JP2014215712A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの操作に対する応答性能を損ねずに、誤作動を防止する。
【解決手段】情報処理装置(1)は、タッチダウン位置と、タッチ位置との間の座標軸上の距離が、予め設定された閾値を超えたと判定した場合、アイコンに関連付けられた処理の実行を行わないと判定する操作判定部(12)と、上記タッチダウンされたアイコンの大きさに合わせて、上記閾値を設定するタップ判定閾値設定部(13)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は情報処理装置に関する。
近年、スマートフォンなどのタッチパネルを搭載した端末において、ユーザがタッチパネル上に表示されたアイコンやボタンなどのオブジェクトを指でタッチして操作する際に、指とタッチパネルの接触位置、接触時間、押圧等の情報を元に、オブジェクトに関連付けられた処理(所謂、タップ操作に基づく処理)を行う技術が用いられている。
例えば、特許文献1には、タッチパネルに接触させる操作子がタッチペン又はいずれの指であるのかによって、表示画面上に配置されるボタン等のサイズを変更し、また、ドラッグ操作時に操作子の種類に応じた画面スクロールが行われる携帯情報端末が記載されている。
また、特許文献2には、タッチパネル上のアイコンの表示領域に対し、このアイコンの検知領域を予め、一方向に拡張することで、ユーザが特別に意識しなくても、事前に指若しくはスタイラスのような入力媒体の指定又は入力媒体情報を取得するためだけの特別な操作を必要とせずに、ユーザの指若しくはスタイラスにあわせたボタンアイコンおよびリストアイコンの検知領域の大きさおよび位置を決定する技術が記載されている。
特開2010−182071号公報(2010年8月19日公開) 国際公開番号WO 2012/144235 A1(2012年10月26日公開)
上述のような従来技術により、タップ操作に基づく処理やスクロール処理についての誤作動をある程度防ぐことができる。しかしながら、ユーザが同じタップ操作やスクロール処理を意図した操作を行っている場合であっても、表示されているオブジェクトの形状によって、ユーザが実際に行う操作は異なるため、ユーザの操作に対して応答しない、または、意図する操作と異なる操作と判定されることにより、操作性を損ねてしまう、という問題がある。
本発明は、上記の問題点を、解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザの操作に対する応答に関する性能を損ねることなく、誤作動を防止することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、予め処理が対応付けられ、選択の対象として表示されているオブジェクトの接触検出領域への操作部上の接触を検出し、該接触検出領域内で上記操作部への接触が解除されたことを検出した場合に上記処理を実行する情報処理装置であって、予め処理が対応付けられ、選択の対象として表示されているオブジェクトの接触検出領域への操作部上の接触を検出し、該接触検出領域内で接触が解除されたことを検出した場合に上記処理を実行する情報処理装置であって、上記接触検出領域への接触を最初に検出した位置であるタッチダウン位置を含んだ接触検出領域に対応する上記オブジェクトの大きさに対応した閾値を設定する判定用閾値設定手段と、上記タッチダウン位置と、上記操作部への接触が解除されるまでに接触を検出した位置であるタッチ位置との間の座標軸上の距離が、上記判定用閾値設定手段により設定された閾値を超えたか否かを判定し、上記距離が上記閾値を超えたと判定した場合、当該オブジェクトに関連付けられた処理の実行を行わないと判定する操作判定手段とを備える。
本発明の一態様によれば、ユーザの操作に対する応答に関する性能を損ねることなく、誤作動を防止することができるという効果を奏する。
本発明の各実施形態に係る機能ブロック図である。 本発明の各実施形態に係るアイコンサイズとタップ判定閾値情報の対応を記録するテーブルを表す図である。 本発明の各実施形態に係る表示画面の一例を示す図である。 本発明の各実施形態に係るフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1から図4を参照して説明する。
〔1.情報処理装置1の構成〕
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1の概略構成を示している。図1に示す通り、情報処理装置1は、制御部10、記憶部20、通信部30、操作部40、表示部50を含んでいる。
通信部30は、制御部10からの要求に基づき外部との通信を行う。通信部30は、IEEE802.11やLTEなどの無線接続の通信を行う。なお、通信部30の通信は、無線接続に限定されるものではなく、有線接続であってもよい。また、情報処理装置1において、通信部30は省略してもよい。
操作部40は、指やスタイラスなどの接触を電気信号へ変換し、制御部10へ出力する。操作部40は、接触を電気信号へ変換することのできる静電誘導式、抵抗膜式、光学式などによるタッチパネルなどで構成される。また、操作部40は、本実施形態においては、表示部50上に設けられている。なお、操作部40は、表示部50と一体的に形成されていてもよい。
表示部50は、制御部から表示画像の情報を受信し、表示画面に表示する。表示部50は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示素子と、受信した画像データに基づいて表示素子を駆動するドライバ回路とを備える構成である。
(制御部10の構成)制御部10は、操作部40から出力される接触に基づく信号を受け付け、記憶部20および通信部30と情報の入出力を行い、表示部50へ表示画像を出力し、表示させる。
タッチ操作検出部11は、操作部40から出力される信号を表示画像上の位置を示す座標(以下、タッチ座標と表す。)へ変換する。座標は、表示画像の横方向をX軸、縦方向をY軸とする座標系における座標である。また、タッチ操作検出部11は、ユーザが操作部40へ接触を開始する操作であるタッチダウンを検出し、タッチダウンされた時点のタッチ座標(以下、タッチダウン座標と表す。)を、タッチダウン座標格納部21へ格納し、タッチダウンされたことを示す情報を操作判定部12へ出力する。タッチ操作検出部11は、タッチダウンを検出してから、ユーザが操作部40への接触を解除する操作であるタッチアップを検出するまで、逐次、タッチ座標を操作判定部12へ出力する。タッチ操作検出部11は、タッチアップを検出すると、タッチアップされたことを示す情報を操作判定部12へ出力する。
操作判定部12は、タッチ操作検出部11からタッチダウンされたこと示す情報を受けると、タッチダウン座標格納部21に格納されているタッチダウン座標、および記憶部20に格納されているアイコン検出領域情報格納部22(後述)を参照し、タッチダウン座標がいずれのアイコンの検出領域に含まれているか否かを判別する。タッチダウン座標がアイコンの検出領域に含まれている場合、そのアイコンの大きさを示すサイズ情報を、アイコン検出領域情報格納部22から操作判定部12は取得する。操作判定部12はアイコンのサイズ情報を取得すると、タップ判定閾値設定部13へ、そのアイコンのサイズ情報を出力する。これにより、アイコンのサイズ情報と対応した、ユーザの操作がタップであるか否かを判定し、アイコンに対応付けられた処理を実行するか否かを決定するための閾値(以下、単に閾値と表す)が、X軸、Y軸のそれぞれについてタップ判定閾値設定部13により操作判定部12へ設定される。
また、操作判定部12は、閾値を設定されてから、タッチアップされたことを示す情報を受けるまで、タッチ座標が示す位置と、タッチダウン座標が示す位置と各座標軸上の距離が、閾値を超えているか否かを逐次判定する。例えば、タッチダウン座標が(A,B)、タッチ座標が(a,b)であり、閾値が(x,y)であった場合を想定する。この場合、操作判定部12は、|A−a|≦x、かつ|B−b|≦yであるか否かについて判定する。タッチアップされたことを示す情報を受け取るまで、操作判定部12が上記判定において否と判定しなかった場合、タッチダウンされたアイコンと対応付けられた処理を実行する。アイコンと処理との対応付けに関する情報については、記憶部20へ格納されていてもよい。
タップ判定閾値設定部(判定用閾値設定手段)13は、操作判定部12からアイコンの大きさを示す情報を受け取ると、タップ判定閾値情報格納部23を参照し、閾値を決定する。タップ判定閾値設定部13は、決定した閾値を操作判定部12へ設定する。詳細については後述する。
(記憶部20の構成)記憶部20の構成及び内容について、図2に示すアイコンサイズとタップ判定閾値情報の対応を記録するテーブルを表す図を適宜参照しながら説明する。記憶部20は、タッチダウン座標格納部21、アイコン検出領域情報格納部22、タップ判定閾値情報格納部23を含んでいる。記憶部20は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体により構成されていてもよいし、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶媒体により構成されていてもよい。
タッチダウン座標格納部21は、タッチ操作検出部から出力されるタッチダウン座標を格納する。
アイコン検出領域情報格納部22は、アイコンを識別する情報と、アイコンのサイズ情報と、表示画像におけるアイコン検出領域とを対応付ける情報を格納している。本実施形態においてアイコンのサイズ情報は「大」と「小」の2種類であり、アイコン検出領域はアイコンの表示画像上の領域と一致している。
タップ判定閾値情報格納部23は、アイコンのサイズ情報(アイコンサイズ)と閾値を示す、タップ判定閾値情報を対応付ける情報である。本実施形態においては、図2のT1に示すように、アイコンサイズが「大」に対して、閾値が、幅(X軸方向の長さ)Xピクセル、高さ(Y軸方向の長さ)Yピクセルである、すなわち、(X,Y)であることを示すタップ判定閾値情報が対応付けられ、アイコンサイズが「小」に対して、閾値が、(x,y)であることを示すタップ判定閾値情報が対応付けられている。
〔2.表示画面について〕
図3に示す表示画面の一例に基づき、表示画面の一例について説明する。図3は表示部50上に表示されたアイコンおよびユーザが操作を行う指100を表している。
表示部50上に表示されたアイコンIB1、アイコンIB2は、アイコンサイズが「大」であるアイコンの表示である。また、アイコンIB1、アイコンIB2上の両矢印は、それぞれアイコンの縦幅および横幅を表している。表示部50上のアイコンIS1、アイコンIS2は、アイコンサイズが「小」であるアイコンの表示であり、同様に、それぞれのアイコン上の両矢印は、アイコンの縦幅および横幅を表している。
〔3.アイコンに関連付けられた処理実行に関する処理フロー〕
図3に示す表示画面の一例および図4に示すフローチャートに基づき、情報処理装置1におけるアイコンに関連付けられた処理を実行する際の処理の流れについて説明する。
まず、ユーザが操作部40へ接触し、タッチ操作検出部11がタッチダウンを検出した場合、タッチ操作検出部11は、タッチダウン座標を特定する。特定されたタッチダウン座標を、タッチ操作検出部11は、タッチダウン座標格納部21へ格納することで記憶させ、タッチダウンされたことを示す情報を操作判定部12へ通知する(ステップ1、以下ステップは単にSと表す。)。
操作判定部12は、タッチダウンされたことを示す情報の通知を受け、タッチダウン座標格納部21からタッチダウン座標を取得し、アイコン検出領域情報格納部22を参照することで、タッチダウン座標にアイコンが表示されているか否かを判定する(S2)。操作判定部12が、タッチダウン座標にアイコンが表示されていなかったと判定した場合は、処理を終了する(S2 NO)。
一方、操作判定部12が、タッチダウン座標にアイコンが表示されていると判定した場合(S2 YES)、操作判定部12は、アイコン検出領域情報格納部22を参照し、タッチダウンされたアイコンのサイズが「大」であるか否かについて判定し、判定の結果をタップ判定閾値設定部13へ出力する(S4)。タッチダウンされたアイコンのサイズが「大」であると、操作判定部12が判定した場合は(S4 YES)、タップ判定閾値設定部13はタップ判定閾値情報格納部23を参照して、アイコンサイズが「大」用の閾値である(X,Y)を取得し、取得した閾値を操作判定部12自体へ設定する(S5)。タッチダウンされたアイコンのサイズが「大」ではないと、操作判定部12が判定した場合(S4 NO)、すなわちタッチダウンされたアイコンのサイズが「小」である場合は、タップ判定閾値設定部13はタップ判定閾値情報格納部23を参照して、アイコンサイズが「小」用の閾値である(x,y)を取得し、取得した閾値を操作判定部12自体へ設定する。
操作判定部12は、閾値が設定されると、タッチダウン位置とタッチ位置との座標軸上の距離が設定された閾値を超えたか否かについて判定する(S7)。タッチダウン位置とタッチ位置との差が設定された閾値を超えたと、操作判定部12が判定した場合は(S7 YES)、処理を終了する。
他方、タッチダウン位置とタッチ位置との座標軸上の距離が設定された閾値を超えたと、操作判定部12が判定しなかった場合は(S7 NO)、操作判定部12はタッチアップされたか否かについて判定する(S8)。タッチアップされたと、操作判定部12が判定しなかった場合は(S8 NO)、再度S7の処理を実行する。
他方、タッチアップされたと、操作判定部12が判定した場合(S8 YES)、すなわち、タッチダウンを検出してからタッチアップを検出するまでの間に、タッチダウン座標とタッチ座標との差が、閾値を超えていると判定しなかった場合、操作判定部12は、タッチダウンされていたアイコンに関連付けられた処理を実行し、処理の結果を示す表示画像を表示部50へ表示させる。
これにより、ユーザがオブジェクトに関連付けられた処理を実行させることを意図している場合において、アイコンにタッチダウンしてから、タッチアップするまで、接触している点を動かしてもよい範囲が、アイコンの大きさにより定まる。そのため、ユーザが視認するアイコンの長さにより、アイコンに関連付けられた処理を実行させようと意図した操作が変化する場合でも、ユーザの操作に対する応答に関する性能を損ねることなく、誤作動を防止することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図1および図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図1に示す本実施形態における情報処理装置1が、上記実施形態1における情報処理装置1と異なる点は、操作判定部12が、タッチダウン位置とタッチ位置との座標軸上の距離が閾値を超える、またはタッチアップされるまでの間、タッチダウンされたアイコンを強調表示させる点である。具体的には、図4に示すフローのS4において、操作判定部12は、表示部50へ、タッチダウンされているアイコンを強調表示させ、S7 YESまたはS9において強調表示を解除する。
これにより、アイコンが強調表示されている時点で、タッチアップされた場合は、当該オブジェクトに対応付けられた処理が実行され、上記オブジェクトが強調表示されていない時点で、タッチアップされた場合は、当該オブジェクトに対応付けられた処理が実行されない。これにより、ユーザは、アイコンの強調表示により、接触を解除した場合に当該オブジェクトに対応付けられた処理が実行されるか否かを確認することができる。強調表示は、アイコンにハイライト表示を付すことで行ってもよいし、アイコンの色の色相を反転させることにより行ってもよい。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図1および図4に基づいて説明すれば、以下の通りある。
本実施形態における図1に示す情報処理装置1が、上記実施形態1における情報処理装置1と異なる点は、操作判定部12が、タッチダウン位置とタッチ位置との座標軸上の距離が閾値を超えた時点で、スクロール処理を開始することである。具体的には、図4に示すフローチャートのS7 YESにおいて、スクロール処理を開始させる。
これにより、ユーザはアイコンへタッチダウンした後に、スクロール処理が開始されているか否かを視認することにより、タッチアップした場合にアイコンに対応付けられた処理が実行されるか否かを容易に確認することができる。
〔変形例〕
上記実施形態1〜3において、タップ判定閾値情報におけるアイコンサイズは、「幅:大、高さ:小」のようにX軸、Y軸それぞれにおけるアイコンの長さを示す情報であってもよい。また、アイコンサイズと対応するタップ判定閾値情報が示す各軸における閾値は、アイコンサイズが示す各軸上の長さが長いほど大きく設定されていてもよい。
これにより、ユーザが視認するオブジェクトの上記2つの座標軸における長さにより、当該オブジェクトに関連付けられた処理を実行させようと意図した操作が変化する場合でも、ユーザの操作に対する応答に関する性能を損ねることなく、誤作動を防止することができる。
上記実施形態1〜3のタップ判定閾値情報格納部23に格納されているタップ判定閾値情報において、タップ判定閾値情報格納部23の示す閾値は、対応付けられたアイコンサイズのアイコンの長さを超えないように設定されていてもよい。
具体的には、図3においてIB1上の両矢印の長さがX1、IB2上の両矢印の長さがY1であるとすると、図2のT1において、X≦X1かつY≦Y1であるように設定することである。すなわち、ユーザが、アイコンIB1に対応付けられた処理を実行させるために、指100をアイコンIB1にタッチダウンしてからタッチアップするまでに接触している位置がずれてもよい範囲(以下、許容誤差範囲と表す)はX軸についてはX1を超えず、Y軸についてはY1を超えない。これは、一般的に、ユーザがアイコンに関連付けられた処理を実行させることを意図する場合に、誤差の範囲として視認できるアイコンの長さを意識することと対応する。そのため、ユーザの意識する誤差の範囲以上に許容誤差範囲を広がることを防ぎ、ユーザが違和感を受けることを防ぐことができる。
また、上記実施形態1〜3において、図4に示すフローチャートのS2 NOにおいて、操作判定部12はスクロール処理を開始させてもよい。これにより、ユーザは、操作部40のアイコンの表示以外の領域へ接触することで、即座にスクロールを開始させることができ、操作性が向上する。
〔ソフトウェアによる実現例〕
情報処理装置1の制御ブロック(特に制御部10)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、情報処理装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
上記の課題を解決するために、本発明の態様1に係る情報処理装置(1)は、予め処理が対応付けられ、選択の対象として表示されているオブジェクトの接触検出領域への操作部(40)上の接触を検出し、該接触検出領域内で接触が解除されたことを検出した場合に上記処理を実行する情報処理装置であって、上記接触検出領域への接触を最初に検出した位置であるタッチダウン位置を含んだ接触検出領域に対応する上記オブジェクトの大きさに対応した閾値を設定する判定用閾値設定手段(タップ判定閾値設定部13)と、上記タッチダウン位置と、上記操作部への接触が解除されるまでに接触を検出した位置であるタッチ位置との間の座標軸上の距離が、上記判定用閾値設定手段により設定された閾値を超えたか否かを判定し、上記距離が上記閾値を超えたと判定した場合、当該オブジェクトに関連付けられた処理の実行を行わないと判定する操作判定手段(操作判定部12)とを備える。
上記の構成によれば、判定用閾値設定手段は、情報処理装置が操作部への上記接触検出領域に最初に接触を検出した場合、上記タッチダウン位置を含んだ接触検出領域に対応するオブジェクトの大きさに対応した閾値を設定する。また、操作判定手段は、タッチダウン位置と、タッチ位置との間の座標軸上の距離が、判定用閾値設定手段により設定された閾値を超えたか否かを判定し、当該接触検出領域に対応するオブジェクトに関連付けられた処理を実行するか否かを判定する。
これにより、ユーザがオブジェクトに関連付けられた処理を実行させることを意図している場合において、オブジェクトの接触検出領域に接触してから、操作部への接触を解除するまで、操作部へ接触している点を動かしてもよい範囲(以下、許容誤差範囲と表す)が、オブジェクトの大きさにより変化する。そのため、ユーザが視認するオブジェクトの大きさにより、オブジェクトに関連付けられた処理を実行させようと意図した操作におけるぶれが変化する場合でも、ユーザの操作に対する応答に関する性能を損ねることなく、誤作動を防止することができる。
本発明の態様2に係る情報処理装置は、上記態様1において、上記判定用閾値設定手段は、上記オブジェクトを表示する表示画面上の直交する2つの座標軸のそれぞれについて、上記座標軸上の上記オブジェクトの長さに対応した上記閾値を設定し、上記操作判定手段は、上記2つの座標軸のそれぞれについて、上記タッチダウン位置とタッチ位置との間の座標軸上の距離が、上記判定用閾値設定手段により設定された閾値を超えたか否かの判定を行ってもよい。
上記の構成によれば、上記判定用閾値設定手段は、上記オブジェクトを表示する表示画面上の直交する2つの座標軸のそれぞれについて、上記座標軸上の上記オブジェクトの長さに対応した上記閾値を設定し、上記操作判定手段は、上記2つの座標軸のそれぞれについて、上記タッチダウン位置とタッチ位置との間の座標軸上の距離が、上記判定用閾値設定手段により設定された閾値を超えたか否かの判定を行う。よって、許容誤差範囲が、上記2つの座標軸をそれぞれについて、それぞれの軸におけるオブジェクトの長さにより定まる。
これにより、ユーザが視認するオブジェクトの上記2つの座標軸における長さにより、当該オブジェクトに関連付けられた処理を実行させようと意図した操作が変化する場合でも、ユーザの操作に対する応答に関する性能を損ねることなく、誤作動を防止することができる。
本発明の態様3に係る情報処理装置の備える上記判定用閾値設定手段が設定する上記閾値は、上記態様1または2において、上記オブジェクトの長さを超えなくてもよい。
上記の構成によれば、許容誤差範囲は、上記オブジェクトの長さを超えない。また、一般的に、ユーザがオブジェクトに関連付けられた処理を実行させることを意図する場合、誤差の範囲として、視認できるオブジェクトの長さを意識する。そのため、ユーザの意識する範囲以上に許容誤差範囲を広げ、ユーザが違和感を受けることを防ぐことができる。
本発明の態様4に係る情報処理装置の備える操作判定手段は、上記態様1から3において、上記オブジェクトの接触検出領域への接触が検出された時点で、該オブジェクトを強調表示し、上記接触を検出した位置と上記接触を検出している位置との座標軸上の距離が、上記閾値を超えていると判定した時点で、上記強調表示を解除してもよい。
上記の構成によれば、上記操作判定手段は、上記オブジェクトの接触検出領域への接触が検出された時点で、該オブジェクトを強調表示し、上記タッチダウン位置と上記タッチ位置との間の座標軸上の距離が、上記閾値を超えていると判定した時点で、上記強調表示を解除する。すなわち、上記オブジェクトが強調表示されている時点で、ユーザが接触を解除した場合は、当該オブジェクトに対応付けられた処理が実行され、上記オブジェクトが強調表示されていない時点で、ユーザが接触を解除した場合は、当該オブジェクトに対応付けられた処理が実行されない。これにより、ユーザは、上記オブジェクトの強調表示により、接触を解除した場合に当該オブジェクトに対応付けられた処理が実行されるか否かを確認することができる。
本発明の態様5に係る情報処理装置における上記操作判定手段は、上記態様1から4において、上記タッチダウン位置と上記タッチ位置との間の座標軸上の距離が上記閾値を超えていると判定した時点で、スクロール処理を開始してもよい。
上記の構成によれば、上記操作判定手段は、上記タッチダウン位置と上記タッチ位置との間の座標軸上の距離が上記閾値を超えていると判定した時点で、スクロール処理を開始する。そのため、ユーザはオブジェクトの接触検出領域へ接触した後に、スクロール処理が開始されているか否かを視認することにより、接触を解除した場合に当該オブジェクトに対応付けられた処理が実行されるか否かを確認することができる。
本発明の態様6に係る情報処理装置における上記操作判定手段は、上記態様1から5において、上記操作部への接触が検出された位置が上記オブジェクトの接触検出領域ではなかった場合は、接触を検出した時点で、スクロール処理を開始してもよい。
上記の構成によれば、上記操作判定手段は、上記操作部への接触が検出された位置が上記オブジェクトの接触検出領域ではなかった場合は、情報処理装置が操作部への接触を検出した時点で、スクロール処理を開始する。これにより、ユーザは、上記オブジェクトの接触検出領域以外の領域へ接触することで、即座にスクロールを開始させることができ、操作性が向上する。
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各手段として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、タッチパネルを備えたスマートフォンやPCのインターフェースを制御する情報処理装置に利用することができる。
1 情報処理装置
12 操作判定部
13 タップ判定閾値設定部(判定用閾値設定部)
40 操作部

Claims (5)

  1. 予め処理が対応付けられ、選択の対象として表示されているオブジェクトの接触検出領域への操作部上の接触を検出し、該接触検出領域内で上記操作部への接触が解除されたことを検出した場合に上記処理を実行する情報処理装置であって、
    上記接触検出領域への接触を最初に検出した位置であるタッチダウン位置を含んだ接触検出領域に対応する上記オブジェクトの大きさに対応した閾値を設定する判定用閾値設定手段と、
    上記タッチダウン位置と、上記操作部への接触が解除されるまでに接触を検出した位置であるタッチ位置との間の座標軸上の距離が、上記判定用閾値設定手段により設定された閾値を超えたか否かを判定し、上記距離が上記閾値を超えたと判定した場合、当該オブジェクトに関連付けられた処理の実行を行わないと判定する操作判定手段と、を備えることを特徴とすることを情報処理装置。
  2. 上記判定用閾値設定手段は、上記オブジェクトを表示する表示画面上の直交する2つの座標軸のそれぞれについて、上記座標軸上の上記オブジェクトの長さに対応した上記閾値を設定し、
    上記操作判定手段は、上記2つの座標軸のそれぞれについて、上記タッチダウン位置とタッチ位置との間の座標軸上の距離が、上記閾値を超えたか否かの判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記判定用閾値設定手段が設定する上記閾値は、上記オブジェクトの長さを超えないことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 上記操作判定手段は、上記タッチダウン位置と上記タッチ位置との間の座標軸上の距離が上記閾値を超えていると判定した時点で、スクロール処理を開始させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 上記操作判定手段は、上記操作部への接触が検出された位置が上記オブジェクトの接触検出領域ではなかった場合は、接触を検出した時点で、スクロール処理を開始することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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