JP2014201322A - ウォーターサーバー - Google Patents
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Abstract
【課題】エアレス構造のウォーターサーバーに好適な殺菌方法を提供する。【解決手段】このウォーターサーバー1は、袋体4から冷水タンク5と温水タンク6との順に空気の混入を禁止した状態で飲料水を供給するものであって、冷水タンク5内の飲料水を冷やす冷水モードと、温水タンク6内の飲料水を温める温水モードと、温水タンク6内で温められた飲料水で冷水タンク5内を殺菌する殺菌モードとを有するとともに、前記冷水モードと、前記温水モードと、前記殺菌モードとのいずれかを択一的に選択可能なモード選択スイッチを備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、いわゆるエアレス構造のウォーターサーバーに関するものである。
飲料水の入ったウォーターボトルから、該飲料水を前記ウォーターボトルの下方に設置された冷水タンクと、この冷水タンクのさらに下方に設置された温水タンクとに送るときに、これらのウォーターボトルや冷水タンクや温水タンク内において、特に衛生面を考慮して、飲料水と空気とが触れにくいようにした、エアレス構造のウォーターサーバーが種々開発されている。
例えば特許文献1は、本発明者が先に開発したものであるが、このウォーターサーバーでは、飲料水の入った袋体から、該飲料水を袋体の下方に設置された冷水タンクと、この冷水タンクのさらに下方に設置された温水タンクとに順に供給するように構成されたエア抜き構造を備えており、このエア抜き構造は、冷水タンク内の頂部付近と温水タンク内とを連通する連通管と、袋体から冷水タンクに飲料水を供給したときに、連通管を介して冷水タンクから温水タンク内に排出された空気又は飲料水を温水タンクの頂部付近から排出する排出管とを備えている。これにより、タンク内がエアレス状態となるまでに時間を大幅に短縮できる。
上記特許文献1では、ウォーターボトルや冷水タンクや温水タンク内において飲料水と空気とが触れにくいことから、衛生面での考慮がなされているものの、ウォーターボトルの取替えなどで冷水タンク内に若干の空気が混入することがある。その場合でも、温水タンク内の飲料水は加熱されて殺菌されるので特に問題とはならないが、冷水タンク内の飲料水は冷却されて細菌の増殖が抑制されるだけであるので、この冷水タンク内の飲料水についてもなんらかの方法で殺菌されることが好ましい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、エアレス構造のウォーターサーバーに好適な殺菌方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、飲料水を含む液体を充填可能な第一容器と、前記第一容器の下方に設置されかつ冷却手段を備えた第二容器と、この第二容器のさらに下方に設置されかつ加熱手段を備えた第三容器とを有し、前記第一の容器内の液体を前記第二容器と前記第三容器との順に供給して、前記第二容器内に供給された液体を前記冷却手段で冷却するとともに、前記第三容器内に供給された液体を前記加熱手段で加熱するように構成したウォーターサーバーであって、前記第二容器内で冷却した液体を外部に提供可能な第一モードと、前記第三容器内で加熱された液体を外部に提供可能な第二モードと、前記第三容器内で加熱された液体を自然対流で前記第二容器内に流入させることにより、該第二容器内を殺菌可能な第三モードとを有するとともに、前記第一モードと前記第二モードと前記第三モードとのいずれかを択一的に選択可能なモード選択スイッチを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、前記第二容器内で冷却した液体を外部に提供可能な第一モードと、前記第三容器内で加熱された液体を外部に提供可能な第二モードと、前記第三容器内で加熱された液体を自然対流で前記第二容器内に流入させることにより、該第二容器内を殺菌可能な第三モードとを有するとともに、前記第一モードと前記第二モードと前記第三モードとのいずれかを択一的に選択可能なモード選択スイッチを備えたので、ワンタッチで各モードを実行することができる。このうちの第一モードと第二モードとでは、エアレス構造により、各容器内において液体と空気とが触れにくくして、衛生面での考慮がなされる一方、第三モードでは、第一容器の取替えなどで第二容器内に若干の空気が混入した場合であっても、第三容器内で加熱された液体で第二容器内の溶液を殺菌することができる。このようにして、エアレス構造のウォーターサーバーに好適な殺菌方法を得ることができた。
請求項2記載の発明のように、前記第二容器内の頂部付近と前記第三容器内とを連通する連通管と、前記第二容器の底部付近に接続されかつ第一弁が介装された第一管路と、前記第三容器の頂部付近に接続されかつ第二弁が介装された第二管路と、前記第一管路と前記第二管路とが合流されかつ第三弁を介して外部に開放された第三管路とを備え、前記モード選択スイッチで第三モードが選択されたときには、前記第三弁が閉じられたことを条件として、前記第一弁と前記第二弁とが開かれるように構成することが好ましい。
請求項2記載の発明によれば、前記第二容器内の頂部付近と前記第三容器内とを連通する連通管と、前記第二容器の底部付近に接続されかつ第一弁が介装された第一管路と、前記第三容器の頂部付近に接続されかつ第二弁が介装された第二管路と、前記第一管路と前記第二管路とが合流されかつ第三弁を介して外部に開放された第三管路とを備え、前記モード選択スイッチで第三モードが選択されたときには、前記第三弁が閉じられたことを条件として、前記第一弁と前記第二弁とが開かれるように構成したので、各モードを確実に実行することができる。また、請求項2記載の発明によれば、最終的に外部に開放されているのは第三弁だけであるので、第三モードで管路系統のほとんどすべてを殺菌できるようになる。
請求項3記載の発明のように、少なくとも前記第一弁と前記第二弁とを、前記モード選択スイッチでの選択モードに応じて開閉される自動弁で構成することが好ましい。
請求項3記載の発明のように、少なくとも前記第一弁と前記第二弁とを、前記モード選択スイッチでの選択モードに応じて開閉される自動弁で構成したので、各モードをより確実に実行することができる。
あるいは、請求項4記載の発明のように、前記第二容器内の頂部付近と前記第三容器内とを連通する連通管と、前記第二容器の底部付近に接続されかつ第四弁を介して外部に開放された第四管路と、前記第三容器の頂部付近に接続されかつ第五弁を介して外部に開放された第五管路と、前記第四管路の上流側と前記第五管路の第五弁の上流側とが第六弁を介して合流された第六管路とを備え、前記モード選択スイッチで第三モードが選択されたときには、前記第四弁と第五弁とが閉じられたことを条件として、前記第六弁が開かれるように構成することが好ましい。
請求項4記載の発明によれば、前記第二容器内の頂部付近と前記第三容器内とを連通する連通管と、前記第二容器の底部付近に接続されかつ第四弁を介して外部に開放された第四管路と、前記第三容器の頂部付近に接続されかつ第五弁を介して外部に開放された第五管路と、前記第四管路の上流側と前記第五管路の第五弁の上流側とが第六弁を介して合流された第六管路とを備え、前記モード選択スイッチで第三モードが選択されたときには、前記第四弁と第五弁とが閉じられたことを条件として、前記第六弁が開かれるように構成したので、各モードを確実に実行することができる。
請求項5記載の発明のように、少なくとも前記第六弁を、前記モード選択スイッチでの選択モードに応じて開閉される自動弁で構成することが好ましい。
請求項5記載の発明によれば、少なくとも前記第六弁を、前記モード選択スイッチでの選択モードに応じて開閉される自動弁で構成したので、各モードをより確実に実行することができる。
請求項6記載の発明のように、前記モード選択スイッチで選択されたモードを示す表示ランプを、前記モード選択スイッチの近傍に備えることが好ましい。
請求項6記載の発明によれば、前記モード選択スイッチで選択されたモードを示す表示ランプを、前記モード選択スイッチの近傍に備えたので、どのモードを実行するのかを視認できて便利である。
本発明によれば、前記第二容器内で冷却した液体を外部に提供可能な第一モードと、前記第三容器内で加熱された液体を外部に提供可能な第二モードと、前記第三容器内で加熱された液体を自然対流で前記第二容器内に流入させることにより、該第二容器内を殺菌可能な第三モードとを有するとともに、前記第一モードと前記第二モードと前記第三モードとのいずれかを択一的に選択可能なモード選択スイッチを備えたので、ワンタッチで各モードを実行することができる。このうちの第一モードと第二モードとでは、エアレス構造により、各容器内において液体と空気とが触れにくくして、衛生面での考慮がなされる一方、第三モードでは、第一容器の取替えなどで第二容器内に若干の空気が混入した場合であっても、第三容器内で加熱された液体で第二容器内の溶液を殺菌することができる。このようにして、エアレス構造のウォーターサーバーに好適な殺菌方法を得ることができた。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係るウォーターサーバー1の全体構成を模式的に示す側断面図、図2は本実施形態1に係るウォーターサーバー1のサーバー本体3の上部付近を示す正面図である。なお、同図1中の左側が正面、右側が背面をそれぞれ示している。また、ウォーターサーバー1の材料としては、主に合成樹脂、ゴム、金属などが適所に使用されている。
図1は本発明の実施形態1に係るウォーターサーバー1の全体構成を模式的に示す側断面図、図2は本実施形態1に係るウォーターサーバー1のサーバー本体3の上部付近を示す正面図である。なお、同図1中の左側が正面、右側が背面をそれぞれ示している。また、ウォーターサーバー1の材料としては、主に合成樹脂、ゴム、金属などが適所に使用されている。
図1に示すように、このウォーターサーバー1は、ボトルホルダ2とサーバー本体3とからなっている。ボトルホルダ2は、飲料水Wの入った袋体(第一容器に相当する。)4を内部にセットし、或いは、このセットした袋体4を外部に取り出すために、サーバー本体3上で開閉自在に取り付けられている(図1中の符号2は閉状態、符号2’は開状態をそれぞれ示している)。また、サーバー本体3の内部には、飲料水Wを冷却する冷水タンク5と、飲料水Wを温める温水タンク6とが上下に配置されている。
袋体4は、例えば多層構造のナイロンフィルムなどの伸縮性に富む材料からなり、その内部に充填された飲料水の減少につれて縮小変形可能なものである。そして、飲料水が充填された初期状態では、全体として丸みを帯び、かつ、やや扁平な六面体状をなしている。ここでは、この袋体4を、支持部7で略立ち姿勢にて支持するようになっている。袋体4の初期状態における形状としては、例えば正方形や円筒形状など他の形状であってもよい。
支持部7は、袋体4の縮小変形をできるだけ邪魔しないように、背面から正面寄りにかけて比較的大きなアールを設けるとともに、正面で比較的小さなアールを設けている。そして、両アール間で、袋体4の内部に充填された飲料水の取り出し時に、その袋体4が無理なねじれを生じることなく縮小変形するようにセットできるようになっている。なお、図示はしていないが、支持部7の左右両側にも適当なアールを設けて、同様の作用効果を奏するようになっている。
支持部7で支持された袋体4は、その正面側の底面付近において、ニードル8を水平或いは若干先下がりとなるような向きに突き刺すことにより、その部位に孔を開けることができる。ニードル8は、正面側の支持部7に取り付けられて前記袋体4に突き刺すようになっている。なお、ニードル8を袋体4に突き刺す向きはこれに限定されず、上向きや下向きやそれらの中間の向きなどのいずれであってもよい。
そして、ニードル8の基部に接続された例えばシリコンゴム製の可撓性ホース9と、このホース9にさらに接続されたライン10とを介して、袋体4から取り出された飲料水が冷水タンク(第二容器に相当する。)5に供給されるようになっている。また、冷水タンク5に供給された飲料水の一部が連通管102を介して、温水タンク(第三容器に相当する。)6にも供給されるようになっている。
すなわち、図1に示すように、冷水タンク5の頂部中央付近に凸部101を設けるとともに、この凸部101内と温水タンク6内の底部付近とを略直線的に連通する連通管102を備えている。具体的には、略円筒状の凸部101を冷水タンク5の頂部から若干突出させるとともに、連通管102の上端を凸部101内に挿入して開口させることにより、いわゆる二重管状構造としている。そして、給水ライン10を、この凸部101から離間した部位に接続することで、給水ライン10から供給される飲料水Wが、連通管102から直接流出しないようになっており、これにより、冷水タンク5内の空気Aを温水タンク6内に流出しやすいようにもなっている。
また、冷水タンク5内の飲料水Wを該冷水タンク5の底部付近から先下がりで排出する排液管(第一管路に相当する。)51を設けるとともに、温水タンク6内の飲料水Wを該温水タンク6の頂部付近から排出する排出管(第二管路に相当する。)63を設けている。排液管51には電磁弁等の自動弁(第一弁に相当する。)11が介装され、排出管63には同じく自動弁(第二弁に相当する。)12が介装されている。そして、これらの自動弁12,13の各下流側は合流管52となり、手動弁(第三弁に相当する。)13を介して外部に開放されている。
冷水タンク5には、飲料水を冷却するための冷凍機等の冷却手段50が備わっており、袋体4から供給された飲料水は、この冷却手段50で冷却されることにより、冷水タンク5内で4〜10℃程度の温度に維持されるようになっている。ここで、冷却手段50は冷水タンク5の周辺に配置されている。このため、冷水タンク5内の飲料水を冷やす冷水モードでは、この冷却手段50で冷却されることにより、冷却タンク5内の飲料水は、タンク周壁にそって下向きに流れ、タンク中央に配置された連通管の外壁にそって上向きに流れるような自然対流を発生する。この自然対流により、冷却タンク5内の飲料水が攪拌されてほぼ均一に冷却されるようになっている。ただし、後述する殺菌モードでは、この冷却手段50で冷却されないことから、むしろタンク壁を通して外部熱を吸収することにより、前記と逆向きの自然対流が発生するものと考えられる。
温水タンク6には、飲料水を加熱するためのバンドヒータやシーズヒータ等の加熱手段60が備わっており、袋体4から供給された飲料水は、この加熱手段60で加熱されることにより、温水タンク6内で80〜90℃程度の温度に維持されるようになっている。ここで、加熱手段60は温水タンク5の周辺に配置されている。このため、後述する温水モードでは、この加熱手段60で加熱されることにより、温水タンク6内の飲料水は、タンク周壁にそって上向きに流れ、タンク中央に配置された連通管の外壁にそって下向きに流れるような自然対流を発生する。この自然対流により、温水タンク5内の飲料水が攪拌されてほぼ均一に温められるようになっている。また、後述する殺菌モードでも、この加熱手段60で加熱されることから、前記と同じ向きの自然対流が発生するものと考えられる。
また、冷水タンク5で冷された飲料水Wと、温水タンク6で温められた飲料水Wとは、それぞれの自動弁11,12と手動弁13とを適宜タイミングで開閉することにより、図示しないコップ等に所定量だけ注がれるようになっている。
図3は本実施形態1に係るウォーターサーバー1の主に弁類の制御系を示すブロック図である。
本実施形態1に係るウォーターサーバー1の主に弁類の制御系は、図3に示すように、冷水ランプ201と、冷水スイッチ202と、温水ランプ203と、温水スイッチ204と、殺菌ランプ205と、殺菌スイッチ206と、自動弁(V1)11と、自動弁(V2)12と、手動弁(V3)13とを備えている。
ここで、冷水スイッチ202は、冷水タンク5内の飲料水を冷やす冷水モード(第一モードに相当する。)を選択するためのモード選択スイッチであり、冷水ランプ201はその冷水スイッチ202で冷水モードが選択されたことを表示するものである。また、温水スイッチ204は、温水タンク6内の飲料水を温める温水モード(第二モードに相当する。)を選択するためのモード選択スイッチであり、温水ランプ203は温水スイッチ204で温水モードが選択されたことを表示するものである。また、殺菌スイッチ206は、温水タンク6内で温められた飲料水(温水)で冷水タンク内の飲料水を殺菌する殺菌モード(第三モードに相当する。)を選択するためのモード選択スイッチであり、殺菌ランプ205は殺菌スイッチ206で殺菌モードが選択されたことを表示するものである。
そして、ウォーターサーバー1のサーバー本体3正面上部には、操作盤200が配置されており、使用者は、この操作盤200に配置された冷水スイッチ202と温水スイッチ204と殺菌スイッチ206とを操作する際に、これらのスイッチ近くに配置された冷水ランプ201と温水ランプ203と殺菌ランプ205とを視認できるようになっている。また、ウォーターサーバー1のサーバー本体3の内部には、この操作盤200と、自動弁11,12の通電回路211,212と、手動弁13のリミットスイッチ(LS)213とにそれぞれ電気的に接続された制御装置210が配置されている。そして、この制御装置210の制御下で本ウォーターサーバー1が動作するようになっている。
図4は本ウォーターサーバー1の主に弁類の動作例を示すフローチャート、図5〜図8は本ウォーターサーバー1の動作例を示す説明図である。なお、図5〜図8中の弁において黒塗りのものは閉、白抜きのものは開である。ここで、ステップS1に入る前に、ウォーターサーバー1のボトルホルダ2を開いて、ボトルホルダ2’のようにした状態で、支持部7上に袋体4を略立ち姿勢で支持することにより、その袋体4を所定位置にセットしているものとする。
そして、袋体4から冷水タンク5内への飲料水Wの供給を開始する。まず、ニードル8を支持部7にセットする。ユーザはニードル8を袋体4に押し込むように手動操作する。すると、ニードル8の先端部が、袋体4の正面下方を突き破って、その内部にまで到達する。
すると、袋体4が縮小する向きに働く張力と、該袋体4内に充填された飲料水W自身の重量とが同時に作用することによって、袋体4内の飲料水Wが、ニードル8からホース9内へと排出される。ホース9に排出された飲料水Wは、さらにライン10を通って、冷水タンク5に供給される。しかる後に、ウォーターサーバー1のボトルホルダ2’を閉めて、ボトルホルダ2のようにした状態とする。ただし、ボトルホルダ2は必ずしも開閉可能とする必要はなく、例えばサーバー本体3上に載置しただけでもよい。
ところで、電源を投入すると、初期モードとして、自動弁(V1)11が閉じられ、自動弁(V2)12が開かれる(ステップS1)。手動弁(V3)13は閉じられているものとする。そうすると、袋体4から冷水タンク5及び温水タンク6内に飲料水Wを供給しようとしても、冷水タンク5内と温水タンク6内とにそれぞれ大量の空気Aが入っているために、両タンク5,6内に飲料水Wが供給されにくい。そこで、温水タンク6の手動弁13を開くと、図5に示すように、冷水タンク5内の空気Aが凸部101に集められ、そこから連通管102を通って、温水タンク6内へと流出される。温水タンク6内に流出した空気Aは排出管63を介して手動弁13から外部に排出される。このため、ライン10から冷水タンク5内に飲料水Wが供給されるようになる。
そして、冷水タンク5内が飲料水Wで満たされると、今度は連通管102から温水タンク6へ飲料水Wが流出する。温水タンク6がこの飲料水Wで満たされるまで、手動弁13から空気Aが出てくるので、それまでは、手動弁13は開いたままとする。温水タンク6が飲料水Wで満たされた後のそれぞれのタンク5,6からの使用分は、各タンク5,6に個別に供給されるようになる。
このようにして、冷水タンク5内に飲料水Wが供給される際に、この供給される飲料水Wで冷水タンク5内の初期空気Aが連通管102を通じて温水タンク6に排出されることにより、冷水タンク5内と温水タンク6内とを速やかにエアレス状態とすることができる。しかる後に、手動弁13を閉じると、所定シーケンスにしたがって、冷水タンク5内の飲料水Wは冷却手段50で冷やされ、温水タンク6内の飲料水Wは加熱手段60で温められる。
ついで、冷水スイッチ202がonかoffかが判断される(ステップS2)。いま、冷水スイッチ202がonとなったとする。このとき、自動弁11を開とし、自動弁12を閉としてから(ステップS3)、冷水ランプ201がonとなる(ステップS4)。すると、図6に示すように、冷水タンク5内で冷やされた飲料水(冷水)を供給可能となる。そして、手動弁13を適宜開閉して、図示しない紙コップなどに給水してから、ステップS2に戻るが、今度は、冷水スイッチ202がoffとなったとすると、冷水ランプ201がoffとなる(ステップS5)。
ついで、温水スイッチ204がonかoffかが判断される(ステップS6)。いま、温水スイッチ204がonとなったとする。このとき、自動弁11を閉とし、自動弁12を開としてから(ステップS7)、温水ランプ203がonとなる(ステップS8)。すると、図7に示すように、温水タンク6内で温められた飲料水(温水)を供給可能となる。そして、手動弁13を適宜開閉して、図示しない紙コップなどに給水してから、ステップS2に戻るが、今度は、温水スイッチ204がoffとなったとすると、温水ランプ203がoffとなる(ステップS9)。
ついで、殺菌スイッチ206がonかoffかが判断される(ステップS10)。いま、殺菌スイッチ206がonとなったとする。このとき、手動弁13が閉であるか否かが判断される(ステップS11)。いま、手動弁13が閉となったと判断されたとすると、自動弁11を開とし、自動弁12を開としてから(ステップS12)、殺菌ランプ205がonとなる(ステップS13)。すると、冷水タンク5の冷却手段50はoffとされ、これにより冷水タンク5内の飲料水Wは冷却されなくなる。一方、温水タンク6の加熱手段60はonとされ、これにより温水タンク6内の飲料水Wは加熱されて温水となる。そして、図8に示すように、温水タンク6内の温水が、冷水タンク5内に自然対流だけで流入し、その流入した温水の量に応じて冷水タンク5内の冷水が温水タンク6内に流入する。これにより、両タンク内での飲料水が循環され、冷水タンク5内の水温が55℃程度まで上昇して殺菌されることになる。しかる後に、ステップS2に戻るが、今度は、殺菌スイッチ206がoffとなったか、あるいはonであるが、手動弁13が開であるとすると、殺菌ランプ205がoffとなる(ステップS14)。
袋体4内の飲料水Wを使いきってしまうと、それを飲料水Wが充填された別の袋体4と交換する必要があるが、このときには、ウォーターサーバー1のボトルホルダ2を再び開いて、ボトルホルダ2’のようにした状態で、別の袋体4を所定位置にセットした後、再度前記ステップS1〜S14を繰り返すことにより、給水を行うことができるようになる。電源をカットすると、すべての動作は終了する。
以上説明したように、本実施形態1によれば、冷水タンク5内の飲料水Wを冷やす冷水モードと、温水タンク6内の飲料水Wを温める温水モードと、温水タンク6内で温められた飲料水Wで冷水タンク5内を殺菌する殺菌モードとを有するとともに、前記冷水モードと、前記温水モードと、前記殺菌モードとのいずれかを択一的に選択可能なモード選択スイッチ(冷水スイッチ202、温水スイッチ204、殺菌スイッチ206)を備えたので、ワンタッチで各モードを実行することができる。このうちの冷水モードと温水モードとでは、エアレス構造により、各タンク内において飲料水Wと空気Aとが触れにくくして、衛生面での考慮がなされる一方、第三モードでは、袋体4の取替えなどで冷水タンク5内に若干の空気Aが混入した場合であっても、温水タンク6内で加熱された飲料水Wで冷水タンク5内の飲料水Wを殺菌することができる。このようにして、エアレス構造のウォーターサーバー1に好適な殺菌方法を得ることができた。また、本実施形態1によれば、最終的に外部に開放されているのは手動弁13だけであるので、前記殺菌モードで管路系統のほとんどすべてを殺菌できるようになる。
(実施形態2)
図9は本発明の実施形態2に係るウォーターサーバー1aの全体構成を模式的に示す側断面図、図10は本実施形態2に係るウォーターサーバー1aのサーバー本体3の上部付近を示す正面図である。なお、同図1a中の左側が正面、右側が背面をそれぞれ示している。また、ウォーターサーバー1aの材料としては、主に合成樹脂、ゴム、金属などが適所に使用されている。ただし、以下では、上記実施形態1に係るウォーターサーバー1と共通する要素には、同番号をつけることで、その詳細説明を省略することがある。
図9は本発明の実施形態2に係るウォーターサーバー1aの全体構成を模式的に示す側断面図、図10は本実施形態2に係るウォーターサーバー1aのサーバー本体3の上部付近を示す正面図である。なお、同図1a中の左側が正面、右側が背面をそれぞれ示している。また、ウォーターサーバー1aの材料としては、主に合成樹脂、ゴム、金属などが適所に使用されている。ただし、以下では、上記実施形態1に係るウォーターサーバー1と共通する要素には、同番号をつけることで、その詳細説明を省略することがある。
図9に示すように、このウォーターサーバー1aは、ボトルホルダ2とサーバー本体3とからなっている。ボトルホルダ2は、飲料水Wの入った袋体(第一容器に相当する。)4を内部にセットし、或いは、このセットした袋体4を外部に取り出すために、サーバー本体3上で開閉自在に取り付けられている(図9中の符号2は閉状態、符号2’は開状態をそれぞれ示している)。また、サーバー本体3の内部には、飲料水Wを冷却する冷水タンク5と、飲料水Wを温める温水タンク6とが上下に配置されている。袋体4、支持部7及びニードル8は上述したとおりである。
そして、ニードル8の基部に接続された例えばシリコンゴム製の可撓性ホース9と、このホース9にさらに接続されたライン10とを介して、袋体4から取り出された飲料水Wが冷水タンク(第二容器に相当する。)5に供給されるようになっている。また、冷水タンク5に供給された飲料水Wの一部が連通管102を介して、温水タンク(第三容器に相当する。)6にも供給されるようになっている。
すなわち、図9に示すように、冷水タンク5の頂部中央付近に凸部101を設けるとともに、この凸部101内と温水タンク6内とを略直線的に連通する連通管102を備えている。具体的には、略円筒状の凸部101を冷水タンク5の頂部から若干突出させるとともに、連通管102の上端を凸部101内に挿入して開口させることにより、いわゆる二重管状構造としている。そして、給水ライン10を、この凸部101から離間した部位に接続することで、給水ライン10から供給される飲料水Wが、連通管102から直接流出しないようになっており、これにより、冷水タンク5内の空気Aを温水タンク6内に流出しやすいようにもなっている。
また、冷水タンク5内の飲料水Wを該冷水タンク5の底部付近から先下がりで排出する排液管(第四管路に相当する。)51を設けるとともに、温水タンク6内の飲料水Wを該温水タンク6の頂部付近から排出する排出管(第五管路に相当する。)63を設けている。排液管51には手動弁(第四弁に相当する。)11aが介装され、排出管63には手動弁(第五弁に相当する。)12aが介装されている。そして、手動弁11a,12aの各上流側は合流されて合流管52aとなり、自動弁(第六弁に相当する。)13aを介して外部に開放されている。
冷水タンク5には、飲料水を冷却するための冷凍機等の冷却手段50が備わっており、袋体4から供給された飲料水は、この冷却手段50で冷却されることにより、冷水タンク5内で4〜10℃程度の温度に維持されるようになっている。ここで、冷却手段50の配置と、それによる自然対流の向きなどは上述したとおりである。
温水タンク6には、飲料水を加熱するためのバンドヒータやシーズヒータ等の加熱手段60が備わっており、袋体4から供給された飲料水は、この加熱手段60で加熱されることにより、温水タンク6内で80〜90℃程度の温度に維持されるようになっている。ここで、加熱手段60の配置と、それによる自然対流の向きなどは上述したとおりである。
また、冷水タンク5で冷された飲料水Wと、温水タンク6で温められた飲料水Wとは、手動弁11a,12aをそれぞれ開閉することにより、図示しないコップ等に所定量だけ注がれるようになっている。
図11は本実施形態2に係るウォーターサーバー1aの主に弁類の制御系を示すブロック図である。本実施形態2に係るウォーターサーバー1aの主に弁類の制御系は、図11に示すように、冷水ランプ201と、冷水スイッチ202と、温水ランプ203と、温水スイッチ204と、殺菌ランプ205と、殺菌スイッチ206と、手動弁(V1a)11aと、手動弁(V2a)12aと、自動弁(V3a)13aとを備えている。
ここで、冷水スイッチ202は、冷水タンク5内の飲料水Wを冷やす冷水モード(第一モードに相当する。)を選択するためのモード選択スイッチであり、冷水ランプ201はその冷水スイッチ202で冷水タンクが選択されたことを表示するものである。また、温水スイッチ204は、温水タンク6内の飲料水Wを温める温水モード(第二モードに相当する。)を選択するためのモード選択スイッチであり、温水ランプ203は温水スイッチ204で温水モードが選択されたことを表示するものである。また、殺菌スイッチ206は、温水タンク6内で温められた飲料水(温水)Wで冷水タンク5内の飲料水を殺菌する殺菌モード(第三モードに相当する。)を選択するためのモード選択スイッチであり、殺菌ランプ205は殺菌スイッチ206で殺菌モードが選択されたことを表示するものである。
そして、ウォーターサーバー1aのサーバー本体3正面上部には、操作盤200が配置されており、使用者は、この操作盤200に配置された冷水スイッチ202と温水スイッチ204と殺菌スイッチ206とを操作する際に、これらのスイッチ近くに配置された冷水ランプ201と温水ランプ203と殺菌ランプ205とを視認できるようになっている。また、ウォーターサーバー1aのサーバー本体3の内部には、この操作盤200と、手動弁11a,12aのリミットスイッチ(LS)211a,212aと、自動弁13aの通電回路213aとにそれぞれ電気的に接続された制御装置210aが配置されている。そして、この制御装置210aの制御下で本ウォーターサーバー1aが動作するようになっている。
図12は本実施形態2に係るウォーターサーバー1aの主に弁類の動作例を示すフローチャート、図13〜図16は本ウォーターサーバー1aの動作例を示す説明図である。なお、図13〜図16中の弁において黒塗りのものは閉、白抜きのものは開である。ここで、ステップS1aに入る前に、ウォーターサーバー1aのボトルホルダ2を開いて、ボトルホルダ2’のようにした状態で、支持部7上に袋体4を略立ち姿勢で支持することにより、その袋体4を所定位置にセットしているものとする。
そして、袋体4から冷水タンク5内への飲料水Wの供給を開始する。まず、ニードル8を支持部7にセットする。ユーザはニードル8を袋体4に押し込むように手動操作する。すると、ニードル8の先端部が、袋体4の正面下方を突き破って、その内部にまで到達する。
すると、袋体4が縮小する向きに働く張力と、該袋体4内に充填された飲料水W自身の重量とが同時に作用することによって、袋体4内の飲料水Wが、ニードル8からホース9内へと排出される。ホース9に排出された飲料水Wは、さらにライン10を通って、冷水タンク5に供給される。しかる後に、ウォーターサーバー1aのボトルホルダ2’を閉めて、ボトルホルダ2のようにした状態とする。ただし、ボトルホルダ2は必ずしも開閉可能とする必要はなく、例えばサーバー本体3上に載置しただけでもよい。
ところで、電源を投入すると、初期モードとして、手動弁11aが開かれ、手動弁12aと自動弁13aとが閉じられる(ステップS1a)。そうすると、袋体4から冷水タンク5及び温水タンク6内に飲料水Wを供給しようとしても、冷水タンク5内と温水タンク6内とにそれぞれ大量の空気Aが入っているために、両タンク5,6内に飲料水Wが供給されにくい。そこで、ステップS1aでは、手動弁11aと自動弁13aとが閉じられたことを条件として、温水タンク6の手動弁12aを開くと、図13に示すように、冷水タンク5内の空気Aが凸部101に集められ、そこから連通管102を通って、温水タンク6内へと流出される。温水タンク6内に流出した空気Aは排出管63を介して手動弁12aから外部に排出される。このため、ライン10から冷水タンク5内に飲料水Wが供給されるようになる。
そして、冷水タンク5内が飲料水Wで満たされると、今度は連通管102から温水タンク6へ飲料水Wが流出する。温水タンク6がこの飲料水Wで満たされるまで、手動弁12aから空気Aが出てくるので、それまでは、手動弁12aは開いたままとする。温水タンク6が飲料水Wで満たされた後のそれぞれのタンク5,6からの使用分は、各タンク5,6に個別に供給されるようになる。
このようにして、冷水タンク5内に飲料水Wが供給される際に、この供給される飲料水Wで冷水タンク5内の初期空気Aが連通管102を通じて温水タンク6に排出されることにより、冷水タンク5内と温水タンク6内とを速やかにエアレス状態とすることができる。しかる後に、手動弁12aを閉じると、所定シーケンスにしたがって、冷水タンク5は冷やされ、温水タンク6は温められる。
ついで、冷水スイッチ202がonかoffかが判断される(ステップS2)。いま、冷水スイッチ202がonとなったとする。このとき、手動弁12aと自動弁13aとを閉としてから(ステップS3a)、冷水ランプ201がonとなる(ステップS4)。すると、図14に示すように、冷水タンク5内で冷やされた飲料水(冷水)が供給可能となる。そして、手動弁11aを適宜開閉して、図示しない紙コップなどに給水してから、ステップS2に戻るが、今度は、冷水スイッチ202がoffとなったとすると、冷水ランプ201がoffとなる(ステップS5)。
ついで、温水スイッチ204がonかoffかが判断される(ステップS6)。いま、温水スイッチ204がonとなったとする。このとき、手動弁11aと自動弁13aとを閉としてから(ステップS7a)、温水ランプ203がonとなる(ステップS8)。すると、図15に示すように、温水タンク6内で温められた飲料水(温水)が供給可能となる。そして、手動弁12aを適宜開閉して、図示しない紙コップなどに給水してから、ステップS2に戻るが、今度は、温水スイッチ204がoffとなったとすると、温水ランプ203がoffとなる(ステップS9)。
ついで、殺菌スイッチ206がonかoffかが判断される(ステップS10)。いま、殺菌スイッチ206がonとなったとする。このとき、手動弁11a,12aのいずれもが閉であるか否かが判断される(ステップS11a)。いま、手動弁11a,12aのいずれもが閉となったとすると、自動弁13aを開としてから(ステップS12a)、殺菌ランプ205がonとなる(ステップS13)。すると、冷却手段50はoffとされ、これにより冷水タンク5内の飲料水Wは冷却されなくなる。一方、加熱手段60はonとされ、これにより温水タンク6内の飲料水Wは加熱されて温水となる。そして、図16に示すように、温水タンク6内の温水が、冷水タンク5内に自然対流だけで流入し、その流入した温水の量に応じて冷水タンク5内の冷水が温水タンク6内に流入する。これにより、両タンク内での飲用水が循環され、冷水タンク5内の水温が55℃程度まで上昇して殺菌されることになる。しかる後に、ステップS2に戻るが、今度は、殺菌スイッチ206がoffとなったか、あるいはonであるが、手動弁11a,12aのいずれかが開であるとすると、殺菌ランプ205がoffとなる(ステップS14)。
袋体4内の飲料水Wを使いきってしまうと、それを飲料水Wが充填された別の袋体4と交換する必要があるが、このときには、ウォーターサーバー1aのボトルホルダ2を再び開いて、ボトルホルダ2’のようにした状態で、別の袋体4を所定位置にセットした後、再度前記ステップS1a〜S14を繰り返すことにより、給水を行うことができるようになる。電源をカットすると、すべての動作は終了する。
以上説明したように、本実施形態2によっても、上記実施形態1と同様に、ワンタッチで各モードを実行することができる。このうちの冷水モードと温水モードとでは、エアレス構造により、各タンク内において飲料水と空気とが触れにくくして、衛生面での考慮がなされる一方、殺菌モードでは、袋体4の取替えなどで冷水タンク5内に若干の空気が混入した場合であっても、温水タンク6内で加熱された飲料水で冷水タンク5内の飲料水を殺菌することができる。このようにして、エアレス構造のウォーターサーバー1aに好適な殺菌方法を得ることができた。ただし、本実施形態2によれば、上記実施形態1よりも自動弁が少なくて済むので、その配置や製造コストにおいて有利となる。
なお、上記実施形態1,2では、飲料水Wを使用しているが、これに代えて、ジュース、酒類等のあらゆる液体を使用することができる。
また、上記実施形態1,2では、袋体4を使用して、それにニードルを突き刺すことにより、飲料水Wを取り出すが、これに代えて、PET製の容器とその接続用具とを使用してもよい。
また、上記実施形態1,2では、ウォーターサーバー1,1aのサーバー本体3内には、冷水タンク5と温水タンク6との両方を備えており、それらを連通管102で連通させて、エアレス構造としているが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではなく、その他のエアレス構造のウォーターサーバーに適用することもできるのはもちろんである。
また、上記実施形態1,2では、操作盤200に冷水スイッチ202の真上に冷水ランプ201を配置するとともに、温水スイッチ204の真上に温水ランプ203を配置し、殺菌スイッチ206の真上に殺菌ランプ205を配置したが、それらの配置等は任意であって、例えば冷水スイッチ202と冷水ランプ201とを一体とし、温水スイッチ204と温水ランプ203とを一体とし、殺菌スイッチ206を殺菌ランプ205と一体にしてもよい。さらには、冷水スイッチ202と温水スイッチ204と殺菌スイッチ206とを1個の切替スイッチにまとめるとともに、冷水ランプ201と温水ランプ203と殺菌ランプ205とをその周辺に配置してもよい。
また、上記実施形態1,2では、袋体4から冷水タンク5と温水タンク6とに給水してそれが完了してから電源を投入しているが、この間数分程度かかることになる。そこで、最初から電源を投入しておき、タイマーでこの数分程度遅れてからステップS1(S1a)に自動的に入るようにしてもよい。
また、上記実施形態1では、弁11,12を自動弁とし、弁13を手動弁としており、上記実施形態2では、弁11a,12aを手動弁とし、弁13aを自動弁としているが、全ての弁を自動弁として、自動的にエア抜きなどを行うようにしておくとさらに便利となる。
1,1a ウォーターサーバー
2,2’ ボトルホルダ
3 サーバー本体
4 袋体(第一容器に相当する。)
5 冷水タンク(第二容器に相当する。)
51 排液管(第一管路、第四管路に相当する。)
52 合流管(第三管路、第六管路に相当する。)
6 温水タンク(第三タンクに相当する。)
63 排出管(第二管路、第五管路に相当する。)
7 支持部
9 コネクタ
10 給水ライン
101 凸部
102 連通管
11,11a 弁(第一弁、第四弁に相当する。)
12,12a 弁(第二弁、第五弁に相当する。)
13,13a 弁(第三弁、第六弁に相当する。)
200 操作盤
201 冷水ランプ(表示ランプに相当する。)
202 冷水スイッチ(モード選択スイッチに相当する。)
203 温水ランプ(表示ランプに相当する。)
204 温水スイッチ(モード選択スイッチに相当する。)
205 殺菌ランプ(表示ランプに相当する。)
206 殺菌スイッチ(モード選択スイッチに相当する。)
210,210a 制御装置
A 空気
W 飲料水(液体の一種である。)
2,2’ ボトルホルダ
3 サーバー本体
4 袋体(第一容器に相当する。)
5 冷水タンク(第二容器に相当する。)
51 排液管(第一管路、第四管路に相当する。)
52 合流管(第三管路、第六管路に相当する。)
6 温水タンク(第三タンクに相当する。)
63 排出管(第二管路、第五管路に相当する。)
7 支持部
9 コネクタ
10 給水ライン
101 凸部
102 連通管
11,11a 弁(第一弁、第四弁に相当する。)
12,12a 弁(第二弁、第五弁に相当する。)
13,13a 弁(第三弁、第六弁に相当する。)
200 操作盤
201 冷水ランプ(表示ランプに相当する。)
202 冷水スイッチ(モード選択スイッチに相当する。)
203 温水ランプ(表示ランプに相当する。)
204 温水スイッチ(モード選択スイッチに相当する。)
205 殺菌ランプ(表示ランプに相当する。)
206 殺菌スイッチ(モード選択スイッチに相当する。)
210,210a 制御装置
A 空気
W 飲料水(液体の一種である。)
Claims (6)
- 飲料水を含む液体を充填可能な第一容器と、前記第一容器の下方に設置されかつ冷却手段を備えた第二容器と、この第二容器のさらに下方に設置されかつ加熱手段を備えた第三容器とを有し、前記第一の容器内の液体を前記第二容器と前記第三容器との順に供給して、前記第二容器内に供給された液体を前記冷却手段で冷却するとともに、前記第三容器内に供給された液体を前記加熱手段で加熱するように構成したウォーターサーバーであって、
前記第二容器内で冷却した液体を外部に提供可能な第一モードと、
前記第三容器内で加熱された液体を外部に提供可能な第二モードと、
前記第三容器内で加熱された液体を自然対流で前記第二容器内に流入させることにより、該第二容器内を殺菌可能な第三モードとを有するとともに、
前記第一モードと前記第二モードと前記第三モードとのいずれかを択一的に選択可能なモード選択スイッチを備えたことを特徴とするウォーターサーバー。 - 前記第二容器内の頂部付近と前記第三容器内とを連通する連通管と、前記第二容器の底部付近に接続されかつ第一弁が介装された第一管路と、前記第三容器の頂部付近に接続されかつ第二弁が介装された第二管路と、前記第一管路と前記第二管路とが合流されかつ第三弁を介して外部に開放された第三管路とを備え、
前記モード選択スイッチで第三モードが選択されたときには、前記第三弁が閉じられたことを条件として、前記第一弁と前記第二弁とが開かれるように構成したことを特徴とする請求項1記載のウォーターサーバー。 - 少なくとも前記第一弁と前記第二弁とを、前記モード選択スイッチでの選択モードに応じて開閉される自動弁で構成したことを特徴とする請求項2記載のウォーターサーバー。
- 前記第二容器内の頂部付近と前記第三容器内とを連通する連通管と、前記第二容器の底部付近に接続されかつ第四弁を介して外部に開放された第四管路と、前記第三容器の頂部付近に接続されかつ第五弁を介して外部に開放された第五管路と、前記第四管路の上流側と前記第五管路の第五弁の上流側とが第六弁を介して合流された第六管路とを備え、
前記モード選択スイッチで第三モードが選択されたときには、前記第四弁と第五弁とが閉じられたことを条件として、前記第六弁が開かれるように構成したことを特徴とする請求項1記載のウォーターサーバー。 - 少なくとも前記第六弁を、前記モード選択スイッチでの選択モードに応じて開閉される自動弁で構成したことを特徴とする請求項4記載のウォーターサーバー。
- 前記モード選択スイッチで選択されたモードを示す表示ランプを、前記モード選択スイッチの近傍に備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のウォーターサーバー。
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- 2013-04-02 JP JP2013077299A patent/JP2014201322A/ja active Pending
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