JP2014211833A - 冷凍サイクル機器の遠隔制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】「なりすまし」による不正使用を監視して、予め登録された制御許可者以外からの不正操作を防止する遠隔制御システムを提供する。【解決手段】予め、ユーザ登録を行ったものだけが、通信ネットワークを通じて、制御媒体装置を携帯端末装置から遠隔操作可能なシステムにおいて、ユーザ登録の設定項目として「ID」「パスワード」の他に 本人にしか知り得ない「ニックネーム」情報まで登録可能とする、ユーザ登録設定手段と、これらの情報を適宜、エアコン操作時に、登録済みの全ユーザにメール等で通知することを可能とする、ユーザ登録情報通知手段と、最初に登録したユーザを管理者と位置づけて、他のユーザの登録内容の確認、削除と、「パスワード」の変更を可能とすることで、なりすまし者を検出して削除すると共に、なりすまし行為を防止する、なりすまし排除手段とを設けることで、セキュリティを強化する。【選択図】図7

Description

本発明は、宅内の電気機器を、宅外からインターネットを経由して、遠隔操作する制御システムに係わるものであり、特に「なりすまし」防止制御に関する。
近年のインターネットの急速な普及に伴い、宅外から携帯電話を用いて、宅内のエアーコンディショナーやヒートポンプ給湯機などの冷凍サイクル機器を制御するホームネットワークシステムの技術開発が行われている。
このような技術として特許文献1のようなシステムが開示されている。このシステムは、サービス会社とネットワークでつながる複数の個別ネットワークとで構成され、個別ネットワークは、無線通信機能を備えた複数の制御媒体装置と統括制御部とパソコンシステムとルータとから構成されている。サービス会社は、個別ネットワークの機器情報を管理し、統括制御部は、制御媒体装置の情報をパソコンシステムに送受信し、制御媒体装置のエラーをサービス会社に送信する。これにより、機器管理情報をサービス会社で管理し、各個別システムでは、集中操作や運転状況モニタを行うものが知られている。
一方、インターネットの普及に伴い、ネットワーク上で、他人のIDとパスワードを盗用して、当該システムの認証システムをだまして、不正侵入して不正行為を働く「なりすまし」と呼ばれる犯罪が急増しており、ホームネットワークシステムにおけるセキュリティ対策の強化が課題となっている。
上記、セキュリティ対策に関連する技術として、例えば特許文献2や特許文献3が挙げられる。特許文献2に記載されている遠隔操作装置は、宅内の各機器を集中制御する制御機能を有する宅内制御装置を通信機能を有する通信モジュールを介して通信網に接続しておき、外部の通信手段から、通信モジュールにアクセスされたとき、宅内制御装置は、通信手段から送信された識別情報およびパスワードが、予め登録された制御許可者のものであるかを判定し、制御許可者によるアクセス時のみ、宅内制御装置へのアクセスが許可され、宅内機器を外部から遠隔操作可能とすることで、セキュリティを確保している。
特許文献3に記載されている空調制御システムは、通常は運転禁止状態としている空調機と公衆ネットワークと公衆ネットワークを介して空調機と通信可能な中央管理装置と空調機と通信可能であり空調機の不正使用を防止する不正使用防止ユニットとを備える。不正使用防止ユニットの制御部は、不正アクセスの回数をカウントし、所定回数以下である場合は、空調機の運転禁止状態を解除する。これにより、遠隔から不正使用されている空調機の運転を自動的に禁止させる空調機の不正使用防止ユニットを備えた空調制御システム及び不正使用防止プログラムが開示されている。
特開2004−287641号公報 特開2002−291057号広報 特許04586859号公報
このように、宅外から携帯電話等を用いて、インターネットを経由して遠隔操作により、宅内の宅内のエアーコンディショナーやヒートポンプ給湯機などの冷凍サイクル機器を制御する場合、「なりすまし」による不正使用を監視して、予め登録された制御許可者以外から、不正に操作されないようにすることが重要である。
しかしながら、特許文献1では、制御媒体装置のエラーを監視して、サービス会社に送信する機能は有るものの、「なりすまし」による不正使用の監視は、行っていない。
特許文献2についても、宅内制御装置において、宅外から携帯電話等の通信手段により送信された識別情報およびパスワードが、予め登録された制御許可者のものであるかを判定し、制御許可者によるアクセス時のみ、宅内制御装置へのアクセスを許可し、宅内機器を外部から遠隔操作可能としているが、「なりすまし」による不正使用の監視までは、行っていない。
特許文献3についても、リース料を滞納している場合の不正使用や、契約外の使用条件による運転等、外部からの不正アクセスをチェックして、空調機の運転を許可するか禁止するかを決めているが、「なりすまし」による不正使用の監視についての記載はない。
本発明が解決しようとする課題は、識別情報およびパスワードが、何らかの事情により、第三者に漏れてしまい、予め登録された制御許可者に「なりすまし」をした第三者により、不正に電気機器を制御されることを防止する遠隔制御システムを提供することにある。
請求項1に記載の本発明が解決しようとする課題は、予めユーザ登録を行った人だけが、通信ネットワークを通じて、冷凍サイクル機器の「運転操作」や「状態確認」を行える遠隔制御システムにおいて、最初にユーザ登録を行った人を管理者と位置付けて、他のユーザの確認、削除をすることができる権限を与えることで「なりすまし」による不正使用を防止することにより達成される。
請求項2に記載の遠隔制御システムは、請求項1の遠隔制御システムにおいて、管理者に特有の権限として、更に、制御媒体装置の操作を許可するパスワードの変更を行うことができるようにすることで、セキュリティを強化するものである。
請求項3に記載の遠隔制御システムは、請求項1 乃至 請求項2の遠隔制御システムにおいて、ユーザ登録できる人数を制限することで「なりすまし」による不正使用を防止するものである。
請求項4に記載の遠隔制御システムは、請求項1 乃至 請求項3の遠隔制御システムにおいて、ユーザ登録されると、管理者も含む既登録者、全員に対して、その旨をメールで通知することにより、「なりすまし」による不正登録を発見可能とすることで、セキュリティを強化するものである。
請求項5に記載の遠隔制御システムは、請求項1 乃至 請求項4の遠隔制御システムにおいて、ユーザが遠隔操作により、制御媒体装置の運転操作を行った場合、ユーザ登録している全員に対して、その旨をメールで通知することにより、「なりすまし」者の存在を発見可能とすることで、セキュリティを強化するものである。
請求項6に記載の遠隔制御システムは、請求項1 乃至 請求項5の遠隔制御システムにおいて、ユーザ登録の設定項目として「ID」、「パスワード」の他に、本人にしか、知り得ない「ニックネーム」情報まで登録可能とする、ユーザ登録設定手段と、これらの情報を適宜、制御媒体装置操作時に、登録済みの全ユーザにメール等で通知することを可能とする、ユーザ登録情報通知手段とを設けることで、「なりすまし」者を排除し、セキュリティを強化するものである。
請求項7に記載の遠隔制御システムは、請求項1 乃至 請求項6の遠隔制御システムにおいて、宅内の制御媒体装置、または、制御媒体装置と携帯端末装置との間に配置された接続アダプタ装置に、遠隔操作を無効とする手段を設けると共に、前記により、遠隔操作が無効となっている時に、携帯端末装置より、制御媒体装置を遠隔で操作しようとした場合に、遠隔操作が無効状態となっており、制御不可能である旨をメールで通知することで、「なりすまし」者により、運転された疑いが有る場合などに、一時的に、遠隔操作を無効にすることで、在宅者のセキュリティを確保するものである。
請求項8に記載の遠隔制御システムは、請求項1 乃至 請求項7の遠隔制御システムにおいて、制御媒体装置をエアーコンディショナーやヒートポンプ給湯機などの冷凍サイクル機器とするものである。
本発明によれば、最初にユーザ登録を行った人を管理者と位置づけ、他のユーザの確認、削除をすることができる権限を与えることで、「なりすまし」者による不正使用を防止する遠隔制御システムを提供することができる。
遠隔制御システムの構成を示す概念図 遠隔制御システムの装置構成図 初期設定概略フロー図 遠隔制御概略フロー図(1) 遠隔制御概略フロー図(2) 遠隔制御概略フロー図(3) 遠隔操作機能一覧 ユーザ機能と実行可能者 遠隔操作許可者の管理
以下、この実施例に係る冷凍サイクル機器の遠隔制御システムについて図1、図2を用いて説明する。図1は遠隔制御システムの構成を示す概念図である。図2は遠隔制御システムの装置構成図である。
実施例の遠隔制御システムは、多機能携帯電話(携帯端末装置)100を使用して、住宅外1から住宅内3のエアーコンディショナー400Aやヒートポンプ給湯機(図示せず)などの冷凍サイクル機器(制御媒体装置)400を遠隔制御するために、多機能携帯電話100からインターネット10を介して接続される多機能携帯電話用のメールサーバ500と専用メールサーバ200及び住宅内の無線LAN接続アダプタ300を主体に構築される。
尚、実施例の冷凍サイクル機器は、エアーコンディショナー400Aを例に説明している。また、LAN接続アダプタ300は、図1に図示のようにエアーコンディショナー400が複数台(400A・400B)の場合、それに対応して複数(300A・300B)設ける。
実施例の遠隔制御システムは、専用メールサーバ200を備え、インターネット10に接続している。このシステムは、専用メールサーバ200を介して、インターネット10上にサービスサイトを開設し、このサービスサイトに接続する複数の多機能携帯電話100とその持ち主の住宅内3に多機能携帯電話100による住宅内3の制御媒体装置400の遠隔操作サービスを提供する。
多機能携帯電話に遠隔制御システムのアプリケーションソフトをインストールすることにより、遠隔制御システムに対応した入力操作・制御部110、コマンド編集・送信部120、表示更新・制御部、メール受信・解析部130などの機能が加えられる。
尚、本発明の実施例に記載の遠隔制御システムは一実施例であり、種々の構成が考えられる。更には、採用台数が多くなる場合や技術の進歩等の状況の変化により、具体的構成および具体的機能は変化していくものである。例えば、採用台数が多くなった場合は、空気調和機等の冷凍サイクル機器に、上記実施例の無線LANアダプタ300の機能と同様な処理が可能な手段を内蔵させ、これにより更に高機能な制御を可能とする。
上記遠隔制御システムの実施例による初期設定を図3を用いて説明する。図3は初期設定概略フロー図である。
多機能携帯電話などの携帯端末装置により、遠隔地からエアーコンディショナーなどの制御媒体装置を制御しようとする使用者は、遠隔制御システムのアプリケーションソフトと住宅内のエアーコンディショナーと対になる無線LAN接続アダプタを入手する。
実施例の専用メールサーバ200に図3のステップS200で無線LAN接続アダプタ300を登録する。登録された無線LAN接続アダプタ300を、エアーコンディショナー400と通信可能になるように設置し、ステップS301で、無線LAN接続アダプタ300を、例えば、「寝室エアーコンディショナー」のように、携帯端末装置100から識別のための名称を付けて、遠隔制御の制御媒体装置(以下、図3〜図6の説明では対象機と言う)と関係付けして登録する。
さらに、一般的な無線LAN装置30、ホームゲートウェイ20を住宅内に設置し、無線LAN接続アダプタ200が無線LAN装置30、ホームゲートウェイ20を介してインターネット10に接続できるように、通信環境を整備する。また、住宅内のエアーコンディショナーを遠隔制御しようとする携帯端末装置100の所有者は、携帯端末装置100に図3のステップS102で遠隔制御システムのアプリケーションソフトを携帯端末装置100にインストールする。
これらの準備が整ったところで、ステップS303で無線LAN接続アダプタ300から、エアーコンディショナー400の遠隔制御を許可する携帯端末装置100のメールアドレスなどの使用者識別符号(以下、IDと略す)とパスワード(以下、PWと略す)を入力して登録する。ステップS304で遠隔操作を許可する住宅内の対象機(例えば、寝室エアーコンディショナー)と遠隔操作を許可する携帯端末装置100のID,PWの情報を専用メールサーバ(図では、専用MSと略す)200に送信する。
無線LAN接続アダプタ300からの、対象機、ID,PWの情報を、ステップS206で受信した専用メールサーバ200は、ステップS207で記憶装置にこの対象機、ID,PWを記憶する。また、ステップS305で対象機400の情報を携帯端末装置100に送信し、これをステップS108で受信した携帯端末装置100はステップS109で対象機400の情報を記憶装置に記憶する。
なお、住宅内の複数の機器を遠隔制御の対象機400として登録しても良く、また、1台の対象機400の遠隔制御を複数の携帯端末装置100に許可するようにしても良い。
住宅外1から住宅内3の制御媒体装置であるエアーコンディショナーA(400A)を操作しようとする場合、上記のアプリケーションソフトをインストールした多機能携帯電話100の入力操作・制御部110から、予め登録された住宅内3のエアーコンディショナーA(400A)を選択し、運転の開始、停止、設定温度の変更、運転状態の確認などの指令内容を指定する。
指令内容に対応して、コマンド編集・送信部120で入力内容がコマンドに編集され、入力画面に操作内容が表示される。操作内容を確認し、送信操作するとコマンドに編集された指令内容が専用メールサーバ200に送信される。ここで、遠隔制御の手順について図4と図5を用いて説明する。図4は遠隔制御概略フロー図(1)である。
住宅内の制御媒体装置400を携帯端末装置100で制御しようとする場合は、ステップS120でインストールした遠隔制御システムのアプリケーションソフトを起動し、遠隔制御を開始するためのID,PWを入力し、登録してある遠隔制御の対象機の中から、制御する対象機を選択し、制御の内容を、例えば、自動運転開始、冷房運転開始、設定温度変更、風速変更などの指令として表示の中から選択し、ステップS121でこの指令を専用メールサーバ200に送信する。
尚、アプリケーションソフトが音声認識対応の場合は、制御の内容のキーワードを携帯端末装置100等に声で知らせ、この声で知らせた制御の内容のキーワードを認識して、具体的制御内容の確認を音声により表示若しくは画面表示してやり取りして制御媒体装置400を制御するようにしても良い。声で知らせるキーワードとしては、例えば「自動運転開始」「冷房運転開始」「冷房運転停止」「設定温度変更」「風速変更」など。
上記専用メールサーバ200は、ステップS222で受信した内容と記憶している対象機のID,PWと一致するか否かをステップS223でチェックし、不一致であれば、ステップS224に進み、不一致である旨の表示をして再入力を促す。
ステップS223でID,PWが一致している場合は、ステップS227に進み、無線LAN接続アダプタ300に指令の内容を伝える指令メールを生成し、専用メールサーバ200内のLANアダプタメールサーバ(図ではADMSと略す)220にこれを保持し、ステップS230に進み、無線LAN接続アダプタ300からの送信要求を受信するのを待つ。
他方、無線LANアダプタ300は初期設定の終了後、図5のステップS326で定期的にLANアダプタメールサーバ220に送信要求を発信している。専用メールサーバ200は図4のステップS230で無線LAN接続アダプタ300からの送信要求を受信した場合は、ステップS234に進み、LANアダプタメールサーバ220に携帯端末装置100からの指令メールが有るか否かをチェックする。
ステップS234で指令メールが有る場合は、ステップS238、S239で、指令メールと返信日時を無線LAN接続アダプタ300に返信し、ステップS234で指令メールが無い場合は、ステップS239に進み、返信日時を無線LAN接続アダプタ300に返信して、ステップS255で、記憶している最新の返信日時を更新し、ステップS230に戻り、次の送信要求があるまで待機する。
ステップS230で無線LAN接続アダプタ300からの送信要求を受信しない場合は、ステップS256に進み、第1の所定時間が経過しているか否かをチェックし、第1の所定時間が経過していない場合は、ステップS230に戻り、次の送信要求があるまで待機する。
ここで、第1の所定時間とは、何らかの原因で専用メールサーバ200と無線LAN接続アダプタ300との間で通信が遮断した場合、通信の遮断と判断するまでの時間であり、前述の最新の返信日時から現在時刻までの経過時間がこの値を超えた場合に通信が遮断していると判断する時間であり、第2の所定時間とは、無線LAN接続アダプタ300と専用メールサーバ200との間の通信の遮断を判断する時間であり、記憶している最新の返信日時から現在までの経過時間が第2の所定時間を越えない場合は、通信は正常な状態であるとして、通常の動作を継続し、第2の所定時間を越えた場合は、通信が遮断したと判断する。
上記第1の所定時間と第2の所定時間の具体的な時間は、例えば、前回の操作が手元のリモートコントローラで操作された場合は、在宅者が自分で操作可能であるので第1の所定時間を1時間、第2の所定時間を2週間と長めにし、前回の操作が住宅外から遠隔操作された場合は、第1の所定時間を1時間、第2の所定時間を24時間と短めにする。
ステップS256で第1の所定時間が経過している場合は、ステップS257に進み、通信が遮断したことにより、住宅内の対象機400が「制御不能状態にある」旨のメールを携帯端末装置100に送信する。ステップS158でメールを受信した携帯端末装置100の所持者は、ステップS159においてメールで受信した内容、つまり「エアーコンディショナーが制御不能状態にある」旨の表示を見ることで、住宅内の対象機400が制御不能状態になっていることを知り、適切な処置、行動をとることができる。
次に、無線LAN接続アダプタの動作について図5を用いて説明する。図5は遠隔制御概略フロー図(2)である。
前述したように、無線LANアダプタ300は初期設定の終了後、ステップS326で定期的にLANアダプタメールサーバ220に送信要求を発信し、専用メールサーバ200はこの送信要求に対して、ステップS238,S239で携帯端末装置100からの指令メール、返信日時を送信している。
無線LANアダプタ300はステップS341で専用メールサーバ200からの返信を受信した場合、ステップS342に進み、自身が記憶している最新の返信日時を更新し、ステップS344に進み、指令メールの有無をチェックする。指令メールが有る場合は、ステップS346に進み、指令メールを解析して、対象機400へのコマンドに変換し、ステップS347で対象機400に送信する。
ステップS448でコマンドを受信した対象機400は、ステップS449でコマンドに従って対象機400を制御し、制御結果をステップS450で無線LANアダプタ300に送信する。ステップS351で制御結果を受信した無線LANアダプタ300はステップS352で制御結果を携帯端末装置100にメールで送信する。
インターネット10を介してステップS160で制御結果のメールを受信した携帯端末装置100の所持者は、ステップS161でメールを表示させ、対象機400の制御結果を確認することができる。
ステップS344で指令メールが無かった場合は、ステップS345に進み、次の送信要求の時間が来たか否かをチェックする。次の送信要求の時間が来た場合は、ステップS326に戻り、専用メールサーバ200に送信を要求する。次の送信要求の時間が来ていない場合は、ステップS341に戻り、専用メールサーバ200からの返信を待つ。
ステップS341で専用メールサーバ200からの返信が無い場合は、ステップS343に進み、記憶している最新の返信日時から現在までの経過時間が第2所定時間を越えているか否かをチェックする。第2の所定時間を越えていない場合は、ステップS345に進み、前述したように、ステップS326、又はステップS341戻る。
次に、停止メールの発信動作について、図6を用いて説明する。図6は、遠隔制御概略フロー図(3)である。
前記、図5のステップS343で記憶している最新の返信日時から現在までの経過時間が第2の所定時間を越えている場合は、通信が遮断しているとして、図6のステップS370に進む。無線LAN接続アダプタ300はステップS370で停止コマンドを対象機400に送信し、ステップS471でこれを受信した対象機400はステップS472で対象機400の運転を停止し、ステップS473で制御結果を無線LAN接続アダプタ300に送信する。
ステップS374で制御結果を受信した無線LAN接続アダプタ300は、ステップS375で、対象機400が停止した旨の停止メールを携帯端末装置100に送信する。
この場合、無線LAN接続アダプタ300と専用メールサーバ200との間の通信が途切れているので無線LAN接続アダプタ300と多機能携帯電話メールサーバ500との間の通信も不通となっている恐れが大きい。
しかし、インターネット10の性質上、無線LAN接続アダプタ300と多機能携帯電話メールサーバ500との間の通信は障害部位を迂回して、確保されている場合も有るので、携帯端末装置100に対象機400が停止していることをメールで伝達する。次に、ステップS376に進み、警報を発信して、住宅内の人にも対象機400が停止していることを報知する。
ステップS177で、停止メールを受信した携帯端末装置100の所持者は、ステップS178でメールを表示し、対象機400が停止していることを知り、適切な処置を講ずることができる。
専用メールサーバ200はメール生成用サーバ210とLANアダプタメールサーバ220から構成され、編集された指令内容をメール生成用サーバ210で受信し、指令内容を後述する住宅内3の無線LANアダプタ300A宛のメールにしてLANアダプタメールサーバ220に送る。LANアダプタメールサーバ220は送信された無線LANアダプタ300A宛のメールを無線LANアダプタ300Aからの送信要求があるまで保持し、無線LANアダプタ300Aからの送信要求に応じて送信する。
LANアダプタメールサーバ220には、前述のアプリケーションソフトをインストールした多機能携帯電話100の持ち主のIDと遠隔制御システムにアクセスするときのパスワードが登録されるようになっていて、他人からの住宅内機器の操作ができないようになっている。
住宅内には複数の制御媒体装置(例えば、エアーコンディショナー)400とこれと一対を成す複数の無線LANアダプタ300が備えられ、無線LANアダプタ300と無線LANで情報の伝達が可能な無線LAN装置30を介して、ホームゲートウェイ20、インターネット10につながり、専用メールサーバ200、多機能携帯電話メールサーバ500と通信が可能となっている。
これにより、住宅内3の複数の制御媒体装置400の無線LANアダプタ300が1台の無線LAN装置30でインターネット10に接続可能になり、住宅内3の機器の設置が大幅に簡略化される。
無線LAN接続アダプタA(300A)は制御媒体装置(実施例ではエアーコンディショナーA)400Aと対になり、エアーコンディショナーA(400A)を制御する。この場合、エアーコンディショナーA(400A)の制御がエアーコンディショナーA(400A)の本体やエアーコンディショナーA(400A)用のリモートコントローラ(図示せず)でも制御できるようになっていて、優先順が設定できるようになっていても構わない。
無線LAN接続アダプタA(300A)は前述の遠隔制御システムのアプリケーションソフトをサービス会社から購入する時に、遠隔制御システムを構成する機器として、対象となる制御媒体装置400毎に設置され、この無線LAN接続アダプタA(300A)に遠隔制御システムを使用してアクセスする時に必要となるID、パスワードをこの無線LAN接続アダプタA(300A)から入力し、LANアダプタメールサーバ220に登録する。
無線LAN接続アダプタA(300A)は定期的(実施例では1分間隔)に専用メールサーバ200のLANアダプタメールサーバ220にメールの送信を要求し、LANアダプタメールサーバ220は多機能携帯電話100からの指令内容を記した無線LAN接続アダプタA(300A)宛のメールが有れば、そのメールと送信日時を送信し、無線LAN接続アダプタA(300A)宛のメールがなければ、送信日時を送信する。
無線LAN接続アダプタA(300A)は多機能携帯電話100からの指令内容を記した無線LAN接続アダプタA(300A)宛のメールを受信し、メール解析・コマンド送信部301Aで多機能携帯電話100からの指令内容をエアーコンディショナーA(400A)へのコマンドに変えてエアーコンディショナーA(400A)に送信する。
エアーコンディショナーA(400A)は無線LAN接続アダプタA(300A)からのコマンドの送信をコマンド受信・空調制御部401Aで受信し、エアーコンディショナーAを多機能携帯電話100からの制御指令に応じて制御する。更に、エアーコンディショナーA(400A)は制御結果を運転開始、運転停止、設定温度、現在室温などの運転状態、室内状態を空調運転結果送信部406Aから無線LAN接続アダプタA(300A)に送信する。
空調運転結果送信部406Aから運転結果を受信した無線LAN接続アダプタA(300A)は運転結果メール送信部306Aで運転結果を文字情報に変換し、無線LAN装置30、ホームゲートウェイ20及びインターネットを介して多機能携帯電話100宛に送信する。
無線LAN接続アダプタA(300A)から送信された運転結果メールはインターネット10上の多機能携帯電話メールサーバを介して多機能携帯電話100に送られる。多機能携帯電話100はメール受信・解析部130でこれを受信、解析して、多機能携帯電話100の表示更新・制御部140に応じた形態にして、多機能携帯電話100の所持者に伝える。
このように構成することで、住宅外1の多機能携帯電話100から、住宅内3のエアーコンディショナーA(400A)を制御し、運転結果をメールで確認できるので、多機能携帯電話100の所持者は思い立った時に、随時、住宅内3の制御媒体装置の制御を指示し、その結果を記録性の有るメールで受けることができるので、音声での通知のように、聞き漏らしたりすることがなく、確実に制御媒体装置の運転状態を把握することができる。
インターネット10は網の目のようなネットワークでつながれているので、どこか一箇所で支障が発生しても、その部を迂回することで、全体的な支障が出ることはほとんど考えられないが、例えば、実施例の専用メールサーバ200の近くで雷などで急激な電界の変化が生じたり、瞬間的に電源が遮断されると言ったことは十分に考えられ、この場合、本発明の遠隔制御システムは機能しなくなる。
この時、無線LAN接続アダプタA(300A)はLANアダプタメールサーバ220に定期的に送信要求を出しているので、この要求にたいするLANアダプタメールサーバ220からの返信がない場合、どこかで、通信障害が起きていることが判る。軽度の通信障害は、短時間に復旧することが多いので、この間、無線LAN接続アダプタA(300A)はエアーコンディショナーA(400A)に新たな指示を出さず、エアーコンディショナーAの運転状態を維持し、LANアダプタメールサーバ220に定期的に送信要求を出すことを継続する。
無線LAN接続アダプタA(300A)は送信の要求に対して、LANアダプタメールサーバ220からの返信が何回か連続してない場合、インターネット10に重度の通信障害が起きている可能性が高いので、通信が遮断したと判断し、エアーコンディショナーA(400A)に運転の停止を指示して、エアーコンディショナーA(400A)を停止させる。
この場合、エアーコンディショナーA(400A)が停止した旨を住宅内3に在宅している人に報知するため、住宅内3にある無線LAN接続アダプタA(300A)又はエアーコンディショナーA(400A)から、ブザー、音声または警報表示を発するようにすると、在宅している人が停止に対する適切な処置を行うのに役立つ。
なお、運転中のエアーコンディショナーA(400A)の運転開始から現在までの間に、多機能携帯電話100から本発明の遠隔制御システムを介した運転開始、運転の変更や運転状態の確認の指令が有ったときにはエアーコンディショナーA(400A)の運転を停止し、運転中のエアーコンディショナーA(400A)の運転開始から現在までの間に、多機能携帯電話100から本発明の遠隔制御システムを介した運転開始、運転の変更や運転状態の確認の指令が無かった時にはエアーコンディショナーA(400A)の運転を継続するようにするのも良い。
更に、通信障害になった時に、多機能携帯電話100からの指令で運転中の場合のみ、エアーコンディショナーA(400A)を停止する機能と、指令の出処に関わらず、運転中のエアーコンディショナーA(400A)を停止する機能とを、無線LAN接続アダプタA(300A)に設けた切替スイッチで選択できるようにすることで、本発明の遠隔制御システムの多様な使用の方法に対応することが可能となる。
これは、遠隔制御システムを使用して住宅内3のエアーコンディショナーA(400A)を操作している場合、通信が遮断すると、当然のことながら遠隔制御システムを使用しての住宅内3のエアーコンディショナーA(400A)の操作ができなくなる。この場合、住宅内3にエアーコンディショナーA(400A)を操作できる人が在宅していれば、前述したブザー、音声または警報表示により、適切な処置をとることもできるが、そのような人が居ない場合は、エアーコンディショナーA(400A)は遠隔操作も住宅内3での操作もできなくなり、エアーコンディショナーA(400A)は一種の暴走状態になる。
このような場合、エアーコンディショナーA(400A)は自らの制御アルゴリズムで自分自身を制御し、運転を継続するが、一種の暴走状態であることには変わりは無く、この状態を解消すべく、無線LAN接続アダプタA(300A)からエアーコンディショナーA(400A)に運転の停止を指示し、エアーコンディショナーA(400A)を停止させることで、この暴走状態から抜け出すことができる。
なお、実施例では制御媒体装置をエアーコンディショナーとしたが、エアーコンディショナー以外にも、空気清浄機、除湿機、暖房機などのエアーコンディショナー器や給湯器、ボイラー、洗濯機、テレビ、照明器具などの家庭電器製品にも、この遠隔制御システムを適用できることは言うまでもない。これらの機器に適用することで、住宅内3の空調で在宅者の体調維持や、擬似在宅状態の演出で防犯効果を期待することができる。
これまで、1台の多機能携帯電話100で住宅内3のエアーコンディショナーA(400A)を制御することについて述べてきたが、複数の多機能携帯電話のそれぞれに、前述した本発明の遠隔制御システムのアプリケーションソフトをインストールし、無線LAN接続アダプタA(300A)に、対となるエアーコンディショナーA(400A)の遠隔制御を許可する多機能携帯電話を複数登録することもできる。
これにより、複数の多機能携帯電話から1台のエアーコンディショナーA(400A)を遠隔操作することができるようになり、例えば、家族みんなが外出していても、家族の誰もが住宅内3のエアーコンディショナーA(400A)を遠隔操作できるので、安心して、外出することができる。
これにより、自分では冷凍サイクル機器を操作することができない人を、自宅に残して外出しなければならない場合で、熱中症や風邪を引くのを防ぐため、室内をエアーコンディショナー、ファンヒーター、電気ストーブ、除湿機、空気清浄機などのエアーコンディショナーで適正な状態に維持しておきたい時に、登録された多機能携帯電話を持ち歩くことで、住宅内のエアーコンディショナーの運転、停止などの制御を行い、また、その運転状態を確認することができる。
これらのエアーコンディショナーは、在宅者の健康を守る上で大きな役割を持っているので、災害時にも、その機能を継続して発揮することが望ましい。しかし、これらのエアーコンディショナーは大きな熱量を扱うため、条件の悪化に伴い、2次災害を引起す虞も大きい。このため、本発明では、通信障害で、外部からのコントロールができなくなった時には、これらのエアーコンディショナーを停止にし、登録してある多機能携帯電話に通知するようにする。通報を受けた人は、住宅内のエアーコンディショナーの停止の状態をいち早く知ることができ、とるべき次の行動に素早く移ることができる遠隔制御システムを提供することができる。
次に、多機能携帯電話100により、エアーコンディショナーA(400A)を遠隔で操作可能な機能について、図7を用いて説明する。図7は、遠隔操作機能一覧である。
図7に示す通り、遠隔操作の主な機能としては「設定」、「確認」、「操作」があり、「その他」取扱説明等を行う機能も有している。
「設定」は、初期設定等を行うものであり、全ユーザが、エアーコンディショナーA(400A)を遠隔操作する際に、必ず行う必要がある「エアコン登録」と、使用を取り止める際に行う「削除」機能がある。また、最初にエアコン登録を行った人を「管理者」と位置づけ、その人のみが実行可能となる「管理者メニュー」内の「パスワード変更」、「ユーザ確認」、「ユーザ削除」機能が有る。
「確認」は、エアコンの状態を確認するものであり、例えば、冷房モードで運転中であるとか、設定温度が27℃に設定されているとか、停止中である等、エアコンの状態を遠隔操作で「確認」する機能である。
「操作」は、エアコンの設定を変更するものであり、例えば、冷房モードで運転を開始するとか、設定温度を26℃に変更するとか、運転しているエアコンを停止する等、エアコンの運転状態を遠隔操作で「変更」する機能である。
次に、ユーザ機能と実行可能者の関係について、図8を用いて説明する。図8は、ユーザ機能と実行可能者の関係をまとめたものである。表の通り「ユーザ登録」は、全ユーザが行うものであり、「ユーザ確認」、「ユーザ削除」、「パスワード変更」については、管理者のみが、実行可能な機能である。
次に、遠隔操作許可者の管理方法について、図9を用いて説明する。図9は、遠隔操作許可者の管理について、図示したものである。図に示す通り、最初にユーザ登録を行った人を管理者(ユーザー1)として、その後、2番目以降にユーザ登録した人を一般のユーザとして、前記、管理者と区別して管理する。本実施例では、5人までのユーザを登録可能としている。
以上、説明したように、請求項1記載の遠隔制御システムによれば、予め、ユーザ登録を行った人だけが、携帯端末装置から制御媒体装置を操作可能であり、また、このユーザ登録を最初に行った人を「管理者」と位置付け「管理者」のみに、他のユーザの登録状況の「確認」と「削除」を行うことができる権限を与えている。
これにより、万一、ユーザ登録に必要な「ID」と「パスワード」が盗用され、「なりすまし」による不正使用が行われた場合でも、管理者がユーザの登録状況を「確認」することで、第三者が「なりすまし」を行って、ユーザ登録を行ったことが判明した場合には、「削除」機能により、「なりすまし」により不正登録されたユーザを「削除」することができる。その後、同じく管理者のみの機能である「パスワード」の変更を行うことで、それ以降は、「なりすまし」者の不正使用を防止することができる。
尚、上記、管理者がユーザの登録状況を「確認」する際は、登録されている全ユーザに対して、確認結果をメールで送信すると、そのなかに「なりすまし」者がいる場合、更に、メールアドレス等の「ID」情報が漏れてしまうため、管理者のみに通知するようにする。
また、何らかの事情で、正規の使用者が、ユーザ登録をする前に、「なりすまし」者が、最初にユーザ登録を行ってしまった場合、「なりすまし」者が、「管理者」となりえる。
その場合、本来「管理者」となるはずの正規のユーザの登録が、二人目となり、他のユーザ扱いとなるため「管理者」に特有の権限、例えば、操作「パスワード」の変更等が行えないことで「なりすまし」者の存在に気付くことができるが、「管理者」権限の「削除」機能が使えないため「なりすまし」者を「削除」することができない。
上記の場合、無線LAN接続アダプタの「初期化SW」を操作して、工場出荷状態に戻すことで、「なりすまし」者の登録を「削除」するこができるので、改めて、「ユーザ登録」を行い「管理者」となり、「パスワード」の「変更」を行うことで、上記、「なりすまし」者を排除することができる。
管理者が、携帯端末装置の買い替え等で、メールアドレスの変更を行う場合や、純粋に登録自体を間違った場合、あるいは、本来は「管理者」となるべきではない人が、誤って最初にユーザ登録を行い「管理者」となってしまった場合も、上記、無線LAN接続アダプタに設けられた「初期化SW」を操作して、工場出荷状態に戻すことで対応できる。
また、請求項2記載の遠隔制御システムによれば、管理者に特有の権限として、更に、制御媒体装置の操作を許可する「パスワード」の「変更」を行うことができる。
これにより、管理者が定期的に「パスワード」の「変更」を行い、その都度、正規の使用者のみに「パスワード」を通知することで、セキュリティの強化が図れる。
また、請求項3記載の遠隔制御システムによれば、ユーザ登録できる人数を制限しているため、万一「なりすまし」により制御媒体装置が不正使用された場合でも、上限までの登録による被害で済む。その場合、上記の通り、管理者によるユーザの登録状況の確認により、「なりすまし」が判明した場合、ユーザ「削除」機能により、不正なユーザ登録を削除して、その後、上記「パスワード」の「変更」機能により、「パスワード」を再設定することで、「なりすまし」者を排除することができる。
また、請求項4記載の遠隔制御システムによれば、ユーザ登録されると既登録者、全員に対して、メールでその旨が通知される。これにより、不審な登録が有った場合、既登録者間で確認を取り「なりすまし」が判明した場合、上記と同様の手順で、第三者による不正使用を排除することができる。
また、請求項5記載の遠隔制御システムによれば、ユーザが遠隔操作により、制御媒体装置の運転操作を行った場合、ユーザ登録している全員に対して、メールで、その旨が通知される。これにより、不審な運転内容が有った場合、既登録者間で確認を取り「なりすまし」者による運転であることが判明した場合、上記と同様の手順で、第三者による不正使用を排除することができる。
また、請求項6記載の遠隔制御システムによれば、ユーザ登録の設定項目として、「ID」、「パスワード」の他に、本人にしか、知り得ない「ニックネーム」情報まで登録可能とすると共に、これらの情報を適宜、エアコン操作時に、登録済みの全ユーザにメール等で通知することを可能とすることで、「なりすまし」者を排除し、セキュリティを強化するものである。
また、請求項7記載の遠隔制御システムによれば、宅内の制御媒体装置、または、制御媒体装置と携帯端末装置との間に配置された接続アダプタ装置に、遠隔操作を無効とする手段を設けると共に、前記により、遠隔操作が無効となっている時に、携帯端末装置より、制御媒体装置を遠隔で操作しようとした場合に、遠隔操作が無効状態となっており、制御不可能である旨をメールで通知することで、「なりすまし」者により、運転された疑いが有る場合などに、一時的に、遠隔操作を無効にすることで、在宅者のセキュリティを確保するものである。
また、請求項8記載の遠隔制御システムによれば、請求項1 乃至 請求項7の遠隔制御システムにおいて、制御媒体装置をエアーコンディショナーやヒートポンプ給湯機などの冷凍サイクル機器とするものである。
1…宅外、3…宅内、10…インターネット、20…ホームゲートウェイ、30…無線LAN装置、100…多機能携帯電話(携帯端末装置)、110…入力操作・制御部、120…コマンド編集・送信部、130…メール受信・解析部、140…表示更新・制御部、200…専用メールサーバ、210…メール生成用サーバ、220…LANアダプタメールサーバ、300…無線LAN接続アダプタ、300A…無線LAN接続アダプタA、300B…無線LAN接続アダプタB、301A…メール解析・コマンド送信部、306A…運転結果メール送信部、400…エアーコンディショナー(制御媒体装置、対象機)、400A…エアーコンディショナー(制御媒体装置)A、400B…エアーコンディショナー(制御媒体装置)B、401A…コマンド受信・空調制御部、406A…空調運転結果送信部、500…多機能携帯電話メールサーバ。

Claims (8)

  1. 予め、ユーザ登録を行った人だけが、携帯端末装置から制御媒体装置を操作可能とする遠隔制御システムにおいて、このユーザ登録を最初に行った人を「管理者」と位置付けて「管理者」のみに、他のユーザの「確認」と「削除」を行うことができる権限を与えることにより、第三者の「なりすまし」による不正使用を防止することを特徴とする遠隔制御システム。
  2. 請求項1の遠隔制御システムにおいて、管理者に特有の権限として、更に、制御媒体装置の操作を許可する「パスワード」の「変更」を行えるようにすることで、セキュリティを強化することを特徴とする遠隔制御システム。
  3. 請求項1又は請求項2の遠隔制御システムにおいて、ユーザ登録できる人数を制限することで、セキュリティを強化することを特徴とする遠隔制御システム。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかの遠隔制御システムにおいて、ユーザ登録されると、管理者に対して、その旨をメールで通知することで、セキュリティを強化することを特徴とする遠隔制御システム。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかの遠隔制御システムにおいて、ユーザが遠隔操作により、制御媒体装置の運転操作を行った場合、管理者と既登録者、全員に対して、その旨をメールで通知することで、「なりすまし」による不正使用を防止することを特徴とする遠隔制御システム。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかの遠隔制御システムにおいて、ユーザ登録の設定項目として「ID」、「パスワード」の他に「ニックネーム」を登録することを特徴とする遠隔制御システム。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかの遠隔制御システムにおいて、宅内の制御媒体装置、または制御媒体装置と携帯端末装置との間に配置された接続アダプタ装置に、遠隔操作を無効とする手段を設けると共に、前記により、遠隔操作が無効となっている時に、携帯端末装置より、制御媒体装置を遠隔で操作しようとした場合、遠隔操作が無効状態となっており、制御不可能である旨をメールで通知することを特徴とする遠隔制御システム。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れかの遠隔制御システムにおいて、前記制御媒体装置が、エアーコンディショナーやヒートポンプ給湯機などの冷凍サイクル機器であることを特徴とする遠隔制御システム。
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