JP2014205458A - 内燃機関の停止制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関を停止させる際の振動を抑制することが可能な内燃機関の停止制御装置を提供する。【解決手段】所定の機関停止条件が成立して内燃機関11の燃焼を停止させた後に、クランク軸11bの回転数が所定のトルク抜き回転数N2に達するまで、第1MG12からトルクを出力してクランク軸11bの回転数を低下させる停止制御装置において、クランク軸11bの回転数がトルク抜き回転数N2に達した後に、第1MG12のトルクを位置合わせ制御の終了時のトルクである制御最終値からゼロにするトルク抜き制御が実行される。制御最終値が大きいほど、第1MG12のトルクを制御最終値からゼロにする際のトルク抜きレートが大きくなるように、制御最終値に基づいてトルク抜きレートが変更される。【選択図】図1

Description

本発明は、クランク軸に電動機が動力伝達可能に接続された内燃機関に適用される停止制御装置に関する。
クランク軸が所定の回転位置(クランク角)で停止するように、内燃機関を停止させる際に電動機からクランク軸にトルクを付与してクランク軸を制動する制御装置が知られている。周知のように内燃機関における回転抵抗は、内燃機関の製造誤差いわゆる機差や経年変化により変化する。そこで、内燃機関を停止させる際のクランク角の変化量に基づいて電動機から出力するトルクを学習補正する制御装置が知られている(特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2が存在する。
特開2009−143377号公報 特開2005−016505号公報
特許文献1の装置では、クランク軸を所定のクランク角で停止させるために、内燃機関の回転数が第1の所定回転数になったときのクランク軸の回転位置に基づいて電動機から出力するトルクを変化させている。そして、内燃機関の回転数が第2の所定回転数未満に達すると電動機のトルクを低下させている。この際に、それまで電動機から出力していたトルクが異なるにも拘わらずトルクの低下量を一定にすると、電動機のトルクがゼロになったときの内燃機関の回転数にばらつきが生じる。この場合、電動機のトルクがゼロになってからクランク軸が停止するまでにクランク軸が正転方向に回転したりその逆の逆転方向に回転したりして振動が悪化するおそれがある。また、停止時のクランク軸の回転位置にばらつきが生じる可能性がある。
そこで、本発明は、内燃機関を停止させる際の振動を抑制することが可能な内燃機関の停止制御装置を提供することを目的とする。
本発明の停止制御装置は、クランク軸に電動機が動力伝達可能に接続されている内燃機関に適用され、所定の機関停止条件が成立して前記内燃機関の燃焼を停止させた後に、前記クランク軸の回転数が予め設定した所定の第1目標回転数に達するまで、前記電動機からトルクを出力して前記クランク軸の回転数を低下させる回転数低下制御を実行する停止制御装置において、前記クランク軸の回転数が前記第1目標回転数に達した後に、前記電動機のトルクを前記回転数低下制御の終了時のトルクからゼロにするトルク変更制御を実行する制御手段を備え、前記制御手段は、前記回転数低下制御の終了時のトルクが大きいほど、前記電動機のトルクを前記回転数低下制御の終了時のトルクからゼロにする際の前記電動機のトルクの単位時間当たりの変化量であるトルク変化量が大きくなるように前記回転数低下制御の終了時のトルクに基づいて前記トルク変化量を変更する(請求項1)。
本発明の停止制御装置では、回転数低下制御の終了時のトルクが大きいほどトルク変化量を大きくするので、クランク軸の回転数が第1目標回転数に達してから電動機のトルクがゼロになるまでの期間の長さをほぼ同じにすることができる。これにより、電動機のトルクがゼロになるときのクランク軸の回転数をほぼ同じにすることができる。そのため、内燃機関を停止させる際の振動を抑制することができる。また、このようにクランク軸の回転数をほぼ同じにすることにより、トルク変更制御を終了してから内燃機関が停止するまでのクランク軸の挙動をほぼ一定にすることができる。そのため、クランク軸が停止したときのクランク角をほぼ同じにすることができる。
本発明の停止制御装置の一形態において、前記制御手段は、前記トルク変更制御を実行して前記電動機のトルクがゼロになった後に、前記クランク軸が前記内燃機関の運転時に回転する正転方向とは逆の逆転方向に回転せず、かつ前記クランク軸が所定の目標クランク角に停止するように前記電動機から所定の逆回転防止トルクを出力する逆回転防止制御を実行し、前記回転数低下制御の終了時のトルクに基づいて設定した前記トルク変化量が予め設定した所定の許容値以上の場合には、前記トルク変化量に前記許容値を設定するとともに、所定の第2目標回転数と前記電動機のトルクがゼロになったときの前記内燃機関の回転数との差の絶対値が大きいほど前記逆回転防止トルクが大きくなるように前記逆回転防止トルクを変更してもよい(請求項2)。周知のように電動機のトルクを急にゼロにした場合には、クランク軸に付与されるトルクが急に変化するので、内燃機関で振動が発生する。この形態では、トルク変化量が許容値以上の場合にはトルク変化量に許容値を設定するので、許容値に適切な値を設定することにより、電動機のトルクをゼロにする際の振動を抑制できる。また、電動機のトルクがゼロになったときの内燃機関の回転数と第2目標回転数との差が大きいほど逆回転防止トルクを大きくするので、クランク軸が停止したときのクランク角をほぼ同じにすることができる。
この形態において、前記制御手段は、前記回転数低下制御の終了時のトルクに基づいて設定した前記トルク変化量が予め設定した所定の許容値以上の場合には、前記トルク変化量に前記許容値を設定するとともに、前記第2目標回転数と前記電動機のトルクがゼロになったときの前記内燃機関の回転数との差の絶対値が大きいほど、また予め設定した所定の基準クランク角と前記電動機のトルクがゼロになったときの前記内燃機関のクランク角との差が大きいほど、前記逆回転防止トルクが大きくなるように前記逆回転防止トルクを変更してもよい(請求項3)。この形態では、電動機のトルクがゼロになったときの内燃機関の回転数に加えてクランク角に基づいても逆回転防止トルクを変更するので、クランク軸を精度良く目標クランク角に停止させることができる。
本発明の停止制御装置の一形態において、前記制御手段は、前記トルク変更制御を実行して前記電動機のトルクがゼロになった後に、前記クランク軸が前記内燃機関の運転時に回転する正転方向とは逆の逆転方向に回転せず、かつ前記クランク軸が所定の目標クランク角に停止するように前記電動機から所定の逆回転防止トルクを出力する逆回転防止制御を実行し、前記回転数低下制御の終了時のトルクに基づいて設定した前記トルク変化量が予め設定した所定の許容値以上の場合には、前記トルク変化量に前記許容値を設定するとともに、前記トルク変化量と前記許容値との差が大きいほど前記逆回転防止トルクが大きくなるように前記逆回転防止トルクを変更してもよい(請求項4)。このように逆回転防止トルクを設定しても、クランク軸が停止したときのクランク角のばらつきを抑制できる。
本発明の停止制御装置の一形態において、前記内燃機関は、ハイブリッド車両に搭載され、前記ハイブリッド車両には、第1モータ・ジェネレータと、駆動輪に動力を伝達するための出力部と、相互に差動回転可能な3つの回転要素を有し、前記3つの回転要素のうちの第1回転要素が前記内燃機関と接続され、第2回転要素が前記第1モータ・ジェネレータと接続され、第3回転要素が前記出力部と接続された差動機構と、前記出力部に動力を出力可能な第2モータ・ジェネレータと、が設けられ、前記電動機は、前記第1モータ・ジェネレータであってもよい(請求項5)。このようなハイブリッド車両では、第1モータ・ジェネレータのトルクを内燃機関のクランク軸に伝達できる。そのため、内燃機関のクランク軸にトルクを出力するための電動機を他に設ける必要がない。
以上に説明したように、本発明の停止制御装置によれば、回転数低下制御の終了時のトルクが大きいほどトルク変化量を大きくするので、電動機のトルクがゼロになるときのクランク軸の回転数をほぼ同じにすることができる。そのため、内燃機関を停止させる際の振動を抑制することができる。
本発明の第1の形態に係る停止制御装置が適用された内燃機関が搭載されたハイブリッド車両を概略的に示す図。 車両制御装置が実行する機関停止制御ルーチンを示すフローチャート。 図2に続くフローチャート。 燃焼停止時のエンジン回転数と回転数引き下げトルクとの関係の一例を示す図。 制御最終値の絶対値とトルク抜きレートとの関係の一例を示す図。 機関停止制御ルーチンを実行してエンジンを停止させたときの、エンジンの回転数、第1MGのトルク、及びクランク角の時間変化の一例を示す図。 本発明の第2の形態に係る停止制御装置において車両制御装置が実行する機関停止制御ルーチンの一部を示す図。 第1MGのトルクがゼロになったときのエンジンの回転数と所定の目標回転数との差の絶対値及び第1MGのトルクがゼロになったときのクランク角と第2基準クランク角との差と、逆回転防止トルクとの関係の一例を示す図。 第2の形態の機関停止制御ルーチンを実行してエンジンを停止させたときの、エンジンの回転数、第1MGのトルク、及びクランク角の時間変化の一例を示す図。
(第1の形態)
以下、本発明の停止制御装置をハイブリッド車両に搭載された内燃機関に適用した一形態を説明する。図1は、ハイブリッド車両1を概略的に示している。車両1は、内燃機関(以下、エンジンと称することがある。)11と、第1モータ・ジェネレータ(以下、第1MGと略称することがある。)12と、第2モータ・ジェネレータ(以下、第2MGと略称することがある。)13とを備えている。エンジン11は、一列に並ぶ3つの気筒11aを備えている。すなわち、エンジン11は直列3気筒の内燃機関として構成されている。このエンジン11は、ハイブリッド車両に搭載される周知の内燃機関であるため、詳細な説明を省略する。第1MG12及び第2MG13は、電動機及び発電機として機能する周知のモータ・ジェネレータである。第1MG12は、出力軸12aと一体回転するロータ12bと、ロータ12bの外周に同軸に配置されてケース(不図示)に固定されたステータ12cとを備えている。第2MG13も同様に、出力軸13aと一体回転するロータ13bと、ロータ13bの外周に同軸に配置されてケースに固定されたステータ13cとを備えている。
エンジン11のクランク軸11b及び第1MG12の出力軸12aは、動力分割機構14と接続されている。動力分割機構14には、車両1の駆動輪2に動力を伝達するための出力部15も接続されている。出力部15は、第1ドライブギヤ16と、第1ドライブギヤ16と噛み合うとともにカウンタ軸17に固定されたカウンタギヤ18と、カウンタ軸17に固定された出力ギヤ19とを備えている。出力ギヤ19は、デファレンシャル機構20のケースに設けられたリングギヤ20aと噛み合っている。デファレンシャル機構20は、リングギヤ20aに伝達された動力を左右の駆動輪2に分配する周知の機構である。なお、図1では左右の駆動輪2のうちの一方のみを示す。
動力分割機構14は、差動機構としての遊星歯車機構21を備えている。遊星歯車機構21は、シングルピニオン型の遊星歯車機構であり、外歯歯車であるサンギヤSuと、そのサンギヤSuに対して同軸的に配置された内歯歯車としてのリングギヤRiと、これらのギヤSu、Riに噛み合うピニオンギヤPiを自転可能かつサンギヤSuの周囲を公転可能に保持するキャリアCaとを備えている。サンギヤSuは、第1MG12の出力軸12aと連結されている。キャリアCaは、エンジン11のクランク軸11bと連結されている。リングギヤRiは、第1ドライブギヤ16と連結されている。そのため、サンギヤSuが本発明の第2回転要素に、キャリアCaが本発明の第1回転要素に、リングギヤRiが本発明の第3回転要素にそれぞれ相当する。
この図に示すように第2MG13の出力軸13aには、第2ドライブギヤ22が設けられている。第2ドライブギヤ22は、カウンタギヤ18と噛み合っている。第1MG12及び第2MG13は、不図示のインバータ及び昇圧コンバータを介してバッテリ23と電気的に接続されている。
エンジン11、第1MG12、及び第2MG13の動作は、車両制御装置30にて制御される。車両制御装置30は、マイクロプロセッサ及びその動作に必要なRAM、ROM等の周辺機器を含んだコンピュータユニットとして構成されている。車両制御装置30は、車両1を適切に走行させるための各種制御プログラムを保持している。車両制御装置30は、これらのプログラムを実行することによりエンジン11及び各MG12、13等の制御対象に対する制御を行っている。車両制御装置30には、車両1に係る情報を取得するための種々のセンサが接続されている。車両制御装置30には、例えば車速センサ31及びクランク角センサ32が接続されている。車速センサ31は、車両1の速度(車速)に対応した信号を出力する。クランク角センサ32は、エンジン11のクランク角に対応した信号を出力する。この他にも車両制御装置30には種々のセンサやスイッチ等が接続されているが、それらの図示は省略した。
車両制御装置30は、所定の機関停止条件が成立した場合に、各気筒11aへの燃料供給を停止して燃焼を停止させ、これによりエンジン11を停止させる。この車両1では、車速が予め設定した所定の判定速度以下になると第2MG13のみで車両1を走行させる。そのため、機関停止条件は、例えば車速がこの判定速度以下になった場合に成立したと判定される。
また、車両制御装置30は、エンジン11を停止させる場合にエンジン11の回転数が低下するように第1MG12を制御する。この際に車両制御装置30は、エンジン11の回転数に応じて第1MG12の制御を変更する。この第1MG12の制御としては、回転数引き下げ制御、位置合わせ制御、トルク抜き制御、及び逆回転防止制御が設けられている。これらの制御は、回転数引き下げ制御、位置合わせ制御、トルク抜き制御、逆回転防止制御の順番で実行される。
回転数引き下げ制御は、エンジン11の回転数が予め設定した所定の位置合わせ判定回転数N1以下になるまで実行される。この位置合わせ判定回転数N1は、位置合わせ制御を開始する回転数である。エンジン11の回転数が位置合わせ判定回転数N1以下になると、位置合わせ制御が開始される。この位置合わせ制御では、エンジン11が停止したときにクランク軸11bが予め設定した所定の目標クランク角になるように第1MG12からトルクを出力する。なお、目標クランク角には、例えばエンジン11の始動時に最も振動を抑制することが可能なクランク角が設定される。具体的には、例えばいずれかの気筒11aが圧縮行程の上死点になるクランク角が目標クランク角に設定される。
位置合わせ制御は、エンジン11の回転数が予め設定した所定のトルク抜き回転数N2以下になるまで実行される。このトルク抜き回転数N2は、トルク抜き制御を開始する回転数である。エンジン11の回転数がトルク抜き回転数N2以下になるとトルク抜き制御が開始される。このトルク抜き制御では、第1MG12のトルクをゼロに低下させる。トルク抜き制御は、エンジン11の回転数が逆回転防止判定回転数N3以下になるまで実行される。この逆回転防止判定回転数N3は、逆回転防止制御を開始する回転数である。なお、位置合わせ判定回転数N1、トルク抜き回転数N2、及び逆回転防止判定回転数N3の大小関係は、N3<N2<N1<アイドル回転数である。
エンジン11の回転数が逆回転防止判定回転数N3以下になると逆回転防止制御が実行される。この逆回転防止制御では、クランク軸11bがエンジン11の運転時に回転する正転方向とは逆の逆転方向に回転せず、かつクランク軸11bが目標クランク角に停止するように第1MG12からトルクを出力する。この逆回転防止制御は、エンジン11が停止するまで実行される。エンジン11が停止した場合には第1MG12も停止させる。
図2及び図3は、車両制御装置30がこのように第1MG11を制御するために実行する機関停止制御ルーチンを示している。なお、図3は図2に続く制御ルーチンである。この制御ルーチンはエンジン11の運転中に所定の周期で繰り返し実行される。また、この制御ルーチンは車両制御装置30が実行する他の制御ルーチンと並行に実行される。この制御ルーチンを実行することにより、車両制御装置30が本発明の制御手段として機能する。
この制御ルーチンにおいて車両制御装置30は、まずステップS11で車両1の状態を取得する。車両1の状態としては、車速及びクランク角が取得される。また、この処理では、クランク角センサ32の出力信号に基づいてエンジン11の回転数も取得される。次のステップS12において車両制御装置30は、上述した機関停止条件が成立したか否か判定する。機関停止条件が不成立と判定した場合は今回の制御ルーチンを終了する。
一方、機関停止条件が成立したと判定した場合はステップS13に進み、車両制御装置30は燃焼停止制御を実行する。この燃焼停止制御では、エンジン11への燃料供給を停止し、エンジン11の燃焼を停止させる。次のステップS14において車両制御装置30は燃焼を停止させたときのエンジン11の回転数に基づいて回転数引き下げトルクを設定する。この回転数引き下げトルクは、エンジン11の回転数を速やかに引き下げるために第1MG12から出力するトルクである。燃焼を停止させたときのエンジン11の回転数が高いほどエンジン11の回転数を引き下げるために必要なトルクが大きくなる。図4は、燃焼停止時のエンジン11の回転数と回転数引き下げトルクとの関係の一例を示している。この図に示すように回転数引き下げトルクには、エンジン11の燃焼を停止させたときのエンジン11の回転数が大きいほど大きい値が設定される。なお、この図に示した関係は予め実験や数値計算等により求めて車両制御装置30のROMにマップとして記憶させておけばよい。そして、このマップとエンジン11の回転数に基づいて回転数引き下げトルクを設定すればよい。
次のステップS15において車両制御装置30は、回転数引き下げ制御を実行する。この回転数引き下げ制御では、設定した回転数引き下げトルクを第1MG12から出力してエンジン11の回転数を引き下げる。次のステップS16において車両制御装置30は、エンジン11の回転数が位置合わせ判定回転数N1以下になったか否か判定する。エンジン11の回転数が位置合わせ判定回転数N1より高いと判定した場合はステップS15に戻り、車両制御装置30はエンジン11の回転数が位置合わせ判定回転数N1以下になるまでステップS15及びS16を繰り返し実行する。
一方、エンジン11の回転数が位置合わせ判定回転数N1以下になったと判定した場合はステップS17に進み、車両制御装置30はエンジン11の回転数が位置合わせ判定回転数N1以下になったと判定したときのクランク角(以下、位置合わせ制御開始時クランク角と称することがある。)に基づいて位置合わせトルクを設定する。この位置合わせトルクは、エンジン11が所定回転数N1以下になった時にクランク軸11bが上述した目標クランク角になるように第1MG12から出力するトルクである。エンジン11の回転数が位置合わせ判定回転数N1からトルク抜き回転数N2になるまで、第1MG12から回転数引き下げトルクを継続して出力したと仮定する。この場合にエンジン11の停止時のクランク角が目標クランク角になる位置合わせ制御開始時クランク角は、目標クランク角及びエンジン11の仕様に応じて求まる。以下、このような位置合わせ制御開始時クランク角を第1基準クランク角と称することがある。そして、エンジン11の停止時のクランク角を目標クランク角にするためには、位置合わせ制御開始時クランク角と第1基準クランク角との差が大きいほど第1MG12から出力するトルクを大きくする必要がある。そこで、位置合わせトルクには、位置合わせ制御開始時クランク角と第1基準クランク角との差が大きいほど大きい値を設定する。この位置合わせ制御開始時クランク角と第1基準クランク角との差と位置合わせトルクとの関係は、予め実験や数値計算等により求めて車両制御装置30のROMにマップとして記憶させておけばよい。そして、このマップと位置合わせ制御開始時クランク角とに基づいて位置合わせトルクを設定すればよい。
次のステップS18において車両制御装置30は、位置合わせ制御を実行する。この位置合わせ制御では、回転数引き下げトルクと位置合わせトルクとを合計したトルクが第1MG12から出力される。続くステップS19において車両制御装置30は、エンジン11の回転数がトルク抜き回転数N2以下になったか否か判定する。エンジン11の回転数がトルク抜き回転数N2より高いと判定した場合はステップS18に戻り、車両制御装置30はエンジン11の回転数がトルク抜き回転数N2以下になるまでステップS18及びS19を繰り返し実行する。
一方、エンジン11の回転数がトルク抜き回転数N2以下になったと判定した場合は図3のステップS20に進み、車両制御装置30は、エンジン11の回転数がトルク抜き回転数N2以下になったと判定されたときの第1MG12のトルク、すなわち位置合わせ制御の終了時の第1MG12のトルク(以下、制御最終値と称することがある。)に基づいてトルク抜きレートを設定する。このトルク抜きレートは、トルク抜き制御において第1MG12のトルクを制御最終値からゼロにする際の単位時間当たりのトルクの変化量である。図5は、制御最終値の絶対値とトルク抜きレートとの関係の一例を示している。この図に示すようにトルク抜きレートには、制御最終値の絶対値が大きいほど大きい値が設定される。また、この関係は、制御最終値が異なっていてもトルク抜き制御で第1MG12のトルクをゼロにしたときのエンジン11の回転数が同じ回転数になるように設定されている。この図に示した関係は予め実験や数値計算等により求めて車両制御装置30のROMにマップとして記憶させておけばよい。そして、このマップと制御最終値とに基づいてトルク抜きレートを設定すればよい。
次のステップS21において車両制御装置30は、トルク抜き制御を実行する。このトルク抜き制御では、第1MG12のトルクが設定したトルク抜きレートで低下するように第1MG12が制御される。続くステップS22において車両制御装置30は、エンジン11の回転数が逆回転防止判定回転数N3以下になったか否か判定する。エンジン11の回転数が逆回転防止判定回転数N3より高いと判定した場合はステップS21に戻り、車両制御装置30はエンジン11の回転数が逆回転防止判定回転数N3以下になるまでステップS21及びS22を繰り返し実行する。
一方、エンジン11の回転数が逆回転防止判定回転数N3以下になったと判定した場合はステップS23に進み、車両制御装置30は第1MG12のトルクがゼロになったときのクランク角(以下、逆回転防止制御開始時クランク角と称することがある。)に基づいて逆回転防止トルクを設定する。この逆回転防止トルクは、クランク軸11bが逆転方向に回転することを防止しつつクランク軸11bを目標クランク角に停止させるために第1MG12から出力するトルクである。エンジン11の回転数が逆回転防止判定回転数N3からゼロになるまで、第1MG12の出力トルクをゼロにしたと仮定する。この場合にエンジン11の停止時のクランク角が目標クランク角になる逆回転防止制御開始時クランク角は、目標クランク角及びエンジン11の仕様に応じて求まる。以下、このような逆回転防止制御開始時クランク角を第2基準クランク角と称することがある。そして、エンジン11の停止時のクランク角を目標クランク角にするためには、逆回転防止制御開始時クランク角と第2基準クランク角との差が大きいほど第1MG12から出力するトルクを大きくする必要がある。そこで、逆回転防止トルクには、逆回転防止制御開始時クランク角と第2基準クランク角との差が大きいほど大きい値を設定する。この逆回転防止制御開始時クランク角と第2基準クランク角との差と逆回転防止トルクとの関係は、予め実験や数値計算等により求めて車両制御装置30のROMにマップとして記憶させておけばよい。そして、このマップと逆回転防止制御開始時クランク角とに基づいて逆回転防止トルクを設定すればよい。
次のステップS24において車両制御装置30は、逆回転防止制御を実行する。この逆回転防止制御では、設定した逆回転防止トルクが第1MG12から出力される。続くステップS25において車両制御装置30は、エンジン11が停止したか否か、すなわちエンジン11の回転数がゼロになったか否か判定する。エンジン11が停止していないと判定した場合はステップS24に戻り、車両制御装置30はエンジン11が停止するまでステップS24及びS25を繰り返し実行する。
一方、エンジン11が停止したと判定した場合はステップS26に進み、車両制御装置30は第1MG停止制御を実行する。この第1MG停止制御では、第1MG12の出力トルクをゼロにして第1MG12を停止させる。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
図6は、機関停止制御ルーチンを実行してエンジン11を停止させたときの、エンジン11の回転数、第1MG12のトルク、及びクランク角の時間変化の一例を示している。なお、第1MG12のトルクのうち破線で示した部分は、位置合わせトルクに最大値が設定された場合を示している。なお、この図では、第1MG12を正転方向に回転させた場合に第1MG12から出力されるトルクを正のトルクとして示し、第1MG12を逆転方向に回転させた場合に第1MG12から出力されるトルクを負のトルクとして示している。
この図に示した例では、時刻t1に機関停止条件が成立して回転数引き下げ制御が実行される。これにより第1MG12から回転数引き下げトルクが出力されてエンジン11の回転数が引き下げられている。そして、時刻t2においてエンジン11の回転数が位置合わせ判定回転数N1まで低下すると、位置合わせ制御が実行される。位置合わせトルクに最小値、すなわちゼロが設定された場合には、この図に実線で示したように位置合わせ制御においても回転数引き下げトルクが第1MG12から出力される。一方、位置合わせトルクに最大値が設定された場合には、この図に破線で示したように第1MG12からさらに低いトルク、言い換えると負側に大きいトルクが出力される。
時刻t3においてエンジン11の回転数がトルク抜き回転数N2まで低下すると、トルク抜き制御が実行される。この際には、破線で示したように制御最終値に応じてトルク抜きレートが変更される。そのため、この図に示すように第1MG12のトルクがゼロになるときのエンジン11の回転数をほぼ同じにすることができる。その後、時刻t4においてエンジン11の回転数が逆回転防止判定回転数N3まで低下すると、逆回転防止制御が実行される。そして、時刻t5においてエンジン11が停止すると第1MG停止制御が実行されて第1MG12が停止する。
以上に説明したように、第1の形態によれば、制御最終値に応じてトルク抜きレートを変更するので、エンジン11の回転数がトルク抜き回転数N2に達してから第1MG12のトルクがゼロになるまでの期間の長さをほぼ同じにすることができる。そのため、制御最終値に拘わらず第1MG12のトルクがゼロになるときのエンジン11の回転数をほぼ同じにすることができる。従って、エンジン11を停止させる際の振動を抑制することができる。また、このように第1MG12のトルクがゼロになるときのエンジン11の回転数をほぼ同じにすることにより、トルク抜き制御を終了してからエンジン11が停止するまでのクランク軸11bの挙動をほぼ一定にすることができる。そのため、クランク軸11bが停止したときのクランク角をほぼ同じにすることができる。従って、クランク軸11bを精度良く目標クランク角に停止させることができる。
本発明は、特に2気筒や3気筒の少気筒の内燃機関に好適に適用される。このような少気筒の内燃機関では、停止時のクランク軸の回転位置のばらつきが大きくなる可能性がある。周知のように2気筒や3気筒の少気筒の内燃機関では、4気筒以上の内燃機関と比較して圧縮行程の上死点の間隔が広くなる。例えば、3気筒の内燃機関では、その間隔がクランク角で240°になる。この場合、内燃機関を停止させる際に電動機から出力するトルクは、この240°の範囲のクランク角に基づいて設定される。一方、4気筒の内燃機関では圧縮行程の上死点の間隔がクランク角で180°であるため、電動機の出力トルクは180°の範囲のクランク角に基づいて設定される。そのため、同じ停止処理時間で同一の所定クランク角に停止させる場合には、気筒数が少なくなるほどクランク角を大きく移動させる必要が生じる。したがって、気筒数が少なくなるほど内燃機関を停止させる際に電動機から出力するトルクの最大値が大きくなる。そのため、トルクの低下量を一定にすると電動機のトルクがゼロになったときの内燃機関の回転数のばらつきが大きくなる。そして、これにより振動が悪化するおそれがある。また、停止時のクランク軸の回転位置にばらつきが生じる可能性がある。本発明では、制御最終値に応じてトルク抜きレートを変更するので、振動を抑制しつつクランク軸を目標クランク角に停止させることができる。
なお、この形態では、第1MG12が本発明の電動機に相当する。トルク抜き回転数N2が、本発明の第1目標回転数に相当する。回転数引き下げ制御及び位置合わせ制御が、本発明の回転数低下制御に相当する。トルク抜き制御が、本発明のトルク変更制御に相当する。トルク抜きレートが、本発明のトルク変化量に相当する。制御最終値が、本発明の回転数低下制御の終了時のトルクに相当する。
(第2の形態)
次に図7〜図9を参照して本発明の第2の形態に係る停止制御装置について説明する。なお、この形態においても車両1については図1が参照される。そのため、第1の形態と共通の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、この形態において車両制御装置30が実行する機関停止制御ルーチンの一部を示している。なお、図7は第1の形態の図3の部分に代えて使用される。そのため、この形態の機関停止制御ルーチンでも図7より前の部分、すなわち図2の部分については同一である。
この形態の機関停止制御ルーチンでも、ステップS19まで第1の形態と同様に処理を進める。図7に示した次のステップS30において車両制御装置30はトルク抜きレートを設定する。この処理では、ステップS20と同様に制御最終値に基づいてトルク抜きレートを設定する。ただし、設定したトルク抜きレートが予め設定した所定の許容値以上の場合には、その許容値をトルク抜きレートに設定する。周知のように第1MG12のトルクを急にゼロにするとクランク軸11bに付与されるトルクが急に変化するので、エンジン11で振動が発生する。そこで、許容値としては、第1MG12のトルクをゼロに変更する際に振動が発生しないトルク抜きレートの範囲の上限値が設定される。
トルク抜きレートの設定後はステップS21及びS22を実行する。ステップS22でエンジン11の回転数が逆回転防止判定回転数N3以下になったと判定した場合はステップS31に進み、車両制御装置30は逆回転防止トルクを設定する。ただし、この形態では、逆回転防止トルクを、第1MG12のトルクがゼロになったときのエンジン11の回転数及びクランク角(逆回転防止制御開始時クランク角)に基づいて設定する。図8は、第1MG12のトルクがゼロになったときのエンジン11の回転数と予め設定した所定の目標回転数との差(以下、回転数差と称することがある。)の絶対値及び逆回転防止制御開始時クランク角と第2基準クランク角との差(以下、クランク角差と称することがある。)と、逆回転防止トルクとの関係の一例を示している。なお、目標回転数は以下のように設定される。まず、位置合わせトルクがゼロの場合の制御最終値に基づいてトルク抜きレートが設定され、このトルク抜きレートでトルク抜き制御を実行したと仮定する。目標回転数には、このようにトルク抜き制御を実行して第1MG12のトルクをゼロにしたときのエンジン11の回転数が設定される。すなわち、目標回転数は、第1MG12のトルクがゼロになったときにエンジン11がなっているべき回転数である。なお、この目標回転数が本発明の第2目標回転数に相当する。この図に示したように逆回転防止トルクには、回転数差の絶対値が大きいほど、またクランク角差が大きいほど、大きな値が設定される。なお、この図に示した関係は予め実験や数値計算等で求めて車両制御装置30のROMにマップとして記憶させておけばよい。そして、逆回転防止トルクは、このマップと、第1MG12のトルクがゼロになったときのエンジン11の回転数及びクランク角とに基づいて設定すればよい。
逆回転防止トルクを設定した後はステップS24に進み、以降は図3と同様に処理を進める。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
図9は、この形態の機関停止制御ルーチンを実行してエンジン11を停止させたときの、エンジン11の回転数、第1MG12のトルク、及びクランク角の時間変化の一例を示している。この図において図6と同一の部分については同一の符号を付して説明を省略する。この図でも位置合わせトルクに最大値が設定された場合の第1MG12のトルクを破線で示した。
この図に破線で示したように、この形態では、トルク抜きレートの上限が許容値に制限される。そのため、第1の形態と比較して第1MG12のトルクを制御最終値からゼロにする際にトルクが緩やかに上昇している。ただし、この場合には第1MG12のトルクがゼロになったときの回転数差が大きくなるため、逆回転防止トルクが大きくなっている。
以上に説明したように、第2の形態によれば、トルク抜きレートが許容値より大きい場合にはトルク抜きレートに許容値を設定するので、第1MG12のトルクをゼロに変更する際にエンジン11で振動が発生することを抑制できる。また、この形態では、第1MG12のトルクがゼロになったときのエンジン11の回転数及びクランク角に基づいて逆回転防止トルクを設定するので、クランク軸11bを精度良く目標クランク角に停止させることができる。
なお、逆回転防止トルクは、回転数差のみに基づいて設定してもよい。また、トルク抜きレートと許容値との差が大きいほど逆回転防止トルクが大きくなるように、トルク抜きレートと許容値との差に基づいて逆回転防止トルクを設定してもよい。このように逆回転防止トルクを設定しても、クランク軸11bを精度良く目標クランク角に停止させることができる。
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本発明が適用される内燃機関は3気筒の内燃機関に限定されない。2気筒の内燃機関、又は4つ以上の気筒を有する内燃機関に本発明を適用してよい。また、本発明が適用される内燃機関は、ハイブリッド車両に搭載される内燃機関に限定されない。内燃機関のみが動力源として搭載される車両の内燃機関に本発明を適用してもよい。
また、内燃機関のクランク軸には、電動機が動力伝達可能に接続されてもよい。この際、電動機はクランク軸と直接接続されていてもよい。
1 ハイブリッド車両
2 駆動輪
11 内燃機関
11b クランク軸
12 第1モータ・ジェネレータ(電動機)
13 第2モータ・ジェネレータ
15 出力部
21 遊星歯車機構(差動機構)
30 車両制御装置(制御手段)
Su サンギヤ(第2回転要素)
Ri リングギヤ(第3回転要素)
Ca キャリア(第1回転要素)

Claims (5)

  1. クランク軸に電動機が動力伝達可能に接続されている内燃機関に適用され、
    所定の機関停止条件が成立して前記内燃機関の燃焼を停止させた後に、前記クランク軸の回転数が予め設定した所定の第1目標回転数に達するまで、前記電動機からトルクを出力して前記クランク軸の回転数を低下させる回転数低下制御を実行する停止制御装置において、
    前記クランク軸の回転数が前記第1目標回転数に達した後に、前記電動機のトルクを前記回転数低下制御の終了時のトルクからゼロにするトルク変更制御を実行する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記回転数低下制御の終了時のトルクが大きいほど、前記電動機のトルクを前記回転数低下制御の終了時のトルクからゼロにする際の前記電動機のトルクの単位時間当たりの変化量であるトルク変化量が大きくなるように前記回転数低下制御の終了時のトルクに基づいて前記トルク変化量を変更する停止制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記トルク変更制御を実行して前記電動機のトルクがゼロになった後に、前記クランク軸が前記内燃機関の運転時に回転する正転方向とは逆の逆転方向に回転せず、かつ前記クランク軸が所定の目標クランク角に停止するように前記電動機から所定の逆回転防止トルクを出力する逆回転防止制御を実行し、
    前記回転数低下制御の終了時のトルクに基づいて設定した前記トルク変化量が予め設定した所定の許容値以上の場合には、前記トルク変化量に前記許容値を設定するとともに、所定の第2目標回転数と前記電動機のトルクがゼロになったときの前記内燃機関の回転数との差の絶対値が大きいほど前記逆回転防止トルクが大きくなるように前記逆回転防止トルクを変更する請求項1に記載の停止制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記回転数低下制御の終了時のトルクに基づいて設定した前記トルク変化量が予め設定した所定の許容値以上の場合には、前記トルク変化量に前記許容値を設定するとともに、前記第2目標回転数と前記電動機のトルクがゼロになったときの前記内燃機関の回転数との差の絶対値が大きいほど、また予め設定した所定の基準クランク角と前記電動機のトルクがゼロになったときの前記内燃機関のクランク角との差が大きいほど、前記逆回転防止トルクが大きくなるように前記逆回転防止トルクを変更する請求項2に記載の停止制御装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記トルク変更制御を実行して前記電動機のトルクがゼロになった後に、前記クランク軸が前記内燃機関の運転時に回転する正転方向とは逆の逆転方向に回転せず、かつ前記クランク軸が所定の目標クランク角に停止するように前記電動機から所定の逆回転防止トルクを出力する逆回転防止制御を実行し、
    前記回転数低下制御の終了時のトルクに基づいて設定した前記トルク変化量が予め設定した所定の許容値以上の場合には、前記トルク変化量に前記許容値を設定するとともに、前記トルク変化量と前記許容値との差が大きいほど前記逆回転防止トルクが大きくなるように前記逆回転防止トルクを変更する請求項1に記載の停止制御装置。
  5. 前記内燃機関は、ハイブリッド車両に搭載され、
    前記ハイブリッド車両には、
    第1モータ・ジェネレータと、
    駆動輪に動力を伝達するための出力部と、
    相互に差動回転可能な3つの回転要素を有し、前記3つの回転要素のうちの第1回転要素が前記内燃機関と接続され、第2回転要素が前記第1モータ・ジェネレータと接続され、第3回転要素が前記出力部と接続された差動機構と、
    前記出力部に動力を出力可能な第2モータ・ジェネレータと、が設けられ、
    前記電動機は、前記第1モータ・ジェネレータである請求項1〜4のいずれか一項に記載の停止制御装置。
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