JP2014214741A - 渦巻ポンプ - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、特許文献1に記載される両吸込渦巻ポンプ(渦巻ポンプ)は、羽根車の形状に応じた形状のボリュート(吐出室)が必要となる。つまり、要求される性能(ポンプ効率や揚程)のレベルが高い場合には、羽根車の形状に対応した形状の吐出室が必要になる。そのため、羽根車が変更された場合には、変更された羽根車に対応するケーシングが必要となり、変更される前の、異なる形状の羽根車に対応したポンプケーシングを共用することは不可能である。
なお、図2の(b)の(1)〜(3)は、それぞれ、図2の(a)に示す、主軸2(図1参照)の中心線CLを含んだ平面(仮想平面IS1〜IS3)での断面図を示す。
そして、上部ケーシング3aと下部ケーシング3bは、上部フランジ3a1と下部フランジ3b1が接合面S1で接合されて連結され、上部フランジ3a1と下部フランジ3b1はボルト10aで締結される。
なお、両吸込渦巻ポンプ1は上部ケーシング3aの側を上方(Up)、下部ケーシング3bの側を下方(Dn)とする。
また、流路5bには、流通する作動流体Liqを、その流通方向に2つの経路に分岐させるボリュート仕切板5b1が形成されている。
また、符号IS1〜IS3は、主軸2(図1参照)の中心線CLを通る仮想平面の一例である。仮想平面IS1は接合面S1を含む平面とし、仮想平面IS2,IS3は、それぞれ、羽根車2aの回転方向(図2の(a)の例では左回転方向)に45度づつ回転した仮想平面とする。
また、吐出室5は仕切板7,7の間の空間として形成される構成になり、吐出室5は、主軸2の軸方向にポンプケーシング3に挟まれて形成される。
なお、吸込室4,4にバッフル(図示せず)が備わる構成であってもよい。
収容部5cの主軸2の軸方向の幅(後記する収容幅W2)は、羽根車2aが収容可能な幅であり、流路5bの主軸2の軸方向の幅(後記する流路幅W3)は、収容部5cの収容幅よりも広く形成される。
一方、吐出室5の流路5bは、仮想平面IS2で断面したときの断面積が仮想平面IS1で断面したときの断面積より大きく形成され、さらに、仮想平面IS3で断面したときの断面積が仮想平面IS2で断面したときの断面積より大きく形成される。つまり、流路5bは、主軸2の中心線CLを含む平面で断面したときの断面積が、主軸2を中心とする周方向に沿って羽根車2aの回転方向に漸増するように形成される。
そして、収容部5cと流路5bの境界に主軸2を中心とする円環状の境界線(基礎円5d)が形成される。
そして、本実施例の吐出室5には、収容部5cと流路5bの境界部分に狭路部51が形成されている。
さらに、狭路幅W0は、狭路部51の流路5b側で漸増する。そして、流路5bにおける仕切板7,7間の主軸2の軸方向の間隔が流路5bの流路幅W3となる。
つまり、狭路部51の狭路幅W0は主軸2から離反する方向に向かって、流路5bと収容部5cの境界から漸減する。そして頂部51aを越えた先で狭路幅W0は、さらに主軸2から離反する方向に向かって漸増する。
また、この構成によって、狭路部51は基礎円5dよりも流路5bの側に形成される。
なお、狭路部51ではポンプケーシング3が羽根車2aと接触しない構成であることが好ましい。つまり、狭路部51は、羽根車2aと接触しない範囲で収容部5cから流路5bに向かって、狭路幅W0が漸減している構成が好ましい。
図5の(a),(b)に示す羽根車2aは、外径D1が小さく(例えば、吐出側2cが収容部5cから突出しない形状)、吐出側2cの幅(吐出幅W1)が広い形状である。このように、外径D1が小さく、吐出側2cの吐出幅W1が広い羽根車2aは、後記する締め切り揚程(両吸込渦巻ポンプ1が締め切り運転されるときの揚程)を下げることができる。なお、ここでいう吐出側2cの吐出幅W1は、主軸2の軸方向に向かう吐出側2cの幅を示す。また、以下の記載における羽根車2aの外径D1および吐出幅W1の大小は相対的なものであり、絶対的な大きさ(具体的な値等)を示すものではない。
以下、外径D1が相対的に小さく、吐出側2cの吐出幅W1が相対的に広い形状の羽根車2aを「小径羽根車2aS」と称し、外径D1が相対的に大きく、吐出側2cの吐出幅W1が相対的に狭い形状の羽根車2aを「大径羽根車2aL」と称する。
なお、仕切板7,7には、収容部5cから頂部51aに向かって狭路幅W0が漸減する狭路部51が形成されているため断面積が減少し、外径が小さいことによる断面積の増加分が相殺され、外径が小さいことによるポンプ効率の低下が好適に抑制される。例えば、狭路部51よりも広がって収容部5cに吐出された作動流体Liqも厚肉部7a,7aに沿って流路5bに流入する。したがって、流路5bを流通する作動流体Liqの流速が減少することによるポンプ効率の低下は好適に抑制される。
図6に示す、外径D1が大きく吐出幅W1が狭い大径羽根車2aL(例えば、吐出側2cが流路5bに突出している形状の羽根車2a)からも主軸2の軸方向に広がって作動流体Liqが吐出される。このとき、収容部5cと流路5bの境界(基礎円5d,5dの近傍)では、仕切板7,7の壁面で渦流が発生し、この渦流を発生させる作動流体Liq(渦流)は流路5bを流通しないため、渦流が発生する領域は閉塞部となる。つまり、仕切板7,7の壁面の渦流が発生する領域は両吸込渦巻ポンプ1(図1参照)の吐出流れに関与していない。
なお、図7のグラフは、縦軸が揚程とポンプ効率、横軸が流量を示し、図8のグラフは、縦軸がポンプ効率、横軸が流量を示す。また、図7,図8では、設計流量に対する流量の比(流量比)で流量を示して無次元化している。
また、図7の破線は、大径羽根車2aL(図6参照)を備える両吸込渦巻ポンプ1(図1参照)の流量比と揚程の関係(直線HeL)、および流量比とポンプ効率の関係(曲線EfL)を示し、実線は、小径羽根車2aSを備える両吸込渦巻ポンプ1の流量比と揚程の関係(直線HeS)、および流量比とポンプ効率の関係(曲線EfS)を示す。
さらに、両吸込渦巻ポンプ1が最高効率点で運転されるときの流量比は「PF1」となり、両吸込渦巻ポンプ1は、最高効率点となる流量比「PF1」で運転されるときに所定の揚程(設計揚程「HP1」)が得られるように構成される。
したがって、大径羽根車2aLが小径羽根車2aSに替わると、流量比が「PF1」のとき両吸込渦巻ポンプ1(図1参照)は最高効率点で運転されず、所定の設計揚程「HP1」が得られる点PS1を定格とすると、両吸込渦巻ポンプ1が最高効率点で運転されない。このことによって、両吸込渦巻ポンプ1のポンプ効率が低下する。
そこで、図5の(b)に示すように、吐出室5の流路5aにおける収容部5cとの境界部分に狭路部51が形成される構成とした。
つまり、図5の(b)に示すように、吐出室5に狭路部51が形成されている構成の両吸込渦巻ポンプ1は、大径羽根車2aLが小径羽根車2aSに替わっても最高効率点となる流量比がほとんど変化しない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
しかしながら、例えば、図9に記載されるように、羽根車12の主軸2の軸方向の一方の側面に吸込側12cが形成されている渦巻ポンプ1aに狭路部52が形成されている構成であっても、同等の効果を奏する。なお、図9に示す渦巻ポンプ1aは、羽根車12の形状、狭路部52の形状、以外は図1〜3に示す両吸込渦巻ポンプ1と同等の構成であり、両吸込渦巻ポンプ1と同じ構成要素には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
また、図9では流路5bの断面形状(主軸2の中心線CLを含んだ仮想平面SI3(図2の(a)参照)で断面した断面形状)が略円形となっているが、この形状は限定されるものではなく、図4等に示すような断面形状の流路5bであってもよい。
このように形成される狭路部52によって、羽根車12の吐出側12dの軸方向の中心部12e(より詳細には、吐出側12dに開口する吐出口12d1の中心部12e)よりも吸込側12cが形成されている側で流路5bが狭められる。
なお、ウェアリング部材60をポンプケーシング3に固定する方法は、ねじ部材等による締結固定に限定されず、例えば、ポンプケーシング3に刻設される図示しない溝部にウェアリング部材60が圧入される構成であってもよい。または、接着剤等によって、ウェアリング部材60がポンプケーシング3に貼着される構成であってもよい。
例えば、ウェアリング部材60が図示しないねじ部材等でポンプケーシング3に締結固定される構成とすれば、当該ねじ部材が取り外されることによって、ウェアリング部材60も取り外され、ウェアリング部材60がポンプケーシング3に着脱可能となる。
2 主軸(回転軸)
2a,12 羽根車
2b 吸込側(回転軸の軸方向の側面)
2c 吐出側(羽根車の周縁部)
3 ポンプケーシング(収容部の周壁)
5a 吐出口
5b 流路
5c 収容部
7a 厚肉部
51 狭路部
60 ウェアリング部材
Liq 作動流体
Claims (4)
- ポンプケーシング内で回転軸回りに所定の回転方向に回転し、前記回転軸の軸方向の側面から吸い込んだ作動流体を周縁部から吐出する羽根車と、
前記軸方向に前記ポンプケーシングに挟まれて、前記羽根車から吐出された作動流体を前記回転軸を中心とする渦巻き状に流通させて、前記ポンプケーシングに形成されている吐出口まで案内し、前記回転軸の中心線を含む平面で断面したときの断面積が当該回転軸を中心とする周方向に沿って、前記回転方向に漸増するように形成される流路と、
前記流路よりも前記回転軸側で前記軸方向に前記ポンプケーシングに挟まれ、前記平面での断面形状が前記周方向に一様となる形状で前記流路と連通するように形成されて前記羽根車を収容する収容部と、を有し、
前記流路における前記ポンプケーシングの前記軸方向の間隔が前記収容部との境界から前記回転軸を中心とする径方向に沿って漸減し、前記間隔が最小となった先で前記径方向に沿って当該間隔が漸増する狭路部が形成されていることを特徴とする渦巻ポンプ。 - 前記羽根車は、
前記軸方向の2つの側面から前記作動流体を吸い込んで前記周縁部から吐出し、
前記狭路部は、前記流路の側に膨出する前記ポンプケーシングの厚肉部で構成され、
前記厚肉部は、前記羽根車が前記作動流体を吸い込む2つの側面の側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の渦巻ポンプ。 - 前記羽根車は、
前記軸方向の2つの側面の一方から前記作動流体を吸い込んで前記周縁部から吐出し、
前記狭路部は、前記収容部および前記流路の側に膨出する前記ポンプケーシングの厚肉部で構成され、
前記厚肉部は、前記羽根車が前記作動流体を吸い込む一方の側面の側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の渦巻ポンプ。 - 前記羽根車の前記周縁部と前記収容部の周壁の間に、着脱可能にウェアリング部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の渦巻ポンプ。
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KR20180070275A (ko) * | 2016-12-16 | 2018-06-26 | 한성중공업 주식회사 | 양흡입 펌프의 케이싱 기밀장치 |
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- 2013-04-30 JP JP2013095761A patent/JP2014214741A/ja active Pending
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