JP2014205506A - 容器 - Google Patents
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Abstract
Description
従来の気密に閉鎖可能な蓋体を備えた容器として、蓋体の外周縁より内側に、インナーリングと呼ばれる環状の垂下片を設け、該垂下片を容器本体の開口部内面に当接させて気密性を確保する容器が知られている。例えば、特許文献1には、蓋体に設けた垂下片と容器本体の開口部内面との密着状態が長期に亘って維持されるように工夫した容器が提案されている。
また、開口部の形状が真円でない場合、完成後の容器に充分な気密性が得られない場合があった。また、製造直後の容器に充分な気密性が得られても、時間の経過や蓋体の開閉の繰り返し等によって、容器本体と蓋体の気密性が低下する場合もあった。
また、本発明は、前記容器の製造方法であって、インナーリングが形成されたシート成形体からなるインナーリング形成部材を前記蓋体の本体部に配置する配置工程、前記インナーリングを、前記蓋体の中央側から外方に向かって押圧して、該インナーリングの位置を調整する位置調整工程、及び位置調整後のインナーリング形成部材を、前記蓋体の本体部に固定する固定工程を具備する容器の製造方法を提供するものである。
本発明の一実施形態である容器1は、図1及び図2に示すように、開口部21を有する容器本体2と該開口部21を気密に閉鎖可能な蓋体3とを備えている。
容器本体2は、図2に示すように、筒状の周壁部22と、周壁部22の下端を閉鎖する底部23とを有している。周壁部22は、その上端に開口部21を有している。また、容器本体2は、図3に示すように、周壁部22の上端近傍の内面に、後述する蓋体3のインナーリング7が密着するリング当接部6を有しており、該リング当接部6には、本体リブ61が突設されている。本体リブ61は、円弧状の断面を有し、容器本体2の周壁部22の全周に亘って形成されている。
本体リブ61の存在により、インナーリング7とリング当接部6との間の密着性が向上して、より確実に気密性が確保される。
また、開口部21の周縁部には、周壁部22から外方に向かって張り出すフランジ部24が形成されており、フランジ24の先端には環状の垂下部25が形成されている。底部23における、周縁部よりやや内側に離間した位置には、下方に向けて凸に突出した高台部23aが形成されている。
図1に示すように、本実施形態における蓋体3は、ヒンジ部4を介して容器本体2に回動可能に連結されており、蓋体3に設けた係止片5の裏面に形成された突起51が、容器本体2の垂下部25の下端に係合することにより、蓋体3による閉蓋状態が安定に維持される。他方、係止片5は、指で手前に引きつつ上方に持ち上げることで、垂下部25の下端に対する係合状態が解除され、開口部21が開口する。なお、図2には、ヒンジ部4による連結を解除し、容器本体2と蓋体3とを上下方向に分離した状態が示されている。
インナーリング7は、容器本体2に当接して、容器本体2と蓋体3との気密性を高めるものであり、通常、蓋体3の周縁から離間した部位に設けられ、容器本体2の開口部21又はその近傍における周壁部22の内面に当接する。
支持壁76は、インナーリング7が本体リブ61と密着した際の、インナーリング7の変形量を所定の範囲内に収めるものであり、変形し易いインナーリング7と比較して変形しにくくなっている。変形しにくくする為には、例えばインナーリング形成部材70の厚みよりも支持壁76の厚みを厚くする等、種々の方法を採用することができる。
また支持壁76は、蓋体3の本体部30の強度を向上させる役割も果たしている。
さらに、インナーリング7が内部に支持壁76を有することにより、落下衝撃等の応力を容器1が受けた際に、インナーリング7が大きく変形することを防止し、容器1の気密性を維持することができる。また、本体リブ61の寸法を変更して容器1の気密性を高めた際に、インナーリング7が本体リブ61と嵌合する時に発生する変形音を低減する効果も有する。
先ず、容器本体2及び蓋体3の本体部30を、それぞれ、通常の射出成形により製造する。そして、例えばポリプロピレンなど合成樹脂製シートを、必要によりヒーター等で加熱した後、真空成形、圧空成形又はプレス成形等により所定形状に成形してシート成形体を得る。このシート成形体に不要な部分があればトリミングする。
得られたシート成形体を、インナーリング形成部材70として、本体部30の内面に、図5に示すように重ねて配置する配置工程、インナーリング7の位置調整を行う位置調整工程、及びインナーリング形成部材70の固定工程を行う。
なお、図中85は、ボルト等の固定具86で支持台84の特定の位置のみに固定可能な非可動部材であり、押圧部材82と非可動部材85との間に、鉄板等からなる適宜の枚数のシム87を介在させることができる。シム87の枚数を適宜に調整することによって押圧部材82の固定位置を高精度に調整することができる。
例えば、本発明における容器は、図6に示すインナーリング7Aのように、内部に支持壁76を有しないインナーリングを備えたものであっても良く、また、前述したリング当接部6の本体リブ61を有しないものであっても良い。この場合には、容器本体2の周壁部22とインナーリングが直接当接して、インナーリングが変形することにより容器本体内の気密を保つことが可能となる。
また、容器入り製品において容器内に収容する製品は、上述した液含浸シートや食品の他、液を含浸させないシート、綿棒、脱脂綿等であっても良く、それ以外のものであっても良い。また、本発明の容器内に収容することにより維持される製品の好ましい状態は、適度な湿潤状態に代えて、乾燥状態、非変色状態、非酸化状態等であっても良い。
2 容器本体
21 開口部
22 周壁部
3 蓋体
30 本体部
3A 複合体
6 リング当接部
61 本体リブ
7,7A インナーリング
70 インナーリング形成部材
76 支持壁
77 融着部
8 変形用治具
81 インナーリング挿入部
82 押圧部材
85 非可動部材
Claims (6)
- 開口部を有する容器本体と該開口部を閉鎖可能な蓋体とを備える容器であり、
前記蓋体は、前記容器本体に当接するインナーリングを有しており、
前記インナーリングは、シート成形体からなり、内部に空間を有している、容器。 - 前記容器本体は、周壁部及び底部を有し、該周壁部の内面に、前記インナーリングと当接して、該容器本体内の気密性を保つ本体リブを備えている、請求項1記載の容器。
- 前記蓋体は、合成樹脂の射出成形品からなる本体部を有し、前記インナーリングの内部に、該本体部の一部からなる支持壁が設けられている、請求項1又は2記載の容器。
- 前記インナーリングは、蓋体の中央側から外方に向かって変形した状態で固定されている、請求項1〜3の何れか1項記載の容器。
- 請求項1記載の容器内に製品が収容された容器入り製品
- 請求項1記載の容器の製造方法であって、
インナーリングが形成されたシート成形体からなるインナーリング形成部材を前記蓋体の本体部に配置する配置工程、前記インナーリングを、前記蓋体の中央側から外方に向かって押圧して、該インナーリングの位置を調整する位置調整工程、及び位置調整後のインナーリング形成部材を、前記蓋体の本体部に固定する固定工程を具備する容器の製造方法。
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2013
- 2013-04-12 JP JP2013083955A patent/JP6192343B2/ja active Active
Patent Citations (6)
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