JP2014209109A - センサモジュール - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の第1の実施の形態のセンサモジュール1の断面図である。本実施の形態のセンサモジュール1は、圧力センサ3と、圧力センサ3が実装された回路基板5と、圧力センサ3及び回路基板5を内部に収納するハウジング7とOリング9とを備えている。図2は、圧力センサ3及び圧力センサ3が実装された回路基板5(センサユニット)の斜視図である。
圧力センサ3は、センサケース11と、センサケース11の内部に設けられた感圧部としての半導体圧力センサ素子13と、センサケース11に一体に設けられた筒体15と、8本の端子17と、これら端子17の何本かに接続される図示しない信号処理用のICチップとを備えている。
図2に示すように、圧力センサ3が表面に実装された回路基板5は、略矩形形状に形成されている。本実施形態では、圧力センサ3の信号処理用回路は全て、回路基板5の表面に実装されており、回路基板5の裏面には実装されていない。回路基板5の一対の縁部25及び27には、3つの突出部25a乃至25c及び27a乃至27cがそれぞれ形成されている。本実施の形態では、一対の縁部25及び27の中央部を基板面に沿って延びる仮想中心線に対して線対称となるように、3つの突出部25a乃至25c及び27a乃至27cが形成されている。また、本実施の形態の突出部25a乃至25cは、互いに異なる形状に形成されている。同様に、突出部27a乃至27cは、互いに異なる形状に形成されている。突出部25a及び27aは、縁部25及び27の長手方向の一方の端部に形成されており、突出部25c及び27cは、縁部25及び27の長手方向の他方の端部に形成されている。回路基板5には、圧力センサ3の検出結果等を外部に出力するための出力部及び電源入力部を構成する3本のリード端子29が取り付けられている。3本のリード端子29は、一対の縁部25及び27の一端をそれぞれ接続する縁部26を越えて回路基板5の外側に延びている。リード端子29には、図示しない外部機器のコネクタの雌端子が接続される。圧力センサ3は、回路基板5の中央部よりも縁部28側に実装されている。
圧力センサ3を実装した回路基板5は、ハウジング7の内部に収納される。ハウジング7は、回路基板5が固定される第1ハウジング半部30と、第1ハウジング半部30と組み合わされる第2ハウジング半部50とから構成されている。ハウジング7は、圧力センサ3及び回路基板5を収容する本体部7aと、リード端子29の主要部分が収納されて、図示しない外部機器のコネクタが挿入されるコネクタ挿入部7bとを備えている。本体部7aとコネクタ挿入部7bとの間には、仕切壁部8が設けられており、この仕切壁部8にはリード端子29が貫通する3本の貫通孔が形成されている。なお仕切壁部8は、第1ハウジング半部30と第2ハウジング半部50に設けられた2つ割の仕切壁部半部32と仕切壁部半部52とが組み合わされて構成されている。
図3(A)及び(B)は、第1ハウジング半部30の平面図及び斜視図である。第1ハウジング半部30は、第1の底壁部31と、第1の底壁部31から起立する第1周壁部33とから構成されている。この第1ハウジング半部30は、ハウジング7の本体部7aの半部を構成する本体部半部30aと、ハウジング7のコネクタ挿入部7bの半部を構成するコネクタ挿入部半部30bとを有している。図3に示すように、第1周壁部33は、コネクタ挿入部半部30bと連続する周壁部分33aと、周壁部分33aと連続して形成された一対の対向する周壁部分33b及び33cと、周壁部分33aと対向する周壁部分33dとを備えている。一対の対向する周壁部分33b及び33cには、係止部33eが形成されている。この係止部33eは、第2ハウジング半部50の後述するスナップイン型係止片53aの係止部54が係止される形状を有している。具体的には、周壁部分33b及び33cの端面から第1の底壁部31に向かって傾斜する傾斜面34とこの傾斜面と連続して周壁部分33b及び33cの端面と平行に延びる平行面36とを備えている。この平行面36が、スナップイン型係止片53aの係止部54と係止される被係止部を構成している。本実施の形態では、第1の底壁部31が第1壁部を構成している。第1ハウジング半部30は、第1の底壁部31と対向する位置に、第1周壁部33により囲まれた開口部35を有している。
図4(A)乃至(C)はそれぞれ、第2ハウジング半部50の平面図、右側面図及び底面図である。第2ハウジング半部50は、第1の底壁部31と対向する第2の底壁部(第2壁部)51と、第2底壁部51の周縁部から起立する第2周壁部53とを備えている。本実施の形態の第2底壁部51は、第2周壁部53の外側に、センサモジュール1を実装するための穴部Hを有する取付用フランジ部51a及び51bを備えている。第2周壁部53には、第1ハウジング半部30の第1周壁部33の2つの係止部33eと係合する2つのスナップイン型係止片53aが形成されている。本実施の形態の第2周壁部53の大きさは、第1周壁部33の内部に収容されて、2つのスナップイン型係止片53aが、第1周壁部33の2つの係止部33eの平行面36と係合する係止部54を備えている。
図6(A)は、本発明の第2の実施の形態のセンサモジュール101の断面図であり、図6(B)は、図6(A)の断面と直交する面における断面図である。また図7は、第2の実施の形態の圧力センサ103が実装された回路基板105を、第1ハウジング半部130に固定する手順を示す図である。なお図1乃至図5に示した実施の形態と同様の部材には、図1乃至図5に付した符号に100の数を加えた数の符号を付して詳細な説明を省略する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態と比べて、センサの信号処理用回路の少なくとも一部が基板の裏面に実装されている点と、取付用フランジ部が第2ハウジング半部ではなく第1ハウジング半部に設けられている点で相違する。以下主要な相違点について説明する。
3 圧力センサ
5 回路基板
7 ハウジング
7a 本体部
7b 接続部
9 Oリング
11 センサケース
11a 連絡通路
13 半導体圧力センサ素子
13a ダイアフラム部
13b ダイアフラム支持部
15 筒体
15a 延長通路
17 端子
19 支持台
19a 貫通孔
21 大気圧導入通路
25 縁部
25a、25b、25c 突出部
27 縁部
27a、27b、27c 突出部
29 端子
30 第1ハウジング半部
31 底壁部
31a 表面
31b 凹部
33 周壁部
33a 周壁部分
33c 係合部
35 開口部
37 凹部
39 底面部
39a 辺
41a、41b 第1の対向壁部分
43a、43b 第2の対向壁部分
45a、45b 嵌合溝
47a、47b、47c スリット
49a、49b、49c スリット
50 第2ハウジング半部
51 底壁部
51a、51b 取付用フランジ部
53 周壁部
53a 被係合部
53c 凹部
53d 周壁部分
53e 周壁部分
55 筒状部
55a ガイド孔
57 ストッパ部
138 取付用フランジ部
H 穴部
Claims (8)
- 回路基板の表面上にセンサが実装されたセンサユニットが、ハウジング内に収納されてなるセンサモジュールであって、
前記ハウジングは、開口部を有し且つ該開口部と対向する第1壁部及び該第1壁部から起立して前記開口部を囲む第1周壁部を備え、前記第1壁部に前記回路基板が固定された第1ハウジング半部と、前記第1壁部と対向する第2壁部及び該第2壁部の周縁部から起立する第2周壁部を備えて前記第1ハウジング半部と組み合わされる第2ハウジング半部とから構成され、
前記第1ハウジング半部の前記第1壁部には、前記回路基板の対向する一対の縁部が嵌合される一対の嵌合溝が形成されており、
前記嵌合溝を挟んで対向する一対の対向壁部分のうち前記開口部側に位置する一方の前記対向壁部分には、前記嵌合溝と前記開口部と他方の前記嵌合溝とに向かって開口する1以上のスリットが形成されており、
前記回路基板の前記一対の縁部には、それぞれ前記1以上のスリットを通って前記嵌合溝内に入る1以上の突出部が設けられており、
前記一対の嵌合溝は、前記回路基板の前記1以上の突出部を前記1以上のスリットを通して前記嵌合溝内に挿入した後、前記回路基板を前記一対の嵌合溝に沿って所定の長さスライドさせることを許容し且つ、前記回路基板を一対の嵌合溝に沿って所定の長さ一方向にスライドさせた状態で前記1以上の突出部が前記一方の対向壁部分と対向する位置で前記回路基板のスライドを阻止する長さ寸法を有しており、
前記第2ハウジング半部は、前記第1ハウジング半部と組み合わされた状態で、前記回路基板の前記一方向とは反対方向に位置する端縁部の端面と対向して前記回路基板が前記反対方向に移動することを阻止するストッパ部を有していることを特徴とするセンサモジュール。 - 前記第2ハウジング半部の前記第2周壁部の一部が前記ストッパ部を構成している請求項1に記載のセンサモジュール。
- 前記1以上のスリットは3個のスリットであり、前記回路基板の一つの前記縁部には前記1以上の突出部が3個の突出部である請求項1に記載のセンサモジュール。
- 前記3個のスリットは、互いに異なる形状であり、
前記3個の突出部は、互いに異なる形状である請求項3に記載のセンサモジュール。 - 前記第1ハウジング半部の前記第1周壁部と前記第2ハウジング半部の前記第2周壁部とが、係合構造を介して係合されて、前記ハウジングが構成されている請求項1に記載のセンサモジュール。
- 前記センサは測定流体導入孔を有するセンサケース内に圧力センサ素子が収納された圧力センサであり、
前記圧力センサは前記第2壁部と対向する前記回路基板の表面上に実装されており、
前記第2壁部には前記測定流体導入孔と連通するガイド孔が設けられている請求項1に記載のセンサモジュール。 - 前記回路基板の裏面には、前記センサの信号処理用回路の少なくとも一部が実装されている請求項1に記載のセンサモジュール。
- 前記第1ハウジング半部には、一対の取付用フランジ部が一体に設けられており、
前記第1ハウジング半部の前記第1周壁部と前記第2ハウジング半部の前記第2周壁部との前記係合構造が、前記一対の取付用フランジ部よりも前記回路基板側に位置している請求項5に記載のセンサモジュール。
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