JP2014217033A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014217033A
JP2014217033A JP2013095917A JP2013095917A JP2014217033A JP 2014217033 A JP2014217033 A JP 2014217033A JP 2013095917 A JP2013095917 A JP 2013095917A JP 2013095917 A JP2013095917 A JP 2013095917A JP 2014217033 A JP2014217033 A JP 2014217033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
imaging
fixed plate
glass substrate
imaging substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013095917A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6107390B2 (ja
Inventor
奥谷 剛
Takeshi Okuya
剛 奥谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2013095917A priority Critical patent/JP6107390B2/ja
Publication of JP2014217033A publication Critical patent/JP2014217033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6107390B2 publication Critical patent/JP6107390B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

【課題】光軸に対する固体撮像素子の位置が変化することを補償する。【解決手段】構造体と、固定プレートと、撮像基板とを備え、前記構造体に対する前記固定プレートの熱膨張による変位方向と、前記固定プレートに対する前記撮像基板の熱膨張による変位方向とが、前記構造体に対する前記撮像基板の熱膨張による変位を相殺する方向となるように、前記固定プレートが前記構造体に固定され、かつ、前記撮像基板が前記固定プレートに固定される撮像装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来、固体撮像素子をガラス基板上にCOG(チップ・オン・グラス)方式により実装して、当該ガラス基板をセンサ取付け部に固定していた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
特開2012−049383号公報
しかしながら、センサ取付け部またはガラス基板が熱膨張すると、光軸に対する固体撮像素子の位置が変化する。
本発明の第1の態様においては、構造体と、固定プレートと、撮像基板とを備え、前記構造体に対する前記固定プレートの熱膨張による変位方向と、前記固定プレートに対する前記撮像基板の熱膨張による変位方向とが、前記構造体に対する前記撮像基板の熱膨張による変位を相殺する方向となるように、前記固定プレートが前記構造体に固定され、かつ、前記撮像基板が前記固定プレートに固定される撮像装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1の実施形態における撮像装置の内部に設けられる撮像素子部の上面を示す図である。 第1の実施形態における撮像装置の内部に設けられる撮像素子部の熱膨張前を示す図である。 第1の実施形態における撮像装置の内部に設けられる撮像素子部の熱膨張後を示す図である。 第1の実施形態における撮像装置の内部に設けられる撮像素子部の底面を示す図である。 図1におけるA‐A部分の断面を示す図である。 図1におけるB‐B部分の断面を示す図である。 第1の実施形態における撮像装置の内部に設けられる、撮像素子部およびその他の部材の斜視図である。 図6において撮像チップを通るX‐Z平面の断面図である。 第1の実施形態における撮像素子部を組み込んだ一眼レフカメラの断面図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1の実施形態における撮像装置の内部に設けられる撮像素子部100の上面を示す図である。撮像素子部100は、撮像基板としてのガラス基板10、固定プレート20、および構造体としてのミラーボックス50を備える。固定プレート20は、ミラーボックス50に固定される。ガラス基板10の裏面には、撮像チップ15が設けられる。また、入射光はガラス基板10の表面から入射する。本例では、ガラス基板10の法線方向をZ方向とする。なお、ガラス基板10の長辺方向をX方向とし、ガラス基板10の短辺方向をY方向とする。
固定プレート20は、ミラーボックス50に対して正確に位置合わせされる。固定プレート20は、ミラーボックス50の互いに異なる三ヶ所の当付部51−1、当付部51−2および当付部51−3(当付部51)において正確に位置合わせされる。なお、三ヶ所の当付部51は一直線上にはない。本例では、固定プレート20のY方向上端近傍の二ヶ所に当付部51−1および当付部51−2が設けられ、Y方向下端近傍かつX方向下端近傍の一か所に当付部51−3が設けられる。当付部51−1および当付部51−2は、Y方向においてビス26およびビス27と対向して設けられる。当付部51−3は、X方向においてビス28と対向して設けられる。
固定プレート20は、ミラーボックス50に固定される。本例では、固定プレート20のY方向上端近傍に、固定辺30が設けられる。固定プレート20のY方向上端近傍の二ヶ所は、固定部材としてのビス26および固定部材としてのビス27によりミラーボックス50に対して固定される。固定プレート20のY方向上端近傍の二ヶ所には、穴部がそれぞれ設けられる。ビス26およびビス27は、固定プレート20のそれぞれの穴部にはめ込まれる。ただし、穴部はX−Y平面において、ビス26およびビス27に対して遊びを持っている。ビス26およびビス27は、固定プレート20をミラーボックス50にZ方向において押さえ込む。すなわち、ビス26およびビス27は、固定プレート20をミラーボックス50にZ方向において固定する。
固定プレート20のいずれかの辺は、ミラーボックス50に固定されない移動辺29である。本例では、固定プレート20は、固定辺30においてミラーボックス50に固定され、固定辺30と反対側の辺が移動辺29である。なお、固定プレート20のビス28近傍の部分も、移動辺29の一部である。
固定プレート20のY方向下端近傍かつX方向下端近傍の一か所には、固定部材としてのビス28が設けられる。固定プレート20のY方向下端近傍かつX方向下端近傍の一か所には、穴部が設けられる。ビス28は、固定プレート20の当該穴部にはめ込まれる。ただし、穴部はX−Y平面において、ビス28に対して遊びを持っている。また、固定プレート20がビス28に対して摺動するように、ビス28はZ方向において固定プレート20と接して設けられる。
固定プレート20は、ガラス基板10よりも大きな開口21を有する。つまり、開口21は、ガラス基板10のX‐Y面における輪郭よりも大きい。また、開口21の対向する二辺には、ガラス基板10の面の法線方向においてガラス基板10と重なる突出部22がそれぞれ設けられる。本例では、開口21のY方向上端およびY方向下端の二辺において、開口中心に向けて突出する突出部22がそれぞれ設けられる。突出部22は、Z方向においてガラス基板10と重なる。
ガラス基板10は、固定部材としての接着材40により固定プレート20に固定される。なお、ガラス基板10の辺のうち固定プレート20の移動辺29に最も近い一辺が、接着材40により固定プレート20に固定される固定辺12となる。ガラス基板10の固定辺12の接着材40は、ガラス基板10の固定辺12の中心に設ける。本例では、接着材40により、ガラス基板10のY方向下端の中心が固定プレート20に対して固定される。したがって、ガラス基板10のY方向下端の一辺が固定辺12となる。なお、ガラス基板10の辺のうち固定辺12と反対側の辺は、固定プレート20に対して固定されない移動辺13である。したがって、ガラス基板10の辺のうち固定辺12と反対側の辺は、Y方向に変位する。
Y方向の正および負方向において突出する突出部22のそれぞれには、Z方向に突出し、ガラス基板10と接する凸部が設けられる。ガラス基板10は、突出部22に設けられた凸部に接して支持される。本例では、凸部は、ガラス基板10の固定辺12の側における左側凸部24および右側凸部25、ならびに、ガラス基板10の固定辺12と反対側における中央凸部23を有する。なお、突出部22の材料が金属である場合には、凸部は押し出し加工により形成してよい。また、接着材40は、ガラス基板10の表面において、左側凸部24と右側凸部25との間に設けられる。さらに、接着材40は、左側凸部24と右側凸部25とを結ぶ線分の中心線上にある。中央凸部23は、当該中心線上にある。
ガラス基板10は、ガラス基板10の表面から入射する光を撮像チップ15に透過させる。撮像チップ15と接するガラス基板10の表面には、撮像チップの電気信号を伝達させるためのパッドおよび配線等が設けられる。当該電気信号は、ガラス基板10に設けられたバンプおよび当該バンプに電気的に接続される可撓性基板を経て、撮像装置内の後段の処理回路へ電気的に伝達される。
ガラス基板10の入射光側の表面には、赤外線カット層および反射防止層およびローパスフィルタの少なくともいずれか一つが設けられてもよい。ガラス基板10のZ方向の最表面に赤外線カット層、反射防止層およびローパスフィルタを少なくとも一つ設けることにより、赤外線カット層、反射防止層およびローパスフィルタの機能を有する別途の構成部材を省略することができる。
本例においては、ガラス基板10は長方形形状であり、ガラス基板10の固定辺12は長方形形状の長辺である。すなわち、ガラス基板10において、X軸方向の辺は長辺であり、Y軸方向の辺は短辺である。しかし、ガラス基板10は、Y軸方向の辺を長辺として、X軸方向の辺を短辺としてもよい。
図2Aは、第1の実施形態における撮像装置の内部に設けられる撮像素子部100の熱膨張前を示す図である。撮像チップ15は通電時において発熱する。撮像チップ15から発せられた熱はガラス基板10および固定プレート20に伝達する。ガラス基板10および固定プレート20は、当該熱を受けて熱膨張する。
本例においては、ミラーボックス50に対する固定プレート20の熱膨張による変位方向と、固定プレート20に対するガラス基板10の熱膨張による変位方向とが、ミラーボックス50に対するガラス基板10の熱膨張による変位を相殺する方向となるように、固定プレート20がミラーボックス50に固定され、かつ、ガラス基板10が固定プレート20に固定される。なお、変位を相殺するとは、ガラス基板10の変位と固定プレート20の変位とを打ち消すことを意味する。ただし、互いの変位を完全に打ち消し合うことだけを意味するのではなく、部分的に打ち消し合うことも含む。したがって、ガラス基板10の変位と固定プレート20の変位とが逆方向であれば、互いの変位は相殺される。また、互いの変位の方向は、完全に逆方向でなくともよい。つまり、互いの変位を示すベクトルに逆方向の成分が含まれていればよい。
固定プレート20はY方向上端においてビス26およびビス27によりミラーボックス50に固定されている。したがって、固定プレート20が熱膨張する場合に、固定プレート20のY方向下端である移動辺29が、ミラーボックス50に対してY軸負方向に変位する。固定プレート20が変位する方向を変位方向36とする。
ガラス基板10はY方向下端において接着材40により固定プレート20に固定されている。したがって、ガラス基板10が熱膨張する場合に、ガラス基板10のY方向上端の辺が固定プレート20に対してY軸正方向に変位する。ガラス基板10が変位する方向を変位方向37とする。
図2Bは、第1の実施形態における撮像装置の内部に設けられる撮像素子部100の熱膨張後を示す図である。なお、熱膨張前のガラス基板10、および熱膨張前の固定プレート20の輪郭を破線により示す。なお、図2Bの説明においては、ガラス基板10および固定プレート20のX方向の熱膨張に関する説明は省略して、Y方向の熱膨張を誇張して模式的に表している。
固定プレート20の下端は、熱膨張によりY軸負方向に変位して、熱膨張後の固定プレート42の位置に変位する。熱膨張の前後における固定プレート20のY方向下端のミラーボックス50に対する変位量をΔYとする。熱膨張により、固定プレート20の下端近傍に固定されたガラス基板10の全体がY軸負方向にΔYだけ変位する。
熱膨張前のガラス基板10−1の輪郭を破線により示す。ガラス基板10−1は中央凸部23のZ軸正方向に位置している。ガラス基板10−1は、固定プレート20の変位に伴い、固定プレート42の移動辺29に設けられた接着材40の位置に、ガラス基板10−1のY軸方向の下端が位置するように変位する。当該変位後のガラス基板10−2の輪郭を同様に破線により示す。
また、ガラス基板10の上端は、熱膨張によりY軸正方向に変位して、熱膨張後のガラス基板41の位置に変位する。当該熱膨張後のガラス基板41の輪郭を実線により示す。熱膨張の前後におけるガラス基板10のY方向上端のミラーボックス50に対する変位量をΔYとする。
固定プレート20およびガラス基板10の熱膨張に伴い、ガラス基板10に設けられた撮像チップ15の中心点16のミラーボックス50に対する位置も変化する。固定プレート20がY軸負方向へ変位する場合において、中心点16がミラーボックス50に対して変位する量をΔYとする。また、ガラス基板10がY軸正方向へ変位する場合において、中心点16がミラーボックス50に対して変位する量をΔYとする。なお、中心点16の変位は、固定プレート20の変位量およびガラス基板10の変位量に比べて小さいので、ΔYはΔYよりも小さく、ΔYはΔYよりも小さい。
熱膨張の前後における、ガラス基板10の変位方向および固定プレート20の変位方向は互いに逆方向であるので、ミラーボックス50に対するガラス基板10の変位を相殺する。すなわち、変位量ΔYおよびΔYは相殺される。したがって、ガラス基板10に載置されたガラス基板10の中心点16の変位量ΔYおよびΔYも相殺される。それゆえ、熱膨張に伴う中心点16のミラーボックス50に対する位置ずれを最小限に抑えることができる。なお、ガラス基板10および固定プレート20の変位方向が逆方向であれば変量相殺の効果があるので、変位量ΔYおよびΔYならびに変位量ΔYおよびΔYは、それぞれ同値でなくてもよい。
図3は、第1の実施形態における撮像装置の内部に設けられる撮像素子部100の底面を示す図である。撮像チップ15は、ガラス基板10に対して入射光側とは逆方向に載置される。
固定部52−1から固定部52−3(固定部52)は、ミラーボックス50の一部である。ビス26、ビス27、およびビス28を固定部52−1、固定部52−2、および固定部52−3の穴部にはめこんで、固定プレート20をミラーボックス50に対して固定する。ただし、上述の通り、固定プレート20がビス28に対して摺動するように、ビス28はZ方向において固定プレート20と接して設けられる。
図4は、図1におけるA‐A部分の断面を示す図である。撮像チップ15は、撮像領域がガラス基板10と向き合うようにガラス基板10に載置される。ガラス基板10は、開口21に設けられた突出部22上の右側凸部25および中央凸部23に接して支持される。また、ガラス基板10の固定プレート20に対するZ方向の位置は、左側凸部24、右側凸部25、および中央凸部23のZ方向の高さによって定められる。ガラス基板10は、ガラス基板10および固定プレート20に亘って設けられた接着材40により、固定プレート20に対して固定される。
撮像チップ15は、バンプ44および接着材46を介してガラス基板10に接着される。ガラス基板10と撮像チップ15との間は、バンプ44および接着材46により密封され、密封空間48が形成される。
ガラス基板10と接する面と反対側の撮像チップ15の面は、空間に接する。すなわち、撮像チップ15においてZ方向が最も低い面は、他の構成部材には接しない。当該構成により、撮像領域がある面と反対側の撮像チップ15の面を一点固定するという従来の固定方法のデメリットを解消することができる。
従来の固定方法においては、光軸に対する撮像チップ15の熱膨張による変位を防ぐべく、撮像領域の中心点を固定プレート20等に固定している。この場合、撮像チップ15の裏面に固定プレート20等を設けなければならず、撮像チップ15を含む撮像ユニットを薄型化することが困難であった。しかし、本例の撮像素子部100では、撮像領域の中心点を固定せずに、光軸に対する撮像チップ15の変位を低減できるので、固定プレート20を撮像チップ15の裏面に設けなくともよい。したがって、撮像チップ15を含む撮像ユニットを薄型化することができる。
接着材40は、本例では接着材である。接着剤として、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂を用いてよい。接着材40のX方向およびY方向の長さは、固定プレート20およびミラーボックス50の熱膨張による変位差の影響を受けない長さとしてよい。当該変位差の影響を受けない長さとは、ガラス基板10の固定辺12よりも小さい長さであってよい。より具体的には、接着材は、セラミック系接着剤を用い、線熱膨張係数が3(10−6/K)のオーダーであり、かつ、−50℃から+50℃の温度において変形差が5μmより大きく20μmより小さくてよい。
図5は、図1におけるB‐B部分の断面を示す図である。ビス28は、固定部52−3に設けられた下穴53に螺入される。ビス28は、ビス28の段部33が固定プレート20と接して設けられる。固定プレート20の穴部の直径17は、ビス28の直径31よりも大きい。したがって、固定プレート20の穴部には、遊び18が形成される。当該構成により、固定プレート20はX−Y平面において摺動することができる。本例では、固定プレート20はミラーボックス50に対してY方向の正方向にΔYだけ摺動する。
図6は、第1の実施形態における撮像装置の内部に設けられる、撮像素子部100およびその他の部材の斜視図である。撮像素子部100には、その他の部材として、ローパスフィルタ用のホルダ60、ローパスフィルタ70、ならびにホルダ60およびローパスフィルタ70を固定プレート20に固定する固定部材80が設けられる。
ホルダ60は開口64を有する。開口64の縁には当付部61が設けられる。ホルダ60のZ方向の下方において、当付部61はガラス基板10と接する。また、ホルダ60のZ方向の上方において、ローパスフィルタ70は、ホルダ60の開口64において、当付部61に接して載置される。
固定部材80は開口84を有する。開口84の縁において、固定部材80は、ホルダ60に載置されたローパスフィルタ70と接する当付部85を有する。固定部材80は、ホルダ60および固定プレート20上に載置される。固定部材80のZ方向下方において、ホルダ60は、固定部材80および固定プレート20に挟まれて固定される。固定プレート20および固定部材80は、X方向の両端に下穴39および穴部81をそれぞれ有しており、固定部材82により互いに固定される。
図7は、図6において撮像チップ15を通るX‐Z平面の断面図である。ホルダ60は開口64の周辺において当付部61を有する。本例において、当付部61は、X方向ならびにZ方向の正および負方向に突出している。また、固定部材80は開口84の周辺において当付部85を有する。本例において、当付部85は、Z方向の負方向に突出している。
ローパスフィルタ70は、当付部61および当付部85に挟まれて固定される。なお、ホルダ60および当付部61は、同一の材料であってよい。ホルダ60および当付部61の材料は、モールド形成された樹脂材料であってよい。ホルダ60および当付部61に樹脂材料を用いることより、ガラス基板10とローパスフィルタ70との間を密着固定することができる。また、固定部材80および当付部85も、同一の材料であってよい。
ホルダ60は、固定部材80および固定プレート20に挟まれて固定される。ガラス基板10は、当付部61ならびに前述の突出部22に設けられた中央凸部23、左側凸部24、および右側凸部25と接触する。なお、図7においては、中央凸部23、左側凸部24、および右側凸部25は表れない。
固定プレート20および固定部材80を固定部材82により互いに固定することで、固定プレート20、ガラス基板10、ホルダ60、ローパスフィルタ70、および固定部材80が互いに固定される。当該固定により、ガラス基板10のZ方向の位置が定められる。
図8は、第1の実施形態における撮像素子部100を組み込んだ一眼レフカメラ400の断面図である。一眼レフカメラ400は撮像素子部100の一実施形態である。一眼レフカメラ400は、レンズユニット500およびカメラボディ600を備える。カメラボディ600には、レンズユニット500が装着される。レンズユニット500は、その鏡筒内に、光軸410に沿って配列された光学系を備え、入射する被写体光束をカメラボディ600の撮像素子部100へ導く。
カメラボディ600は、レンズマウント550に結合されるボディマウント660の後方にメインミラー672およびサブミラー674を備える。メインミラー672は、レンズユニット500から入射した被写体光束に斜設される斜設位置と、被写体光束から退避する退避位置との間で回動可能に軸支される。サブミラー674は、メインミラー672に対して回動可能に軸支される。
メインミラー672が斜設位置にある場合、レンズユニット500を通じて入射した被写体光束の多くはメインミラー672に反射されてピント板652に導かれる。ピント板652は、撮像チップの受光面と共役な位置に配されて、レンズユニット500の光学系が形成した被写体像を可視化する。ピント板652に形成された被写体像は、ペンタプリズム654およびファインダ光学系656を通じてファインダ650から観察される。斜設位置にあるメインミラー672に入射した被写体光束の一部は、メインミラー672のハーフミラー領域を透過しサブミラー674に入射する。サブミラー674は、ハーフミラー領域から入射した光束の一部を、合焦光学系680に向かって反射する。合焦光学系680は、入射光束の一部を焦点検出センサ682に導く。
ピント板652、ペンタプリズム654、メインミラー672、サブミラー674は、構造体としてのミラーボックス50に支持される。撮像素子部100は、上述のようにミラーボックス50に取り付けられる。メインミラー672およびサブミラー674が退避位置に退避し、シャッタユニット340の先幕および後幕が開状態となれば、レンズユニット500を透過する被写体光束は、撮像チップの受光面に到達する。なお、一眼レフカメラ400がミラーレスである場合は、撮像素子部100をミラーボックス50に代わる構造体に固定して設けてよい。
撮像素子部100の後方には、ボディ基板620および背面表示部634が順次配置される。液晶パネル等が採用される背面表示部634は、カメラボディ600の背面に現れる。ボディ基板620には、CPU622、画像処理ASIC624等の電子回路が実装される。撮像チップ15の出力は、上述のガラス基板に電気的に接続された可撓性基板を介して画像処理ASIC624へ引き渡される。
上述の実施形態においては、撮像装置として一眼レフカメラ400を例に説明したが、カメラボディ600を撮像装置と捉えても良い。また、撮像装置は、ミラーユニットを備えるレンズ交換式カメラに限らず、ミラーユニットを持たないレンズ交換式カメラ、ミラーユニットの有無に関わらずレンズ一体式カメラであっても良い。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 ガラス基板、10−1 ガラス基板、10−2 ガラス基板、12 固定辺、13 移動辺、15 撮像チップ、16 中心点、17 直径、18 遊び、20 固定プレート、21 開口、22 突出部、23 中央凸部、24 左側凸部、25 右側凸部、26 ビス、27 ビス、28 ビス、29 移動辺、30 固定辺、31 直径、33 段部、36 変位方向、37 変位方向、39 下穴、40 接着材、41 ガラス基板、42 固定プレート、44 バンプ、46接着材、密封空間48、50 ミラーボックス、51 当付部、51−1 当付部、51−2 当付部、51−3 当付部、52 固定部、52−1 固定部、52−2 固定部、52−3 固定部、53 下穴、60 ホルダ、61 当付部、64 開口、70 ローパスフィルタ、80 固定部材、81穴部、82 固定部材、84 開口、85 当付部、100 撮像素子部、410 光軸、400 一眼レフカメラ、500 レンズユニット、550 レンズマウント、600 カメラボディ、620 ボディ基板、622 CPU、624 画像処理ASIC、634 背面表示部、650 ファインダ、652 ピント板、654 ペンタプリズム、656 ファインダ光学系、660 ボディマウント、672 メインミラー、674 サブミラー、680 合焦光学系、682 焦点検出センサ

Claims (10)

  1. 構造体と、
    固定プレートと、
    撮像基板と
    を備え、
    前記構造体に対する前記固定プレートの熱膨張による変位方向と、前記固定プレートに対する前記撮像基板の熱膨張による変位方向とが、前記構造体に対する前記撮像基板の熱膨張による変位を相殺する方向となるように、前記固定プレートが前記構造体に固定され、かつ、前記撮像基板が前記固定プレートに固定される撮像装置。
  2. 前記固定プレートのいずれかの辺は、前記構造体に固定されない移動辺であり、
    前記撮像基板の辺のうち前記固定プレートの前記移動辺に最も近い一辺は、前記固定プレートに固定される固定辺であり、
    前記撮像基板の辺のうち前記固定辺と反対側の辺は、前記固定プレートに対して固定されない請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記固定プレートは、前記固定プレートの前記移動辺と反対側の辺において前記構造体に固定される請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像基板は、前記撮像基板の前記固定辺の固定部材により前記固定プレートに固定される請求項2から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記固定部材は、前記撮像基板の前記固定辺の中心にある請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記固定プレートは、前記撮像基板よりも大きな開口を有し、
    前記開口の対向する二辺には、前記撮像基板の面の法線方向において前記撮像基板と重なる突出部がそれぞれ設けられ、
    前記突出部には、前記撮像基板と接する凸部が設けられる請求項4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記凸部は、前記撮像基板の前記固定辺の側における左側接点および右側接点、ならびに、前記撮像基板の前記固定辺と反対側における中央接点を有し、
    前記撮像基板の表面において、前記左側接点と前記右側接点との間に前記固定部材がある請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像基板は長方形形状であり、
    前記撮像基板の前記固定辺は長方形形状の長辺である請求項2から7のいずれか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像基板に接する撮像チップをさらに備え、
    前記撮像基板と接する面と反対側の前記撮像チップの面は、空間に接する請求項1から8のいずれか一項に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像基板の入射光側の表面には、赤外線カット層および反射防止層の少なくともいずれか一つが設けられる請求項1から9のいずれか一項に記載の撮像装置。
JP2013095917A 2013-04-30 2013-04-30 撮像装置 Active JP6107390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013095917A JP6107390B2 (ja) 2013-04-30 2013-04-30 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013095917A JP6107390B2 (ja) 2013-04-30 2013-04-30 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014217033A true JP2014217033A (ja) 2014-11-17
JP6107390B2 JP6107390B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=51942318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013095917A Active JP6107390B2 (ja) 2013-04-30 2013-04-30 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6107390B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016121411A1 (ja) * 2015-01-30 2016-08-04 富士フイルム株式会社 プリズムユニット

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06139981A (ja) * 1992-10-23 1994-05-20 Hitachi Ltd 電子ビーム絞り装置
JPH06141228A (ja) * 1992-04-14 1994-05-20 Olympus Optical Co Ltd 電子カメラ
JP2005017078A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 測距装置
JP2005292242A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置および撮像装置の製造方法
JP2011156767A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Ricoh Co Ltd 光書き込み装置及び画像形成装置
JP2013068508A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Toray Eng Co Ltd スケール装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06141228A (ja) * 1992-04-14 1994-05-20 Olympus Optical Co Ltd 電子カメラ
JPH06139981A (ja) * 1992-10-23 1994-05-20 Hitachi Ltd 電子ビーム絞り装置
JP2005017078A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 測距装置
JP2005292242A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置および撮像装置の製造方法
JP2011156767A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Ricoh Co Ltd 光書き込み装置及び画像形成装置
JP2013068508A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Toray Eng Co Ltd スケール装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016121411A1 (ja) * 2015-01-30 2016-08-04 富士フイルム株式会社 プリズムユニット
JPWO2016121411A1 (ja) * 2015-01-30 2017-11-09 富士フイルム株式会社 プリズムユニット
US10437008B2 (en) 2015-01-30 2019-10-08 Fujifilm Corporation Prism unit

Also Published As

Publication number Publication date
JP6107390B2 (ja) 2017-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4555732B2 (ja) 撮像装置
JP2015012211A (ja) 撮像ユニット及び撮像装置
JP6357784B2 (ja) 撮像ユニット及び撮像装置
JP5234201B2 (ja) 撮像ユニットおよび撮像装置
JP6107390B2 (ja) 撮像装置
JP6303287B2 (ja) 撮像ユニットおよび撮像装置
JP2014216625A (ja) 撮像素子および撮像装置
JP2015015529A (ja) 撮像ユニット及び撮像装置
JP6149442B2 (ja) 撮像ユニット及び撮像装置
JP6551489B2 (ja) 撮像ユニットおよび撮像装置
JP2014170819A (ja) 撮像ユニットおよび撮像装置
JP6255799B2 (ja) 受光装置
JP6149502B2 (ja) 撮像ユニット及び撮像装置
JP2015088498A (ja) 固体撮像装置及び電子カメラ
JP2019165510A (ja) 撮像ユニットおよび撮像装置
JP6111866B2 (ja) 撮像ユニットおよび撮像装置
JP2014229674A (ja) 固体撮像装置及び電子カメラ
JP6107373B2 (ja) 撮像装置及び撮像ユニット
JP6592875B2 (ja) 焦点調節装置、カメラおよび光学機器
JP7441030B2 (ja) 電子モジュールの製造方法、光学モジュールの製造方法、電子モジュール、光学モジュール及び機器
JP2014238523A (ja) 撮像ユニットおよび撮像装置
JP7382272B2 (ja) 撮像装置の製造方法および撮像装置
JP7382271B2 (ja) 撮像装置
JP6547874B2 (ja) 電子機器
JP2017152743A (ja) 撮像ユニット及び撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6107390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250