JP6892793B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、飲料供給装置に関する。
従来より、飲料ボトルから取り入れた飲料(例えば水)を供給ノズルから供給する飲料供給装置が知られている。この飲料供給装置は、飲料ボトルを搭載可能又は内蔵可能なサーバー本体と、当該サーバー本体内に収容されて、飲料ボトルから取り入れた飲料を所定の温度に温調して貯留する貯留タンクとを備えている。貯留タンクに溜められた飲料は、利用者の操作に応じて供給ノズルから供給される。
例えば特許文献1には、貯留タンクとして冷水タンクと温水タンクとを備える飲料供給装置が開示されている。この飲料供給装置において、ハウジングの上面中央には、飲料ボトルを装着させるための連結凹部が形成されている。この連結凹部は、飲料ボトルの首部を内嵌させる内面形状を有するとともに、その中心軸に沿って上向きに突出する連通筒部を備えている。この連通筒部は、ウォータボトルの首部内に上向きに挿入されて飲料ボトルと冷水タンク内とを互いに連通し、飲料ボトルから取り入れた水を冷水タンクに供給している。
このような飲料供給装置にあっては、加熱又は冷却といった温調された水を簡易に利用することができる。しかしながら、冷却された水を利用する際に、周囲の外気温や利用する人の感覚によっては冷えすぎていると感じることがある。また、薬の服用にあっては、冷却された水では冷たすぎる場合がある。そのため、常温の水を得ようとする場合には、冷水と温水とを交互に注ぎ、利用者自身で温度を調整する必要がある。
なお、例えば特許文献2には、小型の飲料ボトルから常温水を供給する飲料供給装置が開示されている。
特開2010−126189号公報 実用新案登録第3169251号公報
特許文献1に開示された飲料供給装置においては、飲料ボトルから装置内に水を取り入れる飲料取入部(連通筒部)が冷水タンクの内方へと進入しており、飲料ボトルからの水の取り入れが冷水タンク内で行われる。一方で、この冷水タンク内に貯留された水のうち上層に存在する水は概ね常温となっている。そこで、このような構成の飲料供給装置にあっては、冷水タンクの周壁部に常温水供給配管を接続することで、冷水タンクから常温相当の水を取り出すことができる。
しかしながら、この手法の場合、冷水タンク(タンク本体)の湾曲した周側壁に常温水供給配管を接続する必要があり、溶接などの接続作業が煩雑となる。また、冷水タンクの周囲は冷水の保温性を確保するために断熱材で覆われているので、常温水供給配管が接続されることで、冷水タンク(タンク本体)の断熱性に影響を及ぼす可能性がある。さらに、製品のラインナップとして、常温水を取り出す仕様と、常温水を取り出さない仕様とを予定した場合、各仕様に応じて冷水タンクを変更する必要がある。
また、温水タンクと冷水タンクとの間で水を循環させて熱殺菌を行う場合、温水タンク内の温水が冷水タンクへと送り出されるため、冷水タンク内が温水で満たされた状態となる。そのため、冷水タンクから常温水を取り出す構成にあっては、熱殺菌時に、常温水を取り出すことができないという不都合がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、温調された飲料のみならず常温のままの飲料も供給することができる飲料供給装置を簡素な構成で実現することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、飲料ボトルから取り入れた飲料を供給ノズルから供給する飲料供給装置において、ボトル載置部の下方に配置され、ボトル載置部に載置される飲料ボトルから飲料を取り入れる飲料取入部と、飲料取入部の下端から下方に離間して配置され、周側壁を有し、所定の温度に温調された飲料を貯留する貯留タンクと、飲料取入部と貯留タンクとの間に接続され、飲料取入部から取り入れた飲料を貯留タンクに供給する接続配管と、を有し、接続配管は、当該接続配管の途中から分岐され、常温の飲料を供給ノズルに導く常温水供給配管を備え、常温水供給配管は、貯留タンクの周側壁に対向しつつ下方に延び、貯留タンクの底面側に接続された所定の温度の飲料を供給ノズルに導く別の供給配管と供給ノズルの上流で合流することを特徴とする。
ここで、本発明において、飲料取入部は、底面側が閉塞された有底筒状の取入部本体と、取入部本体の底面中央に設けられ、当該底面を貫通して上下方向に延在する円筒部と、を備え、貯留タンクは、底面側が閉塞された有底筒状のタンク本体と、タンク本体の上面を閉塞するタンク蓋と、タンク蓋に設けられ、貯留タンクの内外を連通する連通孔を備えた配管接続部と、を備えることが好ましい。この場合、接続配管は、一方の端部が円筒部の下端に接続され、他方の端部が配管接続部に接続されていることが好ましい。
本発明によれば、常温水供給配管を備える接続配管が、飲料取入部と貯留タンクとの間に配設されている。そのため、常温環境にある水、すなわち、常温水を供給ノズルから供給させることができる。これにより、温調された飲料のみならず常温のままの飲料も供給する飲料供給装置を簡素な構成で実現することができる。
本実施形態に係る飲料供給装置の外観を示す斜視図 本実施形態に係る飲料供給装置の内部構成を模式的に示す図 本実施形態に係る飲料供給装置の配管構成を概略的に示す説明図 本実施形態に係る飲料供給装置の要部を模式的に示す図 本実施形態に係る飲料供給装置の要部を模式的に示す図
以下、図面を参照しつつ本実施形態に係る飲料供給装置1について説明する。ここで、図1は、本実施形態に係る飲料供給装置1の外観を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る飲料供給装置1の内部構成を模式的に示す図である。図3は、本実施形態に係る飲料供給装置1の配管構成を概略的に示す説明図である。図4は、本実施形態に係る飲料供給装置1の要部を模式的に示す図である。図5は、本実施形態に係る飲料供給装置1の要部を模式的に示す図である。
本実施形態に係る飲料供給装置1は、飲料を所定の温度に加熱して又は冷却して、或いは、常温のまま供給する装置である。本実施形態では、飲料として水を例示するが、これ以外の飲料であってもよい。
この飲料供給装置1は、装置本体である筐体2と、その内部に収容される冷却タンク3及び加熱タンク4と、操作パネル5とを主体に構成されている。
筐体2の上端部には、ボトル載置部20が設けられており、当該ボトル載置部20には、飲料が充填された飲料ボトル6を載置することができる(図4及び図5において、飲料ボトル6は省略されている)。ボトル載置部20に載置された飲料ボトル6内の水は、周囲の温度に応じた常温となる。
飲料ボトル6は、図2に示すように、当該飲料ボトル6の上端部から突き出した飲料取出口60を下方に向けた状態でボトル載置部20に載置される。この載置状態において、飲料取出口60は、ボトル載置部20の中央に設けられた挿入凹部21に挿入される。
ボトル載置部20の下面(裏面)側には、ボトル載置部20に載置された飲料ボトル6から水を取り入れる飲料取入部22が設けられている。飲料取入部22は、底面側が閉塞された筒状部材からなる取入部本体22aと、この取入部本体22aの底面中央に設けられ、当該底面を貫通して上下方向に延在する円筒部22bとで構成されている。
取入部本体22aの上端側の内周面は、挿入凹部21の下端側の外周面に対して嵌合する嵌合部をなしており、取入部本体22aは、ボトル載置部20の下面側から、挿入凹部21に対して嵌合固定される。
円筒部22bは、取入部本体22aの上端より突出した高さに設定されており、その先端部は挿入凹部21の内方まで到達している。円筒部22bの先端部は、上方に向かって膨出するような半球形状に形成されており、当該先端部より若干下がった位置には、給水開口22cが形成されている。
飲料ボトル6がボトル載置部20に載置され、飲料取出口60が挿入凹部21に挿入されると、円筒部22bが飲料取出口60から飲料ボトル6の内部に挿入される。この際、円筒部22bの給水開口22cも飲料ボトル6の内部に位置する。このため、飲料ボトル6に溜められている水は、給水開口22cから円筒部22bの内部へと流入し、飲料ボトル6内の水が、飲料供給装置1の内部へと取り入れられる。円筒部22bの下端には、後述する接続配管25が接続されており、円筒部22bに流入した水は、接続配管25を経由して冷却タンク3に供給される。
冷却タンク3は、冷却(温調)された水を貯留する金属製の貯留タンクであり、筐体2内の上方に位置する空間部に配置されている。この冷却タンク3は、飲料取入部22よりも下方に配置されている。
冷却タンク3は、底面側が閉塞された有底筒状のタンク本体30を備えている。タンク本体30の周側壁の下側領域には、タンク本体30内の水を冷却するための熱交換部70が設置されている。
筐体2の底部には、冷却装置71が設けられており、この冷却装置71は、熱交換部70との間で冷媒を循環させる冷媒配管(図示せず)を備えている。冷媒配管を介して冷媒が循環し、熱交換部70に冷却された冷媒が供給されることで、冷却タンク3に溜まっている水(特に下側に貯留される水)が冷却される。
また、タンク本体30は、保冷性を確保するために、その周囲が断熱材32により覆われている。断熱材32は、例えば発泡スチロール等により構成されている。
冷却タンク3は、タンク本体30の上面を閉塞するタンク蓋35を備えている。このタンク蓋35は、例えば樹脂材料から形成されており、その上面には、後述する配管接続部36を除き、断熱材(図示せず)が配設されている。
タンク蓋35の所要の位置には、冷却タンク3の内外を連通する貫通孔を備えた筒状の配管接続部36が設けられている。配管接続部36には、タンク蓋35の上面側から接続配管25が接続されており、接続配管25を流れた水はタンク蓋35を通過してタンク本体30に供給される。接続配管25の出口端部(下端)は、タンク蓋35よりも下方、例えば配管接続部36の下端まで到達している。なお、配管接続部36を含むタンク蓋35と、接続配管25とは一体に形成される形態であってもよい。
タンク蓋35の下面側(すなわち、冷却タンク3の内側)には、弁体37を備えるフロート38が設けられている。フロート38は、タンク蓋35に対して回動可能に取り付けられており、冷却タンク3内の液面の上下動に応じて回動する。弁体37は、フロート38の回動動作に応じて上下方向に移動することで、配管接続部36の下端側(接続配管25の出口端部)を開閉する。冷却タンク3内の水は、フロート38及び弁体37の動作により、所定の水位に維持される。
具体的には、水の消費に応じて、冷却タンク3内の水位が低下すると、フロート38が、図4における反時計回り方向へと回動する。弁体37は、フロート38の回動に応じて配管接続部36の下面側から離間し、これにより、配管接続部36の下面側が開放される。その結果、飲料ボトル6から接続配管25を介して冷却タンク3へと水が供給され、冷却タンク3内の水位が上昇する。一方、フロート38は、水位の上昇に応じて図4における時計回り方向へと回動する。弁体37は、フロート38の回動に応じて配管接続部36の下面側を閉塞し、これにより、接続配管25からの水の流入が停止される。このように、冷却タンク3には、消費に応じた水が飲料ボトル6から供給される。
冷却タンク3には、上下方向の中間位置に仕切板39が設置されている。冷却タンク3内の水は、仕切板39を境に、仕切板39よりも上側の水と、熱交換部70と位置的に対応する、仕切板39よりも下側の水とに仕切られる。この構成により、熱交換部70により冷却された下側の水と、未冷却の上側の水とが混合することが抑制され、冷却した水が温められてしまうという事態を抑制することができる。
冷却タンク3の底面側には、冷水供給配管33(別の供給配管)が接続されており、冷水供給配管33には、冷水用電磁弁34が設けられている。冷水供給配管33の冷水用電磁弁34よりも下流側は、供給ノズル11に接続されている。供給ノズル11は、利用者が飲料の供給を受けるためのものであり、その先端側は筐体2の外部に延出している。供給ノズル11の先端部は、冷却タンク3に溜まる水の液面より下方となる位置に設定されている。操作パネル5などの操作により冷水の給水指示がなされると、冷水用電磁弁34が開かれ、冷却タンク3内の冷えた水が、冷水供給配管33を介して供給ノズル11から供給される。
加熱タンク4は、加熱(温調)された水を貯留する貯留タンクであり、筐体2内の中間に位置する空間部に配置されている。加熱タンク4は、冷却タンク3よりも下方、冷却装置71よりも上方に配置されている。加熱タンク4にはヒータ(図示せず)が設置されており、当該ヒータにより加熱タンク4内の水が加熱される。
加熱タンク4の上面側には、中継配管40が接続されており、この中継配管40の他端は、冷却タンク3に接続されている。具体的には、冷却タンク3内の仕切板39の中央部には貫通孔が穿孔されている。また、冷却タンク3の内部には、上下方向に沿って延在する中空のパイプ部41が配置されている。パイプ部41の上端は仕切板39に接続され、当該パイプ部41の中空部が仕切板39の貫通孔と連通されている。中継配管40の他端側は、冷却タンク3の底面を貫通した状態でパイプ部41の中空部に配設されており、その先端が仕切板39まで到達している。
冷却タンク3内の仕切板39よりも上側の水は中継配管40に流入すると、当該中継配管40を経て加熱タンク4へ供給される。このように、加熱タンク4への水の供給は、飲料ボトル6から直接行われるのではなく、冷却タンク3から行われる。
加熱タンク4の上部には、温水供給配管42が接続されており、当該温水供給配管42には、温水用電磁弁43が設けられている。温水供給配管42の温水用電磁弁43よりも下流側は、冷水供給配管33と同様、供給ノズル11に接続されている。操作パネル5などの操作により温水の給水指示がなされると、温水用電磁弁43が開かれ、加熱タンク4内の加熱された水が、温水供給配管42を介して供給ノズル11から供給される。
なお、加熱タンク4から水が供給されると、供給された分の水が冷却タンク3から加熱タンク4へと供給される。同様に、加熱タンク4への供給分の水が飲料ボトル6から冷却タンク3へと供給される。
また、加熱タンク4の上部には、循環配管44が接続されており、当該循環配管44には、電動で開閉駆動する電動式開閉弁である循環用電磁弁45が設けられている。循環配管44の他端は、冷却タンク3の下面側に接続されており、循環配管44を介して加熱タンク4と冷却タンク3とが相互に接続されている。操作パネル5などの操作によりクリーニング指示がなされると、通常は閉じた状態の循環用電磁弁45が開かれる。これにより、加熱タンク4内の加熱された水が冷却タンク3に送られ、冷却タンク3内が加熱された水で満たされるので、冷却タンク3内の熱殺菌(クリーニング)を実施することができる。冷却タンク3と加熱タンク4との間に循環配管44を追加することで、中継配管40と循環配管44とにより冷却タンク3と加熱タンク4との間で水が循環し、クリーニングの際、水を素早く循環させることができる。
図1に示すように、筐体2の正面(前面)2aの中央部には、所要の大きさを備える筐体開口24が設けられており、当該筐体開口24には化粧パネル50が配設されている。
化粧パネル50の上部には、正面側へと張り出した膨出部51が設けられている。膨出部51は、上側から下側にかけて正面側に突き出すように傾斜する傾斜形状とされており、当該膨出部51の表面には操作パネル5が配設されている。操作パネル5には、利用者からの操作を受け付けるための操作手段が配置されている。操作手段としては、タッチパネルやダイヤル、スイッチ等を用いることができるが、これ以外の操作手法を用いるものであってもよい。利用者は、この操作パネル5への操作を通じて、温水、冷水又は常温水に対する給水指示や、飲料供給装置1が備える各種機能に対する実行指示を行うことができる。
また、膨出部51よりも下側の化粧パネル50には、上側から下側にかけて筐体2の内側に入り込むように傾斜する傾斜壁部52と、当該傾斜壁部52の下側に連設されて、鉛直方向に起立する縦壁部53とが設けられている。この傾斜壁部52と、縦壁部53と、筐体2をなす左右の側面2b,2cとにより、供給ノズル11から供給される水を受けるための給水空間Sが形成される。
傾斜壁部52にはノズル開口52aが設けられており、当該ノズル開口52aには、上述した供給ノズル11の先端部が下向きに突き出すように配置されている。ノズル開口52aから突き出した供給ノズル11の先端部は、ノズルカバー54により覆われている。
給水空間Sの下端には、コップ等の容器を載置したり、容器から溢れた水を受け止めたりするためのドリップトレイ55が配置されている。飲料供給装置1の使用時には、ドリップトレイ55上の所定位置に容器を置き、操作パネル5に対して所定の給水操作を行うことで、供給ノズル11から供給される水を容器で受けることができる。
本実施形態の特徴の一つとして、飲料供給装置1は、冷水を供給する機能及び温水を供給する機能を備えるのみならず、常温水を供給する機能も備えている。
具体的には、図4に示すように、飲料ボトル6から水を取り入れる飲料取入部22と、冷却タンク3とは、上下方向に沿って一定距離だけ離間されている。そして、飲料取入部22と、この飲料取入部22の下端から下方に離間して配置された冷却タンク3との間に、接続配管25が配設されている。この接続配管25の一端は、飲料取入部22における円筒部22bの下端に接続され、接続配管25の他端は、タンク蓋35の上面側から配管接続部36に接続されている。すなわち、接続配管25により、飲料取入部22の下端部と冷却タンク3の上面部との間が接続されることとなる。
接続配管25は、当該接続配管25から分岐する常温水供給配管26を備えている。常温水供給配管26は、飲料取入部22から取り入れた水を供給ノズル11に導く配管であり、この常温水供給配管26には、常温水用電磁弁27が設けられている。常温水供給配管26の常温水用電磁弁27よりも下流側は、上述した冷水供給配管33及び温水供給配管42と同様、供給ノズル11に接続されている。操作パネル5などの操作により常温水の給水指示がなされると、常温水用電磁弁27が開かれ、飲料ボトル6内の水(常温水)が、飲料ボトル6の直下に接続する接続配管25及び常温水供給配管26を介して供給ノズル11から供給される。
本実施形態において、常温水供給配管26は、接続配管25とは独立した別部品からなり、接続配管25の分岐部と、供給ノズル11とにそれぞれ接続されている。常温水供給管26は、可撓性を備えるパイプ、例えばシリコンゴム製のチューブで構成されている。接続配管25や供給ノズル11は筐体2a内での位置が予め固定されているため、常温水供給配管26をこのような構成で実現することで、常温水供給配管26の組み付けが容易となる。また、飲料供給装置1は、一定の使用期間を経過すると事業者により回収され、再利用される場合があるが、常温水供給配管26をこのような構成で実現することで、再利用時における洗浄作業、部品の交換作業が容易となる。
このように本実施形態において、飲料供給装置1は、飲料ボトル6から取り入れた水を供給ノズル11から供給するものである。この飲料供給装置1は、ボトル載置部20の下方に配置され、ボトル載置部20に載置される飲料ボトル6から飲料を取り入れる飲料取入部22と、飲料取入部22の下端から下方に離間して配置され、所定の温度に冷却された飲料を貯留する冷却タンク3と、飲料取入部22と冷却タンク3との間に接続され、飲料取入部22から取り入れた水を冷却タンク3に供給する接続配管25と、を有している。この場合、接続配管25は、当該接続配管25の途中から分岐され、常温水を供給ノズル11に導く常温水供給配管26を備えている。具体的には、常温水供給配管26は、飲料ボトル6から接続配管25を経由して流れた飲料を供給ノズル11に導いている。
この構成によれば、常温水供給配管26を備える接続配管25が、飲料取入部22と冷却タンク3との間に配設されている。そのため、飲料取入部22から取り入れた水を、冷却タンク3へと導く前に、当該冷却タンク3をバイパスさせて供給ノズル11へと導くことができる。これにより、常温環境にある飲料ボトル6の水、すなわち、常温水を供給ノズル11から供給させることができる。
また、本実施形態の手法によれば、接続配管25に対して常温水供給配管26が接続しているので、当該常温水供給配管26を冷却タンク3のタンク本体30に接続する必要がない。そのため、タンク本体30の湾曲した周側壁に常温水供給配管26を接続する必要がないので、タンク本体30に溶接をするなどの煩雑な作業が不要となる。また、タンク本体30の全域を断熱材32で覆うことができるので、冷却タンク3(タンク本体30)の断熱性を適切に確保することができる。もっとも、本実施形態であっても、接続配管25は、冷却タンク3をなすタンク蓋35に接続されているが、タンク蓋35はタンク本体30と異なり断熱性を確保した部材で形成することができるので、当該タンク蓋35に接続配管25を接続することによる断熱性への影響は低く抑えることができる。また、常温水の供給を行わない仕様の製品においては、接続配管25をストレート状の配管に交換すればよく、冷却タンク3を共用化することができ、汎用性に優れた装置を提供することができる。これにより、温調された飲料のみならず常温のままの飲料も供給する飲料供給装置1を簡素な構成で実現することができる。
加えて、熱殺菌を実施した場合、加熱された水は一定の循環時間(例えば4時間程度)だけ循環される。このため、熱殺菌は、外出時や就寝前に実施することとなるが、夜中に目が覚めて水を飲もうとした場合に、水が使えず不便という問題がある。この点、本実施形態によれば、接続配管25に常温水供給配管26を接続しているため、この常温水供給配管26が、熱殺菌時における温水の循環経路から独立している。このため、温水循環による殺菌時でも常温水の取り出しが可能となる。
また、本実施形態において、飲料取入部22は、底面側が閉塞された有底筒状の取入部本体22aと、取入部本体22aの底面中央に設けられ、当該底面を貫通して上下方向に延在する円筒部22bと、を備えている。一方、冷却タンク3は、底面側が閉塞された有底筒状のタンク本体30と、タンク本体30の上面を閉塞するタンク蓋35と、タンク蓋35に設けられ、冷却タンク3の内外を連通する連通孔を備えた配管接続部36と、を備えている。そして、接続配管25は、一方の端部が円筒部22bの下端に接続され、他方の端部が配管接続部36に接続されている。
この構成によれば、飲料取入部22の下端部と冷却タンク3の上面部との間が、接続配管25により接続されることとなる。そのため、飲料ボトル6から取り入れた水を、冷却タンク3へと導く前に、当該冷却タンク3をバイパスさせて供給ノズル11へと導くことができる。その結果、冷却タンク3のタンク本体30に常温水供給配管26を接続することなく、常温環境にある飲料ボトル6の水、すなわち、常温水を供給ノズル11から供給させることができる。これにより、温調された飲料のみならず常温のままの飲料も供給する飲料供給装置1を簡素な構成で実現することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、上述した実施形態では、冷水供給配管、温水供給配管及び常温水供給配管に配設した弁を電磁弁で構成したが、これらの電磁弁のいずれかを機械式弁に置き換えてもよい。また、本実施形態では、冷水供給配管、温水供給配管及び常温水供給配管を供給ノズルの上流で合流させ、単一の供給ノズルに接続しているが、供給ノズルを供給配管毎に設ける構成であってもよい。
1 飲料供給装置
11 供給ノズル
2 筐体
20 ボトル載置部
21 挿入凹部
22 飲料取入部
22a 取入部本体
22b 円筒部
22c 給水開口
24 筐体開口
25 接続配管
26 常温水供給配管
27 常温水用電磁弁
3 冷却タンク
30 タンク本体
32 断熱材
33 冷水供給配管
34 冷水用電磁弁
35 タンク蓋
36 配管接続部
37 弁体
38 フロート
39 仕切板
4 加熱タンク
42 温水供給配管
43 温水用電磁弁
44 循環配管
45 循環用電磁弁
5 操作パネル
50 化粧パネル
6 飲料ボトル
60 飲料取出口
S 給水空間

Claims (2)

  1. 飲料ボトルから取り入れた飲料を供給ノズルから供給する飲料供給装置において、
    ボトル載置部の下方に配置され、前記ボトル載置部に載置される前記飲料ボトルから飲料を取り入れる飲料取入部と、
    前記飲料取入部の下端から下方に離間して配置され、周側壁を有し、所定の温度に温調された飲料を貯留する貯留タンクと、
    前記飲料取入部と前記貯留タンクとの間に接続され、前記飲料取入部から取り入れた飲料を前記貯留タンクに供給する接続配管と、を有し、
    前記接続配管は、当該接続配管の途中から分岐され、常温の飲料を前記供給ノズルに導く常温水供給配管を備え
    前記常温水供給配管は、前記貯留タンクの前記周側壁に対向しつつ下方に延び、前記貯留タンクの底面側に接続された前記所定の温度の飲料を前記供給ノズルに導く別の供給配管と前記供給ノズルの上流で合流することを特徴とする飲料供給装置。
  2. 前記常温水供給配管は、当該接続配管の途中から分岐される分岐部と前記供給ノズルとにそれぞれ接続されて常温の飲料を前記供給ノズルに導く可撓性を有する管であり、
    前記飲料取入部は、
    底面側が閉塞された有底筒状の取入部本体と、
    前記取入部本体の底面中央に設けられ、当該底面を貫通して上下方向に延在する円筒部と、を備え、
    前記貯留タンクは、
    前記底面側が閉塞された有底筒状のタンク本体と、
    前記タンク本体の上面を閉塞するタンク蓋と、
    前記タンク蓋に設けられ、前記貯留タンクの内外を連通する連通孔を備えた配管接続部と、を備え、
    前記接続配管は、一方の端部が前記円筒部の下端に接続され、他方の端部が前記配管接続部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載された飲料供給装置。
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