JPH04113695U - 縦形ブラインド装置 - Google Patents

縦形ブラインド装置

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Publication number
JPH04113695U
JPH04113695U JP1751791U JP1751791U JPH04113695U JP H04113695 U JPH04113695 U JP H04113695U JP 1751791 U JP1751791 U JP 1751791U JP 1751791 U JP1751791 U JP 1751791U JP H04113695 U JPH04113695 U JP H04113695U
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JP
Japan
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louver
louvers
runner
rail groove
flexible rack
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Application number
JP1751791U
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English (en)
Inventor
俊二 内海
忠正 加藤
淳一 前川
Original Assignee
株式会社大井製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観上の見栄えに優れ、簡単な構造で引き出
されて窓を遮覆状態にある各ルーバを等間隔および等角
度に維持することができる廉価な縦形ブラインド装置を
提供する。 【構成】 角度調整モータ31により第1の可撓性ラッ
ク24を駆動すると、第1キャリアプレート25の歯に
噛合するピニオン17により最端部のルーバ11が回転
し角度調整が行われる。そして、この最端部のルーバの
回転は各ルーバ間に設けられた紐11Cにより順次他の
ルーバに伝達され、等角度に調整される。一方、開閉モ
ータ34により第2の可撓性ラック26を駆動すると、
第2キャリプレート27により最端部のランナー15は
弧状板ばね29を乗り越えて第3のレール溝23に沿っ
て移動され、これに支持されたルーバも移動する。最端
部のルーバの移動により紐で連結された他のルーバも順
次乗り越え、離間方向に付勢するスプリング14により
等間隔に維持された状態で開閉される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、開閉される各ルーバーが鉛直方向に垂下し、そのルーバーを鉛直軸 回りに角度調整が可能な縦形ブラインド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる縦形ブラインド装置としては、複数本の紐や鎖を手動でもって操 作することによって、ルーバーの開閉や角度調整を行うようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の縦形ブラインド装置においては、複数本の紐等を 操作しながら開閉や角度調整を行う必要があるので、その操作が煩雑であると共 に、外観上の見栄えが好ましくない。
【0004】 また、開閉や角度調整を行う際に引き出されて窓を遮覆状態にある各ルーバー は等間隔で、かつ、等角度に維持されていることが好ましいが、紐等を用いた従 来のものにあっては、そのための構造が複雑であり高価であるという問題があっ た。
【0005】 本考案の目的は、かかる従来の問題に着目し、外観上の見栄えに優れ、簡単な 構造で引き出されて窓を遮覆状態にある各ルーバーを等間隔および等角度に維持 することができる廉価な縦形ブラインド装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、複数のルーバーの上端にそれぞれ固着さ れたルーバーブラケットと、該ルーバーブラケットを回転自在に支持するランナ ーと、上下方向に第1および第2のレール溝と前記ランナーを摺動自在に保持す る第3のレール溝とを有するレール部材と、前記第1のレール溝に摺動自在に保 持された第1の可撓性ラックと、前記第2のレール溝に摺動自在に保持された第 2の可撓性ラックと、前記第1の可撓性ラックに駆動され前記複数のルーバーの 最端部のルーバーブラケットに回転力を伝達する手段と、前記第2の可撓性ラッ クに駆動され前記複数のルーバーの最端部のランナーに前記第3のレール溝に沿 う方向の力を伝達する手段と、前記複数のルーバー間に設けられ各ルーバーを離 間する方向に付勢する手段と、前記複数のルーバー間に設けられ各ルーバーの離 間距離を規制する手段と、前記レール部材の所定位置に設けられ前記ランナーの その位置での移動にチェック力を付与する手段と、前記第1および第2の可撓性 ラックをそれぞれ個別に駆動可能な駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案によれば、駆動手段により第1の可撓性ラックを駆動すると、回転力伝 達手段により最端部のルーバーブラケット、ひいてはこれに固着されたルーバー が回転し、角度調整が行われる。そして、この最端部のルーバーの回転は各ルー バー間に設けられた離間距離規制手段により順次他のルーバーに伝達され、所定 のルーバーが等角度に調整される。一方、駆動手段により第2の可撓性ラックを 駆動すると、力伝達手段により最端部のランナーは第3のレール溝に沿って移動 され、所定の位置に設けられたチェック力付与手段を乗り越えて移動する。する と、このランナーに支持されたルーバーも移動し、最端部のルーバーの移動によ り開閉が行われるが、他のルーバーも順次チェック力付与手段を乗り越え、この 乗り越えの完了したルーバーが離間方向に付勢する手段により等間隔に維持され た状態で開閉される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。 図において、10は縦形ブラインドを示し、レール部材20に懸垂され垂直方 向に垂下している。縦形ブラインド10はレール部材20の端部に取り付けられ た後述の駆動ハウジング30に設けられた電動モータにより駆動される。縦形ブ ラインド10は、ほぼ帯状に樹脂等で形成されたルーバー11を有しており、ル ーバー11の上端中央部に設けられた舌状片11Aが、ほぼT字状のルーバーブ ラケットに固着されている。
【0009】 ところで、このルーバーブラケット、および、これを回転自在に支持するラン ナーの構造は、縦形ブラインド10の一端部に位置するルーバー11とそれ以外 の位置のルーバー11とで、それぞれ異なる。従って、縦形ブラインド10の一 端部に位置するルーバー11に用いられるルーバーブラケットおよびランナーに ついては、それぞれ符号12および15を付し、それ以外の位置のルーバー11 に用いられるルーバーブラケットおよびランナーについては、それぞれ符号13 および16を付して両者を区別する。
【0010】 まず、図4を参照するに、ルーバーブラケット13は上述のように、基本的に T字状をなすが、その脚部13Aが短い。そして、この脚部13Aがランナー1 6に回転自在に支持されている。ランナー16はフランジ付き角柱状をなし、柱 部に両端方向に延びる円筒状部16Aが設けられている。
【0011】 また、図3を参照するに、ルーバーブラケット12は上述のルーバーブラケッ ト13に比べ、その脚部12Aが長いことが主に異なる。同じく、ランナー15 も上述のランナー16に比べ角柱状部が長く,両端方向に延びる円筒状部15A を有すると共に、中心に貫通孔15Bが形成されている。そして、脚部12Aは 貫通孔15Bに挿通され、その端部に後述の第1キャリアプレート25に噛合す るピニオン17が固着されている。
【0012】 なお、14は隣接するランナー15、16同士を互いに離間する方向に付勢し つつ連結しているスプリングであり、その中央に巻線部を有し、上述のランナー 15、16、ひいてはルーバー11に回転力を与えないように、その中央部に取 り付けられている。
【0013】 さらに、各ルーバー11の両肩部には貫通孔11B,11Bが形成されており 、この貫通孔11B,11Bにそれぞれ紐11C,11Cが通され、スプリング 14による各ルーバー11の離間距離を規制している。 次に、レール部材20は樹脂、あるいはアルミニュウムなどで作製され、ほぼ 断面コ字状に形成されている。そして、その対向側壁には奥の上側から順に第1 レール溝21、第2レール溝22、および、第3レール溝23がそれぞれ対峙状 態で形成されている。第1および第2のレール溝21および22は同一の断面形 状を有し、断面凸字状空間とされている。そして、この第1および第2のレール 溝21および22には、後述の第1および第2のラック24および26が摺動自 在に保持される。
【0014】 また、第3レール溝23の断面形状は単純な断面矩形状空間であり、前述のラ ンナー15、16の円筒状部15A,16Aがそれぞれ摺動自在に係合される。 さらに、レール部材20の第3レール溝23の両底壁にはチェック付与手段とし ての弧状板ばね29、29が設けられている。この弧状板ばね29はその弧状部 がレール溝23の底壁を貫通し、対峙する形態で突出するように、両端部が対向 側壁の外側に固設されている。そして、この弧状板ばね29はブラインドが開成 され、全てのルーバー11が窓枠から外れて寄せ集められた状態で、最端部のル ーバー位置の前方側に設けられている。換言すると、丁度窓枠に対応する位置に 設けられている。
【0015】 第1および第2のラック24および26はゴム等の可撓性部材で形成され、前 述の第1および第2のレール溝21および22に摺動自在に保持された状態で、 中心部に形成されたラック歯24Aおよび26Aが、それぞれ前記レール溝21 および22の中央開口部内に臨んでいる。そして、第1のラック24には、コ字 状の第1キャリアプレート25が固設されている。第1キャリアプレート25に はその底辺部内側に歯が形成されており、前述のピニオン17と噛合されている 。さらに、第2のラック26には同じくコ字状の第2キャリアプレート27が固 設されており、この第2キャリアプレート27が前述のランナー15の角柱部と 係合する。
【0016】 次に、縦形ブラインド10の開閉および角度調整を行うための駆動系につき説 明する。駆動系は樹脂等で構成される前述の駆動系ハウジング30に収容されて いる。31は駆動系ハウジング30の底壁部に固設された角度調整モータであり 、減速ギア列32を介して第1ラック24に噛合するピニオン33を駆動する。 34は、同じく駆動系ハウジング30の底壁部に固設された開閉モータであり、 減速ギア列35を介して第2ラック26に噛合するピニオン36を駆動する。駆 動系ハウジング30は、その内側壁部に前述の第1および第2のレール溝21お よび22に対応する形態で、第1および第2のラック24および26の案内溝等 を備えることが好ましい。また、第1および第2のラック24および26の滑ら かな移動を保証するために、駆動系ハウジング30の内側壁部は急激な曲がりの ないなだらかな形状にすることが好ましい。
【0017】 上記構成になる電動縦形ブラインドは、図1に示すように、そのレール部材2 0の上面に固設された取り付けブラケット40、40でもって、窓50の上方に 取り付けられる。そして、所定の位置に、開閉モータ34および角度調整モータ 31の制御用スイッチが取り付けられる。
【0018】 上記構成になる本実施例では、図1に示すような縦形ブラインド10の閉成状 態においては、全てのルーバー11はチェク力付与手段としての弧状板ばね29 を乗り越えて前進しており、各ルーバー11のルーバーブラケット12、13を 回動自在に支持しているランナー15、16の隣接するもの同士間に配設された スプリング14の拡開作用により、各ルーバー11は等間隔で開いた状態に保持 される。
【0019】 かかる状態で縦形ブラインド10の角度調整を行うには、角度調整モータ31 を駆動し減速ギア33を介してピニオン34を回転させる。すると、第1ラック 24が第1レール溝21内を摺動し、第1キャリアプレート25が移動する。こ の結果、第1キャリアプレート25の歯と噛合しているピニオン17が回動し、 このピニオン17が固着されているルーバーブラケット12も回動する。ルーバ ーブラケット12が回動すると、これに固着されているルーバー11も回動する と共に、ルーバー11同士を連結している紐11Cの作用により、残りのルーバ ー11も順次回動する。かくて、弧状板ばね29を乗り越えて前進しているルー バー11は角度調整モータ31の回動量に見合った角度に調整されることになる 。
【0020】 また、縦形ブラインド10を全開状態から閉じる場合には、開閉モータ35を 駆動し減速ギア36を介してピニオン37を回転させる。すると、第2ラック2 6が第2レール溝22内を摺動し、第2キャリアプレート27が移動する。この 結果、第2キャリアプレート27と係合している最端部のランナー15がルーバ ー11と共に、その円筒状部15Aが第3レール溝23に摺動案内されつつ、図 8において左方向に移動し、弧状板ばね29を乗り越える。そして、さらに駆動 が継続されると紐11Cにて連結されている次のルーバー11が弧状板ばね29 を乗り越える。かくて、ルーバー11は順次弧状板ばね29を乗り越え、この乗 り越えたルーバー11にあっては、図7に示すように、スプリング14の拡開作 用と紐11Cの規制作用により等間隔状態に維持される。
【0021】 さらに、ブラインド10を全閉状態から開くときには、開閉モータ35を逆転 させると、最端部のランナー15が図7において右方向に移動し、ブラインド1 0の最端部に位置するスプリング14が撓み、その反発力がその他の位置のスプ リング14にも伝達され、各ルーバー11は等間隔状態に維持されながら開成さ れる。
【0022】 なお、このときランナー15の移動にともない、ピニオン17と噛合する第1 キャリアプレート25、ひいては、第1ラック24は第2ラック26と逆方向に 移動することになる。
【0023】
【考案の効果】 本考案によれば、複数のルーバーの上端にそれぞれ固着されたルーバーブラケ ットと、該ルーバーブラケットを回転自在に支持するランナーと、上下方向に第 1および第2のレール溝と前記ランナーを摺動自在に保持する第3のレール溝と を有するレール部材と、前記第1のレール溝に摺動自在に保持された第1の可撓 性ラックと、前記第2のレール溝に摺動自在に保持された第2の可撓性ラックと 、前記第1の可撓性ラックに駆動され前記複数のルーバーの最端部のルーバーブ ラケットに回転力を伝達する手段と、前記第2の可撓性ラックに駆動され前記複 数のルーバーの最端部のランナーに前記第3のレール溝に沿う方向の力を伝達す る手段と、前記複数のルーバー間に設けられ各ルーバーを離間する方向に付勢す る手段と、前記複数のルーバー間に設けられ各ルーバーの離間距離を規制する手 段と、前記レール部材の所定位置に設けられ前記ランナーのその位置での移動に チェック力を付与する手段と、前記第1および第2の可撓性ラックをそれぞれ個 別に駆動可能な駆動手段とを設けるようにしたので、操作用の紐や鎖を用いる必 要がなく、外観上の見栄えに優れている。また、各チェック力付与手段を設けた ので、簡単な構造で引き出されて窓を遮覆状態にある各ルーバーを等間隔および 等角度に維持し、廉価とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例のレール部材の半分を切り欠
いて示す側面図である。
【図3】図2のIIIーIII線断面図である。
【図4】図2のIVーIV線断面図である。
【図5】本考案の一実施例の駆動系ハウジングの上面を
切り欠いて示す平面図である。
【図6】本考案の一実施例の駆動系ハウジングの側断面
図である。
【図7】本考案の一実施例のレール部材の上面を切り欠
いて示す平面図であり、ブラインドの一部閉状態を示
す。
【図8】本考案の一実施例のレール部材の上面を切り欠
いて示す平面図であり、ブラインドの開状態を示す。
【符号の説明】
10 縦形ブラインド 11 ルーバー 11C 紐(規制手段) 12、13 ルーバーブラケット 14 スプリング 15、16 ランナー 17 ピニオン 20 レール部材 21 第1レール溝 22 第2レール溝 23 第3レール溝 24 第1ラック 25 第1キャリアプレート 26 第2ラック 27 第2キャリアプレート 29 弧状板ばね(チェック力付与手段) 30 駆動系ハウジング 31 角度調整モータ 32 減速ギア 33 ピニオン 34 開閉モータ 35 減速ギア 36 ピニオン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のルーバーの上端にそれぞれ固着さ
    れたルーバーブラケットと、該ルーバーブラケットを回
    転自在に支持するランナーと、上下方向に第1および第
    2のレール溝と前記ランナーを摺動自在に保持する第3
    のレール溝とを有するレール部材と、前記第1のレール
    溝に摺動自在に保持された第1の可撓性ラックと、前記
    第2のレール溝に摺動自在に保持された第2の可撓性ラ
    ックと、前記第1の可撓性ラックに駆動され前記複数の
    ルーバーの最端部のルーバーブラケットに回転力を伝達
    する手段と、前記第2の可撓性ラックに駆動され前記複
    数のルーバーの最端部のランナーに前記第3のレール溝
    に沿う方向の力を伝達する手段と、前記複数のルーバー
    間に設けられ各ルーバーを離間する方向に付勢する手段
    と、前記複数のルーバー間に設けられ各ルーバーの離間
    距離を規制する手段と、前記レール部材の所定位置に設
    けられ前記ランナーのその位置での移動にチェック力を
    付与する手段と、前記第1および第2の可撓性ラックを
    それぞれ個別に駆動可能な駆動手段と、を備えたことを
    特徴とする縦形ブラインド装置。
JP1751791U 1991-03-22 1991-03-22 縦形ブラインド装置 Pending JPH04113695U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014217746A (ja) * 2013-05-03 2014-11-20 サン−ウ クォン ショーケース用着脱式自動回転扉

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS439071Y1 (ja) * 1966-11-22 1968-04-20

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