JP2014217746A - ショーケース用着脱式自動回転扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】ショーケース用着脱式自動回転扉を提供する。
【解決手段】多数の回転幕30が配備され、回転幕30の上部には仕上げキャップが嵌め込まれるが、前記仕上げキャップの中央には嵌合突起が取り付けられ、前記嵌合突起には駆動ギア50が取り付けられ、回転幕30の下部には仕上げキャップが嵌め込まれ、嵌合突起に取り付けられた駆動ギア50が上部フレーム20の上面に列設され、前記駆動ギア50の両側には駆動ギア50と噛合される片ギアベルトに張力を与えるための軸受け62がそれぞれ配設され、前記上部フレーム20の上方にはセンサーが取り付けられた蓋体が取り付けられて、センサーの感知信号に基づく駆動モータ63の作動によって前記片ギアベルト60が前記回転幕30の上部に取り付けられた駆動ギア50を同時に同じ方向に回転させることにより、回転幕30が同じ方向に開閉されるショーケース用着脱式自動回転扉。
【選択図】図15

Description

本発明はショーケース用扉に係り、さらに詳しくは、別途の扉がないオープンショーケースの前面にセンサーの感知に応じて自動的に回転される着脱式回転扉を配設することにより、ショーケースの内部をさらに清潔に且つ新鮮に維持することができるだけではなく、電力使用量が低減されることからメンテナンスに役立つショーケース用着脱式自動回転扉に関する。
図1は、従来のオープン式ショーケースの斜視図である。オープン式ショーケースとは、主としてコンビニや製菓店などにおいて冷蔵が求められる種々の飲み物と食品などを長時間陳列して新鮮な状態を維持するためのものであり、図1に示すように、陳列棚11が複層に構成された陳列空間12と、冷気を生成するための冷蔵システムをはじめとしてショーケースのメンテナンスを行うための構成要素を有する機械室13と、に大別される。
前記冷蔵システムは、押出機、凝縮機、膨張弁、熱交換機及びこれらを互いに連結する冷媒管などを有する通常のものであり、冷媒が繰り返し循環しながら冷気が生成され、この冷気は送風ファンを介して上部の陳列空間12に供給されて陳列された食品の鮮度を維持する。
図1に示す従来のオープン式ショーケースは、最初にはショーケース10の前面に引き戸式扉が配設されて普及されたが、扉を開いて食品を取り出す過程が消費者に不便さまたは面倒さを与えてしまい、扉付きショーケースは食飲料を陳列するのに不向きであると評価されている。
したがって、ほとんどのコンビニ及び製菓店においては、冷蔵が求められる飲み物と食品を陳列するために扉のないオープン式ショーケースが設置されるのが現状である。しかしながら、オープン式ショーケースは冷気が持続的に保存できずに外部に排出される構成であることに鑑みたとき、過度な冷房電力の使用費が費やされてしまうという問題点があるだけではなく、外部のホコリなどがショーケースの内部に流れ込むため、新鮮食品を陳列するのに不向きであるという意見もあるのが現状である。
したがって、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ショーケースの内部に陳列された新鮮なインスタント食品と各種の飲み物などを外部から流れ込むホコリから保護してなお一層新鮮に陳列することができるだけではなく、新鮮度を高める冷気がショーケースの外部に過度に流出されることが防がれるショーケース用着脱式自動回転扉を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉は、多数の回転幕30が配備され、回転幕30の上部には仕上げキャップ40が嵌め込まれるが、前記仕上げキャップ40の中央には嵌合突起41が取り付けられ、前記嵌合突起41には駆動ギア50が取り付けられ、回転幕30の下部には仕上げキャップ40が嵌め込まれ、前記回転幕30は上部に嵌め込まれた仕上げキャップ40の嵌合突起41を介して上部フレーム20に多数列設された嵌合孔23に組み付けられるが、嵌合突起41に取り付けられた駆動ギア50が上部フレーム20の上面に列設され、前記駆動ギア50の両側には駆動ギア50と噛合される片ギアベルト60に張力を与えるための軸受け62がそれぞれ配設され、上部フレーム20の内部には前記片ギアベルト60に回転力を与える駆動モータ63が多数の駆動ギア50のうちのいずれか一つの駆動ギア50にモータの軸が連結されながら配設され、前記上部フレーム20の上方にはセンサー80が取り付けられた蓋体26が取り付けられて、センサー80の感知信号に基づく駆動モータ63の作動によって前記片ギアベルト60が前記回転幕30の上部に取り付けられた駆動ギア50を同時に同じ方向に回転させることにより、回転幕30が同じ方向に開閉されるように構成される。
本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉によれば、オープン式ショーケースに陳列された各種の食品と飲み物を外部から流れ込む異物から保護してなお一層きれいな陳列状態を維持することができるだけではなく、新鮮度を高める冷気が外部に過度に流出されるという問題点が解決されて電力消費量を節減することができる。また、透明な材質の回転幕(アクリル板またはフィルム紙)の表面を用いてショーケースの内部に陳列された各種の食品の広報を容易に行うことができる。
また、バラバラの回転幕の上端が嵌合具、繋ぎ輪または据置突起などの構成要素を介して仕上げキャップに着脱され易くなることにより、回転幕の損傷時にユーザが手軽に且つ直ちに取り替えることができるという効果がある。一方、本発明のショーケース用着脱式自動回転扉が既存のショーケースに着脱可能なものであることを考慮したとき、既存の施設物を用いて一層向上したサービスを消費者に提供することができるというメリットがある。
従来のオープン式ショーケースの斜視図である。 本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉の分解斜視図である。 本発明における回転幕と上部フレームとの結合状態を説明するための詳細斜視図である。 本発明におけるセンサーと保護蓋体を説明するための斜視図である。 本発明に係る回転幕の作動原理と回転幕の開放間隔を説明するための模式図である。 本発明に係る回転幕の他の作動原理と回転幕の開放間隔を説明するための模式図である。 本発明におけるギアベルトと、駆動ギアと、第1及び第2従動ギアを説明するための斜視図である。 本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉の他の分解斜視図である。 本発明における回転幕と上部フレームとの結合状態を説明するための他の詳細斜視図である。 本発明におけるラックギアと、駆動ギアと、第1及び第2従動ギアを説明するための斜視図である。 本発明におけるラックギアと、駆動ギアと、第1及び第2従動ギアを説明するための斜視図である。 本発明における回転幕を作動するための両ギアベルトと駆動ギアを説明するための模式図である。 本発明における両ギアベルトと駆動ギアの配設状態を説明するための詳細斜視図である。 本発明における回転幕を作動するための両ギアベルトと駆動ギアを説明するための他の模式図である。 本発明における両ギアベルトと駆動ギアの配設状態を説明するための他の詳細斜視図である。 本発明に係る回転幕と仕上げキャップとの連結手段を説明するための斜視図である。 本発明における露受けを説明するための斜視図である。 図17におけるA−A線断面図及びB−B線断面である。 本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉の結合斜視図である。 本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉の結合斜視図である。
本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉は、オープン式ショーケースの前方に着脱自在に配設されるものであり、ショーケースに陳列された食品に手を触れるための消費者の手動作をセンサー80が予め感知することにより、手動作とともに多数の回転幕30が同時に90°回転されながら陳列食品を取り出せるようにしたショーケース用着脱式自動回転扉である。
以下、添付図面に基づき、本発明の目的を達成し得る好適な実施形態の技術構成及び効果について説明する。
図2は、本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉の分解斜視図である。図2に示すように、ショーケース10の前面を開閉する多数の回転幕30と、前記回転幕30を配設するための矩形状の上部フレーム20が配備される。回転幕30の上部には、図2の上部に示す円内拡大図から明らかなように、仕上げキャップ40が嵌め込まれるが、仕上げキャップ40の中央には嵌合突起41が取り付けられ、前記嵌合突起41には駆動ギア50が取り付けられる。
また、回転幕30の下部には、図2の下部に示す円内拡大図から明らかなように、仕上げキャップ40が嵌め込まれ、仕上げキャップ40の中央には嵌合突起41が取り付けられる。したがって、上述したように、上下部に仕上げキャップ40が嵌め込まれた多数の回転幕30は、図2に示す上部フレーム20と下部フレーム22に形成された嵌合孔23に嵌合突起41を介して取り付けられるのである。但し、下部フレーム22は任意に選択可能なものであるため設置しなくてもよく、下部フレーム22が配設されないときには、回転幕30の下部に取り付けられる仕上げキャップ40における嵌合突起41もまた取り付けられない。
一方、前記回転幕30としては、ショーケースの内部に陳列されたインスタント食品と飲み物を消費者が外部から認識し易いように透明なアクリル板または可撓性に優れた透明なフィルム紙を用いることが好ましい。前記回転幕30として透明なアクリル板または透明なフィルム紙を用いると、ショーケースの内部に陳列された各種の食品の広報を容易に行うことができる。
図3は、本発明における回転幕30と上部フレーム20との結合状態を説明するための詳細斜視図である。図3は、上部フレーム20の一部を切り欠いて示すものであり、上部フレーム20の内側に形成された嵌合孔23が所定の間隔を隔てて多数隔設されるため、前記嵌合孔23に回転幕30の嵌合突起41を嵌め込むと、多数の回転幕30が所定の間隔を隔てて配設されるのである。
図3の円内拡大図から明らかなように、多数配設された回転幕30を同時に回転させ得るように片ギアベルト60が配設される。前記片ギアベルト60は回転幕30の上部に取り付けられた多数の駆動ギア50と噛合されながら帯状に閉合されて配設され、前記片ギアベルト60に回転力を与える駆動モータ63は多数の駆動ギア50のうちのいずれか一つの駆動ギア50にモータの軸が連結されるように配設される。また、図3の円内拡大図から明らかなように、上部フレーム20に配設される駆動ギア50の両側には軸受け62がそれぞれ設けられるが、前記軸受け62は駆動ギア50と噛合される片ギアベルト60に張力を与えることにより、1つの駆動モータ63によって多数の回転幕30が回転する過程で片ギアベルト60に回転伝達力が最大に維持されるようにして多数の回転幕30が一糸乱れず作動されるようにしたのである。
図4は、本発明におけるセンサー80と保護蓋体26を説明するための斜視図であり、前記上部フレーム20の上方に蓋体26が取り付けられ、蓋体26の上部には消費者の動作を感知して駆動モータ63に駆動信号を送出するセンサー80が取り付けられる。前記センサー80は通常のものであり、消費者の動作が上手に感知可能である限り、本発明の構成要素のいずれに配設してもよい。
図5は、本発明に係る回転幕30の作動原理と回転幕30の開放間隔を説明するための模式図であり、図5の(a)は、回転幕30が閉鎖された状態であり、図5の(a)の状態で消費者がショーケース10の内部に陳列された食品を手を伸ばして取ろうとすれば、前記上部フレーム20の蓋体26に配設されたセンサー80が消費者の動作を感知して駆動モータ63を時計回り方向に回転させる駆動信号を送出し、駆動モータ63は駆動信号に基づいて回転運動をする。
また、駆動モータ63が時計回り方向に回転運動をすれば、駆動モータ63と連動される片ギアベルト60は、図5の(b)に示すように直線運動をしながら全体的に長方形の回転運動をし、これにより、片ギアベルト60と噛合された多数の駆動ギア50が回転幕30を回転運動させて、図5の(b)の過程を経て図5の(c)のように回転幕30が90°回転されることにより、結果的に、回転幕30が完全に開放されるのである。
一方、以下、図5に基づき、本発明に係る回転幕30の開放間隔を説明する。図5の(a)は、ショーケース10の入口を遮断している閉鎖状態の回転幕30の配設様子を示すものであり、図5の(b)は、回転幕30が45°回転された状態を示すものであり、図5の(c)は、回転幕30が90°回転されてショーケース10の入口が完全に開放された状態を示すものである。図5の(c)に示すように、完全に開放された多数の回転幕30の間隔Lは等間隔であることが好ましい。これは、消費者がショーケースの内部に手を入れるとき、開放された回転幕30の等間隔Lによっていずれの位置からも同じ便利さが感じられるようにするためである。
このような消費者の便利さのために、多数の回転幕30は奇数配設され、最初と最後の回転幕30の幅は、途中に配設される回転幕30の幅に比べて半分にすることにより、回転幕30が完全に開放された状態で回転幕30と回転幕30との間隔Lを図5の(c)のように等間隔にする。
一方、図6は、本発明に係る回転幕30の他の作動原理と回転幕30の開放間隔を説明するための模式図であり、図7は、本発明における片ギアベルト60と、駆動ギア50と、第1及び第2従動ギア51、52を説明するための斜視図である。図5においては、片ギアベルト60と1つの駆動ギア50及び軸受け62を用いて回転幕30を開閉したが、図6には、片ギアベルト60と1つの駆動ギア50及び前記駆動ギア50の直下方に配設された第1従動ギア51と前記第1従動ギア51と噛合される第2従動ギア52によって回転幕30が時計回り方向と反時計回り方向に同時に開閉されることが順次に示されている。
すなわち、図7の円内拡大図から明らかなように、上部フレーム20には多数配設された回転幕30を同時に回転させ得るように片ギアベルト60が配設される。前記片ギアベルト60は回転幕30の上部に取り付けられた多数の駆動ギア50と噛合されながら帯状に閉合されて配設され、前記片ギアベルト60に回転力を与える駆動モータ63は多数の駆動ギア50のうちのいずれか一つの駆動ギア50にモータの軸が連結されるように配設される。また、図7の円内拡大図から明らかなように、上部フレーム20に配設される駆動ギア50の直下方には第1従動ギア51が配設され、前記第1従動ギア51の側方には第2従動ギア52が噛合される。さらに、前記駆動ギア50の一方の側方には軸受け62が配設され、駆動ギア50の他方の側方には前記第2従動ギア52の上部に軸受け62が配設されるが、前記軸受け62は駆動ギア50と噛合される片ギアベルト60に張力を与えることにより、1つの駆動モータ63によって多数の回転幕30が回転する過程で片ギアベルト60に回転伝達力が最大に維持されるようにして多数の回転幕30が一糸乱れず作動されるようにしたのである。
このため、図6の(b)に示すように、駆動モータ63が反時計回り方向に回転すれば、片ギアベルト60によって駆動ギア50と駆動ギア50の直下方に連結された第1従動ギア51が反時計回り方向に回転され、このとき、第1従動ギア51の下方に配設された回転幕30もまた反時計回り方向に回転されるのである。一方、第1従動ギア51が反時計回り方向に回転するときには、第1従動ギア51と噛合された第2従動ギア52は時計回り方向に回転されるが、前記第2従動ギア52の下方に配設された回転幕30も時計回り方向に回転されながら図6の(c)のように開放されるのである。
図6及び図7に基づいて説明しようとする技術は、回転幕30を異なる方向に回転させても図6の(c)に示すように同じ間隔Lを維持しながら開放可能であるということである。なお、図6の(c)に示すように、開放された回転幕30がショーケースの内部側に配設されることなく、ショーケースの外部側に回転幕30が開放されながら位置することにより、ショーケースの内部に配設された陳列棚11と回転幕30とが干渉される問題が発生しないだけではなく、開放される回転幕30の間隔Lを一層広く確保することができるので、嵩張った食品を入れたり取り出したりすることが手軽に行われる。
図8は、本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉の他の分解斜視図であり、図8に示すように、ショーケースの前面を開閉する多数の回転幕30と、前記回転幕30を配設するための矩形状の上部フレーム20が配備される。回転幕30の上部には、図8の上部に示す円内拡大図から明らかなように、仕上げキャップ40が嵌め込まれるが、仕上げキャップ40の一方の側には嵌合突起41が取り付けられ、前記嵌合突起41には駆動ギア50が取り付けられ、前記駆動ギア50の直下方には第1従動ギア51が取り付けられる。一方、図8の上部に示す円内拡大図から明らかなように、第1従動ギア51の側方には第1従動ギア51と噛合されるように第2従動ギア52が取り付けられた回転幕30が位置する。
また、回転幕30の下部には、図8の下部に示す円内拡大図から明らかなように、仕上げキャップ40が嵌め込まれ、仕上げキャップ40の一方の側には嵌合突起41が取り付けられる。このため、上述したように、上下部に仕上げキャップ40が嵌め込まれた多数の回転幕30は図8に示す上部フレーム20と下部フレーム22に形成された嵌合孔23に嵌合突起41を介して取り付けられるのである。但し、下部フレーム22は任意に選択可能なものであるため設置しなくてもよく、下部フレーム22が配設されないときには、回転幕30の下部に取り付けられる仕上げキャップ40における嵌合突起41もまた取り付けられない。
図9は、本発明における回転幕30と上部フレーム20との結合状態を説明するための他の詳細斜視図であり、図10及び図11は、本発明におけるラックギア61と、駆動ギア50と、第1及び第2従動ギア51、52を説明するための斜視図である。図9の円内拡大図から明らかなように、所定の間隔を隔てて配設された回転幕30を同時に回転させ得るようにラックギア61が配設されるが、前記ラックギア61は上部フレーム20の側面に形成されたレール溝21に嵌まり込むようになる。
すなわち、図11の円内拡大図から明らかなように、前記ラックギア61は上部フレーム20の側面に形成されたレール溝21に左右に直線運動をするように取り付けられ、多数の回転幕30は先端に配設された駆動ギア50を介してラックギア61と噛合されることにより、ラックギア61の直線運動が駆動ギア50の回転運動に変わりながら多数の駆動ギア50の直下方に位置している回転幕30が同時に回転されるのである。
一方、駆動ギア50の回転運動は、駆動ギア50の直下方に配設された第1従動ギア51と連動され、第1従動ギア51は、図11の円内拡大図から明らかなように、第2従動ギア52と側方において噛合される構成であるが、要するに、第1従動ギア51の反時計回り方向の回転運動は第2従動ギア52において時計回り方向の回転運動として展開され、2つの回転幕30が同時に時計回り方向と反時計回り方向に回転されながらショーケースが開閉されるのである。また、前記ラックギア61の直線運動は、図10及び図11に示すように、上部フレーム20の上面に配設された駆動モータ63の駆動によってラックギア61が直線運動をすることになる。
一方、図8から図11に基づいて説明した本発明の他の実施形態においては、ラックギア61と、駆動ギア50と、第1及び第2従動ギア51、52の作動によって回転幕30の開放位置がショーケースの前方にのみあるようにしている。これは、回転幕30が回転される過程で、ショーケースの内部に配設された陳列棚11と干渉が発生しないようにするために講じられたことであり、開放される回転幕30の間隔Lを一層広く確保することができるので、嵩張った食品を入れたり取り出したりすることが便利になる。
図12は、本発明における回転幕30を作動するための両ギアベルト60aと駆動ギア50を説明するための模式図であり、図13は、本発明における両ギアベルト60aと駆動ギア50の配設状態を説明するための詳細斜視図である。図12に示す回転幕30の作動原理と回転幕30の開放間隔は、上述した図5に基づいて説明した通りである。但し、図12及び図13に示すように、駆動ギア50に片ギアベルト60を噛合する代わりに、ベルトの両側にギア付き両ギアベルト60aを噛合するが、列設された多数の駆動ギア50に上下に交互に閉合されるように配設することにより、両ギアベルト60aが波形をなしながら噛合される。このため、両ギアベルト60aが前記回転幕30の上部に取り付けられた駆動ギア50を同時に回転させるが、互いに反対方向に回転させることにより、回転幕30が互いに反対方向に開閉されることが特徴である。
図13の円内拡大図から明らかなように、駆動ギア50と噛合される両ギアベルト60aに張力を与えるために、駆動ギア50の側方に軸受け62を配設する。また、駆動モータ63を多数の駆動ギア50のうちのいずれか一つの駆動ギア50にモータの軸を連結して配設することにより、1つの駆動モータ63の作動によって多数の回転幕30が一糸乱れずに作動されるようにする。一方、図13に矢印にて引き出して示すように、ギア付き駆動ギア50の代わりに、外周面にギア無し駆動プーリー50aを配設してもよいが、駆動プーリー50aとベルトの摩擦力を用いて駆動モータ63の駆動力を伝えてもよい。
図14は、本発明における回転幕30を作動するための両ギアベルト60aと駆動ギア50を説明するための他の模式図であり、図15は、本発明における両ギアベルト60aと駆動ギア50の配設状態を説明するための他の詳細斜視図である。図14に示す回転幕30の作動原理と回転幕30の開放間隔は、図6に基づいて上述した通りである。但し、図14及び図15に示すように、駆動ギア50に片ギアベルト60を噛合する代わりに、ベルトの両側にギア付き両ギアベルト60aを噛合するが、列設された多数の駆動ギア50に上下に交互に閉合されるように配設することにより、両ギアベルト60aが波形をなしながら噛合される。このため、両ギアベルト60aが前記回転幕30の上部に取り付けられた駆動ギア50を同時に回転させるが、互いに反対方向に回転させることにより、回転幕30が互いに反対方向に開閉されることが特徴である。
また、図14及び図15に示すように、2つの駆動ギア50を一対にして列設するが、一対をなして配設される駆動ギア50を奇数配設し、一対をなして配設される駆動ギア50の一方の側方には駆動ギア50を一対ではない1つのみを配設した後、両ギアベルト60aを列設された多数の駆動ギア50に上下に交互に閉合されるように配設し、噛合される両ギアベルト60aに張力を与えるために、駆動ギア50の側方に軸受け62を配設する。なお、駆動モータ63を多数の駆動ギア50のうちのいずれか一つの駆動ギア50にモータの軸を連結して配設することにより、1つの駆動モータ63の作動によって多数の回転幕30が一糸乱れずに開閉されるのである。
一方、図14の(c)に示すように、開放された回転幕30がショーケース10の内部側に位置することなく、ショーケース10の外部側に回転幕30が開放されながら位置することにより、ショーケース10の内部に配設された陳列棚11と回転幕30が干渉される問題が発生しないだけではなく、開放される回転幕30の間隔Lを一層広く確保することができるので、嵩張った食品を入れたり取り出したりすることが便利になる。一方、図15に矢印にて引き出して示すように、ギア付き駆動ギア50の代わりに、外周面にギア無し駆動プーリー50aを配設してもよいが、駆動プーリー50aとベルトの摩擦力を用いて駆動モータ63の駆動力を伝えることができる。
図16は、本発明に係る回転幕30と仕上げキャップ40との連結手段を説明するための斜視図であり、図16の(a)は、仕上げキャップ40に据置突起43を形成し、回転幕30の先端に孔を穿孔した後、前記据置突起43に回転幕30を嵌め込む方式により回転幕30と仕上げキャップ40を連結する。なお、図16の(b)は、回転幕30の先端に孔を穿孔した後、回転幕30の孔と仕上げキャップ40の側方に形成された組付孔42を繋ぎ輪44を介して連結する方式により回転幕30と仕上げキャップ40を連結する。
また、図16の(c)は、仕上げキャップ40の側面に嵌合溝45を形成し、前記嵌合溝45と対応する形状の嵌合具46を回転幕30の先端に取り付けた後、回転幕30の先端に取り付けられた嵌合具46を前記仕上げキャップ40の嵌合溝45に押し込む方式により回転幕30と仕上げキャップ40を連結することを示すものである。前記図16に示す回転幕30と仕上げキャップ40の連結手段は、バラバラの回転幕30の毀損時にユーザが手軽に且つ直ちに取り替えられるように講じられたものである。
図17は、本発明における露受け70を説明するための斜視図であり、図18は、図17におけるA−A線断面図及びB−B線断面図である。回転幕30の表面には空気中の水蒸気が気温差によって露が結ばれる現象が発生するが、このような露をリアルタイムにてきれいに排水するために、回転幕30の下端部に露受け70が配設される。
すなわち、図17の円内拡大図及び図18におけるA−A線断面図から明らかなように、斜め折曲部71を有する露受け70を仕上げキャップ40と回転幕30との間の狭い隙間に堅く嵌め込む方式により取り付ける。このため、図17の下部に示す円内拡大図に矢印にて示すように、落下する露は露受け70に集まり、集まった露は斜め折曲部71に沿って排出される構成となる。
一方、図18におけるB−B線は、下部フレーム22の断面図であり、下部フレーム22の上面は斜めの排水斜面25状に形成され、下部フレーム22の一方の側には越流防止爪24が突設される。このため、前記露受け70の斜め折曲部71に沿って流下した露は下部フレーム22の排水斜面25に沿ってショーケース10の内部に排出されるのである。なお、前記越流防止爪24は、過量の露が排水斜面25に流下するときに、露が下部フレーム22の外部に溢れ出ることを未然に防ぐために形成する。
上述したように、排出された露はショーケースの機械室の下部に別設された排水タンクに集まるか、別途の排水管を介して一個所に集まって捨てられるシステムによって管理されるが、排水システムは通常の方法を採用すればよいため、本発明とは別途の構成であるといえる。
図19及び図20は、本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉の結合斜視図であり、本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉を図19に示すように上部フレーム20と下部フレーム22の両方を用いて取り付けてもよく、図20に示すように、上部フレーム20のみを配設して取り付けてもよい。回転幕30としてアクリル板のように僅かな重量感と質感を有する板状材料を採用するときには、図19に示すように、上部フレーム20と下部フレーム22を両方とも配設して堅い配設をすることが好ましく、回転幕30として柔らかくて軽いフィルム紙を採用するときには、図20に示すように、上部フレーム20のみを配設することが好ましい。
以上述べたように、本発明に係るショーケース用着脱式自動回転扉によれば、オープン式ショーケースに陳列された各種の食品と飲み物を外部から流れ込む異物から保護してなお一層きれいな陳列状態を維持することができるだけではなく、新鮮度を高める冷気が外部に過度に流出されるという問題点が解決されて電力消費量を節減することができる。また、透明な材質の回転幕(アクリル板またはフィルム紙)の表面を用いてショーケースの内部に陳列された各種の食品の広報を容易に行うことができる。
また、バラバラの回転幕の上端が嵌合具、繋ぎ輪または据置突起などの構成要素を介して仕上げキャップに着脱され易くなることにより、回転幕の損傷時にユーザが手軽に且つ直ちに取り替えることができるという効果がある。一方、本発明のショーケース用着脱式自動回転扉が既存のショーケースに着脱可能なものであることを考慮したとき、既存の施設物を用いて一層向上したサービスを消費者に提供することができるというメリットがある。
10:ショーケース
11:陳列棚
12:陳列空間
13:機械室
20:上部フレーム
21:レール溝
22:下部フレーム
23:嵌合孔
24:越流防止爪
25:排水斜面
26:蓋体
30:回転幕
40:仕上げキャップ
41:嵌合突起
42:組付孔
43:据置突起
44:繋ぎ輪
45:嵌合溝
46:嵌合具
50:駆動ギア
50a:駆動プーリー
51:第1従動ギア
52:第2従動ギア
60:片ギアベルト
60a:両ギアベルト
61:ラックギア
62:軸受け
63:駆動モータ
70:露受け
71:斜め折曲部
80:センサー
L:間隔

Claims (9)

  1. 多数の回転幕(30)が配備され、回転幕(30)の上部には仕上げキャップ(40)が嵌め込まれるが、前記仕上げキャップ(40)の中央には嵌合突起(41)が取り付けられ、前記嵌合突起(41)には駆動ギア(50)が取り付けられ、回転幕(30)の下部には仕上げキャップ(40)が嵌め込まれ、前記回転幕(30)は上部に嵌め込まれた仕上げキャップ(40)の嵌合突起(41)を介して上部フレーム(20)に多数列設された嵌合孔(23)に組み付けられるが、嵌合突起(41)に取り付けられた駆動ギア(50)が上部フレーム(20)の上面に列設され、前記駆動ギア(50)の両側には駆動ギア(50)と噛合される片ギアベルト(60)に張力を与えるための軸受け(62)がそれぞれ配設され、上部フレーム(20)の内部には前記片ギアベルト(60)に回転力を与える駆動モータ(63)が多数の駆動ギア(50)のうちのいずれか一つの駆動ギア(50)にモータの軸が連結されながら配設され、前記上部フレーム(20)の上方にはセンサー(80)が取り付けられた蓋体(26)が取り付けられて、センサー(80)の感知信号に基づく駆動モータ(63)の作動によって前記片ギアベルト(60)が前記回転幕(30)の上部に取り付けられた駆動ギア(50)を同時に同じ方向に回転させることにより、回転幕(30)が同じ方向に開閉されることを特徴とするショーケース用着脱式自動回転扉。
  2. 前記駆動ギア(50)の直下方には第1従動ギア(51)が配設され、前記第1従動ギア(51)の側方には第2従動ギア(52)が噛合され、前記駆動ギア(50)の両側に配設される軸受け(62)のうちの一つは前記第2従動ギア(52)の上部に配設されて、前記片ギアベルト(60)の作動時に第1及び第2従動ギア(51、52)が互いに反対方向に回転されながら回転幕(30)が互いに反対方向に開閉されることを特徴とする請求項1に記載のショーケース用着脱式自動回転扉。
  3. 多数の回転幕(30)が配備され、回転幕(30)の上部には仕上げキャップ(40)が嵌め込まれるが、前記仕上げキャップ(40)の中央には嵌合突起(41)が取り付けられ、前記嵌合突起(41)には駆動ギア(50)が取り付けられ、回転幕(30)の下部には仕上げキャップ(40)が嵌め込まれ、前記回転幕(30)は上部に嵌め込まれた仕上げキャップ(40)の嵌合突起(41)を介して上部フレーム(20)に多数列設された嵌合孔(23)に組み付けられるが、嵌合突起(41)に取り付けられた駆動ギア(50)が上部フレーム(20)の上面に列設され、両ギアベルト(60a)は前記列設された多数の駆動ギア(50)の上下に互いに交互に波形をなしながら噛合され、前記上部フレーム(20)の内部には前記両ギアベルト(60a)に回転力を与える駆動モータ(63)が多数の駆動ギア(50)のうちのいずれか一つの駆動ギア(50)にモータの軸が連結されながら配設され、前記上部フレーム(20)の上方にはセンサー(80)が取り付けられた蓋体(26)が取り付けられて、センサー(80)の感知信号に基づく駆動モータ(63)の作動によって前記両ギアベルト(60a)が前記回転幕(30)の上部に取り付けられた駆動ギア(50)を同時に回転させるが、互いに反対方向に回転させることにより、回転幕(30)が互いに反対方向に開閉されることを特徴とするショーケース用着脱式自動回転扉。
  4. 多数の回転幕(30)が配備され、回転幕(30)の上部には仕上げキャップ(40)が嵌め込まれるが、前記仕上げキャップ(40)の一方の側には嵌合突起(41)が取り付けられ、前記嵌合突起(41)には駆動ギア(50)が取り付けられ、回転幕(30)の下部には仕上げキャップ(40)が嵌め込まれ、前記回転幕(30)は上部に嵌め込まれた仕上げキャップ(40)の嵌合突起(41)を介して上部フレーム(20)に多数列設された嵌合孔(23)に組み付けられ、嵌合突起(41)に取り付けられた駆動ギア(50)が上部フレーム(20)の上面に列設され、前記駆動ギア(50)の直下方には第1従動ギア(51)が配設され、前記第1従動ギア(51)の側方には第2従動ギア(52)が噛合され、前記上部フレーム(20)の内側面にはラックギア(61)がレール溝(21)に嵌まり込みながら前記駆動ギア(50)と噛合され、上部フレーム(20)の上面には前記ラックギア(61)を駆動する駆動モータ(63)が配設され、上部フレーム(20)の上方にはセンサー(80)が取り付けられた蓋体(26)が取り付けられて、センサー(80)の感知信号に基づく駆動モータ(63)の作動によって前記ラックギア(61)が前記回転幕(30)の上部に取り付けられた駆動ギア(50)を同時に回転させることにより、前記第1及び第2従動ギア(51、52)が互いに反対方向に回転されながら回転幕(30)が互いに反対方向に開閉されることを特徴とするショーケース用着脱式自動回転扉。
  5. 前記回転幕(30)の下部に嵌め込まれた仕上げキャップ(40)には嵌合突起(41)が取り付けられ、前記回転幕(30)の下部に嵌め込まれた仕上げキャップ(40)の嵌合突起(41)は下部フレーム(22)に多数形成された嵌合孔(23)に組み付けられることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載のショーケース用着脱式自動回転扉。
  6. 前記下部フレーム(22)の上面は斜めの排水斜面(25)状に形成され、下部フレーム(22)の一方の側には越流防止爪(24)が突設されたことを特徴とする請求項5に記載のショーケース用着脱式自動回転扉。
  7. 前記回転幕(30)の下部には斜め折曲部(71)を有する露受け(70)が仕上げキャップ(40)と回転幕(30)との間の小さな隙間に嵌め込まれることにより、回転幕(30)の表面に発生する露が落下して露受け(70)を介して一個所に集まって排出されることを特徴とする請求項6に記載のショーケース用着脱式自動回転扉。
  8. 前記駆動ギア(50)の代わりに駆動プーリー(50a)が取り付けられ、前記片ギアベルト(60)と両ギアベルト(60a)の代わりに無ギアのベルトが配設されることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載のショーケース用着脱式自動回転扉。
  9. 前記回転幕(30)の先端に孔を穿孔した後、仕上げキャップ(40)に形成された据置突起(43)に回転幕(30)を嵌め込む方式によって回転幕(30)と仕上げキャップ(40)を継合したり、前記回転幕(30)の先端に孔を穿孔して、回転幕(30)の孔と仕上げキャップ(40)の側方に形成された組付孔(42)に繋ぎ輪(44)を引っ掛ける方式によって回転幕(30)と仕上げキャップ(40)を継合したり、前記仕上げキャップ(40)の側面に嵌合溝(45)を形成し、前記嵌合溝(45)と対応する形状の嵌合具(46)を回転幕(30)の先端に取り付けて、前記嵌合具(46)を前記仕上げキャップ(40)の嵌合溝(45)に押し込む方式によって回転幕(30)と仕上げキャップ(40)を継合することにより、バラバラの回転幕(30)が毀損されたときにユーザが手軽に且つ直ちに取り替えられるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載のショーケース用着脱式自動回転扉。
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