JP2014182497A - 情報表示装置 - Google Patents

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Daiki Morikawa
大樹 森川
Masaki Tabata
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Abstract

【課題】タッチダウンからスクロール開始までのタイムラグを低減できる情報表示装置を提供する。
【解決手段】情報表示装置(1)では、スクロール判定部(22)が、操作体のホバーでの面方向移動距離が第1閾値よりも大きく、かつホバーとタッチとで面方向の移動方向が同じと判定すると、判定されなかった場合のスクロール操作検知のため設定された第2閾値よりも小さい第3閾値を接触移動距離が超えると、表示制御部(21)はスクロールを開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示画面にてスクロール操作の入力を検知するとスクロール表示を行う情報表示装置に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末のようなタッチパネルが搭載された情報端末の普及が拡大している。このような情報端末は、タッチパネルに指等の操作体が接触(タッチ)したことを検知し、例えば、操作体が接触した座標に配置されたGUI(Graphical User Interface)に対応付けられた機能の起動をしたり、操作体のタッチ後のタッチパネル上の移動によってスクロールをしたりする。
このような情報端末では、タッチパネルへのタッチがGUIに対応付けられた機能の起動操作であるのかスクロール操作であるのかを判定する必要がある。そのため、例えば、Android(登録商標)のオープンソースでは、操作体のタッチパネルにタッチしたままの状態での移動距離が、タッチ開始(タッチダウン)を検知したタッチパネル上の座標から所定の閾値を超えた場合に、スクロールを開始するようになっている。
また、タッチパネルが搭載された情報端末の中には、例えば、特許文献1から4のように、近接する物体を検知する近接センサを有するものもある。
特開2012−43180号公報(2012年3月1日公開) 特開2012−113694号公報(2012年6月14日公開) 特開2011−215313号公報(2011年10月27日公開) 特開2011−53971号公報(2011年3月17日公開)
ところが、従来のタッチパネルが搭載された情報端末では、上記所定の閾値は一定量以上必要となる。図5の上段に示すように、ユーザがスクロール操作を行いたい場合、操作体(図5では、指)をタッチパネルにタッチダウンした後、タッチしたままわずかに移動させる(少し動かす)だけでは、スクロールは開始されない。その後、さらに移動させる(さらに動かす)ことで、上記所定の閾値を超え、初めてスクロールが開始される。このように、タッチダウンからスクロールが開始されるまでにはタイムラグが生じてしまう。
なお、特許文献1から4に開示された技術では、タッチにおける誤作動を防ぐことはできたとしても、タッチダウンからスクロール開始までのタイムラグを低減させることはできない。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、その目的は、タッチダウンからスクロール開始までのタイムラグを低減させることができる情報表示装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報表示装置は、表示画面に情報を表示する表示部と、当該表示画面への操作体の接近および接触を検知する検知部と、を備え、上記操作体によって上記表示画面に対して行われる入力に応じた処理を行う情報表示装置において、上記検知部の検知結果により、上記操作体が、上記表示画面の垂直方向に所定距離離れた近接検知位置から上記表示画面への接触が初めて検知される接触開始検知位置まで移動する間に、上記表示画面の面方向に移動した方向である第1方向および上記表示画面の面方向に移動した距離である面方向移動距離、並びに、上記接触開始検知位置から上記表示画面に接触したままの状態で移動した方向である第2方向および移動距離である接触移動距離、を検出する状態判定手段と、上記状態判定手段により検出された上記面方向移動距離と第1閾値とを比較し、かつ、上記状態判定手段により検出された上記第1方向と上記第2方向とを比較するスクロール判定手段と、上記スクロール判定手段により、上記面方向移動距離が第1閾値よりも大きく、かつ、上記第1方向と上記第2方向とが同じ方向であると判定された場合には、判定されなかった場合のスクロール操作の入力を検知するために設定された上記接触移動距離の閾値である第2閾値よりも小さく設定された第3閾値を、上記接触移動距離が超えると、上記表示画面に表示された情報のスクロールを開始する表示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明の一態様に係る情報表示装置の上記構成では、操作体の接触開始検知前(タッチダウン前)の面方向の移動距離である面方向移動距離が第1閾値よりも大きく、かつ、接触開始検知前の面方向の移動方向である第1方向と接触開始検知後の面方向の移動方向である第2方向とが同じと判定された場合には、判定されなかった場合のスクロール操作の入力を検知するために設定された上記接触移動距離の閾値である第2閾値よりも小さく設定された第3閾値を、上記接触移動距離が超えると、スクロールを開始する。よって、上記のように判定された場合、従来よりも、早くスクロールを開始できる。そのため、タッチダウンからスクロール開始までのタイムラグが低減される。従って、上記構成によると、操作体による実操作に近づくようにスクロール表示を行うことができ、ユーザに対してより違和感の少ない表示を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る情報表示装置の概略構成を示すブロック図である。 操作体が上記情報表示装置へスクロール操作を入力するときの動作を示す図である。 上記情報表示装置のスクロール開始前の処理の流れを示すフローチャートである。 タッチ操作とスクロール操作との操作体の軌道の違いを示す図である。 比較例と本発明の一実施形態とに係る情報表示装置でのスクロール操作時の動作を直感的に示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について図1〜図5に基づいて説明すれば以下のとおりである。
(情報表示装置の構成)
図1は、本実施形態の情報表示装置1の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、情報表示装置1は、制御部2、メモリ部(格納部)3、表示操作部4を備え、指等の操作体によって表示操作部4が有する表示画面410に対して行われる入力に応じた処理を行う装置である。情報表示装置1の例としては、スマートフォンやタブレット端末が挙げられる。情報表示装置1は、図示しないが、通信部、音声入力部、音声出力部などを備えていてもよい。
表示操作部4は、表示画面410に情報を表示する表示部41と、表示画面410への操作体の接近および接触を検知する検知部42とを備える。
表示部41は、各種情報を表示画面410に表示する表示デバイスである。例えば、表示部41は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ(OLED)などで構成される。
検知部42は、近接の程度および位置を検知するデバイスである。検知部42は、表示画面410に対する操作体の近接および接触を検知するとともに、表示画面410における操作体が近接した位置(座標)および接触した位置(座標)を検知するタッチセンサとして構成されている。タッチセンサは、操作体と表示画面410との近接および接触、並びに近接座標および接触座標を検知できればどのようなセンサで実現されていてもかまわない。
本実施形態では、検知部42として静電容量式センサが用いられるものとする。よって、検知部42は、操作体と表示画面410との間の近接距離の大きさ(程度)に応じて変化する静電容量の値を検出する。検知部42は、操作体が表示画面410に対して垂直方向に所定距離離れた位置に来ると所定量の静電容量を検知する。操作体が表示画面410に近接するにつれて、検知部42により検知される静電容量は増加する。そして、操作体が表示画面410に接触すると、検出部42により検出される静電容量が最大となる。
以下では、検知部42が、操作体の近接により所定量の静電容量を検知する、表示画面410に対して垂直方向に所定距離離れた位置を、近接検知位置と称する。
本実施形態では、表示部41と検知部42とは表示操作部4として一体となって設けられ、表示操作部4は静電容量式タッチパネルにて構成される。
メモリ部3は、各種情報や各種プログラムを記憶するブロックである。
制御部2は、情報表示装置1の備える各ブロックを制御するブロックである。制御部2は、さらに、表示部41での表示を制御する表示制御部(表示制御手段)21、スクロール判定部(スクロール判定手段)22、近接/タッチ判定部(状態判定手段)23を備える。
近接/タッチ判定部23は、検知部42の検知結果により、操作体が、近接検知位置から表示画面410への接触が初めて検知される接触開始検知位置まで移動する間に、操作体が表示画面410の面方向に移動した方向である第1方向および表示画面410の面方向に移動した距離である面方向移動距離ΔTを検出する。さらに、近接/タッチ判定部23は、検知部42の検知結果により、接触開始検知位置から表示画面410に操作体が接触したままの状態で移動した移動方向である第2方向および移動した距離である接触移動距離ΔYを検出する。
以下では、表示画面410に沿った所定方向(図2では、左右方向)をY軸方向として、近接検知位置のY座標をホバー座標Y2と称し、接触開始検知位置のY座標をタッチダウン座標Y1と称する。ホバー座標とは、操作体が、表示画面410に対して垂直方向に所定距離離れた近接検知位置で検出されたときの、操作体と表示画面410との最短距離に位置する表示画面410上の座標である。
なお、検知部42は、操作体が近接検知位置から表示画面410までの領域である近接検知領域内にあると、操作体の近接(ホバー)を検知し続けるが、近接/タッチ判定部23は、検知部42が所定量の静電容量を検知した場合に操作体が近接検知位置にいると判定する。
スクロール判定部22は、近接/タッチ判定部23により検出された操作体のホバー座標Y2からタッチダウン座標Y1までの表示画面410の面方向の移動距離である面方向移動距離ΔT(|Y1−Y2|)と第1閾値t1とを比較し、かつ、操作体の、ホバー座標Y2からタッチダウン座標Y1までの表示画面410の面方向での移動方向である第1方向と、タッチダウン座標Y1から上記表示画面410に接触したままの状態での移動方向である第2方向とを比較する。
表示制御部21は、スクロール判定部22により、面方向移動距離ΔTが第1閾値t1よりも大きく、かつ、第1方向と第2方向とが同じ方向であると判定された場合には、判定されなかった場合のスクロール操作の入力を検知するために設定された接触移動距離の閾値である第2閾値y1よりも小さく設定された第3閾値y3を、接触移動距離ΔYが超えると、表示画面410に表示された情報のスクロールを開始する。他方、表示制御部21は、スクロール判定部22により、面方向移動距離ΔTが第1閾値t1よりも大きく、かつ、第1方向と第2方向とが同じ方向である、と判定されなかった場合には、接触移動距離ΔYが第2閾値y1を超えると、表示画面410に表示された情報のスクロールを開始する。なお、第2閾値は、起動操作の入力とスクロール操作の入力とを区別するために従来用いられていた閾値(一定量以上必要である所定の閾値)であってもよい。
本発明者らは、図4に示すように、操作体(例えば、指)が、タッチ操作を入力する場合、近接を検知したホバー座標Y2とタッチを検知したタッチダウン座標Y1との差である面方向移動距離ΔTが小さいが、スクロール操作を入力する場合、面方向移動距離ΔTが大きくなる傾向にあることを発見し、この違いを用いて、ΔTが第1閾値t1よりも大きい場合は、スクロールを早く開始できるようにした。
(スクロール開始までの処理の流れ)
本実施形態の情報表示装置1のスクロール開始までの処理の流れについて、図2および図3を参照して説明する。
情報表示装置1に指などの操作体が近づくと、ホバーを検知して(ステップ1、以下ではS1のように略す)、ホバー座標Y2を取得し(S2)、表示画面410への操作体によるタッチダウンを検知したか否かを判定する(S3)。
タッチダウンを検知した場合(S3でYES)、タッチダウン座標Y1を取得し(S4)、タッチダウンを検知しない場合(S3でNO)、タッチダウンを検知するまでS2から繰り返す。
S4にてタッチダウン座標を取得すると、ホバー検知からタッチダウン検知までの面方向移動距離(移動量)ΔT(=|Y1−Y2|)を検出(算出)する(S5)。
次に、Y1とY2との大きさを比較する。ここではY1>Y2を判定する(S6)。Y1>Y2である場合(S6でYES)、ホバー検知からタッチダウン検知までの面方向の移動方向D(第1方向)を右向きとして決定する(S7)。Y1>Y2でない場合(S6でNO、Y1≦Y2の場合)、ホバー検知からタッチダウン検知までの面方向の移動方向D(第1方向)を左向きとして決定する(S8)。
S7およびS8の後、面方向移動距離ΔTと第1閾値t1とを比較する。ここでは、ΔT>t1を判定する(S9)。ΔT>t1である場合(S9でYES)、スクロール判定の閾値Yとして、ホバーからのスクロール操作と判定する閾値である第3閾値y2を選択する(S10)。ΔT>t1でない場合(S9でNO、ΔT≦t1の場合)、スクロール判定の閾値Yとして、タッチからのスクロール操作と判定する閾値である第2閾値y1を選択する(S11)。ここで、第2閾値y1は、操作体のタッチダウン座標Y1から表示画面410に接触したままの状態での接触移動距離ΔYを、起動操作の入力とスクロール操作の入力とを区別するための閾値である。第3閾値y2は、第2閾値y1よりも小さく設定されている。
S10およびS11の後、現在操作体が位置する現在座標Y3を保持する(S12)。S12では、Y3=Y1として保持される。そして、タッチアップを検知したかを判定する(S13)。タッチアップを検知した場合(S13でNO)、タップとして処理する(S14)。タップとしての処理は、従来と同様であるので説明を割愛する。タッチアップを検知しない場合(S13でNO)、タッチダウン後の表示画面410に接触したままの状態での移動後の座標Y4を検知する(S15)。
S15の後、ホバーからのスクロール操作であるか否かの判定を行う(S16)。ここでは、現在のスクロール判定の閾値Yがy2になっているか否かを判定する。あるいは、S16の判定は、S9の判定と同じであってもよい。
ホバーからのスクロール操作であると判定した場合(S16でYES)、移動方向Dが右かつY3>Y4であるか、または、移動方向Dが左かつY3<Y4であるか、を判定する(S17)。移動方向Dが右かつY3>Y4である、または、移動方向Dが左かつY3<Y4である場合(S17でYES)、ホバー座標Y2からタッチダウン座標Y1までの表示画面410の面方向での移動方向Dである第1方向と、タッチダウン座標Y1から表示画面410に接触したままの状態での移動方向である第2方向とは逆方向であるので、Y=y1とする。S16でNOの場合、S17およびS18は、実行しない。S17でNOの場合は、S18は実行しない。そして、現在座標Y3を保持する(S19)。S19では、操作体は、現在、タッチダウン後接触したままの状態での移動後の座標Y4に位置しているので、Y3=Y4となる。そして、タッチダウン座標から現在座標の移動距離である接触移動距離ΔY(=|Y4−Y1|)を検出(算出)する(S20)。
次に、接触移動距離ΔYとスクロール判定の閾値Yとを比較する(S21)。S21では、ΔY>Yを判定する。そして、ΔY>Yになると(S21でYES)、スクロールを開始する。ΔY>Yにならない場合(S21でNO)、S13から繰り返す。
以上のように、情報表示装置1では、操作体のタッチダウン前の面方向の移動距離ΔTが第1閾値t1よりも大きく、かつ、タッチダウン前の面方向の移動方向Dである第1方向とタッチダウン後の面方向の移動方向である第2方向とが同じ場合には、起動操作の入力とスクロール操作の入力とを区別するための第2閾値y1よりも小さい第3閾値y2を超えた場合にスクロールを開始する。
ここで、従来は、図5の上段に示す比較例のように、操作体のタッチダウン後の接触したままの状態での移動距離が、起動操作の入力とスクロール操作の入力とを区別するための閾値を超えると、スクロールを開始していた。
しかし、情報表示装置1では、図5の下段に示す本実施形態のように、従来よりも、早くスクロールを開始できる。そのため、タッチダウンからスクロール開始までのタイムラグが低減される。よって、操作体による実操作に近づくようにスクロール表示を行うことができ、ユーザに対してより違和感の少ない表示を行うことができる。
〔実施の形態2〕
本実施形態の情報表示装置1aは、実施形態1の情報表示装置1と同様の構成を有する。よって、情報表示装置1aの構成は情報表示装置1と同じ図1にて表わされる。また、情報表示装置1aにおいて、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態の情報表示装置1aは、メモリ部3が、面方向移動距離ΔTの大きさ毎に第3閾値y2を格納したテーブルを格納している点が情報表示装置1と異なる。このテーブルは、例えば、次のようなものであってもよい。
ΔT=0〜N→y2=閾値1
ΔT=N〜N→y2=閾値2

ΔT=N→y2=閾値n
情報表示装置1aでは、表示制御部21は、第3閾値y2を、上記テーブルから選択して用いる。
このように、本実施形態の情報表示装置1aでは、第3閾値y2を動的に変更させることができる。面方向移動距離ΔTの大きさが大きくなるほど第3閾値y2が小さくなるようにΔTとy2とが対応付けられていると、次のような効果がある。操作体によってスクロール操作を入力する場合、操作体の接触開始検知前の面方向の移動距離である面方向移動距離ΔTが大きくなる傾向にあるため、上記テーブルを用いることで、よりタッチダウンからスクロール開始までのタイムラグを減らせることができる。
〔実施の形態3〕
本実施形態の情報表示装置1bは、実施形態1の情報表示装置1と同様の構成を有する。よって、情報表示装置1bの構成は情報表示装置1と同じ図1にて表わされる。また、情報表示装置1bにおいて、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態の情報表示装置1bは、実施形態1の情報表示装置1とは異なり、表示制御部21は、第3閾値y2を、面方向移動距離ΔTの大きさに応じて第3閾値y2が変化する数式から算出して用いる。上記数式はメモリ部3に格納されていてもよい。
上記数式は、例えば次のものを用いてもよい。
y2=y1−ΔT×重み係数
ここで重み係数は、y2がy1を超えない値となるように適切に設定される数値である。
このように、本実施形態の情報表示装置1bでは、第3閾値y2を動的に変更させることができる。上記数式の場合、面方向移動距離ΔTの大きさが大きくなるほど第3閾値y2が小さくなる。ここで、操作体によってスクロール操作を入力する場合、操作体の接触開始検知前の面方向の移動距離である面方向移動距離ΔTが大きくなる傾向にあるため、上記数式を用いることで、タッチダウンからスクロール開始までのタイムラグを、より減らせることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
上記情報表示装置1、1a、1bの特に制御部2は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
本実施形態では、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現する。そのため、情報表示装置1、1a、1bは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報表示装置1は、表示画面410に情報を表示する表示部41と、当該表示画面410への操作体の接近および接触を検知する検知部42と、を備え、上記操作体によって上記表示画面410に対して行われる入力に応じた処理を行う情報表示装置1において、上記検知部42の検知結果により、が、上記表示画面410の垂直方向に所定距離離れた近接検知位置から上記表示画面410への接触が初めて検知される接触開始検知位置まで移動する間に、上記表示画面410の面方向に移動した方向である第1方向および上記表示画面410の面方向に移動した距離である面方向移動距離、並びに、上記接触開始検知位置から上記表示画面410に接触したままの状態で移動した方向である第2方向および移動した距離である接触移動距離、を検出する状態判定手段(近接/タッチ判定部23)と、上記状態判定手段により検出された上記面方向移動距離と第1閾値とを比較し、かつ、上記状態判定手段により検出された上記第1方向と上記第2方向とを比較する(スクロール判定部22)と、上記スクロール判定手段により、上記面方向移動距離が第1閾値よりも大きく、かつ、上記第1方向と上記第2方向とが同じ方向であると判定された場合には、判定されなかった場合のスクロール操作の入力を検知するために設定された上記接触移動距離の閾値である第2閾値よりも小さく設定された第3閾値を、上記接触移動距離が超えると、上記表示画面410に表示された情報のスクロールを開始する表示制御手段(表示制御部21)と、を備えたことを特徴としている。
上記構成では、操作体の接触開始検知前(タッチダウン前)の面方向の移動距離である面方向移動距離が第1閾値よりも大きく、かつ、接触開始検知前の面方向の移動方向である第1方向と接触開始検知後の面方向の移動方向である第2方向とが同じと判定された場合には、判定されなかった場合のスクロール操作の入力を検知するために設定された上記接触移動距離の閾値である第2閾値よりも小さく設定された第3閾値を、上記接触移動距離が超えると、スクロールを開始する。よって、上記のように判定された場合、従来よりも、早くスクロールを開始できる。そのため、タッチダウンからスクロール開始までのタイムラグが低減される。従って、上記構成によると、操作体による実操作に近づくようにスクロール表示を行うことができ、ユーザに対してより違和感の少ない表示を行うことができる。
なお、第2閾値は、起動操作の入力とスクロール操作の入力とを区別するための従来の閾値(一定量以上必要である所定の閾値)であってもよい。従来技術では、この従来の閾値を接触移動距離が超えると、スクロールを開始していた。
本発明の態様2に係る情報表示装置1aでは、上記態様1において、上記表示制御手段は、上記第3閾値を、上記面方向移動距離の大きさに応じて上記第3閾値が複数格納された格納部(メモリ部3)から選択して用いてもよい。
上記構成によると、第3閾値を動的に変更させることができる。
本発明の態様3に係る情報表示装置1aでは、上記態様2において、上記格納部は、上記面方向移動距離の大きさが大きいほど小さい値の上記第3閾値を格納してもよい。
上記構成によると、指などの操作体によってスクロール操作を入力する場合、操作体の接触開始検知前の面方向の移動距離である面方向移動距離が大きくなる傾向にあるため、上記構成は好適に用いられ、よりタッチダウンからスクロール開始までのタイムラグを減らせることができる。
本発明の態様4に係る情報表示装置1bでは、上記態様1において、上記表示制御手段は、上記第3閾値を、上記面方向移動距離の大きさに応じて上記第3閾値が変化する数式から算出して用いてもよい。
上記構成によると、第3閾値を動的に変更させることができる。
本発明の態様5に係る情報表示装置1bでは、上記態様4において、上記数式は、上記面方向移動距離の大きさが大きくなるほど上記第3閾値が小さくなる式であってもよい。
上記構成によると、指などの操作体によってスクロール操作を入力する場合、操作体の接触開始検知前の面方向の移動距離である面方向移動距離が大きくなる傾向にあるため、上記構成は好適に用いられ、よりタッチダウンからスクロール開始までのタイムラグを減らせることができる。
本発明の態様6に係る情報表示装置1,1a,1bでは、上記態様1から5のいずれか1つにおいて、上記表示制御手段は、上記操作体の上記表示画面410に接触したままの状態での移動に対応する方向に、スクロールを実行してもよい。
上記構成によると、上記操作体の上記表示画面410に接触したままの状態での移動方向に対応する方向にスクロールが実行されるので、操作体の移動方向とスクロールの方向とが揃うので、ユーザにとって違和感のないスクロール表示を行うことができる。
本発明の態様7に係る情報表示装置1,1a,1bでは、上記態様1から6のいずれか1つにおいて、上記表示部41および上記検知部42は、静電容量式タッチパネルとして設けられていてもよい。
また、本発明の態様8に係る情報表示方法は、表示画面410に情報を表示する表示部41と、当該表示画面410への操作体の接近および接触を検知する検知部42と、を備え、上記操作体によって上記表示画面410に対して行われる入力に応じた処理を行う情報表示装置1,1a,1bでの情報表示方法において、上記検知部42の検知結果により、上記操作体が、上記表示画面410の垂直方向に所定距離離れた近接検知位置から上記表示画面410への接触が初めて検知される接触開始検知位置まで移動する間に、上記表示画面410の面方向に移動した方向である第1方向および上記表示画面410の面方向に移動した距離である面方向移動距離、並びに、上記接触開始検知位置から上記表示画面410に接触したままの状態で移動した方向である第2方向および移動距離である接触移動距離、を検出する状態判定ステップと、上記状態判定ステップより検出された上記面方向移動距離と第1閾値とを比較し、かつ、上記状態判定手段により検出された上記第1方向と上記第2方向とを比較するスクロール判定ステップと、上記スクロール判定ステップにより、上記面方向移動距離が第1閾値よりも大きく、かつ、上記第1方向と上記第2方向とが同じ方向であると判定された場合には、判定されなかった場合のスクロール操作の入力を検知するために設定された上記接触移動距離の閾値である第2閾値よりも小さく設定された第3閾値を、上記接触移動距離が超えると、上記表示画面410に表示された情報のスクロールを開始する表示制御ステップと、を含むことを特徴としている。
上記方法によると、情報表示装置1,1a,1bと同様の効果を奏し、タッチダウンからスクロール開始までのタイムラグを低減した表示を行うことができる。
また、本発明の各態様に係る情報表示装置1,1a,1bは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを情報表示装置1,1a,1bが備える各手段として動作させることにより情報表示装置1,1a,1bをコンピュータにて実現させる情報表示装置1,1a,1bの制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、例えば、スマートフォンやタブレット端末のようなタッチパネルが搭載された情報端末等に利用可能である。
1,1a,1b 情報表示装置
2 制御部
3 メモリ部(記憶部)
4 表示操作部
21 表示制御部(表示制御手段)
22 スクロール判定部(スクロール判定手段)
23 近接/タッチ判定部(状態判定手段)
41 表示部
42 検知部
410 表示画面

Claims (5)

  1. 表示画面に情報を表示する表示部と、当該表示画面への操作体の接近および接触を検知する検知部と、を備え、上記操作体によって上記表示画面に対して行われる入力に応じた処理を行う情報表示装置において、
    上記検知部の検知結果により、上記操作体が、上記表示画面の垂直方向に所定距離離れた近接検知位置から上記表示画面への接触が初めて検知される接触開始検知位置まで移動する間に、上記表示画面の面方向に移動した方向である第1方向および上記表示画面の面方向に移動した距離である面方向移動距離、並びに、上記接触開始検知位置から上記表示画面に接触したままの状態で移動した方向である第2方向および移動した距離である接触移動距離、を検出する状態判定手段と、
    上記状態判定手段により検出された上記面方向移動距離と第1閾値とを比較し、かつ、上記状態判定手段により検出された上記第1方向と上記第2方向とを比較するスクロール判定手段と、
    上記スクロール判定手段により、上記面方向移動距離が第1閾値よりも大きく、かつ、上記第1方向と上記第2方向とが同じ方向であると判定された場合には、判定されなかった場合のスクロール操作の入力を検知するために設定された上記接触移動距離の閾値である第2閾値よりも小さく設定された第3閾値を、上記接触移動距離が超えると、上記表示画面に表示された情報のスクロールを開始する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする情報表示装置。
  2. 上記表示制御手段は、上記第3閾値を、上記面方向移動距離の大きさ毎に上記第3閾値が格納された格納部から選択して用いることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 上記格納部は、上記面方向移動距離の大きさが大きいほど小さい値の上記第3閾値を格納することを特徴とする請求項2に記載の情報表示装置。
  4. 上記表示制御手段は、上記第3閾値を、上記面方向移動距離の大きさに応じて上記第3閾値が変化する数式から算出して用いることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  5. 上記数式は、上記面方向移動距離の大きさが大きくなるほど上記第3閾値が小さくなる式であることを特徴とする請求項4に記載の情報表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017059201A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 キヤノン株式会社 電子機器及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
US9880684B2 (en) 2014-09-16 2018-01-30 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, method for controlling information processing apparatus, and storage medium

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