JP2014212230A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の高い半導体装置を製造する方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、第1方向に延在しかつ第2方向の第1開口幅W1を有する開口部が形成されたマスク膜を形成する工程と、マスク膜をマスクとして半導体基板を異方性ドライエッチングして第1トレンチを形成する工程と、第1トレンチ内に少なくとも第1トレンチの内表面を覆う第1埋設絶縁膜を形成し、第1開口幅W1よりも狭い第2開口幅W2を有する第2トレンチを形成する工程と、第2トレンチを部分的に埋設するシリコン膜を全面に形成する工程と、熱酸化法によりシリコン膜をシリコン酸化膜に変換して第2埋設絶縁膜を形成する工程と、を有している。
【選択図】図9

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、STI(Shallow Trench Isolation)領域を含む半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置は、トランジスタなどの能動素子が形成される複数の活性領域が規定された半導体基板を含む。複数の活性領域の各々は、その周囲を素子分離領域で囲まれ、それによって隣接する活性領域から電気的に分離されている。
近年、半導体装置の微細化に伴い、素子分離領域の幅は縮小されている。このため、素子分離領域の形成には、STI法が主に用いられている。STI法は、半導体基板に溝を形成し、その溝を絶縁膜で埋設して素子分離領域(STI領域)とする方法である。STI法による素子分離領域の形成は、例えば、特許文献1や2に記載されている。
なお、特許文献1には、溝に絶縁膜を埋設した後の工程における絶縁膜自体の膜減りを抑制するために絶縁膜表面を酸素ラジカルで酸化しエッチング耐性を向上させる方法が開示されている。また、特許文献2には、流動性絶縁膜で溝を埋設した場合の流動性絶縁膜の緻密化による堆積収縮を補償するために、流動性絶縁膜を形成する前に溝内面に予めシリコン膜を形成する方法が開示されている。この方法は、シリコン膜の体積が酸化されると2倍に増加することを利用するものである。
特開2011−097029号公報 特開2012−049509号公報
特許文献1及び2に開示されるSOD(Spin On Dielectric)やSOG(Spin On Glass)を用いる方法は、流動性絶縁膜を成膜した後に、その膜の酸化改質処理を行う必要がある。しかしながら、酸化改質処理は、半導体基板を必要以上に酸化させ、寸法変動や結晶欠陥発生の原因となるという問題点ある。
酸化改質処理を必要としない成膜方法としてCVD法があるが、カバレージ性能に劣るため溝の中央部にボイドが形成され易いという問題点がある。
それゆえ、信頼性の高い半導体装置を製造するために、酸化改質処理を行うことなしに、ボイドを発生させることなくトレンチに絶縁膜を埋設することができる半導体装置の製造方法が望まれている。
本発明の一形態に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、第1方向に延在しかつ第2方向の第1開口幅W1を有する開口部が形成されたマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜をマスクとして前記半導体基板を異方性ドライエッチングし、前記開口部である第1上部トレンチと前記半導体基板内に形成される第1下部トレンチとからなる第1トレンチを形成する工程と、前記第1トレンチ内に少なくとも前記第1トレンチの内表面を覆う第1埋設絶縁膜を形成し、前記第1上部トレンチ内に位置する第2上部トレンチと前記第1下部トレンチ内に位置する第2下部トレンチとからなり、かつ前記第2方向に関して前記第1開口幅W1よりも狭い第2開口幅W2を有する第2トレンチを形成する工程と、前記第2下部トレンチを埋設しかつ前記第2上部トレンチの少なくとも一部を残す厚さのシリコン膜を全面に形成する工程と、熱酸化法により前記シリコン膜をシリコン酸化膜に変換して第2埋設絶縁膜を形成する工程と、を有している。
また、本発明の他の実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、開口部を有するマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜をマスクとして前記半導体基板を異方性ドライエッチングし、前記半導体基板に第1下部トレンチを形成する工程と、前記第1下部トレンチ内に第2下部トレンチが残留形成されるように、前記第1下部トレンチの一部を埋設しかつ前記第1下部トレンチの側壁を覆う第1埋設絶縁膜を形成する工程と、前記第2下部トレンチを埋設するようにシリコン膜を形成する工程と、前記シリコン膜を熱酸化法により酸化させて第2埋設絶縁膜を形成する工程と、を含んでいる。
本発明によれば、第1トレンチを部分的に第1埋設絶縁膜で埋設することにより第1トレンチ内に第2トレンチを形成し、第2のトレンチの表面にシリコン膜を形成して酸化させ第2埋設絶縁膜とする。これにより、第1のトレンチを第1埋設絶縁膜で完全に埋設しようとした場合に発生するシームの発生を防止するとともに、エッチング耐性の向上を図ることができる。その結果、ボイドを発生させることなく、又、酸化改質処理を行うことなく、第1トレンチを絶縁膜で埋設することができる。
比較例としての半導体装置の製造方法における一工程を説明するための部分断面図である。 図1に示す工程に続く工程を説明するための部分断面図である。 図2に示す工程に続く工程を説明するための部分断面図である。 図3に示す工程に続く工程を説明するための部分断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図であって、素子分領域を形成した後の状態を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一工程を説明するための部分断面図である。 図6に示す工程に続く工程を説明するための部分断面図である。 図7に示す工程に続く工程を説明するための部分断面図である。 図8に示す工程に続く工程を説明するための部分断面図である。 図9に示す工程に続く工程を説明するための部分断面図である。 図10に示す工程に続く工程を説明するための部分断面図である。 図11に示す工程に続く工程を説明するための部分断面図であり、図5のA−A’線断面図である。
本発明の実施の形態について説明する前に、発明者が検討した比較例について図1〜図4を参照して説明する。なお、ここでは、半導体装置として、NAND型フラッシュ不揮発性メモリを想定している。
(比較例)
図1〜図4は、比較例に係る半導体装置100Aの製造方法を説明するための図であって、製造途中にある半導体装置100Aの部分断面図である。各図には、それぞれ4つの素子分離領域103を含む部分が示されている。なお、ここでは説明の都合上、素子分離領域103が複数(4つ)存在しているものとして説明するが、これらの素子分離領域は単一の素子分離領域103の4つの部分である(図5参照)。
まず、図1に示すように、半導体基板101の表面に第1パッド酸化膜104を形成し、その上に、所定の開口パターンを有するマスク膜(シリコン窒化膜ハードマスク)105を形成する。次に、マスク膜105をマスクとする異方性ドライエッチングを行い、半導体基板101に素子分離領域用のトレンチ109を形成する。次に、半導体基板101の露出面に第2パッド酸化膜110を形成した後、トレンチ109を埋め込むように埋設絶縁膜111Aを形成する。埋設絶縁膜111Aの形成には、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いることができる。
ここで、埋設絶縁膜111Aの形成は、下地形状の影響を受け易い。このため、トレンチ109を完全に埋め込む際、埋設絶縁膜111A内に不連続な層であるシーム(空隙)が形成されることがある。このシームは、半導体基板101をスチーム雰囲気下でアニールすることにより消滅させることができる。しかし、シームを消滅させることができたとしても、シームであった領域及びその周辺領域の密度は、他の領域に比べて低くなる。その結果、シームであった領域及びその周辺領域は、後に実施されるエッチングに対して埋設絶縁膜111Aに求められるエッチング耐性よりも低い耐性(早いエッチング速度)を持つウィークポイント120となる。
次に、図2に示すように、マスク膜105をストッパーとするCMP(Chemical Mechanical Polishing)を実施し、埋設絶縁膜111Aの一部を除去する。これにより、埋設絶縁膜111Aの上面とマスク膜105の上面とを面一にする。このとき、ウィークポイント120は、埋設絶縁膜111Aの上面に露出し、あるいは、状面付近に位置する場合がある。
次に、図3に示すように、半導体基板101を熱燐酸を浸漬し、マスク膜105を全て除去する。続いて、半導体基板101をフッ酸溶液に浸漬し、第1パッド酸化膜104を除去する。こうして、埋設絶縁膜111Aの上部が半導体基板101の上面位置101aよりも上方に突出した構造を持つ素子分離領域103が完成する。
ここで、埋設絶縁膜111Aのウィークポイント120は、埋設絶縁膜111Aの他の領域に比べて熱燐酸やフッ酸溶液によりエッチングされ易い。このため、ウィークポイント120を含む素子分離領域103の埋設絶縁膜111Aの高さH1は、ウィークポイント120を含まない素子分離領域103の埋設絶縁膜111Aの高さH2に比べて低くなる。
次に、半導体基板101に不純物を導入する等の工程を経た後、図4に示すように、半導体基板101の露出面にゲート酸化膜121を形成する。続いて、全面にシリコンリッチ窒化膜(SiRN膜)122を形成し、形成したSiRN膜122をエッチバックする。これにより、素子分離領域103によって相互に分離されたSiRN膜122からなる複数の記憶層を形成する。各記憶層は、NANDフラッシュ不揮発性メモリセルの一部として利用される。
ここで、ウィークポイント120が存在する素子分離領域103の埋設絶縁膜111Aの高さH2は、他の素子分離領域103の埋設絶縁膜111Aの高さH1よりも低い。そのため、ウィークポイント120が存在する素子分離領域103の埋設絶縁膜111A上に形成されたSiRN膜122は、エッチバックによって完全に除去することができずSiRN膜残り122aとなる可能性がある。SiRN膜残り122aは、本来分離されるべき記憶層同士の間を互いに接続し、ショートの問題を引き起こす。
そこで、本発明は、ウィークポイント120を発生させることのない素子分離領域を形成する方法を提供し、もって信頼性の高い半導体装置を製造する半導体装置の製造方法を提供することを目指す。
(第1実施形態)
次に、図5〜図12を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法について詳細に説明する。
図5〜図12は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法に基づく製造工程の一部、具体的には、素子分離領域を製造するための工程、を説明するための図である。ここで、図5は半導体装置100のメモリセル部の素子分離領域形成後の平面図であり、図6〜図12は、一連の製造工程を説明するための図であって、図1のA−A’線に対応する位置での断面図である。特に、図12は、図5のA−A’線断面図に相当する。
図5を参照すると、単結晶シリコンからなる半導体基板101に複数の活性領域102が規定されている。活性領域102は、Y方向(第1方向)に延在するストライプ状で、その周囲を素子分離領域103によって囲まれている。素子分離領域103は、半導体基板101に形成された溝(トレンチ)に絶縁膜を埋設することにより構成されている。以下、図6〜図12を参照して素子分離領域103の形成工程について説明する。
まず、図6に示すように、半導体基板101の一面に第1パッド酸化膜104を形成し、その上にマスク膜105となるシリコン窒化膜を形成する。周知のリソグラフィー技術を用いて、シリコン窒化膜に、活性領域102に対応する開口部106を形成する。こうして、半導体基板101上に、Y方向に延在し、X方向(第2方向)に関して第1開口幅W1を有する開口部106が形成されたマスク膜105を形成する。第1パッド酸化膜104の膜厚は、例えば1nmとすることができ、第1開口部の幅である第1開口幅W1は、例えば40nmとすることができる。
次に、マスク膜105をマスクとして、半導体基板101を異方性ドライエッチングし、素子分離領域用の溝を形成する。ここでは、半導体基板101に形成された溝を第1下部トレンチ107と呼び、その上方に続くマスク膜105の開口部106を第1上部トレンチ108と呼ぶ。また、これら第1下部トレンチ107と第1上部トレンチ108の両者を総称して第1トレンチ109という。
次に、第1下部トレンチ107を規定する半導体基板101の露出面を覆うように第2パッド酸化膜110を形成する。第2パッド酸化膜110の膜厚は、例えば1nmとすることができる。
次に、図7に示すように、第1トレンチ109の内表面を覆うとともにその一部を埋設するように、シリコン酸化膜からなる第1埋設絶縁膜111を全面に形成する。第1埋設絶縁膜111の形成は、例えば、原料ガスとしてテトラエトキシシラン(TEOS:Si(OC)を、酸化ガスとしてオゾン(O)を用い、温度450℃、大気圧以下の圧力を条件とするCVD法で形成することができる。
第1埋設絶縁膜111の膜厚は、第1トレンチ109を閉塞させない膜厚とする。例えば、第1開口幅Wが40nmの場合、15nmとすることができる。第1トレンチ109の一部を第1埋設絶縁膜111で埋設することにより、第1トレンチ109内に、新たに第2トレンチ112が形成される。
第2トレンチ112は、X方向に関して互いに対向する2つの側面112a,112bと、これらの側面に連続する底面112cにより規定される。2つの側面112a,112bの上部間距離(第2開口幅)W2は、第1開口幅W1よりも狭い。第2開口幅W2は、上記例では10nmとなる。底面112cは、半導体基板101の上面位置101aよりも半導体基板101の内部側に位置している。第2トレンチ112の半導体基板101内に形成される部分を第2下部トレンチ113と呼び、その上方に続く部分(マスク膜105内に形成される部分)を第2上部トレンチ114と呼ぶことがある。
次に、図8に示すように、第2トレンチ112の一部を埋設するように、全面にシリコン膜115を形成する。シリコン膜115の膜厚は、第2下部トレンチ113を埋設し、第2上部トレンチ114の少なくとも開口部を埋設しない膜厚とする。シリコン膜115は、例えば、モノシラン(SiH)を原料ガスとし、温度530℃、大気圧以下の圧力を条件とするCVD法により非晶質状態で形成される。また、シリコン膜115の膜厚は、例えば、3〜4nmとすることができる。
次に、周知の熱酸化法を用いてシリコン膜115を熱酸化してシリコン酸化膜に変換し、図9に示すようにシリコン酸化膜からなる第2埋設絶縁膜116を形成する。周知のように、熱酸化法を用いてシリコン膜を酸化させると、元のシリコン膜の厚みの略2倍の酸化シリコン膜が形成される。したがって、シリコン膜115を熱酸化させると、第2上部トレンチ114内に残る開口リセス部117は縮小される。図9では、依然、第2上部トレンチ114内に開口リセス部117が残る状態を示しているが、この開口リセス部117が閉塞されるまでシリコン膜115の熱酸化を行ってもよい。例えば、膜厚3nmのシリコン膜115を形成したとき、開口リセス部117の幅が4nmであれば、2nm厚のシリコン膜115を酸化させて4nm厚の酸化シリコン膜を形成すれば、開口リセス部117は塞がれる。
以上のようにして形成された第2埋設絶縁膜116は、下地構造に依存せず、良質で高い密度を有する。それゆえ、第2埋設絶縁膜116は、後のエッチングに対して十分な耐性(遅いエッチングレート)を示す。
次に、図10に示すように、HDP(High Density Plasma)−CVD法により第3埋設絶縁膜118を全面に形成し、残存する開口リセス部117を全て埋設する。第3埋設絶縁膜118は、全ての活性領域102の周囲を囲む素子分離領域103全体を埋め込むように形成される。
次に、図11に示すように、マスク膜105をストッパーとしてCMPを行い、第3埋設絶縁膜118、第2埋設絶縁膜116及び第1埋設絶縁膜111を研磨し、それらの一部を除去する。このCMPにより、第3埋設絶縁膜118、第2埋設絶縁膜116及び第1埋設絶縁膜111の上面は、マスク膜105の上面と面一となる。
次に、半導体基板101を熱燐酸に浸漬させ、図12に示すようにマスク膜105を選択的に除去する。続いて、半導体基板101をフッ酸溶液に浸漬させ、マスク膜105を除去したことにより露出した第1パッド酸化膜104を除去する。
以上の工程により、素子分離領域103が完成する。図12に示されるような、素子分離領域103の埋設絶縁膜11,116,118の一部が、半導体基板101の上面位置101aよりも上方に突き出す素子分離構造は、特にNANDフラッシュ型不揮発性メモリに有用である。
この後、公知の方法を用いて活性領域への不純物拡散、ゲート絶縁膜の形成、記憶層となるSirN膜の形成、絶縁膜の形成、ゲート電極の形成、上層配線の形成等の工程を経て、半導体装置100が完成する。
以上説明したように、本実施の形態では、第1トレンチ109を完全に埋設しないように第1埋設絶縁膜111を形成することにより、第1トレンチ109内の上部に第2トレンチ112を形成する。それから、第2トレンチ112の一部である第2下部トレンチ113を埋設するようにシリコン膜115を形成した後、熱酸化法によりシリコン膜115を酸化シリコン膜に変換して第2埋設絶縁膜116とする。この方法によれば、埋設絶縁膜の上部はエッチング速度の遅い熱酸化シリコン膜で構成され、ボイドも発生しない。したがって、マスク膜105や第1パッド酸化膜104を除去するエッチングに対する、素子分離領域103の埋設絶縁膜のエッチング耐性のばらつきが抑制される。即ち、本実施の形態によれば、上面からの局所的膜減りのばらつきが抑制された素子分離領域103を有する半導体装置を製造することができる。その結果、信頼性の高い半導体装置を得ることができる。
以上、本発明について実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、本発明の主旨から逸脱することなしに種々の変形、変更が可能である。
100,100A 半導体装置
101 半導体基板
101a 上面位置
102 活性領域
103 素子分離領域
104 第1パッド酸化膜
105 マスク膜
106 開口部
107 第1下部トレンチ
108 第1上部トレンチ
109 第1トレンチ
110 第2パッド酸化膜
111 第1埋設絶縁膜
111A 埋設絶縁膜
112 第2トレンチ
112a,112b 側面
112c 底面
113 第2下部トレンチ
114 第2上部トレント
115 シリコン膜
116 第2埋設絶縁膜
117 開口リセス部
118 第3埋設絶縁膜
120 ウィークポイント
121 ゲート酸化膜
122 シリコンリッチ窒化膜
122a SiRN膜残り

Claims (15)

  1. 半導体基板上に、第1方向に延在しかつ第2方向の第1開口幅W1を有する開口部が形成されたマスク膜を形成する工程と、
    前記マスク膜をマスクとして前記半導体基板を異方性ドライエッチングし、前記開口部である第1上部トレンチと前記半導体基板内に形成される第1下部トレンチとからなる第1トレンチを形成する工程と、
    前記第1トレンチ内に少なくとも前記第1トレンチの内表面を覆う第1埋設絶縁膜を形成し、前記第1上部トレンチ内に位置する第2上部トレンチと前記第1下部トレンチ内に位置する第2下部トレンチとからなり、かつ前記第2方向に関して前記第1開口幅W1よりも狭い第2開口幅W2を有する第2トレンチを形成する工程と、
    前記第2下部トレンチを埋設しかつ前記第2上部トレンチの少なくとも一部を残す厚さのシリコン膜を全面に形成する工程と、
    熱酸化法により前記シリコン膜をシリコン酸化膜に変換して第2埋設絶縁膜を形成する工程と、を有している
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2トレンチを形成する工程は、前記マスク膜を除去することなく行われることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2トレンチを形成する工程は、原料ガスとしてTEOSを、酸化ガスとしてオゾンを用いるCVD法により行われることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2埋設絶縁膜を形成する工程は、前記第2上部トレンチが閉塞されるように行われることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2埋設絶縁膜を形成する工程の後、さらに全面に第3埋設絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする請求項2,3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第3の埋設絶縁膜を形成する工程は、HDP−CVD法を用いて行われることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第3埋設絶縁膜を形成する工程の後、さらに前記マスク膜をストッパーとするCMPを行い、前記第3埋設絶縁膜、前記第2埋設絶縁膜及び前記第1埋設絶縁膜の各々の一部を除去する工程を更に含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 半導体基板上に、開口部を有するマスク膜を形成する工程と、
    前記マスク膜をマスクとして前記半導体基板を異方性ドライエッチングし、前記半導体基板に第1下部トレンチを形成する工程と、
    前記第1下部トレンチ内に第2下部トレンチが残留形成されるように、前記第1下部トレンチの一部を埋設しかつ前記第1下部トレンチの側壁を覆う第1埋設絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2下部トレンチを埋設するようにシリコン膜を形成する工程と、
    前記シリコン膜を熱酸化法により酸化させて第2埋設絶縁膜を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1埋設絶縁膜を形成する工程は、前記マスク膜を除去することなく行われることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1埋設絶縁膜を形成する工程は、原料ガスとしてTEOSを、酸化ガスとしてオゾンを用いるCVD法により行われることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記シリコン膜を形成する工程は、前記第2下部トレンチを完全に埋設し、かつ前記開口部の少なくとも一部を残すように行われることを特徴とする請求項9又は10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第2埋設絶縁膜を形成する工程は、前記開口部が閉塞されるように行われることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第2埋設絶縁膜を形成する工程の後、さらに全面に第3埋設絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記第3の埋設絶縁膜を形成する工程は、HDP−CVD法を用いて行われることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記第3埋設絶縁膜を形成する工程の後、さらに前記マスク膜をストッパーとするCMPを行い、前記第3埋設絶縁膜、前記第2埋設絶縁膜、及び前記第1埋設絶縁膜の一部を除去する工程を更に含むことを特徴とする請求項13又は14に記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020526923A (ja) * 2017-07-12 2020-08-31 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated Si間隙充填のための周期的な共形堆積/アニーリング/エッチング

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JP7252935B2 (ja) 2017-07-12 2023-04-05 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド Si間隙充填のための周期的な共形堆積/アニーリング/エッチング

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