JP2015054556A - 制御装置及びプログラム - Google Patents

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Shinsuke Tsutsui
信介 筒井
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Abstract

【課題】PWM制御により負荷が受ける損傷を効果的に抑制することができる制御装置及びプログラムを提供することにある。
【解決手段】PWM信号を出力する信号出力部と、該信号出力部が出力したPWM信号に応じて電線に介装したスイッチを接続又は遮断する制御部とを備える制御装置において、前記電線に通流する電流の値を検出する電流検出部123を備え、前記制御部は、前記電流検出部123が検出した電流値が所定の閾値以上である場合、前記スイッチを遮断し、前記信号出力部は、前記制御部が前記スイッチを遮断した場合、前記PWM信号のデューティ比を0又は1に変更する。
【選択図】図1

Description

本発明はバッテリから負荷への給電をPWM制御により制御する制御装置及びプログラムに関する。
車両には、バッテリと該バッテリにより駆動するワイパー、モータ等の負荷とが搭載されており、該バッテリから負荷へ給電する電線に多量の電流が流れた場合、電線が電流から発生するジュール熱により発煙することがある。このため電線の発煙を防止することを目的として、制御部が電線に流れる電流の値を検出し、検出した電流値が所定の閾値以上である場合に電線に介在するスイッチを遮断する制御装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2011−223835号公報
発煙を防止する従来の制御装置として、PWM信号を出力する信号出力部と、該信号出力部が出力したPWM信号に応じて電線に介装されたスイッチをオン/オフする制御部を備え、制御部は、電線に過電流が流れた場合にスイッチをオフし、信号出力部が出力したPWM信号がスイッチのオフを示す場合にスイッチのオフ状態を解除する制御装置がある。
この従来の制御装置において、電線に過電流が流れた場合、制御部によって一旦スイッチがオフにされ電線の発煙を防止することができる。しかしながら、PWM信号は、スイッチのオン/オフを繰り返し指示する信号であるため、制御部が過電流の検出によってスイッチをオフにしても、PWM信号によって即時に解除され、スイッチがオンとなり、再び、電線に過電流が流れる。このため、従来の制御装置においては、過電流が繰り返し流れ、電線に接続されている負荷が損傷する虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、PWM制御により負荷が受ける損傷を効果的に抑制することができる制御装置及びプログラムを提供することにある。
本発明に係る制御装置は、PWM信号を出力する信号出力部と、該信号出力部が出力したPWM信号に応じて電線に介装したスイッチを接続又は遮断する制御部とを備える制御装置において、前記電線に通流する電流の値を検出する電流検出部を備え、前記制御部は、前記電流検出部が検出した電流値が所定の閾値以上である場合、前記スイッチを遮断し、前記信号出力部は、前記制御部が前記スイッチを遮断した場合、前記PWM信号のデューティ比を0又は1に変更するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、信号出力部がPWM信号を出力する。制御部は該信号出力部が出力したPWM信号に応じて電線に介装したスイッチを接続又は遮断する。電流検出部は電線に通流する電流の値を検出する。制御部は、電流検出部が検出した電流値が所定の閾値以上である場合、スイッチを遮断し、信号出力部は、制御部がスイッチを遮断した場合、PWM信号のデューティ比を0又は1に変更する。
このため、制御装置はPWM制御により負荷が受ける損傷を効果的に抑制することができる。
本発明に係る制御装置は、前記制御部が前記スイッチを遮断した遮断回数を計数する計数部を備え、前記信号出力部は、該計数部が計数した遮断回数が所定の回数以上である場合、前記PWM信号のデューティ比を0又は1に変更するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、計数部は制御部がスイッチを遮断した遮断回数を計数する。信号出力部は、計数部が計数した遮断回数が所定の回数以上である場合、PWM信号のデューティ比を0又は1に変更する。
このため、電源起動時等の一時的な電流値の上昇により制御装置が電力の遮断を行うことを防止することができる。
本発明に係る制御装置は、前記電線に給電するバッテリの出力電圧値を検出する電圧検出部を備え、前記信号出力部は、前記PWM信号のデューティ比を、前記電圧検出部にて検出された出力電圧値の大小に応じて小大に調整するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、電圧検出部は電線に給電するバッテリの出力電圧値を検出する。信号出力部は、PWM信号のデューティ比を、電圧検出部にて検出された出力電圧値の大小に応じて小大に調整する。
このことにより、例えば、電線に負荷が接続されている場合、負荷に安定した電圧が印加される。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、PWM信号を出力するステップを実行させるプログラムにおいて、特定の情報を取得する取得ステップと、該取得ステップが特定の情報を取得した場合、前記PWM信号のデューティ比を0又は1に変更するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、PWM信号を出力するステップを実行させるプログラムにおいて、数値を取得する取得ステップと、取得した数値が所定の閾値以上であるか否かを判定する判定ステップと、該判定ステップが所定の閾値以上であると判定した場合、前記PWM信号のデューティ比を0又は1に変更するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、電流検出部が検出した電流値が所定の閾値以上である場合、スイッチを遮断し、信号出力部は、制御部がスイッチを遮断した場合、PWM信号のデューティ比を0又は1に変更するので、制御装置はPWM制御により負荷が受ける損傷を効果的に抑制することができる。
制御装置の一構成例を示すブロック図である。 マイコンの制御部の処理手順を示すフローチャートである。 マイコンの制御部の処理手順を示すフローチャートである。 マイコンの制御部の処理手順を示すフローチャートである。 IPDの制御部の処理手順を示すフローチャートである。 制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 実施の形態2に係るマイコンの処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るマイコンの処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1
図1は制御装置の一構成例を示すブロック図である。図1に示すように、制御装置は車両100に搭載され、保護装置1、バッテリ2、負荷3及び電線4を備える。
負荷3の一端は、電線4を介して、バッテリ2の正極に接続されている。また負荷3の他端及びバッテリ2の負極端子は接地されている。電線4の中途には、電線4を電気的に遮断することにより過電流又は過加熱から保護する保護装置1が設けられている。
保護装置1はマイコン11及びIPD(Intelligent Power Device)12を備える。マイコン11は、指示出力装置として機能する。マイコン11には、外部から負荷3の作動又は停止を指示する作動/停止指示が入力される。マイコン11は、外部から停止指示が入力された場合、負荷3への給電の遮断指示を行う遮断信号をIPD12へ出力する。マイコン11は、外部から作動指示が入力された場合、デューティ比に基づいてバッテリ2から負荷3への給電又は該給電の遮断を指示する給電/遮断指示を行うPWM信号をIPD12へ出力する。マイコン11は各構成部の動作を制御する制御部111(信号出力部)、記憶部112、計時部113及びI/F部114を備える。PWM信号はハイレベル及びローレベルの電圧からなり、PWM信号がハイレベルの電圧である場合、PWM信号は負荷3への給電を指示し、PWM信号がローレベルの電圧である場合、PWM信号は負荷3への給電の遮断を指示する。デューティ比は、PWM信号の1周期中にハイレベルの電圧が出力される期間を1周期で割った値であり、0から1の値をとる。遮断信号はローレベルの電圧である。
制御部111は、例えば一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU等である。制御部111には、共通のバスを介して、記憶部112、計時部113及びI/F部114が接続されている。
記憶部112は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えている。ROMは例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子である。RAMはSRAM(Static Random Access Memory)又はDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリ素子で構成されている。記憶部112には制御部111が処理を行う際に必要とする制御プログラム11p(プログラム)及び制御部111が処理を行う際に生じる種々のデータが記憶される。
計時部113は計時を行い、制御部111の要求に従って、計時結果を制御部111に与える。
I/F部114にはIPD12、電圧検出部13及び温度検出部14が接続されている。またI/F部114には外部から作動/停止指示が入力される。電圧検出部13はバッテリの出力電圧値を検出し、検出した出力電圧はI/F部114を介して制御部111に出力される。制御部111は記憶部112に電圧検出部13にて検出された出力電圧値を記憶する。電圧検出部13は例えば抵抗分圧回路等である。電圧検出部13は抵抗を流れる電流をホール素子センサ等で測定し、オームの法則によって電圧値を求めるものである。
温度検出部14は、例えば測温抵抗体又はサーミスタ等を備える。温度検出部14は気温によって変化する測温抵抗体又はサーミスタ等の電気抵抗を検出することによって、電線4の周辺温度を検出する。また温度検出部14は、放射温度計等の非接触温度計でもよい。温度検出部14にて検出された温度はI/F部114を介して、制御部111に出力される。制御部111は記憶部112に温度検出部14にて検出された温度を記憶する。
制御部111はI/F部114を介してPWM信号をIPD12に出力する。IPD12は、PWM信号の給電/遮断指示に従って、バッテリ2から負荷3への給電と、該給電の遮断とを行う。
IPD12は制御回路121(制御部)、リレー122(スイッチ)及び電流検出部123を備える。リレー122はバッテリ2の正極と、負荷3の一端との間に設けられた電線4に介装されている。リレー122は例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、パワーMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等で構成される半導体リレー、機械式リレーであり、リレー122の一端はバッテリ2の正極に接続され、他端は負荷3に接続する。リレー122は、制御回路121の命令によって接続又は遮断される。
制御回路121には、制御部111がI/F部114を介して出力するPWM信号及び遮断信号によって、給電/遮断指示が入力される。制御回路121は、制御部111から給電を指示された場合、リレー122を接続し、バッテリ2から負荷3へ給電する。制御回路121は、制御部111から遮断を指示された場合、リレー122を遮断し、バッテリ2から負荷3への給電を遮断する。
制御回路121には電流検出部123から電流値が入力される。制御回路121は、入力された電流値が所定の過電流閾値以上である場合、マイコン11から出力する給電/遮断指示とは無関係に、リレー122を遮断してバッテリ2から負荷3への給電を遮断する。所定の過電流閾値とは例えば、負荷3の定格電流である。制御回路121は、電流検出部123が検出した電流値とは無関係に特定の電流値をマイコン11へ出力する。特定の電流値は、例えば、電流検出部123が検出することが可能な電流値の上限値を超えた電流値である。
電流検出部123は電線4の電流値を検出し、制御部111および制御回路121に出力している。マイコン11の制御部111はI/F部114を介して電流値が入力された場合、記憶部112に電流値を記憶させる。電流検出部123は例えばシャント抵抗器等の分流器である。分流器はFETのドレイン−ソース間に電流検出部123と直列に接続され、電圧降下を測定して電流値を求める。また、電流検出部123はホール素子センサ等を用いてもよい。ホール素子センサは、電流によって発生した磁界をホール素子で検出し、磁界によってホール素子に生じたホール電圧を増幅し、電流値として出力する。
次に、フローチャートを用いてマイコン11の制御部111の処理手順を説明する。図2、図3、図4はマイコン11の制御部111の処理手順を示すフローチャートである。図2、図3、図4で用いられる異常フラグ、遮断回数は、例えば初期状態で0に設定される。
異常フラグが0である場合、制御部111がバッテリ2の出力電圧値によって決定されたデューティ比に基づいてPWM制御を行っていることを示し、異常フラグが1である場合、制御部111が所定のデューティ比に基づいてPWM制御を行っていることを示している。遮断回数は電流検出部123にて検出された電流値が特定の電流値であった回数を示している。異常フラグ及び遮断回数は、何れも記憶部112に記憶される。
制御プログラム11pを実行した制御部111は、外部からI/F部114に入力された作動/停止指示が作動を指示しているか否かを判定する(ステップS101)。制御部111は、作動を指示していない、即ち、停止を指示していると判定した場合(S101:NO)、IPD12の制御回路121にリレー122の遮断を指示し(ステップS102)、S108に移る。制御部111は、作動を指示していると判定した場合(S101:YES)、異常フラグが0であるか否かを判定する(ステップS103)。
制御部111は、異常フラグが0でない、即ち、異常フラグが1であると判定した場合(S103:NO)、デューティ比を1に設定し(ステップS104)、S107に移る。
制御部111は、異常フラグが0であると判定した場合(S103:YES)、I/F部114を介して電圧検出部13にて検出されたバッテリ2の出力電圧値を取得する(ステップS105)。制御部111は、ステップS105にて取得した出力電圧値に基づいてデューティ比を設定する(ステップS106)。具体的には制御部111は、デューティ比を電圧検出部13にて検出された出力電圧値の大小に応じて小大に調整するようにしてある。次に、制御部111は、ステップS104又はS106を実行した後、設定したデューティ比に基づいて給電又は遮断を指示するPWM信号をI/F部114を介してIPD12の制御回路121に出力する(ステップS107)。
制御部111は、ステップS102又はステップS107を実行した後、制御回路121からI/F部114を介して出力された電流値を取得する(ステップS108)。制御部111は、ステップS108にて取得した電流値を記憶部112に記憶する(ステップS109)。
制御部111は、ステップS109にて記憶部112に記憶された電流値が特定の電流値であるか否かを判定する(ステップS110)。制御部111は、記憶部112に記憶された電流値が特定の電流値であると判定した場合(S110:YES)、記憶部112に記憶してある遮断回数をインクリメントし(ステップS111)、遮断回数に1を足した後、S112に移る。制御部111は、記憶部112に記憶された電流値が特定の電流値でないと判定した場合(S110:NO)又はステップS111を実行した後、記憶部12に記憶してある遮断回数が所定の回数以上であるか否かを判定する(ステップS112)。所定の回数とは2以上の回数であり、例えば3回である。なお、所定の回数は1回であってもよい。
遮断回数が所定の回数以上であると判定した場合(S112:YES)、異常フラグを1に設定し(ステップS113)、処理をS114に移す。遮断回数が所定の回数以上でないと判定した場合(S112:NO)又はS113を実行した後、制御部111は温度検出部14にて電線4の周辺温度を検出する(ステップS114)。制御部111は計時部113にて計時された計時時間を取得する(ステップS115)。
制御部111は、温度検出部14にて検出された電線4の周辺温度、記憶部112に記憶された電流値、計時部113にて計時された計時時間に基づいて保護装置1の周辺における電線4内部の温度を示す電線温度を特定する(ステップS116)。電線4の電線温度は、例えば、下記式(1)〜(6)を用いて特定される。
ΔTw(n)=Qw(n)/Cwth…(1)
Q(w)=Qw(n−1)+(Pwin−Pwout)×Δt…(2)
Pwin=rw×I(n)×I(n)…(3)
Pwout=Qw(n−1)/(Cwth×Rwth)…(4)
Qw(n−1)=ΔTw(n−1)×Cwth…(5)
T=Ta+ΔTw…(6)
但し、
ΔTw:温度上昇値
Qw(n):n回目特定時の電線4の熱量
(周囲温度にある電線4の熱量を0とする)
Δt:計時時間
Cwth:電線4の熱容量[J/℃]
rw:電線4の電気抵抗
I:電線4の電流値
Rwth:電線4の熱抵抗[℃/W]
T:電線4の電線温度
Ta:周辺温度
ここで、計時時間とは前回ステップS116で電線温度を特定した時点から今回、ステップS116で電線温度を特定した時点までに計時部113に計時された時間である。電線4の電流値とは記憶部112に記憶された電流値である。電線4の導体抵抗、熱抵抗及び熱容量は予め記憶部112に記憶された値を用いている。周辺温度とは温度検出部14にて検出された電線4の周辺温度である。
制御部111は電線温度が所定の高閾値以上であるか否かを判定する(ステップS117)。所定の高閾値とは例えば電線4の定格温度である。
制御部111は電線温度が所定の高閾値以上であると判定した場合(S117:YES)、IPD12の制御回路121にリレー122の遮断を指示する(ステップS118)。記憶部112は、電線温度が高閾値以上であるため、制御部111がリレー122の遮断を指示したか否かを示す遮断情報を記憶している。遮断情報はS118にて初期状態では制御回路121にリレー122の遮断を指示していないことを示す。制御部111は、ステップS118を実行した後、電線温度が高閾値以上であるために制御回路121にリレー122の遮断指示したことを示す遮断情報を記憶部112に記憶し(ステップS119)、処理をS108に戻し、処理をもう一度繰り返す。
制御部111は電線温度が所定の高閾値以上でないと判定した場合(S117:NO)、電線温度が所定の低閾値以上であるか否かを判定する(ステップS120)。所定の低閾値とは例えば電線4の周辺温度である。制御部111は電線温度が所定の低閾値以上であると判定した場合(S120:YES)、記憶部112に記憶された遮断情報を参照し、電線温度が高閾値以上であるためにリレー122の遮断を指示したか否かを判定する(ステップS121)。制御部111はリレー122の遮断を指示したと判定した場合(S121:YES)、処理をS108に戻し、電線温度が所定の高閾値未満となるまで電線温度の特定を繰り返す。制御部111はリレー122の遮断を指示していないと判定した場合(S121:NO)、処理をS101に移し、処理をもう一度繰り返す。制御部111は電線温度が所定の低閾値以上でないと判定した場合(S120:NO)、異常フラグを0に設定し(ステップS122)、更に電線温度が高閾値以上であるために制御回路121にリレー122の遮断指示したことを示す遮断情報を記憶部112に記憶し、処理をS101に移し、処理をもう一度繰り返す。
次に、フローチャートを用いてIPD12の制御回路121の処理手順を説明する。図5はIPD12の制御回路121の処理手順を示すフローチャートである。制御回路121は制御部111からのPWM信号により負荷3への給電を指示されているか否かを判定する(ステップS201)。制御回路121は負荷3への給電を指示されていると判定した場合(S201:YES)、リレー122を接続し(ステップS202)、電線4から負荷3への給電が行われ、処理をS204に移す。
制御回路121は負荷3への給電を指示されていない、即ち、該給電の遮断を指示されていると判定した場合(S201:NO)、リレー122を遮断することにより(ステップS203)、電線4から負荷3への給電を遮断する。制御回路121は、ステップS202又はS203を実行した後、電流検出部123にて電流値を検出する(ステップS204)。
制御回路121は電流検出部123にて検出した電流値が所定の過電流閾値以上であるか否かを判定する(ステップS205)。制御回路121は、電流検出部123にて検出した電流値が所定の過電流閾値未満であると判定した場合(S205:NO)、ステップS204で検出した電流値をマイコン11に出力し(ステップS206)、処理をS201に戻す。
制御回路121は電流検出部123にて検出した電流値が所定の過電流閾値以上であると判定した場合(S205:YES)、リレー122を遮断することにより電線4から負荷3への給電を遮断する(ステップS207)。制御回路121はI/F部114を介して特定の電流値をマイコンに出力し(ステップS208)、S209に移る。次に、制御回路121は、制御部111から負荷3への給電の遮断が指示されているか否かを判定する(ステップS209)。
制御回路121は負荷3への給電の遮断が指示されていない、即ち、負荷3への給電が指示されていると判定した場合(S209:NO)、処理をS208へ移し、遮断が指示されるまで特定の電流値をマイコン11に出力し続ける。制御回路121は負荷3への給電の遮断が指示されていると判定した場合(S209:YES)、処理をS201へ戻し、処理をもう一度繰り返す。
図6は制御装置が行う動作の一例を示すタイミングチャートである。以下では、マイコン11が出力するPWM信号の指示が遮断から給電に切替わる都度、電線4に過電流が流れる場合に制御装置が実行する動作を説明する。図6Aは電流検出部123にて検出された電流値を示している。縦軸は電流値であり、単位はアンペアである。横軸は時間であり、単位は秒である。図6Bは制御部111が出力するPWM信号の波形を示している。縦軸は制御部111がIPD12に給電又は遮断を指示したことを示している。ONは制御部111がIPD12に給電を指示したことを示す。OFFは制御部111がIPD12に遮断を指示したことを示している。横軸は時間であり、単位は秒である。図6Cはリレー122の接続又は遮断を示す図である。縦軸はリレー122が接続又は遮断されたことを示す。ONはリレー122が接続されたことを示す。OFFはリレー122が遮断されたことを示す。横軸は時間であり、単位は秒である。図6Dは電線4の電線温度を示す図である。縦軸は電線温度であり、単位は度である。横軸は時間であり、単位は秒である。
まず制御部111は、外部からI/F部114を介して作動指示が入力される。制御部111は、設定した電圧検出部13にて検出された電圧値に基づいてデューティ比を設定する。制御部111は、設定したデューティ比に基づいてPWM信号を出力する(図6B)。リレー122は給電を指示するPWM信号により、電線4への通流と遮断を切り替える(図6C)。制御部111が電流値、周辺温度及び計時時間に基づいて特定した電線4の電線温度は上昇する(図6D)。
電線4に通流された場合、IPD12の制御回路121は、電流検出部123にて検出された電流値が所定の過電流閾値以上であるか否かを判定する。制御回路121は電流検出部123にて検出された電流値が所定の過電流閾値以上であると判定した場合、リレー122を遮断することにより(図6C)、バッテリ2から負荷3への給電を遮断する(図6A)。制御回路121はマイコン11に特定の電流値を出力し、制御部111が特定した電線4の電線温度は上昇する(図6D)。
制御部111はデューティ比に基づいた時間が経過した場合、IPD12に遮断を指示する(図6B)。デューティ比に基づいた時間とはPWM信号が出力される所定の周期をデューティ比で乗算した時間である。リレー122は電線4から負荷3への給電の遮断をする(図6C)。制御回路121は電流検出部123にて検出された電流値をマイコン11に出力する。電線4は遮断されているため、制御部111が特定した電線4の電線温度は下降する(図6D)。
制御部111は遮断回数が所定の回数以上であるか否かを判定する。制御部111は遮断回数が所定の回数以上であると判定した場合、デューティ比を1にする(図6B)。
制御回路121は特定の電流値を出力し、制御部111が特定した電線4の電線温度は上昇し続ける(図6D)。
制御部111は電線温度が所定の高閾値以上であるか否かを判定する。制御部111は電線温度が所定の高閾値以上であると判定した場合、制御部111は制御回路121にリレー122の遮断を指示する。これにより、電線4に流れる電流が遮断され、制御部111が特定した電線4の電線温度は下降する(図6D)。
制御部111は電線温度が所定の低閾値以上であるか否かを判定する。制御部111は電線温度が所定の低閾値未満であると判定した場合、外部からマイコン11に入力されている作動/停止指示が作動を指示するとき、電圧検出部13にて検出された電圧値に基づいてデューティ比を設定し、以下、制御装置は同様の動作を繰り返す。
実施の形態1によれば、制御部111は遮断回数が所定の回数以上であった場合、デューティ比を1に設定する。このため、制御装置は、所定の回数に1を加算した回数以上、連続して負荷3に過電流が流れることはないので、PWM制御により負荷3が受ける損傷を効果的に抑制することができる。
実施の形態1によれば、制御部111はデューティ比を電圧検出部13にて検出された出力電圧値の大小に応じて小大に調整するようにしてある。このことにより、制御装置は安定した電圧を負荷3に印加することができる。
実施の形態2
以下本発明の実施の形態2をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態1と同等であり、簡潔のため同様の符号を付して記載を省略する。
フローチャートを用いて実施の形態2に係る制御部111の処理手順を説明する。図7、図8は実施の形態2に係るマイコンの処理手順を示すフローチャートである。S104以外の処理は上述の実施の形態1に係る制御部111の処理手順と同様であるので、簡潔にするため説明を省略する。また、実施の形態2に係る制御部111は、電線4の電線温度を特定することがないため、S114からS121を実行せず、実施の形態2におけるIPD12の制御回路121は、実施の形態1と同様に動作する。
制御部111は異常フラグが0でないと判定した場合(S103:NO)、デューティ比を0に設定し(ステップS301)、処理をS107に移す。また、制御部111はステップS113を実行した後、処理をステップS101に戻す。以上の処理により、制御部111は、外部から入力される作動/停止指示が作動を指示する場合、バッテリ2の出力電圧値に応じたデューティ比でPWM信号を出力する。そして、制御部111は、作動/停止指示が作動を指示し続けている状態で、IPD12がマイコン11からのPWM信号に無関係にリレー122を遮断した遮断回数が所定の回数以上となった場合、I/F部114を介してデューティ比が0であるPWM信号をIPD12に出力する。
図9は実施の形態2に係る制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。図9のタイミングチャートは遮断回数が所定の回数以上であるか否かを判定した後の処理以外は上述の図6のタイミングチャートと略同様であるので、簡潔のため実施の形態2における制御装置の動作の説明を省略する。また図9のタイミングチャートは実施の形態2では電線温度を特定していないため、電線温度の記載を省略している。制御部111は遮断回数が所定の回数以上であるか否かを判定する。制御部111はPWM信号を出力した後、遮断回数が所定の回数以上であると判定した場合、デューティ比を0にする(図9B)。
実施の形態2によれば、制御部111は遮断回数が所定の回数以上であった場合、デューティ比を0に設定する。このため、所定の回数以上の過電流が連続して負荷3に流れることはないので、制御装置はPWM制御により負荷3が受ける損傷を効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態の制御部111は電線温度の特定及び判定を行ったが、過電流の判定のみを行い、電線温度の特定及び判定は行わなくてもよい。また本実施形態の制御部111は電流検出部123にて検出した電流値が所定の過電流閾値以上であるか否かを判定したが、電流値以外の値を用いてもよい。例えば、電圧値等でもよい。
また本実施の形態ではIPD12の制御回路121は電流値が所定の過電流閾値以上であるか否かを判定したが、マイコン11の制御部111は電流値が所定の過電流閾値以上であるか否かを判定してもよい。
また本実施の形態の制御部111は、PWM信号のデューティ比をバッテリ2の出力電圧に応じて調整しなくてもよい。例えば、電線4に流れる電流の値に応じて調整してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
111 制御部(信号出力部)
11P 制御プログラム(プログラム)
121 制御回路(制御部)
122 リレー(スイッチ)
123 電流検出部
13 電圧検出部

Claims (5)

  1. PWM信号を出力する信号出力部と、
    該信号出力部が出力したPWM信号に応じて電線に介装したスイッチを接続又は遮断する制御部と
    を備える制御装置において、
    前記電線に通流する電流の値を検出する電流検出部を備え、
    前記制御部は、前記電流検出部が検出した電流値が所定の閾値以上である場合、前記スイッチを遮断し、
    前記信号出力部は、前記制御部が前記スイッチを遮断した場合、前記PWM信号のデューティ比を0又は1に変更するようにしてあること
    を特徴とする制御装置。
  2. 前記制御部が前記スイッチを遮断した遮断回数を計数する計数部を備え、
    前記信号出力部は、該計数部が計数した遮断回数が所定の回数以上である場合、前記PWM信号のデューティ比を0又は1に変更するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記電線に給電するバッテリの出力電圧値を検出する電圧検出部
    を備え、
    前記信号出力部は、前記PWM信号のデューティ比を、前記電圧検出部にて検出された出力電圧値の大小に応じて小大に調整するようにしてあること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
  4. コンピュータに、
    PWM信号を出力するステップを実行させるプログラムにおいて、
    特定の情報を取得する取得ステップと、
    該取得ステップが特定の情報を取得した場合、前記PWM信号のデューティ比を0又は1に変更するステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  5. コンピュータに、
    PWM信号を出力するステップを実行させるプログラムにおいて、
    数値を取得する取得ステップと、
    取得した数値が所定の閾値以上であるか否かを判定する判定ステップと、
    該判定ステップが所定の閾値以上であると判定した場合、前記PWM信号のデューティ比を0又は1に変更するステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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