以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の加熱調理器の正面斜視図を示している。
この実施の形態の加熱調理器は、図1に示すように、直方体形状のケーシング1の正面に、下端側の辺を略中心に回動する扉2が取り付けられている。この扉2の上部にハンドル3を取り付けると共に、扉2の略中央に耐熱ガラス4を取り付けている。また、扉2の右側に操作部の一例としての操作パネル5を設けている。この操作パネル5は、表示部の一例としてのカラー液晶表示部6とボタン群7を有している。また、ケーシング1の上側かつ右側後方に排気ダクト8を設けている。さらに、ケーシング1の扉2の下方に、露受容器9を着脱自在に取り付けている。
図2は上記加熱調理器の縦断面の模式図を示している。図2に示すように、水タンク11から供給された水を蒸気発生装置12で加熱して飽和水蒸気を生成する。蒸気発生装置12で生成された飽和水蒸気は、蒸気供給通路(図示せず)を介して、加熱庫13の右側面に取り付けられた循環ユニット14の蒸気吸込口15の加熱庫13側に供給される。
上記蒸気供給通路に接続された蒸気供給管34を、加熱庫13の右側面と平行になるように、循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍に取り付けている。また、循環ユニット14内には、蒸気吸込口15に対向するように循環ファン18を配置している。循環ファン18は、ファンモータ19によって回転駆動される。
上記加熱庫13の上面および左側面を覆うように、L字状に屈曲した蒸気ダクト100を取り付けている。この蒸気ダクト100は、加熱庫13の上面側に固定された第1ダクト部110と、第1ダクト部110の左側方から下側に屈曲する屈曲部120と、加熱庫13の左側面側に固定され、屈曲部120を介して第1ダクト部110に連なる第2ダクト部130とを有している。
この蒸気ダクト100の第1ダクト部110に、過熱蒸気生成ヒータ20を収納している。蒸気ダクト100の第1ダクト部110と、過熱蒸気生成ヒータ20で過熱蒸気生成装置21を構成している。なお、過熱蒸気生成装置は、蒸気ダクトとは別に設けてもよい。
そして、蒸気ダクト100の第1ダクト部110の右側は、循環ユニット14の上部に設けられた蒸気供給口22に連通している。加熱庫13の天面には、複数の第1蒸気吹出口24が設けられており、蒸気ダクト100の第1ダクト部110は、第1蒸気吹出口24を介して加熱庫13内に連通している。一方、蒸気ダクト100の第2ダクト部130は、加熱庫13の左側面に設けられた複数の第2蒸気吹出口25を介して加熱庫13内に連通している。
上記加熱庫13と蒸気ダクト100との隙間は、耐熱樹脂などによりシールされている。また、加熱庫13と蒸気ダクト100は、加熱庫13の前面開口を除いて断熱材により覆われている。
上記循環ユニット14と過熱蒸気生成装置21と加熱庫13とそれらを接続する接続部材とによって、蒸気の循環経路が形成されている。そして、この循環経路における循環ユニット14の加熱庫13との境界部に、蒸気発生装置12で生成された飽和水蒸気が供給される。
また、加熱庫13の下部にはマグネトロン80(図5に示す)が配置されている。このマグネトロンで発生したマイクロ波は、導波管(図示せず)によって加熱庫13の下部中央に導かれ、モータ37によって駆動される回転アンテナ38によって攪拌されながら加熱庫13内の上方に向かって放射されて被加熱物27を加熱する。
また、ケーシング1内の下側には、冷却ファン部(図示せず)と、電装部品17と、マグネトロン80(図5に示す)を配置している。電装部品17は、加熱調理器の各部を駆動する駆動回路やこの駆動回路を制御する制御回路等を有している。
図3は図1に示す操作パネル5を拡大した概略図である。
上記ボタン群7は、戻るキー71、取り消しキー72、手動加熱キー73およびあたためスタートキー74で構成されている。戻るキー71は、カラー液晶パネル61の画面表示を直前の画面表示に戻すときに押す。また、取り消しキー72は、途中で加熱をやめるときや、操作を取り消すときに押す。そして、手動加熱キー73は、高周波出力および加熱出力を手動で設定するときに押す。また、あたためスタートキー74は、加熱を開始するときに押す。
図4は図3のF4−F4線から見た模式断面図である。
上記カラー液晶表示部6は、カラー液晶パネル61上にタッチパネル62を重ねて構成されている。なお、この発明の表示部は、液晶パネルに限らず、有機ELなどの他の表示デバイスを用いてもよく、カラー表示に限らず、白黒表示でもよい。
このカラー液晶パネル61は、文字、数字、写真等をカラー表示できるものであり、加熱の種類、料理名、加熱時間、温度、料理の写真等を表示する。また、タッチパネル62は、ユーザーが指でタッチすると、表面電荷を変化させる透明素材からなる静電容量方式のタッチパネルである。これにより、ユーザーはタッチパネル62をタッチして、カラー液晶パネル61に表示される画像を選択できるようになっている。また、ユーザーがタッチパネル62をタッチして、カラー液晶パネル61に表示される選択可能な画像を選択すると、その画像の色が変わるようになっている。つまり、カラー液晶パネル61に表示される画像は、選択状態の色が非選択状態の色と異なるようになっている。なお、タッチパネル62は、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式または電磁誘導方式のタッチパネルに換えてもよく、また、指によるタッチパネルの操作だけでなく、タッチペンなどのペン状物体を用いて操作してもよい。
図5は上記加熱調理器の制御ブロック図を示している。この加熱調理器は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置200を電装品部17(図2に示す)内に備えている。制御装置200は、過熱蒸気生成ヒータ20,循環ファン用モータ19,冷却ファン用モータ16,給気ダンパ用モータ44,排気ダンパ用モータ60,操作パネル5,庫内温度センサ29,解凍センサ50,給水ポンプ70,蒸気発生装置12およびマグネトロン80が接続されている。操作パネル5からの信号および庫内温度センサ29,解凍センサ50からの検出信号に基づいて、制御装置200は、過熱蒸気生成ヒータ20,循環ファン用モータ19,冷却ファン用モータ16,給気ダンパ用モータ44,排気ダンパ用モータ60,操作パネル5,給水ポンプ70,蒸気発生装置12およびマグネトロン80などを制御する。
上記制御装置200は、自動メニュー記憶部200aと、お気に入りメニューリスト部200bと、お気に入りメニュー表示制御部200cと、お気に入りメニュー登録部200dと、加熱調理メニュー選択部200eと、お気に入りメニュー選択部200fと、メニュー重複表示制御部200gと、加熱条件変更部200hとを有する。
上記自動メニュー記憶部200aは、加熱調理を実行するための被加熱物の材料および加熱条件を含む調理情報として、予め複数の自動メニュー(この実施の形態ではメニュー番号001〜182)が記憶されている。ここで、自動メニューとは、設定された材料,加熱条件などに基づいて自動的に加熱調理を行うための調理情報としてのメニューのことである。
また、上記お気に入りメニューリスト部200bは、自動メニュー記憶部200aに記憶された複数の自動メニューのうちの最大16メニューが、お気に入りメニューとして登録される。なお、お気に入りメニューの登録数は、最大16に限らず、表示部や操作部の構成などに応じて適宜設定してよい。
また、上記お気に入りメニュー表示制御部200cは、お気に入りメニューリスト部200bに登録されたお気に入りメニューを、「お気に入りメニュー」の画面(第1画面〜第4画面)における16の選択肢を表す画像に対応づけてカラー液晶パネル61に表示させる。
また、上記お気に入りメニュー登録部200dは、操作パネル5からの操作信号に基づいて、お気に入りメニュー表示制御部200cによりカラー液晶パネル61に表示された「お気に入りメニュー」の画面における16の選択肢夫々に対して、自動メニュー記憶部200aに記憶された複数の自動メニューのうちの1つを選択してお気に入りメニューリスト部200bに登録する。
また、上記加熱調理メニュー選択部200eは、操作パネル5からの操作信号に基づいて、自動メニュー記憶部200aに記憶された複数の自動メニューの中から加熱調理を実行する自動メニューを選択する。
また、上記お気に入りメニュー登録部200dは、操作パネル5からの操作信号に基づいて、お気に入りメニュー表示制御部200cによりカラー液晶パネル61に画像が表示される複数の選択肢の夫々に対応づけて、加熱調理メニュー選択部200eにより自動メニュー記憶部200aに記憶された複数の自動メニューの中から選択された加熱調理を実行しようとする自動メニューを、お気に入りメニューリスト部200bに登録する。また、お気に入りメニュー登録部200dは、操作パネル5からの操作信号に基づいて、お気に入りメニュー表示制御部200cによりカラー液晶パネル61に画像が表示される複数の選択肢夫々に対して、メニュー記憶部200aに記憶された複数の自動メニューのうちの1つを選択してお気に入りメニューリスト部200bに登録する。
また、上記お気に入りメニュー選択部200fは、操作パネル5からの操作信号に基づいて、お気に入りメニュー表示制御部200cにより表示された複数の選択肢を表す画像のうちの1つを選択することにより、加熱調理を実行する自動メニューを選択する。
上記構成の加熱調理器において、過熱蒸気によって加熱調理を行う場合には、図2に示す過熱蒸気生成ヒータ20をオンすると共に、循環ファン18を回転駆動する。そうして、蒸気発生装置12から循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍上流側に供給された飽和水蒸気は、循環ファン18の回転によって負圧になっている循環ユニット14内に蒸気吸込口15を介して吸い込まれて、蒸気供給口22から過熱蒸気生成装置21内に吹き出される。そして、過熱蒸気生成装置21の過熱蒸気生成ヒータ20によって加熱されて過熱蒸気となる。この過熱蒸気の一部は、下側の加熱庫13の天面に設けられた複数の第1蒸気吹出口24から、加熱庫13内に下方に向かって吹き出す。また、過熱蒸気の他の一部は、蒸気ダクト100を介して加熱庫13の第2蒸気吹出口25から加熱庫13内に吹き出す。
そして、加熱庫13内に供給された過熱蒸気は、トレイ30上の網40に搭載された被加熱物27を加熱した後、加熱庫13の右壁面に循環ユニット14の蒸気吸込口15に対向して形成された吸込口28から循環ユニット14内に吸い込まれる。そうして、再び循環経路を通って加熱庫13内に戻るという循環を繰り返す。
これに対して、非過熱蒸気によって被加熱物27を蒸すかまたは暖める運転を行う場合には、過熱蒸気生成ヒータ20をオフすると共に、循環ファン18を停止する。そうすると、循環ファン18が停止しているため、循環経路内に循環気流が発生することがなく、蒸気発生装置12から循環ユニット14の蒸気吸込口15の近傍上流側に供給された飽和水蒸気は、循環ユニット14内に強制的に吸い込まれない。これにより、蒸気圧によって自然に加熱庫13内に流れ込む飽和水蒸気により、被加熱物27を蒸すかまたは暖める。
ここで、加熱庫13内の左壁面および右壁面には、図2に示すように、トレイ30の両端部を係止する係止部39a,39b,39cが上下方向に3段に設けられている。そして、蒸気供給管34は、上段の係止部39aよりもやや上側に位置するように配置されている。「蒸し暖めモード」において、被加熱物27を搭載した2つのトレイ30を上段と中段とに配置する場合には、蒸気導入室36内に架設された蒸気供給管34の総てのノズル(図2の34の円形部の左側開口)を加熱庫13方向に斜め下向きにしておく。こうすることにより、被加熱物27を搭載したトレイ30が上段および中段の何れの位置にあっても、蒸気供給管34の斜め下向きのノズルから引き出された飽和水蒸気を被加熱物27に当てることができる。したがって、蒸気供給管34のノズルからの吹き出し方向を操作することなく、上中2段の被加熱物27に蒸し斑や暖め斑が生ずることがないようにできる。
次に、「お気に入りメニュー」について操作パネル5の操作を説明する。
図6はトップ操作画面がカラー液晶パネル61に表示された操作パネルの正面図を示しており、図3と同一の構成部は同一参照番号を付している。また、図7は上記カラー液晶パネル61に表示されたトップ操作画面を拡大して示している。
図7に示すトップ操作画面は、加熱調理器の電源プラグ(図示せず)をコンセントに差し込んだ後、カラー液晶パネル61が最初に表示する画面である。
上記カラー液晶パネル61のトップ操作画面には画像G1〜G8,G9A,G9Bが表示される。画像G1は、冷えた料理等を温めるときに選択すべき画像であり、エビフライの絵と、「あたためる」の文字とを含んでいる。画像G2は、蒸し物や煮物を作るときに選択すべき画像であり、鍋および蒸籠の絵と、「蒸す・煮る」の文字とを含んでいる。画像G3は、料理集内の300種類以上の料理から希望の料理を探すときに選択すべき画像であり、本の絵と、「お料理集」の文字とを含んでいる。画像G4は、牛乳や酒を適温に温めるときに選択すべき画像であり、コップおよび徳利の絵と、「牛乳」および「酒」の文字を含んでいる。画像G5は、焼き物およびフライ物を作るときに選択すべき画像であり、ローストチキンの絵と、「焼く・フライ」の文字とを含んでいる。画像G6は、健康メニューを使いたいときに選択すべき画像であり、元気な人をイメージさせる絵と、「健康メニュー」の文字とを含んでいる。画像G7は、お気に入りメニューおよびオリジナルメニューの料理を作るときに選択すべき画像であり、押しピンの絵と、「マイメニュー」の文字とを含んでいる。画像G8は、冷凍食材等を解凍するときに選択すべき画像であり、雪の結晶の絵と、「解凍する」の文字とを含んでいる。
また、画像G9Aは、代表的なメニューを調理するときの基本的な操作を説明する「料理教室」を見たいときに選択すべき画像であり、画像G9Bは、除菌・設定やお手入れを行いたいときに選択すべき画像である。ここで、「料理教室」とは、代表的なメニューを調理するときの基本的な操作をカラー液晶パネル61に表示して説明する。
このような構成の初期画面が表示されているときに、ユーザーが、画像G7に重なるタッチパネル62の一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は初期画面から「マイメニュー」の画面に切り換わる。つまり、ユーザーの画像G7の選択により、カラー液晶パネル61が図8に示す「マイメニュー」の画面を表示する。
図8に示す「マイメニュー」の画面には、画像G11〜G15が表示される。画像G11は、「お気に入りメニュー」の料理を作るときに選択すべき画像であり、「お気に入りメニュー」の文字を含んでいる。また、画像G11の下側の画像G12は、「自動メニューから16メニュー登録できます」の文字を含んでいる。また、画像G13は、「オリジナルメニュー」の料理を作るときに選択すべき画像であり、「オリジナルメニュー」の文字を含んでいる。また、画像G14は、「オリジナルメニュー」の登録・変更をするときに選択すべき画像であり、「登録・変更」の文字を含む。そして、画像G13,G14の下側の画像G15は、「ご自身のメニューを25メニュー登録できます」という文字を含んでいる。
図8に示す「マイメニュー」の画面において、画像G11に重なるタッチパネルの一部にタッチすると、カラー液晶パネル61の画面は、お気に入りメニュー表示制御部200cによって「マイメニュー」の画面から図9に示す「お気に入りメニュー」の第1画面に切り換わる。
図9はカラー液晶パネル61に表示された「お気に入りメニュー」の第1画面を示している。この「お気に入りメニュー」の第1画面は、図9に示すように、上側に4つの画像G21(「1」),G22(「2」),G23(「3」),G24(「4」)が横方向に間隔をあけて表示されている。 図9では、画像G21の「1」の背景色が他の画像G22,G23,G24よりも濃く表示されて、第1画面であることを示している。また、画面の中央部の主たる部分を分割した4つのメニュー表示領域(縦2×横2)に、メニュー番号,料理名および料理の写真を含む画像G31,G32,G33,G34が夫々表示されている。この画像G31,G32,G33,G34が、お気に入りメニューにおける16の選択肢を表す画像のうちの4つである。
図9では、4つのメニュー表示領域のうち、左上表示領域は画像G31(メニュー番号「002」,料理名「天ぷらあたため」)、左下表示領域は画像G32(メニュー番号「007」,料理名「中華まんのあたため」)、右上表示領域は画像G33(メニュー番号「003」,料理名「フライあたため」)、右下表示領域は画像G34(メニュー番号「008」,料理名「シュウマイのあたため」)となっている。
また、上記4つのメニュー表示領域の下側に、画像G35(「並べ替え」)、画像G36(「登録変更」)、画像G37(「次へ>」)が横方向に並んで表示されている。
そして、画像G37(「次へ>」)を指でタッチして選択することにより、「お気に入りメニュー」の第2画面〜第4画面に順次表示が切り替わる。
図10は「お気に入りメニュー」の第4画面を示しており、上側に4つの画像G21(「1」),G22(「2」),G23(「3」),G24(「4」)が横方向に間隔をあけて表示されている。図10では、画像G24の「4」の背景色が他の画像G21,G22,G23よりも濃く表示されて、第4画面であることを示している。また、画面の中央部の主たる部分を分割した4つのメニュー表示領域(縦2×横2)に、メニュー番号,料理名および料理の写真を含む画像G41,G42,G43,G44が夫々表示されている。この「お気に入りメニュー」の第4画面の画像G41,G42,G43,G44が、お気に入りメニューにおける16の選択肢を表す画像のうちの4つである。「お気に入りメニュー」の第2画面,第3画面にも夫々4つの選択肢を表す画像がある。
図10では、4つのメニュー表示領域のうち、左上表示領域は画像G41(「未登録」)、左下表示領域は画像G42(「未登録」)、右上表示領域は画像G43(「未登録」)、右下表示領域は画像G44(「未登録」)となっている。
また、上記4つのメニュー表示領域の下側に、画像G45(「<前へ」)、画像G46(「登録変更」)、画像G47(「初期設定に戻す」)が横方向に並んで表示されている。
上記画像G45(「<前へ」)を指でタッチして選択することにより、「お気に入りメニュー」の第3画面〜第1画面に順次戻る。
ここで、図10に示す「お気に入りメニュー」の第4画面において、画像G46(「登録変更」)を指でタッチして選択することにより、図11に示す「お気に入りメニュー登録変更」の画面に表示が切り替わる。
図11では、図10の上側の「お気に入りメニュー」の文字表示の代わりに「お気に入りメニュー登録変更」の文字表示に変わると共に、図10の画像G45,G46,G47の代わりに画像48(「入れ替えたいところをタッチしてください」の文字)の表示に変わる。
そして、図11に示す「お気に入りメニュー登録変更」の画面において、画像G41(「登録できます」)〜画像G44(「登録できます」)のうちのいずれか1つを指でタッチして選択すると、図12に示すメニュー番号の入力画面に表示が切り替わる。ここでは、画像G41(「登録できます」)を選択したものとする。
なお、図11において、画像G41に自動メニューが登録済みの場合は、登録されている画像G41を選択すると、削除してよいか確認する画面が表示されて、削除を指示する操作をすると、登録されていた画像G41が「登録できます」の表示となった図11の画面の表示に戻る。
図12に示す「お気に入りメニュー登録変更」のメニュー番号設定画面は、図12に示すように、画面の主たる部分を分割した12の表示領域(縦4×横3)に画像G51〜G60,G61,G62,G63が夫々表示され、画像G51〜G53の上側にメニュー番号を表す画像G61が表示されている。図12では、52の表示領域(縦4×横3)のうち、左上側から右横方向に画像G51(「1」)、画像G52(「2」)、画像G53(「3」)が表示され、その画像G51〜G53の下側に左側から右横方向に画像G54(「4」)、画像G55(「5」)、画像G56(「6」)が表示されている。さらに、その画像G54〜G56の下側に左側から右横方向に画像G57(「7」)、画像G58(「8」)、画像G59(「9」)が表示されている。さらに、その画像G57の下側に画像G60(「0」)、画像G58の下側に画像G62(「決定」)、画像G59の下側に画像G63(「クリア」)が表示されている。
また、画像G51(「1」),画像G52(「2」),画像G53(「3」)の上側に、入力される3桁のメニュー番号を表す画像G61が表示されている。
図12において、現在のメニュー番号は「159」となっている。ここで、画像G62(「決定」)が選択されると、自動メニュー記憶部200aに記憶されたメニュー番号159に対応する自動メニューを参照してメニュー画面をカラー液晶パネル61に表示し、そのメニュー画面において「決定」キーが押されると、自動メニューに従った加熱運転を自動で行う。
また、異なるメニュー番号を入力する場合は、画像G63(「クリア」)を選択して画像G61(「メニュー番号」)の表示内容をブランクにした後、新たに所望のメニュー番号を、画像G51〜画像G60の数値キーにより入力してもよい。
図12のメニュー番号「159」が表示された状態で、例えば画像G58(「8」)が3回選択されると、
1回目 : 「598」
2回目 : 「988」
3回目 : 「888」
と画像G61(「メニュー番号」)の内容が変化する。すなわち、順次入力される1桁毎の数値を最下桁から最上桁に順送りして最上桁から溢れた数値を捨てるようにカラー液晶パネル61に表示する。
この1回目のメニュー番号が「598」となると、自動メニュー記憶部200aにメニュー番号598は登録されていないため、「決定キー」を無効にすると共に、画像G32(「決定」)全体の色合いを薄くしている(2,3回目のメニュー番号「988」,「888」も同様)。
この実施の形態では、自動メニュー記憶部200aにメニュー番号001〜182に対応づけられた自動メニューが予め記憶されている。
なお、上記メニュー番号は3桁となっているが、加熱調理器の構成により適宜設定されるものであり、この実施の形態に限らない。
そして、例えば、メニュー番号が「015」のときに画像G62(「決定」)が選択されると、図13に示す「鶏の照り焼き」のメニュー画面が表示される。
図13では、左上の画像G70(「焼き」の文字)が表示され、その下側に画像G71(メニュー番号の「015」)が表示されている。また、画像G70,G71の右側に画像G72(「カロリーダウン」と「約265kcal」の文字)が表示されている。さらに、その画像G72の下側に画像G73(「鶏の照り焼き」の文字)が表示され、その画像G73の下側に画像G74(「鶏の照り焼き」の写真)が表示されている。そして、画像G74の下側に画像G75(「登録」の文字)が表示されている。
そして、ユーザーは、「鶏の照り焼き」の画面を確認して、画像G75(「登録」の文字)を指でタッチして選択すると、お気に入りメニュー登録部200dによりお気に入りメニューリスト部200bにメニュー番号の「015」の「鶏の照り焼き」の自動メニューが登録され、図10に示す「お気に入りメニュー」の第4画面を表示する。このとき、図11に示す「お気に入りメニュー登録変更」の画面において、画像G41(「未登録」)を選択したので、「お気に入りメニュー」の第4画面では、画像G41としてメニュー番号の「015」と「鶏の照り焼き」の写真が表示される。
このようにして、この実施形態の加熱調理器では、「お気に入りメニュー」において、4つのグループに分けられた自動メニューを表す画像をカラー液晶パネル61の第1画面〜第4画面に表示し、その4メニュー/1ページの4つの画面において、お気に入りメニュー登録部200dにより最大16通りの自動メニューをお気に入りメニューリスト部200bに登録することができる。なお、1つのグループを表す1ページの表示メニュー数やページ数はこれに限らず、加熱調理器の表示部のサイズや機能に応じて適宜設定すればよい。
次に、図9に示す「お気に入りメニュー」の第1画面において、画像G35(「並べ替え」)を指でタッチして選択すると、図14に示す並べ替えのための初期画面がカラー液晶パネル61に表示される。
図14では、画面の中央部の主たる部分を分割した4つのメニュー表示領域(縦2×横2)に、「お気に入りメニュー」の第1画面〜第4画面のメニュー番号,料理の写真が夫々表示され、料理名のみ省略されている。詳しくは、左上メニュー表示領域に図9に示した第1画面の画像G100が表示され、その画像G100の左上側に、第1画面のお気に入りメニューであることを表す画像G101(「1」)が表示されている。また、右上メニュー表示領域に第2画面の画像G200が表示され、その画像G200の左上側に、第2画面のお気に入りメニューであることを表す画像G201(「2」)が表示されている。また、左下メニュー表示領域に第3画面の画像G300が表示され、その画像G300の左上側に、第3画面のお気に入りメニューであることを表す画像G301(「3」)が表示されている。さらに、右下メニュー表示領域に図10に示した第4画面の画像G400が表示され、その画像G400の左上側に、第4画面のお気に入りメニューであることを表す画像G401(「4」)が表示されている。
これにより、カラー液晶パネル61の一画面に最大で16通りの自動メニューを表す画像を同時に表示できる。
また、図14の画面の上側には画像G501(「メニューをタッチしたまま移動させると並べ替えができます」の文字)が表示され、画面の下側には画像G502(「並べ替えが終わったら「完了」を押して下さい」の文字)が表示されている。図14に示す画面の右下側に、画像G503(「完了」)が表示されている。
〔お気に入りメニューの並べ替えの操作例〕
例えば、図14に示す左上メニュー表示領域の右上側である第1表示位置に表示された第1画面の画像G113(図9における画像G33(メニュー番号「003」,料理名「フライあたため」))と、右上メニュー表示領域の右下側である第2表示位置に表示された第2画面の画像G224(メニュー番号「040」,料理名「塩ざけ塩さば」)とを互換するすなわち入れ替える場合、まず、図14に示す画像G113を指でタッチして選択した後、画像G113を指で押さえた状態でカラー液晶パネル61の画面上で指を移動させると、指の動きに応じて画像G113が移動する。
次に、移動した画像G113の主たる部分が画像G224上に重なった状態で、カラー液晶表示部6から指を離すと、第1表示位置に表示された第1画像である画像G113と、第2表示位置に表示された第2画像である画像G224とが入れ替わる。すなわち、第1画像である画像G113が第2表示位置に表示され、第2画像である画像G224が第1表示位置に表示される。
〔お気に入りメニューの並べ替えの他の操作例〕
また、他の入れ替え例として、図14に示す左上メニュー表示領域に表示された第1画面の画像G113(図9における画像G33(メニュー番号「003」,料理名「フライあたため」))と、右下メニュー表示領域に表示された第4画面の画像G444(図10における画像G44(「未登録」))とを入れ替える場合、まず、画像G113を指でタッチして選択した後、画像G113を指で押さえた状態でカラー液晶表示部6の画面上で指を移動させると、指の動きに応じて画像G113が移動する。
次に、移動した画像G113の主たる部分が画像G444上に重なった状態で、カラー液晶表示部6から指を離すと、第1表示位置に表示された第1画像である画像G113と、第2表示位置に表示された第2画像である画像G444とが入れ替わって表示される。
〔「お気に入りメニュー」の登録変更の操作〕
「お気に入りメニュー」の第1画面〜第4画面において、画像G36(「登録変更」)を指でタッチして選択すると、登録変更の処理に移る。
そして、登録変更の処理では、お気に入りメニュー登録部200dによって、例えば、登録済の自動メニューが選択されていて他の自動メニューと入れ替えて登録する場合や、未登録が選択されていて新たに自動メニューを登録する場合は、メニュー番号から所望の自動メニューを選択して「決定」(図示せず)を選択することによりお気に入りメニューリスト部200bに登録を行う。
また、登録変更の処理に移る直前に選択した自動メニューを削除する場合は、「削除」(図示せず)を指でタッチして選択することにより削除される。
このようにして、登録変更の処理が終わると、「お気に入りメニュー」の第1画面〜第4画面のいずれかの表示に戻る。このとき、登録または変更が完了した自動メニューを表す画像を囲む枠(図示せず)を予め設定された時間(例えば0.5秒間)表示する。
〔「お気に入りメニュー」の登録変更の他の操作〕
次に、加熱調理メニュー選択部200eによってトップ操作画面の「お料理集」から所望の自動メニューを選択して、加熱調理を行おうとする自動メニューをお気に入りメニュー登録部200dにより「お気に入りメニュー」に登録(または変更)する方法について説明する。
まず、図7に示すトップ操作画面の画像G3(「お料理集」)を指でタッチして選択すると、加熱調理メニュー選択部200eにより図15に示す「お料理集」の選択画面に移る。
図15に示す「お料理集」の選択画面には、画像G81〜G85が表示される。画像G81は、「お料理集」のメニュー番号を入力するときに選択すべき画像であり、「メニュー番号(No.001〜182)」の文字を含んでいる。また、画像G82は、材料別またはカロリー別の自動メニューを入力するときに選択すべき画像であり、「材料別・カロリー別」の文字を含んでいる。また、画像G83は、セットメニューを入力するときに選択すべき画像であり、「セットメニュー」の文字を含んでいる。また、画像G84は、お菓子やパンの自動メニューを入力するときに選択すべき画像であり、「お菓子・パン」の文字を含んでいる。また、画像G85は、お勧めの自動メニューを入力するときに選択すべき画像であり、「おすすめメニュー」の文字を含んでいる。
次に、図15に示す「お料理集」の選択画面の画像G82(「材料別・カロリー別」)を指でタッチして選択すると、図16に示す「材料別・カロリー別」の選択画面に移る。
図16に示す「材料別・カロリー別」の選択画面には、画像G91〜G93が表示される。画像G91は、食品の材料で探すときに選択すべき画像であり、「材料で探す」の文字を含んでいる。また、画像G92は、食品のカロリー数で探すときに選択すべき画像であり、「カロリー数で探す」の文字を含んでいる。また、画像G93は、食品の材料とカロリー数で探すときに選択すべき画像であり、「材料とカロリー数で探す」の文字を含んでいる。
ここで、例えば、図16に示す「材料別・カロリー別」の選択画面の画像G91(「材料で探す」)を指でタッチして選択すると、図17に示す「材料別」の選択画面に移る。
図17に示す「材料別」の選択画面には、画像G121〜G126が表示される。画像G121は、食品の材料が豚肉,牛肉のときに選択すべき画像であり、「豚肉」,「牛肉」の文字を含んでいる。また、画像G122は、食品の材料が魚介のときに選択すべき画像であり、「魚介」の文字を含んでいる。また、画像G123は、食品の材料が卵,豆腐,乾物,豆のときに選択すべき画像であり、「卵・豆腐」,「乾物・豆」の文字を含んでいる。また、画像G124は、食品の材料が鶏肉のときに選択すべき画像であり、「鶏肉」の文字を含んでいる。また、画像G125は、食品の材料が野菜のときに選択すべき画像であり、「野菜」の文字を含んでいる。また、画像G126は、食品の材料がごはん,麺のときに選択すべき画像であり、「ごはん」,「麺」の文字を含んでいる。
そして、例えば図17に示す「材料別」の選択画面の画像G124(「鶏肉」)を指でタッチして選択すると、図18に示すメニュー番号015の「鶏の照り焼き」のメニュー画面に移る。
この図18に示す「鶏の照り焼き」の画面は、下側の画像を除いて図13に示す「鶏の照り焼き」のメニュー画面と同じである。
図18では、左上の画像G70(「焼く」の文字)が表示され、その下側に画像G71(メニュー番号の「015」)が表示されている。また、画像G70,G71の右側に画像G72(「カロリーダウン」と「約265kcal」の文字)が表示されている。さらに、その画像G72の下側に画像G73(「鶏の照り焼き」の文字)が表示され、その画像G73の下側に画像G74(「鶏の照り焼き」の写真)が表示されている。
そして、図13に示す画像G75(「登録」の文字)の代わりに、画像G74(「鶏の照り焼き」の写真)の下側に、画像G131(「<前へ」)、画像G132(「決定」)、画像G133(「初期設定に戻す」)が横方向に並んで表示されている。
また、画像G72(「カロリーダウン」と「約265kcal」の文字)の右側に、画像G130(コック帽の絵と「ナビ」の文字)が表示されている。
ここで、画像G132(「決定」)を指でタッチして選択すると、「鶏の照り焼き」の加熱調理運転を実行する操作に移る。
ここで、画像G132(「決定」)の代わりに、画像G130(コック帽の絵と「ナビ」の文字)を指でタッチして選択すると、図19に示す「便利ナビ」の画面に移る。
図19では、画面の上側に画像G141(コック帽の絵と「ナビ」,「便利ナビ」の文字)が表示されている。また、画像G141の下側に画像G142(「鶏の照り焼き」の文字)が表示されている。また、画面の中央部の主たる部分を分割した4つのメニュー表示領域(縦2×横2)に、画像G143,G144,G145,G146が夫々表示されている。図19では、4つの表示領域のうち、左上表示領域は画像G143(「応用メニュー」の文字)、左下表示領域は画像G144(「コツとポイント」の文字)、右上表示領域は画像G145(「カロリーダウン」の文字)、右下表示領域は画像G146(「焼き色をしっかり」の文字)となっている。
ここで、画像G143(「応用メニュー」)を選択すると、「鶏の照り焼き」に似た他のメニューから選択することが可能になる。また、画像G144(「コツとポイント」)を選択すると、「鶏の照り焼き」の料理におけるコツとポイントを写真などを用いて説明する表示処理が行われる。また、画像G145(「カロリーダウン」)を選択すると、この「鶏の照り焼き」の料理においてカロリーがどれだけ減らせるかをアニメーションで示す表示処理が行われる。また、画像G146(「焼き色をしっかり」)を選択すると、例えば過熱水蒸気を用いたオーブン加熱を過熱水蒸気を用いないヒータ加熱に変更して、食品に焼き色がしっかり付くようにできる。
また、図19に示す画面の下側に画像G147(「お気に入りメニュー登録」の文字)が表示されている。この画像G147(「お気に入りメニュー登録」)を指でタッチして選択すると、お気に入りメニュー登録部200dにより図20に示す「お気に入りメニュー登録」の画面に移る。
図20に示す「お気に入りメニュー登録」の画面に移る。この図20は、最上部と最下部の画像G151,G152を除いて図14に示す並べ替えのための初期画面と同一の表示である。
図20では、画面の上側に画像G151(「お気に入りメニュー登録」の文字)が表示され、画面の下側に画像G152(「登録するところをタッチして下さい」の文字)が表示されている。
ここで、画像G114(「未登録」)を指でタッチして選択すると、図21に示す「鶏の照り焼き」の画面に移る。
この図21に示す「鶏の照り焼き」の画面は、図18に示す画像G130(コック帽の絵と「ナビ」の文字)がなく、画面下側の画像G131(「<前へ」)、画像G132(「決定」)、画像G133(「初期設定に戻す」)の代わりに、画像G160(「登録」)が表示される点を除いて図18に示す「鶏の照り焼き」のメニュー画面と同じである。
そして、画像G160(「登録」)を指でタッチして選択すると、お気に入りメニュー登録部200dによりメニュー番号015の「鶏の照り焼き」の自動メニューがお気に入りメニューリスト部200bに登録される。次に、図20に示すお気に入りメニュー登録の画面に戻り、画像G114としてメニュー番号「015」,「鶏の照り焼き」の写真が表示されると共に、画面下側の画像G152の文字が「登録しました」に変更される。この表示画面が数秒間保持された後、図18に示すメニュー番号015の「鶏の照り焼き」のメニュー画面の表示に戻る。
ここで、お気に入りメニュー登録部200dが、お気に入りメニュー表示制御部200cによりカラー液晶パネル61に画像が表示される16の選択肢夫々に対して、お気に入りメニューを登録しようとする選択肢以外の選択肢にすでに同じ自動メニューが登録されているとき、メニュー重複表示制御部200gによって、同じ自動メニューが登録されていることをカラー液晶パネル61に表示させるので、重複登録を許可しない場合は、重複登録を防ぐようにできる一方、重複登録を許可する場合は、ユーザーに知らせた上で重複登録するようにでき、使いやすい加熱調理器を実現できる。
また、お気に入りメニュー登録部200dによって、自動メニュー記憶部200aに記憶された複数の自動メニューのうちの1つをお気に入りメニューとしてお気に入りメニューリスト部200bに登録するとき、加熱条件変更部200hによって、登録される自動メニューについての加熱条件(加熱方法、加熱温度、加熱時間など)を変更するようにしてもよい。これによって、メニュー記憶部200aに記憶された複数の自動メニュー以外に条件の異なる自動メニューをお気に入りメニューとして登録することができ、調理の種類を増やすことができ、ユーザーの要求に適切に応じることができる。
図22〜図34は制御装置200の動作を説明するためのフローチャートである。
この図22〜図34に示す制御装置200の動作は、ユーザーがお気に入りのメニューを登録・変更するための画面制御である。なお、上記画面制御は、カラー液晶パネル61が図7に示すトップ操作画面を表示している状態でスタートするものとする。なお、図22〜図34の各ステップおいて、戻るキー71(図3,図6に示す)が押されると、直前の画面に戻るようになっている。
まず、制御装置200の画面制御の処理がスタートすると、図22に示すステップS1において、カラー液晶パネル61に図7に示すトップ操作画面を表示する。
次に、ステップS2に進み、画像G7(図7に示す)の「マイメニュー」の選択有りと判定すると、図23に示すステップS5(「お気に入りメニュー」の登録変更の操作)に進む一方、「マイメニュー」の選択がないと判定すると、ステップS3に進む。つまり、ステップS2では、画像G7(図7に示す)に重なるタッチパネル62(図4に示す)に対して、タッチが有ったか否かを判定する。
次に、ステップS3で、画像G3(図7に示す)の「お料理集」の選択有りと判定すると、図29に示すステップS61に進む一方、「お料理集」の選択がないと判定すると、ステップS4に進む。
次に、ステップS4でその他の項目が選択されたと判定すると、その他の選択項目の処理を行う(図7に示す画像G1,G2,G4〜G6,G8,G9A,G9B)。一方、その他の項目も選択されないと判定すると、ステップS2に戻る。
〔「お気に入りメニュー」の登録変更の操作手順〕
まず、お気に入りメニュー登録部200dにより「お気に入りメニュー」の登録変更を行う場合の操作手順について図23〜図28のフローチャートを用いて説明する。
図23に示すステップS5では、図8に示す「マイメニュー」の画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS6に進み、画像G11(図8に示す)の「お気に入りメニュー」の選択有りと判定すると、図24に示すステップS11に進む一方、「お気に入りメニュー」の選択がないと判定すると、ステップS7に進む。
次に、ステップS7で画像G13(図8に示す)の「オリジナルメニュー」の選択有りと判定すると、オリジナルメニューの処理に進む。
一方、ステップS7で「オリジナルメニュー」の選択がないと判定すると、ステップS8に進み、画像G14(図8に示す)の「登録・変更」の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS8で「登録・変更」の選択有りと判定すると、オリジナルメニューの登録変更の処理に進む一方、「登録・変更」の選択がないと判定すると、ステップS6に戻る。
-- 第1画面 --
次に、ステップS11では、図9に示す「お気に入りメニュー」の第1画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS12に進み、「次へ>」(画像G37)が選択されたと判定すると、図25に示すステップS21に進む一方、「次へ>」が選択されていないと判定すると、ステップS13に進む。
ステップS13で「登録変更」(画像G36)が選択されたと判定すると、図28に示すステップS51に進む一方、「登録変更」が選択されていないと判定すると、ステップS14に進む。
そして、ステップS14で「並べ替え」(画像G35)が選択されたと判定すると、並べ替えの処理に進む一方、「並べ替え」が選択されていないと判定すると、ステップS12に戻り、ステップS12〜S14を繰り返す。
-- 第2画面 --
ステップS12において「次へ>」(画像G37)が選択されたと判定して、図25に示すステップS21に進むと、「お気に入りメニュー」の第2画面をカラー液晶パネル61に表示する。ここで、「お気に入りメニュー」の第2画面は、一部を除いて図7に示す「お気に入りメニュー」の第1画面と同じであり、画像G22の「2」の背景色が他の画像G21,G23,G24よりも濃く表示されて、第2画面であることを示している点と、画像G35が「<前へ」となっている点が異なる。
次に、ステップS22に進み、「次へ>」が選択されたと判定すると、図26に示すステップS31に進む一方、「次へ>」が選択されていないと判定すると、ステップS23に進む。
ステップS23で「登録変更」が選択されたと判定すると、図28に示すステップS51に進む一方、「登録変更」が選択されていないと判定すると、ステップS24に進む。
そして、ステップS24で「<前へ」が選択されたと判定すると、図24に示すステップS11に戻る一方、「<前へ」が選択されていないと判定すると、ステップS22に戻り、ステップS22〜S24を繰り返す。
-- 第3画面 --
ステップS22において「次へ>」が選択されたと判定して、図26に示すステップS31に進むと、「お気に入りメニュー」の第3画面をカラー液晶パネル61に表示する。ここで、「お気に入りメニュー」の第3画面は、一部を除いて図7に示す「お気に入りメニュー」の第1画面と同じであり、画像G23の「3」の背景色が他の画像G21,G22,G24よりも濃く表示されて、第3画面であることを示している点と、画像G35が「<前へ」となっている点が異なる。
次に、ステップS32に進み、「次へ>」が選択されたと判定すると、図27に示すステップS41に進む一方、「次へ>」が選択されていないと判定すると、ステップS33に進む。
ステップS33で「登録変更」が選択されたと判定すると、図28に示すステップS51に進む一方、「登録変更」が選択されていないと判定すると、ステップS34に進む。
そして、ステップS34で「<前へ」が選択されたと判定すると、図25に示すステップS21に戻る一方、「<前へ」が選択されていないと判定すると、ステップS32に戻り、ステップS32〜S34を繰り返す。
-- 第4画面 --
ステップS32において「次へ>」が選択されたと判定して、図27に示すステップS41に進むと、図10に示す「お気に入りメニュー」の第4画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS42に進み、「<前へ」(画像G45)が選択されたと判定すると、図26に示すステップS31に戻る一方、「<前へ」が選択されていないと判定すると、ステップS43に進む。
ステップS43で「登録変更」(画像G46)が選択されたと判定すると、図28に示すステップS51に進む一方、「登録変更」が選択されていないと判定すると、ステップS44に進む。
そして、ステップS44で「初期設定に戻す」(画像G47)が選択されたと判定すると、初期設定の処理に進む一方、「初期設定に戻す」が選択されていないと判定すると、ステップS42に戻り、ステップS42〜S44を繰り返す。
次に、図28に示すステップS51において、図11に示すお気に入りメニュー登録変更の画面をカラー液晶パネル61に表示する。図11では、お気に入りメニューの第4画面に対応する登録変更の画面が表示され、表示された4つの画像G41〜G44のいずれも「登録できます」となっているが、登録済みの自動メニューの画像が少なくとも1つ表示されている場合もある。
次に、ステップS52に進み、画像の選択有りか否かを判定する。すなわち、お気に入りメニュー登録変更の画面において4つの画像G41〜G44のいずれか1つが選択されたか否かを判定する。そして、ステップS52で画面の選択有りと判定するとステップS53に進む一方、画像の選択がないと判定すると、このステップS52を繰り返す。
次に、ステップS53でメニュー番号の入力処理を行う。このメニュー番号の入力処理は、図12に示すメニュー番号設定画面において、画像G51〜画像G60は数値キーにより所望のメニュー番号が入力される。
そして、ステップS53でメニュー番号が入力されると、ステップS54に進み、「決定」の選択有りと判定すると、ステップS55に進む一方、「決定」(画像G62)の選択がないと判定すると、ステップS53に戻る。
ステップS55で、入力されたメニュー番号に対応する例えば図13に示すメニュー画面の表示を行う。
次に、ステップS56に進み、「登録」(画像G75)の選択有りと判定すると、登録後のお気に入りメニューの画面の表示処理を行う。
〔「お気に入りメニュー」の登録変更の他の操作手順〕
まず、お気に入りメニュー登録部200dにより「お料理集」から「お気に入りメニュー」の登録変更を行う場合の操作手順について図29〜図34のフローチャートを用いて説明する。
次に、図22のステップS3において、「お料理集」の選択有りと判定すると、図29に示すステップS61に進み、図15に示すお料理集の画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS62に進み、「メニュー番号」(画像G81)の選択有りと判定すると、メニュー番号の入力処理に進む一方、「メニュー番号」の選択がないと判定すると、ステップS63に進む。
次に、ステップS63で「材料別・カロリー別」(画像G82)の選択有りと判定すると、図30のステップS71に進む一方、「材料別・カロリー別」の選択がないと判定すると、ステップS64に進む。
次に、ステップS64で「セットメニュー」(画像G83)の選択有りと判定すると、セットメニューの処理に進む一方、「セットメニュー」の選択がないと判定すると、ステップS65に進む。
次に、ステップS65で「お菓子・パン」(画像G84)の選択有りと判定すると、お菓子・パンの処理に進む一方、「お菓子・パン」の選択がないと判定すると、ステップS66に進む。
次に、ステップS66で「おすすめメニュー」(画像G85)の選択有りと判定すると、おすすめメニューの処理に進む一方、「おすすめメニュー」の選択がないと判定すると、ステップS62に戻り、ステップS62〜S66を繰り返す。
次に、図30のステップS71において、図16に示す材料別・カロリー別の画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS72に進み、「材料で探す」(画像G91)の選択有りと判定すると、図31に進む一方、「材料で探す」の選択がないと判定すると、ステップS73に進む。
次に、ステップS73で「カロリー数で探す」(画像G92)の選択有りと判定すると、カロリー数で探す処理に進み、「カロリー数で探す」の選択がないと判定すると、ステップS74に進む。
次に、ステップS74で「材料とカロリー数で探す」(画像G92)の選択有りと判定すると、材料とカロリー数で探す処理に進み、「材料とカロリー数で探す」の選択がないと判定すると、ステップS72に戻り、ステップS72〜S74を繰り返す。
次に、図31のステップS81において、図17に示す材料別の画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS82に進み、「豚肉 牛肉」(画像G121)の選択有りと判定すると、豚肉と牛肉に関するメニュー選択処理に進む一方、「豚肉 牛肉」の選択がないと判定すると、ステップS83に進む。
次に、ステップS83に進み、「魚介」(画像G122)の選択有りと判定すると、魚介に関するメニュー選択処理に進む一方、「魚介」の選択がないと判定すると、ステップS84に進む。
次に、ステップS84に進み、「卵・豆腐 乾物・豆」(画像G123)の選択有りと判定すると、卵・豆腐・乾物・豆に関するメニュー選択処理に進む一方、「卵・豆腐 乾物・豆」の選択がないと判定すると、ステップS85に進む。
次に、ステップS85に進み、「鶏肉」(画像G124)の選択有りと判定すると、図32に示すステップS91に進む一方、「鶏肉」の選択がないと判定すると、ステップS86に進む。
次に、ステップS86に進み、「野菜」(画像G125)の選択有りと判定すると、野菜に関するメニュー選択処理に進む一方、「野菜」の選択がないと判定すると、ステップS87に進む。
次に、ステップS87に進み、「ごはん 麺」(画像G126)の選択有りと判定すると、ごはん 麺に関するメニュー選択処理に進む一方、「ごはん 麺」の選択がないと判定すると、ステップS82に戻り、ステップS82〜S87を繰り返す。
次に、図32に示すステップS91で図18に示すメニュー画面をカラー液晶パネル61に表示する。このメニュー画面では、「鶏肉」についての複数のメニュー番号のうちの1つ(図18ではメニュー番号015の「鶏の照り焼き」)を示し、次のように「<前へ」「次へ>」で、「鶏肉」についての複数のメニュー番号のメニュー画面を順次表示するようになっている(他の材料を選択しても同様)。
次に、ステップS92に進み、「次へ>」(図18に示す画像G133)の選択有りと判定すると、ステップS96に進み、メニュー番号を順送りしてステップS91に戻る。
この例では、「鶏肉」についての複数のメニュー番号のうちの015の次のメニュー番号のメニュー画面が表示される。なお、表示されているメニュー画面が「鶏肉」についての複数のメニュー番号のうちの最も大きい方である場合は、「次へ>」で「鶏肉」についての複数のメニュー番号のうちの最も小さいメニュー番号のメニュー画面が表示されことになる。
一方、ステップS92に進み、「次へ>」の選択がないと判定すると、ステップS93に進み、「決定」(図18に示す画像G132)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS93で「決定」の選択有りと判定すると、加熱調理の処理に進む一方、「決定」の選択がないと判定すると、ステップS94に進む。
次に、ステップS94で「<前へ」(図18に示す画像G131)の選択有りと判定すると、ステップS97に進み、メニュー番号を戻してステップS91に戻る。
この例では、「鶏肉」についての複数のメニュー番号のうちの015の1つ前のメニュー番号のメニュー画面が表示される。なお、表示されているメニュー画面がメニュー番号の最も小さい方である場合は、「<前へ」で「鶏肉」についての複数のメニュー番号のうちの最も大きいメニュー番号のメニュー画面が表示されことになる。
一方、ステップS94で「<前へ」の選択がないと判定すると、ステップS95に進み、「ナビ」(図18に示す画像G130)の選択有りか否かを判定する。
そして、ステップS95で「ナビ」の選択有りと判定すると、図33に示すステップS101(「便利ナビ」)に進む一方、「ナビ」の選択がないと判定すると、ステップS92に戻り、ステップS92〜S95を繰り返す。
次に、図33に示すステップS101で図19に示す便利ナビの画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS102に進み、「応用メニュー」(図19に示す画像G143)の選択有りと判定すると、「応用メニュー」の処理に進む一方、「応用メニュー」の選択がないと判定すると、ステップS103に進む。
次に、ステップS103で、「コツとポイント」(図19に示す画像G144)の選択有りと判定すると、「コツとポイント」の処理に進む一方、「コツとポイント」の選択がないと判定すると、ステップS104に進む。
次に、ステップS104で、「カロリーダウン」(図19に示す画像G145)の選択有りと判定すると、「カロリーダウン」の処理に進む一方、「カロリーダウン」の選択がないと判定すると、ステップS105に進む。
次に、ステップS105で、「焼き色をしっかり」(図19に示す画像G146)の選択有りと判定すると、「焼き色をしっかり」の処理に進む一方、「焼き色をしっかり」の選択がないと判定すると、ステップS106に進む。
次に、ステップS106で、「お気に入りメニュー登録」(図19に示す画像G147)の選択有りと判定すると、図34に示すステップS111(「お気に入りメニュー登録」)に進む一方、「お気に入りメニュー登録」の選択がないと判定すると、ステップS102に戻り、ステップS102〜S106を繰り返す。
次に、図34に示すステップS111では、図20に示すお気に入りメニュー登録の画面をカラー液晶パネル61に表示する。
次に、ステップS112に進み、画像の選択有りか否かを判定する。すなわち、図20に示すお気に入りメニュー登録の画面に表示された16のメニュー画像(「未登録」を含む)のうちのいずれかの画像を選択したか否かを判定する。
そして、ステップS112で画像の選択有りと判定すると、ステップS113に進む一方、画像の選択がないと判定すると、ステップS112を繰り返す。
次に、ステップS113で、図29〜図31に示すフローチャートで「お料理集」から選択されたメニュー画面(図21に示す)を表示する。この例では、「鶏の照り焼き」のメニュー画面を表示している。
次に、ステップS114に進み、「登録」(図21に示す画像G160)の選択有りと判定すると、ステップS115に進む一方、「登録」の選択がないと判定すると、ステップS114を繰り返す。
次に、ステップS115でお気に入りメニュー登録の画面をカラー液晶パネル61に表示する。ここで、お気に入りメニュー登録の画面は、「鶏の照り焼き」の自動メニューが登録済みである点と、下側の画像G152の文字が「登録しました」に代わっている点が、図20に示すお気に入りメニュー登録の画面と異なる。
そして、お気に入りメニュー登録の画面を表示してから数秒後に、加熱調理を実行しようとする図20に示すメニュー画面をカラー液晶パネル61に表示する。
以下、「決定」を選択して加熱調理を行うか、または、他の操作を行う。
なお、「お料理集」から「お気に入りメニュー」の登録変更を行う場合の操作手順では、図29〜図34のフローチャートの説明において、図15に示す「お料理集」の画面から「材料別・カロリー別」、「材料で探す」、「鶏肉」の項目を順に選択したが、図15に示す「お料理集」から「メニュー番号」、「セットメニュー」、「お菓子・パン」、「おすすめメニュー」の項目のいずれかを選択して、お気に入りメニューに登録するメニュー番号を選ぶことも可能である。
上記構成の加熱調理器によれば、ユーザーの指(またはペン状物体)の接触により操作されるタッチパネル62を備えた操作パネル5からの操作信号に基づいて、制御装置200のお気に入りメニュー登録部200dは、お気に入りメニュー表示制御部200cによりカラー液晶パネル61に画像が表示される複数の選択肢のうちのいずれか1つに対して、加熱調理メニュー選択部200eにより選択された加熱調理を実行しようとする自動メニューをお気に入りメニューリスト部200bに登録する。そうして、お気に入りメニュー表示制御部200cにより表示された複数の選択肢を表す画像のうちの1つを選択することにより、加熱調理を実行するお気に入りメニューを選択することが可能になる。このように、加熱調理を実行する操作手順の途中で加熱調理メニュー選択部200eにより選択された自動メニューをお気に入りメニュー登録部200dでお気に入りメニューリスト部2
00bに登録するので、複数の自動メニューの中から選んだお気に入りメニューを容易に登録でき、操作性を大幅に向上できる。
また、上記お気に入りメニュー登録部200dは、操作パネル5からの操作信号に基づいて、お気に入りメニュー表示制御部200cによりカラー液晶パネル61に画像が表示された複数の選択肢の夫々に対応づけて、自動メニュー記憶部200aに記憶された複数の自動メニューの中からお気に入りのメニューを選択してお気に入りメニューリスト部200bに登録するので、お気に入りメニューリスト部200bに登録されたお気に入りメニュー(複数の選択肢を表す画像)をカラー液晶パネル61で確認しながら、お気に入りメニューを新たに登録したり変更したりすることができ、操作性がさらに向上する。
また、上記操作パネル5からの操作信号に基づいて、お気に入りメニュー選択部200fによって、お気に入りメニュー表示制御部200cにより表示された複数の選択肢を表す画像のうちの1つを選択して、加熱調理を実行するお気に入りメニューを選択することによって、お気に入りメニューの中から所望のメニューを容易に選び出して、加熱調理を実行することができる。
また、上記お気に入りメニュー表示制御部200cによりカラー液晶パネル61に画像が表示される複数の選択肢夫々に対して、登録しようとするお気に入りメニューと同じメニューがお気に入りメニューリスト部200bにすでに登録されているとき、お気に入りメニュー登録部200dは、お気に入りメニューの登録を行わないようにしてもよい。この場合、同じメニューが重複して登録されないようにできる。
また、上記カラー液晶パネル61の前面に配置されたタッチパネル62を、ユーザーの指またはペン状物体の接触により操作することによって、表示内容と操作が一体となって操作性がさらに向上する。
また、お気に入りメニューを登録しようとする選択肢に対してお気に入りメニューリスト部200bにすでに自動メニューが登録されているときは、お気に入りメニュー登録部200dにより、選択肢にすでに登録されている自動メニューを削除してお気に入りメニューを登録するので、登録済みのお気に入りメニューを別の自動メニューに置き換えることが容易にできる。
上記実施の形態では、操作部としてタッチパネル62を用いた加熱調理器について説明したが、操作部はこれに限らず、複数の押ボタンやロータリースイッチなどで構成された操作部を備えた加熱調理器にこの発明を適用してもよい。
また、この発明の加熱調理器としては、例えば、過熱水蒸気を使用するオーブンレンジのみならず、過熱水蒸気を使用するオーブン、過熱水蒸気を使用しないオーブンレンジ、過熱水蒸気を使用しないオーブンなどがある。
この発明の加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱水蒸気または飽和水蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、本発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱水蒸気または飽和水蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱水蒸気または飽和水蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱庫内は過熱水蒸気または飽和水蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱庫内において酸素の体積%が10%以下(例えば0.5〜3%)である状態を指す。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
以下に、いくつかの加熱調理器について付記する。
一実施形態の加熱調理器では、加熱調理に関する情報を表示する表示部と、ユーザーにより操作されて操作信号を出力する操作部と、加熱調理を実行するための被加熱物の材料および加熱条件を含む調理情報として、予め複数のメニューが記憶されたメニュー記憶部と、上記操作部からの上記操作信号に基づいて、上記メニュー記憶部に記憶された上記複数のメニューの中から加熱調理を実行するメニューを選択する加熱調理メニュー選択部と、上記メニュー記憶部に記憶された上記複数のメニューの中から上記ユーザーにより選択されるメニューを、お気に入りのメニューとして登録するためのお気に入りメニューリスト部と、上記お気に入りメニューリスト部に登録された複数の上記お気に入りのメニューに対応づけて複数の選択肢を表す画像を上記表示部に表示させるお気に入りメニュー表示制御部と、上記操作部からの上記操作信号に基づいて、上記お気に入りメニュー表示制御部により上記表示部に画像が表示される上記複数の選択肢の夫々に対応づけて、上記加熱調理メニュー選択部により上記メニュー記憶部に記憶された上記複数のメニューの中から選択された上記加熱調理を実行しようとするメニューを、上記お気に入りメニューリスト部に登録するお気に入りメニュー登録部とを備えたことを特徴とする。
上記実施形態によれば、お気に入りメニュー登録部は、操作部からの操作信号に基づいて、お気に入りメニュー表示制御部により表示部に画像が表示される複数の選択肢の夫々に対応づけて、加熱調理メニュー選択部によりメニュー記憶部に記憶された複数のメニューの中から選択された加熱調理を実行しようとするメニューを、お気に入りメニューリスト部に登録する。そうして、お気に入りメニュー表示制御部により表示された複数の選択肢を表す画像のうちの1つを選択することにより、加熱調理を実行するお気に入りのメニューを選択することが可能になる。このように、加熱調理を実行する操作手順の途中で加熱調理メニュー選択部により選択されたメニューをお気に入りメニュー登録部でお気に入りメニューリスト部に登録するので、複数のメニューの中から選んだお気に入りメニューを容易に登録でき、操作性を大幅に向上できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、上記お気に入りメニュー登録部は、上記操作部からの上記操作信号に基づいて、上記お気に入りメニュー表示制御部により上記表示部に画像が表示された上記複数の選択肢の夫々に対応づけて、上記メニュー記憶部に記憶された上記複数のメニューの中からお気に入りのメニューを選択して上記お気に入りメニューリスト部に登録する。
上記実施形態によれば、お気に入りメニュー登録部は、操作部からの操作信号に基づいて、お気に入りメニュー表示制御部により表示部に画像が表示された複数の選択肢の夫々に対応づけて、メニュー記憶部に記憶された複数のメニューの中からお気に入りのメニューを選択してお気に入りメニューリスト部に登録するので、お気に入りメニューリスト部に登録されたお気に入りのメニュー(複数の選択肢を表す画像)を表示部で確認しながら、お気に入りのメニューを新たに登録したり変更したりすることができ、操作性がさらに向上する。
また、一実施形態の加熱調理器では、上記操作部からの上記操作信号に基づいて、上記お気に入りメニュー表示制御部により表示された上記複数の選択肢を表す画像のうちの1つを選択することにより、加熱調理を実行する上記お気に入りのメニューを選択するお気に入りメニュー選択部を備えたことを特徴とする。
上記実施形態によれば、操作部からの操作信号に基づいて、お気に入りメニュー選択部によって、お気に入りメニュー表示制御部により表示された複数の選択肢を表す画像のうちの1つを選択して、加熱調理を実行するお気に入りのメニューを選択することによって、お気に入りのメニューの中から所望のメニューを容易に選び出して、加熱調理を実行することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、上記お気に入りメニュー登録部は、上記お気に入りメニュー表示制御部により上記表示部に画像が表示される上記複数の選択肢夫々に対して、登録しようとする上記お気に入りのメニューと同じメニューが上記お気に入りメニューリスト部にすでに登録されているとき、上記お気に入りのメニューの登録を行わないことを特徴とする。
上記実施形態によれば、お気に入りメニュー表示制御部により表示部に画像が表示される複数の選択肢夫々に対して、登録しようとするお気に入りのメニューと同じメニューがお気に入りメニューリスト部にすでに登録されているとき、お気に入りメニュー登録部は、お気に入りのメニューの登録を行わないので、同じメニューが重複して登録されないようにできる。
また、一実施形態の加熱調理器では、上記お気に入りメニュー登録部が、上記お気に入りメニュー表示制御部により上記表示部に画像が表示される上記複数の選択肢夫々に対して、登録しようとする上記お気に入りのメニューと同じメニューが上記お気に入りメニューリスト部すでに登録されているとき、同じメニューが登録されていることを上記表示部に表示させるメニュー重複表示制御部を備えたことを特徴とする。
上記実施形態によれば、お気に入りメニュー登録部が、お気に入りメニュー表示制御部により表示部に画像が表示される複数の選択肢夫々に対して、登録しようとするお気に入りのメニューと同じメニューがお気に入りメニューリスト部にすでに登録されているとき、メニュー重複表示制御部によって、同じメニューが登録されていることを表示部に表示させるので、重複登録を許可しない場合は、重複登録を防ぐようにできる一方、重複登録を許可する場合は、ユーザーに知らせた上で重複登録するようにでき、使いやすい加熱調理器を実現できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、上記お気に入りメニュー登録部によって、上記メニュー記憶部に記憶された上記複数のメニューのうちの1つを上記お気に入りのメニューとして上記お気に入りメニューリスト部に登録するとき、登録される上記メニューについての上記加熱条件を変更する加熱条件変更部を備えたことを特徴とする。
上記実施形態によれば、お気に入りメニュー登録部によって、メニュー記憶部に記憶された複数のメニューのうちの1つをお気に入りのメニューとしてお気に入りメニューリスト部に登録するとき、加熱条件変更部によって、登録されるメニューについての加熱条件を変更するので、メニュー記憶部に記憶された複数のメニュー以外に条件の異なるメニューをお気に入りのメニューとして登録することができ、調理の種類を増やすことができ、ユーザーの要求に適切に応じることができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、上記操作部は、上記表示部の前面に配置され、上記ユーザーの指またはペン状物体の接触により操作されるタッチパネルを含むことを特徴とする。
上記実施形態によれば、表示部の前面に配置されたタッチパネルを、ユーザーの指またはペン状物体の接触により操作することによって、表示内容と操作が一体となって操作性がさらに向上する。