JP2014212000A - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2014212000A
JP2014212000A JP2013087070A JP2013087070A JP2014212000A JP 2014212000 A JP2014212000 A JP 2014212000A JP 2013087070 A JP2013087070 A JP 2013087070A JP 2013087070 A JP2013087070 A JP 2013087070A JP 2014212000 A JP2014212000 A JP 2014212000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
lever
arm plate
seal ring
housings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013087070A
Other languages
English (en)
Inventor
宣仁 橋本
Nobuhito Hashimoto
宣仁 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2013087070A priority Critical patent/JP2014212000A/ja
Priority to US14/254,936 priority patent/US9379485B2/en
Priority to KR1020140046038A priority patent/KR101636121B1/ko
Priority to CN201410155397.1A priority patent/CN104112945B/zh
Publication of JP2014212000A publication Critical patent/JP2014212000A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
    • H01R13/62938Pivoting lever comprising own camming means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5219Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal

Abstract

【課題】シール性が確保されていることを確認することが可能なレバー式コネクタを提供する。
【解決手段】ハウジング20には、相手ハウジング90に当て止め可能な連繋部25が突設され、連繋部25と隣接する位置に、相手ハウジング90とのシールをとるシールリング70が嵌着されている。レバー60は、連結部61と一対のアーム板62とで全体として門型をなし、ハウジング20に外側から跨るように装着される。連繋部25は、アーム板62にその内側で対向する位置に配置される。アーム板62には、シールリング70を目視可能な確認窓としてのカム溝64が開口して設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
特許文献1に開示のレバー式コネクタは、相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、ハウジングに嵌着されるシールリングと、ハウジングに回動可能に装着されるレバーとを備えている。ハウジングの両側面には、一対の軸部(回転軸ピン)が突設されている。レバーは、連結部(操作部)と連結部の両端から突出する一対のアーム板(アーム部)とで全体として門型をなしている。アーム板には、軸部を受ける回転軸孔と、相手ハウジングのカムピンと係合するカム溝とが設けられている。
レバーは、ハウジングに外側から跨るように装着され、回転軸孔に軸部が嵌合されて、軸部を中心として回動可能とされている。両ハウジングの嵌合過程では、アーム板のカム溝にカムピンが係合した状態で、レバーが回動され、それに伴い発揮される倍力作用によって両ハウジングの嵌合動作が進行するようになっている。また、両ハウジングの嵌合時には、シールリングに相手ハウジングが外嵌され、両ハウジング間にシールリングが液密に挟まれることで両ハウジング間のシールがとられるようになっている。
特開2012−18877号公報
上記の場合、シールリングの外側に相手ハウジングが配置され、さらに外側にレバーが配置されているため、ハウジングに嵌着されたシールリングを外側から見ることができないという事情がある。したがって、両ハウジングが嵌合状態にある場合に、シールリングを介して、両ハウジング間のシールが適正に確保されているのか否かも確認することができないという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シール性が確保されていることを確認することが可能なレバー式コネクタを提供することを目的とする。
本発明は、相手ハウジングに嵌合可能とされ、両側面に、軸部が突設されているとともに、前記相手ハウジングを当て止め可能な当て止め壁が突設されているハウジングと、前記ハウジングに嵌着されて前記当て止め壁に隣接して配置され、両ハウジングの嵌合時に、前記相手ハウジングの内側に位置して前記両ハウジング間に液密に挟まれるシールリングと、連結部及びその連結部の両端から突出するアーム板とで全体として門型をなし、前記ハウジングに外側から跨るように装着されて、前記相手ハウジングに係合した状態で前記軸部を中心として回動されることにより、倍力作用を発揮して両ハウジングの嵌合動作を進めるレバーとを備えたコネクタであって、前記当て止め壁は、前記アーム板にその内側で対向する位置に配置され、前記アーム板には、前記シールリングを目視可能な確認窓が開口して設けられているところに特徴を有する。
アーム板にはシールリングを目視可能な確認窓が開口して設けられているため、両ハウジングの嵌合時に、確認窓を通して、シールリングの状態を見ることにより、両ハウジングがシールリングを介して適正にシールされているのか否かを確認することができる。
また、シールリングとハウジングとを異なる色で配色することにより、視認性をより良好にすることができる。
本発明の実施例1のレバー式コネクタにおいて、レバーが組み付け位置にある状態の平面図である。 レバーが初期位置にある状態の平面図である。 レバーが嵌合位置にある状態の平面図である。 レバーが初期位置にある状態の要部破断平面図である。 レバーが嵌合位置にある状態の要部破断平面図である。 ハウジングの平面図である。 ハウジングの正面図である。 レバーの平面図である。 レバーの背面図である。 ハウジング本体にレバーが組み付けられた状態を正面視方向から見た断面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記確認窓が、前記相手ハウジングのフォロアピンと係合して前記倍力作用を発揮するカム溝からなる。こうすると、確認窓として専用の構造を設けなくて済み、レバーの構成を簡素化することができる。
前記ハウジングには、前記レバーの回動過程で前記アーム板の外側に位置して前記アーム板の過度の拡開を規制する拡開防止壁が設けられ、前記拡開防止壁には、前記確認窓と連通して前記シールリングを目視可能となす逃がし部が設けられている。これによれば、拡開防止壁によってレバーの過度の拡開を規制した上で、拡開防止壁に設けられた逃がし部を通してシール性の確認を行うことも可能となる。
前記軸部が、前記ハウジングにおいて前記相手ハウジングとの嵌合側となる前面側に露出している。本構成の場合、シールリングが確認窓を通して目視可能とされるため、ハウジングからシールリングの外側を覆う壁を省略することができ、そうした壁を省略することにより、軸部の成形時に、嵌合面側から金型を引き抜くことが可能となる。その結果、このような嵌合面側に露出した形態の軸部を容易に成形することが可能となる。また、軸部を成形する際の自由度が高められ、軸部を折損しにくい構造にすることができる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図10によって説明する。実施例1のレバー式コネクタ10は、相手ハウジング90に嵌合可能なハウジング20と、ハウジング20に回動可能に装着されるレバー60とを備えている。
相手ハウジング90は合成樹脂製であって、図4に概略的に示すように、幅方向(図4の左右方向)に長い略角筒状のフード部91を有している。フード部91の両側壁(長辺側の壁)の外面には、一対のフォロアピン92が突設されている。各フォロアピン92は、略円柱状をなし、両側壁の外面における前端部の幅方向略中央に配置されている。また、フード部91内には、図示しない複数の雄タブが突出して配置されている。
ハウジング20は合成樹脂製であって、図3に示すように、ハウジング本体21と電線カバー22とを有している。図7に示すように、ハウジング本体21は、幅方向に長い略角ブロック状の端子収容部23と、端子収容部23の外周を取り囲む略角筒状の嵌合筒部24と、嵌合筒部24と端子収容部23とをつなぐ径方向に沿った連繋部25(当て止め壁)とを有している。連繋部25の前方で且つ嵌合筒部24と端子収容部23との間には、相手ハウジング90のフード部91が進入可能な嵌合空間26が前方に開放して形成されている。
図7に示すように、端子収容部23には、複数のキャビティ27が設けられている。各キャビティ27内には、後方から図示しない端子金具が挿入されて収容される。各端子金具は、図示しない電線の端末部に圧着により接続され、且つ両ハウジング20、90の嵌合時に、対応する雄タブと導通接続されるようになっている。
連繋部25は、ハウジング本体21の外周面から径方向に張り出す形態とされ、図2に示すように、その後面に後方から電線カバー22が当接可能に配置される。また、図6に示すように、ハウジング本体21の後端部28は、連繋部25の後面後方に突出して配置され、その両側面(外周面のうち長辺側の面)の幅方向両端部に、連繋部25の後面から後方へ延びる一対ずつの側面カバーロック部29が突設されている。また、ハウジング本体21の両端面(外周面のうち短辺側の面)には、連繋部25の後面から後方へ延びる一対の端面カバーロック部31が突設されている。
電線カバー22は合成樹脂製であって、図2に示すように、全体として前方及び幅方向一側(図2の右側)が開放されたキャップ状の形態とされている。そして、電線カバー22は、ハウジング本体21の後端部28を覆うように配置されて、連繋部25の後面に当て止めされ、その状態で幅方向他側(図2の左側)の端縁が端面カバーロック部31に係止され、幅方向一側の側面が側面カバーロック部29に係止され、これによってハウジング本体21に保持される。実施例1の場合、電線カバー22の幅方向一側の開口が図2の左右方向のいずれの方向に向けられても対応可能なように、端面カバーロック部31及び側面カバーロック部29が左右両側に対をなして設置されている。そして、電線カバー22がハウジング本体21に取り付けられると、電線カバー22の内部に、ハウジング本体21の後面から導出された複数の電線が収容され、さらに、各電線が電線カバー22の背板32に沿って屈曲されて幅方向一側の開口から外部へ引き出されるようになっている。
図6及び図7に示すように、ハウジング本体21の後端部28における両側面の幅方向略中央には、一対の軸部33が設けられている。各軸部33は、略円柱状をなし、図6に示すように、平面視(又は底面視)で略方形の台部34に突設されている。また、嵌合筒部24のうち、ハウジング本体21の両側面と対向する部分には、一対の拡開防止壁35が設けられている。各拡開防止壁35は、外側に膨出する形態とされ、その後縁に、連繋部25(後述する連続壁41)と連結されずに凹み形成された逃がし部36を有している。さらに、拡開防止壁35の内部には、図4に示すように、レバー60の後述するアーム板62を収容可能な内部空間37が後方に開放して形成されている。図4に示すように、内部空間37は、略円弧状の周面部38で縁取られ、且つ、図6に示すように、覆い壁39によって外側が閉塞されている。覆い壁39の後縁のうち、逃がし部36と対応する部分は、幅方向に沿って直線状に延びる形態とされている。
図6に示すように、連繋部25には、各拡開防止壁35の逃がし部36の後方に、幅方向に沿った一対の連続壁41が形成されている。各連続壁41の幅方向略中央には、軸部33と対向する位置に、一対の切欠凹部42が形成されている。また、各拡開防止壁35の幅方向略中央には、軸部33と対向する位置に、一対の導入凹部43が形成されている。各導入凹部43には、両ハウジング20、90の嵌合開始時に、前方から相手ハウジング90のフォロアピン92が進入可能とされている(図4を参照)。
ここで、図7に示すように、軸部33は、切欠凹部42及び導入凹部43を通して前方から目視可能とされ、図示しない金型が前方へ引き抜かれることにより、切欠凹部42及び導入凹部43とともに、軸部33の前面部分が成形されるようになっている。また、軸部33は、前方に加えて後方及び幅方向両方にも露出した状態になっている。
図6に示すように、ハウジング本体21の端子収容部23の外周面には、シールリング70が嵌着されている。シールリング70は、シリコンゴム等のゴム製であって、端子収容部23の外周面に全周に亘って密着する環状の形態とされている。シールリング70の外周面には、前後方向に複数並んだ外周リップ71が周回して形成されている。また、シールリング70の内周面にも、前後方向に複数並んだ図示しない内周リップが周回して形成されている。シールリング70は、端子収容部23の外周面に前方から装着されて、連繋部25の前面に当て止め可能に配置される。両ハウジング20、90の嵌合時には、各内周リップがハウジング本体21の外周面に弾性的に密着するとともに、各外周リップ71がフード部91の内周面に弾性的に密着することにより、両ハウジング20、90間にシールリング70が弾性的に圧縮され、両ハウジング20、90間のシールがとられるようになっている。なお、シールリング70は、視認性が良好となるように、ハウジング20及びレバー60とは異なる色で配色されている。
続いてレバー60について説明すると、レバー60は合成樹脂製であって、図9に示すように、高さ方向に沿った連結部61と、連結部61の高さ方向両端から幅方向に互いにほぼ平行に突出する一対のアーム板62とを有し、全体として門型をなしている。各アーム板62には、一対の軸受孔63が貫設されている。また、各アーム板62には、図8に示すように、曲状に延出してアーム板62の外周縁に開口する一対のカム溝64(後述する確認窓)が形成されている。カム溝64は、アーム板62の外周縁に開口する入り口部分を除いて、アーム板62を板厚方向に貫通する形態とされている。そして、アーム板62の外周縁部の外面には、カム溝64の入り口部分を覆うブリッジ部65が架設されている。
そして、図1に示すように、レバー60は、ハウジング本体21の端子収容部23に後方から跨るように装着され、軸受孔63に軸部33が弾性的に嵌まり込むことで、ハウジング本体21に軸部33を中心として回動可能に支持される。具体的には、レバー60は、ハウジング本体21に対し、連結部61が図示右側に大きく傾いて配置される組み付け位置(図1を参照)と、連結部61が図示左側に大きく傾いて配置される初期位置(図2を参照)と、連結部61が図示右側に小さく傾いて配置される嵌合位置(図3を参照)とに、順次回動可能とされている。
また、ハウジング本体21にレバー60が組み付けられると、図10に示すように、各アーム板62の内側に連繋部25の連続壁41が近接して配置される。したがって、各アーム板62が連結部61との連結位置を支点として内側へ傾倒しようとすると、その倒れ方向に対向する連続壁41に各アーム板62が即座に当接して、各アーム板62のそれ以上の傾倒が規制され、各アーム板62が内側へ過度に撓み変形させられるのが防止されるようになっている。
各アーム板62には、後述する厚肉部67よりも薄肉とされる薄肉部66が形成されている。薄肉部66は、図4におけるアーム板62のうちハッチングが施されていない白地の領域に配設され、連結部61に連結される位置からアーム板62の外周縁に至るまでの広い範囲に形成されている。
各アーム板62のうち薄肉部66を除く部分(図4におけるアーム板62のうちハッチングが施された領域)は、薄肉部66より板厚が厚い厚肉部67として構成される。各アーム板62全体の中で、厚肉部67が占める割合は、薄肉部66が占める割合よりも充分に小さくされている。そして、図9に示すように、厚肉部67は、各アーム板62の外面側に肉盛りされた形態とされ、厚肉部67の外面は、薄肉部66の外面より外側に配置されている。一方、厚肉部67の内面は、軸受孔63の開口縁部に形成されたボス部68を除いて、薄肉部66の内面とほぼ面一で連なっている。具体的には、図8に示すように、厚肉部67は、ブリッジ部65と、アーム板62の外周縁とカム溝64との間に位置してアーム板62の外周縁に沿って延出する沿設部69とを有し、ブリッジ部65からカム溝64の延出方向途中と対応する位置にかけて配置されている。なお、厚肉部67の外面の延出方向途中には、スリット溝状の凹所59が形成されており、この凹所59と対応する部分では薄肉部66となっている。
次に、実施例1のレバー式コネクタ10の組み付け作業及び嵌合作業について説明する。
まず、図1に示すように、ハウジング本体21に対してレバー60が組み付け位置に組み付けられる。組み付けに際し、電線カバー22が装着されていないハウジング本体21に、後方からレバー60が取り付けられる。このとき、拡開防止壁35の内部空間37に各アーム板62の薄肉部66が挿入され、拡開防止壁35の覆い壁39と薄肉部66との間に比較的大きな隙間が形成される。組み付けの過程で、各アーム板62が軸部33と干渉して連結部61との連結部位を支点として外側に拡開させられるが、このとき、各アーム板62の薄肉部66が前記隙間の範囲で拡開することで、薄肉部66が覆い壁39と干渉するのが回避される。また、仮に、薄肉部66が覆い壁39と干渉しても、その干渉量は小さいため、摺動抵抗が格別大きくなることはない。これにより、レバー60が作業性良く組み付け位置に組み付けられる。
そして、上記組み付け位置では、図1に示すように、ハウジング本体21に電線カバー22が装着されていないため、レバー60の連結部61を図示右側に大きく倒れ込ませることが可能となる。また、組み付け位置では、厚肉部67が拡開防止壁35の逃がし部36の直線状の後縁後方に離れて位置する。さらに、組み付け位置では、逃がし部36の凹み内とレバー60のカム溝64とが高さ方向に連通して配置され、ハウジング本体21の外周面に嵌着されたシールリング70とこのシールリング70を当て止め可能な連繋部25の連続壁41とを、逃がし部36の凹み内及びカム溝64を通して、外側から見ることができる。つまり、カム溝64が確認窓として機能する。なお、実施例1の場合、シールリング70の前後幅の全体を目視可能とされている。
続いて、レバー60が初期位置側へ向けて回動されて、ハウジング本体21に電線カバー22が取り付けられる。レバー60が初期位置に至ると、連結部61が図示左側に配置されるとともに、カム溝64の入り口が前方に向けられて拡開防止壁35の導入凹部43と連通して配置される(図4を参照)。また、初期位置では、拡開防止壁35の内部空間37に各アーム板62の厚肉部67が進入して、拡開防止壁35の覆い壁39と厚肉部67との間に上記組み付け位置の場合より小さい隙間が形成される。さらに、初期位置においても、シールリング70と連続壁41とを、逃がし部36の凹み内及びカム溝64を通して、見ることができる(図2を参照)。
次いで、ハウジング本体21に相手ハウジング90が浅く嵌合される。すると、相手ハウジング90のフード部91がハウジング20の嵌合空間26に進入して、図4に示すように、フォロアピン92が導入凹部43を通してカム溝64の入り口に挿入される。このとき、フード部91はシールリング70から離れて位置し、シールリング70が目視可能な状態は維持される。
続いて、連結部61を摘みつつ、レバー60が嵌合位置へ向けて回動される。すると、フォロアピン92がカム溝64の溝面を摺動して、レバー60と相手ハウジング90との間に倍力作用がはたらき、相手ハウジング90がハウジング20に低嵌合力で引き寄せられる。また、嵌合の進行に伴い、シールリング70がフード部91に徐々に覆われ、シールリング70の視認領域が次第に減少して行く。さらに、嵌合過程においては、拡開防止壁35の内部空間37に各アーム板62の厚肉部67が挿入された状態が維持される。このため、各アーム板62が嵌合力を受けて外側に拡開しようとすると、厚肉部67が拡開防止壁35の覆い壁39に即座に当接することになり、各アーム板62が過度に拡開する事態が回避される。
図3及び図5に示すように、レバー60が嵌合位置に到達すると、連結部61が電線カバー22の背板32に当接してそれ以上の回動操作が規制され、且つ、フォロアピン92がカム溝64の奥端側に位置する。そして、両ハウジング20、90が正規嵌合された状態となり、各端子金具が対応する雄タブに正規状態で導通接続される。レバー60が嵌合位置に到達しても、図5に示すように、拡開防止壁35の内部空間37に各アーム板62の厚肉部67が挿入された状態が維持される。そして、嵌合位置では、図3に示すように、フード部91が連繋部25に当て止め可能に配置され、シールリング70の全体がフード部91に被覆された状態となる。このため、逃がし部36の凹み内及びカム溝64を通して、フード部91及び連続壁41を見ることはできるものの、シールリング70を見ることはできない。また、嵌合位置では、シールリング70がフード部91とハウジング本体21との間に弾性的に挟まれることにより、両ハウジング20、90間のシールが確保される。したがって、シールリング70がフード部91に隠れることをもって、両ハウジング20、90が正規嵌合位置に到達して、両ハウジング20、90間のシールが確保されていると判断することができる。
以上説明したように、実施例1のレバー式コネクタ10によれば、次の効果を奏することができる。
両ハウジング20、90の嵌合時に、カム溝64を通して、シールリング70がフード部91に隠された状態を見ることにより、両ハウジング20、90が、正規嵌合状態にあり、且つ、シールリング70を介して適正にシールされていると判断することができる。
また、実施例1によれば、シールリング70の視認性を確保するべく、ハウジング20にシールリング70の外側を覆う壁が設けられておらず、そうした壁が軸部33の前方に位置していないため、前方に引き抜かれる金型によって、切欠凹部42及び導入凹部43とともに、軸部33の前面部分を容易に成形することができる。また、金型構造が簡素化されることで、軸部33を成形する際の自由度を高めることができ、軸部33を折損しにくい構造にすることができる。
さらに、実施例1のレバー式コネクタ10によれば、組み付け位置で、アーム板62の薄肉部66が拡開防止壁35の内部空間37に進入するため、アーム板62が軸部33との干渉によって拡開したときに、アーム板62の逃がし空間(上記隙間)を充分に確保することができる。したがって、アーム板62と拡開防止壁35との干渉に起因する摺動抵抗が過大になることはなく、組み付け作業性が改善される。一方、アーム板62が初期位置から嵌合位置に向かう過程では、アーム板62の厚肉部67が拡開防止壁35の内部空間37に進入するため、両ハウジング20、90の嵌合力を受けたアーム板62が過度に拡開しようとしたときに、厚肉部67が拡開防止壁35に確実に当接して、アーム板62が軸部33から抜け出るのを防止することができる。したがって、レバー60の操作信頼性が高められる。
しかも、組み付け位置では拡開防止壁35の内部空間37に薄肉部66が拡開するスペースを設ければよいため、拡開防止壁35を外側に大きく膨出させる必要がなく、全体の大型化を回避することができるとともに、拡開防止壁35の板厚を充分に確保することができる。
この場合に、レバー60の組み付け位置と初期位置とが互いに異なる位置に設定されているため、アーム板62の厚肉部67が組み付け位置で拡開防止壁35の内部空間37に誤って進入するのが防止される。
また、アーム板62全体の中に薄肉部66が占める割合は、厚肉部67が占める割合よりも大きくされているため、アーム板62の材料費を削減することができるとともに、レバー60の軽量化を実現することができる。さらに、厚肉部67がアーム板62の外周縁に沿って設けられているため、アーム板62の外周縁側の剛性を確保することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)レバーが嵌合位置に至ったときに、シールリングの一部が外部から見える構成であってもよい。この場合、嵌合位置におけるシールリングの視認量を管理することにより、両ハウジングの嵌合状態及びシールリングのシール状態を確認することができる。
(2)カム溝が有底溝として構成される場合には、レバーに、シールリングの状態を確認するための専用の確認窓を設けてもよい。
(3)場合によっては、レバーの組み付け位置と初期位置とが同じ位置に設定されるものであってもよい。
(4)軸部と拡開防止壁は、電線カバーに設けられるものであってもよい。
(5)厚肉部は、アーム板の内面側に肉盛りされて形成されるものであってもよい。また、厚肉部は、アーム板の内外両面側に肉盛りされて形成されるものであってもよい。
(6)レバーは、カム溝を有さない、公知のラックアンドピニオン式又はてこ式のレバーであってもよい。
10…レバー式コネクタ
20…ハウジング
21…ハウジング本体
23…端子収容部
24…嵌合筒部
25…連繋部(当て止め壁)
33…軸部
35…拡開防止壁
36…逃がし部
37…内部空間
60…レバー
61…連結部
62…アーム板
63…軸受孔
64…カム溝(確認窓)
66…薄肉部
67…厚肉部
70…シールリング
90…相手ハウジング
91…フード部
92…フォロアピン

Claims (4)

  1. 相手ハウジングに嵌合可能とされ、両側面に、軸部が突設されているとともに、前記相手ハウジングを当て止め可能な当て止め壁が突設されているハウジングと、
    前記ハウジングに嵌着されて前記当て止め壁に隣接して配置され、両ハウジングの嵌合時に、前記相手ハウジングの内側に位置して前記両ハウジング間に液密に挟まれるシールリングと、
    連結部及びその連結部の両端から突出するアーム板とで全体として門型をなし、前記ハウジングに外側から跨るように装着されて、前記相手ハウジングに係合した状態で前記軸部を中心として回動されることにより、倍力作用を発揮して両ハウジングの嵌合動作を進めるレバーとを備えたコネクタであって、
    前記当て止め壁は、前記アーム板にその内側で対向する位置に配置され、前記アーム板には、前記シールリングを目視可能な確認窓が開口して設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記確認窓が、前記相手ハウジングのフォロアピンと係合して前記倍力作用を発揮するカム溝からなることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記ハウジングには、前記レバーの回動過程で前記アーム板の外側に位置して前記アーム板の過度の拡開を規制する拡開防止壁が設けられ、前記拡開防止壁には、前記確認窓と連通して前記シールリングを目視可能となす逃がし部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記軸部が、前記ハウジングにおいて前記相手ハウジングとの嵌合側となる前面側に露出していることを特徴とする請求項3記載のレバー式コネクタ。
JP2013087070A 2013-04-18 2013-04-18 レバー式コネクタ Pending JP2014212000A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013087070A JP2014212000A (ja) 2013-04-18 2013-04-18 レバー式コネクタ
US14/254,936 US9379485B2 (en) 2013-04-18 2014-04-17 Lever-type connector
KR1020140046038A KR101636121B1 (ko) 2013-04-18 2014-04-17 레버식 커넥터
CN201410155397.1A CN104112945B (zh) 2013-04-18 2014-04-17 杆式连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013087070A JP2014212000A (ja) 2013-04-18 2013-04-18 レバー式コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014212000A true JP2014212000A (ja) 2014-11-13

Family

ID=51709641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013087070A Pending JP2014212000A (ja) 2013-04-18 2013-04-18 レバー式コネクタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9379485B2 (ja)
JP (1) JP2014212000A (ja)
KR (1) KR101636121B1 (ja)
CN (1) CN104112945B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6358102B2 (ja) * 2015-01-14 2018-07-18 住友電装株式会社 コネクタ
JP6607403B2 (ja) * 2016-06-17 2019-11-20 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
US10218117B1 (en) * 2017-10-20 2019-02-26 Lear Corporation Electrical connector with assist lever
JP2019091609A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 住友電装株式会社 コネクタ
JP6944410B2 (ja) * 2018-06-06 2021-10-06 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP7139981B2 (ja) * 2019-02-01 2022-09-21 住友電装株式会社 レバー式コネクタ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5888081A (en) * 1996-08-08 1999-03-30 Sumitomo Wiring Systems Inc. Lever connector
JP3726638B2 (ja) * 2000-05-16 2005-12-14 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP2002164115A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd レバー式コネクタ
JP4049144B2 (ja) * 2004-10-22 2008-02-20 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP4475182B2 (ja) * 2005-06-27 2010-06-09 住友電装株式会社 コネクタ
JP2012018877A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Yazaki Corp レバー式コネクタ
JP5790619B2 (ja) * 2012-10-29 2015-10-07 住友電装株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
CN104112945A (zh) 2014-10-22
KR20140125317A (ko) 2014-10-28
CN104112945B (zh) 2017-04-12
US9379485B2 (en) 2016-06-28
KR101636121B1 (ko) 2016-07-04
US20140315409A1 (en) 2014-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014212000A (ja) レバー式コネクタ
US9948023B2 (en) Connector
JP4702205B2 (ja) コネクタ
JP2008010340A (ja) コネクタ
JP5402861B2 (ja) コネクタ
JP2014211999A (ja) レバー式コネクタ
US9478897B2 (en) Waterproof connector
JP2000331747A (ja) コネクタ
US9991634B2 (en) Connector
WO2015008609A1 (ja) コネクタ
JP2015065039A (ja) コネクタ
JP2009181724A (ja) コネクタ
JP2006190608A (ja) 防水コネクタ
JP2011023201A (ja) コネクタ
JP2009181719A (ja) コネクタ
JP4826488B2 (ja) コネクタ
US20220384987A1 (en) Connector
WO2021161763A1 (ja) レバー式コネクタ
JP5696893B2 (ja) 防水コネクタ
JP6473728B2 (ja) 保護キャップ
JP5904414B2 (ja) 防水コネクタ
JP4013926B2 (ja) コネクタハウジング
JP2016006725A (ja) レバー式コネクタ
JP5979489B2 (ja) コネクタ
JP2014120352A (ja) 防水コネクタ