JP2014214915A - 清浄化空調システム - Google Patents

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梶間 智明
Tomoaki Kajima
智明 梶間
中村 卓司
Takuji Nakamura
卓司 中村
弥 長谷部
Wataru Hasebe
弥 長谷部
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Shimizu Corp
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Abstract

【課題】室内で熱交換装置と空気清浄装置とが分離して配置される清浄化空調システムにおいて一層の省エネルギー化を達成することができる清浄化空調システムを提供すること。
【解決手段】下方から室内の空気を吸い込んで冷暖房負荷を処理した空気を側方から前記室内に吹き出す熱交換装置2と、上方から前記室内の空気を吸い込んで清浄処理した空気を下方から前記室内に吹き出すインバータ付き空気清浄装置3と、前記室内の粒子濃度を測定するパーティクルセンサー11と、パーティクルセンサー11が測定する粒子濃度をもとにインバータ付き空気清浄装置3のインバータ周波数を可変制御してインバータ付き空気清浄装置3の風量を増減し前記室内の粒子濃度を目標濃度に制御する制御装置10と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、熱交換装置と空気清浄装置とを用いて室内の空気の熱処理及び清浄化処理を行う清浄化空調システムに関する。
従来のクリーンルームなどでは、熱処理と清浄化処理とが連結した空調システムが適用されていた。この従来の空調システムでは、例えば、発塵量が少ない時に、風量を少なくして清浄度を目標値に近づけようとすると、熱処理能力が不足してしまい、室内温度を一定に維持することができなくなる場合があった。
これに対し、特許文献1,2では、熱処理を行う熱交換装置と清浄化処理を行う空気清浄装置とを分離して室内に設け、室内の清浄度を適切に維持するために空気清浄装置の風量を少なくしても、熱交換装置の熱処理能力に大きな影響を及ぼさずに、室内の温度を一定に保つことができるようにしている。
特許第4275969号公報 特許第4609699号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載したものでは、空気清浄装置の風量を固定にして運転しているため、クリーンルームの稼働状態によって発塵量が変動し、これによって過剰な清浄度になっている場合がある。この場合、無駄なエネルギーが使用されることになり、一層の省エネルギー化が要望されていた。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、室内で熱交換装置と空気清浄装置とが分離して配置される清浄化空調システムにおいて一層の省エネルギー化を達成することができる清浄化空調システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる清浄化空調システムは、下方から室内の空気を吸い込んで冷暖房負荷を処理した空気を側方から前記室内に吹き出す熱交換装置と、上方から前記室内の空気を吸い込んで清浄処理した空気を下方から前記室内に吹き出すインバータ付き空気清浄装置と、前記室内の粒子濃度を測定するパーティクルセンサーと、前記パーティクルセンサーが測定する粒子濃度をもとに前記インバータ付き空気清浄装置のインバータ周波数を可変制御して前記インバータ付き空気清浄装置の風量を増減し前記室内の粒子濃度を目標濃度に制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる清浄化空調システムは、上記の発明において、前記パーティクルセンサーおよび/または前記インバータ付き空気清浄装置は、前記室内に複数配置され、前記制御装置は、1以上の前記パーティクルセンサーと1以上の前記インバータ付き空気清浄装置との重複を許した組み合わせの対応付けごとに制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる清浄化空調システムは、上記の発明において、前記制御装置は、前記対応付けの際、前記パーティクルセンサーが複数である場合、該パーティクルセンサーが測定する平均粒子濃度をもとに制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる清浄化空調システムは、上記の発明において、前記インバータ付き空気清浄装置は、前記室内の局所に向けて前記空気を吹き出すインバータ付き局所空気清浄装置であることを特徴とする。
また、この発明にかかる清浄化空調システムは、上記の発明において、前記インバータ付き空気清浄装置は、前記室内に複数配置され、複数の前記インバータ付き空気清浄装置のうち少なくとも1つは、前記室内の局所に向けて前記空気を吹き出すインバータ付き局所空気清浄装置であることを特徴とする。
また、この発明にかかる清浄化空調システムは、上記の発明において、前記制御装置は、前記対応付けごとに、異なる前記目標濃度を設定することを特徴とする。
また、この発明にかかる清浄化空調システムは、上記の発明において、前記制御装置は、予め設定された所定時間帯ごとに、異なる前記目標濃度を設定することを特徴とする。
また、この発明にかかる清浄化空調システムは、上記の発明において、前記制御装置は、前記室内の稼動状態に応じて、異なる前記目標濃度を設定することを特徴とする。
この発明によれば、制御装置が、パーティクルセンサーが測定する粒子濃度をもとにインバータ付き空気清浄装置のインバータ周波数を可変制御して前記インバータ付き空気清浄装置の風量を増減し室内の粒子濃度を目標濃度に制御するようにしているので、粒子濃度が目標濃度以下の場合に、インバータ周波数を小さくして消費電力を抑えることができるので、一層の省エネルギー化を達成することができる。
図1は、この発明の実施の形態1である清浄化空調システムが適用されるクリーンルームを側面からみた模式図である。 図2は、図1に示したクリーンルームを上面からみた模式図である。 図3は、クリーンルーム室内に設けられるインバータ付き空気清浄装置の構成を示す図である。 図4は、インバータ付き空気清浄装置のインバータ周波数の変化に伴う風量変化と消費電力変化を示す図である。 図5は、インバータ周波数を変化させた時のクリーンルーム室内の温度変化とインバータ付き空気清浄装置の消費電力の変化を示す図である。 図6は、従来の熱処理と清浄化処理とを連結した空調システムにおいてインバータ周波数を変化させて風量を変化させた場合のクリーンルーム室内の温度変化を示す図である。 図7は、インバータ付き空気清浄装置に対する風量制御時における粒子濃度変化と消費電力変化とを示す図である。 図8は、発塵源をクリーンルーム内で移動させたときの、インバータ付き空気清浄装置に対する風量制御時における粒子濃度変化と消費電力変化とを示す図である。 図9は、パーティクルセンサーとインバータ付き空気清浄装置との制御対応関係の一例を示す図である。 図10は、所定の時間帯ごとに異なる目標濃度を設定することができる清浄化空調システムの一例を示す図である。 図11は、生産装置の稼動状態に応じて異なる目標濃度を設定することができる清浄化空調システムの一例を示す図である。 図12は、この発明の実施の形態2である清浄化空調システムが適用されるクリーンルームを側面からみた模式図である。 図13は、インバータ付き局所空気清浄装置の構成を示す側面断面図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
(実施の形態1)
[クリーンルームの全体構成]
図1は、この発明の実施の形態1である清浄化空調システムが適用されるクリーンルームを側面からみた模式図である。また、図2は、図1に示したクリーンルームを上面からみた模式図である。なお、図2では、制御系の図示を省略している。
図1及び図2に示すように、クリーンルーム室内1の上部には、2つの熱交換装置2と6つのインバータ付き空気清浄装置3とが配置される。熱交換装置2は、FCU(Fan Coil Unit)であり、クリーンルーム室内1の空気を吸い込んで冷暖房負荷を熱処理(熱除去)した空気をクリーンルーム室内1に吹き出す。インバータ付き空気清浄装置3は、FFU(Fan Filter Unit)であり、クリーンルーム室内1の空気を吸い込んで清浄処理した空気をクリーンルーム室内1に吹き出す。インバータ付き空気清浄装置3の吹出口には、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタが設けてある。また、インバータ付き空気清浄装置3には、インバータが設けられ、インバータ周波数を制御することによって、ファンモータの回転数を制御して風量を増減してクリーンルーム室内1の粒子濃度を目標粒子濃度に近づける。なお、このクリーンルーム室内1は、ISOクラス6〜8の清浄度を実現するものである。
インバータ付き空気清浄装置3は、熱交換装置2から吹き出した空気を吸い込むように配置される。インバータ付き空気清浄装置3が吹き出した空気は、クリーンルーム室内1の下部の床面4に到達した後、クリーンルーム室内1の上部に向けて対流する。熱交換装置2は、インバータ付き空気清浄装置3が吹き出してクリーンルーム室内1の上部に対流した空気を吸い込んで、熱処理した空気をインバータ付き空気清浄装置3に向けて吹き出す。このように、熱交換装置2で熱処理された空気をインバータ付き空気清浄装置3で清浄化処理し、この2つの処理が行われた空気がクリーンルーム室内1に吹き出されるとともにクリーンルーム室内1を循環する。なお、熱交換装置2が吹き出す空気の風速は、例えば、1〜2m/secである。また、インバータ付き空気清浄装置3が吹き出す空気の風速は、例えば、0.3〜1.0m/secである。
図1に示すように、熱交換装置2は、インバータ付き空気清浄装置3よりも上方に配置してある。熱交換装置2は、空気を下方から吸い込み、熱処理後の空気を側方または上方から吹き出す。一方、インバータ付き空気清浄装置3は、熱交換装置2が処理した空気を上方から吸い込み、清浄処理後の空気を下方に吹き出す。
図2に示すように、1つの熱交換装置2に対応して4つのインバータ付き空気清浄装置3が配置される。ここで、熱交換装置2は、クリーンルーム室内1に対して斜め四方に清浄化処理された空気が吹き出すように配置される。そして、熱交換装置2間に配置される2つのインバータ付き空気清浄装置3は、各熱交換装置2にそれぞれ重複対応して配置される。なお、半導体装置などを生産する生産装置5は、クリーンルーム室内1の中央側部に配置されたインバータ付き空気清浄装置3の下部に設けられている。
このような熱交換装置2とインバータ付き空気清浄装置3との配置によって、熱交換装置2の吹出気流を自由空間でダクトなしでインバータ付き空気清浄装置3に受け渡される。したがって、熱交換装置2の熱処理に必要な空調機風量とインバータ付き空気清浄装置3の清浄化処理に必要な空調機風量とに違いが発生した場合に、ダクトで接続されているときのように、各風量を合わせるために大きい方の風量となる制御を行う必要がないため、消費電力を抑えることができる。
[インバータ付き空気清浄装置の構成]
図3に示すように、インバータ付き空気清浄装置3の吹出口には、HEPAフィルタ7が設けられ、このHEPAフィルタ7の下部には、さらに拡散部材6が設けられる。拡散部材6は、パンチングメタルまたはメッシュなどからなる。拡散部材6の周囲(斜線部分)は、全体の開口率より小さい開口率のパンチングメタルを使用し、これにより、フィルタ周辺の開口6bより斜め方向の気流を作り、フィルタ下部に広い分布の清浄域を作る。拡散部材6は、支持体6aを介してインバータ付き空気清浄装置3の吹出口に取り付けられる。支持体6aは、例えばインバータ付き空気清浄装置3の四隅などにあり、インバータ付き空気清浄装置3の吹出口の側縁部と拡散部材6との間に開口6bを形成する。この開口6bは、吹出口の側縁部の通気が弱いため、吹出口全面を拡散部材で覆ってしまうと、吹出口からの空気をインバータ付き空気清浄装置3自身の吸込口から吸い込んでしまうのを防ぎ、かつ、斜めに気流を吹き出すために設けてある。
インバータ付き空気清浄装置3の吸込口には、インバータ3a,モータ3b,羽根3cを有する。インバータ3aは、モータ3bを回転駆動することによって羽根3cを回転させ、風量を制御する。モータ3bの回転速度は、インバータ3aのインバータ周波数によって決定される。
[インバータ付き空気清浄装置に対する風量制御と消費電力との関係]
ところで、図1に示すように、この実施の形態1では、クリーンルーム室内1に、粒子濃度を計測するパーティクルセンサー11が設けられている。一方、この実施の形態1の空気清浄装置は、インバータを内蔵したインバータ付き空気清浄装置3である。各パーティクルセンサー11及び各インバータ付き空気清浄装置3は、クリーンルーム室外に設けられた制御装置10に接続されている。なお、制御装置10は、クリーンルーム室内に設けてもよい。
制御装置10には、各パーティクルセンサー11が測定した粒子濃度が入力される。制御装置10は、これら測定した粒子濃度の平均値を求め、この平均値が目標粒子濃度となるように、各インバータ付き空気清浄装置3の風量を増減する制御を行う。このインバータ付き空気清浄装置3の風量制御は、インバータ周波数の増減制御を行って、羽根3cを回転駆動するモータ3bの回転制御を行うことによってなされる。
図4に示すように、インバータ付き空気清浄装置3の風量は、インバータ周波数の増加に伴って比例的に増大する。また、インバータ付き空気清浄装置3の消費電力は、インバータ周波数の増加に伴って指数関数的に増大する。すなわち、インバータ周波数の低周波数域では、インバータ周波数の変化に対して電力の変化が小さい。いずれにしても、粒子濃度が低い場合、風量を落とせばいいが、この場合、消費電力も小さくすることができる。
[インバータ付き空気清浄装置に対する風量制御時の温度分布]
図5は、インバータ周波数を変化させた時のクリーンルーム室内1の温度変化とインバータ付き空気清浄装置3の消費電力の変化を示す図である。この場合、熱交換装置2の目標温度は、22.5℃である。図5に示すように、1時間毎に、インバータ周波数を、20Hz→30Hz→40Hz→45.3Hz→20Hz→20Hz→30Hzに変化させた場合、クリーンルーム室内1内の温度変動は、目標温度に対して±1℃に収まっている。すなわち、インバータ付き空気清浄装置3のインバータ周波数を変化させて風量を増減しても、熱交換装置2の制御に大きな影響を及ぼさず、消費電力を小さくすることができることになる。
これに対して、図6は、従来の熱処理と清浄化処理とを連結した空調システムにおいてインバータ周波数を変化させて風量を変化させた場合のクリーンルーム室内の温度変化を示す図である。図6に示すように、従来の熱処理と清浄化処理とを連結した空調システムでは、インバータ周波数を変動させて風量を増減すると、熱処理に影響を及ぼし、目標温度から5℃以上、乖離している。
[インバータ付き空気清浄装置による風量制御時の粒子濃度変化と消費電力変化]
図7は、インバータ付き空気清浄装置3に対する風量制御(目標濃度制御)時における粒子濃度変化と消費電力変化とを示す図である。図7では、発塵源として掃除機を用い、クリーンルーム内の掃除機の台数を変化させることによって、クリーンルーム室内1の粒子濃度を変化させている。また、比較のため、インバータ周波数制御による目標濃度制御を行った場合とインバータ周波数を固定とした場合との粒子濃度変化と消費電力変化も示している。インバータ周波数の固定は、35Hzで、換気回数は40回/hである。なお、目標濃度は、ISOクラス7を維持するように、8000個/cfとしている。
図7に示すように、インバータ周波数の可変制御による目標濃度制御を行うと、粒子濃度が目標濃度以下になった場合、インバータ周波数が低くなり、消費電力を小さくすることができるが、インバータ周波数を固定にした制御の場合、粒子濃度が目標濃度以下になっても消費電力が小さくならない。この結果、インバータ周波数の可変制御の場合、インバータ周波数の固定制御に比して、約40%の省エネルギー化を達成できた。
さらに、図8は、発塵源をクリーンルーム内で移動させたときの、インバータ付き空気清浄装置3に対する風量制御時における粒子濃度変化と消費電力変化とを示す図である。この場合、図7と同様に、2台の掃除機を発塵源として用い、さらにそのうちの1台を人間が持って移動するパターンを加えている。この場合も、図7と同様に、インバータ周波数の可変制御の場合、インバータ周波数の固定制御に比して、約40%の省エネルギー化を達成できた。
[パーティクルセンサーとインバータ付き空気清浄装置との制御対応関係]
上述した制御装置10は、3つのパーティクルセンサー11の平均粒子濃度をもとに3つのインバータ付き空気清浄装置3を制御するようにしていたが、パーティクルセンサー11とインバータ付き空気清浄装置3との制御対応関係は、任意に設定できる。
例えば、図9に示すように、パーティクルセンサー11−1〜11−3とインバータ付き空気清浄装置3−1〜3−3とをそれぞれ制御グループG1〜G3としてそれぞれに対応付け、制御装置10は、各グループG1〜G3に対して個別に制御するようにしてもよい。
この場合、例えば、生産装置5の近傍に複数のパーティクルセンサー11−2がある場合、制御装置10は、複数のパーティクルセンサー11−2の平均粒子濃度をもとにインバータ付き空気清浄装置3−2を制御することができる。
また、制御グループG1,G3を1つの制御グループとして、制御装置10は、パーティクルセンサー11−1,11−3の平均粒子濃度をもとにインバータ付き空気清浄装置3−1,3−3を制御することができる。
さらに、この対応付けは、重複してもよい。例えば、制御装置10は、パーティクルセンサー11−2の粒子濃度をもとにインバータ付き空気清浄装置3−2を制御するとともに、パーティクルセンサー11−1〜11−3の粒子濃度をもとにインバータ付き空気清浄装置3−1,3−3を制御することができる。この場合、パーティクルセンサー11−2には、重複した対応付けが設定される。
すなわち、制御装置10は、1以上のパーティクルセンサー11と1以上のインバータ付き空気清浄装置3とを、重複を許した組み合わせの対応付けをし、各対応付けごとに独立した個別制御を行うことができる。そして、制御装置10は、対応付けられたパーティクルセンサーが複数である場合、これらの平均粒子濃度を用いて制御することができる。
[制御装置が設定する目標濃度]
ところで、制御装置10が設定する目標濃度は、室内1において1つであることを前提として説明したが、これに限らず、例えば、上述した制御の対応付けごとに、具体的には制御グループG1〜G3ごとに異なる目標濃度を設定するようにしてもよい。例えば、生産装置5近傍は清浄度を高くする必要があるため、制御グループG2のインバータ付き空気清浄装置3−2に対する目標濃度を低く設定し、他の制御グループG1,G3に対しては、目標濃度を高く設定することが好ましい。この異なる目標濃度設定によって、室内1の消費電力を抑えることができる。
また、図10に示すように、制御装置10は、時計10aを有し、スケジューリングによって決定された所定の時間帯によって異なる目標濃度を設定するようにしてもよい。例えば、室内1が稼動状態でない夜間は目標濃度を高く設定し、室内1が稼動状態である昼間は目標濃度を低く設定して清浄度を高くする。なお、この目標濃度設定は、上述した各制御グループごとに設定することができる。この異なる目標濃度設定によって、室内1の消費電力を抑えることができる。
さらに、図11に示すように、制御装置10は、生産装置5の稼動状態を検出し、生産装置5が稼動状態の場合に、目標濃度を低く設定して清浄度を高くし、生産装置5が稼動状態でない場合に、目標濃度を高く設定する。なお、この目標濃度設定は、上述した各制御グループごとに設定することができる。この異なる目標濃度設定によって、室内1の消費電力を抑えることができる。
この実施の形態1では、熱交換装置2とインバータ付き空気清浄装置3とがダクトでなく、自由空間で接続されているため、熱交換装置2とインバータ付き空気清浄装置3とに対する風量制御を独自に行うことができることによる省エネルギー化に加え、インバータ付き空気清浄装置3をインバータ周波数制御することによって、粒子濃度が低い場合に消費電力を抑えることができるため、従来に比して各段の省エネルギー化を達成することができる。
また、各制御グループG1〜G3ごと、所定の時間帯ごと、さらには生産装置5の稼動状態に応じて、必要最小限の清浄度を得るべく、異なる目標濃度を設定するようにしているので、一層の省エネルギー化を達成することができる。
(実施の形態2)
[全体構成]
この実施の形態2では、図12に示すように、実施の形態1の生産装置5の上部に位置するインバータ付き空気清浄装置3に替えてインバータ付き局所空気清浄装置13を設けている。その他の構成は、実施の形態1と同じである。このインバータ付き局所空気清浄装置13は、インバータ付き空気清浄装置3に比して風量容量が大きく、熱交換装置2の吹き出した空気を吸い込んで清浄化処理した空気を生産装置5という局所に向けて吹き出すようにしている。例えば、インバータ付き局所空気清浄装置13が吹き出す空気の風速は、0.6〜2.0m/secである。この局所での清浄度は、ISOクラス4〜5程度である。
[インバータ付き局所空気清浄装置の構成]
図13に示すようにインバータ付き局所空気清浄装置13は、ケーシング31を基に構成してある。ケーシング31は、天板31aおよび周板31bを有し、下方に向けて空気吹出口31cを開設して形成してある。
ケーシング31の天板31aには、ファン32が設けてある。ファン32は、天板31aを貫通するファンケース32aを有している。ファンケース32aは、ケーシング31の上方に向けて開設した吸込口32bと、ケーシング31の内部において側方に向けて開設した吹出口32cとを有している。ファンケース32aの内部には、インバータ32fと、モータ32dと、モータ32dの出力軸に設けた羽根32eと、が設けてある。ファン32は、モータ32dを駆動して回転する羽根32eによって吸込口32bから空気を吸込んでケーシング31の内部に送る。すなわち、ファン32の吸込口32bがインバータ付き局所空気清浄装置13の空気吸込口をなす。ケーシング31の空気吹出口31cには、HEPAフィルタ33が設けてある。
ケーシング31の内部において、ファン32の吹出口32cから側方に送り込まれた空気の流れは、周板31bで反射し、空気吹出口31cの口形の中央に向けられる。なお、周板31bに沿った空気の風速は大きく、空気吹出口31cの周縁から吹き出す空気の流れでエアカーテンが形成される。
また、図13に示すように空気吹出口31cには、風向案内手段が設けてある。風向案内手段は、板片状の羽根板38からなる。羽根板38は、空気吹出口31cの周縁部分に配置され、空気吹出口31cの口形に沿って空気の吹出し方向に延在してあって、空気吹出口31cの差し渡し方向に複数並設してある。また、各羽根板38は、空気吹出口31cの差し渡し方向に順次偏角して空気の吹出し方向に向けて拡開して設けてある。具体的には、最も内側の羽根板38がほぼ垂直に垂下し、そこから外側の羽根板38が垂直からの偏角が外側に向けて順次大きくなるように折曲して形成してある。すなわち、風速を大きくして吹出された空気吹出口31cの周縁部分の空気は、羽根板38によってその延在方向に案内されることになる。このため、上記風速調整手段によって形成されたエアカーテンの向きが安定する。また、各羽根板38が差し渡し方向に順次偏角して空気の吹出し方向に向けて拡開して設けてあるので、エアカーテンが空気吹出口31cから拡開して形成される。
図13に示すように空気吹出口31cには、誘引防止手段が設けてある。誘引防止手段は、板片状の仕切板39からなる。仕切板39は、空気吹出口31cの外周縁に沿うようにケーシング31における周板31bの外面に設けてあって、空気吹出口31cからの空気の吹出し方向に延在して配置してある。また、仕切板39は、風向案内手段の羽根板38とともに空気の吹出し方向に向けて拡開して設けてある。すなわち、空気吹出口31cから吹出す空気が、仕切板39の内側と外側とで仕切られることになる。このため、整流板36のスリット孔36a及び風向案内手段によって形成されたエアカーテンが、その外部にある清浄化されていない空気を誘引するおそれがあるが、最も誘引が生じる空気吹出口31cの外周縁を仕切板39によって仕切っているので誘引が生じる事態を防いでいる。
[インバータ付き局所空気清浄装置の風量制御]
このインバータ付き局所空気清浄装置13は、インバータ付き空気清浄装置3と同様に、制御装置10によるインバータ周波数制御によって風量制御される。ここでは、生産装置5の近傍で、局所に対応する位置に、1つのパーティクルセンサー11が配置される。制御装置10は、この局所に配置されたパーティクルセンサー11が測定する粒子濃度が目標濃度となるように、インバータ付き局所空気清浄装置13のインバータ周波数を可変制御する。
なお、実施の形態1と同様に、制御装置10は、局所に複数のパーティクルセンサー11が配置された場合、これらの平均粒子濃度をもとに制御することができる。また、局所以外に配置されたパーティクルセンサー11の測定値である粒子濃度の平均値をもとに、局所以外に配置されたインバータ付き空気清浄装置3のインバータ周波数を制御することによって風量を制御することができる。また、目標濃度も実施の形態1と同様に異なる設定を行うことができる。すなわち、この実施の形態2では、インバータ付き局所空気清浄装置13を、実施の形態1におけるインバータ付き空気清浄装置3と同様にして制御することができる。
なお、この実施の形態2において、室内1にインバータ付き局所空気清浄装置13のみを設けてもよい。さらに、インバータ付き局所空気清浄装置13の替わりに、複数のインバータ付き空気清浄装置3を密集配置させてもよい。
1 クリーンルーム室内
2 熱交換装置
3,3−1〜3−3 インバータ付き空気清浄装置
3a インバータ
3b モータ
3c 羽根
4 床面
5 生産装置
6 拡散部材
6a 支持体
6b 開口
7,33 HEPAフィルタ
10 制御装置
10a 時計
11,11−1〜11−3 パーティクルセンサー
13 インバータ付き局所空気清浄装置
31 ケーシング
31a 天板
31b 周板
31c 空気吹出口
32f インバータ
32 ファン
32a ファンケース
32b 吸込口
32c 吹出口
32d モータ
32e 羽根
36 整流板
36a スリット孔
38 羽根板
39 仕切板

Claims (8)

  1. 下方から室内の空気を吸い込んで冷暖房負荷を処理した空気を側方から前記室内に吹き出す熱交換装置と、
    上方から前記室内の空気を吸い込んで清浄処理した空気を下方から前記室内に吹き出すインバータ付き空気清浄装置と、
    前記室内の粒子濃度を測定するパーティクルセンサーと、
    前記パーティクルセンサーが測定する粒子濃度をもとに前記インバータ付き空気清浄装置のインバータ周波数を可変制御して前記インバータ付き空気清浄装置の風量を増減し前記室内の粒子濃度を目標濃度に制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする清浄化空調システム。
  2. 前記パーティクルセンサーおよび/または前記インバータ付き空気清浄装置は、前記室内に複数配置され、
    前記制御装置は、1以上の前記パーティクルセンサーと1以上の前記インバータ付き空気清浄装置との重複を許した組み合わせの対応付けごとに制御することを特徴とする請求項1に記載の清浄化空調システム。
  3. 前記制御装置は、前記対応付けの際、前記パーティクルセンサーが複数である場合、該パーティクルセンサーが測定する平均粒子濃度をもとに制御することを特徴とする請求項2に記載の清浄化空調システム。
  4. 前記インバータ付き空気清浄装置は、前記室内の局所に向けて前記空気を吹き出すインバータ付き局所空気清浄装置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の清浄化空調システム。
  5. 前記インバータ付き空気清浄装置は、前記室内に複数配置され、複数の前記インバータ付き空気清浄装置のうち少なくとも1つは、前記室内の局所に向けて前記空気を吹き出すインバータ付き局所空気清浄装置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の清浄化空調システム。
  6. 前記制御装置は、前記対応付けごとに、異なる前記目標濃度を設定することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の清浄化空調システム。
  7. 前記制御装置は、予め設定された所定時間帯ごとに、異なる前記目標濃度を設定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の清浄化空調システム。
  8. 前記制御装置は、前記室内の稼動状態に応じて、異なる前記目標濃度を設定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の清浄化空調システム。
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