JP5719874B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の床部にフットブラケットを介してシートが支持された車両用シート装置に関する。
車両用シート装置のなかには、フロアパネルにフットブラケットを介してスライドレールが設けられ、スライドレールにシートが取り付けられ、スライドレールの内部空間にワイヤハーネス(線状部材)が導入された状態で配索(配置)されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、スライドレールの内部空間は、比較的小さな空間であり、ワイヤハーネスを配索する本数や外径が制限される。
この対策として、スライドレールの外側にワイヤハーネスを配索することが考えられる。ワイヤハーネスがスライドレールのフットブラケット近傍に配索される場合、フットブラケットを車幅方向に屈曲(オフセット)させてワイヤハーネスの配索領域を確保する。
特開2008−110634号公報
ところで、例えば、車体後方に衝撃荷重が入力した場合、乗員が車体後方に移動してフットブラケットにシートから車体前後方向への荷重が作用する。よって、フットブラケットが車幅方向に屈曲(オフセット)されていると、フットブラケットに作用する荷重をフットブラケットで支えることが難しい。
このため、フットブラケットに荷重が作用した場合に、フットブラケットが屈曲部から折れ曲がり、シートが沈み込むことが考えられる。
本発明は、フットブラケットを屈曲させてワイヤハーネスなどの線状部材の配索領域を確保し、かつ、フットブラケットに作用した荷重でフットブラケットの折曲がりを防止できる車両用シート装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車両の床部にフットブラケットを介してシートが支持された車両用シート装置において、前記フットブラケットは、前記床部に取り付けられる床取付部と、該床取付部の上方に位置し、前記シートに取り付けられるシート取付部と、該シート取付部および前記床取付部間に設けられ、該床取付部を前記シート取付部に対してシート幅方向に変位した位置に配置するように折り曲げられた屈曲部と、前記床取付部の変位方向と反対側の部位から、前記床部に対して近接または当接するように張り出された張出部を有し、且つフットブラケットは、シート幅方向の両側部から張り出されたフランジ部を有し、両側部の一方に設けられたフランジ部に反対側の部位が含まれることにより、一方に設けられたフランジ部から張出部が張り出されたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、車両の床部にフットブラケットを介してシートが支持された車両用シート装置において、前記フットブラケットは、前記床部に取り付けられる床取付部と、該床取付部の上方に位置し、前記シートに取り付けられるシート取付部と、該シート取付部および前記床取付部間に設けられ、該床取付部を前記シート取付部に対してシート幅方向に変位した位置に配置するように折り曲げられた屈曲部と、前記床取付部の変位方向と反対側の部位から、前記床部に対して近接または当接するように張り出された張出部を有し、且つフットブラケットは、床取付部の変位方向側の部位から張出部まで延ばされることにより、変位方向側の部位および張出部を連結する連結部材を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、フットブラケットの屈曲部を折り曲げて、床取付部をシート取付部に対してシート幅方向に変位した位置(オフセットした位置)に配置した。
これにより、床取付部をワイヤハーネスの配索領域からずらすことができるので、配索領域にワイヤハーネスを配索(配置)できる。
さらに、床取付部の変位方向(オフセット方向)と反対側の部位に張出部を設け、床部に対して近接または当接するように張出部を張り出した。よって、例えば、フットブラケットにシートから車体前後方向への荷重が作用した場合に、フットブラケットに作用した荷重を張出部で支えることができる。
これにより、フットブラケットに作用した荷重を張出部で支え、屈曲部が折れ曲がることを防いで、シートが沈み込むことを防止できる。
また本発明では、フットブラケットの両側部にフランジ部を形成したので、フットブラケット(特に、屈曲部)を両側部のフランジ部で補強できるので、屈曲部が折れ曲がることを防止できる。
さらに、両側部の一方に設けられたフランジ部から張出部を張り出したので、張出部をフランジ部と一体に形成することができ、張出部を別体で形成する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、フットブラケットの屈曲部を折り曲げて、床取付部をシート取付部に対してシート幅方向に変位した位置(オフセットした位置)に配置したので、床取付部をワイヤハーネスの配索領域からずらすことができるので、配索領域にワイヤハーネスを配索(配置)できる。
さらに、床取付部の変位方向(オフセット方向)と反対側の部位に張出部を設け、床部に対して近接または当接するように張出部を張り出した。よって、例えば、フットブラケットにシートから車体前後方向への荷重が作用した場合に、フットブラケットに作用した荷重を張出部で支えることができる。
これにより、フットブラケットに作用した荷重を張出部で支え、屈曲部が折れ曲がることを防いで、シートが沈み込むことを防止できる。
また、フットブラケットの両側部にフランジ部を形成したので、フットブラケット(特に、屈曲部)を両側部のフランジ部で補強できるので、屈曲部が折れ曲がることを防止できる。
さらに、両側部の一方に設けられたフランジ部から張出部を張り出した。これにより、張出部をフランジ部と一体に形成できるので、張出部を別体で形成する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
特に本発明では、床取付部の変位方向(オフセット方向)側の部位および張出部を連結部材で連結した。よって、張出部を床取付部で補強することができる。
これにより、フットブラケットに作用した荷重を張出部で一層好適に支えることができる。
本発明に係る車両用シート装置を備えた車両を示す斜視図である。 図1の2部拡大図である。 図2の後外フットブラケットを示す平面図である。 図3の4−4線断面図である。 図2の後外フットブラケットを車幅方向内側から見た状態を示す斜視図である。 図5の6−6線断面図である。 図5の後外フットブラケットを示す分解斜視図である。 本発明に係る後外フットブラケットに作用する荷重を支える例を説明する図である。 本発明に係る変形例の後外フットブラケットを示す断面図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る車両用シート装置20について説明する。
図1に示すように、車両10は、車両10の床部を形成するフロアパネル11と、フロアパネル11に設けられた車両用シート装置20と、車両用シート装置20においてフロアパネル11に配索されたワイヤハーネスユニット13とを備えている。
車両用シート装置20は、フロアパネル11に締結されるフット支持部21と、フット支持部21に支持された内外の連結ブラケット22(外連結ブラケット22のみを図示する)と、内外の連結ブラケット22にスライドレール(図示せず)を介して支持されたシート23とを備えている。
すなわち、車両用シート装置20は、フロアパネル11にフット支持部21を介して内外の連結ブラケット22が支持され、内外の連結ブラケット22の上方に内外のスライドレールが固定され、内外のスライドレールによりシート23が車体前後方向に移動可能に支持されている。
シート23は、内外の連結ブラケット22にスライドレールを介してシートクッション24が支持され、シートクッション24の後部側(内外のスライドレールの後部)にシートバック25が支持され、シートバック25の頂部25aにヘッドレスト26が設けられている。
フット支持部21は、外連結ブラケット22の前端部22aを支持する前外フットブラケット31と、外連結ブラケット22の後端部22bを支持する後外フットブラケット(フットブラケット)32と、内連結ブラケットの前端部を支持する前内フットブラケット(図示せず)と、内連結ブラケットの後端部を支持する後内フットブラケット34とを備えている。
前外フットブラケット31は、外連結ブラケット22の前端部22aにシート取付部31aが取り付けられ、フロアパネル11に床取付部31bがボルト36・ナットで取り付けられる。これにより、外連結ブラケット22の前端部22aが前外フットブラケット31で支持される。
前内フットブラケットは、前外フットブラケット31と内外(左右)対称の部材であり、詳しい説明を省略する。前内フットブラケットで内連結ブラケットの前端部22aが支持される
後内フットブラケット34は、内連結ブラケットの後端部にシート取付部が取り付けられ、フロアパネル11に床取付部34aがボルト37・ナットで取り付けられる。これにより、内連結ブラケットの後端部が後内フットブラケット34で支持される。
この後内フットブラケット34は、平面視において、シート取付部から床取付部34aまで車体後方に向けて、平面視において直線状に延出されている。
図2、図3に示すように、後外フットブラケット32は、フロアパネル11に取り付けられる床取付部41と、床取付部41上方の外連結ブラケット22の後端部22bに取り付けられるシート取付部42と、シート取付部42および床取付部41間に設けられた屈曲部43と、床取付部41に設けられた張出部44と、張出部44を補強する連結部材45とを備えている。
図4に示すように、床取付部41は、床取付底部51、床内取付壁52、床外取付壁53、床内取付フランジ部54および床外取付フランジ部55を有する。
床取付底部51は、ボルト47・ナット48でフロアパネル11に取り付けられている。また、床内取付壁52は、床取付底部51の内辺51aから上方に立ち上げられている。さらに、床外取付壁53は、床取付底部51の外辺51bから上方に立ち上げられている。
また、床内取付フランジ部54は、床内取付壁52の上辺52aから車幅方向内側に張り出されている。さらに、床外取付フランジ部55は、床外取付壁53の上辺53aから車幅方向外側に張り出されている。
床取付底部51、床内取付壁52、床外取付壁53、床内取付フランジ部54および床外取付フランジ部55で床取付部41が断面略ハット状に形成されている。
図2、図3に戻って、床取付部41に屈曲部43を介してシート取付部42が一体に形成されている。すなわち、シート取付部42は床取付部41の上方に位置している。
シート取付部42は、ボルト49・ナットで外連結ブラケット22の後端部22bに取り付けられるシート取付頂部57と、シート取付頂部57の内辺から下方に向けて折り曲げられたシート内取付壁58と、シート取付頂部57の外辺から下方に向けて折り曲げられたシート外取付壁59とを有する。
シート取付頂部57、シート内取付壁58およびシート外取付壁59でシート取付部42が断面略コ字状に形成されている。
図5、図6に示すように、屈曲部43は、床取付底部51およびシート取付頂部57を連通する屈曲底部61と、屈曲底部61の内辺61aから立ち上げられた屈曲内取付壁62と、屈曲底部61の外辺61bから上方に立ち上げられた屈曲外取付壁63と、屈曲内取付壁62の上辺62aから屈曲内取付壁62の外面に対峙するように折り曲げられた屈曲内折曲部64と、屈曲外取付壁63の上辺63aから屈曲外取付壁63の外面に対峙するように折り曲げられた屈曲外折曲部65とを有する。
また、屈曲内取付壁62の上辺62aから屈曲内折曲部64が折り曲げられることにより、屈曲内取付壁62の上辺62aに折曲内頂部66が形成されている。
さらに、屈曲外取付壁63の上辺63aから屈曲外折曲部65が折り曲げられることにより、屈曲外取付壁63の上辺63aに折曲外頂部67が形成されている。
ここで、屈曲部43は、側面視において、シート取付部42から床取付部41まで下り勾配に形成されている。
さらに、屈曲部43は、図3に示すように、平面視において、床取付部41側の部位43aがシート取付部42側の部位43bに対してシート幅方向(車幅方向)外側に向けて折り曲げられている。
屈曲部43が折り曲げられることにより、平面視において、シート取付部42の取付位置P1に対して床取付部41がシート幅方向(具体的には、車幅方向外方)に変位した位置(オフセットした位置)P2に配置されている。
これにより、床取付部41を車幅方向外側に移動させてワイヤハーネスユニット13の配索領域69からずらすことが可能になり、ワイヤハーネスユニット13を配索領域69に配索(配置)できる。
ワイヤハーネスユニット13は、一例として、フロアパネル11に配索された複数のワイヤハーネスと、配索された複数のワイヤハーネスを上方から覆う断面略コ字状のハーネスカバー14とを有する。
複数のワイヤハーネスは、例えば、電源から電装部品に電圧を供給する線状部材である。
なお、ワイヤハーネスユニット13は、これに限定するものではなく、例えば、複数のワイヤハーネスを円形断面状にまとめるなどの他のハーネスユニットを適用することも可能である。
図4、図7に示すように、床取付部41の床内取付フランジ部54に張出部44が設けられている。
具体的には、床内取付フランジ部54に、床取付部41の変位方向に対して反対側となる部位(すなわち、反対側の部位)54aが含まれている。この反対側の部位54aから張出部44が張り出されている。
これにより、張出部44を床内取付フランジ部54と一体に形成できるので、張出部44を別体で形成する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
具体的には、張出部44は、反対側の部位54aから下方に向けて折り曲げられた張出連結部71と、張出連結部71の下端部71aから車幅方向内側に向けて張り出された張出底部72と、張出底部72の内辺72aから上方に向けて折り曲げられた折曲片73とを有する。
張出連結部71、張出底部72および折曲片73で張出部44が断面略舟形状に形成されている。
この張出部44の張出底部72は、フロアパネル11に対して近接するように張り出され、フロアパネル11の上方に間隔Sをおいて配置されている。
ここで、「近接」とは、後外フットブラケット32にシート23から車体前後方向への荷重が作用した場合に、フロアパネル11に張出部44が当接(接触)して後外フットブラケット32に作用した荷重を張出部44で支えることができる状態をいう。
よって、張出部44(張出底部72)をフロアパネル11に対して近接させることにより、例えば、後外フットブラケット32にシート23から車体前後方向への荷重が作用した場合に、後外フットブラケット32に作用した荷重を張出部44で支えることができる。
また、張出部44が連結部材45で補強されている。連結部材45は、鋼製のロッド(ワイヤ)を折り曲げて形成されている。鋼製のロッドを折り曲げて連結部材45を形成することにより、連結部材45を簡素に形成することができ、かつ、連結部材45の軽量化を図ることができる。
具体的には、連結部材45は、フランジ接合部75、第1連結部76、第2連結部77、第3連結部78、張出接合部79を有する。
フランジ接合部75は、床外取付フランジ部(床取付部の変位方向(オフセット方向)側の部位)55に沿って車体前後方向に延出され、床外取付フランジ部55に溶接で接合されている。
また、第1連結部76は、フランジ接合部75の前端部75aから車幅方向内側に向けて延出されている。
さらに、第2連結部77は、第1連結部76の内端部76aから床内取付フランジ部54に沿って車体後方に延出されている。第3連結部78は、第2連結部77の後端部77aから張出連結部71に沿って張出底部72まで垂下されている。
また、張出接合部79は、第3連結部78の下端部78aから凹角部74に沿って車体前方に延出され、凹角部74に溶接で接合されている。
凹角部74は、張出連結部71および張出底部72の交差する部位に形成されている。
すなわち、床内取付フランジ部54から張出部44まで連結部材45が延ばされ、延ばされた連結部材45が床内取付フランジ部54および張出部44に連結されている。よって、張出部44が連結部材45で補強されている。
これにより、後外フットブラケット32に作用した荷重を張出部44で好適に支えることができる。
図3、図5に戻って、連結部材45は、フランジ接合部75、第1連結部76および第2連結部77で平面視略コ字状に形成されている。連結部材45を平面視略コ字状に形成することにより、連結部材45がボルト47を回避した状態で配置されている。よって、ボルト47を締結する空間を確保することができる。
これにより、床取付部41をボルト47・ナット48(図4参照)でフロアパネル11に容易に取り付けることができる。
ここで、図7に示すように、「床内取付壁52および屈曲内取付壁62」で内側壁(シート幅方向の両側部の一方)82が形成されている。
また、床内取付フランジ部54が折曲内頂部66に一体に連結され、「床内取付フランジ部54および折曲内頂部66」で内フランジ部(フランジ部)83が形成される。
内フランジ部83は、内側壁82の上辺から車幅方向内側に向けて張り出されている。
また、「床外取付壁53および屈曲外取付壁63」で外側壁(シート幅方向の両側部の他方)85が形成される。
また、床外取付フランジ部55が折曲外頂部67に一体に連結され、「床外取付フランジ部55および折曲外頂部67」で外フランジ部(フランジ部)86が形成される。
外フランジ部86は、外側壁85の上辺から車幅方向外側に向けて張り出されている。
このように、後外フットブラケット32の内側壁82に内フランジ部83を形成し、外側壁85に外フランジ部86を形成した。これにより、後外フットブラケット32(特に、屈曲部43)を内フランジ部83および外フランジ部86で補強できるので、屈曲部43が折れ曲がることを防止できる。
つぎに、後外フットブラケット32にシート23から作用した荷重を支える例を図8に基づいて説明する。
図8(a)に示すように、車体後方に衝撃荷重が入力した場合、シート23の乗員が車体後方に移動し、後内フットブラケット34および後外フットブラケット32にシート23から車体前後方向への荷重F1が矢印の如く作用する。
後内フットブラケット34は、平面視において、シート取付部から床取付部34aまで車体後方に向けて、平面視において直線状に延出されている。よって、後内フットブラケット34に作用する荷重F1を後内フットブラケット34で支えることができる。
このため、シート23の外側部23aが車体後方で、かつ車幅方向内方に矢印Aの如く移動しようとする。
図8(b)に示すように、後外フットブラケット32の床取付部41が車幅方向外方に変位した位置P2に配置されている。
このため、シート23の外側部23a(図8(a)参照)が矢印Aの如く移動しようとすると、後外フットブラケット32の屈曲部43に荷重F2が張出部44側に矢印の如く作用する。
ここで、張出部44の張出底部72はフロアパネル11に対して近接するように張り出されている。よって、屈曲部43に荷重F2が張出部44側に作用した場合に、フロアパネル11に張出部44が当接(接触)する。
これにより、屈曲部43に作用した荷重F2を張出部44で支えることができる。
このように、屈曲部43に作用した荷重F2を張出部44で支えることにより、屈曲部43が折れ曲がることを防いで、シート23の外側部23aが沈み込むことを防止できる。
さらに、張出部44は連結部材45で補強されている。これにより、後外フットブラケット32に作用した荷重を張出部44で一層好適に支えることができる。
(変形例)
変形例の後外フットブラケット92を図9に基づいて説明する。なお、変形例において実施例の後外フットブラケット32と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
変形例の後外フットブラケット92は、フロアパネル11に対して当接(接触)させるように張り出された張出部94(張出底部95)を備えたもので、その他の構成は実施例の後外フットブラケット32と略同様である。
張出部94の張出底部95をフロアパネル11に対して当接(接触)させることにより、例えば、後外フットブラケット92にシート23(図8(a)参照)から車体前後方向への荷重が作用した場合に、実施例と同様に、後外フットブラケット92に作用した荷重を張出部94で支えることができる。
なお、本発明に係る車両用シート装置は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、線状部材としてワイヤハーネスユニット13を例示したが、これに限らないで、ブレーキ用ケーブルなどの他の線状部材に適用することも可能である。
また、前記実施例では、後外フットブラケット32の屈曲部43をシート幅方向として車幅方向外方に折り曲げる例について説明したが、これに限らないで、屈曲部43をシート幅方向として車幅方向内方に折り曲げることも可能である。
さらに、前記実施例では、フット支持部21に内外のスライドレールを介してシート23を支持した車両用シート装置20に本発明を適用させた例について説明したが、これに限らないで、フット支持部21にシート23を直接支持する車両用シート装置に本発明を適用することも可能である。
また、前記実施例では、鋼製のロッドを折り曲げて連結部材45を形成した例について説明したが、これに限らないで、鋼製のパイプなどの他の部材で形成することも可能である。
さらに、前記実施例で示した車両、フロアパネル、車両用シート装置、シート、後外フットブラケット、床取付部、シート取付部、屈曲部、張出部、連結部材、床内取付フランジ部、床取付部の変位方向と反対側の部位、床外取付フランジ部、内側壁、内フランジ部、外側壁および外フランジ部などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、車両の床部にフットブラケットを介してシートが支持された車両用シート装置を備えた自動車への適用に好適である。
10…車両、11…フロアパネル(床部)、20…車両用シート装置、23…シート、32,92…後外フットブラケット(フットブラケット)、41…床取付部、42…シート取付部、43…屈曲部、44,94…張出部、45…連結部材、54…床内取付フランジ部、54a…床取付部の変位方向と反対側の部位、55…床外取付フランジ部(床取付部の変位方向側の部位)、82…内側壁(シート幅方向の両側部の一方)、83…内フランジ部(フランジ部)、85…外側壁(シート幅方向の両側部の他方)、86…外フランジ部(フランジ部)、P2…変位した位置。

Claims (2)

  1. 車両の床部にフットブラケットを介してシートが支持された車両用シート装置において、
    前記フットブラケットは、
    前記床部に取り付けられる床取付部と、
    該床取付部の上方に位置し、前記シートに取り付けられるシート取付部と、
    該シート取付部および前記床取付部間に設けられ、該床取付部を前記シート取付部に対してシート幅方向に変位した位置に配置するように折り曲げられた屈曲部と、
    前記床取付部の変位方向と反対側の部位から、前記床部に対して近接または当接するように張り出された張出部を有し、
    且つ前記フットブラケットは、
    シート幅方向の両側部から張り出されたフランジ部を有し、
    前記両側部の一方に設けられたフランジ部に前記反対側の部位が含まれることにより、前記一方に設けられたフランジ部から張出部が張り出された、
    ことを特徴とする車両用シート装置。
  2. 車両の床部にフットブラケットを介してシートが支持された車両用シート装置において、
    前記フットブラケットは、
    前記床部に取り付けられる床取付部と、
    該床取付部の上方に位置し、前記シートに取り付けられるシート取付部と、
    該シート取付部および前記床取付部間に設けられ、該床取付部を前記シート取付部に対してシート幅方向に変位した位置に配置するように折り曲げられた屈曲部と、
    前記床取付部の変位方向と反対側の部位から、前記床部に対して近接または当接するように張り出された張出部を有し、
    且つ前記フットブラケットは、
    前記床取付部の変位方向側の部位から前記張出部まで延ばされることにより、前記変位方向側の部位および前記張出部を連結する連結部材を備えた、
    ことを特徴とする車両用シート装置。
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