同じアドレスを使用できる。図11では、ユーザA受信端末220Aが属するネットワークをNWt、ユーザB受信端末220Bが属するネットワークもNWrとする。障害迂回ネットワーク300の区間での経路交換には、通常のアドレスにRD(Route Distinguisher)が付けられた情報となる。このアドレスをVPNアドレスと呼ぶことにする。例えば、ユーザAのRDがRD:Aで、アドレスがNWrの場合、VPNの障害迂回ネットワーク300内では、"RD:A−NWr"と認識される。従って、図11のネットワーク構成においては、入口ノード210は、図12(a)の経路情報をフォワーディングテーブル553に保持する。これにより、ユーザA、ユーザBで同じ宛先NWrが使われていても、別のマルチキャストLSPを設定するので、入口ノードが保持するネクストホップ−LSPテーブル522及びFECテーブル523は、それぞれ図12(b)、図12(c)のようになる。
また、設定されるマルチキャストLSPは図13のようになる。このとき、LSPid=1とLSPid=2の分岐ノードは同一であってもよいし、異なっていても良い。
上記のように、本発明をVPNにも適用でき、入力ノードは、VPNアドレスの経路情報に対して、同一VPNユーザネットワークに対してネクストホップ(出口ノード)が複数ある場合に、各ネクストホップ(出口ノード)がリーフとなるマルチキャストLSPを設定することができる。
なお、上記の入口ノード310及び出口ノード330の構成をプログラムとして構築し、入口ノードまたは出口ノード等のノード装置として利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
また、構築されたプログラムを、ハードディスク装置や、フレキシブルディスク/CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納し、コンピュータにインストールする、または、配布することが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、マルチキャストLSP設定ネットワークシステムに適用可能である。
本発明の原理構成図である。 本発明の一実施の形態における分割されたASの場合のシステム構成の例である。 本発明の一実施の形態における入口ノード・出口ノードの構成図である。 本発明の一実施の形態における中継ノードの構成図である。 本発明の第1の実施の形態における経路通知動作の例である。 本発明の第1の形態における入口ノードの経路情報である。 本発明の第1の実施の形態における入口ノードから設定されたマルチキャストLSPの例である。 本発明の第1の実施の形態における宛先が異なるネットワークのネクストホップが同一の場合の入口ノードが取得した経路情報とFECテーブルの例である。 本発明の第2の実施の形態における入口ノードまたは出口ノードでの出口ノード冗長化用LSPの識別情報の通知方法を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態におけるデータ転送の例である。 本発明の第4の実施の形態におけるVPNネットワーク構成図である。 本発明の第4の実施の形態におけるVPNにおいて入口ノードが保持する経路情報とFECテーブルを示す図である。 本発明の第4の実施の形態におけるVPN上で設定されたマルチキャストLSPの例である。 本発明を適用するネットワーク構成図である。 従来の出口ノードを冗長化するために設定されたマルチキャストLSPの例である。
符号の説明
100 送信側AS(Autonomous System)
110 送信端末
110A ユーザA送信端末
110B ユーザB送信端末
120 送信端末接続ノード
120A ユーザA送信端末接続ノード
120B ユーザB送信端末接続ノード
130 送信端末ネットワーク(NWt)
130A ユーザA送信端末ネットワーク
130B ユーザB送信端末ネットワーク
200 受信側AS
210 受信端末接続ノード
210A ユーザA受信端末接続ノード
210B ユーザB受信端末接続ノード
220 受信端末
220A ユーザA受信端末
220B ユーザB受信端末
230 受信端末ネットワーク(NWr)
230A ユーザA受信端末ネットワーク
230B ユーザB受信端末ネットワーク
300 障害迂回ネットワークAS
310A,310B 入口ノード
320A,320B 中継ノード
330A,330B 出口ノード
501 マルチキャストLSP設定手段
502 情報転送手段
510 BGP(Border Gateway Protocol)機能部
511 BGP経路テーブル
512 MPLS−IF(インタフェース)部
520 MPLS機能部
521 BGP−IF部
522 Nexthop(ネクストホップ)-LSPテーブル
523 FEC(Forwarding Equivalence Classes)テーブル
530 IGP機能部
531 IGP経路テーブル
540 経路決定部
541 フォワーディングテーブル決定処理部
550 パケット転送部
551 フォワーディングテーブル設定処理部
552 カプセル/デカプセル処理部
553 フォワーディングテーブル
554 IP転送処理部
555 MPLS転送処理部
560 回線対応部

Claims (10)

  1. 障害迂回ネットワークの出口ノードの冗長化のために入口ノードから複数の出口ノードにマルチキャストLSP(Label Switched Path)を設定して、該障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を転送するためのネットワークシステムにおける、情報転送方法であって、
    前記入口ノード及び出口ノードをBGP(Border Gateway Protocol)スピーカとし、
    前記入口ノードにおいて、前記BGPスピーカ間にピアをフルメッシュで設定することによりBGPによる経路情報交換を行い、取得した情報のうち、同一の宛先ネットワークに対してネクストホップが1つまたは複数ある場合に、各ネクストホップがリーフとなるマルチキャストLSPを設定する
    ことを特徴とする情報転送方法。
  2. 前記入口ノードが取得した情報の1つの宛先ネットワークに対して複数の出口ノードが含まれる場合には、1つのマルチキャストLSPで複数の出口ノードに転送するためにネクストホップLSPテーブルを参照し、前記複数の出口ノードをリーフとする前記マルチキャストLSPを設定する
    請求項1記載の情報転送方法。
  3. 前記入口ノードにおいて、
    宛先のネットワークとマルチキャストLSPを識別するための識別子(LSPid)とを関連付けて格納したFEC(Forwarding Equivalence Classes)テーブルを有し、
    当該入口ノードに接続される送信端末接続ノードから受信した情報の宛先に基づいて前記FECテーブルを参照し、該情報の宛先に対応する前記LSPidのマルチキャストLSP上に前記障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を転送する
    請求項1または2記載の情報転送方法。
  4. 前記入口ノードにおいて、
    前記マルチキャストLSPを設定する信号のメッセージ中の識別フラグを用いる、または、該マルチキャストLSPのシムヘッダの識別フラグを用いることにより、設定された前記マルチキャストLSPが出口ノードの冗長化のためであることを通知する
    請求項1または2記載の情報転送方法。
  5. 前記入口ノードにおいて、
    前記障害迂回ネットワークの外から受信した情報を該マルチキャストLSPのシムヘッダでカプセル化して該障害迂回ネットワーク内に転送し、
    前記出口ノードにおいて、
    自ノードがリーフである場合には、前記障害迂回ネットワークから受信したユニキャスト転送用のマルチキャストLSPのシムヘッダをデカプセル化して、該障害迂回ネットワーク外に転送する
    請求項4記載の情報転送方法。
  6. 前記入口ノードにおいて、
    VPN(Virtual Private Network)アドレスの情報を受信した場合に、該VPNアドレスが同一のユーザネットワークに対してネクストホップが複数ある場合には、各ネクストホップがリーフとなるマルチキャストLSPを設定する
    請求項1記載の情報転送方法。
  7. 障害迂回ネットワークの出口ノードの冗長化のために入口ノードから複数の出口ノードにマルチキャストLSPを設定して、該障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を転送するための情報転送システムであって、
    前記入口ノード及び出口ノードをBGPスピーカとし、
    前記入口ノードまたは前記出口ノードとして機能するノード装置は、
    前記入口ノードとして機能する時、1つのマルチキャストLSPで複数の出口ノードに転送するための、ネクストホップとマルチキャストLSPを識別するためのLSP識別子(LSPid)とを関連付けたネクストホップLSPテーブルと、
    前記入口ノードとして機能する時、宛先のネットワークとマルチキャストLSPを識別するための識別子(LSPid)とを関連付けて格納したFECテーブルと、
    前記入口ノードとして機能する時、BGPによる経路情報交換を行うことにより取得した情報のうち、同一の宛先ネットワークに対してネクストホップが複数ある場合に、前記ネクストホップLSPテーブルを参照して、各ネクストホップがリーフとなるマルチキャストLSPを設定するマルチキャストLSP設定手段と、
    前記入口ノードとして機能する時、前記障害迂回ネットワークの外部から受信した情報の宛先に基づいて前記FECテーブルを参照して、該情報の宛先に対応する前記LSPidのマルチキャストLSP上に該情報を転送し、自ノードがリーフである場合には、障害迂回ネットワークから受信した情報を該障害迂回ネットワーク外に転送する情報転送手段と、を有し、
    前記情報転送手段は、前記マルチキャストLSP設定手段で設定された前記マルチキャストLSPが出口ノードの冗長化のためであることを通知する際に、
    前記マルチキャストLSPを設定する信号のメッセージ中の識別フラグを用いて通知する手段、
    または、
    前記マルチキャストLSPのシムヘッダの識別フラグを用いて通知する手段を含む
    ことを特徴とする情報転送システム。
  8. 前記入口ノードとして機能する場合の前記情報転送手段は、
    前記障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を該マルチキャストLSPのシムヘッダでカプセル化して該障害迂回ネットワーク内に転送する手段を含み、
    前記出口ノードとして機能する場合の前記情報転送手段は、
    自ノードがリーフである場合には、前記障害迂回ネットワークから受信したユニキャスト転送用のマルチキャストLSPのシムヘッダをデカプセル化して、該障害迂回ネットワーク外に転送する手段を含む
    請求項7記載の情報転送システム。
  9. 障害迂回ネットワークの出口ノードの冗長化のために入口ノードから複数の出口ノードにマルチキャストLSPを設定して、該障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を転送するためのネットワークシステムにおける、該入口ノードまたは該出口ノードとして機能するノード装置であって、
    BGPスピーカであり、
    1つのマルチキャストLSPで複数の出口ノードに転送するための、ネクストホップとマルチキャストLSPを識別するためのLSP識別子(LSPid)とを関連付けたネクストホップLSPテーブルと、
    宛先のネットワークとマルチキャストLSPを識別するための識別子(LSPid)とを関連付けて格納したFECテーブルと、
    前記入口ノードとして機能する場合に、BGPによる経路情報交換を行うことにより取得した情報のうち、同一の宛先ネットワークに対してネクストホップが複数ある場合に、前記ネクストホップLSPテーブルを参照して、各ネクストホップがリーフとなるマルチキャストLSPを設定するマルチキャストLSP設定手段と、
    前記入口ノードとして機能する場合に、前記障害迂回ネットワークの外部から受信した情報の宛先に基づいて前記FECテーブルを参照して、該情報の宛先に対応する前記LSPidのマルチキャストLSP上に該情報を転送する情報転送手段と、を有し、
    前記情報転送手段は、前記マルチキャストLSP設定手段で設定された前記マルチキャストLSPが出口ノードの冗長化のためであることを通知する際に、
    前記マルチキャストLSPを設定する信号のメッセージ中の識別フラグを用いて通知する手段、
    または、
    前記マルチキャストLSPのシムヘッダの識別フラグを用いて通知する手段を含む
    ことを特徴とするノード装置。
  10. 前記入口ノードとして機能する場合に、前記情報転送手段は、
    前記障害迂回ネットワークの外部から受信した情報を該マルチキャストLSPのシムヘッダでカプセル化して該障害迂回ネットワーク内に転送する手段を含み、
    前記出口ノードとして機能する場合に、前記情報転送手段は、
    自ノードがリーフである場合には、前記障害迂回ネットワークから受信したユニキャスト転送用のマルチキャストLSPのシムヘッダをデカプセル化して、該障害迂回ネットワーク外に転送する手段を含む
    請求項9記載のノード装置。
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