JP2014211180A - 無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第2ワンウェイクラッチを有する出力減速機構を備える無段変速機において、駆動輪の回転力を走行用駆動源に迅速に伝達させる。
【解決手段】無段変速機は、走行用駆動源からの駆動力が伝達される入力部と、出力軸と、てこクランク機構と、第1ワンウェイクラッチと、走行用駆動源の回転負荷を利用して出力軸の回転速度を減速させる出力減速機構と、制御部とを備える。出力減速機構は、出力軸に対して一方向側に相対回転しようとするときに該揺動リンクを空転させ、他方側に相対回転しようとするときに出力軸に揺動リンクを固定する第2ワンウェイクラッチを備える。制御部は、出力減速機構を作動させる場合に、入力部の回転速度が、出力軸の回転速度に、出力減速機構の変速比を掛けた値を超える場合には、揺動リンクの揺動速度が出力軸の回転速度以上となることを阻止しつつ、回転半径調節機構の回転半径を大きくする。
【選択図】図10

Description

本発明は、てこクランク機構を用いた四節リンク機構型の無段変速機に関する。
従来、車両に設けられたエンジン等の走行用駆動源からの駆動力が伝達される入力部と、入力部の回転中心軸線と平行に配置された出力軸と、入力部の回転中心軸線上に設けられた複数の回転半径調節機構と、出力軸に揺動自在に軸支される複数の揺動リンクと、一方の端部に回転半径調節機構に回転自在に外嵌される入力側環状部を有し、他方の端部が揺動リンクの揺動端部に連結されるコネクティングロッドとを備える四節リンク機構型無段変速機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のものでは、各回転半径調節機構は、入力部の回転中心軸線上に偏心して設けられた円板状のカム部と、このカム部に偏心して回転自在に設けられた回転部と、複数のピニオンを軸方向に一体に備えるピニオンシャフトと、ピニオンを回転させる調節用駆動源とからなる。また、揺動リンクと出力軸との間には、第1ワンウェイクラッチが設けられている。第1ワンウェイクラッチは、揺動リンクが出力軸に対して一方側に相対回転しようとするときに、出力軸に揺動リンクを固定し、他方側に相対回転しようとするときに、出力軸に対して揺動リンクを空転させる。
各カム部は、入力部の回転中心軸線方向に貫通する貫通孔と、回転中心軸線に対する偏心方向に対向する位置に設けられ、カム部の外周面と貫通孔を構成する内周面とを連通させる切欠孔とを備える。また、切欠孔は、カム部の軸方向一方の端面から他方の端面に亘って設けられている。隣接するカム部同士はボルトで固定され、これにより、カム部連結体が構成される。カム部連結体の軸方向一端は、入力部に連結され、カム部連結体と入力部とでカムシャフトが構成されている。
カム部連結体は、各カム部の貫通孔が連なることにより、中空となっており、その内部にはピニオンシャフトが挿入される。ピニオンシャフトには、調節用駆動源の駆動力が伝達される。挿入されたピニオンシャフトは各カム部の切欠孔から露出している。回転部にはカムシャフトを受け入れる受入孔が設けられている。この受入孔を形成する回転部の内周面には内歯が形成されている。
内歯は、カムシャフトの切欠孔から露出するピニオンシャフトと噛合する。入力部とピニオンシャフトとを同一速度で回転させると、回転半径調節機構の回転半径が維持される。入力部とピニオンシャフトの回転速度を異ならせると、回転半径調節機構の回転半径が変更されて、変速比が変化する。
入力部を回転させることにより回転半径調節機構を回転させると、コネクティングロッドの入力側環状部が回転運動して、コネクティングロッドの他方の端部と連結される揺動リンクの揺動端部が揺動する。即ち、回転半径調節機構、コネクティングロッド、及び揺動リンクで、てこクランク機構が構成される。揺動リンクは、第1ワンウェイクラッチを介して出力軸に設けられているため、出力軸に対して一方側に相対回転するときのみ出力軸に回転駆動力(トルク)を伝達する。
各回転半径調節機構のカム部の偏心方向は、夫々位相を異ならせて入力部周りを一周するように設定されている。従って、各回転半径調節機構に外嵌されたコネクティングロッドによって、揺動リンクが順にトルクを出力軸に伝達するため、出力軸をスムーズに回転させることができる。
また、上記の如く構成される四節リンク機構型の無段変速機では、エンジンブレーキがきかない。また、駆動輪の回転力を利用して走行用駆動源を回し、例えば、フューエルカットによる燃費向上を図ることができない。このため、エンジンブレーキを利かせるための、又は駆動輪の回転力を利用して走行用駆動源を回すための、第2ワンウェイクラッチを有する出力減速機構を備えるものも知られている(例えば、特許文献2)。
特表2005−502543号公報 国際公開第2012/026181号
出力減速機構を第2ワンウェイクラッチを備えるもので構成する場合、エンジンブレーキを効かせるためなどの理由により、駆動輪の回転力で走行用駆動源を連れ回すためには、第2ワンウェイクラッチを働かせて、出力軸の回転力を入力部に伝達させる必要がある。そして、第2ワンウェイクラッチを働かせるためには、入力部の回転速度が出力軸の回転速度に出力減速機構の変速比(入力部の回転速度/出力軸の回転速度)を掛けた値を下回る必要がある。
そして、無段変速機の変速比が大きいほど、車両の走行速度に対する走行用駆動源の回転速度が大きくなるため、走行中の無段変速機の変速比が大きい場合、出力減速機構を作動させる際に、第2ワンウェイクラッチを作動させるための回転速度まで入力部の回転速度が低下するのに時間を要し、迅速に駆動輪の回転力を用いて走行用駆動源を回転させることができない問題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、第2ワンウェイクラッチを有する出力減速機構を備える無段変速機において、駆動輪の回転力を走行用駆動源に迅速に伝達させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、走行用駆動源からの駆動力が伝達される入力部と、前記入力部の回転中心軸線と平行に配置された出力軸と、前記出力軸に軸支される揺動リンクを有し、前記入力部の回転運動を前記揺動リンクの揺動運動に変換する複数のてこクランク機構と、前記揺動リンクが前記出力軸に対して一方側に相対回転しようとするときに前記出力軸に前記揺動リンクを固定し、他方側に相対回転しようとするときに前記出力軸に対して前記揺動リンクを空転させる第1ワンウェイクラッチと、前記走行用駆動源の回転負荷を利用して前記出力軸の回転速度を減速させる出力減速機構とを備え、該出力減速機構は、前記出力軸に対して一方側に相対回転しようとするときに前記揺動リンクを空転させ、他方側に相対回転しようとするときに前記出力軸に前記揺動リンクを固定する第2ワンウェイクラッチを備え、前記てこクランク機構は、調節用駆動源と、該調節用駆動源の駆動力を用いて回転半径を調節自在な回転半径調節機構と、該回転半径調節機構と前記揺動リンクとを連結するコネクティングロッドとを備える無段変速機であって、前記調節用駆動源を制御する制御部を備え、該制御部は、前記出力減速機構を作動させる場合に、前記入力部の回転速度が、前記出力軸の回転速度に、前記出力減速機構の変速比を掛けた値を超える場合には、前記揺動リンクの揺動速度が前記出力軸の回転速度以上となることを阻止しつつ、前記回転半径調節機構の回転半径を大きくすることをことを特徴とする。
かかる構成によれば、回転半径調節機構の回転半径を大きくすることで、入力部の回転負荷が増加し、入力部の回転速度を早期に低下させて、第2ワンウェイクラッチを働かせ、出力減速機構を迅速に作動させることができる。
また、本発明において、無段変速機の変速比が、出力軸減速機構の変速比を超えると共に、出力軸減速機構の変速比に最も近づくように、回転半径調節機構の回転半径を制御することができる。かかる構成によれば、走行用駆動源の駆動力が出力軸に伝達されることのない領域内で回転半径調節機構の回転半径をもっとも大きくすることができ、より迅速に出力減速機構を作動させることができる。
本発明の実施形態の無段変速機を模式的に示す説明図。 本実施形態の無段変速機を示す斜視図。 本実施形態の無段変速機を一部切り欠いて示す斜視図。 本実施形態の無段変速機を示す断面図。 図4の一部を拡大して示す断面図。 本実施形態の無段変速機の基本構成を軸方向から示す断面図。 本実施形態の無段変速機の回転半径調節機構の回転半径(偏心量)の変化を示す説明図であり、(a)は偏心量が最大、(b)は偏心量が中、(c)は偏心量が小、(d)は偏心量が「0」であるときを夫々示している。 一定の変速比における、走行用駆動源の回転速度と車両の走行速度との関係を示すグラフ。 本実施形態の制御部の処理を示すフローチャート。 本実施形態の制御部の処理に伴う無段変速機の作動を示す説明図。
図を参照して、本発明の四節リンク機構型の無段変速機の実施形態を説明する。本発明が適用される無段変速機は、変速比h(h=入力部の回転速度/出力軸の回転速度)を無限大(∞)にして出力軸の回転速度を「0」にできる変速機、所謂IVT(Infinity Variable Transmission)の一種である。
図1から図7を参照して、四節リンク機構型の無段変速機1は、内燃機関であるエンジンや電動機等の走行用駆動源ENGからの回転駆動力を受けることで回転中心軸線P1を中心に回転する入力部2と、回転中心軸線P1に平行に配置され、デファレンシャルギヤDFを介して車両の駆動輪(図示省略)に回転動力を伝達させる出力軸3と、回転中心軸線P1上に設けられた6つの回転半径調節機構4とを備える。なお、デファレンシャルギヤDFの代わりにプロペラシャフトを設けてもよい。
各回転半径調節機構4は、カム部としてのカムディスク5と、回転部としての回転ディスク6とを備える。カムディスク5は、円盤状であり、回転中心軸線P1から偏心されると共に、1つの回転半径調節機構4に対して2個1組となるように、各回転半径調節機構4に設けられている。また、カムディスク5には、回転中心軸線P1の方向に貫通する貫通孔5aが設けられている。また、カムディスク5には、回転中心軸線P1に対して偏心する方向とは逆の方向に開口し、カムディスク5の外周面と貫通孔5aを構成する内周面とを連通させる切欠孔5bが設けられている。
各1組のカムディスク5は、夫々位相を60度異ならせて、6組のカムディスク5で回転中心軸線P1の周方向を一回りするように配置されている。
カムディスク5は、隣接する回転半径調節機構4のカムディスク5と一体的に形成されて一体型カム部5cが構成されている。この一体型カム部5cは、一体成型で形成してもよく、または、2つのカム部を溶接して一体化してもよい。各回転半径調節機構4の2個1組のカムディスク5同士はボルト(図示省略)で固定されている。回転中心軸線P1上の最も走行用駆動源側に位置するカムディスク5は入力部2と一体的に形成されている。このようにして、入力部2とカムディスク5とでカムシャフト51が構成されることとなる。
カムシャフト51は、カムディスク5の貫通孔5aが連なることによって構成される挿通孔60を備える。これにより、カムシャフト51は、走行用駆動源ENGとは反対側の一方端が開口し他方端が閉塞した中空軸形状に構成される。走行用駆動源側の他方端に位置するカムディスク5は、入力部2と一体的に形成されている。このカムディスク5と入力部2とを一体的に形成する方法としては、一体成型を用いてもよく、また、カムディスク5と入力部2とを溶接して一体化してもよい。
また、各1組のカムディスク5には、カムディスク5を受け入れる受入孔6aを備える円盤状の回転ディスク6が偏心された状態で回転自在に外嵌されている。
図5に示すように、回転ディスク6は、カムディスク5の中心点をP2、回転ディスク6の中心点をP3として、回転中心軸線P1と中心点P2の距離Raと、中心点P2と中心点P3の距離Rbとが同一となるように、カムディスク5に対して偏心している。
回転ディスク6の受入孔6aには、1組のカムディスク5の間に位置させて内歯6bが設けられている。
カムシャフト51の挿通孔60には、回転中心軸線P1と同心に、且つ、回転ディスク6の内歯6bと対応する個所に位置させて、ピニオン70がカムシャフト51と相対回転自在となるように配置されている。ピニオン70は、ピニオンシャフト72と一体に形成されている。なお、ピニオン70は、ピニオンシャフト72と別体に構成して、ピニオン70をピニオンシャフト72にスプライン結合で連結させてもよい。本実施形態においては、単にピニオン70というときは、ピニオンシャフト72を含むものとして定義する。
ピニオン70は、カムディスク5の切欠孔5bを介して、回転ディスク6の内歯6bと噛合する。ピニオンシャフト72には、隣接するピニオン70の間に位置させて軸受74が設けられている。この軸受74を介して、ピニオンシャフト72は、カムシャフト51を支えている。ピニオンシャフト72には、差動機構8が接続されている。ピニオン70には、差動機構8を介して調節用駆動源14の駆動力が伝達される。
差動機構8は、遊星歯車機構で構成されており、サンギヤ9と、カムシャフト51に連結された第1リングギヤ10と、ピニオンシャフト72に連結された第2リングギヤ11と、サンギヤ9及び第1リングギヤ10と噛合する大径部12aと、第2リングギヤ11と噛合する小径部12bとから成る段付きピニオン12を自転及び公転自在に軸支するキャリア13とを備える。
サンギヤ9には、ピニオンシャフト72用の電動機から成る調節用駆動源14の回転軸14aが連結されている。調節用駆動源14の回転速度を入力部2の回転速度と同一にすると、サンギヤ9と第1リングギヤ10とが同一速度で回転することとなり、サンギヤ9、第1リングギヤ10、第2リングギヤ11及びキャリア13の4つの要素が相対回転不能なロック状態となって、第2リングギヤ11と連結するピニオンシャフト72が入力部2と同一速度で回転する。
調節用駆動源14の回転速度を入力部2の回転速度よりも遅くすると、サンギヤ9の回転速度をNs、第1リングギヤ10の回転速度をNR1、サンギヤ9と第1リングギヤ10のギヤ比(第1リングギヤ10の歯数/サンギヤ9の歯数)をjとして、キャリア13の回転速度が(j・NR1+Ns)/(j+1)となる。そして、サンギヤ9と第2リングギヤ11のギヤ比((第2リングギヤ11の歯数/サンギヤ9の歯数)×(段付きピニオン12の大径部12aの歯数/小径部12bの歯数))をkとすると、第2リングギヤ11の回転速度が{j(k+1)NR1+(k−j)Ns}/{k(j+1)}となる。
回転ディスク6は、カムディスク5に対して距離Raと距離Rbとが同一となるように偏心されているため、回転ディスク6の中心点P3を回転中心軸線P1と同一軸線上に位置するようにして、回転中心軸線P1と中心点P3との距離、即ち偏心量R1を「0」とすることもできる。
回転ディスク6の周縁には、一方の端部に大径の大径環状部15aを備え、他方の端部に大径環状部15aの径よりも小径の小径環状部15bを備えるコネクティングロッド15の大径環状部15aが、ローラベアリングからなるコンロッド軸受16を介して回転自在に外嵌されている。なお、コンロッド軸受16は、ボールベアリングを軸方向に2個並べて2個一組で構成してもよい。出力軸3には、第1ワンウェイクラッチ17を介して、揺動リンク18がコネクティングロッド15に対応させて6個設けられている。
第1ワンウェイクラッチ17は、揺動リンク18と出力軸3との間に設けられ、揺動リンク18が出力軸3に対して一方側に相対回転しようとするときに揺動リンク18を出力軸3に固定し、他方側に相対回転しようとするときに出力軸3に対して揺動リンク18を空転させる。
揺動リンク18は、環状に形成されており、その上方には、コネクティングロッド15の小径環状部15bに連結される揺動端部18aが設けられている。揺動端部18aには、小径環状部15bを軸方向で挟み込むように突出した一対の突片18bが設けられている。一対の突片18bには、小径環状部15bの内径に対応する差込孔18cが穿設されている。差込孔18c及び小径環状部15bには、連結ピン19が挿入されている。これにより、コネクティングロッド15と揺動リンク18とが連結される。
本実施形態においては、揺動リンク18の揺動端部18aが、ケース80の下方に溜まった潤滑油の油溜に油没するように、揺動端部18aを出力軸3の下方に配置されている。これにより、揺動端部18aを油溜で潤滑できると共に、揺動リンク18の揺動運動により、油溜の潤滑油を掻き揚げて、無段変速機1の他の部品を潤滑させることができる。
なお、実施形態の説明において、変速比は、入力部の回転速度/出力軸の回転速度と定義する。
図7は、回転半径調節機構4の偏心量R1を変化させた状態のピニオンシャフト72と回転ディスク6との位置関係を示す。図7(a)は偏心量R1を「最大」とした状態を示しており、回転中心軸線P1と、カムディスク5の中心点P2と、回転ディスク6の中心点P3とが一直線に並ぶように、ピニオンシャフト72と回転ディスク6とが位置する。このときの変速比hは最小となる。
図7(b)は偏心量R1を図7(a)よりも小さい「中」とした状態を示しており、図7(c)は偏心量R1を図7(b)よりも更に小さい「小」とした状態を示している。変速比hは、図7(b)では図7(a)の変速比hよりも大きい「中」となり、図7(c)では図7(b)の変速比hよりも大きい「大」となる。図7(d)は偏心量R1を「0」とした状態を示しており、回転中心軸線P1と、回転ディスク6の中心点P3とが同心に位置する。このときの変速比hは無限大(∞)となる。第1実施形態の無段変速機1は、回転半径調節機構4で偏心量R1を変えることにより、入力部2側の回転運動の半径を調節自在としている。
本実施形態においては、回転半径調節機構4と、コネクティングロッド15と、揺動リンク18とで、てこクランク機構20(四節リンク機構)が構成される。そして、てこクランク機構20によって、入力部2の回転運動が揺動リンク18の揺動運動に変換される。本実施形態の無段変速機1は合計6個のてこクランク機構20を備えている。偏心量R1が「0」でないときに、入力部2を回転させると共に、ピニオンシャフト72を入力部2と同一速度で回転させると、各コネクティングロッド15が60度ずつ位相を変えながら、偏心量R1に基づき入力部2と出力軸3との間で出力軸3側に押したり、入力部2側に引いたりを交互に繰り返して揺動する。
コネクティングロッド15の小径環状部15bは、出力軸3に第1ワンウェイクラッチ17を介して設けられた揺動リンク18に連結されているため、揺動リンク18がコネクティングロッド15によって押し引きされて揺動すると、揺動リンク18が押し方向側又は引張り方向側の何れか一方に揺動リンク18が回転するときだけ、出力軸3が回転し、揺動リンク18が他方に回転するときには、出力軸3に揺動リンク18の揺動運動の力が伝達されず、揺動リンク18が空回りする。各回転半径調節機構4は、60度毎に位相を変えて配置されているため、出力軸3は各回転半径調節機構4で順に回転させられる。
また、本実施形態の無段変速機1は、調節用駆動源14を制御する制御部ECUを備えている。制御部ECUは、CPUやメモリ等により構成された電子ユニットであり、メモリに保持された制御プログラムをCPUで実行することにより、調節用駆動源14を制御して、回転半径調節機構4の偏心量R1を調節する機能を果たす。また、制御部ECUは、車両に設けられたアクセル開度検出部110からのアクセル開度の情報、及び車両の走行速度を検出する車速検出部111からの車速の情報、走行用駆動源ENGの回転速度の情報を受信可能に構成されている。本実施形態の制御部ECUでは、走行用駆動源ENGの回転速度を入力部2の回転速度と同一と推定して、走行用駆動源ENGの制御している。
また、本実施形態の無段変速機1は、走行用駆動源ENGの回転負荷を利用してエンジンブレーキを効かせて出力軸3の回転速度を減速させるための、又は駆動輪の回転力を利用して走行用駆動源を回すための、出力減速機構100を備える。なお、走行用駆動源を電動機で構成する場合には、電動機を発電機として用いて回生を行うように出力減速機構を用いることもできる。
出力減速機構100は、入力部2に固定された入力側スプロケット101と、出力軸3に回転自在に軸支された出力側スプロケット102と、両スプロケット101,102に巻き掛けられたチェーン103と、出力軸3に設けられた第2ワンウェイクラッチ104と、出力側スプロケット102を、第2ワンウェイクラッチ104を介して出力軸3に連結する連結状態と、この連結を断つ開放状態とに切換自在な係合機構(噛合機構)としてのドグクラッチ105とを備える。
第2ワンウェイクラッチ104は、ドグクラッチ105と出力軸3との間に設けられ、ドグクラッチ105が出力軸3に対して一方側に相対回転しようとするときにドグクラッチ105が空転し、他方側に相対回転しようとするときに出力軸3に対してドグクラッチ105が固定されるように構成される。
ここで、図8は、一定の変速比における、走行用駆動源と車両の走行速度との関係を示すグラフであり、4つの線のうち上側の3つの線は、変速比hが2.0、2.5、3.0の場合を夫々示している。4つの線のうちの最も下に位置する変速比が1.5の直線は、出力減速機構100の変速比i(i=入力部2の回転速度/出力軸3の回転速度。換言すれば、「入力側スプロケット101の歯数/出力側スプロケット102の歯数」。)を示しており、出力減速機構100が作動しているときの車速と走行用駆動源の回転速度との関係を示している。図8から車速が同一である場合、変速比hが大きいほど(低速側の変速比になるほど)、走行用駆動源の回転速度が大きくなることが分かる。
本実施形態の無段変速機1では、出力減速機構100を作動させて、エンジンブレーキを効かせたい場合、または、駆動輪の回転力を利用して走行用駆動源ENGを回転させ、フューエルカットにより燃費向上を図りたい場合には、ドグクラッチ105を連結状態とする。これにより、第2ワンウェイクラッチ104が機能して、出力側スプロケット102が出力軸3に固定されれば、車速と走行用駆動源ENGの回転速度との関係は、変速比iの1.5の直線の関係となり、出力減速機構100により、エンジンブレーキが効かされ、又は燃費の向上を図ることができる。
また、図8に示すように、無段変速機の変速比hが大きいほど(低速側に移るほど)、同一車速において走行用駆動源の回転速度が出力減速機構100の変速比iのところまで自然に低下するのに時間を要し、出力減速機構100によって、エンジンブレーキを効かせられる状態、又は燃費を向上できる状態に移行するまで時間が掛かる。
そこで、本実施形態では、制御部ECUが図9に示す処理を実行するように、制御部ECUを構成して、出力減速機構100が早期に効果を発揮できるようにしている。
まず、制御部ECUは、図9の処理を実行するに際し、ドグクラッチ105を連結状態として、ドグクラッチ105と第2ワンウェイクラッチ104とを連結させる。そして、ステップ1で車速を検出する。そして、ステップ2に進み、アクセルペダル開度を検出する。
そして、ステップ3に進み、アクセルペダルが踏まれていない状態であるか否かを判定する。アクセルペダルが踏まれていない状態である場合には、ステップ4に進み、第2ワンウェイクラッチ104が出力軸3に対して空転している状態であるか否かを判定する。第2ワンウェイクラッチ104が空転状態である場合とは、入力部2の回転速度が、出力軸3の回転速度に、出力減速機構100の変速比iを掛けた値を超える場合に相当する。
ステップ4で第2ワンウェイクラッチ104が空転状態である場合には、ステップ5に進み、制御部ECUは、出力減速機構100の変速比iを求める。本実施形態の出力減速機構100の変速比iは、1.5に固定されているため、この値を読み込む。なお、出力減速機構100の変速比iを複数段に変速可能に構成してもよく、この場合、現在、設定されている変速比iを読み込むように構成すればよい。
そして、ステップ6に進み、現状の入力部2の回転速度(若しくは走行用駆動源の回転速度)に基き、揺動リンク18の揺動速度が出力軸3の回転速度未満となる領域内で、換言すれば、揺動リンク18の揺動速度が出力軸3の回転速度以上となることを阻止する範囲内で、最も変速比iに近づけるように、目標とする偏心量R1(回転半径)を算出し、または制御部ECUに予め記憶されたマップデータから選択して求める。
そして、ステップ7に進み、現在の偏心量R1を判定して、現在の偏心量R1が目標偏心量R1となるように、調節用駆動源14を制御する。そして、ステップ8に進み、現在の偏心量R1が目標の偏心量R1となっているか否かを判定する。現在の偏心量R1が目標の偏心量R1となっている場合には、今回の処理を終了する。現在の偏心量R1が目標の偏心量R1となっていない場合には、ステップ1に戻り、車両の走行速度を検出する。
ステップ4で、第2ワンウェイクラッチ104が空転状態でない場合、換言すれば、第2ワンウェイクラッチ104が固定状態である場合には、ステップ9に分岐し、目標の偏心量R1として、通常の偏心量R1(例えば、待機状態の偏心量R1や偏心量が0となるギヤニュートラル状態の偏心量R1)を設定し、ステップ7に進み、現在の偏心量R1を判定して、現在の偏心量R1が目標偏心量R1となるように、調節用駆動源14を制御する。
ステップ3で、アクセルベダルが踏み込まれている場合、ステップ10に分岐し、ドグクラッチ105を開放状態として、出力側スプロケット102と第2ワンウェイクラッチとの連結を立つと共に、走行用駆動源ENGの駆動力を用いて偏心量R1を制御しながら車両を走行させる通常の走行状態の制御を実行させ、今回の処理を終了する。
図10は、図9のフローチャートの処理を実行した場合の走行用駆動源ENGの回転速度の変化を示すものであり、図中の一点鎖線は、偏心量R1を変化させなかった場合の走行用駆動源ENGの回転速度の変化を示したものである。図10から明らかなように、アクセルOFFとなる時間t1で偏心量R1を大きくすることで、偏心量R1一定の場合の時間t3よりも早い時間t2で、早期に出力減速機構100が作動する回転速度N2まで走行用駆動源ENGの回転速度NEを落とすことができ、迅速に出力減速機構100を作動させて、エンジンブレーキを効かせ、又は、駆動輪の回転力を利用して走行用駆動源ENGを回転させてフューエルカットにより燃費向上を図ることができる。
また、目標の偏心量R1は、走行用駆動源ENGの回転速度の低下に伴い、適宜更新して出来るだけ、出力減速機構100の変速比iに無段変速機1の変速比hが近づくように設定することが好ましい。これにより、より早く走行用駆動源ENGを低下させることができる。
なお、本実施形態においては、入力部2とカムディスク5とでカムシャフト51を構成し、カムシャフト51が、カムディスク5の貫通孔5aが連なることによって構成される挿通孔60を備えるものを説明した。しかしながら、本発明のカムシャフトはこれに限らず、例えば、入力部を一端が開口するように挿通孔を有する中空軸状に構成し、円盤状のカムディスクに入力部を挿通できるように貫通孔を第1実施形態のものよりも大きく形成して、カムディスクを中空軸状に構成された入力部の外周面にスプライン結合させてもよい。
この場合、中空軸からなる入力部には、カムディスクの切欠孔に対応させて切欠孔が設けられる。そして、入力部内に挿入されるピニオンは、入力部の切欠孔及びカムディスクの切欠孔を介して、回転ディスクの内歯と噛合する。
1 無段変速機
2 入力部
3 出力軸
4 回転半径調節機構
5 カムディスク(カム部)
5a 貫通孔
5b 切欠孔
5c 一体型カム部
6 回転ディスク(回転部)
6a 受入孔(内周部)
6b 内歯
8 差動機構(遊星歯車機構)
14 調節用駆動源(電動機)
15 コネクティングロッド
15a 大径環状部
15b 小径環状部
16 コンロッド軸受
17 第1ワンウェイクラッチ
18 揺動リンク
18a 揺動端部
18b 突片
18c 差込孔
19 連結ピン
20 てこクランク機構(四節リンク機構)
51 カムシャフト
60 挿通孔
70 ピニオン
72 ピニオンシャフト
74 軸受
80 ケース
100 出力減速機構
101 入力側スプロケット
102 出力側スプロケット
103 チェーン
104 第2ワンウェイクラッチ
105 ドグクラッチ
110 アクセル開度検出部
111 車速検出部
P1 回転中心軸線
P2 カムディスクの中心点
P3 回転ディスクの中心点
Ra P1とP2の距離
Rb P2とP3の距離
R1 偏心量(P1とP3の距離)
ENG 走行用駆動源

Claims (2)

  1. 走行用駆動源からの駆動力が伝達される入力部と、
    前記入力部の回転中心軸線と平行に配置された出力軸と、
    前記出力軸に軸支される揺動リンクを有し、前記入力部の回転運動を前記揺動リンクの揺動運動に変換する複数のてこクランク機構と、
    前記揺動リンクが前記出力軸に対して一方側に相対回転しようとするときに前記出力軸に前記揺動リンクを固定し、他方側に相対回転しようとするときに前記出力軸に対して前記揺動リンクを空転させる第1ワンウェイクラッチと、
    前記走行用駆動源の回転負荷を利用して前記出力軸の回転速度を減速させる出力減速機構とを備え、
    該出力減速機構は、前記出力軸に対して一方側に相対回転しようとするときに前記揺動リンクを空転させ、他方側に相対回転しようとするときに前記出力軸に前記揺動リンクを固定する第2ワンウェイクラッチを備え、
    前記てこクランク機構は、調節用駆動源と、該調節用駆動源の駆動力を用いて回転半径を調節自在な回転半径調節機構と、該回転半径調節機構と前記揺動リンクとを連結するコネクティングロッドとを備える無段変速機であって、
    前記調節用駆動源を制御する制御部を備え、
    該制御部は、前記出力減速機構を作動させる場合であり、且つ前記入力部の回転速度が、前記出力軸の回転速度に、前記出力減速機構の変速比を掛けた値を超える場合には、前記揺動リンクの揺動速度が前記出力軸の回転速度以上となることを阻止しつつ、前記回転半径調節機構の回転半径を大きくすることをことを特徴とする無段変速機。
  2. 請求項1に記載の無段変速機であって、
    前記制御部は、無段変速機の変速比が、前記出力減速機構の変速比を超えると共に、前記出力減速機構の変速比に最も近づくように、前記回転半径調節機構の回転半径を制御することを特徴とする無段変速機。
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