JP2014214494A - 二重葺折板屋根用支持金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】二重葺折板屋根用支持金具が回動しても、折板屋根の山部の頂面に対する載置脚部の載置面積が変化せずに安定的な固定強度を発揮できる二重葺折板屋根用支持金具を提供すること。【解決手段】台座部5は、平面視円形に形成すると共に、この台座部5の径を、折板屋根1の山部3の頂面4の左右幅より径大に設定し、この台座部5の下部に、折板屋根1の山部3の頂面4に載置する載置脚部12を、この台座部5の周方向に沿って連続的若しくは断続的に設けることにより台座部5の下部全周に設けた二重葺折板屋根用支持金具。【選択図】図1

Description

本発明は、古くなった折板屋根の葺替えや二重断熱構造の折板屋根を構築するために使用する折板屋根用二重葺金具に関するものである。
従来から、図8に示すような折板屋根用二重葺金具Bが実施されている。
この折板屋根用二重葺金具Bを説明すると、折板屋根1の山部3の頂面4に載置可能な台座部50の上部に、外装用折板材2の山部14を被嵌可能な屋根材固定部51が設けられた構成である。
具体的には、前記台座部50は、下部前後に、左右方向に長さを有する載置脚部54が設けられて、この前後の載置脚部54が前記折板屋根1の山部3の頂面4に載置されると共に、前記折板屋根1の山部3の頂面4から立設する屋根材取付ボルト7を挿通する挿通孔55が設けられ、この挿通孔55に屋根材取付ボルト7のネジ溝に圧接係止する係止片56が設けられて、この係止片56が屋根材取付ボルト7のネジ溝に圧接係止することで台座部50を前記頂面4に載置固定し得るように構成され、前記屋根材固定部51は、この屋根材固定部51に被嵌した前記外装用折板材2の山部14をナット52止めする外装材取付ボルト53が立設状態に設けられた構成である。
このように構成された折板屋根用二重葺金具Bによれば、折板屋根1の山部3の頂面4に載置固定する構造であるから、折板屋根1には様々なサイズが存在するがどのサイズに対しても使用でき、また、折板屋根1への固定にナット止めなどの作業を要せず、折板屋根用二重葺金具Bを上方から押下げるようにして挿通孔55に屋根材取付ボルト7を押入れるだけの簡易作業で固定できるので、非常に実用的である。
上記従来の二重葺折板屋根用支持金具Bは、折板屋根1の屋根材取付ボルト7に対して、挿通孔55に設けた係止片56を圧接係止することによって固定する構成であるから、上方への抜止に抗する強い係止力を揮できるが、二重葺折板屋根用支持金具Bを水平方向に回動させようとする力に対してはさほど大きな係止力を発揮できない。
そのため、前記外装用折板材2の山部14を、外装材取付ボルト53にナット52止めする際に、例えば電動回動工具などを用いて大きな回動力によってナット52を締付けると、外装材取付ボルト53とともに二重葺折板屋根用支持金具Bが水平方向に多少回動してしまう(図8参照。)。
してみると、二重葺折板屋根用支持金具Bは、折板屋根1に固定する時点では前後の載置脚部54が前記折板屋根1の山部3の頂面4に最も広い載置面積で載置するようにセットするが、結局ナット52の締付回動に伴って載置脚部54が位置ズレしてしまうことになり、場合によっては載置脚部54の載置面積が大幅に減少して固定強度不足を生じてしまう懸念があった。
本発明は、このような従来の二重葺折板屋根用支持金具の問題点に注目し、これを解決しようとするもので、ナットの締付回動力によって二重葺折板屋根用支持金具が回動しても、折板屋根の山部の頂面に対する載置脚部の載置面積が変化せずに安定的な固定強度を発揮できる二重葺折板屋根用支持金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
折板屋根1の上方に外装用折板材2を支持固定するものであって、前記折板屋根1の山部3の頂面4に載置可能な台座部5と、この台座部5の上部に設けられて前記外装用折板材2の山部14を被嵌可能な屋根材固定部6とから成り、前記台座部5は、前記折板屋根1の山部3の頂面4から立設する屋根材取付ボルト7を挿通する挿通孔8を設け、この挿通孔8に屋根材取付ボルト7に圧接係止する係止片9を設けて、この係止片9が屋根材取付ボルト7に圧接係止することで台座部5を前記頂面4に載置固定し得るように構成し、前記屋根材固定部6は、この屋根材固定部6に被嵌した前記外装用折板材2の山部14をナット10止めする外装材取付ボルト11を立設状態に設けた二重葺折板屋根用支持金具Aにおいて、前記台座部5は、平面視円形に形成すると共に、この台座部5の径を、前記折板屋根1の山部3の頂面4の左右幅より径大に設定し、この台座部5の下部に、折板屋根1の山部3の頂面4に載置する載置脚部12を設けると共に、この載置脚部12は、台座部5の周方向に沿って連続的若しくは断続的に設けることにより台座部5の下部全周に設けたことを特徴とする二重葺折板屋根用支持金具に係るものである。
また、前記台座部5の周縁部全周を下方に向けて突設し、この突設周縁部13の全周下端部を前記載置脚部12として、この載置脚部12を台座部5の周方向に沿って連続的に設けたことを特徴とする請求項1記載の二重葺折板屋根用支持金具に係るものである。
また、前記屋根材固定部6は、前記外装材取付ボルト11に螺着した前記ナット10の締付回動力によりこの屋根材固定部6が外装材取付ボルト11とともに回動した際に、前記外装用折板材2の山部14の左右の傾斜部15の内面16に接触しない形状に形成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の二重葺折板屋根用支持金具に係るものである。
また、前記屋根材固定部6は、左右両端の突出板部18が前記台座部5の上部に固定される下部となり各突出板部18の基端部間の連設板部19が上部となるコ字板状の支持フレーム17の前記連設板部19に、前記外装材取付ボルト11を立設状態に設けた構成とし、この屋根材固定部6の前記支持フレーム17の連設板部19は、前記外装材取付ボルト11に螺着した前記ナット10の締付回動力によりこの屋根材固定部6が外装材取付ボルト11とともに回動した際に、この連設板部19の外縁部が前記外装用折板材2の山部14の左右の傾斜部15の内面16に接触しない形状に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の二重葺折板屋根用支持金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、上記従来例の作用・効果に加えて、外装用折板材をナット止めする際に二重葺折板屋根用支持金具が水平方向に共回りしても載置脚部の載置面積が変化せず、常に二重葺折板屋根用支持金具の折板屋根に対する安定的な固定強度を発揮できる極めて実用性に優れた二重葺折板屋根用支持金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮する載置脚部を簡易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の二重葺折板屋根用支持金具となる。
また、請求項3,4記載の発明においては、外装用折板材をナット止めすることによって二重葺折板屋根用支持金具が水平方向に回動しても、屋根材固定部が外装用折板材の山部の左右の傾斜部の内面に接触せず、従って外装用折板材の傾斜部に変形を生じない体裁良好な施工が可能となる一層実用性に優れた二重葺折板屋根用支持金具となり、特に請求項4記載の発明のように構成することにより、前記作用・効果を確実に発揮する屋根材固定部を簡易に設計実現可能となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の分解斜視図である。 本実施例と折板屋根と外装用折板材との配置関係を示す一部を切り欠いた説明分解正面図である。 本実施例を、折板屋根の山部の頂面に載置固定した状態を示す概略説明斜視図である。 本実施例を用いた二重葺折板屋根の完成直前の状態を示す概略説明斜視図である。 本実施例を用いた二重葺折板屋根の完成直前の状態を示す平面図及び正面図である。 本実施例を用いた二重葺折板屋根の完成状態(図6の状態から二重葺折板屋根用支持金具が水平方向に回動した状態)を示す平面図及び正面図である。 従来例を用いた二重葺折板屋根の完成状態を示す平面図及び正面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
台座部5に設けた挿通孔8に、折板屋根1の山部3の頂面4から立設する屋根材取付ボルト7を挿通することで台座部5の載置脚部12を前記頂面4に載置すると共に、この挿通孔8に設けた係止片9を屋根材取付ボルト7に圧接係止することで台座部5を頂面4に載置固定する(台座部5を介して本発明の二重葺折板屋根用支持金具Aを折板屋根1の山部3の頂面4に載置固定する。)。
この際本発明では、台座部5の径を、前記頂面4の左右幅より径大な平面視円形に形成すると共に、この台座部5の下部全周に、この台座部5の周方向に沿って連続的若しくは断続的に載置脚部12を設けたことにより、少なくとも載置脚部12の前後の部位が頂面4に載置して、この台座部5(を介して本二重葺折板屋根用支持金具A)が頂面4に対し安定的に載置固定される。
次いで、台座部5の上部に設けた屋根材固定部6に外装用折板材2の山部14を被嵌し、この山部14を屋根材固定部6に立設状態に設けた外装材取付ボルト11にナット10止めすると、折板屋根1の上方に外装用折板材2が支持固定されて二重葺折板屋根が完成する。
また、外装用折板材2をナット10止めする際に、ナット10の締付回動力によって本二重葺折板屋根用支持金具Aが外装材取付ボルト11とともに水平方向に回動してしまうことがあるが、前記頂面4の左右幅より径大な平面視円形であって、周方向に沿って下部全周に連続的若しくは断続的に載置脚部12が設けられた本発明の台座部5は、二重葺折板屋根用支持金具Aが水平方向に回動して載置脚部12の載置部位が変化しても、その載置形状には変化がなく(載置脚部12の載置面積は変化せず)、従って二重葺折板屋根用支持金具Aが水平方向に回動すると否とに拘らず、常に折板屋根1(の山部3の頂面4)に対する安定的な固定強度を発揮できる。
ところで、上記従来の二重葺折板屋根用支持金具Bにおいては、ナット10止めによって二重葺折板屋根用支持金具Bが水平方向に回動すると、屋根材固定部51が外装用折板材2の山部14の左右の傾斜部15の内面16に接触してこの接触部位が外方へ突出するように変形してしまう場合があった(図8参照。)。
そこで、例えば、前記屋根材固定部6は、前記外装材取付ボルト11に螺着した前記ナット10の締付回動力によりこの屋根材固定部6が外装材取付ボルト11とともに回動した際に、前記外装用折板材2の山部14の左右の傾斜部15の内面16に接触しない形状に形成すれば、二重葺折板屋根用支持金具Aが回動しても屋根材固定部6が外装用折板材2の山部14の左右の傾斜部15の内面16に接触せず、確実に傾斜部15に変形を生じない体裁良好な施工が可能となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
図面は、重ね式折板構造屋根を示している。具体的には、タイトフレーム21の山部に立設した屋根材取付ボルト7(剣先ボルト)を利用して折板屋根1が折板屋根固定ナット22によりタイトフレーム21に固定されていて、折板屋根1の山部3の上部には、屋根材取付ボルト7と固定ナット22(鍔付ナット)とが露出している(図4参照。)。
本実施例は、この重ね式の折板屋根1上に、この折板屋根1と間隔を置いた浮上状態にして外装用折板材2を取付する折板屋根用二重葺金具Aに係るもので、前記折板屋根1の山部3の頂面4に載置固定可能な台座部5と、この台座部5の上部に設けられて前記外装用折板材2の山部14を被嵌固定可能な屋根材固定部6とから成る構成としている。
本実施例の台座部5は、図1,図2に示すように、平面視円形の金属板で構成し、この円板状の台座部5の中心部に、前記折板屋根1の山部3の頂面4から立設する屋根材取付ボルト7を挿通する挿通孔8を設けている。
また、この台座部5の外径寸法を、前記折板屋根1の山部3の頂面4の左右幅寸法より径大に設定し、この台座部5の下部に、折板屋根1の山部3の頂面4に載置する載置脚部12を、この台座部5の周方向に沿って連続的に設けることにより台座部5の下部全周に設けている。尚、載置脚部12は、台座部5の周方向に沿って断続的に設けることによって台座部5の下部全周に設ける構成としても良い。
具体的には、前記台座部5の周縁部全周を下方に向けて折曲することで突設し、この下向きの突設周縁部13の下端部を更に水平方向に鍔状に折曲して、この周鍔部24の下面全周を前記載置脚部12としている。
即ち、載置脚部12は、円周状をなすものとし、台座部5は、この円周状の載置脚部12のうちの前後の部位(前後二箇所)が頂面4に載置して、この台座部5を介して本二重葺折板屋根用支持金具Aが頂面4に対し安定的に載置される構成としている。
また、この台座部5は、前記挿通孔8に屋根材取付ボルト7のネジ溝に圧接係止する係止片9を設けて、この係止片9が屋根材取付ボルト7のネジ溝に圧接係止することで、台座部5をその前記載置脚部12が前記頂面4に載置した状態で固定し得るように構成している。
具体的には、金属製帯板を採用した係止部材23の中央部左右をやや上方へ切り起こしてこの各切り起こし片9を前記係止片9とし、この係止片9を具備する係止部材23を、その係止片9が挿通孔8の上方に位置するようにして台座部5の上面部に付設重合することで、挿通孔8に係止片9を設けた構成としている。
また、この左右の係止片9は、対向縁部を屋根材取付ボルト7の外形に合せた円弧縁に形成すると共に、この円弧縁の対向間隔を屋根材取付ボルト7の外径より狭い間隔に設定している。従って、挿通孔8に下方から屋根材取付ボルト7を挿通し、屋根材取付ボルト7の外面が係止片9の対向円弧縁に接触してからも更に深く屋根材取付ボルト7を圧入すると、係止片9の板バネ作用によりその対向円弧縁が屋根材取付ボルト7のネジ溝に確固に圧接係止する構成としている。
また、この係止片9を具備する係止部材23の、台座部5への付設構造は、係止部材23の両端部を、リベット25を採用した止着具25により止着した構造としている。図中符号26は止着具25を挿通する止着孔である。
本実施例の屋根材固定部6は、この屋根材固定部6に被嵌した前記外装用折板材2の山部14をナット10止めする外装材取付ボルト11を立設状態に設けている。
具体的には、金属製帯板をコ字状に折曲することで左右両端の突出板部18が前記台座部5の上部に固定される下部となり各突出板部18の基端部間の連設板部19が上部となる支持フレーム17を形成し、この支持フレーム17の前記連設板部19に、剣先ボルトを採用した前記外装材取付ボルト11を立設状態に設けて、この外装材取付ボルト11付の支持フレーム17を前記屋根材固定部6としている。
この屋根材固定部6の前記台座部5への固定構造は、前記支持フレーム17の各突出板部18の下端部を夫々対向外側に水平に折曲してこの折曲先端部を固定代27とし、この固定代27に前記止着具25を挿通する止着孔26を貫通形成して、この止着具25により前記係止部材23とともにこの屋根材固定部6(の支持フレーム17)を台座部5に固定する構造としている。
また、この支持フレーム17の各突出板部18の下端部を、前記挿通孔8を挟んだ前記台座部5の上部対向位置に固定することで前記外装材取付ボルト11を前記台座部5の挿通孔8の真上に配置すると共に、この挿通孔8の上方の各突出板部18と連設板部19とに囲まれた空間部が、挿通孔8に下方から挿通係止した屋根材取付ボルト7のボルト先端を配設するボルト配設部28となる構成としている。
また、本実施例の前記屋根材固定部6は、前記外装材取付ボルト11に螺着した前記ナット10の締付回動力によりこの屋根材固定部6が外装材取付ボルト11とともに回動した際に、前記外装用折板材2の山部14の左右の傾斜部15の内面16に接触しない形状に形成している。
具体的には、この屋根材固定部6の連設板部19が平面視方形状をなすように前記支持フレーム17を構成する金属製帯板を折曲形成すると共に、この連設板部19の対角線方向の幅寸法が、前記外装用折板材2の山部14の左右の傾斜部15の内面16の最小対向間隔幅より幅狭となる形状に連設板部19を形成することで、前記外装材取付ボルト11に螺着した前記ナット10の締付回動力によりこの屋根材固定部6が外装材取付ボルト11とともに回動した際に、この連設板部19の外縁部が前記外装用折板材2の山部14の左右の傾斜部15の内面16に接触することがない構成としている。
次に、本実施例の二重葺折板屋根用支持金具Aを用いた二重葺折板屋根の構築方法を説明する。
本二重葺折板屋根用支持金具Aの挿通孔8に、折板屋根1の山部3の頂面4から立設突出している屋根材取付ボルト7を挿通することで台座部5の載置脚部12を前記頂面4に載置すると共に、本二重葺折板屋根用支持金具Aを下方に押動することでこの挿通孔8に設けた係止片9を屋根材取付ボルト7に圧接係止して、台座部5を介して本二重葺折板屋根用支持金具Aを折板屋根1の山部3の頂面4に載置固定する(図4参照。)。
次いで、台座部5の上部に設けた屋根材固定部6に外装用折板材2の山部14を被嵌して、山部14のボルト穴20から外装材取付ボルト11を山部14上に突出させ、この山部14の上方からナット11(鍔付ナット)を外装材取付ボルト11に螺着して締付固定すると、折板屋根1の上方に外装用折板材2が支持固定されて二重葺折板屋根が完成する(図5参照。)。
尚、外装用折板材2をナット10止めする際に、ナット10の締付回動力によって本二重葺折板屋根用支持金具Aが外装材取付ボルト11とともに水平方向に回動してしまうことがあるが、本実施例の場合、二重葺折板屋根用支持金具Aが水平方向に回動して載置脚部12の載置部位が変化しても、略同一形状をもって載置脚部12が頂面4に載置するので載置脚部12の載置面積は変化せず、従って二重葺折板屋根用支持金具Aが水平方向に回動すると否とに拘らず、常に折板屋根1(の山部3の頂面4)に対する安定的な固定強度を発揮できる(図6,図7参照。)。
また、ナット10止めによって二重葺折板屋根用支持金具Aが水平方向に回動しても、屋根材固定部6(の連設板部19の外縁)が外装用折板材2の山部14の左右の傾斜部15の内面16に接触せず、従って接触部位が外方へ突出するように外装用折板材2が変形することがない。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 折板屋根
2 外装用折板材
3 山部
4 頂面
5 台座部
6 屋根材固定部
7 屋根材取付ボルト
8 挿通孔
9 係止片
10 ナット
11 外装材取付ボルト
12 載置脚部
13 突設周縁部
14 山部
15 傾斜部
16 内面
17 支持フレーム
18 突出板部
19 連設板部
A 二重葺折板屋根用支持金具

Claims (4)

  1. 折板屋根の上方に外装用折板材を支持固定するものであって、前記折板屋根の山部の頂面に載置可能な台座部と、この台座部の上部に設けられて前記外装用折板材の山部を被嵌可能な屋根材固定部とから成り、前記台座部は、前記折板屋根の山部の頂面から立設する屋根材取付ボルトを挿通する挿通孔を設け、この挿通孔に屋根材取付ボルトに圧接係止する係止片を設けて、この係止片が屋根材取付ボルトに圧接係止することで台座部を前記頂面に載置固定し得るように構成し、前記屋根材固定部は、この屋根材固定部に被嵌した前記外装用折板材の山部をナット止めする外装材取付ボルトを立設状態に設けた二重葺折板屋根用支持金具において、前記台座部は、平面視円形に形成すると共に、この台座部の径を、前記折板屋根の山部の頂面の左右幅より径大に設定し、この台座部の下部に、折板屋根の山部の頂面に載置する載置脚部を設けると共に、この載置脚部は、台座部の周方向に沿って連続的若しくは断続的に設けることにより台座部の下部全周に設けたことを特徴とする二重葺折板屋根用支持金具。
  2. 前記台座部の周縁部全周を下方に向けて突設し、この突設周縁部の全周下端部を前記載置脚部として、この載置脚部を台座部の周方向に沿って連続的に設けたことを特徴とする請求項1記載の二重葺折板屋根用支持金具。
  3. 前記屋根材固定部は、前記外装材取付ボルトに螺着した前記ナットの締付回動力によりこの屋根材固定部が外装材取付ボルトとともに回動した際に、前記外装用折板材の山部の左右の傾斜部の内面に接触しない形状に形成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の二重葺折板屋根用支持金具。
  4. 前記屋根材固定部は、左右両端の突出板部が前記台座部の上部に固定される下部となり各突出板部の基端部間の連設板部が上部となるコ字板状の支持フレームの前記連設板部に、前記外装材取付ボルトを立設状態に設けた構成とし、この屋根材固定部の前記支持フレームの連設板部は、前記外装材取付ボルトに螺着した前記ナットの締付回動力によりこの屋根材固定部が外装材取付ボルトとともに回動した際に、この連設板部の外縁部が前記外装用折板材の山部の左右の傾斜部の内面に接触しない形状に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の二重葺折板屋根用支持金具。
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