JP2017011781A - ゼロクロス点検出装置、電源装置、ゼロクロス点検出方法及びプログラム - Google Patents

ゼロクロス点検出装置、電源装置、ゼロクロス点検出方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】交流電源の出力が高インピーダンス状態である場合にも、ゼロクロス点を正確に特定することができるゼロクロス点検出装置を提供する。
【解決手段】クロス点検出部21は、交流電圧と所定電圧の交差を検出する。制御回路20は、ゼロボルト以下から上昇した後の交流電圧と所定電圧との交差が最初に検出された第1検出タイミングを特定し、時間の経過に伴って交流電圧が下がった際に交流電圧と所定電圧との交差が最後に検出された第2検出タイミングを特定し、第1検出タイミングと第2検出タイミングと交流電圧の周期とを用いて算出したゼロクロス点特定用パラメータと、交流電圧の周期とに基づき特定したゼロ交差時刻に基づいて、スイッチング素子16の開閉動作を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゼロクロス点検出装置、電源装置、ゼロクロス点検出方法及びプログラムに関する。
交流電源が出力する交流電圧を整流して直流電圧を生成し、生成した直流電圧で負荷を駆動する電源装置がある。そのような電源装置では、一般的に、交流電源が出力する交流電圧から直流電圧を生成する回路では、スイッチング素子が用いられる。そして、スイッチング素子の開閉動作は、交流電源が出力する交流電圧のゼロクロス点を基準とするタイミングにより生成される制御信号により制御される。
特許文献1〜特許文献4には、関連する技術として、ゼロクロス点を検出する技術が記載されている。
特開2013−208018号公報 特許第3708468号公報 特許第5409152号公報 特開2014−150622号公報
ところで、交流電源の出力端子自体のインピーダンスが出力端子に接続される負荷のインピーダンスに対して相対的に高インピーダンスである場合がある。また、交流電源の出力端子に接続される配線のインピーダンスが高インピーダンスである場合がある。このような場合、電源装置の内部に設置されているスイッチング素子の影響により電源装置内部の交流部の電圧波形が擾乱され、従来採用していたゼロクロス点検出が困難な状況になることがある。
そのため、交流電源の出力が高インピーダンス状態である場合にも、ゼロクロス点を正確に特定することのできる技術が求められていた。
そこで、この発明は、上記の課題を解決することのできるゼロクロス点検出装置、電源装置、ゼロクロス点検出方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、ゼロクロス点検出装置は、交流電源から出力される交流電圧と所定の正の電圧との交差を検出するクロス点検出部と、前記交流電圧がゼロボルト以下の電圧から上昇した後に前記クロス点検出部が前記交差を最初に検出した第1検出タイミングを特定し、前記交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に前記理想的な交流電圧が前記第1検出タイミング以降に前記所定の正の電圧と交差する最初のタイミングよりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された前記第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻から前記理想的な交流電圧が前記検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミングよりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、前記交流電圧が時間の経過に伴って下がった際に前記クロス点検出部が前記交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定し、前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングと前記交流電圧の周期とを用いて、前記交流電圧の半周期から前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングとの差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出し、前記ゼロクロス点特定用パラメータと前記交流電圧の周期とに基づいて前記交流電圧とゼロボルトとが交差するゼロ交差時刻を特定し、特定したゼロ交差時刻に基づいて前記交流電圧を直流電圧に整流する際に用いるスイッチング素子の開閉動作を制御する制御回路と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、上述のゼロクロス点検出装置において、前記制御回路は、前記第1検出タイミングに前記交流電圧の1周期を加算し前記ゼロクロス点特定用パラメータを減じる、または、前記第2検出タイミングに前記交流電圧の半周期と前記ゼロクロス点特定用パラメータとを加算して前記ゼロ交差時刻を特定する。
本発明の第3の態様によれば、上述のゼロクロス点検出装置において、前記制御回路は、前記第2検出タイミングに前記交流電圧の半周期と前記ゼロクロス点特定用パラメータの2倍とを加算して求めたタイミング、または、前記第1検出タイミングに前記交流電圧の1周期を加算して求めたタイミング、または、特定した前記ゼロ交差時刻以降であって、前記交流電源が低電圧側から高電圧側に変化した際に前記クロス点検出部が前記交差を最初に検出したタイミングの何れか1つを次の1周期のゼロ交差時刻を特定する際に用いる新たな第1検出タイミングとし、特定した新たな第1検出タイミングを用いて次の1周期における新たな第2タイミングを特定し、次の1周期における新たな第1タイミングと次の1周期における新たな第2タイミングとに基づいて、次の1周期における新たなゼロクロス点特定用パラメータを算出し、算出した次の1周期における新たなゼロクロス点特定用パラメータと前記交流電圧の周期とに基づいて次の1周期における新たなゼロ交差時刻を特定し、特定した次の1周期における新たなゼロ交差時刻に基づいてスイッチング素子の開閉動作を制御する処理を繰り返す。
本発明の第4の態様によれば、電源装置は、交流電源が出力する交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流回路と、交流電源の出力と前記整流回路との間に直列に接続されたリアクトルと、前記リアクトルを介して前記整流回路に加えられる交流電圧経路間に並列に接続され、開閉動作を行うスイッチング素子と、前記整流回路に並列に接続された平滑回路と、交流電源から出力される交流電圧と所定の正の電圧との交差を検出するクロス点検出部と、前記交流電圧がゼロボルト以下の電圧から上昇した後に前記クロス点検出部が前記交差を最初に検出した第1検出タイミングを特定し、前記交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に前記理想的な交流電圧が前記第1検出タイミング以降に前記所定の正の電圧と交差する最初のタイミングよりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された前記第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻から前記理想的な交流電圧が前記検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミングよりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、前記交流電源が高電圧側から低電圧側に変化した際に前記クロス点検出部が前記交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定し、前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングと前記交流電圧の周期とを用いて、前記交流電圧の半周期から前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングとの差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出し、前記ゼロクロス点特定用パラメータと前記交流電圧の周期とに基づいて前記交流電圧とゼロボルトとが交差するゼロ交差時刻を特定し、特定したゼロ交差時刻に基づいて前記交流電圧を直流電圧に整流する際に用いるスイッチング素子の開閉動作を制御する制御回路と、を備える。
本発明の第5の態様によれば、ゼロクロス点検出方法において、クロス点検出部は、交流電源から出力される交流電圧と所定の正の電圧との交差を検出し、制御回路は、前記交流電圧がゼロボルト以下の電圧から上昇した後に前記クロス点検出部が前記交差を最初に検出した第1検出タイミングを特定し、前記交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に前記理想的な交流電圧が前記第1検出タイミング以降に前記所定の正の電圧と交差する最初のタイミングよりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された前記第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻から前記理想的な交流電圧が前記検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミングよりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、前記交流電圧が時間の経過に伴って下がった際に前記クロス点検出部が前記交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定し、前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングと前記交流電圧の周期とを用いて、前記交流電圧の半周期から前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングとの差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出し、前記ゼロクロス点特定用パラメータと前記交流電圧の周期とに基づいて前記交流電圧とゼロボルトとが交差するゼロ交差時刻を特定し、特定したゼロ交差時刻に基づいて前記交流電圧を直流電圧に整流する際に用いるスイッチング素子の開閉動作を制御する。
本発明の第6の態様によれば、プログラムは、コンピュータを、交流電源から出力される交流電圧と所定の正の電圧との交差を検出するクロス点検出手段、前記交流電圧がゼロボルト以下の電圧から上昇した後に前記クロス点検出手段が前記交差を最初に検出した第1検出タイミングを特定し、前記交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に前記理想的な交流電圧が前記第1検出タイミング以降に前記所定の正の電圧と交差する最初のタイミングよりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された前記第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻から前記理想的な交流電圧が前記検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミングよりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、前記交流電圧が時間の経過に伴って下がった際に前記クロス点検出手段が前記交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定し、前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングと前記交流電圧の周期とを用いて、前記交流電圧の半周期から前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングとの差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出し、前記ゼロクロス点特定用パラメータと前記交流電圧の周期とに基づいて前記交流電圧とゼロボルトとが交差するゼロ交差時刻を特定し、特定したゼロ交差時刻に基づいて前記交流電圧を直流電圧に整流する際に用いるスイッチング素子の開閉動作を制御する制御手段、として機能させる。
本発明の実施形態によるゼロクロス点検出装置によれば、交流電源の出力が高インピーダンス状態である場合にも、ゼロクロス点を正確に特定することができる。
本発明の一実施形態による電源装置の構成を示す図である。 本実施形態によるクロス点検出部の構成を示す図である。 本実施形態によるクロス点検出部のクロス点検出を示す第一の図である。 本実施形態によるクロス点検出部のクロス点検出を示す第二の図である。 本実施形態による制御回路のゼロクロス検出を示す図である。 本実施形態によるゼロクロス点検出装置の処理フローを示す図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
まず、本発明の一実施形態による電源装置10の構成について説明する。
本実施形態による電源装置10は、図1に示すように、交流電源11と、リアクトル12と、整流回路13と、キャパシタ14(平滑回路)と、スイッチング素子16と、ゼロクロス点検出装置25とを備える。なお、図1には、電源装置10と共に、負荷15が示されている。
整流回路13は、4つのダイオード13a、13b、13c、13dを備える。ダイオード13aのアノードは、ダイオード13cのカソードに接続されている。ダイオード13aのカソードは、ダイオード13bのカソードに接続されている。ダイオード13bのアノードは、ダイオード13dのカソードに接続されている。ダイオード13cのアノードは、ダイオード13dのアノードに接続されている。整流回路13は、交流電源11から出力される交流電力を直流電力に変換して負荷15に供給する。
交流電源11は、交流電力を出力する。具体的には、交流電源11は、端子a、bを備え、端子bを基準電圧とした交流電圧を端子aから出力する。
リアクトル12は、交流電源11の出力端子と整流回路13との間に直列に接続される。具体的には、リアクトル12は、交流電源11の端子aとダイオード13aのアノードの間に直列に接続される。
スイッチング素子16は、リアクトル12を介して整流回路13に加えられる交流電圧経路間に並列に接続される。具体的には、スイッチング素子16は、ダイオード13aのアノードと交流電源11の端子bとの間に直列に接続される。スイッチング素子16は、制御回路20による制御に基づいて開閉動作を行う。
リアクトル12と、スイッチング素子16と、整流回路13とは、昇圧回路18を構成する。交流電源11が端子aから電流を出力し、端子bから電流を入力する場合、スイッチング素子16が閉状態になると、リアクトル12が交流電源11の端子bに接続され、端子aからリアクトル12に流れる電流が増大する。ここで、スイッチング素子16が開状態になると、リアクトル12に蓄えられたエネルギが放出され、ダイオード13a、キャパシタ14、ダイオード13dを介して電流が流れ、キャパシタ14に電荷が蓄えられる。
また、交流電源11が端子bから電流を出力し、端子aから電流を入力する場合、スイッチング素子16が閉状態になると、リアクトル12が交流電源11の端子bに接続され、端子bからリアクトル12に流れる電流が増大する。ここで、スイッチング素子16が開状態になると、リアクトル12に蓄えられたエネルギが放出され、ダイオード13b、キャパシタ14、ダイオード13cを介して電流が流れ、キャパシタ14に電荷が蓄えられる。このとき、キャパシタ14は、平滑回路として機能する。
ゼロクロス点検出装置25は、制御回路20と、クロス点検出部21と、負荷電流検出部22と、負荷電圧検出部23と、を備える。
クロス点検出部21は、交流電源11から出力される交流電圧とフォトカプラ201のフォトダイオードを発光させる所定の順バイアス電圧(所定の正の電圧)との交差を検出する。
負荷電流検出部22は、負荷15に供給される負荷電流を検出する。
負荷電圧検出部23は、負荷15に供給される直流電圧を検出する。
制御回路20は、交流電源11から出力される交流電圧がゼロボルト以下の電圧から上昇した後にクロス点検出部21が交流電圧と所定の順バイアス電圧との交差を最初に検出した第1検出タイミングを特定する。制御回路20は、交流電源11から出力される交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に理想的な交流電圧が第1検出タイミング以降に所定の順バイアス電圧と交差する最初のタイミングよりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻から理想的な交流電圧が検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミングよりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、交流電源11から出力される交流電圧が時間の経過に伴って下がった際にクロス点検出部21が交流電圧と所定の順バイアス電圧との交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定する。制御回路20は、第1検出タイミングと第2検出タイミングと交流電圧の周期とを用いて、交流電圧の半周期から第1検出タイミングと第2検出タイミングとの差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出する。制御回路20は、ゼロクロス点特定用パラメータと交流電圧の周期とに基づいて交流電圧とゼロボルトとが交差するゼロクロス点(ゼロ交差時刻)を特定する。制御回路20は、特定したゼロ交差時刻に基づいてスイッチング素子16の開閉動作を制御する。具体的には、制御回路20は、特定したゼロクロス点に同期させて、スイッチング素子16を駆動する制御信号を生成する。制御回路20は、生成した制御信号をスイッチング素子16の駆動回路(図示せず)に伝達することで、スイッチング素子16を断続させる。このような動作は、制御回路20に予め記憶されたプログラムと設定値とに基づき、制御回路20が所定の動作を行うことで実現される。
交流電源11が出力する交流電圧の1周期は、理想的な周期の固定値としている。
また、制御回路20は、第2検出タイミングに交流電源11から出力される交流電圧の半周期とゼロクロス点特定用パラメータの2倍とを加算して求めたタイミング、または、第1検出タイミングに交流電源11から出力される交流電圧の1周期を加算して求めたタイミング、または、特定したゼロクロス点が示す時刻以降であって、交流電源11から出力される交流電圧が時間の経過に伴って上がった際にクロス点検出部21が交流電圧と所定の順バイアス電圧との交差を最初に検出したタイミングの何れか1つを次の1周期のゼロ交差時刻を特定する際に用いる新たな第1検出タイミングとする。制御回路20は、新たな第1検出タイミングを用いて、次の1周期における新たな第2タイミングを特定する。制御回路20は、次の1周期における新たな第1タイミングと次の1周期における新たな第2タイミングとに基づいて、次の1周期における新たなゼロクロス点特定用パラメータを算出する。制御回路20は、算出した次の1周期における新たなゼロクロス点特定用パラメータと交流電源11から出力される交流電圧の周期とに基づいて次の1周期における新たなゼロ交差時刻を特定する。制御回路20は、特定した次の1周期における新たなゼロ交差時刻に基づいてスイッチング素子16の開閉動作を制御する処理を繰り返す。
スイッチング素子16がIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である場合には、制御回路20は、IGBTのゲートにIGBTをオン状態にする電圧を印加する継続時間とIGBTをオフ状態にする電圧に切り替えるタイミングとを制御することによりスイッチング素子16の開状態となるタイミングを制御してもよい。また、制御回路20は、IGBTのゲートにIGBTをオフ状態にする電圧を印加する継続時間とIGBTをオン状態にする電圧に切り替えるタイミングとを制御することによりスイッチング素子16の閉状態となるタイミングを制御してもよい。
なお、スイッチング素子16は、IGBTに限定するものではない。閉状態のスイッチング素子16のインピーダンスは、スイッチング素子16に並列な回路のインピーダンスに比べて充分に小さく、制御回路20からの制御信号に応じて適切なタイミングで開状態と閉状態とが切り替わる素子であれば、どのような素子であってもよい。
次に、クロス点検出部21について説明する。
クロス点検出部21は、図2に示すように、フォトカプラ201、抵抗202、203、204、206、207、及び、バイポーラトランジスタ205を備える。
なお、図2には、クロス点検出部21と共に交流電源11が示されている。
抵抗202とフォトカプラ201のフォトダイオードは、交流電源11の端子aと端子bの間に直列に接続される。
フォトカプラ201の電流出力トランジスタのコレクタは、直流電源VCCに接続される。
抵抗203は、フォトカプラ201の電流出力トランジスタのエミッタとバイポーラトランジスタ205のベースの間に直列に接続される。
抵抗204は、バイポーラトランジスタ205のベースとエミッタとの間に並列に接続される。なお、バイポーラトランジスタ205のエミッタは、グラウンドGNDに接続される。
抵抗206は、直流電源VCCとバイポーラトランジスタ205のコレクタとの間に直列に接続される。
抵抗207は、バイポーラトランジスタ205のコレクタと図示していない制御回路20との間に直列に接続される。
交流電源11の出力電圧がLowレベル電圧であり、フォトカプラ201のフォトダイオードに所定の順バイアス電圧(例えば、図3に示す電圧Vth)よりも低い電圧が印加される場合、フォトカプラ201のフォトダイオードは充分な発光を行わず、フォトカプラ201の電流出力トランジスタに光が照射されないため、フォトカプラ201の電流出力トランジスタは殆ど電流を流さない。そのため、抵抗204には、殆ど電流が流れず、バイポーラトランジスタ205のベース・エミッタ間電圧はオン電圧(典型的には約0.7ボルト)よりも低くなる。そして、バイポーラトランジスタ205は、オフ状態となり、バイポーラトランジスタ205は電流を流さない。バイポーラトランジスタ205が電流を流さない場合、制御回路20の入力インピーダンスが高インピーダンスであるものとすると、抵抗206及び抵抗207には電流が流れないため、制御回路20の入力はHighレベル電圧となる。
また、交流電源11の出力電圧がHighレベル電圧であり、フォトカプラ201のフォトダイオードに所定の順バイアス電圧(例えば、図3(A)に示す電圧Vth)以上の高い電圧が印加される場合、フォトカプラ201のフォトダイオードが充分な発光を行い、フォトカプラ201の電流出力トランジスタに光が照射される。なお、図3(A)は、交流電源11の出力電圧を示し、図3(B)は、クロス点検出部21の検出電圧を示す。フォトカプラ201の電流出力トランジスタに光が照射されると、電流出力トランジスタのコレクタからエミッタに向けて大きな電流を流す。フォトカプラ201の電流出力トランジスタがコレクタからエミッタに向けて大きな電流を流すと、抵抗204には、大きな電流が流れ、ベース・エミッタ間電圧はオン電圧(典型的には約0.7ボルト)以上に高くなる。そして、バイポーラトランジスタ205は、オン状態となり、バイポーラトランジスタ205はコレクタからエミッタに向けて電流を流す。バイポーラトランジスタ205が電流を流す場合、抵抗206に電流が流れて電圧降下が生じ、バイポーラトランジスタ205のコレクタは、Lowレベル電圧となる。制御回路20の入力インピーダンスが高インピーダンスであるものとすると、抵抗207には電流が流れず、制御回路20の入力はLowレベル電圧となる。
すなわち、クロス点検出部21は、論理反転するインバータ回路として動作する。したがって、クロス点検出部21は、フォトカプラ201のフォトダイオードに印加される電圧が図3(A)に示す電圧Vthよりも低い電圧である場合、図3(B)に示すHighレベル電圧を出力する。また、クロス点検出部21は、フォトカプラ201のフォトダイオードに印加される電圧が図3(A)に示す電圧Vth以上に高い電圧である場合、図3(B)に示すLowレベル電圧を出力する。
次に、交流電源11の出力におけるインピーダンスが高インピーダンスである場合の交流電源11の出力電圧について説明する。
交流電源11の端子a自体のインピーダンスが端子aに接続される負荷のインピーダンスに対して相対的に高インピーダンスであること、交流電源11の端子aからリアクトル12までの配線のインピーダンスが高インピーダンスであること、または、スイッチング素子16の開閉動作時のインピーダンスが低インピーダンスに安定するまでに高インピーダンスで不安定に変動することなどの原因により、交流電源11の内部で発生するノイズの交流電源11の出力電圧変動への影響、または、外乱などの交流電源11の出力電圧変動への影響が大きくなる。その結果、交流電源11が出力する交流電圧は、図4(A)に示すように、正弦波にノイズが重畳したような電圧となり、交流電源11が出力する正弦波の電圧の1周期Tpの間に電圧Vthと4回以上(図4(A)の場合、9回)交差する。
クロス点検出部21は、交流電源11が出力する交流電圧が電圧Vthと交差する度に、図4(B)に示すように、Lowレベル電圧からHighレベル電圧に立ち上がる電圧、または、Highレベル電圧からLowレベル電圧に立ち下がる検出電圧を出力する。クロス点検出部21が出力する検出信号のうち、図4(B)において符号errで示す検出信号は、交流電源11の出力電圧が理想的な正弦波の電圧である場合には出力されない、好ましくない検出信号errである。
そこで、本実施形態による制御回路20は、クロス点検出部21が最初に検出した、交流電源11の出力する交流電圧が時間の経過に伴って上昇してフォトカプラ201のフォトダイオードを発光させる所定の順バイアス電圧と交差したクロス点を示す第1検出タイミングt1を特定する。具体的には、図5(A)に示す交流電源11の出力電圧の場合、クロス点検出部21は、交流電源11の出力電圧が上昇し電圧Vthと最初に交差すると、検出電圧を制御回路20に出力する。制御回路20は、クロス点検出部21から最初の検出電圧を入力したタイミングを第1検出タイミングt1と特定する。
また、制御回路20は、交流電源11から出力される交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に理想的な交流電圧が第1検出タイミングt1以降に所定の順バイアス電圧と交差する最初のタイミング(図5で示す例の場合、符号“t2”により示されるタイミング)よりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻(図5で示す例の場合、符号“t1”により示されるタイミングからhs−zc×3の時間が経過した時刻)から理想的な交流電圧が検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミング(図5で示す例の場合、符号“180°”に対応するタイミング)よりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、交流電源11から出力される交流電圧が時間の経過に伴って下がった際にクロス点検出部21が交流電圧と所定の順バイアス電圧との交差を最後に検出した第2検出タイミングt2を特定する。具体的には、制御回路20は、検出停止期間として例えばhs−zc×3を算出する。符号“hs”は、交流電源11の出力電圧の半周期(1周期Tp÷2)であり、固定値である。また、符号“zc”は、それぞれのゼロクロス点の検出タイミングと当該ゼロクロス点に最も近い交流電源11の出力電圧が電圧Vthと交差するクロス点の検出タイミングとの差であり、ここではゼロクロス点特定用パラメータと呼ぶ。ゼロクロス点特定用パラメータzcの初期値は、交流電源11の理想的な正弦波から算出した値を用いる。例えば、交流電源11の振幅をAmとすると、ゼロクロス点特定用パラメータzcの初期値は、zc=(hs/π)sin−1(Vth/Am)と算出することができる。
なお、所定の検出停止期間は、クロス点検出部21が検出する上述の好ましくない検出電圧errを無視する期間であり、交流電源11の出力電圧の振幅に応じて決定される。クロス点検出部21は、第1検出タイミングt1から所定の検出停止期間(例えば、hs−zc×3)が経過した以降であって、第1検出タイミングt1から交流電源11の出力電圧の半周期が経過するまでの検出期間(例えば、第1検出タイミングt1からhs−zc×3が経過した以降であって、更にzc×2が経過するまでの期間)に、交流電源11の出力する交流電圧が高電圧側から低電圧側に変化してフォトカプラ201のフォトダイオードを発光させる所定の順バイアス電圧と交差すると、検出電圧を制御回路20に出力する。制御回路20は、クロス点検出部21から検出電圧を入力したタイミングのうち最後に検出電圧を入力したタイミングを第2検出タイミングt2と特定する。
制御回路20は、第1検出タイミングt1と第2検出タイミングt2と予め取得した交流電圧の半周期とを用いて、交流電源11が出力する交流電圧の半周期から第1検出タイミングt1と第2検出タイミングt2との差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出する。制御回路20は、第1検出タイミングt1に交流電源11の出力する交流電圧の1周期を加算しゼロクロス点特定用パラメータを減じてゼロクロス点を特定する。制御回路20は、特定したゼロクロス点に同期させて、スイッチング素子16を駆動する制御信号を生成する。
次に、図6に示す本実施形態によるゼロクロス点検出装置25の処理フローについて説明する。
なお、交流電源11の出力インピーダンスは、高インピーダンスであり、クロス点検出部21は、図4で示した好ましくない検出信号errを出力するものとする。また、交流電圧がゼロボルト以下となるタイミングを交流電圧の各周期における半周期から1周期までの間であるため、制御回路20は、交流電源11の起動タイミングと交流電圧の周期から交流電圧がゼロボルト以下となるタイミングを算出することができる。制御回路20は、交流電源11の起動タイミングと交流電圧の周期とを予め取得し、交流電圧がゼロボルト以下となるタイミングを予め算出しているものとする。
交流電源11は、オン状態になると、図4(A)で示したような正弦波にノイズが重畳したような交流電圧を出力する。
クロス点検出部21は、交流電源11が出力する交流電圧を検出し(ステップS1)、検出電圧を制御回路20に出力する。具体的には、クロス点検出部21は、図2で示したように、フォトカプラ201、抵抗202、203、204、206、207、及び、バイポーラトランジスタ205を備える。クロス点検出部21は、論理反転するインバータ回路として動作する。クロス点検出部21は、交流電源11がゼロボルト以下の電圧から上昇するタイミング以降、フォトカプラ201のフォトダイオードに印加される電圧が図3(A)に示す電圧Vthよりも低い電圧である場合、図3(B)に示すHighレベル電圧を制御回路20に出力する。また、クロス点検出部21は、フォトカプラ201のフォトダイオードに印加される電圧が図3(A)に示す電圧Vth以上に高い電圧である場合、図3(B)に示すLowレベル電圧を制御回路20に出力する。
制御回路20は、クロス点検出部21から検出電圧を入力する。制御回路20は、予め算出した交流電源11がゼロボルト以下の電圧から上昇するタイミング以降、クロス点検出部21から入力したHighレベル電圧からLowレベル電圧に立ち下がる最初の検出電圧を取得したタイミングを第1検出タイミングt1と特定する(ステップS2)。なお、第1検出タイミングt1は、クロス点検出部21が最初に検出した、交流電源11の出力する交流電圧が時間の経過に伴って上昇してフォトカプラ201のフォトダイオードを発光させる所定の順バイアス電圧と交差したクロス点のタイミングである。
制御回路20は、特定した第1検出タイミングt1から所定の検出停止期間が経過した以降であって所定の検出期間のうち最後に検出した第2検出タイミングt2を特定する(ステップS3)。なお、第2検出タイミングt2は、交流電源11の出力する交流電圧が高電圧側から低電圧側に変化してフォトカプラ201のフォトダイオードを発光させる所定の順バイアス電圧と交差したクロス点のタイミングである。具体的には、制御回路20は、所定の検出停止期間として例えばhs−zc×3を算出する。なお、ゼロクロス点特定用パラメータzcの初期値は、交流電源11の理想的な正弦波から算出した値を用いる。例えば、交流電源11の振幅をAmとすると、ゼロクロス点特定用パラメータzcの初期値は、zc=(hs/π)sin−1(Vth/Am)と算出することができる。クロス点検出部21は、第1検出タイミングt1から所定の検出停止期間(例えば、hs−zc×3)が経過した以降であって、第1検出タイミングt1から交流電源11の出力電圧の半周期hsが経過するまでの検出期間(例えば、第1検出タイミングt1からhs−zc×3が経過した以降であって、更にzc×2が経過するまでの期間)に、交流電源11の出力する交流電圧が高電圧側から低電圧側に変化してフォトカプラ201のフォトダイオードを発光させる所定の順バイアス電圧と交差すると、検出電圧を制御回路20に出力する。制御回路20は、クロス点検出部21から検出電圧を入力したタイミングのうち最後に検出電圧を入力したタイミングを第2検出タイミングt2と特定する。
制御回路20は、第1検出タイミングt1と第2検出タイミングt2との差(t2−t1)を算出する。制御回路20は、算出した差(t2−t1)が差(t2−t1)の取り得る理論値の範囲以内であるか否かを判定する(ステップS4)。
制御回路20は、算出した差(t2−t1)が差(t2−t1)の取り得る理論値の範囲以内であると判定した場合(ステップS4、YES)、算出した差(t2−t1)と、予め取得している交流電圧の半周期hsとを用いて、交流電源11が出力する交流電圧の半周期hsから算出した差(t2−t1)を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータzcを算出する(ステップS5)。
また、制御回路20は、算出した差(t2−t1)が差(t2−t1)の取り得る理論値の範囲を超えていると判定した場合(ステップS4、NO)、差(t2−t1)の取り得る理論値(例えば、差(t2−t1)の取り得る理論値の範囲の中央値)と予め取得している交流電圧の半周期hsとを用いて、交流電源11が出力する交流電圧の半周期hsから差(t2−t1)の取り得る理論値を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータzcを算出する(ステップS6)。
制御回路20は、ゼロクロス点特定用パラメータzcと交流電源11が出力する交流電圧の周期Tpとに基づいてゼロクロス点を特定する(ステップS7)。例えば、制御回路20は、第1検出タイミングt1に交流電源11の出力する交流電圧の1周期Tpを加算しゼロクロス点特定用パラメータzcを減じてゼロクロス点を特定する。または、制御回路20は、第2検出タイミングに交流電圧の半周期hsとゼロクロス点特定用パラメータとを加算してゼロクロス点を特定する。
制御回路20は、特定したゼロクロス点に同期させて、スイッチング素子16を駆動する制御信号を生成する(ステップS8)。
制御回路20は、次のゼロクロス点を特定する際に用いる新たな第1検出タイミングと特定する(ステップS9)。例えば、制御回路20は、現在の第2検出タイミングt1に現在のゼロクロス点特定用パラメータzcを2倍した値(2×zc)と交流電源11が出力する交流電圧の半周期hsとを加算して求めたタイミングを新たな第1検出タイミングと特定する。または、制御回路20は、第1検出タイミングに交流電圧の1周期Tpを加算して求めたタイミングを新たな第1検出タイミングと特定する。または、制御回路20は、特定したゼロ交差時刻以降であって、交流電源11が低電圧側から高電圧側に変化した際にクロス点検出部21が交流電圧と所定の順バイアス電圧との交差を最初に検出したタイミングを新たな第1検出タイミングと特定する。
制御回路20は、特定した新たな第1検出タイミングt1から所定の検出停止期間が経過した以降であって所定の検出期間において、交流電源11が高電圧側から低電圧側に変化した際にクロス点検出部21が交流電圧と所定の順バイアス電圧との交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定する。(ステップS10)。例えば、制御回路20は、所定の検出停止期間hs−zc×3を算出する。なお、ゼロクロス点特定用パラメータzcは、交流電源11が出力する交流電圧の1周期Tpから1つ前のゼロクロス点を特定する際に算出したゼロクロス点特定用パラメータzcの値を用いる。クロス点検出部21は、新たな第1検出タイミングt1から所定の検出停止期間(例えば、hs−zc×3)が経過した以降であって、新たな第1検出タイミングt1から交流電源11の出力電圧の半周期hsが経過するまでの検出期間(例えば、第1検出タイミングt1からhs−zc×3が経過した以降であって、更にzc×2が経過するまでの期間)に、交流電源11の出力する交流電圧が高電圧側から低電圧側に変化してフォトカプラ201のフォトダイオードを発光させる所定の順バイアス電圧と交差すると、検出電圧を制御回路20に出力する。制御回路20は、クロス点検出部21から検出電圧を入力したタイミングのうち最後に検出電圧を入力したタイミングを新たな第2検出タイミングt2と特定する。
制御回路20は、新たな第1検出タイミングt1と新たな第2検出タイミングt2との差(t2−t1)を算出する。制御回路20は、算出した差(t2−t1)が差(t2−t1)の取り得る理論値の範囲以内であるか否かを判定する(ステップS11)。
制御回路20は、算出した差(t2−t1)が差(t2−t1)の取り得る理論値の範囲以内であると判定した場合(ステップS11、YES)、算出した差(t2−t1)と、予め取得している交流電圧の半周期hsとを用いて、交流電源11が出力する交流電圧の半周期hsから算出した差(t2−t1)を減じた値を半分にした新たなゼロクロス点特定用パラメータzcを算出する(ステップS12)。
また、制御回路20は、算出した差(t2−t1)が差(t2−t1)の取り得る理論値の範囲を超えていると判定した場合(ステップS11、NO)、前回のゼロクロス点特定用パラメータzcを算出した際に用いた差の値(差(t2−t1)または差(t2−t1)の取り得る理論値)と、予め取得している交流電圧の半周期hsとを用いて、交流電源11が出力する交流電圧の半周期hsから前回のゼロクロス点特定用パラメータzcを算出した際に用いた差の値を減じた値を半分にした新たなゼロクロス点特定用パラメータzcを算出する(ステップS13)。
制御回路20は、新たなゼロクロス点特定用パラメータzcと交流電源11が出力する交流電圧の周期Tpとに基づいて、次のゼロクロス点を特定する(ステップS14)。例えば、制御回路20は、新たな第1検出タイミングt1に交流電源11の出力する交流電圧の1周期Tpを加算しゼロクロス点特定用パラメータzcを減じてゼロクロス点を特定する。または、制御回路20は、第2検出タイミングt2に交流電圧の半周期とゼロクロス点特定用パラメータzcとを加算してゼロクロス点を特定する。そして、制御回路20は、ステップS8の処理に戻す。
制御回路20は、以降ステップS8からステップS14の処理を繰り返すことによりゼロクロス点を特定し、特定したゼロクロス点に同期させて、スイッチング素子16を駆動する制御信号を生成する。
以上、本発明の一実施形態によるゼロクロス点検出装置25の処理フローについて説明した。上述のゼロクロス点検出装置25の処理において、クロス点検出部21は、交流電源11から出力される交流電圧と所定の電圧との交差を検出する。制御回路20は、交流電源11から出力される交流電圧がゼロボルト以下の電圧から上昇した後にクロス点検出部21が交流電圧と所定の電圧との交差を最初に検出した第1検出タイミングを特定する。制御回路20は、交流電源11から出力される交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に理想的な交流電圧が第1検出タイミング以降に所定の順バイアス電圧と交差する最初のタイミングよりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻から理想的な交流電圧が検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミングよりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、交流電源11から出力される交流電圧が時間の経過に伴って下がった際にクロス点検出部21が交流電圧と所定の順バイアス電圧との交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定する。制御回路20は、第1検出タイミングと第2検出タイミングと交流電圧の周期とを用いて、交流電圧の半周期から第1検出タイミングと第2検出タイミングとの差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出する。制御回路20は、ゼロクロス点特定用パラメータと交流電圧の周期とに基づいて交流電圧とゼロボルトとが交差するゼロクロス点(ゼロ交差時刻)を特定する。制御回路20は、特定したゼロ交差時刻に基づいてスイッチング素子16の開閉動作を制御する。
このようにすれば、ゼロクロス点検出装置25は、交流電源11の出力が高インピーダンス状態である場合にも、クロス点検出部21が好ましくない検出信号errを出力する場合であっても、交流電源11が出力する交流電圧のゼロクロス点を正確に特定することができる。
また、制御回路20は、第2検出タイミングに交流電源11から出力される交流電圧の半周期とゼロクロス点特定用パラメータの2倍とを加算して求めたタイミング、または、第1検出タイミングに交流電源11から出力される交流電圧の1周期を加算して求めたタイミング、または、特定したゼロクロス点が示す時刻以降であって、交流電源11から出力される交流電圧が時間の経過に伴って上がった際にクロス点検出部21が交流電圧と所定の順バイアス電圧との交差を最初に検出したタイミングの何れか1つを次の1周期のゼロ交差時刻を特定する際に用いる新たな第1検出タイミングとする。制御回路20は、新たな第1検出タイミングを用いて、次の1周期における新たな第2タイミングを特定する。制御回路20は、次の1周期における新たな第1タイミングと次の1周期における新たな第2タイミングとに基づいて、次の1周期における新たなゼロクロス点特定用パラメータを算出する。制御回路20は、算出した次の1周期における新たなゼロクロス点特定用パラメータと交流電源11から出力される交流電圧の周期とに基づいて次の1周期における新たなゼロ交差時刻を特定する。制御回路20は、特定した次の1周期における新たなゼロ交差時刻に基づいてスイッチング素子16の開閉動作を制御する処理を繰り返す。
このようにすれば、ゼロクロス点検出装置25は、交流電源11の出力が高インピーダンス状態である場合にも、クロス点検出部21が好ましくない検出信号errを出力する場合であっても、交流電源11が出力する交流電圧のゼロクロス点を1周期毎に正確に特定することができる。
なお、ゼロクロス点検出装置25において、制御回路20は、例えば、特許第5409152号に記載されているように、負荷電流検出部22、負荷電圧検出部23における検出結果に基づいて、スイッチング素子16を制御する制御信号を生成するものであってもよい。なお、詳細な説明については省略する。
このようにすれば、ゼロクロス点検出装置25は、負荷15に供給される電流に含まれる高調波成分を低減することができ、力率を向上させることができる。
なお、本実施形態による制御回路20が算出した差(t2−t1)が差(t2−t1)の取り得る理論値の範囲以内であるか否かを判定するステップS4、ステップS11のそれぞれの処理を行うことにより、何らかの原因により第1検出タイミングを検出し損なった時にゼロクロス点特定用パラメータzcの値が不適切な値となることを防止することができる。
なお、本発明の一実施形態における処理フローは、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
なお、本発明の一実施形態によるクロス点検出部21は、図2で示したように正の電源電圧VCCが印加され動作する回路を例に示したが、それに限定するものではない。クロス点検出部21は、例えば、バイポーラトランジスタ205がPNPトランジスタであり、負の電源電圧−VEEが印加され動作する回路であってもよい。その場合、図3、図4、及び、図5における電圧Vthは、負の電圧となる。また、ゼロクロス点検出装置25において、クロス点検出部21は、交流電源11から出力される交流電圧と所定の負の電圧との交差を検出する。制御回路20は、交流電圧がゼロボルト以上の電圧から下降した後にクロス点検出部21が交流電圧と所定の順バイアス電圧との交差を最初に検出した第1検出タイミングを特定する。制御回路20は、交流電源11から出力される交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に理想的な交流電圧が第1検出タイミング以降にフォトカプラ201のフォトダイオードを発光させる所定の順バイアス電圧(所定の正の電圧)と交差する最初のタイミングよりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻から理想的な交流電圧が検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミングよりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、交流電圧が時間の経過に伴って下がった際にクロス点検出部21が交流電圧と所定の順バイアス電圧との交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定する。制御回路20は、第1検出タイミングと第2検出タイミングと交流電圧の周期とを用いて、交流電圧の半周期から第1検出タイミングと第2検出タイミングとの差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出する。制御回路20は、ゼロクロス点特定用パラメータと交流電圧の周期とに基づいて交流電圧とゼロボルトとが交差するゼロ交差時刻を特定する。制御回路20は、特定したゼロ交差時刻に基づいて交流電圧を直流電圧に整流する際に用いるスイッチング素子16の開閉動作を制御する。
なお、本発明の実施形態について説明したが、上述のゼロクロス点検出装置25は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができるものである。
11・・・交流電源
12・・・リアクトル
13・・・整流回路
13a、13b、13c、13d・・・ダイオード
14・・・キャパシタ
15・・・負荷
16・・・スイッチング素子
20・・・制御回路
21・・・クロス点検出部
22・・・負荷電流検出部
23・・・負荷電圧検出部
25・・・ゼロクロス点検出装置
201・・・フォトカプラ
202、203、204、206、207・・・抵抗
205・・・バイポーラトランジスタ

Claims (6)

  1. 交流電源から出力される交流電圧と所定の正の電圧との交差を検出するクロス点検出部と、
    前記交流電圧がゼロボルト以下の電圧から上昇した後に前記クロス点検出部が前記交差を最初に検出した第1検出タイミングを特定し、前記交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に前記理想的な交流電圧が前記第1検出タイミング以降に前記所定の正の電圧と交差する最初のタイミングよりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された前記第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻から前記理想的な交流電圧が前記検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミングよりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、前記交流電圧が時間の経過に伴って下がった際に前記クロス点検出部が前記交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定し、前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングと前記交流電圧の周期とを用いて、前記交流電圧の半周期から前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングとの差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出し、前記ゼロクロス点特定用パラメータと前記交流電圧の周期とに基づいて前記交流電圧とゼロボルトとが交差するゼロ交差時刻を特定し、特定したゼロ交差時刻に基づいて前記交流電圧を直流電圧に整流する際に用いるスイッチング素子の開閉動作を制御する制御回路と、
    を備えるゼロクロス点検出装置。
  2. 前記制御回路は、前記第1検出タイミングに前記交流電圧の1周期を加算し前記ゼロクロス点特定用パラメータを減じる、または、前記第2検出タイミングに前記交流電圧の半周期と前記ゼロクロス点特定用パラメータとを加算して前記ゼロ交差時刻を特定する、
    請求項1に記載のゼロクロス点検出装置。
  3. 前記制御回路は、前記第2検出タイミングに前記交流電圧の半周期と前記ゼロクロス点特定用パラメータの2倍とを加算して求めたタイミング、または、前記第1検出タイミングに前記交流電圧の1周期を加算して求めたタイミング、または、特定した前記ゼロ交差時刻以降であって、前記交流電源が低電圧側から高電圧側に変化した際に前記クロス点検出部が前記交差を最初に検出したタイミングの何れか1つを次の1周期のゼロ交差時刻を特定する際に用いる新たな第1検出タイミングとし、特定した新たな第1検出タイミングを用いて次の1周期における新たな第2タイミングを特定し、次の1周期における新たな第1タイミングと次の1周期における新たな第2タイミングとに基づいて、次の1周期における新たなゼロクロス点特定用パラメータを算出し、算出した次の1周期における新たなゼロクロス点特定用パラメータと前記交流電圧の周期とに基づいて次の1周期における新たなゼロ交差時刻を特定し、特定した次の1周期における新たなゼロ交差時刻に基づいてスイッチング素子の開閉動作を制御する処理を繰り返す、
    請求項1または請求項2に記載のゼロクロス点検出装置。
  4. 交流電源が出力する交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流回路と、
    交流電源の出力と前記整流回路との間に直列に接続されたリアクトルと、
    前記リアクトルを介して前記整流回路に加えられる交流電圧経路間に並列に接続され、開閉動作を行うスイッチング素子と、
    前記整流回路に並列に接続された平滑回路と、
    交流電源から出力される交流電圧と所定の正の電圧との交差を検出するクロス点検出部と、
    前記交流電圧がゼロボルト以下の電圧から上昇した後に前記クロス点検出部が前記交差を最初に検出した第1検出タイミングを特定し、前記交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に前記理想的な交流電圧が前記第1検出タイミング以降に前記所定の正の電圧と交差する最初のタイミングよりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された前記第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻から前記理想的な交流電圧が前記検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミングよりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、前記交流電源が高電圧側から低電圧側に変化した際に前記クロス点検出部が前記交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定し、前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングと前記交流電圧の周期とを用いて、前記交流電圧の半周期から前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングとの差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出し、前記ゼロクロス点特定用パラメータと前記交流電圧の周期とに基づいて前記交流電圧とゼロボルトとが交差するゼロ交差時刻を特定し、特定したゼロ交差時刻に基づいて前記交流電圧を直流電圧に整流する際に用いるスイッチング素子の開閉動作を制御する制御回路と、
    を備える電源装置。
  5. クロス点検出部は、交流電源から出力される交流電圧と所定の正の電圧との交差を検出し、
    制御回路は、前記交流電圧がゼロボルト以下の電圧から上昇した後に前記クロス点検出部が前記交差を最初に検出した第1検出タイミングを特定し、前記交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に前記理想的な交流電圧が前記第1検出タイミング以降に前記所定の正の電圧と交差する最初のタイミングよりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された前記第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻から前記理想的な交流電圧が前記検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミングよりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、前記交流電圧が時間の経過に伴って下がった際に前記クロス点検出部が前記交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定し、前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングと前記交流電圧の周期とを用いて、前記交流電圧の半周期から前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングとの差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出し、前記ゼロクロス点特定用パラメータと前記交流電圧の周期とに基づいて前記交流電圧とゼロボルトとが交差するゼロ交差時刻を特定し、特定したゼロ交差時刻に基づいて前記交流電圧を直流電圧に整流する際に用いるスイッチング素子の開閉動作を制御する、ゼロクロス点検出方法。
  6. コンピュータを、
    交流電源から出力される交流電圧と所定の正の電圧との交差を検出するクロス点検出手段、
    前記交流電圧がゼロボルト以下の電圧から上昇した後に前記クロス点検出手段が前記交差を最初に検出した第1検出タイミングを特定し、前記交流電圧が単一周波数の正弦波波形の理想的な交流電圧であると仮定した場合に前記理想的な交流電圧が前記第1検出タイミング以降に前記所定の正の電圧と交差する最初のタイミングよりも前の時刻であって当該タイミングに基づいて決定された前記第1検出タイミングを基準とした検出停止期間の終了時刻から前記理想的な交流電圧が前記検出停止期間の終了以降にゼロボルトと交差する最初のタイミングよりも早いタイミングまでの所定の検出期間において、前記交流電圧が時間の経過に伴って下がった際に前記クロス点検出手段が前記交差を最後に検出した第2検出タイミングを特定し、前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングと前記交流電圧の周期とを用いて、前記交流電圧の半周期から前記第1検出タイミングと前記第2検出タイミングとの差を減じた値を半分にしたゼロクロス点特定用パラメータを算出し、前記ゼロクロス点特定用パラメータと前記交流電圧の周期とに基づいて前記交流電圧とゼロボルトとが交差するゼロ交差時刻を特定し、特定したゼロ交差時刻に基づいて前記交流電圧を直流電圧に整流する際に用いるスイッチング素子の開閉動作を制御する制御手段、
    として機能させるプログラム。
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