JP2014205944A - コーミング機械用の円形コーム - Google Patents

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Abstract

【課題】円形コームのコーミング針布の包絡円の半径を簡単かつ正確に調節できるようにする。
【解決手段】コーミング機械用の円形コームRにおいて、ベース体20は、軸15に向かって突出する内側部分22を備え、該内側部分は、軸に向かって開放していて中空成形体の長手方向に延びる凹部24を有し、該凹部内に受容された支持エレメント13は、一方では第1の支持面T1を介して凹部の底面Tに支持され、他方では、第2の支持面T2を介して軸の外周面AUに支持され、さらに固定手段S3,S3aが設けられ、該固定手段を用いてベース体20と質量バランスエレメントAG1とは、支持エレメント13を介して相互に、軸15の長手方向に対して横方向に緊締される。
【選択図】図2

Description

本発明は、中空成形体から形成されたベース体を備え、該ベース体は、円弧形の外側部分にコーミング針布を有し、かつ軸に回動不能に固定されており、この場合軸の半径方向で見て、該軸の、コーミング針布とは反対の側に、質量バランスエレメントが固定されている、コーミング機械用の円形コームに関する。
このような円形コームは、コーミング機械において、提供された繊維材料(木綿、羊毛等)をコーミングするために使用され、この場合繊維材料の提供は、巻管に巻き上げられたラップウェブ(短く:巻成体)として、又は個々のスライバとして行うことができる。
ニップ数(ニップ/分)は、ここ数年において大幅に高まっており、これによって、生産性も高まっている。
例えば円形コームがもはや連続的な回転数を有しているのではなく、システムをコーミングプロセスに良好に合わせるために、断続的な回転運動で駆動される場合には、このような円形コームに対する要求もより高くなっている。このような構成は、特許文献1に図示及び記載されている。
この断続的な運動によって、特に、円形コームの比較的大きな質量が加速もしくは減速されねばならない場合に、円形コームの駆動装置に対して高い要求が課せられる。
コーミング機械のために実地において使用される円形コームは、円形コーム保持体から成っており、この円形コーム保持体は、クランプハブを備えており、このクランプハブによって、駆動される円形コーム軸に回動不能に固定されている。円形コーム保持体の周囲の一部にはコーミングセグメントが固定されており、このコーミングセグメントによって、ニッパユニットから提供された繊維材料の端部(繊維タフトとも呼ぶ)がコーミングされる。このような装置は、例えば公開された特許文献2及び特許文献3に基づいて公知である。
コーミングセグメントは、複数の部分から成っていてよく、この場合例えばベース体が設けられていて、このベース体にコーミング針布が固定されている。この構成では、ベース体は円形コーム保持体に解離可能に取り付けられている。また複数のコーミングセグメントが設けられていてよい。
コーミングセグメントは一方の側で円形コーム保持体に取り付けられているので、アンバランスを発生させないもしくは質量振動を回避するために、均衡を目的としてコーミングセグメントとは反対の側に質量バランスが必要である。従来の解決策では、円形コーム保持体は鋳造部品として製造されていて、この場合鋳造部品は、コーミングセグメントの固定箇所とは反対の側に追加質量を備えている。
このような構成によって確かに、コーミングセグメントの質量がバランスされるが、しかしながらこのように構成された円形コーム保持体はそれ自体が大きくかつ重い質量を有することになり、このような質量は、断続的な円形コーム運動時に持続的に加速及び減速されねばならない。円形コームの断続的な回転数の使用によって、より高いニップ数で作業を行うことが可能である。この場合に生じる加速及び減速時に、駆動ユニットには追加的な負荷が加えられる。さらにこの場合不都合な事例では、装置に望まれていない振動が発生することがあり、そしてこれにより耐用寿命の低下を招くことがある。
コーミング作用を高めるために提案されたコーミングセグメントは、130°以上の周方向角にわたって延びており、このような構成は例えば特許文献4に開示されている。このようなコーミング作用の上昇によって、コーミング針布が固定されているベース体の質量も増大する。特許文献5に基づいて公知の円形コームでは、コーミング針布を有するベース体は、一体に形成されていて、その両端部において直に円形コーム軸に支持されている。バランスウェイトのフランジを貫いて延びるねじを用いて、ベース体は円形コーム軸に堅く結合されている。
バランスウェイトはこの場合サドル形の突出部を備え、この突出部を介してバランスウェイトは円形コーム軸に押し嵌められ、ねじを用いて円形コーム軸に固定される。サドル形の突出部は、ベース体の2つの支持部の間に位置しており、これによってベース体の中央領域は支持部を有してない。コーミング針布の先端と下側のニッパプレートとの間の間隔は、閉鎖されたニッパから突出しているコーミングされる繊維タフトをほぼ完全に捕捉するために、コーミングポジションにおいて極めて小さく保たれねばならない。すなわち、ベース体の寸法安定性をこの中央領域においても保証するために、ひいてはコーミング特性をコーミング針布の全幅にわたって一体に保つために、ベース体は、特許文献5の構成では比較的大きな質量でしっかりと構成されねばならない。これによって質量慣性モーメントは極めて大きくなり、このことは、特に、今日汎用であるように、高いニップ数と断続的な回転数で作業が行われる場合に、もたらされるエネルギ及び軸受箇所に対して不都合に作用する。特許文献5の公開(1923年)の時点では、用いられていたニップ数はなお数倍も少なかったので、質量慣性モーメントはこの分野においては、なおさほど大きな問題ではなかった。
従って特許文献6に提案されている円形コームの構成では、公知の解決策が改善されていて、円形コームが、公知の解決策におけるよりも小さな質量慣性モーメントを有している。特許文献6に提案された構成では、ベース体は中空成形体から成っており、該中空成形体は、コーミング針布を受容するための円弧形の外側部分を有し、この外側部分とは反対側に位置する内側部分と、軸に向かって開放している半円形の溝とを備えていて、該溝は、中空成形体の長手方向に延在していて、この溝を介してベース体は軸に支持されており、さらに固定手段が設けられていて、該固定手段によって、ベース体と質量慣性モーメントとは、軸の長手方向に対して横方向に相互に緊締される。
ベース体のこの構造形式によって、成形体の厚さを、特に円形コーム軸の回転軸線に関して、コーミング針布を保持する外側に位置する領域において、小さく保つことができ、特に成形体はその全長において円形コーム軸に支持されている。これによって質量も、ひいては質量慣性モーメントも、この領域において小さく保つことができる。
しかしながら特許文献6に開示された解決策では、中空成形体を円形コーム軸に支持する円弧形の溝は、円形コーム軸における中空成形体の申し分のない支持を保証し、かつ応力もしくはひずみを生ぜしめないようにするのに、その加工に手間もしくはコストがかかる。さらにこの公知の構成では、コーミング針布の包絡円と円形コーム軸との間の間隔を変化もしくは調節することが困難である。このような調節によって、ニッパの下側のニッパプレートと円形コームの針布の包絡円との間の間隔を調節することができ、これによって最適なコーミングを保証することができる。円弧形のスペーサエレメントの使用によるこのような調節可能性は、例えば特許文献7に図示及び記載されている。しかしながら最小のステップ値までの正確な調節可能性は、このような円弧形のスペーサエレメントによっては不可能である。例えば、円形コームのコーミング針布の包絡円半径を変化させるために、特許文献7に開示された円弧形のスペーサエレメントが、異なった厚さを有する別の円弧形のスペーサエレメントと交換されると、スペーサエレメントの、ベース体に向かって突出する外側半径が変化し、これに対して、スペーサエレメントに接触しているベース体の内側半径は、一定のままである。これによってベース体とスペーサエレメントとの間に、応力もしくはひずみが発生することがある。
JP-PS58-57529 DE10163663A1 DE2503976B2 EP1383948B1 GB205,128 EP-2426239A1 DE29720656U1
ゆえに本発明の課題は、公知の構成における欠点を排除し、円形コームのコーミング針布の包絡円の半径を簡単かつ正確に調節できるようにすることである。
この課題を解決するために本発明の構成では、ベース体は、軸に向かって突出する内側部分を備えており、該内側部分は、軸に向かって開放していて中空成形体の長手方向に延びる凹部を有しており、該凹部内に支持エレメントが受容されていて、該支持エレメントは、一方の側では第1の支持面を介して凹部の底面に支持され、かつ他方の側では、第2の支持面を介して軸の外周面に支持されており、さらに固定手段が設けられていて、該固定手段を用いてベース体と質量バランスエレメントとは、支持エレメントを介して相互に、軸の長手方向に対して横方向に緊締される。
本発明のように構成されていると、円形コーム軸にベース体を支持するための支持エレメントを設けることが可能であり、この支持エレメントは、支持面の領域において簡単かつ正確に加工することができる。また、中空成形体から成るベース体において、異なったモジュールのコーミング針布を使用するために、同じ支持エレメントを使用することができる。すなわち使用目的に応じて、ベース体だけが該ベース体に配置されたコーミング針布と共に交換され、これに対して支持エレメントは同じままである。
支持エレメントは例えば鋼から製造されていてよい。これによって、中空成形体から成るベース体の強度をさらに高めることができ、このベース体は、比重の小さい材料(例えばアルミニウム押出し成形品として)から製造され、かつ支持エレメントに固定手段を介して結合されている。支持エレメントは直に円形コーム軸に支持されているので、高い比重による支持エレメントの大きな質量慣性モーメントは、無視することができる。
本発明の別の態様では、凹部と支持エレメントとは、互いに形状結合部を形成しており、この場合支持エレメントは少なくとも部分的に凹部から突出、つまり凹部を越えて突出している。このように構成されていると、支持エレメントとベース体との間における確実な結合及び正確な方向付けが保証される。支持エレメントの突出している部分によって、ベース体を直接ではなく、単に間接的に支持エレメントを介して円形コーム軸に支持することが、保証される。この場合円形コーム軸に対して半径方向において支持エレメントとベース体とを相対的に移動させることによって、包絡円を変化させること、もしくは調節することが可能である。
コーミング針布の包絡円の半径の簡単かつ正確な調節を可能にするために、本発明の別の態様では、支持エレメントの第1の支持面と凹部の底面との間には、少なくとも1つの交換可能なスペーサエレメントが配置されている。このように構成されていると、ベース体と支持エレメントとの間に正確なスペーサエレメントを簡単に挿入することによって、コーミング針布の包絡円の半径を正確に調節することができる。
本発明の別の態様では、凹部の底面と支持エレメントの第1の支持面とは、平らな面として形成されている。このように構成されていると、これらの面の間に挿入されたスペーサエレメントも、真っ直ぐでかつ平らな面状エレメントとして構成することができる。これによって、このスペーサエレメントを、正確な厚さ寸法を有する汎用の製造方法によって製造することが可能になり、その結果包絡円半径を最小のステップで変化もしくは調節することができる。その結果、下側のニッパプレートとコーミング針布の包絡円との間における間隔を、可能な最小の間隔に調節することができ、その結果、ニッパから突出する繊維タフトを最適にコーミングすることが可能になる。接触部の領域における幾何学的な関係もしくは状態は変化しないので、上に述べた平らなスペーサエレメントの交換によって、ベース体と支持エレメントとの間における応力は発生しない。
さらに別の態様では、質量バランスエレメントは、軸の方を向いた凸面状の部分を有していて、該部分を介して質量バランスエレメントは、軸の部分周面に接触している。このように構成されていると、コンパクトな構造形式が得られ、この場合ベースエレメントの成形体及び質量バランスエレメントは、円形コーム軸の周囲を取り囲むことができ、両方のエレメントを、円形コーム軸を取り囲む1つの閉鎖されたユニットにまとめることができる。
別の好適な態様では、ベース体の中空成形体は、該中空成形体の内部を長手方向に延びるウェブを備えており、該ウェブは、中空成形体を三角形の中空室に分割している。これによって中空成形体の壁厚を僅かに保つことができる。それというのは、三角形の中空室を介しての力の伝達は、(静的平衡とハニカム形状の配置形態とによって条件付けられて)最適に、支持エレメントを介して円形コーム軸における支持部に伝達され得るからである。
本発明の別の態様では、軸は、該軸の長手方向軸線に対して横方向に延びる複数の貫通孔を備えていて、該貫通孔を貫いて固定手段が延びている。このように構成されていると、固定手段が軸の回転軸線を通って延びていることに基づき、質量慣性モーメントは固定手段の取付けによって問題にならないほどしか大きくならない。
低いレベルにおける質量完成を保つために、ベース体の中空成形体は、小さな比重を有する材料から製造することができる。ベース体の中空成形体は、例えばアルミニウム押出し成形品から製造されてよい。
しかしながらねじ山付孔がこの部分に、固定エレメント(例えばねじ)を直接受容するために設けられている場合には、大きな引張り力をその中で受容する必要がある場合には、ねじ山付孔において変形が生じることがある。このような不都合を回避するために、本発明の別の態様では、中空成形体の内部において内側部分の領域に、少なくとも1つの追加的な手段が支持されており、該手段は、固定手段を受容するためのねじ山付孔を備えていて、追加的な手段は、中空成形体よりも高い強度を有している。
好適には、固定手段は、中空成形体のねじ山付孔内に進入するねじである。このことは、円形コーム軸における支持エレメントを介した中空成形体の簡単かつ確実な固定及び円形コーム軸におけるバランスウェイトの簡単かつ確実な固定を可能にする。この場合ねじによる力の導入は、中空成形体が支持エレメント及びバランスウェイトを介して円形コーム軸に接触している、緊締面の領域において直に行われる。
円形コーム軸においてベース体及び質量バランスエレメントの角度ポジションを固定するために、本発明の別の態様では、固定手段はねじであり、該ねじのうちの少なくとも1つが嵌合ねじであり、該嵌合ねじのねじ軸部が、質量バランスエレメント、軸及びベース体の嵌合孔を貫いて延びている。
コントロールされない空気流が円形コームの外輪郭によって生じないようにするため及び円形コーム自体を(フライのような)汚れに対して保護するために、中空成形体及び質量バランスエレメントの外面は、閉鎖された周面を形成している。
旋回可能なニッパユニットに対するコームセグメント及びバランスエレメントの正確な位置決めを可能にするために、本発明の別の態様では、質量バランスエレメント及び軸は溝を備えていて、該溝を介して質量バランスエレメント及び軸は、キーを使用して、軸の周方向における固定のポジションにおいて位置決めすることができる。これによって、円形コーム軸の角度ポジションとニッパユニットの駆動軸の位置とを、互いに正確に合わせることができる。
中空成形体の内室を清潔に保つために、中空成形体の両端部には、中空室を閉鎖するためにカバーが固定されていてよい。
ベース体の中空成形体を(例えば交換のために)質量バランスエレメントとは無関係に円形コーム軸から取り外すことができるようにするために、本発明の別の態様では、支持エレメントは、追加的な固定手段を介して軸に結合されていてよい。すなわち、質量バランスエレメント及びベース体を円形コーム軸に緊締する固定手段の解離後に、ベース体は円形コーム軸から取り外すことができ、これに対してこの場合質量バランスエレメントは、追加的な固定手段を介してなお円形コーム軸に保持される。これによって組立て・分解が容易になる。
支持エレメントをベース体の中空成形体に前もって組み付けることができるようにするために、本発明の別の態様では、支持エレメントは、追加的な固定手段を介してベース体に結合されている。このような前組付け時にも、やはり相応なスペーサエレメントを中空成形体と支持エレメントとの間において使用することができる。
コーミング機械のコーミングヘッドの一部を概略的に示す側面図である。 本発明にように形成された円形コームを概略的に示す側面図である。 図2のC−D線に沿った断面図である。 図2に示した円形コームの実施形態とは別の実施形態を示す側面図である。 図4に示した実施形態の変化形を示す側面図である。 図4のE−F線に沿った断面図である。
次に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1には、コーミング機械のコーミングヘッドKが側面図で示されている。公知のコーミング機械では、例えば8つのこのようなコーミングヘッドKが互いに並んで配置されている。そのうちのエレメントの一部だけが示されているコーミングヘッドKは、ニッパユニット1を有しており、このニッパユニット1は、旋回アーム9,11を介して軸10,15を中心にして往復旋回可能にコーミング機械のフレームに支持されている。ニッパ軸とも呼ばれる軸10は、図示されていない駆動装置によって駆動され、これによりニッパユニット1は往復動させられる。軸15は円形コーム軸に相当し、この円形コーム軸には円形コームRが回動不能に固定されている。中心軸線Aを備えた円形コーム軸15は、同様に、図示されていない駆動装置によって連続的に又は断続的に駆動される。ニッパユニット1の下において円形コーム軸15に固定された円形コームRは、図示の公知の解決策では、互いに間隔をおいて円形コーム軸15に不動に固定された2つのハブN1,N2から成っており、両ハブN1,N2の外周部には、一方ではベース体18が固定され、かつ他方では質量バランスエレメントAGが固定されている。質量バランスエレメントAG(単にバランスエレメントと呼ぶ)の固定は、略示したようにねじSを介して行われ、これらのねじSを介してバランスエレメントAGは、ハブN1,N2に固定されている。ベース体18も同様に、略示したねじS1を介してハブN1,N2に堅く結合されている。バランスエレメントAGのように円形コームRの全幅Bにわたって延びているベース体18の上には、針布Gが固定されている。コーミング針布Gの周方向角は、公知のコーミング機械では、約90°であり、「コーミング角」とも呼ばれる。
ニッパユニット1は、ニッパフレーム5から形成され、このニッパフレーム5には、下側のニッパプレート6が固定されている。ニッパフレーム5には、旋回軸4及び旋回アーム3を中心にして、上側のニッパプレート2が旋回可能に支持されている。図示の実施形態では、ニッパユニット1は閉鎖されており、この場合、ニッパユニット1のニップ箇所から進出する繊維タフトFBは、針布Gによって捕捉されて、コーミングされる。旋回アーム3には、図示されていない押圧手段(例えばばね)が作用し、この押圧手段は、一方では、上側のニッパプレート2の旋回運動をコントロールし、かつ他方では、ニッパユニット1のニップ箇所における必要なニップ力を生ぜしめる。同様にニッパフレーム5には、下側のニッパプレート6の上に、供給ローラ16が回転可能に支持されており、この供給ローラ16は、例えば図示されていないラチェット駆動装置によって歩進的に駆動される。この供給ローラ16を介して、ニッパユニット1に供給されたラップW(又は個々のスライバ)が、ニッパユニット1のニップ箇所に供給される。繊維タフトFBのコーミング過程終了後、ニッパユニット1は、後続のデタッチングローラ対AWの方向に旋回させられる。この旋回過程時に、ニッパユニット1は開放し、ラップWのコーミングされた端部もしくは繊維タフトFBは、既に形成された繊維フリースVの端部Eに載せられ、デタッチングローラAWのニップ箇所の作用を受けて繊維フリースVと継ぎ合わされて、搬送方向Fに搬出される。
図2には、本発明によって形成された円形コームRの1実施形態が示されており、この実施形態では、ここに示したベース体20は中空成形体として形成されており、この中空成形体は、半円形の溝21を有し、この溝21は、円形コーム軸15に対向して位置している。溝21内には溝形の凹部24が設けられており、この凹部24は、幅bと平らな底面Tとを有している。凹部24の内部には、支持エレメント13が設けられており、この支持エレメント13の幅は、凹部24の幅bにほぼ相当している。図2の断面線C−Dに沿った断面図である図3から分かるように、支持エレメント13は円形コームRの全幅Bにわたって延在している。支持エレメント13の第1の支持面T1(図4参照)と凹部24の底面Tとの間には、交換可能なスペーサエレメントDが設けられており、このスペーサエレメントDを介して、コーミング針布Gの包絡円HKの包絡円半径HRを、円形コーム軸15の軸線に対して調節もしくは変化させることができる。この調節は、挿入されているスペーサエレメントDを、異なった厚さを有する他のスペーサエレメントと交換することによって、又は追加的なスペーサエレメントを挿入することによって行われる。これによって、コーミング針布Gの包絡円HKと下側のニッパプレート6との間における間隔cを、繊維タフトFBを可能な限り最適に捕捉してコーミングするための最小寸法に正確に調節することができる。すなわち、ニッパから進出する繊維タフトFBをほぼ完全にコーミングすることを目的として、間隔cを可能な限り小さく調節することが試みられる。支持エレメント13は、溝21に対して、寸法aだけ該溝21を越えて突出している。これによって、ベース体20が溝21を介してではなく、支持エレメント13の第2の支持面T2を介して、軸15の周面AUの部分領域に支持されることが保証される。溝21もしくは凹部24は、ベース体20の内側部分22に位置していて、この内側部分22には、外側部分23がリブR1〜R6を介して支持されている。リブR1〜R6と内側部分22及び外側部分23との間には、中空室H1〜H6が形成される。例えば図3から分かるように、溝21の領域において支持エレメント13は、円形コームRの全幅Bにわたって円形コーム軸15の周面AUに接触している。部分22,23及びリブR1〜R6もまた、円形コームRの全幅Bにわたって延在している。追加的にベース体20の質量を減じるために、リブR1〜R6に円形コームRの全幅Bにわたって分配配置された切欠きもしくは開口を設けることも可能である。
ベース体20をハニカム形状の中空成形体として図示のように形成することによって、特に、ベース体20の外側部分23の厚さdを、ベース体20の要求された安定性及び強度を大幅に減じることなしに、薄く形成することができる。これによってベース体20は、円形コーム軸15の回転軸Aから最も離れている領域(外側部分23)において、比較的小さな質量で形成することができる。これにより、質量慣性モーメントもまた大幅に減じられる。その結果公知の解決策に比べてコーミング角を増大させることができ、しかも場合公知の解決策に比べて、質量慣性モーメントが高くなることはない。すなわち、例えば針布Gのコーミング角を130°以上に増大させることが可能であり、しかもこの場合質量慣性モーメントが、例えば90°の大きさのコーミング角を備えた図1に示した構成において生じるような質量慣性モーメントに高まることはない。ベース体20の外側部分23の周面Uに、コーミング針布Gが固定されている。
図示の実施形態(図2〜図5)においてベース体20は、内側部分22の領域においてV字形に形成されている。すなわち溝21から外方に向かって延びるウェブ22a,22bは、同様に部分周囲に接触しかつ幅Bに沿って軸15に接触している質量バランスエレメント(単にバランスエレメントと呼ぶ)AG1のためのV字形の受容部を形成している。バランスエレメントAG1の外輪郭とウェブ22a,22bとの間には、小さな間隔ABが設けられている。これによって、ベース体20は溝21の領域において、支持エレメント13の支持面T2及びバランスエレメントAG1を介して、その溝形状の凸面状の部分25の領域において、完全に円形コーム軸15の外周部に接触する。バランスエレメントAG1の外輪郭Kは、ベース体20のリブR1,R6の外輪郭に接続しており、これによって円形コームRの閉鎖された周面(段部なし)が形成される。これにより、円形コームRの外側形状によって不都合な空気循環が発生することを確実に阻止することができる。さらにまた、円形コームの周囲領域における汚染物質(繊維フロック)の固着が十分に回避される。
支持エレメント13を備えたベース体20及びバランスエレメントAG1を円形コーム軸(単に軸と呼ぶ)15に固定するために、軸15には、円形コームRの全幅Bにわたって見て、複数の貫通孔27が設けられており、これらの貫通孔27を貫いてねじS3が延びている。各ねじS3の頭は、バランスエレメントAG1の凹部26内に位置している。さらにバランスエレメントAG1には貫通孔28が設けられており、この貫通孔28は、軸15の貫通孔27と整合している。同様に図2の実施形態では、支持エレメント13は貫通孔32を備え、スペーサエレメントDは孔43を備え、ベース体20は貫通孔42を備えており、貫通孔42は軸15の孔27と整合し、貫通孔42を貫いて各ねじS3が延びている。各ねじS3の端部はねじ山30を有しており、このねじ山30は、ベース体20の孔42を貫いて中空室H2の領域において突出している。ねじ山30にはナット46が取り付けられる。ねじS3を締め付け、ナット46のねじ山付孔内にねじ込むことによって、支持エレメント13を備えたベース体20とバランスエレメントAG1とは互いに押し付けられ、支持エレメント13の支持面T2(図4参照)及び溝形状の部分25を介して軸15に堅く緊締される。
ナット46の代わりに、ねじ山付孔を備えた別のエレメントを使用することも可能である。このような構成は例えば、図4aに示されており、この場合ねじ山付エレメント47が、中空室H2の領域においてベース体20の凹部41に設けられている。ねじ山付エレメント47と凹部41との間の部分的な形状結合部によって、ねじ山付エレメント47は、ねじS3に対して半径方向において固定され、これによって、(例えばナット46の挿入時におけるような)ねじS3の引き締め時に特殊な工具を用いてこのエレメントをロックすることは、もはや不要になる。ねじ山付エレメント47は、ベース体20よりも高い強度(比重)を有しているので、ねじS3の引張り力によるねじ山45の変形が回避される。
図3に概略的に示されているように、バランスエレメントAG1は長手方向溝を備えていてよく,この長手方向溝は、キーの使用により、軸15における対向して位置する長手方向溝と共に、溝・キー結合部33を形成しており、この溝・キー結合部33を介して、バランスエレメントAG1の角度ポジション、ひいてはベース体20の角度ポジションを、正確に維持することができる。これによって、ニッパユニット1の相応なポジションに対する、コーミングセグメントGの予め設定された角度ポジションを、正確に確定できる、ということを保証することができる。
同様に図3から分かるように、ねじS3を備えたこのような複数のねじ結合部が、円形コームRの幅Bにわたって配置されている。これによって、ベース体20を支持エレメント13及びバランスエレメントAG1を介して均一に、かつ円形コームRの全幅Bにわたって軸15に接触させることもしくは支持することが保証される。
図3の概略図から分かるように、バランスエレメントAG1は別の貫通孔34(そのうちの1つだけが図示)及び凹部35を備えており、これらの貫通孔34及び凹部35を貫いてねじS2が延びている。それぞれのねじの端部には、ねじ山が設けられており、このねじ山は、軸15に設けられたねじ山付孔36に進入している。このねじ山付孔36は貫通しておらず、軸15の直径の一部にわたってだけ延びている。ねじS2によるこのような追加的なねじ結合部は、軸15におけるバランスエレメントAG1の独立した固定を可能にする。すなわち、ベース体20は支持エレメント13及び、ベース体20に固定されたコーミング針布Gと共に、ねじS3の解離後に軸15から完全に取り外すことができ、これに対して、カウンタバランスであるバランスエレメントAG1は、ねじS2(図3にはそのうちの1つだけが図示)を介してなお軸15に固定されている。このことは、バランスエレメントAG1を同様に取り外す必要なしに、コーミング針布Gを備えたベース体20の簡単かつ迅速な交換を可能にする。
図5に略示されているように、ベース体20の端面にはそれぞれ1つのカバー38が取り付けられており、このカバー38は、略示されたねじ結合部40を介して固定されている。これらのカバー38(片側だけが図示)によって、特にベース体20の中空室H1〜H6を外部に対して離隔することができる。これらのカバー38は、軽い材料(プラスチック)から製造することができる。それというのは、カバー38は、ベース体20の中空室H1〜H6内への汚れ(例えばフライ)の進入を阻止するという課題しか有しないからである。
図4に示した別の実施形態は、図2に示した実施形態の変化実施形態である。凹部24の底面Tに接続して、ベース体20にはねじ山付孔31が設けられており、このねじ山付孔36には、ねじ山30を備えたねじS3の端部が進入している。ねじS3を介しての緊締動作時における(ベース体の比重が軽い材料において)ねじ山の変形のおそれを回避するために、ねじ山長さは相応に設計されかつ寸法設定されねばならない。
図2の断面C−Dに沿った断面図である図3において右側部分には、支持エレメント13及びバランスエレメントAG1と共にベース体20を軸15に固定する可能性の別の実施形態が示されている。この場合、図3の左側部分に示された、大きな直径を有する貫通孔を貫通するねじS3の代わりに、嵌合ねじS3aの使用が提案されている。この嵌合ねじS3aはそのねじ軸部52で、バランスエレメントAG1、軸15及びベース体20の嵌合孔48,49,50を貫通していて、該嵌合孔48,49,50と遊びのない嵌合部を形成している。これによって、円形コーム軸15におけるベース体20及びバランスエレメントAG1の角度ポジションを相互に正確に固定することが、保証される。この場合支持エレメント13の孔32及びスペーサエレメントDの孔43は、嵌合孔として形成されておらず、各嵌合ねじS3aの軸部よりも幾分大きな直径を有している。嵌合ねじS3aの使用によって、図3の左側部分に略示されかつ記載された溝・キー結合部33による固定は省かれる。また、嵌合ねじS3a及び貫通ねじS3の使用を互いに組み合わせるような構成も可能である。
嵌合ねじS3aのねじ頭51は、バランスエレメントAG1の凹部24内に位置している。嵌合ねじS3aの端部は、ねじ山付ピン53を備えており、このねじ山付ピン53は、中空室H2内に進入していて、このねじ山付ピン53にはナット46が取り付けられている。軸15における、支持エレメント13及びバランスエレメントAG1を備えたベース体20の緊締については、既に図2の実施形態において記載したように行われる。
ベース体20を支持エレメント13及び場合によっては必要なスペーサエレメントDと共に予め組み立てることができるようにするために、追加的なねじS4が設けられており(図3)、これらのねじS4のねじ頭は、支持エレメント13の凹部44内に位置している。凹部44に続いて貫通孔32が設けられており、これらの貫通孔32を貫いてねじS4は延びている。これらのねじは同様に、スペーサエレメントDの孔43′を貫通していて、ねじ山19でベース体20のねじ山付孔37に進入している。これによって、ナット46もしくはねじS3aの解離後に、支持エレメント13(及び場合によっては設けられているスペーサエレメントD)と共にベース体20を、完全に1つの構成ユニットとして円形コーム軸15から解離することができ、これに対して、バランスエレメントAG1はねじS2を介してなお円形コーム軸15に固定されている。場合によってはさらに、側部のカバー38を固定するためのねじ40を、解離する必要がある。上に述べた取り外された構成ユニットのねじS4の解離後には、スペーサエレメントDを交換すること又は補足することができる。同様にまた、コーミング針布Gを備えたベース体20を、別のコーミング針布G′を備えた別のベース体20と交換することも可能であり、この場合、今まで使用されていた支持エレメント13は再び使用される。
従って、円形コームを迅速かつ簡単に種々異なった要求に対して変更もしくは適合させることができるモジュールシステムが、生ぜしめられる。コーミング針布を外部で再研磨する場合には、今まで使用されていた構成ユニット(ベース体、支持エレメント、スペーサエレメント)を、準備されている構成ユニットと迅速に交換することができる。これによってコーミング機械の生産性は維持され、もしくは高められる。
1 ニッパユニット、 2 ニッパプレート、 3 旋回アーム、 4 旋回軸、 5 ニッパフレーム、 6 下側のニッパプレート、 9,11 旋回アーム、 10,15 軸、 13 支持エレメント、 15 円形コーム軸、 16 供給ローラ、 18 ベース体、 20 ベース体、 21 溝、 22 内側部分、 22a,22b ウェブ、 23 外側部分、 24 凹部、 25 部分、 27,28 貫通孔、 30 ねじ山、 31 ねじ山付孔、 32 貫通孔、 33 溝・キー結合部、 34 貫通孔、 35 凹部、 36 ねじ山付孔、 37 ねじ山付孔、 38 カバー、 40 ねじ結合部、 41 凹部、 42 貫通孔、 43,43′ 孔、 44 凹部、 46 ナット、 47 ねじ山付エレメント、 48,49,50 嵌合孔、 51 ねじ頭、 52 ねじ軸部、 53 ねじ山付ピン、 54 ねじ、 A 中心軸線、 a 寸法、 AB 間隔、 AG,AG1 質量バランスエレメント、 AU 周面、 AW デタッチングローラ対、 B 幅、 b 幅、 c 間隔、 D スペーサエレメント、 d 厚さ、 E 端部、 F 搬送方向、 FB 繊維タフト、 G 針布、 H 包絡円半径、 HK 包絡円、 HR 包絡円半径、 H1〜H6 中空室、 K コーミングヘッド、 N1,N2 ハブ、 R 円形コーム、 R1〜R6 リブ、 S,S1,S2,S3,S3a,S4 ねじ、 T 底面、 T1,T2 支持面、 U 周面、 V 繊維フリース、 W ラップ

Claims (11)

  1. 中空成形体から形成されたベース体(18,20)を備え、該ベース体(18,20)は、円弧形の外側部分(23)にコーミング針布(G)を有し、かつ軸(15)に回動不能に固定されており、この場合前記軸(15)の半径方向で見て、該軸(15)の、前記コーミング針布(G)とは反対の側に、質量バランスエレメント(AG,AG1)が固定されている、コーミング機械用の円形コーム(R)において、前記ベース体(20)は、前記軸(15)に向かって突出する内側部分(22)を備えており、該内側部分(22)は、前記軸(15)に向かって開放していて前記中空成形体の長手方向に延びる凹部(24)を有しており、該凹部(24)内に支持エレメント(13)が受容されていて、該支持エレメント(13)は、一方の側では第1の支持面(T1)を介して前記凹部(24)の底面(T)に支持され、かつ他方の側では、第2の支持面(T2)を介して前記軸(15)の外周面(AU)に支持されており、さらに固定手段(S3,S3a)が設けられていて、該固定手段(S3,S3a)を用いて前記ベース体(20)と前記質量バランスエレメント(AG1)とは、前記支持エレメント(13)を介して相互に、前記軸(15)の長手方向に対して横方向に緊締されることを特徴とする、コーミング機械用の円形コーム(R)。
  2. 前記凹部(24)と前記支持エレメント(13)とは、互いに形状結合部を形成しており、この場合前記支持エレメント(13)は少なくとも部分的に前記凹部(24)から突出している、請求項1記載の円形コーム(R)。
  3. 前記支持エレメント(13)の第1の支持面(T1)と前記凹部(24)の前記底面(T)との間には、少なくとも1つの交換可能なスペーサエレメント(D)が配置されている、請求項1又は2記載の円形コーム(R)。
  4. 前記凹部(24)の前記底面(T)と前記支持エレメント(13)の第1の支持面(T1)とは、平らな面として形成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の円形コーム(R)。
  5. 前記質量バランスエレメント(AG1)は、前記軸(15)の方を向いた凸面状の部分(25)を有していて、該部分(25)を介して前記質量バランスエレメント(AG1)は、前記軸(15)の部分周面(AU)に接触している、請求項1から4までのいずれか1項記載の円形コーム(R)。
  6. 前記ベース体(20)の前記中空成形体は、該中空成形体の内部を長手方向に延びるウェブ(R2,R3,R5)を備えており、該ウェブ(R2,R3,R5)は、前記中空成形体を三角形の中空室(H1,H2,H3,H5,H6)に分割している、請求項1から4までのいずれか1項記載の円形コーム(R)。
  7. 前記軸(15)は、該軸(15)の長手方向軸線に対して横方向に延びる複数の貫通孔(27)を備えていて、該貫通孔(27)を貫いて前記固定手段(S3)が延びている、請求項1から4までのいずれか1項記載の円形コーム(R)。
  8. 前記中空成形体(20)の内部において前記内側部分(22)の領域に、少なくとも1つの追加的な手段(47)が支持されており、該手段(47)は、前記固定手段(S3)を受容するためのねじ山付孔(45)を備えていて、前記追加的な手段(47)は、前記中空成形体(20)よりも高い強度を有している、請求項6記載の円形コーム(R)。
  9. 前記固定手段は、前記中空成形体(20)のねじ山付孔(31)内に進入するねじ(S3)である、請求項6記載の円形コーム(R)。
  10. 前記固定手段はねじ(S3,S3a)であり、該ねじのうちの少なくとも1つ(S3a)が嵌合ねじであり、該嵌合ねじのねじ軸部(52)が、前記質量バランスエレメント(AG1)、前記軸(15)及び前記ベース体(20)の嵌合孔(48,49,50)を貫いて延びている、請求項1から8までのいずれか1項記載の円形コーム(R)。
  11. 前記支持エレメント(13)は、追加的な固定手段(S4)を介して前記ベース体(20)に結合されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の円形コーム(R)。
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