JP2014202632A - ゼロクロス検知回路 - Google Patents

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恭一 宮崎
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Abstract

【課題】正確にゼロクロス電位を検知することができ、且つ従来よりも消費電力を抑制することができるゼロクロス検知回路を提供する。【解決手段】ゼロクロス検知回路100は、交流電圧Vacを整流及び平滑して出力端から出力する補助電源部106と、交流電圧Vacを整流し、交流電圧の絶対値が所定電圧未満であればローレベルであり、交流電圧の絶対値が所定電圧以上であればハイレベルである信号を出力する信号生成部と、補助電源部の出力電圧を用いて、信号生成部の出力信号のハイレベル及びローレベルを反転させた制御信号を生成し、制御信号がハイレベルであればフォトカプラ104を通電させ、制御信号がローレベルであればフォトカプラ104を断電させる反転制御部110とを備える。これにより、従来の制御とは反転した論理でフォトカプラを制御することができ、消費電力を低減することができる。【選択図】図7

Description

本発明は、商用交流電圧の供給源である1次側と2次側回路とを分離するフォトカプラを用いて交流電圧のゼロクロスポイントを検知する回路に関し、特に、従来よりも小さい消費電力で、正確にゼロクロスポイントを検知することができるゼロクロス検知回路に関する。
商用交流電圧(以下、AC電圧ともいう)が0(ゼロ)Vになるタイミングであるゼロクロスポイントを検知するゼロクロス検知回路が知られている。ゼロクロス検知回路は、AC電圧の位相制御によるランプの調光制御回路、又は、AC電圧の入力断電検知回路等、種々の目的で利用されている。
ゼロクロス検知回路は、図1に示すように構成される。この回路により、AC電源ACからの交流電圧が、ダイオードブリッジDBを介してフォトカプラPCのフォトダイオードに印加され、これによって出力信号Soutが生成される。出力信号Soutは、所定の目的の制御に使用される。このとき、フォトカプラPCの入力電流Ifは、図2の上段に示すような脈流波形であり、出力信号Soutは図2の下段に示すように、電圧Vccのパルス波形になる。即ち、Sout=Vccのタイミングがゼロクロスポイントとして検知される。
図1のようなゼロクロス検知回路の消費電力を低減するための技術が知られている。例えば、下記特許文献1は、入力される交流電流の絶対値が所定の閾値(ゼロクロス信号閾値)を超えると、出力側のフォトカプラに流れる電流値の絶対値を、所定の電流値(電流制限値)以下に制限する回路を備えることにより省電力を実現する技術を開示している。具体的には、図3に示すようなゼロクロス検知回路が開示されている。この回は、図1の回路に、接合型電界効果トランジスタ(J−FET)Qと抵抗R9とが追加された回路である。これによって、フォトカプラPCの入力電流Ifは、抵抗R9の値に応じて定まる電流制限値I0以下に抑制され、図4の上段に示すような波形になる。図4の下段に示した出力信号Soutは、図2と同様であるので、ゼロクロス検知回路としての機能を維持したまま、消費電力を低減することができる。
また、下記特許文献2は、図1の回路において、入力される交流電圧の絶対値が、所定電圧よりも大きいときには電力を蓄積し、所定電圧よりも小さいときには電力を放出してフォトカプラに供給する駆動回路を備えることにより、省電力化を図ったゼロクロス検知回路を開示している。
特開2010−239774号公報 特開2010−54306号公報
上記のように省電力化を図ったゼロクロス検知回路が知られているが、従来のゼロクロス検知回路にはまだ省電力化の余地がある。
従来のゼロクロス検知回路(図1及び図2等)における、入力信号Vacと、フォトカプラのON/OFF動作のタイミング(ON状態は電流Ifが流れる状態、OFF状態は電流Ifが流れない状態)との関係は、図5のようになる。ゼロクロスポイントの付近、即ちAC電圧の絶対値が所定の閾値Vthよりも小さい期間(以下、ゼロクロス期間ともいう)でフォトカプラPCはOFFになるが、それ以外の期間ではONになる。ゼロクロス期間は、閾値Vthの値によって変化するが、フォトカプラのON期間は、OFF期間よりも非常に長い。したがって、入力される交流電圧の1周期の約90%以上の間、フォトカプラがONして電力が消費される場合もある。
例えば、図1又は図2に示したゼロクロス検知回路を、AC電圧の位相制御によるランプの調光制御回路に用いるとする。より正確な位相検知のためには、よりゼロ電位に近い電圧を検知できることが望ましい。よって、従来技術においては、ゼロクロス電位以下の期間、即ち、フォトカプラがOFFする期間が短いほど、ゼロクロス位相を正確に検知できる。そのような場合には、Duty比率に換算すると約90%以上の期間でゼロクロス検知回路のフォトカプラをONさせることになり、電力消費量が大きくなる。
特許文献2に開示された技術も、ゼロクロス検知機構に関しては、特許文献1と同様であるので、入力信号VacとフォトカプラのON/OFF動作のタイミングとの関係は、図5と同じであり、フォトカプラでの電力消費に関しても同じである。
したがって、本発明は、正確にゼロクロス電位を検知することができ、且つ従来よりも消費電力を抑制することができるゼロクロス検知回路を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面に係るACゼロクロス検知回路は、入力される交流電圧がゼロレベルになるタイミングを検知し、フォトカプラを介して後段の回路にタイミングを表す信号を出力するゼロクロス検知回路である。このゼロクロス検知回路は、交流電圧を整流及び平滑して出力端から出力する補助電源部と、交流電圧を整流し、交流電圧の絶対値が所定電圧未満の期間においてローレベルであり、交流電圧の絶対値が所定電圧以上の期間においてハイレベルである信号を出力する信号生成部と、補助電源部の出力電圧を用いて、信号生成部の出力信号のハイレベル及びローレベルを反転させた制御信号を生成し、当該制御信号がハイレベルの期間、フォトカプラを通電させ、当該制御信号がローレベルの期間、フォトカプラを断電させる反転制御部とを備える。
好ましくは、反転制御部は、第1スイッチ、第2スイッチ、第1抵抗、及び第4抵抗を備え、第1抵抗及び第2抵抗は、相互に直列接続されて補助電源部の出力端及びグランドの間に接続され、第1スイッチは、第1抵抗及び第2抵抗の接続ノードとグランドとの間に接続され、第2スイッチは、フォトカプラのフォトダイオードのカソードとグランドとの間に接続され、第1スイッチは、信号生成部の出力信号がハイレベルの期間、オンして第1抵抗及び第2抵抗の接続ノードのレベルをローレベルにし、信号生成部の出力信号がローレベルの期間、オフして第1抵抗及び第2抵抗の接続ノードのレベルをハイレベルにし、補助電源部の出力電圧がフォトカプラのフォトダイオードのアノードに印加された状態で、第2スイッチは、第1抵抗及び第2抵抗の接続ノードがハイレベルの期間、オンしてフォトカプラを通電させ、第1抵抗及び第2抵抗の接続ノードがローレベルの期間、オフしてフォトカプラを断電させる。
より好ましくは、補助電源部は、カソードが相互に接続された第1ダイオード及び第2ダイオードと、第1ダイオード及び第2ダイオードのカソードとグランドとの間に接続された第1キャパシタとを備え、第1ダイオード及び第2ダイオードのアノードを介して交流電圧が供給され、第1ダイオード及び第2ダイオードのカソードから出力電圧を出力し、信号生成部は、カソードが相互に接続された第3ダイオード及び第4ダイオードと、カソードが第3ダイオード及び4第ダイオードのカソードに接続され、且つアノードが第3抵抗を介してグランドに接続された第1ツェナーダイオードとを備え、第1ツェナーダイオードのアノードから信号を出力する。
さらに好ましくは、補助電源部は、第1トランジスタ、第4抵抗、第2ツェナーダイオード、及び第2キャパシタをさらに備え、第1トランジスタのゲートは第2ツェナーダイオードのカソードに接続され、第2ツェナーダイオードのアノードはグランドに接続され、第1トランジスタのソースは、第2キャパシタを介してグランドに接続され、第1トランジスタのドレインは、第4抵抗を介して第1トランジスタのゲートに接続されている。
好ましくは、信号生成部は、第2トランジスタ、第5抵抗、及び第3ツェナーダイオードをさらに備え、第1ツェナーダイオード及び第3抵抗は、直接接続される代わりに、第2トランジスタを介して接続され、第2トランジスタのゲートは、第3ツェナーダイオードのカソードに接続され、第3ツェナーダイオードのアノードはグランドに接続され、第2トランジスタのソースは、第3抵抗を介してグランドに接続され、第2トランジスタのドレインは、第1ツェナーダイオードのアノードに接続され、第2トランジスタのソースの電圧を出力信号として出力する。
より好ましくは、第1スイッチ及び第2スイッチは、電界効果トランジスタである。
さらに好ましくは、第1ダイオード及び第2ダイオード、又は、第3ダイオード及び第4ダイオードは、ダイオードブリッジを構成する。
本発明によれば、入力される交流電圧の絶対値が、ゼロクロスポイント付近の小さい電圧である期間のみフォトカプラを通電させ、それ以外の期間ではフォトカプラを断電させることができるので、ゼロクロス検知回路としての機能を維持したまま、フォトカプラがオンされる期間を従来よりも短くして、ゼロクロス検知回路の消費電力を低減することができる。
反転制御部を、第1スイッチ、第2スイッチ、第1抵抗、及び第4抵抗で構成することにより、従来のゼロクロス検知回路の制御とは反転した論理でフォトカプラを制御することができ、フォトカプラがオンされる期間を従来よりも短くして、消費電力を低減することができる。
補助電源部を、第1トランジスタ、第4抵抗、第2ツェナーダイオード、及び第2キャパシタをさらに備えて構成することにより、補助電源部は、入力される交流電圧よりも低く安定した直流電圧を生成して、フォトカプラ及び反転制御部に供給することができ、耐圧が比較的低い回路素子を使用することが可能になる。
信号生成部を、第2トランジスタ、第5抵抗、及び第3ツェナーダイオードをさらに備えて構成することにより、入力される交流電圧よりも低く安定した直流電圧を生成して、第1スイッチの制御に利用することができ、耐圧が比較的低い回路素子を使用することが可能になる。耐圧が低い回路素子を使用することができれば、ゼロクロス検知回路のコストを低減することが可能になる。
従来のゼロクロス検知回路を示す回路図である。 図1のゼロクロス検知回路におけるAC電圧入力とフォトカプラのON/OFF動作との対応を示す波形図である。 従来の消費電力を低減したゼロクロス検知回路を示す回路図である。 図3のゼロクロス検知回路におけるAC電圧入力とフォトカプラのON/OFF動作との対応を示す波形図である。 従来のゼロクロス検知回路における、AC電圧入力と、フォトカプラのON/OFF動作のタイミングとの関係を示すグラフである。 従来のゼロクロス検知回路の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るゼロクロス検知回路の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るゼロクロス検知回路におけるAC電圧入力とフォトカプラのON/OFF動作との対応を示す波形図である。 本発明の実施の形態に係るゼロクロス検知回路を示す回路図である。 図9のゼロクロス検知回路の各ノードの信号レベルを示すグラフである。 図9のゼロクロス検知回路の各ノードの信号レベルを示すグラフである。 図9とは別の、本発明の実施の形態に係るゼロクロス検知回路の概略構成を示すブロック図である。 図9及び図12とは別の、本発明の実施の形態に係るゼロクロス検知回路の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るゼロクロス検知回路の最小構成を示す回路図である。 図9及び図12〜図14とは別の、本発明の実施の形態に係るゼロクロス検知回路を示す回路図である。 図14とは別の、本発明の実施の形態に係るゼロクロス検知回路の最小構成を示す回路図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
上記で説明した従来のゼロクロス検知回路の機能構成は、図6のブロック図により表すことができる。即ち、従来のゼロクロス検知回路900は、フォトカプラ904と、フォトカプラ904を駆動するゼロクロス検知部902とを備えた構成と考えることができる。ゼロクロス検知部902は、AC電源906から入力される交流電圧Vacの絶対値が、閾値Vth以上のときには、フォトカプラ904をONし、交流電圧Vacの絶対値が、閾値Vth未満のときには、フォトカプラ904をOFFする。
これに対して、本発明の実施の形態に係るゼロクロス検知回路100の機能ブロックは、図7のようになる。ゼロクロス検知回路100は、ゼロクロスを検知するゼロクロス検知部102と、フォトカプラ104と、補助電源部106とを備えている。ゼロクロス検知部102は、論理反転部110を備えている。ゼロクロス検知部102は、AC電源108から入力される交流電圧Vacに応じて、フォトカプラ104を駆動(ON/OFF制御)する。このとき、ゼロクロス検知部102は、補助電源部106から電力供給を受け、論理反転部110により、従来のゼロクロス検知部902による制御とは反転した論理で、フォトカプラ104をON/OFF制御する。
これによって、ゼロクロス検知回路100においては、入力信号Vacと、フォトカプラ104のON/OFF動作のタイミングとの関係は、図8のようになる。即ち、ゼロクロス期間でフォトカプラ104はONになり、それ以外の期間ではOFFになる。図8を図5と比較すると、入力信号Vacのレベルに対するフォトカプラのON/OFFが、逆になっている(論理が反転している)ことが分かる。
ゼロクロス検知回路100の具体例を図9に示す。補助電源部106は、ダイオードD1及びD2、ツェナーダイオードD3、キャパシタC1及びC2、抵抗R1、並びにトランジスタQ1を備えて構成されている。トランジスタQ1は、NチャネルFET素子である。トランジスタQ1のゲートは、ツェナーダイオードD3のカソードに接続され、ツェナーダイオードD3のアノードはノードn10に接続されている。ここでは、ノードn10の電位が、基準電位(仮想グランド)となる。トランジスタQ1のソースはキャパシタC2の一端に接続され、トランジスタQ1のドレインは、ダイオードD1及びダイオードD2のカソードと、キャパシタC1の一端とに接続されている。ツェナーダイオードD3のアノードは、キャパシタC1の他端、及びキャパシタC2の他端にも接続されている。
ダイオードD1及びダイオードD2のアノードには、AC電源108から交流電圧が印加される。ダイオードD1及びダイオードD2による整流作用により、ダイオードD1及びダイオードD2のアノードの電位(ノードn1の電圧Vn1及びノードn2の電圧Vn2)は、相互に位相が180度ずれた脈流(図10の上から1段目及び2段目の信号波形参照)となる。ダイオードD1及びダイオードD2のカソード、即ちトランジスタQ1のドレインの電圧(ノードn3の電圧Vn3)は、キャパシタC1による平滑作用を受け、ほぼ一定の直流電圧(リップルが残る)になる(図10の上から3段目の信号波形参照)。したがって、抵抗R1、キャパシタC2、及びツェナーダイオードD3(トランジスタQ1はゲート接地回路になっている)により、トランジスタQ1のソース、即ち補助電源部106の出力ノードであるノードn4の電圧Vn4は、キャパシタC1の電圧よりも低い所定の電圧に保持される(図10の最下段の信号波形参照)。即ち、補助電源部106は、後述するように、フォトカプラ104及び論理反転部110に所定の電圧を印加することができる。
例えば、100Vの交流電圧(ピーク電圧が約141V)が入力され、ツェナーダイオードD3のツェナー電圧を32V、トランジスタQ1のゲートON閾値を4Vとすると、図10に示すようにトランジスタQ1のソース、即ち出力ノードn4の電圧Vn4は、約28Vの一定の電圧になる。
ゼロクロス検知部102は、ダイオードブリッジDB、ツェナーダイオードD4及びD5、抵抗R2〜R6、並びにトランジスタQ2〜Q4から構成されている。トランジスタQ3及びトランジスタQ4は、NチャネルFET素子である。
トランジスタQ2のベースはツェナーダイオードD5のカソードに接続されており、ツェナーダイオードD5のアノードはノードn10(仮想グランド)に接続されている。トランジスタQ2のコレクタは、ツェナーダイオードD4のアノードに接続され、抵抗R2を介してトランジスタQ2のベースにも接続されている。トランジスタQ2のソースは、抵抗R3を介してノードn10に接続されている。ツェナーダイオードD4のカソードは、ダイオードブリッジDBの出力端(2つのダイオードのカソードの接続ノード)に接続されている。ダイオードブリッジDBの入力端(2つのダイオードのアノードの接続ノード)は、ノードn10に接続されている。
トランジスタQ3は、ゲートがトランジスタQ2のエミッタに接続され、ソースがノードn10に接続され、ドレインが抵抗R4を介して補助電源部106の出力ノードであるノードn4(トランジスタQ1のソース)に接続されている。
トランジスタQ4は、ゲートがトランジスタQ3のドレインに接続され、ソースがノードn10(仮想グランド)に接続され、ドレインがフォトカプラ104のフォトダイオードのカソードに接続されている。トランジスタQ4のソース及びゲートは抵抗R5を介して接続されている。
フォトカプラ104のフォトダイオードのアノードは、抵抗R6を介して、補助電源部106の出力ノードであるノードn4(トランジスタQ1のソース)に接続されている。
論理反転部110の機能は、抵抗R4、抵抗R5、トランジスタQ3、及びトランジスタQ4により実現される。
このように構成されているゼロクロス検知部102の動作について説明する。AC電源からダイオードブリッジDBに入力する交流電圧は、ダイオードブリッジDBの整流作用により全波整流される。即ちダイオードブリッジDBの出力端であるノードn5の電圧Vn5は、図11の最上段のような信号波形になる。ここでは、実効値100Vの交流電圧(ピーク電圧約141V)が入力されるとしている。全波整流された電圧Vn5に対して、ツェナーダイオードD4は、閾値Vthを設定する。即ち、電圧Vn5が閾値Vth以上であれば、ツェナーダイオードD4に電流が流れ(以下、通電ともいう)、電圧Vn5が閾値Vth未満であれば、ツェナーダイオードD4に電流が流れない(以下、断電ともいう)。
ツェナーダイオードD4のカソード(ノードn6)の電圧Vn6は、図11の上から2段目に示した信号波形になる。ここでは、ツェナーダイオードD4のツェナー電圧が30Vであるとしている。ノードn5の全波整流された電圧Vn5の波形を点線で示している。
ノードn6の電圧Vn6は、ツェナーダイオードD5、抵抗R2、抵抗R3、及びトランジスタQ2(以下、これらで構成された回路部分を付加回路ともいう)により、トランジスタQ2のエミッタ(ノードn7)に、より低い所定電圧Vn7を生成する(図11の上から3段目の信号波形参照)。ツェナーダイオードD5のツェナー電圧が10.5V、トランジスタQ2のベース−エミッタ間の電圧が0.5Vであるとすると、ツェナーダイオードD4が通電状態にある場合、電圧Vn7は10(=10.5−0.5)Vとなる。
電圧Vn7は、トランジスタQ3のゲートに印加される。即ち、これらの回路によって、入力されるAC電圧の絶対値が、D4のツェナー電圧によって決まる閾値Vth以上のときには、後段のトランジスタ(即ちトランジスタQ3)をONさせ、AC電圧の絶対値が閾値Vth未満のときには、後段のトランジスタをOFFさせる内部電圧Vn7が生成される。この内部電圧Vn7は、図2、図4、及び図5に示した従来のゼロクロス検知回路における、フォトカプラをON/OFF制御するための制御信号に対応する。
生成された内部電圧Vn7は、トランジスタQ3のゲートに印加される。抵抗R4及び抵抗R5はノードn4及びノードn5間に直列接続されており、トランジスタQ3のON/OFFに応じて、抵抗R4及び抵抗R5の接続ノードn8がノードn10に接続される、又は、接続ノードn8がノードn10から開放される。したがって、ノードn8の電圧Vn8は、図11の上から4段目に示したような信号波形になる。上記したように、ノードn4の電圧Vn4が約28Vであれば、抵抗R4及び抵抗R5の抵抗値が等しいとすると、電圧Vn8のハイレベルは約14Vである。
電圧Vn8はトランジスタQ4のゲートに印加される。トランジスタQ4のON/OFFにより、フォトカプラ104のフォトダイオードのアノード(ノードn9)の電圧Vn9、及び、フォトカプラ104の入力電流Ifはそれぞれ、図11の下から2段目及び最下段に示した信号波形のようになる。ここで、トランジスタQ4のドレイン−ソース間のON電圧を0.1V、フォトカプラ104のフォトダイオードの順方向電圧を2.9Vとしている。
即ち、トランジスタQ3のゲート(ノードn8)の電圧Vn8が0Vである期間は、トランジスタQ4がOFFであるので、ノードn9の電圧Vn9はノードn4の電圧Vn4と同じ(28V)になる。トランジスタQ3のゲート(ノードn8)の電圧Vn8がハイレベル(14V)である期間は、トランジスタQ4がONであるので、フォトカプラ104に電流が流れて、ノードn9の電圧Vn9は3(=2.9+0.1)Vになる。
このように、抵抗R4、抵抗R5、トランジスタQ3、及びトランジスタQ4により構成された論理反転部110により、フォトカプラ104のON/OFF状態を図8に示したように変化させることができる。即ち、入力されるAC電圧に対するフォトカプラ104のON/OFF状態を、従来と反転させることができる。したがって、ゼロクロス検知回路100は、AC電圧の絶対値が閾値Vth未満の短い期間、フォトカプラ104をONさせ、ゼロクロスポイントの検知信号Soutを出力することができる。一方、AC電圧の絶対値が、閾値Vth以上の長い期間(1周期の大部分の期間)では、フォトカプラ104をOFFすることができるので、従来よりも消費電力を低減することができる。
商用交流電圧の位相制御によるランプの調光制御回路に用いられるゼロクロス検知回路においては、より正確な位相検知のためには、ゼロクロスポイントをより正確に検知すること、即ち、閾値Vthをより小さく設定して、よりゼロ電位付近を検出できることが望ましい。そのような場合、ゼロクロス検知回路100では、フォトカプラ104のON期間がより一層短くなり、従来のゼロクロス検知回路では、フォトカプラのOFF期間がより一層短く(フォトカプラのON期間がより一層長く)なる。したがって、ゼロクロス検知回路100と従来のゼロクロス検知回路との消費電力の差はより一層大きくなり、より一層消費電力を低減することができる。
なお、よりゼロ電位付近を検出できるようにするには、ツェナー電圧がより小さいツェナーダイオードD4を用いることが望ましい。
上記では、閾値VthをツェナーダイオードD4のツェナー電圧によって設定する場合を説明したがこれに限定されない。トランジスタQ3がONするために閾値電圧が必要であるので、ツェナーダイオードD4を抵抗に置換えて、トランジスタQ3の閾値電圧を閾値Vthとして利用してもよい。
また、補助電源部106において、抵抗R1、トランジスタQ1、ツェナーダイオードD3、キャパシタC2は付加回路である。即ち補助電源部106の機能を実現するには、これらの回路素子はなくてもよい。これらの素子により構成される回路部分は、補助電源部106の出力電圧(図9では、ノードn4の電圧Vn4)を、所定電圧まで低下させるためのものである。例えば、図12に示すゼロクロス検知回路120ように、図9の補助電源部106から抵抗R1、トランジスタQ1、ツェナーダイオードD3、キャパシタC2が除去された補助電源部122であってもよい。この回路では、AC電源108から供給される交流電圧を整流し平滑した電圧、即ち交流電圧(141V)と同じレベルの電圧で後段の回路を動作させる。後段の回路を構成する素子には、高耐圧の素子を使用すればよい。
この場合、補助電源部122の出力電圧(ノードn4の電圧Vn4)は、ノードn3と同じ信号波形(図10の下から2段目の信号波形参照)になり、それが抵抗R6を介して、フォトカプラ104のフォトダイオードのアノードに印加される。
ダイオードD1及びダイオードD2の共通接続されたカソードが、補助電源部122の出力ノード(ノードn4)になっている。出力ノードn4は、キャパシタC1を介してノードn10(仮想グランド)に接続されている。補助電源部122の出力電圧は、図9と同様に、論理反転部110には直接印加され、フォトカプラ104には抵抗R6を介して印加される。したがって、ノードn9の電圧Vn9(図11の下から2段目)は、トランジスタQ4がOFFである期間には、図11のように一定の値(28V)ではなく、リップルが乗った高電圧レベル(141V)になる。しかしこの期間は、フォトカプラ104がOFFであり、トランジスタQ4がONする期間(ゼロクロスポイントを含む短期間)には、一定の電圧(3V)になるので、フォトカプラのON/OFF制御には影響がない。
また、図9のツェナーダイオードD5、抵抗R2、抵抗R3、トランジスタQ2も付加回路であり、図13に示すゼロクロス検知回路140ように、これらの回路素子がなくてもよい。図13では、ツェナーダイオードD5、抵抗R2、抵抗R3、トランジスタQ2が取除かれているが、図9と同じ論理反転部110を含んでいる。これらの回路がない場合、図9のトランジスタQ3のゲート(ノードn7)の電圧Vn7がノードn6と同じになり、一定の値ではないが、トランジスタQ3のON閾値以上であるか否かによって、ノードn8の電圧が決まる。したがって、図9と同じ補助電源部106の回路構成であれば、ノードn9の電圧Vn9は、図11と同様になる。
また、図14に示すゼロクロス検知回路160であってもよい。図14の回路構成が、フォトカプラ104のON/OFFを、従来のゼロクロス検知回路と反転させて制御する(ゼロクロス期間でのみフォトカプラ104をONさせる)ために必要な最小の構成である。
図14の補助電源部122は、補助電源部106から、抵抗R1、トランジスタQ1、ツェナーダイオードD3、キャパシタC2が除去された回路であるので、上記したようにノードn4の電圧Vn4=Vn3であり、ノードn8の電圧Vn8は、ノードn4の電圧Vn4のリップルにより変動する。しかし、ノードn8の電圧Vn8がトランジスタQ4のON閾値以上であるか否かによって、トランジスタQ4がON/OFFするので、上記したように、トランジスタQ4がONする期間(ゼロクロス期間)には、一定の電圧(3V)になるので、フォトカプラのON/OFF制御には影響がない。
ツェナーダイオードD4の断電期間(AC電圧がツェナーダイオードD4のツェナー電圧未満の期間)では、トランジスタQ3のゲートの電圧(ノードn7の電圧Vn7)は0Vになり、ツェナーダイオードD4の通電期間(AC電圧がツェナーダイオードD4のツェナー電圧以上)では、トランジスタQ3のゲートの電圧(ノードn7の電圧Vn7)はハイレベルになるので、トランジスタQ3をON/OFF制御することができる。したがって、補助電源部122の出力電圧は、上記したように、リップルのある高電圧であるが、ゼロクロス検知回路200は、ゼロクロス検知回路としての機能を維持したまま、省電力を実現することができる。
また、本発明のゼロクロス検知回路は、図9、図12〜図14の回路に限定されない。例えば、図15に示したゼロクロス検知回路200であってもよい。図15の回路は、図9のゼロクロス検知回路100において、ダイオードD1及びダイオードD2と、ダイオードブリッジDBとを交換した回路である。
この場合、従来のゼロクロス検知回路と反転させて制御する(ゼロクロス期間でのみフォトカプラ104をONさせる)ために必要な最小の構成は、図16に示すゼロクロス検知回路220ようになる。補助電源部222は、補助電源部202から抵抗R1、トランジスタQ1、キャパシタC2、及びツェナーダイオードD3が除去され、ダイオードブリッジDB及びキャパシタC1のみにより構成されている。また、図16では、図15からツェナーダイオードD5、抵抗R2、抵抗R3、及びトランジスタQ2も除去されている。
図15及び図16に示したゼロクロス検知回路200及び220も、図9、及び図12〜図14に示したゼロクロス検知回路と同様に、ゼロクロス検知回路として機能し、省電力効果を生じることができる。
図15においても、図12と同様に、補助電源部202を、図16の補助電源部222で代替してもよい。また、図13と同様に、図15において、ツェナーダイオードD5、抵抗R2、抵抗R3、及びトランジスタQ2のみが除去されたゼロクロス検知回路であってもよい。
上記では、具体的なゼロクロス検知回路として、図9、及び図12〜図16を示したが、これらに限定されない。入力されるAC電圧のレベルに対して、フォトカプラをON/OFF制御する論理を、従来のゼロクロス検知回路の論理と反転させる回路(論理反転部)を備えていればよい。
上記では、トランジスタQ2がN型トランジスタであり、トランジスタQ1、トランジスタQ3、及びトランジスタQ4がNチャネルFET素子である場合を説明したが、これに限定されない。トランジスタQ2としてP型トランジスタを用いて回路を構成してもよい。また、トランジスタQ1、トランジスタQ3、及びトランジスタQ4として、PチャネルFET素子を用いて回路を構成してもよい。
特に、トランジスタQ3及びトランジスタQ4は、スイッチとして機能する素子であればよい。トランジスタQ3及びトランジスタQ4は、例えば、NMOS−FET又はPMOS−FETであってもよい。
本発明に係るゼロクロス検知回路は、入力される交流電圧がゼロレベルになるタイミングを検知し、フォトカプラ(104)を介して後段の回路にタイミングを表す信号を出力するゼロクロス検知回路である。このゼロクロス検知回路は、交流電圧を整流及び平滑して出力する補助電源部(106)と、交流電圧を整流し、交流電圧の絶対値が所定電圧(Vth)未満の期間においてローレベルであり、交流電圧の絶対値が所定電圧以上の期間においてハイレベルである信号を出力する信号生成部(D4、R3)と、補助電源部の出力電圧を用いて、信号生成部の出力信号のハイレベル及びローレベルを反転させた制御信号を生成し、当該制御信号がハイレベルの期間、フォトカプラを通電させ、当該制御信号がローレベルの期間、フォトカプラを断電させる反転制御部(110)とを備える。
これにより、入力される交流電圧の絶対値が、ゼロクロスポイント付近の小さい電圧である期間のみフォトカプラを通電させ、それ以外の期間ではフォトカプラを断電させることができるので、ゼロクロス検知回路としての機能を維持したまま、フォトカプラがオンされる期間を従来よりも短くして、ゼロクロス検知回路の消費電力を低減することができる。
好ましくは、反転制御部(110)は、第1スイッチ(Q3)、第2スイッチ(Q4)、第1抵抗(R4)、及び第2抵抗(R5)を備え、第1抵抗及び第2抵抗は、相互に直列接続されて補助電源部の出力端及びグランド(n10)の間に接続され、第1スイッチは、第1抵抗及び第2抵抗の接続ノード(n8)とグランドとの間に接続され、第2スイッチは、フォトカプラのフォトダイオードのカソードとグランドとの間に接続され、第1スイッチは、信号生成部の出力信号がハイレベルの期間、オンして第1抵抗及び第2抵抗の接続ノードのレベルをローレベルにし、信号生成部の出力信号がローレベルの期間、オフして第1抵抗及び第2抵抗の接続ノードのレベルをハイレベルにし、補助電源部の出力電圧がフォトカプラのフォトダイオードのアノードに印加された状態で、第2スイッチは、第1抵抗及び第2抵抗の接続ノードがハイレベルの期間、オンしてフォトカプラを通電させ、第1抵抗及び第2抵抗の接続ノードがローレベルの期間、オフしてフォトカプラを断電させる。
これにより、従来のゼロクロス検知回路の制御とは反転した論理でフォトカプラを制御することができ、フォトカプラがオンされる期間を従来よりも短くして、消費電力を低減することができる。
より好ましくは、補助電源部は、カソードが相互に接続された第1ダイオード(D1)及び第2ダイオード(D2)と、第1ダイオード及び第2ダイオードのカソードとグランドとの間に接続された第1キャパシタ(C1)とを備え、第1ダイオード及び第2ダイオードのアノードを介して交流電圧が供給され、第1ダイオード及び第2ダイオードのカソードから出力電圧を出力し、信号生成部は、カソードが相互に接続された第3ダイオード及び第4ダイオード(DB)と、カソードが第3ダイオード及び4第ダイオードのカソードに接続され、且つアノードが第3抵抗(R3)を介してグランドに接続された第1ツェナーダイオード(D4)とを備え、第1ツェナーダイオードのアノードから信号を出力する。
これにより、ゼロクロス検知回路としての機能を維持したまま、従来よりも消費電力の小さいゼロクロス検知回路を実現することができる。
さらに好ましくは、補助電源部は、第1トランジスタ(Q1)、第4抵抗(R1)、第2ツェナーダイオード(D3)、及び第2キャパシタ(C2)をさらに備え、第1トランジスタのゲートは第2ツェナーダイオードのカソードに接続され、第2ツェナーダイオードのアノードはグランドに接続され、第1トランジスタのソースは、第2キャパシタを介してグランドに接続され、第1トランジスタのドレインは、第4抵抗を介して第1トランジスタのゲートに接続されている。
これにより、補助電源部は、入力される交流電圧よりも低く安定した直流電圧を生成して、フォトカプラ及び反転制御部に供給することができ、耐圧が比較的低い回路素子を使用することが可能になる。
好ましくは、信号生成部は、第2トランジスタ(Q2)、第5抵抗(R2)、及び第3ツェナーダイオード(D5)をさらに備え、第1ツェナーダイオード及び第3抵抗は、直接接続される代わりに、第2トランジスタを介して接続され、第2トランジスタのゲートは、第3ツェナーダイオードのカソードに接続され、第3ツェナーダイオードのアノードはグランドに接続され、第2トランジスタのソースは、第3抵抗を介してグランドに接続され、第2トランジスタのドレインは、第1ツェナーダイオードのアノードに接続され、第2トランジスタのソースの電圧を出力信号として出力する。
これにより、入力される交流電圧よりも低く安定した直流電圧を生成して、第1スイッチの制御に利用することができ、耐圧が比較的低い回路素子を使用することが可能になる。耐圧が低い回路素子を使用することができれば、ゼロクロス検知回路のコストを低減することが可能になる。
より好ましくは、第1スイッチ及び第2スイッチは、電界効果トランジスタである。
さらに好ましくは、第1ダイオード及び第2ダイオード、又は、第3ダイオード及び第4ダイオードは、ダイオードブリッジを構成する。
以上、実施の形態を説明することにより本発明を説明したが、上記した実施の形態は例示であって、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更して実施することができる。
100、120、140、160、200、220 ゼロクロス検知回路
102 ゼロクロス検知部
104 フォトカプラ
106、122、202、222 補助電源部
108 AC電源
110 論理反転部
D1、D2 ダイオード
D3〜D5 ツェナーダイオード
DB ダイオードブリッジ
Q1〜Q4 トランジスタ
R1〜R6 抵抗
C1、C2キャパシタ

Claims (5)

  1. 入力される交流電圧がゼロレベルになるタイミングを検知し、フォトカプラを介して後段の回路に前記タイミングを表す信号を出力するゼロクロス検知回路であって、
    前記交流電圧を整流及び平滑して出力端から出力する補助電源手段と、
    前記交流電圧を整流し、前記交流電圧の絶対値が所定電圧未満の期間においてローレベルであり、前記交流電圧の絶対値が所定電圧以上の期間においてハイレベルである信号を出力する信号生成手段と、
    前記補助電源手段の出力電圧を用いて、前記信号生成手段の出力信号のハイレベル及びローレベルを反転させた制御信号を生成し、当該制御信号がハイレベルの期間、前記フォトカプラを通電させ、当該制御信号がローレベルの期間、前記フォトカプラを断電させる反転制御手段とを備える、ゼロクロス検知回路。
  2. 前記反転制御手段は、第1スイッチ手段、第2スイッチ手段、第1抵抗、及び第2抵抗を備え、
    前記第1抵抗及び前記第2抵抗は、相互に直列接続されて前記補助電源手段の出力端及びグランドの間に接続され、
    前記第1スイッチ手段は、前記第1抵抗及び前記第2抵抗の接続ノードと前記グランドとの間に接続され、
    前記第2スイッチ手段は、前記フォトカプラのフォトダイオードのカソードと前記グランドとの間に接続され、
    前記第1スイッチ手段は、
    前記信号生成手段の出力信号がハイレベルの期間、オンして前記第1抵抗及び前記第2抵抗の接続ノードのレベルをローレベルにし、
    前記信号生成手段の出力信号がローレベルの期間、オフして前記第1抵抗及び前記第2抵抗の接続ノードのレベルをハイレベルにし、
    前記補助電源手段の出力電圧が前記フォトカプラのフォトダイオードのアノードに印加された状態で、前記第2スイッチ手段は、
    前記第1抵抗及び前記第2抵抗の接続ノードがハイレベルの期間、オンして前記フォトカプラを通電させ、
    前記第1抵抗及び前記第2抵抗の接続ノードがローレベルの期間、オフして前記フォトカプラを断電させる、請求項1に記載のゼロクロス検知回路。
  3. 前記補助電源手段は、
    カソードが相互に接続された第1ダイオード及び第2ダイオードと、
    前記第1ダイオード及び前記第2ダイオードのカソードとグランドとの間に接続された第1キャパシタとを備え、
    前記第1ダイオード及び前記第2ダイオードのアノードを介して前記交流電圧が供給され、
    前記第1ダイオード及び前記第2ダイオードのカソードから出力電圧を出力し、
    前記信号生成手段は、
    カソードが相互に接続された第3ダイオード及び第4ダイオードと、
    カソードが前記第3ダイオード及び前記4第ダイオードのカソードに接続され、且つアノードが第3抵抗を介して前記グランドに接続された第1ツェナーダイオードとを備え、
    前記第1ツェナーダイオードのアノードから前記信号を出力する、請求項1又は2に記載のゼロクロス検知回路。
  4. 前記補助電源手段は、第1トランジスタ、第4抵抗、第2ツェナーダイオード、及び第2キャパシタをさらに備え、
    前記第1トランジスタのゲートは前記第2ツェナーダイオードのカソードに接続され、
    前記第2ツェナーダイオードのアノードは前記グランドに接続され、
    前記第1トランジスタのソースは、前記第2キャパシタを介して前記グランドに接続され、
    前記第1トランジスタのドレインは、前記第4抵抗を介して前記第1トランジスタのゲートに接続されている、請求項3に記載のゼロクロス検知回路。
  5. 前記信号生成手段は、第2トランジスタ、第5抵抗、及び第3ツェナーダイオードをさらに備え、
    前記第1ツェナーダイオード及び前記第3抵抗は、直接接続される代わりに、前記第2トランジスタを介して接続され、
    前記第2トランジスタのゲートは、前記第3ツェナーダイオードのカソードに接続され、
    前記第3ツェナーダイオードのアノードは前記グランドに接続され、
    前記第2トランジスタのソースは、前記第3抵抗を介して前記グランドに接続され、
    前記第2トランジスタのドレインは、前記第1ツェナーダイオードのアノードに接続され、
    前記第2トランジスタのソースの電圧を出力信号として出力する、請求項3又は4に記載のゼロクロス検知回路。
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