JP2014218222A - 車両用シート装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、スライドレールの内部空間は、比較的小さな空間であり、ワイヤハーネスを配索する本数や外径が制限される。
このため、フットブラケットに荷重が作用した場合に、フットブラケットが屈曲部から折れ曲がり、シートが沈み込むことが考えられる。
これにより、床取付部をワイヤハーネスの配索領域からずらすことができるので、配索領域にワイヤハーネスを配索(配置)できる。
これにより、フットブラケットに作用した荷重を張出部で支え、屈曲部が折れ曲がることを防いで、シートが沈み込むことを防止できる。
さらに、両側部の一方に設けられたフランジ部から張出部を張り出した。これにより、張出部をフランジ部と一体に形成できるので、張出部を別体で形成する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
これにより、フットブラケットに作用した荷重を張出部で一層好適に支えることができる。
図1に示すように、車両10は、車両10の床部を形成するフロアパネル11と、フロアパネル11に設けられた車両用シート装置20と、車両用シート装置20においてフロアパネル11に配索されたワイヤハーネスユニット13とを備えている。
前内フットブラケットは、前外フットブラケット31と内外(左右)対称の部材であり、詳しい説明を省略する。前内フットブラケットで内連結ブラケットの前端部22aが支持される
この後内フットブラケット34は、平面視において、シート取付部から床取付部34aまで車体後方に向けて、平面視において直線状に延出されている。
床取付底部51は、ボルト47・ナット48でフロアパネル11に取り付けられている。また、床内取付壁52は、床取付底部51の内辺51aから上方に立ち上げられている。さらに、床外取付壁53は、床取付底部51の外辺51bから上方に立ち上げられている。
床取付底部51、床内取付壁52、床外取付壁53、床内取付フランジ部54および床外取付フランジ部55で床取付部41が断面略ハット状に形成されている。
シート取付部42は、ボルト49・ナットで外連結ブラケット22の後端部22bに取り付けられるシート取付頂部57と、シート取付頂部57の内辺から下方に向けて折り曲げられたシート内取付壁58と、シート取付頂部57の外辺から下方に向けて折り曲げられたシート外取付壁59とを有する。
シート取付頂部57、シート内取付壁58およびシート外取付壁59でシート取付部42が断面略コ字状に形成されている。
さらに、屈曲外取付壁63の上辺63aから屈曲外折曲部65が折り曲げられることにより、屈曲外取付壁63の上辺63aに折曲外頂部67が形成されている。
さらに、屈曲部43は、図3に示すように、平面視において、床取付部41側の部位43aがシート取付部42側の部位43bに対してシート幅方向(車幅方向)外側に向けて折り曲げられている。
これにより、床取付部41を車幅方向外側に移動させてワイヤハーネスユニット13の配索領域69からずらすことが可能になり、ワイヤハーネスユニット13を配索領域69に配索(配置)できる。
複数のワイヤハーネスは、例えば、電源から電装部品に電圧を供給する線状部材である。
なお、ワイヤハーネスユニット13は、これに限定するものではなく、例えば、複数のワイヤハーネスを円形断面状にまとめるなどの他のハーネスユニットを適用することも可能である。
具体的には、床内取付フランジ部54に、床取付部41の変位方向に対して反対側となる部位(すなわち、反対側の部位)54aが含まれている。この反対側の部位54aから張出部44が張り出されている。
これにより、張出部44を床内取付フランジ部54と一体に形成できるので、張出部44を別体で形成する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
張出連結部71、張出底部72および折曲片73で張出部44が断面略舟形状に形成されている。
ここで、「近接」とは、後外フットブラケット32にシート23から車体前後方向への荷重が作用した場合に、フロアパネル11に張出部44が当接(接触)して後外フットブラケット32に作用した荷重を張出部44で支えることができる状態をいう。
具体的には、連結部材45は、フランジ接合部75、第1連結部76、第2連結部77、第3連結部78、張出接合部79を有する。
また、第1連結部76は、フランジ接合部75の前端部75aから車幅方向内側に向けて延出されている。
さらに、第2連結部77は、第1連結部76の内端部76aから床内取付フランジ部54に沿って車体後方に延出されている。第3連結部78は、第2連結部77の後端部77aから張出連結部71に沿って張出底部72まで垂下されている。
凹角部74は、張出連結部71および張出底部72の交差する部位に形成されている。
すなわち、床内取付フランジ部54から張出部44まで連結部材45が延ばされ、延ばされた連結部材45が床内取付フランジ部54および張出部44に連結されている。よって、張出部44が連結部材45で補強されている。
これにより、後外フットブラケット32に作用した荷重を張出部44で好適に支えることができる。
これにより、床取付部41をボルト47・ナット48(図4参照)でフロアパネル11に容易に取り付けることができる。
また、床内取付フランジ部54が折曲内頂部66に一体に連結され、「床内取付フランジ部54および折曲内頂部66」で内フランジ部(フランジ部)83が形成される。
内フランジ部83は、内側壁82の上辺から車幅方向内側に向けて張り出されている。
また、床外取付フランジ部55が折曲外頂部67に一体に連結され、「床外取付フランジ部55および折曲外頂部67」で外フランジ部(フランジ部)86が形成される。
外フランジ部86は、外側壁85の上辺から車幅方向外側に向けて張り出されている。
図8(a)に示すように、車体後方に衝撃荷重が入力した場合、シート23の乗員が車体後方に移動し、後内フットブラケット34および後外フットブラケット32にシート23から車体前後方向への荷重F1が矢印の如く作用する。
このため、シート23の外側部23aが車体後方で、かつ車幅方向内方に矢印Aの如く移動しようとする。
このため、シート23の外側部23a(図8(a)参照)が矢印Aの如く移動しようとすると、後外フットブラケット32の屈曲部43に荷重F2が張出部44側に矢印の如く作用する。
これにより、屈曲部43に作用した荷重F2を張出部44で支えることができる。
さらに、張出部44は連結部材45で補強されている。これにより、後外フットブラケット32に作用した荷重を張出部44で一層好適に支えることができる。
変形例の後外フットブラケット92を図9に基づいて説明する。なお、変形例において実施例の後外フットブラケット32と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
変形例の後外フットブラケット92は、フロアパネル11に対して当接(接触)させるように張り出された張出部94(張出底部95)を備えたもので、その他の構成は実施例の後外フットブラケット32と略同様である。
例えば、前記実施例では、線状部材としてワイヤハーネスユニット13を例示したが、これに限らないで、ブレーキ用ケーブルなどの他の線状部材に適用することも可能である。
Claims (3)
- 車両の床部にフットブラケットを介してシートが支持された車両用シート装置において、
前記フットブラケットは、
前記床部に取り付けられる床取付部と、
該床取付部の上方に位置し、前記シートに取り付けられるシート取付部と、
該シート取付部および前記床取付部間に設けられ、該床取付部を前記シート取付部に対してシート幅方向に変位した位置に配置するように折り曲げられた屈曲部と、
前記床取付部の変位方向と反対側の部位から、前記床部に対して近接または当接するように張り出された張出部と、
を有することを特徴とする車両用シート装置。 - 前記フットブラケットは、
シート幅方向の両側部から張り出されたフランジ部を有し、
前記両側部の一方に設けられたフランジ部に前記反対側の部位が含まれることにより、前記一方に設けられたフランジ部から張出部が張り出されたことを特徴とする請求項1記載の車両用シート装置。 - 前記フットブラケットは、
前記床取付部の変位方向側の部位から前記張出部まで延ばされることにより、前記変位方向側の部位および前記張出部を連結する連結部材を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用シート装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107487233A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-12-19 | 宝沃汽车(中国)有限公司 | 后排座椅安装装置及具有其的车辆 |
CN111204351A (zh) * | 2018-11-22 | 2020-05-29 | 速创公司 | 车座布置可调整的铁路车辆的车厢 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01123541U (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-22 |
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2013
- 2013-05-10 JP JP2013100350A patent/JP5719874B2/ja active Active
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