JP2014205188A - ブリーダスクリューの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
a)予めブレーキペダルによるポンピングによりシリンダボディCB内の油圧を高めておく、b)工具(スパナなど)によりをシリンダボディCBからブリーダスクリュー100を緩める。
このように、ブリーダスクリュー100がシリンダボディCBから緩められると、シート面100dにより密閉されていたシリンダボディCBのオイル収容部(図示せず)と挿通孔100e間の流路が開放し、オイル収容部(図示せず)〜挿通孔100eが挿通可能となる。そして、ブレーキオイルとともに、シリンダボディCBのオイル収容部(図示せず)から挿通孔100eを経由して中空穴101から、シリンダボディCB内の空気が外部に排出される。
図2および図3に示すように、本形態のブリーダスクリュー1は、鉄鋼材料(例えば、S45C)にて一体的に形成される。ブリーダスクリュー1内には中空穴61が軸線方向に沿って形成されており、ブリーダスクリュー1の形状は中空穴61を有する有底の略中空形状である。
次に、図4から図9に基づき本発明の製造方法の一形態を説明する。本形態の製造方法は、第1工程から第5工程の製造工程を備える。また、本形態の各工程は、第1工程装置11から第5工程装置15を有する製造装置10により実施され、上記の各工程は第1工程装置11から第5工程装置15によりそれぞれ順次実施される。ここで、他の形態として、第2工程又は第3工程のいずれか一方を省略することも可能である。
図4に示すように、本形態における第1工程は第1工程装置11により実施される。第1工程装置11は、挿入孔11eが形成された第1ダイス11aと、挿入孔11e内に配置された第1ノックアウトピン11bと、挿入孔11e内に打ち込まれる第1パンチピン11cと、を備える。ここで、第1ノックアウトピン11bの先端には、凸部11dが形成されている。
図5に示すように、本形態における第2工程は第2工程装置12により実施される。第2工程装置12は、挿入孔12eが形成された第2ダイス12aと、挿入孔12e内に押出し方向に直動自在に配置された円筒形状の第2ノックアウト用スリーブ12bと、第2ノックアウト用スリーブ12b内に固定配置された第1穴開けピン12cと、第2パンチピン12dと、備える。ここで、第2パンチピン12dは、プレス機(図示せず)により、挿入孔12e内にて押出し方向に所定のプレス荷重にて直動する。また、スリーブ12bは、バネにより支持されているとともに所定の位置に配置されており、押出し方向に直動自在に設定されている。
図6に示すように、本形態における第3工程は第3工程装置13により実施される。第3工程装置13は、挿入孔13eが形成された第3ダイス13aと、挿入孔13e内に押出し方向に直動自在に配置された円筒形状の第3ノックアウト用スリーブ13bと、第3ノックアウト用スリーブ13b内に固定配置された第2穴開けピン13cと、第3パンチピン13dと、備える。
図7に示すように、本形態における第4工程は第4工程装置14により実施される。第4工程装置14は、段付き挿入孔14gが形成された第4ダイス(段付ダイス)14aと、挿入孔14g内にて押出し方向に直動自在に配置された円柱形状の第4ノックアウト用ピン14bと、プレス機(図示せず)側にて挿入孔14g内にて押出し方向に直動自在に配置された円筒形状の第1押出スリーブ14cと、スリーブ14c内に配置された段付き押出保持ピン14dと、を備える。ここで、第1押出スリーブ14cは、プレス機(図示せず)により、挿入孔14g内にて押出し方向に所定のプレス荷重にて直動する。
図8に示すように、本形態における第5工程は第5工程装置15により実施される。第5工程装置15は、固定ダイス15aと、可動ダイス15bと、第5ノックアウトピン15cと、第2押出スリーブ15dと、挿入保持ピン15eと、を備える。
上記のように第1から第5工程により、ブランク70が成形された後に、ブランク70に外形を整えるための外壁切削工程や、挿通孔1eを形成するためのパンチ工程などを経て、図1に示すブリーダスクリュー1が製造される。
1a…キャップ部
1b…六角部(多角部)
1c…ネジ部
1d…シート部
1e…挿通孔
61…中空穴
2…第1穴部
3…第2穴部
4…傾斜穴部
m…開口
10…製造装置
11…第1工程装置
12…第2工程装置
13…第3工程装置
14…第4工程装置
15…第5工程装置
11a…第1ダイス
11b…第1ノックアウトピン
11c…第1パンチピン
11d…凸部
11e…挿入孔
12a…第2ダイス
12b…第2ノックアウト用スリーブ
12c…第1穴開けピン
12d…第2パンチピン
12e…挿入孔
12f…端面
12g…先端
13a…第3ダイス
13b…第3ノックアウト用スリーブ
13c…第2穴開けピン
13d…第3パンチピン
13e…挿入孔
13f…端面
13g…先端
14a…第4ダイス(段付ダイス)
14b…第4ノックアウト用ピン
14c…第1押出スリーブ
14d…段付き押出保持ピン(第4パンチピン)
14e…本体桿
14f…縮径桿
14g…段付き挿入孔
14h…本体孔
14i…縮径孔
14j…傾斜孔
14k…端面
14l…先端
15a…固定ダイス
15b…可動ダイス
15c…第5ノックアウトピン
15d…第2押出スリーブ
15e…挿入保持ピン
15f…成形孔
15g…開口側
15h…多角孔
15i…挿入孔
15j…挿通孔
15k…主柱部
15l…突出部
20…コイル材
21…端面
30…第1鍛造材
31…端面
32…案内凹部
40…第2鍛造材(第1中空ブランク)
41…第1中空穴
42…端面
50…第3鍛造材(第2中空ブランク)
51…第2中空穴
52…開口
53…端部
54…端面
55…底面
60…段付き中空ブランク
61…段付き穴(中空穴)
62…本体部
62a…本体部
63…縮径押出部
64…連係部
65…本体穴
66…傾斜穴
67…縮径穴
68…端部
69…開口部
70…多角部付き中空ブランク
1b…六角部(多角部)
100…ブリューダスクリュー
100a…キャップ部
100b…六角部
100c…ネジ部
100d…シート部
100e…挿通孔
100f…端部
101…中空穴
110…コイル材
120…六角部付きブランク
SC…キリ
DB…ディスクブレーキ装置
CB…シリンダボディ
BD…ブレーキディスク
BS…ブリーダスクリュー
BH…ブレーキホース
Claims (3)
- 略円柱形状のコイル材より成形されるブリーダスクリューの製造方法において、
第1穴開けピンにより、前記コイル材内に軸線方向に延びる中空穴を形成し、有底円筒形状の中空ブランクを形成する第1中空押出工程と、
本体孔と、前記本体孔から押出し方向に向けて漸次縮径して形成された傾斜孔と、前記傾斜孔から押出し方向に向けて形成された縮径孔と、を有する段付き挿入孔が形成された段付きダイスを用い、前記中空ブランクの筒状の本体部に対して縮径に押し出された有底筒状の縮径押出部を成形することにより、押出し方向に前記中空穴を拡張するとともに、前記縮径押出部の外壁と前記本体部の外壁とを連係する連係部を形成し、以って有底の段付き中空ブランクを形成する段付き中空押出工程と、
挿入保持ピンにより前記中空穴を内側から保持するとともに、据え込成形により前記段付き中空ブランクにおける前記連係部近傍の前記本体部の外壁を増径して多角形に形成し、前記多角形の多角部が形成された多角部付き中空ブランクを形成する中空据込工程、とを備えることを特徴とするブリーダスクリューの成形方法。 - 前記ブリーダスクリューの製造方法において、前記第1中空押出工程と前記段付き中空押出成形との間に、前記第1穴開けピンより径の小さい第2穴あけピンを用い前記中空穴の深さを深くする第2中空押出工程を備えることを特徴とする請求項1に記載のブリーダスクリューの製造方法。
- ブリーダスクリューの製造方法において、前記穴開けピンを案内する案内凹部を形成する案内凹部形成工程を備えることを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載のブリーダスクリューの製造方法。
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