JP2014204514A - 電線保護装置及び電線保護方法 - Google Patents
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Abstract
Description
電線温度を算出するプログラムを実行しているプロセッサは、リセットされると、一時的にスイッチをオフにする。
また、第5から第7発明では、電線保護のためのプロセッサがリセットされた後であっても、電流の通流による過熱から電線を確実に保護できる電線保護方法を提供することを目的とする。
これにより、リセットから復帰したとみなされる場合に、スイッチをオフにし続けることにより、電線を過熱から保護することができる。
これにより、リセットから復帰したとみなされる場合に、電線温度を算出する際の初期温度値を電線が過熱しているとみなせる所定値にすることで、算出される電線温度が過小な値になることを防ぎつつ通流制御を行うので、電線を過熱から保護することができる。
これにより、第2所定値を電線を過熱から保護することのできる温度にすることで、電線を過熱から保護することができる。
これにより、リセットから復帰したと判定された場合に、電線温度を算出する際の初期温度値を複数の温度範囲のうちの、直前に算出した電線温度が含まれる温度範囲の上限値にするので、電線を過熱から保護するために算出する電線温度を実際の電線温度により近似することができる。
また、本発明によれば、電線保護のためのプロセッサがリセットされた後であっても、電流の通流による過熱から電線を確実に保護できる電線保護方法を実現することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る電線保護方法の実施の形態1を実行する電線保護装置、及び、本発明に係る電線保護装置の実施の形態1の要部構成を示すブロック図である。図1の電線保護装置1は、バッテリ3から負荷2への電力供給のオン/オフを制御するものであり、例えば、車両に好適に使用される。電線保護装置1は、制御部11、スイッチ部13、記憶部15、記憶手段17、及び、監視部19を備える。
制御部11は、処理を実行している間、監視部19に対して間欠的に信号を出力する。制御部11は、リセット信号が入力された場合に、処理を中断し、再起動する。
但し、
T1:電線の温度(℃)
T2:周囲温度(℃)
i1:電流値(アンペア)
r :電線を含む導体の抵抗(オーム)
R :電線を含む導体の熱抵抗(℃/W)
C :電線を含む導体の熱容量(J/℃、又は、W・sec/℃)
t :経過時間(sec)、
pow(i1,2)は、i1の2乗を表す
である。
本実施の形態2における電線保護装置は、図1に示す電線保護装置1と同一の構成を有し、実行する手順が図2と異なるので、ここでは、処理手順について詳述する。
但し、
T3:電線の温度(℃)
T4:周囲温度(℃)
i2:電流値が検出されない時、又は、電流値が減少した時の、温度T3で発熱が飽和する電流値(アンペア)
r :電線を含む導体の抵抗(オーム)
R :電線を含む導体の熱抵抗(℃/W)
C :電線を含む導体の熱容量(J/℃、又は、W・sec/℃)
t :経過時間(sec)、
pow(i2,2)は、i2の2乗を表す
である。
本実施の形態3における電線保護装置は、図1に示す電線保護装置1と略同一の構成を有するので、ここでは、第1の実施の形態と異なる機能について詳述する。
2 負荷
3 バッテリ
11 制御部
13 スイッチ部
15 記憶部
17 記憶手段
19 監視部
131 FET
132 センサ
Claims (7)
- 電線に介装されたスイッチをオン又はオフにし、前記電線を通流する電流値を反復して検出し、検出した電流値に基づいて電線温度を算出し、算出した電線温度が所定値を超える場合に、前記スイッチをオフにする通流制御を行い、該通流制御を行っている際に、前記スイッチを所定期間オンにしなかった場合は、現状に復帰するための情報を記憶部に記憶した後に、前記通流制御を停止し、リセットされた場合は、前記スイッチを一時的にオフにして前記通流制御を一時的に停止し前記情報を前記記憶部に記憶しない制御部を備える電線保護装置において、
前記制御部が前記通流制御を開始し前記スイッチをオンにするに先だって、前記記憶部に前記情報が記憶してあるか否かを判定する手段
を備え、
該手段が否と判定したときは、前記制御部は前記スイッチを引き続き所定時間オフにしておくようにしてあることを特徴とする電線保護装置。 - 電線に介装されたスイッチをオン又はオフにし、前記電線を通流する電流値を反復して検出し、検出した電流値、及び、電線温度を算出する処理を開始する時の初期温度値に基づいて電線温度を算出し、算出した電線温度が所定値を超える場合に、前記スイッチをオフにする通流制御を行い、該通流制御を行っている際に、前記スイッチを所定期間オンにしなかった場合は、現状に復帰するための情報を記憶部に記憶した後に、前記通流制御を停止し、リセットされた場合は、前記スイッチを一時的にオフにして前記通流制御を一時的に停止し前記情報を前記記憶部に記憶しない制御部を備える電線保護装置において、
前記制御部が前記通流制御を開始し前記スイッチをオンにするに先だって、前記記憶部に前記情報が記憶してあるか否かを判定する手段
を備え、
該手段が否と判定したときは、前記制御部は、前記初期温度値を所定値にして前記電線温度の算出をするようにしてあることを特徴とする電線保護装置。 - 前記制御部は、前記初期温度値を前記所定値にして前記通流制御を開始した後、算出した電線温度が前記所定値より低い第2所定値以下になった場合は、前記初期温度値を前記第2所定値にして、前記通流制御を行うようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の電線保護装置。
- 電線に介装されたスイッチをオン又はオフにし、前記電線を通流する電流値を反復して検出し、検出した電流値、及び、電線温度を算出する処理を開始する時の初期温度値に基づいて電線温度を算出し、算出した電線温度が所定値を超える場合に、前記スイッチをオフにする通流制御を行い、該通流制御を行っている際に、前記スイッチを所定期間オンにしなかった場合は、現状に復帰するための情報を記憶部に記憶した後に、前記通流制御を停止し、リセットされた場合は、前記スイッチを一時的にオフにして前記通流制御を一時的に停止し前記情報を前記記憶部に記憶しない制御部を備える電線保護装置において、
前記電線温度が、前記所定値以下の予め定めてある複数の温度範囲の何れに含まれるかを判定する第1判定手段と、
該第1判定手段が判定した温度範囲を記憶する記憶手段と、
前記制御部が前記通流制御を開始し前記スイッチをオンにするに先だって、前記記憶部に前記情報が記憶してあるか否かを判定する第2判定手段と
を備え、
該第2判定手段が否と判定したときは、前記制御部は、前記記憶手段が記憶している温度範囲の上限値を前記初期温度値にして前記電線温度の算出をするようにしてあることを特徴とする電線保護装置。 - 電線に介装されたスイッチをオン又はオフにし、前記電線を通流する電流値を反復して検出し、検出した電流値に基づいて電線温度を算出し、算出した電線温度が所定値を超える場合に、前記スイッチをオフにする通流制御を行い、該通流制御を行っている際に、前記スイッチを所定期間オンにしなかった場合は、現状に復帰するための情報を記憶部に記憶した後に、前記通流制御を停止し、リセットされた場合は、前記スイッチを一時的にオフにして前記通流制御を一時的に停止し前記情報を前記記憶部に記憶しない制御部を備える電線保護装置における電線保護方法において、
前記制御部が前記通流制御を開始し前記スイッチをオンにするに先だって、前記記憶部に前記情報が記憶してあるか否かを判定するステップと
該ステップで否と判定したときに、前記スイッチを引き続き所定時間オフにしておくステップと
を有することを特徴とする電線保護方法。 - 電線に介装されたスイッチをオン又はオフにし、前記電線を通流する電流値を反復して検出し、検出した電流値、及び、電線温度を算出する処理を開始する時の初期温度値に基づいて電線温度を算出し、算出した電線温度が所定値を超える場合に、前記スイッチをオフにする通流制御を行い、該通流制御を行っている際に、前記スイッチを所定期間オンにしなかった場合は、現状に復帰するための情報を記憶部に記憶した後に、前記通流制御を停止し、リセットされた場合は、前記スイッチを一時的にオフにして前記通流制御を一時的に停止し前記情報を前記記憶部に記憶しない制御部を備える電線保護装置における電線保護方法において、
前記制御部が前記通流制御を開始し前記スイッチをオンにするに先だって、前記記憶部に前記情報が記憶してあるか否かを判定するステップと、
該ステップで否と判定したときに、前記初期温度値を所定値にして前記電線温度の算出をするステップとを有することを特徴とする電線保護方法。 - 電線に介装されたスイッチをオン又はオフにし、前記電線を通流する電流値を反復して検出し、検出した電流値、及び、電線温度を算出する処理を開始する時の初期温度値に基づいて電線温度を算出し、算出した電線温度が所定値を超える場合に、前記スイッチをオフにする通流制御を行い、該通流制御を行っている際に、前記スイッチを所定期間オンにしなかった場合は、現状に復帰するための情報を記憶部に記憶した後に、前記通流制御を停止し、リセットされた場合は、前記スイッチを一時的にオフにして前記通流制御を一時的に停止し前記情報を前記記憶部に記憶しない制御部を備える電線保護装置における電線保護方法において、
前記電線温度が、前記所定値以下の予め定めてある複数の温度範囲の何れに含まれるかを判定する第1の判定ステップを有し、
該第1の判定ステップで判定された温度範囲を記憶する記憶手段を用意し、
前記制御部が前記通流制御を開始し前記スイッチをオンにするに先だって、前記記憶部に前記情報が記憶してあるか否かを判定する第2の判定ステップと、
該第2の判定ステップで否と判定したときは、前記記憶手段が記憶している温度範囲の上限値を前記初期温度値にして前記電線温度の算出を行うステップとを有することを特徴とする電線保護方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013077213A JP2014204514A (ja) | 2013-04-02 | 2013-04-02 | 電線保護装置及び電線保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013077213A JP2014204514A (ja) | 2013-04-02 | 2013-04-02 | 電線保護装置及び電線保護方法 |
Publications (1)
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JP2014204514A true JP2014204514A (ja) | 2014-10-27 |
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Family Applications (1)
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JP2013077213A Pending JP2014204514A (ja) | 2013-04-02 | 2013-04-02 | 電線保護装置及び電線保護方法 |
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JP (1) | JP2014204514A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018152991A (ja) * | 2017-03-13 | 2018-09-27 | 矢崎総業株式会社 | 電線保護装置 |
-
2013
- 2013-04-02 JP JP2013077213A patent/JP2014204514A/ja active Pending
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JP2018152991A (ja) * | 2017-03-13 | 2018-09-27 | 矢崎総業株式会社 | 電線保護装置 |
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