JP2014209824A - 遮断装置 - Google Patents

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信介 筒井
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Abstract

【課題】電線の温度の算出を中断した場合であっても、実際の電線の温度に近い値を算出することで、高い精度で電線の温度を算出することができる低消費電力の遮断装置を提供することにある。【解決手段】電線の温度と所定の第1温度との温度差を反復的に算出し、算出した温度差を前記第1温度に加算することにより前記電線の温度を反復的に算出する算出部を備え、該算出部が算出した前記電線の温度が前記第1温度よりも高い第2温度以上である場合に前記電線に流れる電流を遮断する遮断装置は、前記算出部による前記電線の温度の算出を中断する中断部と、該中断部により前記電線の温度の算出を中断している時間を計時する計時部と、前記中断部により中断された算出を再開した場合、前記計時部により計時された時間に応じ、再開後最初の前記温度差を算出するための初期温度差を決定する決定部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電線の温度に基づき該電線に流れる電流を遮断する遮断装置に関する。
車両に搭載された多数の電気機器を接続するワイヤーハーネスの電線に電流が流れた場合、電線はジュール熱を発生する。たとえ電線に流れる電流が過電流でなくても、電線に電流が流れることによって発生するジュール熱が電線の放熱量を超える可能性がある。電線から発生するジュール熱が電線の放熱量を超えた場合、電線温度が上昇する。そして、電線温度が一定の温度を超えた場合に電線が発火等により損傷する。
発火等による電線の損傷を防ぐため、電線に流れる電流量又は電線の温度に基づき電線に流れる電流を遮断する遮断装置が知られている。特許文献1には、通電する電線の熱特性に基づいて電線の温度を算出する遮断装置が開示されている。この遮断装置は、電線の熱特性に基づき、電線の電流値が増加している場合には電線の温度上昇値を算出し、電線の電流値が減少している場合には、電線の温度下降値を算出する。遮断装置は、算出された電線の温度上昇値及び温度下降値を積算することにより電線の温度を算出し、その温度が所定の閾値を超えている場合に電線に流れる電流を遮断することで電線の損傷を防ぐ。
特開2010−172191号公報
車載電子機器の数は増大し、バッテリの負荷軽減及び車両の燃費向上のために省電力化が求められている。車両に搭載される遮断装置においても省電力化が求められている。
電線の温度を算出する遮断装置の電力消費を抑えるための一つの方法として、車両が一定時間停車しているような状況等では、電線の温度の算出を中断する方法が考えられる。通常、電線の温度を算出する遮断装置は、過去の値を用いて反復的に電線の温度を算出する。電線の温度の算出を中断した場合、遮断装置は、その算出を再開するまでの電線の温度がどのように変化しているかを把握することができない。そのため、電線の温度の算出を再開後、遮断装置は過去の値を用いることができないため、算出する電線の温度及び実際の電線の温度間には差が生じ、遮断装置は正確に電線の温度を算出することができない虞がある。例えば遮断装置は、算出する電線の温度の方が実際の電線の温度よりも高い場合には、電線に流れる電流を遮断する必要が無いときに遮断してしまい、通電が必要なときに通電することができない虞がある。一方、遮断装置は、算出する電線の温度の方が実際の電線の温度よりも低い場合には電線に流れる電流を遮断すべきときに遮断せず、電線の損傷を防ぐことができない虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、電線の温度の算出を中断した場合であっても、実際の電線の温度に近い値を算出することで、高い精度で電線の温度を算出することができる低消費電力の遮断装置を提供することにある。
本発明に係る遮断装置は、電線の温度と所定の第1温度との温度差を反復的に算出し、算出した温度差を前記第1温度に加算することにより前記電線の温度を反復的に算出する算出部を備え、該算出部が算出した前記電線の温度が前記第1温度よりも高い第2温度以上である場合に前記電線に流れる電流を遮断する遮断装置において、前記算出部による前記電線の温度の算出を中断する中断部と、該中断部により前記電線の温度の算出を中断している時間を計時する計時部と、前記中断部により中断された算出を再開した場合、前記計時部により計時された時間に応じ、再開後最初の前記温度差を算出するための初期温度差を決定する決定部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、算出部は、電線の温度と第1温度との温度差を反復的に算出し、算出した温度差を第1温度に加算することで電線の温度を算出する。算出部が算出した電線の温度が第1温度よりも高い第2温度以上である場合に電線に流れる電流を遮断する。中断部は、算出部による電線の温度の算出を中断する。計時部は、中断部により電線の温度の算出を中断している時間を計時する。決定部は、中断部により中断された算出を再開した場合、計時部により計時された時間に応じ、再開後最初の温度差を算出するための初期温度差を決定する。従って、中断部により電線の温度の算出を中断することで消費電力を抑えることができる。また、電線の温度の算出を中断していた時間に応じた値を用いて算出の再開後最初の温度差を算出することにより、再開後に算出する電線の温度を実際の電線の温度に近付けることができ、高い精度で電線の温度を算出することができる。
本発明に係る遮断装置は、前記中断部は、前記算出部が算出した電線の温度が所定の温度以下であること及び他の所定の条件を満たした場合、前記算出部による算出を中断するようにしてあり、前記決定部は、前記所定の温度及び前記計時部が計時した時間に応じて前記初期温度差を決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、中断部は、算出部が算出した電線の温度が所定の温度以下であること及び他の所定の条件を満たした場合、算出部による算出を中断する。決定部は、その所定の温度及び計時部が計時した時間に応じて初期温度差を決定する。従って、例えば電線の温度が低下している場合、電線の放熱が完了する前に電線の温度の算出を中断することができるため、電力消費をより抑えることができる。また、電線の温度の算出を中断するときの条件となる温度及び中断を継続していた時間に応じた値を用いて算出の再開後最初の温度差を算出することにより、算出する電線の温度を実際の電線の温度により近付けることができる。
本発明に係る遮断装置は、前記決定部は、前記中断部により算出が中断される直前に算出した温度差又は電線の温度と前記計時部が計時した時間とに応じて前記初期温度差を決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、決定部は、中断部により算出が中断される直前に算出した温度差又は電線の温度と計時部が計時した時間とに応じて初期温度差を決定する。従って、電線の温度の算出を中断する直前の電線の温度に係る情報を用いることにより、算出を中断する時期によらず算出する電線の温度を実際の電線の温度により近付けることができる。
本発明に係る遮断装置は、前記中断部が前記電線の温度の算出を中断した場合、所定の周期で反復的に信号を出力する出力部を備え、前記計時部は、前記出力部が出力した信号の数及び前記所定の周期に基づき計時するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、中断部が電線の温度の算出を中断した場合、出力部は、所定の周期で反復的に信号を出力する。計時部は出力部が出力した信号の数及び信号を出力する所定の周期に基づき電線の温度の算出を中断している時間を計時する。従って、例えば、電線の温度の算出を中断している間に行われる処理が、信号を出力する処理だけであっても、電線の温度の算出を中断している時間を計時することができ、算出する電線の温度を実際の電線の温度に近付けることができ、高い精度で電線の温度を算出することができる。
本発明に係る遮断装置は、前記電線に流れる電流の値を検出する検出部を備え、前記算出部は、前回算出した温度差ΔT1及び前記検出部が検出した電流値I1を用いて、下記式(1)及び(2)に基づいて温度差ΔT2を算出するようにしてあることを特徴とする。
ΔT2=ΔT1×exp(−Δt/τ)+Rth×R1×I12
×(1−exp(−Δt/τ))・・・(1)
R1=Ro×(1+κ×(Ts+ΔT1−To))・・・(2)
但し、
Ro:所定の温度Toでの電線抵抗(Ω)
Ts:前記第1温度(℃)
Rth:電線熱抵抗(℃/W)
τ:電線放熱時定数(s)
κ:電線抵抗温度計数(/℃)
Δt:所定時間(s)
本発明にあっては、検出部は電線の電流値を検出する。電線の温度と所定の温度との温度差は検出部が検出した電流値に基づき算出される。従って、電線の温度は、電線の電流値によって算出することができる。
本発明によれば、電線の温度の算出を中断した場合であっても、実際の電線の温度に近い値を算出することで、高い精度で電線の温度を算出することができる低消費電力の遮断装置を提供することができる。
実施の形態1に係る遮断装置の構成を示すブロック図である。 通常状態及び省電力状態においてCPUがウォッチドッグタイマに出力する信号を示す波形図である。 実施の形態1に係る遮断装置が電線の温度を算出する処理手順を示したフローチャートである。 実施の形態1に係る遮断装置が電線の温度を算出する処理手順を示したフローチャートである。 ROMに記憶されているテーブルの例を示した説明図である。 電線の温度における時間推移の例を示したグラフである。 実施の形態2に係る遮断装置が電線の温度を算出する処理手順を示したフローチャートである。 実施の形態2に係る遮断装置が電線の温度を算出する処理手順を示したフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る遮断装置1の構成を示すブロック図である。遮断装置1は車両に搭載され、負荷2の一端及び電源3の正極に介装される電線4の中途に配される。また、遮断装置1は通信線15によってボディECU5に接続される。更に遮断装置1は、スイッチ6の一端に接続される。
負荷2は、ヘッドライト、ターンハザード、ワイパー、又はドアロック機構等の車載機器であり、一端は電線4に接続され、他端は接地されている。電源3は、車載バッテリであり、正極は電線4に接続され、負極は接地されている。電線4は、ワイヤーハーネスの一部を構成し、遮断装置1が介装される。ボディECU5は、ボディ系の車載機器を制御する制御装置であり、上述の車載機器に相当する負荷2を制御する。ボディECU5は、スイッチ6の一端に接続される。実施の形態1においてスイッチ6の開閉があると、ボディECU5には、スイッチ6の開閉状態に係る信号が入力される。また、ボディECU5は通信線15を介して遮断装置1と信号の入出力を行う。なお、実施の形態1の遮断装置1は、ボディECU5に接続されているが、他のECU、例えばエンジン機能を制御するエンジンECUやABS(Antilock brake system)を制御するABS制御ECU等に接続されていてもよい。スイッチ6は、遮断装置1及びボディECU5を搭載する車両のユーザが操作するスイッチであり、一端が接地され、他端が遮断装置1及びボディECU5に接続される。車両のユーザがスイッチ6を閉じた場合、遮断装置1又はボディECU5にはスイッチ6が閉じられたことを示す信号が入力され、遮断装置1又はボディECU5は負荷2に給電する。車両のユーザがスイッチ6を開いた場合、遮断装置1又はボディECU5にはスイッチ6が開かれたことを示す信号が入力され、遮断装置1又はボディECU5は負荷2への給電を断つ。
遮断装置1は、電線4の電流値から電線4の温度を算出し、算出した温度が所定温度を超えた場合、電線4に流れる電流を遮断する。
遮断装置1はマイコン11、温度検出部12、ウォッチドッグタイマ13、及びIPD(Intelligent Power Device)14を有する。温度検出部12、ウォッチドッグタイマ13、及びIPD14は夫々マイコン11と接続する。また、IPD14は負荷2の一端及び電源3の正極に介装される電線4の中途に配される。
温度検出部12は、例えばサーミスタを備え、電線4の周囲の温度によって変化するサーミスタの電気抵抗を検出することによって、遮断装置1の周囲の温度を検出する。ウォッチドッグタイマ13は、マイコン11の動作の異常を監視する。具体的には、ウォッチドッグタイマ13は、所定の時間になるまで計時を行い、マイコン11からの信号の入力により計時していた時間をクリアし、再度計時を始める。ウォッチドッグタイマ13は、マイコン11からの信号が入力されず、計時している時間が所定の時間を経過した場合、マイコン11の動作が異常と判定する。このとき、ウォッチドッグタイマ13は、マイコン11の再起動に係るリセット信号をマイコン11に出力する。
IPD14は、リレー14a、制御回路14b、検出部に相当する電流値検出部14cを有する。
リレー14aは、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のFETで構成される。リレー14aの一端は電線4を介して電源3の正極に接続され、他端は電線4を介して負荷2に接続されている。リレー14aは制御回路14bの制御信号によってオン又はオフすることにより、電線4の通電の制御を行う。電流値検出部14cは例えば、ホール素子センサで構成される。ホール素子センサは、電線4に流れる電流によって発生した磁界をホール素子で検出し、磁界によってホール素子に生じたホール電圧を増幅し、電流値として制御回路14bに出力する。また、電流値検出部14cは、センシング用のFETをリレー14aに並列に配置し、そのFETに流れる電流を監視するようにしてもよく、負荷2に直列に介装された抵抗の両端電圧を監視して電流換算を行う方法により電流値を求めるようにしてもよい。更に、リレー14aのドレイン及びソース間の電圧降下を監視して電流値として制御回路14bに出力してもよい。なお、実施の形態1においてリレー14aは、FETであることを示したが、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等で構成される半導体リレーであってもよいし、機械式リレーであってもよい。電流値検出部14cは本発明における検出部に相当する。
IPD14は、マイコン11の指令により制御回路14bがリレー14a及び電流値検出部14cの制御を行い、マイコン11の指令に応じた信号を出力する。
マイコン11は、CPU11a、ROM11b、RAM11c、CAN(Controller Area Network)通信I/F11d、タイマ部11e、及び入出力I/F11fを有する。これらはバスを介して夫々接続されている。CAN通信I/F11dは、ボディECU5と、通信線15を介して接続されている。入出力I/F11fには温度検出部12、ウォッチドッグタイマ13、IPD14、及びスイッチ6の一端が接続されている。
CPU11aは、一若しくは複数のCPU(Central Processing Unit)、又はマルチコアCPU等により構成される。CPU11aは後述のROM11bに記憶されている制御プログラムを読み出し、読み出した制御プログラム内の命令に対応する制御信号を出力することによりバスに接続された各構成部を制御する。また、CPU11aは、後述の所定の条件に基づき、通常の動作を行う通常状態及び消費電力を抑えて動作を行う省電力状態の2種類の状態を切り替える。省電力状態についての詳細は後述する。
ROM11bは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。ROM11bには、CPU11aが処理を行うための制御プログラムが記憶されている。また、ROM11bには、後述の省電力状態から通常状態に移行後、電線4の温度を算出するときに参照するテーブルが記憶されている。RAM11cは、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)等のメモリである。RAM11cには、制御プログラムをCPU11aが実行することによって生ずる各種データを一時記憶されている。また、RAM11cには、後述のCPU11aによるウォッチドッグタイマ13への出力信号数を記憶する。CAN通信I/F11dはCANプロトコルに従ってボディECU5とデータの送受信を行う。タイマ部11eは、CPU11aの指令により計時を開始及び終了することで時間を計時し、計時結果をCPU11aに与える。入出力I/F11fは、CPU11aと温度検出部12、ウォッチドッグタイマ13、IPD14、及びスイッチ6との信号の入出力処理を介する。
マイコン11は入出力I/F11fを介し、温度検出部12から取得した温度及びIPD14から取得した電線4の電流値から電線4の温度を算出する。また、マイコン11は入出力I/F11fを介してスイッチ6の開閉状態に係る信号を取得し、スイッチ6の開閉状態を検知する。
図2は、通常状態及び省電力状態においてCPU11aがウォッチドッグタイマ13に出力する信号を示す波形図である。遮断装置1は、時刻t11から時刻t12までの時間では省電力状態で処理を行い、それ以外の時間では通常状態で処理を行う。省電力状態中のCPU11aは例えば、時間間隔Δt1毎にウォッチドッグタイマ13にパルスを順次出力する処理を行い、それ以外の時間帯では処理を行わない。時間間隔Δt1は、ウォッチドッグタイマ13がマイコン11にリセット信号を出力する前に、計時をリセットすることが可能な時間間隔であり、通常状態のときにウォッチドッグタイマ13に順次出力されるパルスの周期に比べて長い。また、省電力状態におけるCPU11aが動作するときに行う処理は、ウォッチドッグタイマ13へのパルスの出力及び後述の出力したパルスの数の計数を行い、電線4の電流値を検出する処理、電線4の温度を算出する処理等の各種演算処理、制御処理等を中断する。
また、省電力状態において、RAM11cには記憶している内容を失わないように最低限の電力が供給される。
図3及び図4は、実施の形態1に係る遮断装置1が電線4の温度を算出する処理手順を示したフローチャートである。マイコン11のCPU11aは、ウォッチドッグタイマ13にパルスを出力するタイミング及び電線4の温度を算出するタイミングを計るため、タイマ部11eに指令を出し計時を開始する(ステップS11)。次いで、CPU11aは、タイマ部11eにて計時している時間が所定時間を経過したか否かを判定する(ステップS12)。CPU11aは、所定時間を経過したと判定した場合(S12:YES)、ウォッチドッグタイマ13にパルスを出力する(ステップS13)。パルスを出力したCPU11aは、タイマ部11eの計時をリセットし(ステップS14)、処理をステップS12へ戻す。
CPU11aは、所定時間を経過していないと判定した場合(S12:NO)、タイマ部11eを用いて電線4の温度を算出すべき所定のサンプリングタイミングにあるか否かを判定する(ステップS15)。CPU11aは例えば、所定時間毎に電線4の温度算出処理を実行するようにしてあり、所定時間が経過する都度、温度を算出すべき所定のサンプリングタイミングであると判定する。所定時間は例えば1秒である。
CPU11aは、電線4の温度を算出すべきサンプリングタイミングで無いと判定した場合(S15:NO)、再度ステップS12の処理を実行し、所定のサンプリングタイミングになるまで待機する。CPU11aは、電線4の温度を算出すべきサンプリングタイミングであると判定した場合(S15:YES)、入出力I/F11fを介してIPD14に制御信号を出力し、電流値検出部14cにて電流値を検出する(ステップS16)。
次いで、CPU11aはステップS16で検出した電流値に基づいて、電線4の温度及び本発明における所定の第1温度の温度差を算出する(ステップS17)。ステップS17において、CPU11aは、下記式(1)及び(2)を用いて温度差を算出する。
ΔT2=ΔT1×exp(−Δt/τ)+Rth×R1×I12
×(1−exp(−Δt/τ))・・・(1)
R1=Ro×(1+κ×(Ts+ΔT1−To))・・・(2)
但し、
ΔT2:温度差
ΔT1:前回のサンプリングタイミングにおいて算出された温度差
I1:検出された電流値
Ro:所定の温度Toでの電線抵抗(Ω)
Ts:前記基準温度(℃)
Rth:電線熱抵抗(℃/W)
τ:電線放熱時定数(s)
κ:電線抵抗温度計数(/℃)
Δt:サンプリングタイミング(s)
上記式(1)の右辺は第1項及び第2項の和によって構成されている。exp(−Δt/τ)は、サンプリングタイミングΔtが長いほど小さくなるため、第1項は電線4の放熱を表す項である。また、(1−exp(−Δt/τ))は、サンプリングタイミングΔtが長いほど大きくなるため、第2項は電線4の発熱を表す項である。なお、初回のサンプリングタイミングにおいては、前回のサンプリングタイミングにおいて算出された温度差ΔT1及び検出された電流値I1は共にゼロである。
次いでCPU11aは、ステップS17にて算出した温度差を用いて電線4の温度を算出する(ステップS18)。電線4の温度は下記式(3)を用いて算出される。周囲温度は、本発明における第1温度に相当し、温度検出部12によって検出される温度である。
T=Ta+ΔT2…(3)
但し、
Ta:周囲温度
なお、実施の形態1においては、周囲温度Taは温度検出部12によって検出される温度としたが、予め設定された温度としてもよい。なお、ステップS17及びステップS18において、CPU11aは制御プログラムを実行することにより本発明における算出部として機能する。
次いで、CPU11aはステップS18にて算出した電線4の温度が第2温度以上か否かを判定する(ステップS19)。第2温度は、例えば電線4が発煙、発火等を起こさない温度の上限値が設定され、周囲温度Taよりも高い温度である。CPU11aは、ステップS18にて算出した温度が第2温度以上ではないと判定した場合(S19:NO)、処理をステップS21へ進める。
CPU11aは、ステップS18にて算出した温度が第2温度以上であると判定した場合(S19:YES)、入出力I/F11fを介してIPD14の制御回路14bに指令を出し、電線4の損傷の危険を避けるためリレー14aを開き電線4に流れる電流を遮断する(ステップS20)。
次いで、CPU11aはドライバー等の車両のユーザにおける操作によりスイッチ6が所定時間以上開いた状態にあるか否かを判定する(ステップS21)。CPU11aは、スイッチ6が所定時間以上開いた状態にないと判定した場合(S21:NO)、処理をステップS12へ戻す。
CPU11aは、スイッチ6が所定時間以上開いた状態にあると判定した場合(S21:YES)、ステップS18にて算出した電線4の温度が所定温度以下か否かを判定する(ステップS22)。CPU11aは、所定温度以下ではないと判定した場合(S22:NO)、処理をステップS12へ戻す。
CPU11aは、所定温度以下であると判定した場合(S22:YES)、省電力状態に移行する(ステップS31)。CPU11aは通常状態から省電力状態に移行するとき、上述のように電線4の電流値を検出する処理、電線4の温度を算出する処理を中断する。なお、ステップS21、ステップS22、及びステップS31において、CPU11aは制御プログラムを実行することにより、本発明における中断部として機能する。
次いで、CPU11aは動作指令が入力されたか否かを判定する(ステップS32)。動作指令とは、CPU11aが上述の時間間隔Δt1毎に動作をするための指令であり、例えば、CAN通信I/F11dを介してボディECU5から出力された信号である。CPU11aは、動作指令が入力されていないと判定した場合(S32:NO)、動作指令が入力されるまで待機する。
CPU11aは、動作指令が入力されたと判定した場合(S32:YES)、ウォッチドッグタイマ13にパルスを出力する(ステップS33)。次いで、CPU11aはRAM11cに記憶されている出力信号数の値を1増加させる(ステップS34)。ここで、CPU11aは初めてステップS34の処理を行う場合、値を増加させる前の出力信号数の数をゼロとする。
次いで、CPU11aは通常状態に移行するか否かを判定する(ステップS35)。通常状態に移行するか否かの判定は例えば、ドライバー等の車両のユーザにおける操作によりスイッチ6が操作されたか否か、遮断装置1の外部から通常状態への移行に係る信号が入力されたか否か等により行われる。CPU11aは、通常状態に移行しないと判定した場合(S35:NO)、処理をステップS31へ戻す。
CPU11aは、通常状態に移行すると判定した場合(S35:YES)、ROM11bに記憶されているテーブルを参照し、対応する増減値をRAM11cに記憶する(ステップS36)。具体的には、CPU11aは、後述の図5に示す予め記憶されたテーブルを参照し、RAM11cに記憶されている出力信号数の値に対応する値を読み出し、RAM11cに記憶する。図5は、ROM11bに記憶されているテーブルの例を示した説明図である。図5には出力信号数別に増減値を分類したテーブルが示されている。ステップS36において、例えばRAM11cに記憶されている出力信号数の値が10回以下なら、CPU11aはゼロの値をRAM11cに記憶する。また例えば、出力信号数が11回以上20回以下なら、CPU11aは−1の値をRAM11cに記憶する。なお、図5に示すテーブルの増減値は、ウォッチドッグタイマ13に出力する信号の周期に基づいてその値の大小が定められている。具体的には、ウォッチドッグタイマ13に出力する信号の周期が長いときは、増減値は大きくなり、出力する信号の周期が短いときは、増減値は小さくなるように定められている。従って、CPU11aは出力信号数及び図5に示すテーブルを用いることにより、省電力状態中の時間を計時することができる。また、ステップS36において、CPU11aは制御プログラムを実行することによって計時部として機能する。
次いで、CPU11aはステップS17における温度差を算出するための初期温度差を決定する(ステップS37)。具体的には、CPU11aは、ステップS20における判定処理に用いた所定温度及びステップS36にてRAM11cに記憶した増減値を加算する。加算した値は、ステップS17にて電線4の温度を算出するための初期温度差とし、CPU11aはRAM11cにその初期温度差を記憶する。なお、ステップS36において、CPU11aは制御プログラムを実行することによって決定部として機能する。
次いで、CPU11aは出力信号数をリセットする(ステップS38)。具体的には、CPU11aは、RAM11cに記憶している出力信号数の値をゼロとする。その後、CPU11aはタイマ部11eの計時をリセットし(ステップS39)、処理をステップS12へ戻す。
CPU11aは、ステップS39からステップS12へ処理を戻した後、初めてステップS17の処理を行うとき、前回算出した温度差ΔT1の値をステップS37にて決定した初期温度差として温度差ΔT2の計算を行う。このとき電流値I1の値はゼロとする。
以上の構成及び処理によって、遮断装置1は、電線4の温度の算出を中断することにより消費電力を抑えることができる。また、電線4の温度の算出を中断した場合であっても、算出の再開後最初の温度差を決定することができるため、高い精度で電線4の温度を算出することができる。以下、上述の図3及び図4に示した処理により遮断装置1が行う動作を説明する。図6は、電線4の温度における時間推移の例を示したグラフである。
図6のグラフは、横軸は時間、縦軸は電線4の温度の値を表している。図6のグラフは、時刻ゼロから時刻t21まではドライバー等の車両のユーザにおける操作によりスイッチ6を閉じ、電線4に電流が流れている状態を表し、電線4の発熱量が放熱量を上回るために電線4の温度が上昇していることを表している。時刻t21から時刻t22まで及び時刻t22から時刻t23まではドライバー等の車両のユーザにおける操作によりスイッチ6を開き、電線4に電流が流れていない状態を表し、電線4の温度が放熱により下がっていることを表している。時刻t23から時刻t24までは省電力状態を表し、CPU11aは電線4の温度の時間推移を知ることができない。時刻t24から時刻t25までは通常状態への移行及び電線4に再び電流が流れている状態を表し、電線4の温度が上昇していることを表している。時刻t25から時刻t26までは負荷2の故障等の異常により、電線4の温度が急激に上昇していることを表している。時刻t26から以降は、遮断装置1が電線4に流れる電流を遮断し、電線4の温度が放熱により下がっていることを表している。ここで、図3に示すステップS22の判定処理に用いる所定の温度は、周囲温度からΔTi℃だけ高い温度とし、ステップS19の判定処理に用いる第2温度よりも低い温度とする。なお、時刻t23は図2に示す時刻t11と、時刻t24は図2に示す時刻t12とに対応する。
時刻ゼロから時刻t22までは、CPU11aはステップS11〜ステップS18までの処理により電線4の温度を算出する。その後、CPU11aはステップS21にて所定時間以上スイッチ6が開いた状態ではないと判定する(S21:NO)。時刻t22から時刻t23までは、CPU11aは、ステップS21にて所定時間以上スイッチ6を開いた状態と判定するが(S21:YES)、ステップS22にて所定温度以下ではないと判定する。時刻t23において、ステップS22にて所定温度以下であるとCPU11aが判定することにより、CPU11aは省電力状態へ移行する。
時刻t23から時刻t24までの時間において、CPU11aは、ステップS32における動作指令がある毎にステップS33及びステップS34における処理を行う。時刻t24において、省電力状態から通常状態へ移行する条件を満たした場合、CPU11aは中断していた電線4の温度の算出を再開する。CPU11aは、時刻t23から時刻t24までにウォッチドッグタイマ13への出力信号数に応じた増減値をステップS22の判定処理に用いた所定の温度に加算し、算出の再開後最初の温度差とする。実施の形態1では、その温度差を周囲温度TaからΔTh℃だけ高い温度とし、ΔTi℃及びΔTh℃の差は、ウォッチドッグタイマ13への出力信号数に応じた増減値と等しい。
その後、時刻t24から時刻t26までの時間において、ステップS12〜ステップS18までの処理をサンプリングタイミング毎に行う。時刻t26において、CPU11aは、電線4の温度が第2温度以上であると判定し(S19:YES)、ステップS20における電線4に流れる電流を遮断する。電線4が発煙、発火等を起こさない温度の上限値に第2温度が設定され、CPU11aが電線4の温度が第2温度以上であると判定した場合、CPU11aは電線4に流れる電流を遮断する。そのため、遮断装置1は電線4の発煙、発火等による損傷を防ぐことができる。
(実施の形態2)
上述の実施の形態1においては、電線4の温度が所定の温度以下であることを満たすことにより、遮断装置1は電線4の温度の算出を中断することを示した。実施の形態2においては、遮断装置1が電線4の温度の算出を中断するときに温度の条件を必要としない例を説明する。なお、その他の構成及び作用は上述の実施の形態1と同様であるため、同様の構成には同様の符号を付し、その詳細な説明及びその作用効果の説明を省略する。
図7及び図8は、実施の形態2に係る遮断装置1が電線4の温度を算出する処理手順を示したフローチャートである。ステップS41〜ステップS51は図3に示すステップS11〜ステップS21までと同様であり、ステップS61〜ステップS69は、図4に示すステップS31〜ステップS39と同様であるため、詳細な説明は省略する。マイコン11のCPU11aは、所定時間以上スイッチ6が開いた状態と判定した場合(S51:YES)、RAM11cにステップS47にて算出した温度差を記憶する(ステップS52)。その後、CPU11aは処理を図4に示すステップS61以降へ進める。
実施の形態2において、初期温度差は、ステップS50においてRAM11cに記憶した電線4の温度に図5に示すテーブルの値を加算することにより、ステップS67において決定される。
以上の構成及び処理によって、通常状態から省電力状態に移行する時期によらず、省電力状態から通常状態へ移行後電線4の温度を算出することができ、所定の第2温度以上に電線4の温度が上昇した場合に電線4に流れる電流を遮断することができる。
なお、上述の実施の形態1及び実施の形態2において、図3に示すステップS17及びステップS18並びに図7に示すステップS47及びステップS48の処理は、上記式(1)〜(3)に限らず、その他の電線の温度を算出することが可能な式によって算出してもよい。
なお、上述の実施の形態1及び実施の形態2において、図3に示すステップS21及び図7に示すステップS51の処理は上述の条件に基づく処理に限らない。例えば、遮断装置1を搭載した車両が所定時間以上停車状態にある、車両のイグニッションキーがオフの状態になっている等に基づく処理であってもよい。所定時間以上停車状態にあるか否かは、車両に備えられる車輪速センサ、車速センサ等により判定することができる。
なお、上述の実施の形態1及び実施の形態2において、CPU11aが図4に示すステップS36の処理を行うことによって電線4の温度の算出を中断している時間を計時するようにしたが、タイマ部11e又は遮断装置1の外部に設けられたタイマによって計時するようにしてもよい。
なお、実施の形態1及び実施の形態2においては、ステップS37において初期温度差を決定するために図5に示すテーブルを用いたが、初期温度差を電線4の温度を算出する式を用いて決定してもよい。例えば、上記式(1)及び(2)を用いて初期温度差を算出してもよい。その場合、実施の形態1においては、Δtを電線4の温度の算出を中断している時間とし、ΔT1を図3に示すステップS22における所定温度とし、I1を0とすることにより算出することができる。実施の形態2においては、Δtを電線4の温度の算出を中断している時間とし、ΔT1を図7に示すステップS52で記憶した温度の値とし、I1を0とすることにより算出することができる。電線4の温度の算出を中断している時間は、ウォッチドッグタイマ13への出力信号数及び信号を出力する周期により算出することができる。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 遮断装置
2 負荷
3 電源
4 電線
5 ボディECU
6 スイッチ
11 マイコン
11a CPU(算出部、中断部、計時部、決定部、出力部)
11b ROM
11c RAM
11d CAN通信I/F
11e タイマ部
11f 入出力I/F
12 温度検出部
13 ウォッチドッグタイマ
14 IPD
14a リレー
14b 制御回路
14c 電流値検出部(検出部)
15 通信線

Claims (5)

  1. 電線の温度と所定の第1温度との温度差を反復的に算出し、算出した温度差を前記第1温度に加算することにより前記電線の温度を反復的に算出する算出部を備え、該算出部が算出した前記電線の温度が前記第1温度よりも高い第2温度以上である場合に前記電線に流れる電流を遮断する遮断装置において、
    前記算出部による前記電線の温度の算出を中断する中断部と、
    該中断部により前記電線の温度の算出を中断している時間を計時する計時部と、
    前記中断部により中断された算出を再開した場合、前記計時部により計時された時間に応じ、再開後最初の前記温度差を算出するための初期温度差を決定する決定部と
    を備えることを特徴とする遮断装置。
  2. 前記中断部は、前記算出部が算出した電線の温度が所定の温度以下であること及び他の所定の条件を満たした場合、前記算出部による算出を中断するようにしてあり、
    前記決定部は、前記所定の温度及び前記計時部が計時した時間に応じて前記初期温度差を決定するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の遮断装置。
  3. 前記決定部は、前記中断部により算出が中断される直前に算出した温度差又は電線の温度と前記計時部が計時した時間とに応じて前記初期温度差を決定するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の遮断装置。
  4. 前記中断部が前記電線の温度の算出を中断した場合、所定の周期で反復的に信号を出力する出力部を備え、
    前記計時部は、前記出力部が出力した信号の数及び前記所定の周期に基づき計時するようにしてあること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の遮断装置。
  5. 前記電線に流れる電流の値を検出する検出部を備え、
    前記算出部は、前回算出した温度差ΔT1及び前記検出部が検出した電流値I1を用いて、下記式(1)及び(2)に基づいて温度差ΔT2を算出するようにしてあること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の遮断装置。
    ΔT2=ΔT1×exp(−Δt/τ)+Rth×R1×I12
    ×(1−exp(−Δt/τ))・・・(1)
    R1=Ro×(1+κ×(Ts+ΔT1−To))・・・(2)
    但し、
    Ro:所定の温度Toでの電線抵抗(Ω)
    Ts:前記第1温度(℃)
    Rth:電線熱抵抗(℃/W)
    τ:電線放熱時定数(s)
    κ:電線抵抗温度計数(/℃)
    Δt:所定時間(s)
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