JP2014214544A - 扉施錠システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車輌の装備品の作動開始を無線通信機によって行う際の利便性を向上することができ、更には無線通信機の大型化を抑制することができる扉施錠システムを提供する。
【解決手段】無線送信装置4は、建物8の扉部に配置されている検知部によりユーザの操作を検知し、無線キー3に操作受付信号を送信する。無線キー3は、操作受付信号を受信し、車輌7の装備品に係る作動開始を指令する作動開始信号を無線キー制御装置2に送信する。無線キー制御装置2は、UHF受信部23bにより受信した作動開始信号に基づき、装備品を作動させる制御をCPU20により行う。建物8の扉部に配置された検知部で操作を受け付けるので、鞄などから無線キー3を取り出すことなく車輌7の装備品を作動できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、可搬型の無線通信機と車輌に搭載された制御装置との間の通信結果に応じて車輌の扉の施錠及び解錠を行う扉施錠システムに関する。
近年、例えばカード型又はキーホルダ型等の可搬型の無線通信機(以下、無線キーと表記する。)を車輌に搭乗するユーザが所持し、車輌の扉又はその近傍に設けられた操作部に対する接触操作又はプッシュ操作等を行った場合に、車輌の扉を自動的に施錠及び解錠する扉施錠システムが実用化されている。この扉施錠システムは、旧来のように機械キーの差し込み及び回動操作をユーザが行う必要がないため利便性が高く、特に荷物を抱えて両手が塞がれている場合などに有効である。また、ユーザが無線キーを所持して車輌に搭乗した後、ボタン等の押し操作でイグニッションスイッチ(以下、IGスイッチと表記する。)の位置を切替えられるスマートキーシステムも実用化されており、乗員による車輌の操作性向上に寄与している。
また、無線キーを用いて車輌に搭載されたエンジン等の装備品を制御することも案出されている。特許文献1に記載の従来の扉施錠システムは、無線キーと無線キー制御装置とを備え、無線キーの操作によって、車輌の扉の施錠及び解錠、並びにエンジンの始動が行われる。無線キーは、エンジンを始動させる操作を受け付ける操作ボタンと、エンジンの始動命令並びに車輌の扉の施錠及び解錠命令を無線送信する送信部とを備えており、無線キーの操作により、車輌の扉の施錠及び解錠だけでなく、エンジンの始動が行えるので、ユーザが車輌に搭乗する前にエンジンの暖気運転を行うことができる。
特開平10−082357号公報
しかし、特許文献1に記載の無線キーは、無線キーに設けた操作ボタンを操作することでエンジンを始動させるため、無線キーを鞄や衣服のポケットから取り出して、操作しなければならず利便性が良好でないという問題点があった。特に荷物が多い場合には、無線キーを探し出す時間が無駄になってしまう。また、無線キーに扉の施錠及び解錠のための操作ボタンが必要となるため、無線キーの外形寸法が大きくなってしまうという問題点もあった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、車輌の装備品の作動開始を無線通信機によって行う際の利便性を向上することができ、更には無線通信機の大型化を抑制することができる扉施錠システムを提供することにある。
本発明に係る扉施錠システムは、可搬型の無線通信機と、車輌に搭載され、前記無線通信機との通信結果に応じて前記車輌の扉の施錠及び解錠を制御する制御装置とを備える扉施錠システムにおいて、建物の扉部に配置されており、操作を検知する検知部、及び該検知部が操作を検知した場合に、前記無線通信機に無線信号を送信する送信部を有する無線送信装置を備え、前記無線通信機は、前記無線信号を受信し、前記車輌の装備品に係る作動開始を指令する制御信号を前記制御装置に送信する送受信部、及び該送受信部が前記無線信号を受信した場合に、該送受信部に前記制御信号の送信を指令する指令部を有し、前記制御装置は、前記制御信号を受信する受信部、及び該受信部が受信した制御信号に基づき、前記装備品を作動させる制御を行う制御部を有することを特徴とする。
本発明にあっては、扉施錠システムが可搬型の無線通信機と、車輌に搭載され、無線通信機との通信結果に応じて前記車輌の扉の施錠及び解錠を制御する制御装置と、無線送信装置を備える。無線送信装置は、建物の扉部に配置されている検知部により操作を検知し、検知部が操作を検知した場合に、送信部により無線通信機に無線信号を送信する。無線通信機は、送受信部により、無線信号を受信し、車輌の装備品に係る作動開始を指令する制御信号を制御装置に送信する。無線通信機は、指令部により、送受信部が無線信号を受信した場合に、送受信部に制御信号の送信を指令する。制御装置は、受信部により制御信号を受信し、受信部が受信した制御信号に基づき、装備品を作動させる制御を制御部により行う。これによって、建物の扉部(扉自体だけでなく、周囲の壁なども含む部分)に配置された検知部で操作を受け付けるので、鞄などから無線通信機を取り出すことなく車輌の装備品を作動することができ、利便性が向上する。また、無線通信機には車輌の装備品を作動させるための操作ボタンを特別に設ける必要がないので、無線通信機の大型化を抑制することができる。
本発明に係る扉施錠システムは、前記検知部は、操作に応動するスイッチを有することを特徴とする。
本発明にあっては、検知部が操作に応動するスイッチを有するので、該スイッチの操作により車輌の装備品を作動することができる。
本発明に係る扉施錠システムは、前記検知部は、操作を非接触で検知する検知器を有することを特徴とする。
本発明にあっては、検知部が操作を非接触で検知する検知器を有するので、例えば手をかざす操作により車輌の装備品を作動することができる。
本発明に係る扉施錠システムは、前記検知部は、建物の扉の開閉操作を検知する開閉検知器を有することを特徴とする。
本発明にあっては、検知部が建物の扉の開閉操作を検知する開閉検知器を有するので、扉を開閉する操作により車輌の装備品を作動することができる。
本発明に係る扉施錠システムは、前記送信部は、前記建物の内部に設置された内部送信アンテナ、前記建物の外部に設置された外部送信アンテナ、並びに前記内部送信アンテナ及び外部送信アンテナから複数の無線信号を送信する制御を行う送信制御部を有し、前記送受信部は、受信した前記複数の無線信号の信号強度を検知する強度検知部を有し、前記制御信号に前記強度検知部が検知した信号強度を付加して送信するようにしてあり、前記制御部は、前記内部送信アンテナ及び前記外部送信アンテナから送信された無線信号を判別し、前記強度検知部にて検知した無線信号の信号強度を比較し、前記内部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、前記装備品を作動させる制御を行わず、前記外部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、前記装備品を作動させる制御を行うようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、無線送信装置の送信部が、内部送信アンテナ、外部送信アンテナ及び送信制御部を有し、内部送信アンテナは建物の内部に設置され、外部送信アンテナは建物の外部に設置されている。送信制御部は、内部送信アンテナ及び外部送信アンテナから複数の無線信号を送信する制御を行う。無線通信機の送受信部は強度検知部を有し、強度検知部により受信した複数の無線信号の信号強度を検知する。送受信部は、制御信号に強度検知部が検知した信号強度を付加して送信する。制御装置の制御部は、内部送信アンテナ及び外部送信アンテナから送信された無線信号を判別し、強度検知部にて検知した無線信号の信号強度を比較し、内部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、装備品を作動させる制御を行わず、外部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、装備品を作動させる制御を行う。これにより、無線通信機が建物の外部に持ち出された場合に車輌の装備品を作動させる制御を行うことができる。
本発明に係る扉施錠システムは、前記送信部は、前記建物の内部に設置された内部送信アンテナ、前記建物の外部に設置された外部送信アンテナ、並びに前記内部送信アンテナ及び外部送信アンテナから複数の無線信号を送信する制御を行う送信制御部を有し、前記送受信部は、受信した前記複数の無線信号の信号強度を検知する強度検知部を有し、前記指令部は、前記内部送信アンテナ及び前記外部送信アンテナから送信された無線信号を判別し、前記強度検知部にて検知した無線信号の信号強度を比較し、前記内部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、前記制御信号の送信を指令せず、前記外部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、前記制御信号の送信を指令するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、無線送信装置の送信部が、内部送信アンテナ、外部送信アンテナ及び送信制御部を有し、内部送信アンテナは建物の内部に設置され、外部送信アンテナは建物の外部に設置されている。送信制御部は、内部送信アンテナ及び外部送信アンテナから複数の無線信号を送信する制御を行う。無線通信機の送受信部は強度検知部を有し、強度検知部により受信した複数の無線信号の信号強度を検知する。無線通信機の指令部は、内部送信アンテナ及び外部送信アンテナから送信された無線信号を判別し、強度検知部にて検知した無線信号の信号強度を比較し、内部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、制御信号の送信を指令せず、外部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、制御信号の送信を指令する。これにより、無線通信機が建物の外部に持ち出された場合に車輌の装備品を作動させる制御を行うことができる。
本発明に係る扉施錠システムは、前記装備品は、エンジン、空気調和装置及び車内ランプの一部又は全部であることを特徴とする。
本発明にあっては、装備品がエンジン、空気調和装置及び車内ランプの一部又は全部であるので、エンジンの始動による暖気運転、空気調和装置による車室内の冷暖房、及び車内ランプの夜間点灯による防犯などが行える。
本発明に係る扉施錠システムは、前記装備品は複数であり、前記制御装置は、複数の前記装備品のうち作動させる制御を行う装備品を記憶する記憶部を有し、前記制御部は、前記記憶部に記憶した装備品を作動させる制御を行うようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、装備品が複数であり、制御装置は、記憶部に複数の装備品のうち作動させる制御を行う装備品を記憶し、記憶部に記憶した装備品を作動させる制御を制御部により行う。これにより、種々の装備品について個別に作動又は非作動とできるので利便性が向上する。
本発明に係る扉施錠システムは、前記装備品は複数であり、前記無線通信機は、複数の前記装備品のうち作動させる制御を行う装備品を記憶する記憶部を有し、前記送受信部は、前記記憶部に記憶した装備品を作動させる旨の情報を付加した制御信号を送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、装備品が複数であり、無線通信機は、記憶部に複数の装備品のうち作動させる制御を行う装備品を記憶し、記憶部に記憶した装備品を作動させる旨の情報を付加した制御信号を送受信部により送信する。これにより、種々の装備品について無線通信機側で個別に作動又は非作動とできるので利便性が向上する。
本発明による場合は、建物の扉部(扉自体だけでなく、周囲の壁なども含む部分)に配置された検知部で操作を受け付けるので、鞄などから無線通信機を取り出すことなく車輌の装備品を作動することができ、利便性が向上する。また、無線通信機には車輌の装備品を作動させるための操作ボタンを特別に設ける必要がないので、無線通信機の大型化を抑制することができる。
実施の形態1に係る扉施錠システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る無線キーの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る無線送信装置の構成を示すブロック図である。 操作スイッチによる扉施錠システムの動作を説明するための模式図である。 開閉検知器による扉施錠システムの動作を説明するための模式図である。 無線送信装置における操作の受付処理の手順を示すフローチャートである。 無線キーにおける装備品の作動開始に係る処理の手順を示すフローチャートである。 無線キー制御装置における装備品の作動開始に係る処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る無線送信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る無線キーの構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る扉施錠システムの動作を説明するための模式図である。 無線送信装置における操作の受付処理の手順を示すフローチャートである。 無線キーにおける装備品の作動開始に係る処理の手順を示すフローチャートである。 無線キー制御装置における装備品の作動開始に係る処理の手順を示すフローチャートである。 無線キーにおける装備品の作動開始に係る処理の手順を示すフローチャートである。 装備品の作動を指定する情報の例を示す図表である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る扉施錠システム1をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は実施の形態1に係る扉施錠システム1の構成を示すブロック図である。図2は実施の形態1に係る無線キー3の構成を示すブロック図である。図3は実施の形態1に係る無線送信装置4の構成を示すブロック図である。扉施錠システム1は、車輌7に搭載された無線キー制御装置2と、可搬型の無線キー3と、建物8の扉または窓に設置された無線送信装置4とを備える。尚、無線キー制御装置2は本発明における制御装置として機能し、無線キー3は本発明における無線通信機として機能する。無線キー制御装置2の詳細を図1に示し、無線キー3の詳細を図2に示し、無線送信装置4の詳細を図3に示す。
扉施錠システム1は無線キー制御装置2、無線キー3及び無線送信装置4を有し、無線キー制御装置2は、操作部50、施錠機構51、エンジン始動装置52、空気調和装置53及び車内ランプ54に接続されている。無線キー制御装置2は車輌7の扉又は扉近傍に設けられた操作部50に対するユーザの操作を受け付けた場合に、施錠機構51を駆動することにより、扉の施錠又は解錠を行うものである。無線キー制御装置2は無線キー3との間で無線信号を送受信する機能を有している。無線キー3は無線キー制御装置2との間で無線信号を送受信する機能を有し、更に無線送信装置4から無線信号を受信する。また無線送信装置4は建物8の扉または窓に設置されており、無線キー3に無線信号を送信する機能を有している。無線キー制御装置2、無線キー3及び無線送信装置4から送信する無線信号は、無線信号の到達する限られた無線到達範囲(例えば数十mの範囲)で送受信を行うことができる。
操作部50は、車輌7の扉又は扉近傍に設けられ、車輌7のユーザの操作を受け付けた場合に操作信号を無線キー制御装置2に出力する。車輌7の扉又は扉近傍とは例えば、運転席側の扉、助手席側の扉、トランク、ハッチゲート、後方の扉等である。操作部50はプッシュ操作を受け付けるプッシュスイッチ、又は、接触操作を受け付けるセンサ等により構成され、ユーザの操作を検知して無線キー制御装置2へ通知する。
施錠機構51は、車輌7の扉の施錠又は解錠を行うための機械機構、該機械機構を動作させるためのモータ又はアクチュエータ等の動力源、及びこの動力源を駆動する駆動回路等により構成される。施錠機構51は、無線キー制御装置2が施錠機構51の駆動回路へ制御信号を与えることにより車輌7の扉の施錠又は解錠を行う。また施錠機構51は、機械機構又は動力源の動作量等を示す信号を無線キー制御装置2へフィードバックする。無線キー制御装置2は施錠機構51からのフィードバック信号により施錠機構41の動作状態、即ち車輌7の扉の施錠状態を取得することができる。
エンジン始動装置52は、エンジンのクランク軸を回転させるスタータ、エンジンのシリンダ内に噴射された燃料への点火を行う点火装置等により構成される。エンジン始動装置52は、通常はイグニッションスイッチがエンジン始動位置に操作されたときに動作するが、ユーザが車輌7に搭乗する前の暖気運転においても動作する。即ち、エンジン始動装置52は、無線キー3が無線キー制御装置2へ作動開始信号を送信し、該作動開始信号を受信した無線キー制御装置2からの制御信号に基づいてエンジンを始動させる。
空気調和装置53は、送風機、ヒータ、コンプレッサー等により構成され、取り込んだ空気を温度調節して車室内に送り、車室内の温度を調節する。空気調和装置53は、温度設定ボタン、冷暖房切替ボタン、送風モード切替ボタン等からなる操作部を有し、ユーザによるボタン操作によって冷暖房等の運転状態が設定される。また、空気調和装置53は、無線キー3が無線キー制御装置2へ作動開始信号を送信し、該作動開始信号を受信した無線キー制御装置2からの制御信号によっても停止状態から運転状態に切り替えられる。
車内ランプ54は、車輌7の車室内に設けられた電球又はLED等により構成され、ユーザのスイッチ操作、車輌7の扉開閉操作等により点灯及び消灯が切り替えられる。また、車内ランプ54は、無線キー3が無線キー制御装置2へ作動開始信号を送信し、該作動開始信号を受信した無線キー制御装置2からの制御信号によっても点灯及び消灯が切り替えられる。
無線キー制御装置2は、CPU(Central Processing Unit)20、記憶部21、入出力部22及び送受信部23等を備える。CPU20、記憶部21、入出力部22及び送受信部23はバスL上に接続されている。なお無線キー制御装置2はマイクロコンピュータとして実現されてもよい。入出力部22は操作部50、施錠機構51等に接続されている。操作部50はユーザの操作を受け付けた場合、入出力部22を介してCPU20に操作信号を出力する。また施錠機構51は入出力部22を介してCPU20にフィードバック信号を出力する。尚、CPU20は本発明における制御部として機能する。
記憶部21は、ROM(Read Only Memory)及びにRAM(Random Access Memory)を備えている。ROMは例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子である。またRAMはSRAM(Static Random Access Memory)又はDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メ
モリ素子で構成されている。記憶部21は、CPU20が読み出して実行する制御プログラム21a及び無線キー3との間で相互に識別するための識別情報21b等を予め記憶している。識別情報21bは、例えば無線キー3のID(IDentifier)情報、無線キー制御装置2自身のID情報、及び暗号処理に用いる鍵情報等である。
CPU20は操作部50より入出力部22を介して操作信号が入力された場合、記憶部21に予め記憶された制御プログラム21aを読み出して実行する。制御プログラム21aを実行することにより、CPU20は入出力部22を介して施錠機構51等の動作を制御する。
送受信部23は、LF(Low Frequency)送信部23a及びUHF(Ultra-High Frequency)受信部23bを有し、無線キー3との間で無線通信を行う。LF送信部23aには、LF用アンテナ24aが接続されている。LF送信部23aは無線キー3を呼び出す呼出信号を送信する。呼出信号には無線キー制御装置2のID情報及び鍵情報等が含まれている。LF送信部23aは、LF送信アンテナ24aを介して、呼出信号をLF帯(例えば125kHz)で送信する。UHF受信部23bは、後述する無線キー3から送信された応答信号をUHF用アンテナ24bを介してUHF帯(例えば315MHz)で受信する。UHF受信部23bは、受信した応答信号をCPU20へ出力する。なお、アンテナ及び通信方式は他の短距離無線通信技術を用いてもよい。尚、UHF受信部23bは本発明における受信部として機能する。
無線キー3はCPU30、記憶部31、入力部32、送受信部33及び操作部35等を備える。CPU30、記憶部31、入力部32及び送受信部33はバスM上に接続されている。無線キー3は、無線キー制御装置2から送信された呼出信号を送受信部33にて受信した後、応答信号を無線キー制御装置2へ送受信部33により送信する。無線キー制御装置2は、応答信号を送受信部23にて受信した場合、無線到達範囲に無線キー3があると判定して扉の解錠を行う。尚、CPU30は本発明における指令部として機能し、送受信部33は本発明における送受信部として機能する。
記憶部31はROM及びRAMを備える。ROMは例えばEEPROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子である。またRAMはSRAM又はDRAM等の揮発性メモリ素子で構成されている。記憶部31は、CPU30が読み出して実行する制御プログラム31a、並びに、無線キー制御装置2及び無線送信装置4との間で相互に識別するための識別情報31b等を予め記憶している。識別情報31bは、例えば無線キー3自身のID情報、無線キー制御装置2のID情報、無線送信装置3のID情報、及び暗号処理に用いる鍵情報等である。尚、無線キー制御装置2のID情報と無線送信装置3のID情報とは同一であってもよいし、異なっていてもよい。
入力部32は操作部35に接続されている。操作部35は操作を受け付けた場合、入力部32を介して、CPU30に操作信号を入力する。操作部35はプッシュ操作を受け付けるプッシュスイッチ、又は、接触操作を受け付けるセンサ等により構成され、ユーザの操作信号を出力する。
CPU30は、記憶部31に予め記憶された制御プログラム31aを読み出して実行することにより、無線キー3内の各部の制御処理を行う。CPU30は、無線キー制御装置2から送信された呼出信号を受信した場合に、受信した応答信号に含まれる情報に基づく認証処理を行う。CPU30は、認証に成功した場合に応答信号を無線キー制御装置2へ送信する処理を行う。また、CPU30は、後述する無線送信装置4から送信された操作受付信号を受信した場合に、受信した操作受付信号に含まれる情報に基づく認証処理を行う。CPU30は、認証に成功した場合に作動開始信号を無線キー制御装置2へ送信する処理を行う。
送受信部33は、LF受信部33a及びUHF送信部33bを有し、無線キー制御装置2との間で無線通信を行う。LF受信部33aには、LF受信アンテナ34aが接続されている。LF受信部33aは、無線キー制御装置2から送信された呼出信号、及び後述する無線送信装置4から送信された操作受付信号をLF受信アンテナ34aを介してLF帯で受信する。LF受信部23aは受信した呼出信号及び操作受付信号をCPU20へ与える。
UHF送信部33bにはUHF送信アンテナ34bが接続されている。UHF送信部33bは応答信号及び作動開始信号を無線キー制御装置2へ送信する。応答信号には無線キー3のID情報及び鍵情報等が含まれている。無線キー制御装置2は、UHF受信部33bにて応答信号及び作動開始信号を受信した場合、CPU20により受信した応答信号及び作動開始信号に含まれる情報に基づく認証処理を行う。CPU20は、認証に成功した場合、応答信号に基づいて車輌7の扉の施錠/開錠を行い、作動開始信号に基づいてエンジン始動装置52等を作動させる制御を行う。
無線送信装置4は、建物8の扉部分に配置されており、CPU40、記憶部41、入力部42、LF送信部43、計時部45及び検知部46等を備える。CPU40、記憶部41、入力部42、LF送信部43及び計時部45はバスN上に接続されている。検知部46によりユーザによる操作が検知された場合、無線送信装置4は無線キー3に操作受付信号を送信する。尚、LF送信部43は本発明における送信部として機能する。
記憶部41は、ROM及びにRAMを備える。ROMは例えばEEPROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子である。またRAMはSRAM又はDRAM等の揮発性メモリ素子で構成されている。記憶部41は、CPU40が読み出して実行する制御プログラム41a、及び無線キー3において識別するための識別情報41b等を予め記憶している。識別情報41bは、例えば無線送信装置4自身のID情報、及び暗号処理に用いる鍵情報等である。
入力部42は検知部46に接続されている。検知部46によりユーザの操作を検知した場合、入力部42を介して、CPU40に検知結果が入力される。検知部46は建物8の扉部分に配置されている。尚、検知部46の詳細については後述する。
CPU40は、記憶部41に予め記憶された制御プログラム41bを読み出して実行することにより、無線送信装置4内の各部の制御処理を行う。CPU40は、検知部46から操作を検知した旨の信号が入力された場合に、無線キー3へ操作受付信号を送信する処理を行う。
LF送信部43にはLF送信アンテナ44が接続されている。LF送信部43は、CPU40からの指令に基づき操作受付信号を無線キー3へLF送信アンテナ44を介してLF帯で送信する。操作受付信号には無線送信装置4のID情報及び鍵情報等が含まれている。尚、本実施の形態における無線通信は、LF帯とUHF帯を用いたが、異なる周波数帯を利用するものであってもよい。
図4は操作スイッチ46aによる扉施錠システム1の動作を説明するための模式図である。図4に示す無線送信装置4では、検知部46は、ユーザの操作を検知する操作スイッチ46aを有する。操作スイッチ46aは、例えば建物の扉付近の壁面等に配置されている。操作スイッチ46aは、操作に応動する押しボタン式及び接触式のスイッチでも良いし、手をかざすような操作を非接触式で検知する検知器であっても良い。ユーザが操作スイッチ46aを操作することにより、操作スイッチ46aで操作を検知して入力部42を介してCPU40へ検知結果を出力する。CPU40は、操作スイッチ46aからの入力に基づいて操作が検知されたと判定し、LF送信部43に操作受付信号を送信するよう指令する。LF送信部43は、CPU40からの指令に基づいて、操作受付信号をLF送信アンテナ44を介して送信する。
無線キー3は、無線送信装置4から送信された操作受付信号をLF受信部33aで受信し、操作受付信号がCPU30へ入力される。CPU30は、操作受付信号に対して認証処理を行い、認証に成功した場合、UHF送信部33bに作動開始信号を送信するよう指令する。UHF送信部33bは、CPU30からの指令に基づいて、作動開始信号をUHF送信アンテナ34bを介して送信する。無線キー3は無線送信装置4からの操作受付信号が受信できる範囲であれば、建物8の内部にあっても外部にあってもよい。ユーザが無線キー3を所持した状態で操作スイッチ46aを操作する場合には、無線キー3は建物8の内部に位置している状態で、操作受付信号の受信、及び作動開始信号の送信が行われる。
無線キー制御装置2は、無線キー3から送信された作動開始信号をUHF受信部23bで受信し、作動開始信号がCPU20へ入力される。CPU20は、作動開始信号に対して認証処理を行い、認証に成功した場合、エンジン始動装置52、空気調和装置53及び車内ランプ54等の作動を指令する制御信号を入出力部22から出力する。エンジン始動装置52、空気調和装置53及び車内ランプ54等は、CPU20からの制御信号に基づいて、作動を開始する。
図5は開閉検知器46bによる扉施錠システム1の動作を説明するための模式図である。図5に示す無線送信装置4では、検知部46は、建物8の扉の開閉操作を検知する開閉検知器46bを有する。開閉検知器46bは、例えば建物の扉の枠部分等に配置され、扉の開閉操作を検知して入力部42を介してCPU40へ検知結果を出力する。開閉検知器46bは、例えばマグネットとリードスイッチ等によって構成されるマグネットセンサである。マグネットセンサは、マグネットがリードスイッチに接近または離れた場合、リードスイッチが開閉されて、扉が開閉されたことを検知する。開閉検知器46bは建物8の扉部分に設置された赤外線センサでもよい。赤外線センサは近赤外線を照射し、反射もしくは透過等による変化量でユーザの建物8の扉の開閉を検知する。
CPU40は、開閉検知器46bからの入力に基づいて操作が検知されたと判定し、LF送信部43に操作受付信号を送信するよう指令する。無線送信装置4から操作受付信号が送信された後、無線キー3が操作受付信号を受信して作動開始信号を送信し、無線キー制御装置2が作動開始信号を受信してエンジン始動装置52等の作動を開始させる一連の動作は上述の動作と同等であるので、簡潔のため説明を省略する。
次に無線キー制御装置2、無線キー3、無線送信装置4の各CPUが行う処理について説明する。図6は無線送信装置4における操作の受付処理の手順を示すフローチャートである。無線送信装置4のCPU40は、ステップS1により操作スイッチ46aからの入力に基づいて操作が検知されたか否かを判定する。操作が検知していないと判定された場合(S1:NO)、CPU40は、ステップS1による処理を繰り返す。操作が検知されたと判定された場合(S1:YES)、CPU40は、ステップS2により、LF送信部43に操作受付信号を送信するよう指令し、LF送信部43は、CPU40からの指令に基づいて、操作受付信号をLF送信アンテナ44を介して送信する。CPU40は、操作受付信号を送信した後、処理を終了する。
図7は無線キー3における装備品の作動開始に係る処理の手順を示すフローチャートである。無線キー3のCPU30は、無線送信装置4から送信された操作受付信号を受信したか否かを判定する(ステップS11)。操作受付信号を受信していないと判定された場合(S11:NO)、CPU30は、ステップS11による処理を繰り返す。操作受付信号を受信したと判定された場合(S11:YES)、CPU30は、ステップS12により操作受付信号に含まれている情報に基づいて認証処理を行い、ステップS13により認証に成功したか否かを判定する。認証に失敗した場合(S13:NO)、CPU30は処理をステップS11に戻す。認証に成功した場合(S13:YES)、CPU30は、ステップS14により、UHF送信部33bに作動開始信号を送信するよう指令し、UHF送信部33bは、CPU30からの指令に基づいて、作動開始信号をUHF送信アンテナ34bを介して送信する。CPU30は、作動開始信号を送信した後、処理を終了する。
図8は無線キー制御装置2における装備品の作動開始に係る処理の手順を示すフローチャートである。無線キー制御装置2のCPU20は、無線キー3から送信された作動開始信号を受信したか否かを判定する(ステップS21)。作動開始信号を受信していないと判定された場合(S21:NO)、CPU20は、ステップS21による処理を繰り返す。作動開始信号を受信したと判定された場合(S21:YES)、CPU20は、ステップS22により作動開始信号に含まれている情報に基づいて認証処理を行い、ステップS23により認証に成功したか否かを判定する。認証に失敗した場合(S23:NO)、CPU20は処理をステップS21に戻す。認証に成功した場合(S23:YES)、CPU20は、ステップS24により、制御信号を入出力部22からエンジン始動装置52、空気調和装置53及び車内ランプ54等へ出力し、装備品の作動開始を指令し、処理を終了する。エンジン始動装置52、空気調和装置53及び車内ランプ54等は、CPU20からの制御信号に基づいて、装備品の作動を開始する。
以上より、実施の形態1によれば、扉施錠システム1が可搬型の無線キー3と、車輌7に搭載され、無線キー3との通信結果に応じて車輌7の扉の施錠及び解錠を制御する無線キー制御装置2と、無線送信装置4を備える。無線送信装置4は、建物8の扉部に配置されている検知部46によりユーザの操作を検知し、検知部46が操作を検知した場合に、LF送信部43により無線キー3に操作受付信号を送信する。無線キー3は、送受信部33により、操作受付信号を受信し、車輌7の装備品に係る作動開始を指令する作動開始信号を無線キー制御装置2に送信する。無線キー3は、CPU30により、送受信部33が操作受付信号を受信した場合に、送受信部33に作動開始信号の送信を指令する。無線キー制御装置2は、UHF受信部23bにより作動開始信号を受信し、UHF受信部23bが受信した作動開始信号に基づき、装備品を作動させる制御をCPU20により行う。これによって、建物8の扉部(扉自体だけでなく、周囲の壁なども含む部分)に配置された検知部46で操作を受け付けるので、鞄などから無線キー3を取り出すことなく車輌7の装備品を作動することができ、利便性が向上する。また、無線キー3には車輌7の装備品を作動させるための操作ボタンを特別に設ける必要がないので、無線キー3の大型化を抑制することができる。
また実施の形態1によれば、検知部46が操作に応動するスイッチ46aを有するので、該スイッチの操作により車輌7の装備品を作動することができる。また、検知部46は操作を非接触で検知する検知器を有するものとすれば、例えば手をかざす操作により車輌7の装備品を作動することができる。また、検知部46が建物の扉の開閉操作を検知する開閉検知器46bを有するので、扉を開閉する操作により車輌7の装備品を作動することができる。
また実施の形態1によれば、装備品がエンジン、空気調和装置53及び車内ランプ54の一部又は全部であるので、エンジン始動装置52によるエンジンの始動によって暖気運転することができ、また、空気調和装置53による車室内の冷暖房、及び車内ランプの夜間点灯による防犯などが行える。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る扉施錠システム1では、無線送信装置4が建物の内部及び外部夫々に送信アンテナを有し、該送信アンテナから複数の操作受付信号を送信することで、無線キー3が建物8から外部へ持ち出されたことを検知し、外部へ持ち出された場合に、無線キー制御装置2において装備品の作動を開始するようにする。図9は実施の形態2に係る無線送信装置4の構成を示すブロック図である。無線送信装置4は、建物の内部に配置された内部送信アンテナ44a、建物の外部に配置された外部送信アンテナ44bを有する。また、LF送信部43には、操作受付信号を順次内部送信アンテナ44a、外部送信アンテナ44bに切替えて送信する送信制御部43aを設ける。無線送信装置4におけるLF送信部43、内部送信アンテナ44a及び外部送信アンテナ44b以外の構成は、図3に基づいて説明した無線送信装置4の構成と同等であり、簡潔のため説明を省略する。
送信制御部43aは、CPU40から操作受付信号を送信するように指令された場合に、複数の同じ操作受付信号を順次内部送信アンテナ44a、外部送信アンテナ44bを切替えて送信する。送信する順序はいずれでもよいが、以下に示す例では、内部送信アンテナ44aから先に操作受付信号を送信し、その後、外部送信アンテナ44bから同じ操作受付信号を送信する。
図10は実施の形態2に係る無線キー3の構成を示すブロック図である。無線キー3には、LF受信部33aに受信信号の信号強度を検知する検知部36を設ける。無線キー3におけるLF受信部33a以外の構成は、図2に基づいて説明した無線キー3の構成と同等であり、簡潔のため説明を省略する。無線送信装置4から送信された複数の操作受付信号を、無線キー3のLF受信部33aで受信する。LF受信部33aは受信した各操作受付信号の信号強度を検知部36により検知する。尚、検知部36は本発明における強度検知部として機能する。
検知部36は例えば公知のRSSI(Received Signal Strength Indicator)である。
RSSIはLF受信部33aにて受信した無線信号を整流するなどして、受信信号の信号
強度を検知する。検知部36で検知した信号強度はCPU30へ入力される。CPU30は、入力された信号強度に係る信号強度データを付加した作動開始信号を送信するようにUHF送信部33bへ指令する。無線キー制御装置2は、無線キー3から送信された作動開始信号を受信し、作動開始信号に付加された信号強度データに基づいて、無線キー3が建物8の外部に持ち出されたかを判定し、無線キー3が建物8の外部に持ち出された判定した場合に、装備品の作動を開始するようにする。尚、無線キー制御装置2の記憶部21には、操作受付信号が内部送信アンテナ44a及び外部送信アンテナ44bから送信される順序が記憶されているものとする。
図11は実施の形態2に係る扉施錠システム1の動作を説明するための模式図である。まず、建物8の内部に無線キー3が位置する場合について説明する。ユーザの操作によって扉が開閉すると、開閉検知器46bで扉の開閉が検知される。開閉検知器46bによる検知結果を受けて、無線送信装置4から操作受付信号が内部送信アンテナ44a、外部送信アンテナ44bの順で送信される。無線キー3は建物8の内部に位置するため、先に受信する操作受付信号の信号強度が、後に受信する操作受付信号の信号強度より高くなる。そこで、無線キー制御装置2は、作動開始信号に含まれる信号強度データに基づき、先に受信した操作受付信号の信号強度が、後に受信する操作受付信号の信号強度より高い場合、無線キー3が建物8の内部に位置すると判断し、装備品の作動開始を指令しないようにする。
一方、無線キー3が建物8の外部に持ち出される場合、持ち出しの際にユーザが建物8の外へ出るために扉を開閉する。開閉検知器46bにより扉の開閉が検知され、無線送信装置4から操作受付信号が内部送信アンテナ44a、外部送信アンテナ44bの順で送信される。このとき、無線キー3は建物8の外部に位置するため、先に受信する操作受付信号の信号強度が、後に受信する操作受付信号の信号強度より低くなる。そこで、無線キー制御装置2は、作動開始信号に含まれる信号強度データに基づき、先に受信した操作受付信号の信号強度が、後に受信する操作受付信号の信号強度より低い場合、無線キー3が建物8の外部に位置すると判断し、装備品の作動開始を指令するようにする。
図12は無線送信装置4における操作の受付処理の手順を示すフローチャートである。無線送信装置4のCPU40は、ステップS31により開閉検知器46bからの入力に基づいて扉開閉操作が検知されたか否かを判定する。扉開閉操作を検知していないと判定された場合(S31:NO)、CPU40は、ステップS31による処理を繰り返す。扉開閉操作が検知されたと判定された場合(S31:YES)、CPU40は、LF送信部43へ操作受付信号の送信を指令し、LF送信部43の送信制御部43aにより、操作受付信号を内部送信アンテナ44aから送信し(ステップS32)、次いで操作受付信号を外部送信アンテナ44bから送信する(ステップS33)。CPU40は、操作受付信号を送信した後、処理を終了する。
図13は無線キー3における装備品の作動開始に係る処理の手順を示すフローチャートである。無線キー3のCPU30は、無線送信装置4から送信された操作受付信号を受信したか否かを判定する(ステップS41)。操作受付信号を受信していないと判定された場合(S41:NO)、CPU30は、ステップS41による処理を繰り返す。操作受付信号を受信したと判定された場合(S41:YES)、CPU30は、ステップS42により、受信した複数の操作受付信号の信号強度を取得する。CPU30は、ステップS43により操作受付信号に含まれている情報に基づいて認証処理を行い、ステップS44により認証に成功したか否かを判定する。認証に失敗した場合(S44:NO)、CPU30は処理をステップS41に戻す。認証に成功した場合(S44:YES)、CPU30は、ステップS45により、信号強度データを付加した作動開始信号を送信するようにUHF送信部33bに指令し、UHF送信部33bは、CPU30からの指令に基づいて、作動開始信号をUHF送信アンテナ34bを介して送信する。CPU30は、作動開始信号を送信した後、処理を終了する。
図14は無線キー制御装置2における装備品の作動開始に係る処理の手順を示すフローチャートである。無線キー制御装置2のCPU20は、無線キー3から送信された作動開始信号を受信したか否かを判定する(ステップS51)。作動開始信号を受信していないと判定された場合(S51:NO)、CPU20は、ステップS51による処理を繰り返す。作動開始信号を受信したと判定された場合(S51:YES)、CPU20は、ステップS52により作動開始信号に含まれている情報に基づいて認証処理を行い、ステップS53により認証に成功したか否かを判定する。認証に失敗した場合(S53:NO)、CPU20は処理をステップS51に戻す。認証に成功した場合(S53:YES)、CPU20は、ステップS54により、作動開始信号に付加されている信号強度データを取得し、ステップS55により、無線キー3が建物8の外部に持ち出されたか否かを判定する。無線キー3が建物8の外部に持ち出されていないと判定された場合(S55:NO)、CPU20は、装備品の作動開始を指令せずに、処理をステップS51へ戻す。無線キー3が建物8の外部に持ち出されたと判定された場合(S55:YES)、CPU20は、ステップS56により、制御信号を入出力部22からエンジン始動装置52、空気調和装置53及び車内ランプ54等へ出力することで装備品の作動開始を指令し、処理を終了する。エンジン始動装置52、空気調和装置53及び車内ランプ54等は、CPU20からの制御信号に基づいて、装備品の作動を開始する。
(変形例)
また、無線キー3において、無線キー3自身が建物8から外部へ持ち出されたことを検知し、外部へ持ち出された場合に、無線キー3から作動開始信号を送信するようにしてもよい。図15は無線キー3における装備品の作動開始に係る処理の手順を示すフローチャートである。無線キー3のCPU30は、無線送信装置4から送信された操作受付信号を受信したか否かを判定する(ステップS61)。操作受付信号を受信していないと判定された場合(S61:NO)、CPU30は、ステップS61による処理を繰り返す。操作受付信号を受信したと判定された場合(S61:YES)、CPU30は、ステップS62により、受信した複数の操作受付信号の信号強度を取得する。CPU30は、ステップS63により操作受付信号に含まれている情報に基づいて認証処理を行い、ステップS64により認証に成功したか否かを判定する。認証に失敗した場合(S64:NO)、CPU30は処理をステップS61に戻す。認証に成功した場合(S64:YES)、CPU30は、ステップS65により、無線キー3が建物8の外部に持ち出されたか否かを信号強度データに基づき判定する。無線キー3が建物8の外部に持ち出されていないと判定された場合(S65:NO)、CPU30は、作動開始信号の送信を指令せずに処理をステップS61へ戻す。無線キー3が建物8の外部に持ち出されたと判定された場合(S65:YES)、ステップS66により、UHF送信部33bに作動開始信号を送信するよう指令し、UHF送信部33bは、CPU30からの指令に基づいて、作動開始信号をUHF送信アンテナ34bを介して送信する。CPU30は、作動開始信号を送信した後、処理を終了する。
実施の形態2によれば、無線送信装置4のLF送信部43が、内部送信アンテナ44a、外部送信アンテナ44b及び送信制御部43aを有し、内部送信アンテナ44aは建物8の内部に設置され、外部送信アンテナ44bは建物8の外部に設置されている。送信制御部43aは、内部送信アンテナ44a及び外部送信アンテナ44bから複数の操作受付信号を送信する制御を行う。無線キー3の送受信部33は検知部36を有し、検知部36により受信した複数の操作受付信号の信号強度を検知する。送受信部33は、作動開始信号に検知部36が検知した信号強度を付加して送信する。無線キー制御装置2のCPU20は、内部送信アンテナ44a及び外部送信アンテナ44bから送信された操作受付信号を判別し、検知部36にて検知した操作受付信号の信号強度を比較し、内部送信アンテナ44aから送信された操作受付信号の信号強度が強かった場合、装備品を作動させる制御を行わず、外部送信アンテナ44bから送信された操作受付信号の信号強度が強かった場合、装備品を作動させる制御を行う。これにより、無線キー3が建物8の外部に持ち出された場合に車輌7の装備品を作動させる制御を行うことができる。
変形例によれば、無線キー3のCPU30は、内部送信アンテナ44a及び外部送信アンテナ44bから送信された操作受付信号を判別し、検知部36にて検知した操作受付信号の信号強度を比較し、内部送信アンテナ44aから送信された操作受付信号の信号強度が強かった場合、作動開始信号の送信を指令せず、外部送信アンテナ44bから送信された操作受付信号の信号強度が強かった場合、作動開始信号の送信を指令する。これにより、無線キー3が建物の外部に持ち出された場合に車輌7の装備品を作動させる制御を行うことができる。
また上述の実施の形態1及び2、更に変形例において、無線キー制御装置2の記憶部21に複数の装備品のうち作動させる制御を行う装備品を記憶させておいてもよい。記憶部21に記憶した装備品を作動させる制御を制御部により行う。例えば、エンジンのみ作動させたり、エンジン及び空気調和装置53を作動させたりすることができ、種々の装備品について個別に作動又は非作動とできるので利便性が向上する。
また上述の実施の形態1及び2、更に変形例において、無線キー3の記憶部31に複数の装備品のうち作動させる制御を行う装備品を記憶させておいてもよい。この場合、記憶部31に記憶した装備品の作動を指定する情報を付加した作動開始信号を送受信部33により送信する。図16は装備品の作動を指定する情報(コード)の例を示す図表である。例えば、空気調和装置53による冷房運転を指定する場合には、コード「0010」を作動開始信号に付加する。複数指定したい場合には、2つ以上のコードを作動開始信号に付加すればよい。これにより、種々の装備品について無線通信機側で個別に作動又は非作動とできるので利便性が向上する。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 扉施錠システム
2 無線キー制御装置(制御装置)
20 CPU(制御部)
23b UHF受信部(受信部)
3 無線キー(無線通信機)
30 CPU(指令部)
33 送受信部
36 検知部(強度検知部)
4 無線送信装置
43 LF送信部(送信部)
43a 送信制御部
44a 内部送信アンテナ
44b 外部送信アンテナ
46 検知部
7 車輌
8 建物

Claims (9)

  1. 可搬型の無線通信機と、車輌に搭載され、前記無線通信機との通信結果に応じて前記車輌の扉の施錠及び解錠を制御する制御装置とを備える扉施錠システムにおいて、
    建物の扉部に配置されており、操作を検知する検知部、及び
    該検知部が操作を検知した場合に、前記無線通信機に無線信号を送信する送信部を有する無線送信装置
    を備え、
    前記無線通信機は、
    前記無線信号を受信し、前記車輌の装備品に係る作動開始を指令する制御信号を前記制御装置に送信する送受信部、及び
    該送受信部が前記無線信号を受信した場合に、該送受信部に前記制御信号の送信を指令する指令部を有し、
    前記制御装置は、
    前記制御信号を受信する受信部、及び
    該受信部が受信した制御信号に基づき、前記装備品を作動させる制御を行う制御部を有する
    ことを特徴とする扉施錠システム。
  2. 前記検知部は、操作に応動するスイッチを有することを特徴とする請求項1に記載の扉施錠システム。
  3. 前記検知部は、操作を非接触で検知する検知器を有することを特徴とする請求項1に記載の扉施錠システム。
  4. 前記検知部は、建物の扉の開閉操作を検知する開閉検知器を有することを特徴とする請求項1に記載の扉施錠システム。
  5. 前記送信部は、前記建物の内部に設置された内部送信アンテナ、前記建物の外部に設置された外部送信アンテナ、並びに前記内部送信アンテナ及び外部送信アンテナから複数の無線信号を送信する制御を行う送信制御部を有し、
    前記送受信部は、
    受信した前記複数の無線信号の信号強度を検知する強度検知部を有し、前記制御信号に前記強度検知部が検知した信号強度を付加して送信するようにしてあり、
    前記制御部は、前記内部送信アンテナ及び前記外部送信アンテナから送信された無線信号を判別し、前記強度検知部にて検知した無線信号の信号強度を比較し、前記内部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、前記装備品を作動させる制御を行わず、前記外部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、前記装備品を作動させる制御を行うようにしてあることを特徴とする請求項4に記載の扉施錠システム。
  6. 前記送信部は、前記建物の内部に設置された内部送信アンテナ、前記建物の外部に設置された外部送信アンテナ、並びに前記内部送信アンテナ及び外部送信アンテナから複数の無線信号を送信する制御を行う送信制御部を有し、
    前記送受信部は、
    受信した前記複数の無線信号の信号強度を検知する強度検知部を有し、
    前記指令部は、前記内部送信アンテナ及び前記外部送信アンテナから送信された無線信号を判別し、前記強度検知部にて検知した無線信号の信号強度を比較し、前記内部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、前記制御信号の送信を指令せず、前記外部送信アンテナから送信された無線信号の信号強度が強かった場合、前記制御信号の送信を指令するようにしてあることを特徴とする請求項4に記載の扉施錠システム。
  7. 前記装備品は、エンジン、空気調和装置及び車内ランプの一部又は全部であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の扉施錠システム。
  8. 前記装備品は複数であり、
    前記制御装置は、
    複数の前記装備品のうち作動させる制御を行う装備品を記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶した装備品を作動させる制御を行うようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の扉施錠システム。
  9. 前記装備品は複数であり、
    前記無線通信機は、
    複数の前記装備品のうち作動させる制御を行う装備品を記憶する記憶部を有し、
    前記送受信部は、前記記憶部に記憶した装備品を作動させる旨の情報を付加した制御信号を送信するようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の扉施錠システム。
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